登録日:2014/07/18(土) 12:58:22
更新日:2025/05/01 Thu 21:40:51
所要時間:約 9 分で読めます
“ S ” マスク・ド・マスキュリン
Mask De Masculine
[職業]滅却師
[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」
[誕生日]10月20日(てんびん座)
[身長]200cm
[聖文字]“ S ”
[能 力]The Superstar ― 英雄 ―
― 声援を受けると戦闘力が上がる
[完聖体]??????
[CV]間宮康弘
† 概要
最終章「千年血戦篇」における敵対組織『見えざる帝国』に所属する滅却師であり、
星十字騎士団の一員である。
プロレスラーのような
マスクとチャンピオンベルトが特徴の大柄な男性。
名は体を表すを地で行く。
ジェイムズという付き人を連れている。
† 人物
一人称は
「ワガハイ」。
非常に豪快な性格でスーパースター・ヒーローを自称しているものの、実際には単に
自分が正義で敵が悪党というごっこ遊びのようなもの。
『
正義』に関して
東仙のような背景や主義があるわけではなく、どんな相手であろうと構わず「悪党」呼ばわりして殴り掛かる上に、
その戦い方も、幾ら復活するとはいえ泣き叫ぶジェイムズをも平気で巻き込んで敵を攻撃するなど、お世辞にもヒーローとは言い難い。
更に激昂すると
「正義とか悪とかもう関係ねえ!!! ブチ殺す!!!!」と言っていることから、完全にノリだけで正義や悪といった言葉を語っていると思われる。
ちなみに倒した「悪党」の顔は覚えない主義であるため、一度倒した恋次が復活して再び自分の前に立ち塞がった際にはその名前を忘れていた。
しかし彼の戦いぶりや発言の数々は一部のファンから謎の人気を得ている。
でも63巻の表紙はエス・ノトに取られてしまった。
ジェイムズ
元気出してーーーー!!スーパースターーーーー!!!
マスキュリンの付き人である眼鏡をかけたスキンヘッドの小男で、ゴングを持ち歩いている。
マスキュリンを「ミスター」「スーパースター」と呼ぶ。
ジェイムズとは一蓮托生で、マスキュリンはいくらダメージを受けてもジェイムズの声援を浴びれば復活する。
ジェイムズもまたマスキュリンが生きている限り、消滅してしまってもマスキュリンにジェイムズと呼ばれるか、時間を置けば復活できる。
また、そのカラクリを知った敵から胴体を真っ二つにされたり、バラバラに切り刻まれたりしても復活しており、
マスキュリンの最大の
必殺技を喰らっても復活出来るとの言から、マスキュリンを倒さない限り、ジェイムズもまた倒せないと思われる。
マスキュリンの死後、陛下は「ジェイムズが死んだ」と言っているので或いはこちらのほうが本体だった可能性もある。
+
|
正体 |
後に公式ファンクラブのQ&Aにて正体が判明。
ユーハバッハの言葉通りジェイムズが本体であり、マスキュリンはジェイムズにとっての理想の英雄であると明言された。
自身の分身に適当に巻き添えで灰にされた上に結局分身も敗北するというあんまりな最期になってしまっている。
すなわちマスキュリンではなくジェイムズこそが星十字騎士団の正規メンバーであり、
実際のところ、聖文字S「英雄」は声援でパワーアップする能力ではなく、「自分にとって理想の英雄を生み出す能力」であったと考えられる。
ヒーローを気取りながらも、いざ追い詰められるとヒーローであることを捨てて激高してしまう面は、本来のジェイムズの精神性も反映していたのかもしれない。
|
† 戦闘能力
◇─ 英雄
聖文字“S”の能力。
ジェイムズの声援を浴びることであらゆる傷を瞬時に回復することができるほか、パワーアップも可能。おまえは
どこのイタリアのワレアゴ英雄だ。
戦い方自体は
パンチや
キックなどの肉弾戦を主体としたものであり、短絡的な思考から策略を巡らせることもない正攻法。
だが、それに「ジェイムズの声援があればどんなダメージも即座に回復でき、パワーアップする」というこの能力が合わさることで、
「例え戦闘開始直後は実力で劣る敵であっても、回復とパワーアップを繰り返すことでいずれ凌駕する」という、ある意味ヒーローっぽい泥仕合的な粘り強さを発揮する。
ちなみに「ヒーロー」を意識しているためか、やたらと多くの技を持っており名前を付けている。
スーパースターと名乗っているためか技の名前にも「スター」が付く。
なおやることは名前通りである。
◇─ 完聖体
名称は不明。霊子の色は赤色。
星形の光輪と
マントのような翼が発生する。特異な能力は無いようでおそらく純粋な自己強化と思われる。
この状態で最大の必殺技である『スター・フラッシュ・スーパーノヴァ』を放つ。
一応完聖体発動時に
「神の威光をまといし」と発言しているので『神の威光』が完聖体名ではないかと思われるが、読み方は不明である。
◇─ 技
マスクから星形の光線を放つ必殺技。ローズを一撃で倒す威力を誇る。
星の紋章が現れた拳で繰り出すパンチ。自称通常の10倍の威力。
しかし零番隊で修行した後の恋次には片手で受け止められ、「殺『人』パンチじゃ死神は殺せねぇか?」と皮肉られた。
掛け声は「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺!!!!」
不意討ちとはいえ修行前の恋次を一発で倒す。
ただの飛び膝蹴り。
一応スター・ヘッドバットの強化版。
その後のワンマイル・アーツと呼ばれるラッシュ時の掛け声は「星星星星星星星星星星星星星☆☆☆☆!!!!」
完聖体となった状態で繰り出すマスキュリン最大最強の必殺技であり、前述のスター・フラッシュの強化版。
天空に巨大な五芒星を描き、そのまま星型の光弾として落下させ広範囲を消し飛ばす。
その威力、範囲はスター・フラッシュの比ではないが、修行後の卍解恋次には全く通用しなかった。
† 活躍
◇─ VS白哉&恋次
見えざる帝国による尸魂界第一次侵攻の際には、
白哉、
恋次と交戦している
エス・ノトの元に駆け付けようとするが、
白哉が予め床下を崩していたため床を突き破って遥か下に落下してしまう。
その後、白哉を倒したエス・ノトに向けて卍解を使おうとした恋次を不意討ちの『スター・ドロップキック』で倒した。
なお、基本的に見えざる帝国の滅却師は「敵が卍解をしようとした場合はメダリオンでその卍解を奪う」という戦法を用いており、
本来ならマスキュリンはここで恋次の卍解を奪っておくべきなのだが、情報(ダーテン)をちゃんと読んでいなかった彼は「副隊長でも卍解を使う者がいる」ということを知らず、
それもあってメダリオンを使わず、不意打ちで恋次を倒したのである。
そしてこれがある意味では巡り巡って命取りとなった
◇─ VS檜佐木&一角&弓親
第二次侵攻では、まず
一角&
弓親&
檜佐木と交戦。
原作では割愛されたが、アニメでは具体的な戦いの内容が追加された。
3対1の覆面剥ぎデスマッチ一本勝負とチェーンデスマッチという戦いの末に3人は一度はマスキュリンを倒す。
しかし能力の詳細も分からずにジェイムズを放置したために彼の声援を受けて復活し、第二ラウンドとなる。
マスキュリン「スーパースターは第2ラウンドがある!!」
そして復活だけならいざ知らず、更にパワーアップまでしてしまったマスキュリンには歯が立たずに瞬く間に倒されてしまった。
◇─ VS拳西&ローズ
一角&弓親&修兵を圧倒して地に這わせ、元
仮面の軍勢にして隊長
六車拳西・ローズらと交戦することに。
この時点では駆け付けた六車拳西の卍解『鉄拳断風』に圧倒され「こんなモンにやられやがったのか!? あのバカ(修兵)は!!!!」と言われる程度の実力であった。
ジェイムズ「そんな…負けないで下サイよ! ミスター! ミスターああああああ!!」
拳西「やれやれ、敵が情けねえせいで俺らが悪者みたいじゃねえか」
檜佐木「ち… 違う… 隊長…!」
檜佐木「先に… 先にその小さいのを片付けないと…!!」
ジェイムズ「立って下サイよ スーパースターああああああ!!!!」
ワガハイはS! 英雄 マスク・ド・マスキュリン!!! 声援こそがワガハイの力である!!!
復活したマスキュリンによって、拳西とローズはあっけなく吹っ飛ばされてしまった。
その後、起き上がった拳西は再びマスキュリンに挑むもフルボッコにされ、『鉄拳断風』の攻撃を喰らわせてまた押し始めたものの、
更なる応援によりマスキュリンは再度パワーアップし、片手で『鉄拳断風』の攻撃を受け止め、拳西をカウントを取るまでもなくKO。
するとその隙を付いてローズがジェイムズを真っ二つにしてしまった。
更にローズは卍解『金沙羅舞踏団』を披露してマスキュリンを追い詰めるが、「音楽を聞かせることにより相手に作用する」という性質を解説してしまったために、
マスキュリンに「自らの鼓膜を潰し聴覚を失う」という対抗策を取られ、動揺したローズは『スター・フラッシュ』を喰らい瞬殺された。
この漫画のキャラは誰も彼も皆お喋りである。
◇─ VS恋次
マスキュリンが勝利の余韻に浸っていた所、ローズはまだかろうじて意識が残っており、指が動いていたのがバレてしまったために、
マスキュリンは再度『スター・フラッシュ』を放つが、そこに修行から戻ってきた恋次が現れ始解で軽々と防いでしまった。
マスキュリンは復活したジェイムズから3度目の応援を受けて『スター・ロケット・ヘッドバット』『スター・殺人パンチ』を放つもこれらも恋次には全く通じなかった。
そして恋次によってジェイムズは細切れにされ、マスキュリンも胴を深く斬られてしまう。
だが、マスキュリンは持ち応え、細切れになってもお構い無しに復活したジェイムズから4度目となる応援を受けて、今度は変身。
スター・パワーアップが完了したらしく、服を引き裂いてパンツ一丁になった。すごく・・・大きいです・・・♂
また、星形のニップレスを着用している。
恋次「なんでパワーアップするとマスクの模様まで変わってんだよ…」
その後、『スター・ラリアット』で恋次を吹っ飛ばし、続けて猛烈なラッシュを浴びせ、ご機嫌になった彼は滅却師完聖体へと変身した。
そして、最大の必殺技である『スター・フラッシュ・スーパーノヴァ』でジェイムズ諸共恋次を消し飛ばしたかに見えたが、
恋次は卍解『双王蛇尾丸』を発動して、その攻撃を無傷で防いでいた。
更に恋次に腕を折られてしまいキャラ崩壊するほど激昂して飛び掛かるも、
蛇尾丸で胸を貫かれた後、『蛇牙鉄炮』により止めを刺されたのだった。
彼自身の能力を考えると、この状態でもジェイムズの声援があれば復活できた可能性があるが、
直前によりによって自分でジェイムズを消し飛ばしてしまったことで、復活することが出来ず、敗北してしまった。
その顛末だけを見れば、実質自身の実力の過信による自滅とも捉えられる。
余談だが、彼の死後、陛下が彼の魂を吸収したのだが、その後の陛下の髭が初登場時と比べると異常に伸びている。
(伏線だという説もあったが……)特に何もなかった
ちなみに、マスキュリンにいい様にやられてしまったこと、その後恋次がかなり余裕をもってそのマスキュリンを倒したことから、
この流れを見て拳西とローズが
かませ犬物凄く弱く見えてしまった人も多いと思うが、
拳西は
一護の虚化の修行中、暴走する卍解+虚化状態の彼を始解のみで叩き伏せられるほどの実力を見せており、
ローズも、その拳西に応援二回のバフで圧勝したマスキュリンを卍解で翻弄し、うっかり能力を喋らなければそのまま勝てていた可能性もある上、
そもそも戦場で聴覚を失うなど、普通ならば即座に退却すべき緊急事態であり、マスキュリンだからこそ有効な防御手段になったというだけである。
これらの点から、決して彼らが弱いわけではなく、マスキュリンの能力や戦い方と相性が悪かったせいで敗北しただけと言えよう。
マスキュリン、そしてそれに圧勝する恋次があまりに強すぎたのだ。
† 台詞集
「フハハハハハハハハハハハハハ!!!」
「勝利したとはいえ、ギャラリーが無いのは淋しいものだなジェイムズ!!」
「いざ行かん!!遅れを取るなよジェイムズ!!」
「仕方が無いな!10カウントで片付けてやろう!」
「10カウントは必要あるまい」
「ジェイムーーーズ!! おのれ罪も無い一ファンを傷つけるとは卑怯な奴め!!」
「むっ!?まだ息があったか…悪党のくせに忌々しい生命力だ! 許せん!死ね!」
「悪党など所詮卑怯なものなのだからどんどん卑怯な手を使って構わんのだぞ!」
「声援がほしいぞジェイムズ!!ファンの声援でワガハイは癒されたい!」
「鼓膜爆誕! 輝かしき鼓膜の復活劇である!!果てしなくよく聞こえるぞ!どうだ悪党!ためしに何か喋って見るがいい!」
「悪口確認!許さぬ!とうっ!スター・ロケット・ヘッドバット!!」
「どうやら運だけはあるようだな…」
「貴様は一つ誤ちを犯してしまった…今の一撃でこのスターの怒りを買ったのだ… 」
「見よ! 怒りと共に拳に浮き出る星の紋章!! これぞ悪を挫く選ばれしスターの証!!! くらえ! スター…殺人パンチ!!!」
「正義の力で大人しく脳漿ブチ撒いて死ぬがよい!!」
「きっ…貴様ああああああ!!!悪党風情がヒーローの拳を受け止めて…いいと思っておるのかあああああああ!!!」
「ひっ…卑怯だぞ貴様あ!!!」
「死な~~ぬ、死な~~ぬう~~スターが悪党にィ~~やられて死ぬわけにはいか~~ぬう~~♪そうっ思わんか、ジェイム~~~ズ!!! 」
「ぬっ…ぬうおおおおおおおお!! エナジイイイイイみなぎるぅぅうううううう!!!!」
「スター・パワーアップ…完了! 悪党よ、見せ場は終わりだ! 死んで良いぞ!」
「三下の悪役がどうやってそこまで強靭な悪党に成長したのか知らんが…ワガハイの真の力を目にする事ができるのは悪党にとっては光栄と言えよう!」
「どうだあ!!真の力を手にしたワガハイの力は。1マイル離れた悪をも倒す!人呼んで『ワンマイル・アーツ』!!星(セイッ)!!」
「ふはははははは!!!スーパースターの力の前に貴様はもはや壁に手をつく事も、地に足をつく事もまかりならん!!」
「貴様は永久に空中を吹き飛び続け、そして神の威光をまといしスーパースターの前に、地に戻る事無く塵となって死ぬのだ!!!」
「さらば!!!悪党よ!!!」
「心配するなジェイムズ!! ワガハイ(スター)とお前(ファン)は一心同体!! ワガハイが生きておればお前もいずれ甦る!!」
「ワガハイの心は貴様を倒す正義の使命に今、燃え尽きるほどに火を噴いておる!!!」
「くそがっ…くそったれがあああっ!!! スターの左腕をへし折りやがって!! 絶対に許さんぞ三下がァ!!!」
「正義とか悪とかもう関係ねえ!!! ブチ殺す!!!」
† 余談
アニメの公式サイトにおいてジェイムズの表記は「マスキュリンの付き人」という説明になっていたのだが、彼が退場した回以降は内容が変わっている。
また、上述の通り本来の聖十字騎士団メンバー(本体)はジェイムズなのだが、他の騎士団メンバーとの会話や会議への出席などはマスキュリンが行っており、
ナナナも「マスキュリンを倒した奴がどんな野郎か見に来てみれば」と言っているので、ジェイムズが本体だと知っているのは
ユーハバッハや彼に近いメンバーだけの可能性がある。
ヘイ、ONE! TWO!! THREEEEEEEEEE!!!
カンカンカンカンカン!
ヘイ、ジェイムズ! これで確認した荒らしはは垢BANした…だが…勝利したとはいえ、追記・修正が無いのは淋しいものだなジェイムズ!!
ヘェ! おっしゃる通りですミスター!
追記・修正は理想の英雄を生み出してからお願いします!!
最終更新:2025年05月01日 21:40