ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD

登録日:2014/09/06 Sat 20:24:14
更新日:2025/02/13 Thu 11:41:55
所要時間:約 19 分で読めます




ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』とは、EDGE RECORDSから販売されたオリジナルのドラマCD。現在までに3本が販売されている。
1本につき3~4人の少女が登場し、それぞれのストーリーが存在する。
『ぎゃーーーっ!』からは、前日談が公式サイトに記載されるようになった。


内容は、妹や幼馴染など多数のタイプの少女から萌え死ぬほど愛されて眠れなくなる、精神衛生上この上なく優しいCDである。
同じ作品でもそれぞれのストーリーはパラレルワールドとなっているが、特に心配する事はなく安心して見られる。
ちなみにヤンデレとは「ヤン坊マー坊天気予報」が語源であり、特に意味はないとのこと。


●『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』のキャラクター
  • 野々原 渚(声・落合祐里香)
「今日のお昼のお弁当はどうだった?」
主人公の妹。
料理や掃除など家事を得意としていて、お弁当もいつも作っている。
玉子焼きやロールキャベツなどを足を怪我した主人公に振る舞う兄想いな一面がある。
ゆえに、兄が最近遊んでくれずにさびしさを感じるなど、ちょっと繊細な性格なところもうかがえる。
どうしても外せない用事があるため、ご飯を作れなかった点もあるドジっ子。
警察犬並の嗅覚も有している。

シリーズを代表する人気キャラ。
オリジナルのドラマCDが故にシリーズ自体の知名度は高くないが、人気キャラの彼女だけは知っていると言う場合も珍しくはない。
MAD動画でも主に彼女との会話がネタにされる。


「ねえねえ、覚えてる? 私と最初に会ったときのこと」
主人公の幼馴染。
男勝りな面があるが、主人公の隣にいる事を望んでいる純情な少女。
他の女の子の話をすると嫉妬してしまう可愛らしい点も。
臭いを気にしたり、手を洗いまくるなど軽度の潔癖症なのもまた可愛らしい。
料理が得意で、八宝菜は絶品らしい。包丁を研ぐなど道具にこだわる。

「運命って、本当にあるんだって思ったんです」
園芸部に所属する同級生。
控えめな性格のためイジメられていたが、主人公に何度も助けられ、その末に恋人同士となる。
主人公と共に図書室で勉強したりするが、彼の八方美人な性格をあまりよく思っていないちょっと厳しい所も人気。
彼女が静かに語る話は最後に大きなどんでん返しが待っている。



●『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!』のキャラクター

「な、ななななななっ! す、好きかって……いきなり言われたら恥ずかしいじゃない!」
主人公に思いを寄せているツインテお嬢様。
感情表現が下手で、会いたいがために待ち伏せしたりするなどツンデレを地で行く性格。
ちょっと怪我をしただけで精密検査をさせたり、2時間でパスポートを作らせるなど、主人公のためなら金を惜しまない、実は優しい少女。
主人公と一分一秒でも長く一緒にいる事を願っており、かなりの甘えん坊である。本編はその願いが叶ったストーリー。
ペットとして軍用犬のオルトロスを飼っている。


  • 七宮 伊織(声・今野宏美)
「あなたが告白してくれたあの日、私はあなたの腕の中へ……」
クラスメイトで巨乳の巫女さん。
一生を神に捧げるべく恋愛は不要だと思っていたが、主人公の告白を受けてから彼のことを強く思うようになる。
目覚めたら主人公の顔が隣にあって平手打ちをしてしまったり、男性と手を繋ぐのは主人公がはじめてなど、かなりウブ。
主人公に聖水をぶっかける行為を披露した。


  • ナナ(声・金田朋子)&ノノ(声・あおきさやか)
「「一緒に遊ぼう、お兄ちゃん♪」」
ゴスロリ姿の双子。
ナナは左眼に眼帯をし、ロングヘアでドレスを着ており、大人しくも大胆な所がある。
ノノは右眼に眼帯をし、ショートヘアで燕尾服にショートパンツとボーイッシュなスタイルで、無邪気な性格。
公園で出会った主人公をお兄ちゃんと呼んで慕い、毎日のように遊んでいる。
行動を遊びに例える事が好きで、主人公が物を投げてしまった時は雪合戦と呼ぶなど、年相応に子供っぽい性格。
彼女らは本編でも主人公と仲良く鬼ごっこをしている。


  • 小鳥遊 夢見(声・広橋涼)
「うんっ! あたしもお兄ちゃん大好き!」
主人公をお兄ちゃんと呼んで慕う、隣の家に住む従妹。
家庭的な性格で、いつも主人公の好物ばかりよく作る。
趣味は主人公の写真を撮る事で、撮った写真は壁に飾っている可愛らしい所も。
髪を切るのが上手で、所持するハサミは切れ味抜群だとか。
彼女のストーリーは最近出会った他のヒロインの和やかな話で、特にまったりとしている。



●『ヤンデレ惨 ~ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD3~』のキャラクター

  • 桜ノ宮 慧梨主(声・河原木志穂)
「私、夢だったんです。大好きな人と……お出かけするの」
主人公とは遠縁の親戚で、亜梨主の双子の妹。
転入してきた主人公をお兄様と呼び、社交的な性格の姉も慕っている。
異性からの人気は高いが、触れ合うのは昔のトラウマで苦手。
内気な性格だったが主人公に大胆な告白をし、付き合っていく関係となった。
姉より秀でている面は少ないが、包丁さばきに自信がある。
デート前の彼女の儚げな心情がストーリーでは描かれている。


  • ユーミア(声・水原薫)
「今日からアナタがユーミアのマスターです」
綾小路重工が開発した、超高級品であるメイドロイド
廃材置き場に捨てられており、主人公の手によって再起動される。
システムが損傷していたために記憶がなく、偶然出会った主人公をマスターと呼んで従い、ささやかな同棲を始める。
高度なAIが構築され、奉仕プログラムで主人公の世話をしているが、トマトジュースを血と間違えるなどうっかり屋さん。
また、戦闘プログラムと武装で主人公を守るストーリーが展開される。


  • 朝倉巴(声・下田麻美)
「きゃっ! もぉー! 急に抱っこなんて反則だよぉー!」
バイト先の後輩。
白いツインテールにロリータファッションをした、小柄な少女。貧乳ボクっ娘と言う王道な設定。
主人公が口を付けた飲み物を飲んだり、ユニフォームに顔をうずめるなど大胆な行動が多く、妄想癖も見られる。
車に轢かれそうになった主人公を助けた事から付き合う事になり、彼女のストーリーも二人のデートから始まる。


  • 桜ノ宮 亜梨主(声・水橋かおり)
「だ、誰が恋人同士よ! 勝手に決めつけないでよねっ!」
慧梨主の双子の姉。
高飛車な性格であり、ツンデレ的言動を見せる。
社交的で学園では人気が高く、主人公とは軽い口喧嘩をするいい仲。
内向的な慧梨主のために一肌脱ぐなど、根は優しい性格なのがうかがえる。
慧梨主と付き合っている主人公を誘惑するなど、小悪魔な一面も。



追記・修正はCDで癒されてからお願いします。






















当然だが、このCDのタイトルのヤンデレとは「ヤン坊マー坊天気予報」とは全く関係ない、こっちのヤンデレである。

しかもCDの内容は視聴者が萌え死ぬどころか、主人公やヒロインや他のヒロインが死ぬ比率の方がよっぽど高い。
というか、一度も死んでないヒロインがいない。

全員揃って、重度の思い込みや自分のやっている事は愛と思っている傾向にある。
ハーレムとは特に無縁で、主人公は2人目に手を出そうとした瞬間に痛い目を見ている。出さなくても見ている。
本当に安心して見られるのは『眠れないCDボックス』の「ぎゃふん!」くらいなものである。

無印のCDはコミケでの先行販売で人気を集め、近年のヤンデレブームに一役買っている。
ヤンデレに興味があったら是非視聴されたし。
直接的な関係はないのだが、近年ヤンデレと言われているはいずれも暴力絡みのシーンが多い。
本CDが各所で起こしたブームもあってか、「目を虚ろにして刃物持って血が流れればヤンデレ」と思ってしまう人も珍しくないだろう。


一方で、「必要のない暴力、殺人描写で冷める」と言う意見も多い。
本作は暴力すら愛として描かれており、その辺りを許容できる人なら問題ないかもしれない。
と言うか実際の所、あまりに唐突な暴力は萌えよりむしろシュールギャグと取る人も多いかもしれない。

また、本作のキャラは「ヤンデレよりメンヘラなのでは?」と言われているが、二次元的にこの二つの言葉は「ヤンデレが他人を愛するのなら、メンヘラは自分を愛してほしい」と言う意味で使われる事が多い。
だが、本作では「ヤンデレは○○を愛している=女の子は○○に愛されたい」と言う式も成立しなくはない。
元から両者の定義が曖昧でありながら、この点においては特に曖昧である。
他のヒロインの排除も「○○に近づく悪い虫」とヤンデレ的に見ているのか、「自分だけを見て欲しい」とメンヘラ的に見ているのか、「正当防衛と言う名の排除」かでも異なるが、こんなので決めるのも野暮な話である。





以下、各話の結末。当然ながらネタバレ注意
















●『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』

  • 渚編
「お兄ちゃんはそんな事言わない! 私を傷つける事なんて絶対に言わない! そんなのお兄ちゃんじゃない!」
主人公が綾瀬の家で手料理を食べさせてもらっていた事実を知り、赤の他人もとい綾瀬を殺害する。夕ご飯を作れなかったのはこのため。
その後、家では主人公と会話。ハンカチなどの証拠で「綾瀬の家で料理を食べさせてもらっていた」嘘を見破る。
そんな渚の行動に怯えて逃げようとした主人公の足を逃げられない程にして軟禁する。「彼女の得物は包丁」と付け加えるだけで、主人公の痛みがぐんと伝わって来る。
その後、綾瀬の料理に毒が入っていると思い込み、「綺麗にする」ために自分が作った怪しげな料理の食事を強いる。
最終的に彼女である綾瀬を選んだ兄を見て全てを悟ったのか、絶叫と共に……
渚の一方的な思い込みで二人共殺害されたと言う救いようのないシナリオ。

ちなみに料理の腕前についてだが、シナリオの展開的に悪いものではなさそうである。
……なのだが「ザクッ」だの「ジャキンッ」だのとオムライスやロールキャベツから出るとは思えない効果音がよくネタにされる。

上記の通りとても分かりやすい王道な展開だからかMAD動画ではほぼ彼女との会話がネタにされるため、ヒロインの中でも最も有名なキャラクターである。
と言うか多分、「ヤンデレCD=渚編しかない」と思っている人も少なくないと思われる。

MAD内では大体最終的にお兄ちゃん(という設定の人物)を殺害するが、たまにむしろ頻繁にやり返される。


  • 綾瀬編
「あなたには私さえいればいい。私がいればなーんにもいらない。邪魔者はみんないなくなればいいのよ!」
主人公の周りにいる園子や二人の関係に嫉妬する渚を家に呼び出し、五寸釘を体に打ち付ける。
家に来た主人公に夕ご飯を振る舞おうとするものの、まだ生きていた渚が携帯で主人公に何かを伝え、
それを聞いた主人公が逃げないように両手や耳に五寸釘を打ち付け、畏怖する主人公を相手に告白する。
相手の意思を勘違いして受け入れていると言う、かなりタチの悪いタイプのヤンデレである。
近親相姦は犯罪だと言っているが、実は犯罪ではなかったりする。二人が本当にヤッているよりかは、綾瀬の勘違いである可能性が高い。

上記の渚編では被害者と言う形で名前だけ出演しているので、ヒロインの中では2番目に有名だと思われる。
が、名前しか登場しないため、「善良な被害者ヒロイン」と勘違いしている人も多いだろう。


  • 園子編
「永遠に、あなたを愛しています。いい夢を……見て下さいね」
常に落ち着いた態度で接し、目立った豹変は見られない。
だが、このストーリーではすでに主人公を殺害し、遺体から生える花を愛でている事がラストで判明する。
しかも渚が現在の主人公を見ても最早気づかないほどになっており、園子自身の台詞から、白骨化している可能性が高い。
それ以前にも、付き合っていても主人公と未だに親しい綾瀬を呼び出し、頑なな態度の彼女の腹をスコップで抉り、校庭の花壇に死体を埋めて隠匿している。
他二人のストーリーでは地味だったものの、かなり強烈な性質。


  • 主人公
いい人。
渚が妹で、彼女が綾瀬か園子かは話によって異なる。
昔は弱虫だったが、現在はイジメられていた園子を助ける正義漢。また、死を前にしても恋人を愛する意思も持っている。
だが、綾瀬の家で手料理を食べさせてもらった事を渚に全力で隠すなど、渚をやや面倒に思っているシーンが見られる。

どの話でも暴力の末に軟禁され、ヒロインから偏愛と暴力を受けており、園子編では死亡確定。渚編でも死亡が暗示され、綾瀬編では良くて致命傷。
渚編では真実を話した所で消毒されるのは目に見えており、要は何も悪くないのに、かなり悲惨な目に遭っている。



●『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!』

  • 咲夜編
「そして毎日毎日毎日毎日毎日毎日私の相手をして、身も心も私の虜になるのよ」
主人公が他の女子と一緒にいる事が多く、好きな時に会えないため、主人公を「たった」20畳の部屋に軟禁する。
そして主人公の言動にテレたり、世間とのズレが大きいために告白も満足にできないなど豹変のギャップも弱い。
BGMもほんわかしたのが多く、ヤンデレと言うよりかは行き過ぎたワガママツンデレお嬢様に近い。
これは本CDが「後の話になるにつれて恐怖度が増していく」というコンセプトであるため。

かと言って怖くないわけではなく、少しでも逃げようとすると攻撃するオルトロスを部屋に置く。
主人公を助けに来た伊織や夢見を「殺しさえしなければなんでも」と屋敷の人間に命じ、さらに親類を買収しようとしているなど外道な面も。
「なんでも」って……ゴクリ


  • 伊織編
「あなただけは救いたい。私にどんな神罰が下っても構わない、あなただけは救いたいの」
神を捨ててまで主人公と付き合うが、他の女子(特に咲夜)とも付き合いがある主人公を許せなくなり、神を捨てた自分も許せなくなってしまう。
そのため本編より前に、咲夜を自身と同じ苦痛を与える禁忌の呪符で殺害している。
主人公を軟禁し、聖水をぶっかけて邪を祓おうとする。勿論ホーリーウォーターの方の聖水である。
最後には神社に伝わる、死者の国ではなく神の元に誘う神刀「黄泉比良坂」で首をぶった斬り、主人公の後を追って自殺したと思われる。


  • ナナ&ノノ編
「「お兄ちゃん、見つけたよぉ♪」」
夢見とデートに出かけた主人公を刑事ごっこの名目で尾行。
後日主人公の家にまで押しかけるが、「遊ばない。もう会わない」と突き放される。
だが、ナナは斧で扉を破壊し、逃げ出した主人公を鬼ごっこと言って追跡する。
ノノが持つのはナイフだが、彼女の台詞からするに、以前はナイフ投げで生物を狙っていた可能性が高い。
身体能力も非常に高く、ナナは動きにくそうな服装なのに全力で走る主人公に迫っていた(もっとも彼は運動が苦手な気もあるが)。
さらに突然現れた夢見も殺害し、トイレの個室に逃げ込むと言う大ポカをやらかした主人公を発見、ドアを破壊する所で終了。
幼さ故に、その恐怖感は形容しがたいものがある。

制作者から見てもサイコ寄りであり、公式でも善悪の概念や倫理観がないとされている。あと眼帯にこれと言った意味もないらしい。
そのデザインや設定からしばしば、この双子を模したのでは?と言われている。
上記のため、これはヤンデレじゃないとよく言われている。


  • 夢見編
「誰が怖いって……? ねぇ誰が怖いって言うのよ!」
手始めに、同作のヒロイン4人を殺害している。
最後に咲夜を自室で殺害したのが主人公に発覚したため、軟禁する事になった。
両家の両親も邪魔になるため、殺害を狙っている可能性が非常に高い。
主人公の写真も数え切れないほどに所有しており、壁にもう貼るスペースがないほど。そして彼と映っている女の子にはもれなく釘をぶっ刺している。
出かけたふりをして、軟禁部屋から脱出しようとしている主人公を観察したりもしているなど知略にも長けている。
平常時はかなり可愛らしい言動をしているが、豹変すれば恐ろしい行為に戦慄する主人公を前におぞましい絶叫を放つなど、声優の熱演も光る。
見た感じは普通だが、マジギレすると扉を破壊する。あの細腕と鋏でどうやって……

彼女の行動が、十数年後の赤の他人に迷惑をかけるとはこの時は誰も知らない……。


  • 主人公
超八方美人。
咲夜と友達。伊織とは恋人。ナナ&ノノとは遊び友達。夢見とも仲がいい。
女友達が多数いる様子で、成績はいい方らしい。運動は得意ではないと思われる。
だが、どこか無神経で、伊織との関係にやや下心が見られる。
そして純情な彼女の前で咲夜からの電話を取り、彼女である伊織との用件が済んだとはいえ、とっとと咲夜の方に行ってしまっている。
他にも、咲夜に苦手意識があるためか、軟禁されても困惑半分トボけ半分、向こうに責任があるとは言え「俺の事が好きなのか?」と聞く。
異質的とは言え、まだ幼いナナ&ノノとまた遊ぶ約束を破り、もう会わないと一方的に告げる(前日談と本編の整合性がとれてないだけと言う可能性もあるが)など、ハイテンションな相手からは離れる様な描写が多い。
ナナ&ノノ編では公衆トイレの個室に逃げ込んだり、夢見編ではドライバー代わりに三角定規を使って格子を外して逃げようとするなど、パニック映画では最初に死にそうなキャラクターである。

咲夜編では彼女を差し置いて他の女子と仲良くしたため、一生ラブラブ軟禁される。息苦しいが、これはこれで幸せ?
伊織編では咲夜にも好意を見せた結果、魂が神の元へと召される。ちなみにこの二編の発端は見ての通り主人公の八方美人さが原因。
ナナ&ノノ編は語られていないが、恐ろしい結末が目に浮かぶ。
夢見編でも軟禁されるが、咲夜の死が露見した後、二人共行方不明となる。



●『ヤンデレ惨 ~ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD3~』

  • 慧梨主編
「どうして……どうしてお姉様は私を裏切ったの……?」
無神経な事に主人公が亜梨主もデートに誘ったり、二人が抱き合う姿を見た事により、トラウマの発端となった亜梨主を、トラウマと重ね合わせて激しく嫉妬。
勇気を出して主人公に告白した事もあり、自分をピエロみたいだと思い込んでしまう。
亜梨主と直接話をするものの、あまり取り合ってくれなかったために無我夢中になって包丁で一突き。
この件の真相は亜梨主のストーリーで明らかになる。


  • ユーミア編
「これから二人だけの時間が……文字通り無限に続くのですから……」
過去に戦闘経験のあるアンドロイドであり、プログラムの暴走や以前の主人を失った事による負荷により逃亡。
拾われてからは主人公と平和に暮らしていたが、偶然プログラムが暴走。
主人公を気絶させて拘束し、さらに主人公を偽って巴を呼び出し殺害する。
そして地球上の全人類を主人公の敵と認識し、主人公を守るために「ライフインフィニティシステム」を起動。
これはユーミアと接続している間は永遠に生命が維持できる代物で、主人公は首以外の部位を切断されていくという結末を迎える。

ちなみに『惨』は『ぎゃーーーっ!』の夢見編から十数年後が舞台。
咲夜の祖父は夢見に殺害された孫の思考を再現したAIをアンドロイドに組み込んで、彼女の復活を計っていた。祖父も病んでる。
開発には失敗したが、研究を引き継いだ綾小路重工により家事手伝い用アンドロイドとして完成。
咲夜の思考を再現したAIが導入された「TYPE-SAKUYA」メイドロイドは世間に流通するようになった。
しかし、ユーミアは公式には存在しないタイプの機体。
他のメイドロイドにはない物騒な兵器を多数所持し、戦闘経験や以前の主人の存在などその存在には謎が多く、どのようにして生まれたかは未だ明らかにされていない。
AI自体は一般のメイドロイドと同じものが使用されているためか、主人公のほっぺをぷにぷにしたり、寝顔好きだったり、二人の時間を求めたりなど、咲夜と同じ行動をしている。体型は全然似てないけど。


  • 巴編
「現世でも絶対、エルシオンと幸せになるんだから! 待っててね、エルシオン♪」
フェアリーワールドにデートで行った際、ウィッグとパッドで女性の姿になっていた事がバレる。ぶっちゃけタイトル詐欺だが、男ではなく男の娘なので気にしないでおこう。
そして嫌われないようにと主人公の髪や爪を収集したり、飲み終えたペットボトルでキスの練習をしていたのを暴露してしまい、主人公には逃げられてしまう。
さらに主人公を前世で異世界クトゥルティア=アークを暗黒神ギラン=デーヴァから救った剣聖エルシオン=アクアライトと呼び、自分はエルシオンと恋人だった魔法剣士ティア=ラティーナ=ルーネイトと語る。
さらにさらに、「ギラン=デーヴァのせいで男として転生してしまったので、女性の姿に戻るために賢者ルディ・ユークリッドを探す」など、耳が痛くなる事を真剣に話す電波な事が明らかに。
主人公を追ってユーミアを破壊するものの、最後の足掻きで主人公に逃げられてしまう。
ちなみに所有する武器は神剣・レーヴァテインなる物騒極まりない代物。真剣か模造刀かは不明。
そして主人公に仕込んだGPSによって、全く悪気がないまま追跡していく……。

両親は幼い頃に死亡しており、姉・奏とずっと二人暮らし。
奏の設定は色々と凄まじく、巴のしている妄想とどっこいなほど。
巴を女性として認識しており、唯一の家族のためヤンデレと言える程に愛している。
身体能力も高く、巴を戦闘兵器であるユーミアと対等に渡り合えるまでに鍛えた。
なお、ユーミア編の後日談として、暴走したユーミアに巴を殺害された奏が復讐する内容のものが存在する。
ユーミアの正体なども語られそうな重要な作品なのだが、諸々の事情により更新は停止している。
その奏もなんらかのCDに出す予定があると公式が発現しており、「らぶバト!」にて登場を果たした。
しかもCD1巻と2巻の両方に登場している。

また、巴は他三人と比べて裏設定が更に充実しており、彼女のイタい言動の内容も全て公式ブログに記載されている。


  • 亜梨主編
「音も光もない世界で永遠に謝罪しなさいよ……この虫ケラァァァ!!」
最初から主人公を慧梨主に近づく害虫として認識していた。
キスなどで誘惑した結果、主人公も慧梨主を見なくなり、「その程度」なのだと認識する。
しかし、よりにもよってキスしているところを慧梨主に見られてしまい、裏切られたと思って激しく動揺してしまった彼女は自殺してしまう。
そして主人公を激しく憎んで軟禁。ゴルフクラブで撲殺しながら慧梨主への愛を叫ぶ。
ツンデレ気味な態度は恥ずかしがっているのではなく、嫌悪を遠回しに示しているだけで、彼女は最初から慧梨主しか愛していなかったというまさかの展開を見せた。

なお、慧梨主のトラウマは好意を持っていた男性に亜梨主が告白し、とられてしまった事。
これにより慧梨主の男性嫌いはもっと悪くなる。
また、その相手はそれから一ヶ月後に行方不明となり、亜梨主はその直後情緒不安定となっていたことから、主人公と同様に始末した可能性が高い。
主人公の尻軽っぷりは擁護出来ないが、彼女も彼女で愛する慧梨主を結局追い詰めている(しかも恨み言の内容的に恐らく自覚はない)ためあまり同情の余地はない。


  • 主人公(桜ノ宮姉妹編)
バカ。
今作からは明確なキャラ付けがされるようになった。
桜ノ宮家とは遠縁で二人のいる学園に転入した高校生。慧梨主とは恋人同士で、亜梨主のしもべ。
亜梨主から「二人から同時に告白されたらどうする?」と聞かれた時は現在付き合っている慧梨主と言ったものの、心の中では亜梨主を選んでいた。
回答にちょっと悩んだせいか、亜梨主の中で彼の価値はこの時点でもう決まっていたものと思われ、結果として弁解の余地すらなく殺害される。
慧梨主編でも亜梨主にも若干気があり、二人と一緒にデートしようとした結果惨劇を起こすなど、かなり迷惑な男。
そしてデート当日になっても、亜梨主が来ない事を気にしていた。ハッキリ言って最低である。


  • 主人公(巴・ユーミア編)
いい人だが、スケベ。
写真撮影が好きな大学生程の男性だと思われ、ボロアパートにユーミアと住んでおり、バイト先の後輩に巴がいる。
ユーミアからは信頼され、彼自身も信頼していたが、デートに遅刻しかけた時には扱いが雑だった。
それとは関係なく暴走したユーミアにより拘束され、ライフインフィニティシステムを起動させられる。
その結果、首だけの姿となり、液体に満たされたカプセルに「気の弱い人間は3日ほど食事が喉を通らなくなる」と形容される状態で入れられ、彼女の腹部に収納されている。
彼女に見せられた夢の中ではユーミアを押し倒した。
しかも夢の中の日の朝でも、エッチな事をしたと言われている。

車に轢かれそうになったのを助けて怪我した巴には大胆な告白をするものの、デートの際には観覧車の中で彼女の胸を触った。
男の娘と言う事が明らかになっても落ち着いていたが、流石に「先輩コレクション」を見せられた時は逃げ出していた。
彼がどうなったかは詳しく語られていないが、巴から逃げきるのは絶望的だろう。




追記・修正は誰も死なさずに彼女らと12股かけてからお願いします。

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最終更新:2025年02月13日 11:41