マーチング・スプライト

登録日:2014/11/28 Fri 17:18:52
更新日:2025/01/22 Wed 22:58:32
所要時間:約 4 分で読めます








行進の果てにあるものは、奈落か栄光か。




概要

マーチング・スプライトとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DM-09「闘魂編 第4弾 覇道帝国の絆(インビンシブル・ブラッド)」にて収録。レアリテイはベリーレア。

どう頑張っても奈落しか見えないサイバー・ウイルス
このカードの存在は、闘魂編最終弾においても、闘魂編における水文明の高レアの扱いの酷さを見せつけた。


スペック

マーチング・スプライト VR 水文明 (6)
クリーチャー:サイバー・ウイルス 2000
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他の「サイバー」と付く種族がバトルゾーンに出たとき、カードを1枚引いてもよい。
種族に「サイバー」と付くクリーチャーをサポートするカードの記念すべき第一弾。

「サイバー」が場に出るたび、カードが一枚引ける。
種族をテーマにしたDM-09らしいカード。

能力はそこまで酷いものではない。

一応場に保てれば、かなり高いドロー枚数が見込める。
DM-09以降も「サイバー」種族は増えており、地味にこのクリーチャーも強化がされている。

しかし、コストが6コストとなかなか重くパワーも2000と貧弱。
このクリーチャーを出せるころにはデュエルでもドローの恩恵を受けにくくなってくる。

ついでに言うと、このクリーチャーを召喚しただけではドローはできない。
即座に効果を発動したいなら、さらに他のサイバー種族クリーチャーを召喚せねばならず、負担が増す。

場に保とうにもパワーが低すぎるため、現在の環境では即刻に除去されてしまうのがオチ。
というか、闘魂編当時の環境でもすぐに除去される可能性が高い。


とにかく総合的にみると、かなり残念な性能を持つドローソース

「サイバー」種族全体のサポートを初めて行えたクリーチャーという点では着眼点は悪くは無かった。

しかし、それを無駄にするかのようなコストとパワー設定であり、この先注目される機会は無いだろう。
種族デッキでも優秀なドローソースは他にいくらでもあるため頑張ってもこのカードの未来には奈落しか待っておらず、栄光の果ては無い…


関連カード

超電磁トワイライトΣ SR 水文明 (6)
進化クリーチャー:サイバー・コマンド 8000
進化-自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを好きな数、バトルゾーンから手札に戻してもよい。その後、このようにして戻したクリーチャー1体につき、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを1体、手札からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー
DM-34で登場したサイバー進化サイバー・コマンド

cipでバトルゾーンにある自分の進化以外のサイバーを好きなだけ手札に戻す
その後、これによって戻した数1体につき1体、手札から再度バトルゾーンにサイバーを出すことができるという優れモノ。

マーチング・スプライトと上手く組み合わせられれば、大量ドローを見込める。
わりと悪くないコンボなので、狙ってみる価値はあるか。

雷鳴の守護者ミスト・リエス UC(R) 光文明 (5)
クリーチャー:ガーディアン 2000
他のクリーチャーがバトルゾーンに置かれた時、カードを1枚引いてもよい。
DM-04で登場したガーディアン

光文明を代表するドローソースであり、殿堂入りにもなっている。
DM初期のデュエリストでこのカードの存在を知らない人は少ないと言えるほど。

マーチング・スプライトに多くの点で勝っている。
マーチング・スプライトがハズレア扱いされるのに一役買った。

まぁ、殿堂入りカードと比べるのも酷ではあるのだが…


補足

ちなみにDM-09での水文明の高レアリティは、こいつと《アクア・マスター》。

アクア・マスターはスーパーレアだが、高レアとは思えない酷い性能である。
マーチング・スプライトとは違って、ネタ的に愛されているだけ、まだあちらの方がマシかもしれないが…

どうしてこのような事態になったかというと、それは当時の環境にある。

この当時、水文明のデッキがトップメタであったため、闘魂編の高レア水文明クリーチャーはその影響を受けた。
その結果、高レアとは言えないようなカードが数多く占める結果となったのである。


デュエル・マスターズ プレイス

アプリ版にも初期カードプールで参戦。
第1弾の「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」に収録された。
は大半がスペック相応にレアリティを下げられて収録される中、なんとスーパーレアに昇格している。
また、カスレアと叩かれるのかと思いきや…
マーチング・スプライト SR 水文明 (4)
クリーチャー:サイバー・ウイルス 2000
自分のサイバーがバトルゾーンに出た時、自分の手札が5枚以下なら、カードを1枚引く。
流石にそのままの性能でレアリティが昇格した上で実装される訳が無く、超絶魔改造されてました。

まず、コストが6から4へと2つ下げられており、ドロー効果の割に重すぎるという欠点が解消された。
また、ドロー効果の発動は自身の召喚にも反応するようになり即除去されたとしても最低限の仕事はしてくれる。
大方問題になっていた部分は解消されたと言って良いだろう。

しかし、アプリ版での実装時に付加された欠点も存在する。
まず、手札が5枚以下でなければ引けなくなった事。これは同じ様な効果を持つ雷鳴の守護者ミスト・リエスや屑男にもされたアプリ版での調整。
こちらに関しては現実とは異なり手札の枚数制限が存在する都合の調整なので弱体化というわけではない。
ただし、これら2枚と比べるとコストが軽く単独でも1枚は引けるという利点がある。
また、アプリ版ではドロー効果を持つクリーチャーは全て強制効果となったため、場合によっては暴発してデッキアウトの危険を引き起こす可能性もある。
何と言っても最大の欠点は最高のスーパーレアに昇格したことにより、複数投入することが推奨されるカードでありながら非常に集めにくい事だろう。
因みにここまで魔改造されたが似たような効果を持つ《龍装者 バーナイン》を見ればわかる通り現実のデュエマではこれでもレア相当のスペックである。

登場当時はサイバーがあまり充実しておらず、主流となっているリキッド・ピープル軸とはそれ程噛み合わず、前述の通り集めにくいためあまり使われてはいない。
しかし、スペックそのものは良いため今後のサイバーの強化次第では大化けする可能性もあると言われている。
アプリ版では行進の果てにある栄光を掴み取る事はできるのだろうか…





追記・修正の果てにあるものは、良項目かクソ項目か。

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最終更新:2025年01月22日 22:58