+ | パッチ5.4~6.0のネタバレを含みます |
「漆黒のヴィランズ」の主舞台「第一世界」に蔓延っていた怪物である、「停滞」を司る霊属性である光属性へ肉体エーテルが著しく偏ってしまった生物が変貌した「罪喰い」化の治療の為に編み出された術式をアリゼー達が改変・応用することで、遂にテンパードの治療が可能となった。
また、七大天竜の一翼ヴリトラからエーテルの変質を防ぐ作用がある竜の鱗の提供を受けたラザハンの錬金術師達の悪戦苦闘の末、ヴリトラの鱗を改造した「霊鱗」を所持しているだけでテンパード化を防ぐことが出来るようになった。 しかし、治療が可能なのはあくまでも精神面が星属性へ極端に偏ったテンパード化のみであり、更に症状の進行した肉体の異形化を起こした場合は介錯するという選択肢しか残らない。 また、パッチ6.0で惑星ハイデリンを再度襲った「終末現象」による「終末の獣」と化した場合も、獣化した瞬間に構成エーテルや魂そのものが腐り落ちてエーテル視すれば辛うじて見える程度の残滓しか残らないため、根本的に対処不可能となってしまう。
また、「神降ろし」という行為についても言及され、元々は世界が14に分断される前の古代時代に用いられていた「創造魔法」という魔法が変質してしまったものと劇中で推測された。
これは、分断前の世界の住人である「古代人」達が現生人類とは比較にならないエーテルを有しており、自らのエーテルだけで行使されていた創造魔法を分割後の人類が使用した場合、 賄いきれないエーテルをクリスタルや環境エーテルから吸い上げてしまう破滅の術へと変貌してしまったのではないか、とされている。 そして本来「神降ろし」はテンパードを生み出さないものであったが、アシエンが「自己の増幅」という術式を「神降ろし」に組み込んで蛮族に伝えた事で、こちらも破滅を呼ぶ術へと変貌してしまった、とされた。
「暁月のフィナーレ」終盤にて、ハイデリンから託されたマザークリスタルを動力源として宇宙の果てへと向かう事になったが、宇宙の果てへ向かうだけのエネルギー量のクリスタルは物理的に宇宙船に積めないという問題が発生。
これを解決するためにエーテルを一旦蛮神という形に変換し道中で適時エーテルに還元するという方式が考えられ、自己の増幅の術式が含まれない「本来の神降ろし」が初めて行われる。 それまでの旅路で対話を重ね和解に至り、「グランドカンパニー・エオルゼア」の一員となった各蛮族の面々の協力を得て、マザークリスタルを用いて蛮神を召喚する。
前述の通り神降ろしによって召喚される蛮神は「召喚者の祈りを具現化するもの」であるため召喚者の思想などを強く反映する。
これまで召喚されていた蛮神はいずれも人間を含む他種族に対して排他的な蛮族が召喚していたものであるため他種族に対して攻撃的であったが、 分かり合い手を取り合った者が呼んだ蛮神は暁の血盟の要望に快く応じ、共に宇宙の果てへと旅立った。 |
+ | パッチ2.0〜2.57までの範囲に関わるネタバレを含みます |
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+ | しかし、パッチ3.4にて…… |
コボルド族の子供ガ・ブが「贄として連れていかれた両親を連れ帰って欲しい」とプレイヤー達に懇願するも、既に手遅れであり両親は司祭達によって殺害されていた。
「贄として連れていかれると帰ってくることは出来ない」としか教えられていなかったガ・ブは当初贄という言葉の意味すら理解していなかったが、両親の変わり果てた姿を目の前にその意味を理解してしまい発狂。 神降ろしの最中であったタイタンは、その場にいたコボルド族の司祭を筆頭としたタイタンのテンパード達の願いを受ける前であったのか、ガ・ブの底なしの絶望と悲しみを受けて召喚されてしまい暴走し、見境なく暴れ出してしまう。
暴走の末に「両親の所へ行きたい」というガ・ブの願いを受けて召喚者たるガ・ブすら手にかけようとしたが間一髪で救出される。
この召喚はたった1人の願いを受けた事によって発生したイレギュラーであり、その規模の小ささから間もなくタイタンそのものは消滅するだろうが放置は出来ないとして討滅戦が行われる事になる。 その際の真タイタン討滅戦は特殊仕様であり、ガ・ブの絶望と悲しみに引っ張られてタイタンの性格や口調も著しく変質。文字通り親を見失った子供のように譫言を繰り返していた……。 |
+ | パッチ3.0〜3.57までの範囲に関わるネタバレを含みます |
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+ | パッチ4.5~5.0までのネタバレを含みます |
魔導機工タイクーン
CV:なし
固有天候:なし 戦闘曲:ローカス
パッチ5.0『漆黒のヴィランズ』追加のエキスパートダンジョン「異界遺構 シルクス・ツイニングス」最奥にて機械の翼を広げた大型機工兵器。
蛮神ではないが、生まれた経緯は蛮神に限りなく近いためこの項に追記する。 名前の元ネタは『V』に登場するアレキサンダー・ハイウィンド・タイクーン王。 クリスタルタワー中央に聳える「シルクスの塔」地下深部にて異常なエネルギー反応を探知したクリスタリウムの衛兵団が調査を試みるも、防衛兵器の猛攻で撤退を余儀なくされ、シルクスの塔を改造した者達にも詳しいという理由で招集された冒険者が相手取る事になる。 「冥界下り」とも称される決死行の最中、第八霊災の遺構を下るにつれてその正体が明らかとなる。
正体は、第八霊災のグラウンド・ゼロから離れたザ・バーンにいたため「黒薔薇」の難を逃れたガーロンド・アイアンワークス主要技術者達(*6)と、
英雄譚『蒼天のイシュガルド』に描かれた英雄に希望を与えられた者達が第八霊災で命を落とした英雄を救わんという祈りと願いの下、三世代に渡り彼らがクリスタルの代わりに人生を捧げ続けて建造した、 アレキサンダーの時間干渉能力とオメガの次元跳躍能力を用いてグ・ラハ・ティアとクリスタルタワーを統合前の第一世界に送り込む為に、原初世界のあらゆる魔導技術とシド達が英雄と共に目にした技術を結集させた、ガーロンド・アイアンワークス社製人造蛮神ともいうべき人類の願いと執念の結晶である。 第八霊災に伴う生存戦争の真っ只中、国という政治形態も青燐機関も意味を成さず人的/物的資源が慢性的に枯渇するという世紀末の中での建造に、一体どれだけの犠牲と労力が伴ったのだろうか……。
クリスタルタワーを建造したアラグ帝国の建国・繁栄にも関わったアシエン・エメトセルクが水晶公の正体を看破しつつも、生身での時間及び次元跳躍手段については正体を計りかねていたのも必然であり、彼が感知出来ない未来の原初世界から次元どころか時間軸を跳躍してやって来たオーパーツであるため知り得ないのである。
高度な文明を持っていたアラグ帝国はおろかアシエンですら成し得ない生身での次元跳躍と時間遡行を両立させることが出来たのは、 「例え過去は救われたとしても、第八霊災発生後の世界は救われない」という事を承知の上で駆け抜ける事を選んだ「なりそこない」達の不屈の精神あればこそ。
登場コンテンツ:
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+ | パッチ4.0〜4.57までの範囲に関わるネタバレを含みます |
豪神スサノオ
いざ舞え、踊れ!祭りである!神前たれども無礼を許す……武器を取れい!
CV:中島卓也
固有天候:嵐天 戦闘曲:啓示 / 祭りである / 終始
パッチ4.0拡張ディスク「紅蓮のリベレーター」において、最初に対峙する蛮神。
3.0の蛮神ラーヴァナに続き、既存のシリーズに登場しないFF14オリジナル蛮神の第二弾となる。 モデルは日本神話における『建速須佐之男命』(タケハヤスサノオノミコト)だと思われる。
舞台が東方に移ったためか思いっきり和風のボスで、祭り囃子を模したBGMに戦いを祭りとして愉しみながら神剣「アメノムラクモ」をぶんぶん振り回す。
履行技にも使われるアメノムラクモだが、履行中スサノオが巨大化し振り下ろされる剣を受け止めて弾き返す、という凝った演出がなされる。 なお、この演出の関係上数少ないソロ攻略が不可能な討滅戦となっている。
他にもプレイヤーを岩に閉じ込める「岩戸隠れ」や、全体に雷を落とす「宇気比」(うけい)など
モデルとなった日本神話や須佐之男命に由来のある攻撃が多彩。 ”荒れすさぶる”の意を持つ神の名に違わぬ豪快っぷりで、バトル中よく喋ってとてもにぎやか。
登場コンテンツ:
美神ラクシュミ
穢れし者よ……去らぬというなら、その魂を我が者となそう。
CV:米山明日美
固有天候:美天 戦闘曲:美の謀略
パッチ4.0に登場する、「アナンタ族」が崇拝する蛮神。
元ネタはFF6に登場する召喚獣ラクシュミ、モデルはヒンドゥー教における美と豊穣と幸運の女神「ラクシュミー」。 女性型の蛮神はガルーダ・シヴァ・ソフィアに続いて四体目となるが、肌の色や造形が純粋に女性として描かれてるのはラクシュミが初。 スサノオとは打って変わってオリエンタルなデザイン、エフェクトで表現される文様が非常に美麗。
ある事件により愛娘を不幸かつ理不尽な形で唐突に喪い、悲しみに暮れた族長がクリスタルを掻き集め娘の蘇生を願って召喚。
この結果、そのアナンタ族の部族はまるごとテンパードと化してしまった上に、肝心の娘の魂は既にすべての命が還る場所である「星海」に還った後……即ち完全に手遅れで、後に残ったのは肉体だけは完璧に蘇生された空っぽの器だけであった。
コンテンツ内では「ラクシュミエーテル」という専用アクションが用意されており、フィールド上に出現する光の玉に触ることで獲得できる。
一部の強力な技の効果を軽減することが可能、ストック上限がある為どのタイミングで使用するかが攻略の鍵となっている。
原作での技「魅惑の抱擁」は履行技として登場、そのまま喰らえば即死するが、ラクシュミエーテルを使用することで原作通り回復に変換させることができる。
ズルワーンの様にカメラが固定され、美神の吐息で魅了されたプレイヤー達を巨大化したラクシュミが胸に抱く、というこれまた凝った演出で色々な意味で話題になった。
ちなみに極討滅戦では技が強化される「チャンチャラー」というスキルを使用してくる。
たくさんあるラクシュミの別名の一つとされ、”移り気”という意味を持つらしい、幸運の女神が移り気とはさもありなん。
登場コンテンツ:
神龍
この空は、神なる龍には狭すぎる……!
はるかなる天の高みへと、猟場を移そうぞッ!
パッチ4.0のラスボス。FF5の悪夢である「しんりゅう」が堂々登場。
憎悪と破壊衝動によってのみ生まれたその出自から、神でありながら固有の神話や信仰を持たないという異色の存在。 初出は3.5のメインシナリオ。クリスタルブレイブの反逆者イルベルドが祖国アラミゴの解放に向けた切り札として召喚した名もなき蛮神が、そのドラゴン状の姿からエオルゼア同盟軍からこの名を与えられる。 闇の戦士達が雲海の底からサルベージし、アシエンから齎されたニーズヘッグの両眼をクリスタル代わりとし、帝国への憎悪と破壊衝動が結実した結果召喚式が成立してしまい、パパリモの捨て身の行動によって一時封印こそされるが封印状態にあっても接近した帝国の空中艦艇を撃墜するという驚異と化していた。 そして、エオルゼア側の対抗策として放たれた古代兵器オメガと激突。FF5ファンが幾度となく夢見た壮絶なドッグファイトを演じ、双方の巨大なエネルギーの衝突の末に行方をくらます。 その後、オメガに制圧され拘束されていたところをガレマール帝国軍に回収され、自身の心を震わす戦いに飢えるゼノスの最終兵器となって光の戦士の前に立ちはだかる。 その名に違わずシナリオ上とゲーム上の両面において絶大な戦闘能力を誇るが、FF14における本当の「しんりゅう」ポジションはミドガルズオルムが担当しており、全盛期のミドガルズオルムを知るオメガ曰く蛮神としての神龍は劣化コピーとされている。
開幕にタイダルウェイブを放ち、対処を知らない初見プレイヤーを皆殺しにするなど原作再現にも目を引く。
地獄の火炎、大地の怒り、エリアルブラスト、裁きの雷、ダイヤモンドダストといったこれまでの蛮神が使用した大技をこれでもかと使用。 前半と後半で大きくフィールドが変わるダイナミックなコンテンツになっている。
FF14のメインクエストの中では最も難易度が高いと言われており、多くのプレイヤーを苦しめた。
実は極討滅戦で実装予定だったギミックを間違えてノーマルで実装してしまったという事が明らかになった。 が、エンドコンテンツに手を出さないカジュアルプレイヤーがなんとかクリアできる範囲に収まっており、結果的に熱いストーリーと合わさり絶妙な塩梅で高い評価を得た。 後に本当の極討滅戦では、これまたノーマルでもあったダイナミックさをさらに向上させた、非常に歯ごたえのあるコンテンツとなっている。
専用BGMが紅蓮のリベレーターメインテーマのアレンジになっており、荘厳かつ勇猛なその曲調はスタッフ・ユーザー共に評価が高い。
メインクエスト暁月編の最終局面、星の終末を阻止すべく天の最果てに至った「暁の血盟」は元凶たる「終焉を謳うもの」の圧倒的な力によって窮地に立たされ、とうとう戦える者が光の戦士ただ1人となってしまう。
「暁の血盟」メンバーが暴風に巻き上げられ身動きが取れない状況で更に追い打ちが掛けられようとする絶体絶命の状況の最中、光の戦士は天の最果てに発つ前に渡されていた転送装置(*8)を起動させ、暴風が吹き荒れる中でアリゼーの制止を振り切ってそれを敢えて手放し自分以外の全員を強制送還させる。
天の最果てに1人残り、絶望的な戦いに挑まんとする……そんな折に、光の戦士との再戦を渇望するゼノスがこの神龍の姿を取り、遥かな宇宙を越えて決戦の地に乱入。
ゼノスは「暁の血盟」が天の最果てに出立した後にオールド・シャーレアンに来訪しており、残留していた「暁の血盟」メンバーと「1度だけ力を貸す代わりに、光の戦士が全力でゼノスと戦う」という取引を(光の戦士本人不在で)行っていた。 その条件に則り、ハイデリンが幾星霜をかけて準備していた莫大なエーテルの塊であるマザークリスタル、その残りを喰らって神龍に転じると、光の戦士の気配を頼りに光の速度を超えて本来は到達不可能域である天の最果てにまで辿り着いたのである。
そして、その宿願のため「手を貸しはせど共闘はしないし守りもしない」という名目の下光の戦士をその背に乗せ、最終決戦における戦闘フィールドという衝撃的な参戦を果たす。絶望の化身との戦いに、絶望によって生まれた神と共に挑むという構図には何とも因果を感じざるを得ない。
先逝く星々に渦巻いていたありとあらゆる負の感情を取り込んでしまったメーティオン達の集合体である終焉を謳うものに対し、ゼノスは元々絶望とは縁遠い性格な上にプレイヤーとの血湧き肉躍る決戦にしか興味が無いためそれに拍車が掛かり、彼女達に対する最強クラスのメタファーと化していた。 直接援護してくれるわけではないが、星をも破壊する敵の攻撃の数々にもビクともせずに悠然と光の戦士たちを支え続ける。 なお、ゼノスと光の戦士の元に向かう方法とエーテルを与える取引を行ったのはクルルであり、見ようによってはクルルがしんりゅうを送り出すというFF5的なつながりを見出してニヤリとできる。
そして続くゼノスとの決戦に於いては、残骸とはいえ文字通り桁違いのエーテルの塊であるマザークリスタルを喰らった影響なのか、
生身のまま地獄の火炎を始めとした先述の蛮神の技に加えて極でしか使用しなかったエーテルレイによる回避不能な十字砲火、ニーズヘッグやその兄弟であるバハムート譲りなのかアクモーンやエクサフレアまで平然とぶっ放してくる。 原作よろしく開幕タイダルウェイブによる初見殺しも完備しており、タイダルウェイブの処理に失敗すると専用のセリフ付きで煽り倒してくる始末である。
一国を揺るがす動乱の中で生まれ、英雄と震天動地の死合を演じ、時を隔てて星の存亡の危機において救世と破壊の2つの面を持って再臨し、遂には天の最果てにまで昇りつめたというその畢生は、神話なき神の新たな神話として後世に語り継がれるに十分なものといえるかもしれない。
登場コンテンツ:
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+ | パッチ5.0〜5.57までの範囲に関わるネタバレを含みます |
ウォーリア・オブ・ライト
我が役目 救うべき世界のために お前を討つ――
CV:石田彰
固有天候:決戦 戦闘曲:To the Edge
パッチ5.3で追加された蛮神、実装まで”????????討滅戦”と情報が伏せられていた。
ストーリーの関係上、第一世界における物語のラスボスといえる存在。 元ネタは言わずもがな元祖光の戦士「ウォーリア・オブ・ライト」であり、デザインはまんま天野絵。ただ敵としての登場であるためか血色は悪い。
その正体はクリスタルタワーを占拠・掌握したアシエン・エリディブスが数多の鏡像世界から召喚した光の戦士たちの幻体を自身に束ねて変異した蛮神であり、「世界を救う」という祈りによって生み出された蛮神と言える。
エメトセルクが散った後の第一世界に於いて、闇の戦士アルバートの名誉を回復させ、光の戦士を含めた「暁の血盟」メンバーが異世界から来た人間であると人々に暴露し、嘗ての終末を想起させる流星雨の幻影を見せ光の戦士の後に続くよう焚き付けていたのは、「世界を救いたい」という願いが集まる程にその力が増幅されるためであった。 エリディブス自身も、嘗てゾディアークが創造された後に世界の行く末についての議論が紛糾していた十四人委員会を助ける為にゾディアークから零れ落ちた存在であり、本来のエリディブスはゾディアークの核となり命を落としている事も含めて蛮神に限りなく近しい存在である。 そしてアシエンとして1万2000年に渡り暗躍を続けた結果、様々な形の「世界を救いたい」という願いを受け止め続けたことで元々あやふやだった記憶などの欠落が著しくなっており、最早「調停者エリディブス」という機構に成り果てていた。
光の戦士達が不在の隙を突き、エリディブスはクリスタルタワーを強襲。
星見の間にいた水晶公とベーク・ラグは満身創痍になりながらも脱出し、塔に封印を施してエリディブスを閉じ込める事には成功するが、その際に水晶公の記憶を封じた魔器「ソウルサイフォン」を奪われてしまう。 これにはクリスタルタワーの操作権限を有する者の証であるアラグの皇血を用いており、水晶公の記憶も封じられていたためにクリスタルタワーの操作権限をも掌握されてしまう事態に。 クリスタルタワーの次元干渉能力を以て鏡像世界から光の戦士の幻体を召喚する行為は、クリスタルタワーそのものとその生体端末たる水晶公=第八霊災が発生した世界線に於ける未来のグ・ラハ・ティアに多大な負荷を掛け続けており、 元々「暁の血盟」メンバーが原初世界に帰還するために行っていたソウルサイフォンの研究・制作で無理を重ねていた水晶公の身体は、急速にクリスタルに蝕まれていき……。
バトルでは「エンドオール」などのDFFを元にした技や光の戦士の幻体を召喚しそのジョブに応じた技を使役するなどしてくるが、
最大の特徴は「リミットブレイクを連発してくること」。「限界などいくらでも超えてやる……!」という言葉通り何度もリミットゲージをチャージしてはメテオやブレイバーを繰り出して闇の戦士たちを屠ろうとしてくる。 加えてこちらの攻撃系リミットブレイクはインビンシブルで無効化してくるなどまさしく光の戦士そのものだった。
途中、神龍、ハーデスと同様に連打を要求される場面が出てくるが、先述の2体と違い「ACTIVE TIME MANEUVER」の表示もなくいきなり連打モードに突入する。
15秒間連打をする必要があるが、1人でも失敗した場合は連帯責任で全滅してしまう(*9)ため要注意。 ATM後はムービーが発生。勝利を確信していたエリディブスだったが、予想すら不可能な大番狂わせが起きる。
履行技はリミットブレイク4「アルティメット・クロスオーバー」。ATMを乗り切った後のムービー終了後にいきなり詠唱を開始する。
直撃すれば絶対に耐えられない凄まじい威力を誇るため、乗り切るためにはこちらも同様に「限界を突破」するしかない。 即ちアレキサンダーの時と同様にタンクLB3を切りつつ全力で軽減やバリアを使う他ないが、発動タイミングを見誤ると忽ち全員HP0になり即ワイプとなる。 パッチ6.45で追加された青魔道士8人による「制限解除・超える力なし」を設定した極・零式攻略のアチーブメント対象から本討滅戦が外されている原因も、青魔道士8人では履行技を防ぎようがないためと推察されている。
戦闘BGM「To the Edge」は何度もアレンジされてきた古代人たちの象徴曲なこともありやはり人気は非常に高い。
後に作曲の祖堅氏が製作中に癌を患っていた事を告白し話題となった。そのためプレイヤーのみならず制作陣にとっても思い入れの深い曲と言える。
登場コンテンツ:
闘神セイブ・ザ・クイーン
我は、グンヒルド……ボズヤを統べる最後にして永遠の女王なり……!
戦闘曲:復活の女王
メインストーリーやクロニクルクエストではなく、パッチ5.Xにおける武器育成コンテンツ「セイブ・ザ・クイーン」にて登場する蛮神。
かつて第三星暦頃イルサバード大陸南部にボズヤという一人の女王を中心に成り立っていた小国があった。
第三星暦といえば古代アラグ帝国の時代。ボズヤも例に漏れずアラグに支配されていたが、そんな中アラグ帝国が内紛の末に第四霊災を引き起こしてしまう。 霊災による大地震がボズヤにも迫る中、ボズヤの女王グンヒルドはアラグ帝国から秘密裏に持ち出され女王のみが帯刀を許されていた聖剣「セイブ・ザ・クイーン」の力を解放。自身を闘神(オーディンと同様蛮神の古い呼び名)へと変貌させ国の一部を魔法障壁で包み込むことでボスヤを霊災から守ったのであった。
これがボズヤに伝わる伝説だが女王の末裔のとある人物はこの時の隠された真実を密かに伝え聞いており、貧しい生まれである自身の酷い境遇も相まってボズヤに強い恨みを抱えてガレマール帝国側の密偵としてボズヤ・レジスタンスに密かに潜り込んで活動していた。
後にガレマール帝国が第四霊災後に失われた聖剣の現物を発掘しそれを利用して闘神セイブ・ザ・クイーンへと変貌。 自分の理想の国を作る上での最大の障害として光の戦士に戦いを挑んでくる。 シヴァ等と同じ憑依型蛮神の一体である。
ゲーム内では「セイブ・ザ・クイーン」一連のコンテンツの一つ「グンヒルド・ディルーブラム」及びその零式にてラスボスとして戦うことになる。配下であるクイーンズ・ガードを使役して攻撃範囲を変えてきたり、逆にプレイヤーに特定マス分の移動を強要してきたりと脳トレが多い。
履行技は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」。単なる全体攻撃で特別な抑制手段などはないが、零式では強化アイテムや軽減スキルをきちんと駆使していないと壊滅しうる恐ろしい威力となっている。
登場コンテンツ:
疑似蛮神
レイドダンジョン「希望の園エデン」に登場。
光の氾濫によってその大部分が不毛の大地と化してしまった第一世界を再生させるため、「最初の罪喰い」エデンのエーテルを転用し「属性が最も活性化した状態」を再現するべく、かつて主人公が戦った蛮神たちのイメージを使って主人公らの手によって召喚された蛮神たち。 当然その姿かたちも当時のまま……と思いきや、どうやら我らが光の戦士は度重なる戦いの中でうろ覚えになってしまったらしく、その属性にまつわる様々な要素が入り混じった別物として顕現している。
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+ | パッチ6.0以降の範囲に関わるネタバレを含みます |
ルナ蛮神
厳密には漆黒編終盤からの登場だが、便宜上こちらに記載。
「終末の災厄」の再現を謳う「テロフォロイ」を率いるアシエン・ファダニエルに伴われて突如現れた異形の蛮神たち。 姿形は元になった蛮神たちに似通ってはいるものの、全体的に紫がかった体色に加えて体の一部分が元の蛮神から大きく歪められており、異質で不気味な印象を与える。 作中ではルナバハムートをはじめとし、ルナイフリート・ルナオーディン・ルナラーヴァナが確認されているほか、ルナと付いてはいないがメーガス三姉妹やダイヴァディーパが同様のプロセスで召喚されている。 また、確認されている個体以外にもまだ他に存在しているであろうことが示唆されている。 既存の蛮神と大きく異なる点としてテンパード化能力を持たず、それどころかガレマール帝国を讃えるうわ言を発するなど彼ら自身がテンパード化されているような形跡が見受けられる。
その正体はファダニエルが各地に出現させた「終末の塔」より現れた「テロフォロイの獣」。
エーテル集積の役割を担う「塔」にテロフォロイに誘拐させた獣人たちを組み入れ、彼らから吸い上げた信仰心にテンパード化の術式を組み込むことで、ファダニエルの意のままに従うルナ蛮神を生み出していたのである。
ファダニエルはこれこそが終末の災厄によって現れた「獣」と称していたが、実は彼らさえも「真の終末」を引き起こすための布石に過ぎず…
登場コンテンツ:
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*1 ゲーム中にコンテンツとしてプレイできる極討滅戦の大半は「異邦の詩人」による詩などの想起により、いわゆるシミュレーションプレイのようなものだが、イフリートやタイタンなど新生編のいくつかの蛮神は実際にこの方法で召喚されたものを討滅する話になる。
*2 PSO2の戦闘では基本的に予兆範囲の類は無く、敵のモーションを見て無敵時間つきステップ回避で回避するのが基本
*3 キャラメイクまで再現はせず、種族と性別に応じた8パターンの顔に変わるだけだが
*4 戦闘ギミックとして天候変化が存在する
*5 実装された順で言えばこちらがパッチ3.0実装、あちらがパッチ6.2で現在の形への調整なのでこちらの方が遥かに前なのだが
*6 漆黒秘話によれば、「黒薔薇」投入時にラールガーズリーチ支社にいた人員は毒により全滅しており、同支社との通信途絶により青龍壁調整中だったシド達も最悪の事態を把握する事となった。これに伴い、ラールガーズリーチにいたアラミゴ解放戦線の構成員も全滅しているものと思われる
*7 サントラに収録されている曲名は「銀鱗と鋼鉄」
*8 天の最果てに向かう為の魔導船ラグナロクへの転送装置。装置は連動しており、1人が起動させれば他の転送装置を持つ者もラグナロクへ転送する事が出来るため、万一の離脱手段として渡されていた
*9 恐らくこの後に発生するムービーの演出上の問題
*10 極ハーデス討滅戦の素材で制作可能な武器は全て感情の名前を冠しており、『NieR Re[in]carnation』コラボで実装されたミソスのウェポンストーリーによれば精神の摩耗を避ける為に切り離されたエメトセルク(ハーデス)の感情を物質化したものでもあるらしく、これを『FF14』側に組み込むとすればハーデスも感情を13個失っていたことになる
*11 ハイデリン・ゾディアーク編という大きな括りで見れば十分終盤といえるタイミングではあるが
*12 作中描写では仄めかされている程度だが、贄の第一陣にアシエン・エメトセルクの友人であり類稀なエーテル視能力を持つヒュトロダエウスも含まれていた
*13 余談となるが、井上喜久子女史は最後のシーンの収録が終わった後、「最初のほうの演技を振り返ると、強さや知性がまだ足りない。もう一度録り直させてもらえないか」と自ら申し出た為、ほぼ全てのボイスを録り直しているとのこと。そのためハイデリンの台詞に関しては全編をほぼ2回収録したと2022年9月30日のNGC放送で吉田P/Dが発言しており、2024年東京ファンフェスで井上女史は「声優業界に於いて声優側からリテイクを言い出す事はタブーとされている」と明かした
*14 暁月編最終パッチ6.58時点で全コンテンツ中唯一。後のアップデートで他の8人コンテンツもコンテンツサポーターに対応予定
*15 ジョブアイコンはナイト
*16 ジョブアイコンは黒魔道士
*17 ジョブアイコンは黒魔導士
*18 ジョブアイコンは召喚士。このジョブでの戦闘描写は蒼天クロニクルクエスト「三闘神」以来