合身戦隊メカンダーロボ

登録日:2017/07/22 (土) 11:04:42
更新日:2025/04/12 Sat 16:51:29
所要時間:約 12 分で読めます





トライアタック!メカンダーロボ!



『合身戦隊メカンダーロボ』とは1977年にテレビ東京で放送された和光プロ製作のロボットアニメ。全35話。

◆概要

知名度はお世辞にも高いとは言えず、2秒で考えたんじゃないかと思える適当な名前、洗練されているとは言いがたい不細工なメカデザイン*1などから、初見の人にはイロモノ及びネタアニメ扱いされがちな傾向にある。
だが、その内容は地球が滅亡寸前にまで追い詰められている状態から始まり、「時間内に敵を倒さなければミサイルを当てられて爆死」「母と子の哀しき対決」などとハードな要素も多分に含んでおり、一概にイロモノと片付けるには惜しい作品でもある。

本作最大のネタ要素としてよく話題にされるのは、劇中で度々聞かれる「トライサー!」という掛け声(主人公たちが基地などで命令を受けたとき、「了解」の意味合いでこの返事をする)。
現実には「Yes,sir(イエッサー)!」という言葉があるが、70年代のアニメや特撮には、このような作品独自の掛け声で差別化を図っている作品が幾つかあった。
他には「スーパーロボット マッハバロン」が「キッサー!」という掛け声を用いていた。

また、本作を語る上で忘れてはいけないのが終盤における怒涛の総集編ラッシュ。
その総集編の多さたるや、なんと5週連続にも及んだ。
その次の回は通常運行に戻ったが、さらにその次の最終回もほぼ総集編 。
つまり最後の7話のうち6話が総集編ということになる。今のアニメでこんなことをやったら大炎上は必至である。やっぱりネタアニメじゃないか…
勿論こんな事になったのはそれなりの事情があり、理由はメインスポンサーであるブルマァクの倒産である。スーパーカーブームの影響で関連玩具の売上が伸びず、実は28話の時点で倒産していた。
資金源を絶たれ製作基盤がガタガタになってしまった状態の中、スタッフは無茶を承知で製作済のフィルムや素材を使い回して、それに僅かな新作部分を組み合わせ番組を存続させていたのだ。
ストーリーを途中ぶった切りにして終了せず、完結まで漕ぎ着けたところは評価すべき…かもしれない。

スーパーロボット大戦シリーズ』にも参戦しているが、知名度が低い『COMPACT3』の1度きりなので、歴代参戦作品の中でもメカンダーロボはどマイナーな部類。
それどころか存在すら知らないスパロボファンもいるかもしれない…
あと初参戦の主役ロボなのにパイロットのカットインがなく微妙に不遇(まぁ時代が時代だし同じ立場のアクロバンチもだが)。
今の進化したグラフィックや声がついたスパロボでの参戦が望まれる。

だが2017年4月から『UFO戦士ダイアポロン』『超合体魔術ロボ ギンガイザー』『ブロッカー軍団IV マシーンブラスター』と共にコラボプロジェクト『ミラクルロボットフォース』が始動。
今後の活躍、マイナーロボットアニメのイメージの払拭に期待しよう。



◆あらすじ

大宇宙の彼方、地球から1500光年と途方もなく遠いオリオン星雲…そのガニメデ星のヘドロン皇帝は地球侵略を精鋭コンギスター軍団に命じた!

コンギスター軍団は恐るべき兵器オメガミサイルをはじめ圧倒的戦力で地球の95%を侵略した!
残りは日本だけ…だが浅間山麓の地下数百mにある地球防衛総指令部は敗退に次ぐ敗退を重ね早くも壊滅的打撃を受け戦力の50%を失ってしまった!
そして東京は今や壊滅寸前で紅蓮の炎に包まれて燃えている!

そんな絶望的状況の中、日本には微かな光が残されていた!ミスターXこと敷島正造博士によって秘密兵器が完成したのである!
コンギスター軍団から平和を取り戻すため今、3人の青年が立ち向かう!

この圧倒的な逆境に立ち向かう姿は、本作製作スタッフの生き写しかのようだ。

◆登場人物

○キングダイヤモンド
コンギスターへの復讐に生きるケツアゴ主人公。メカンダー1、トライカー1の操縦者。
ガニメデ星の王子だったが2歳の時にヘドロン皇帝の襲撃で母共々虜囚の身となり
母の手によって敵中から脱出させられた。
17歳の時に地球へ墜落するまでに催眠学習装置搭載の脱出カプセルで宇宙を漂う壮絶な人生を送っていた。若干デュークフリードを思わせる
ジミーや彼を救助した敷島親子はそのことを物語開始時点で既に知っており
この手のキャラクターにありがちな「自分の謎めいた過去に苦悩する」的なブレはない
当初こそコンギスターへの敵愾心から「俺一人でもやってやる!」と無茶な命令違反をしでかしたり
勇み足を踏みがちな未熟さが目立っていたが、徐々に沈着冷静な思考と火事場のクソ力的*2な爆発力を併せ持つ
チームリーダーとして成長していった。なおコンギスター以外の他者には思いやりのある性格。

戦いが終わった後は同じ星の人達が1人もおらず変わり果てた故郷に絶望、ガニメデ星への思いを断ち切れず今まで共に戦った仲間に何も言わず寂しく去っていった。
なおスパロボCOMPACT3でのエンディングにおいては
ブライト艦長「メカンダーロボは我々と来てもらう」
ジミー「トライサー!」
と救われたどうかは微妙なところ。単に去るタイミングを失っただけなのかもしれない。

  • 矢島小次郎(CV:曽我部和恭)
メカンダー2、トライカー2の操縦者。険しい三白眼に鷲鼻と一見かなりの悪人顔。
伝法な口調も相まってニヒルな性格に見えるが実際は味方を励ましたり気を利かせる場面も多く友情に篤い男。

当初からメカンダーロボ1機でコンギスター全軍を相手に廻しての地球奪還は無理筋という趣旨の発言をしており
毎回発射されるオメガミサイルにも内心不安を覚えていた。そしてついにメカンダーロボがオメガミサイルに
破壊される夢を見てしまい、一時は恐怖のあまり命令違反してまでメカンダー2単騎で静止衛星を破壊しようとしたが
仲間たちのフォローで持ち直している。

  • 敷島竜介(CV:野島昭生)
メカンダー3、トライカー3の操縦者。メカンダーロボの開発者、敷島博士の息子でミカの兄にあたる。
この手のアニメの3号機担当にしては珍しくきりっとした中肉中背の美男子。
比較的落ち着いた性格でメカンダーのパイロットの中では最年長。メカンダー操縦者たちのまとめ役でもある。
言動・人格的に障りのない優等生なのだが、それゆえにチームの中での存在感はやや空気気味
しかしストーリー中盤の山場・オメガミサイル撃滅作戦は彼の判断力と閃きが無ければ成功しなかったとも言える。

  • 敷島ミカ(CV:よこざわけい子)
竜介の妹。ピンクをメインカラーとした超ミニスカートの戦闘服が特徴なパンチラ要員。
重々しいミリタリーな雰囲気が濃く、いかにも軍人といった服装のおっさん率が高いこの作品においては
かなり浮いた雰囲気のあるレギュラーの紅一点。
基本的にはバックアップ要員だが偵察機で敵機を5機撃墜させる腕前を持つ*3
その操縦テクを買われたのか後にトライカー1のパイロットとなる。

  • 敷島正造(CV:滝雅也)
竜介とミカの父で冷静な性格。メカンダーロボを格納した移動基地キングダイヤモンドの最高責任者であり
メカンダーロボを開発した
地球防衛軍には『ミスターX』というコードネームを用いて連絡を取りあっている。
地球に着いたジミーの第一発見者でもあり、竜介・ミカとの関係や
精神的に参っていた時の小次郎の相談相手になる場面があるなど主人公たち全員の父親的なポジションでもある

  • ユータ(CV:高橋ひろ子)
やんちゃなちびっ子。普段は五郎兵衛と共にメカの整備をしている。
まだ子供だからか勝手な行動も取るがメカンダーロボを救った事もある。
野球回でジミーに腹パンされた。

  • 団五郎兵衛(CV:荒川保男)
ずんぐりした体型の男でメカの修理、整備担当。
メイン回が無いので空気

  • グワンダ・ギリ(CV:倉石一旺)
黒人のオペレーター。キングダイヤモンドが発進する時は操舵手も勤める。
妹に造船所で働くメアリーがいるが、彼女を含む造船所の女子工員はコンギスター軍団に操られる。
メアリーは洗脳装着が外され助かったが彼女以外は地球防衛軍との争いで全員死亡した。


○コンギスター
  • メデューサ将軍(CV:藤夏子)
コンギスターの女将軍。真っ白な肌に吊り上がった三白眼
ムシのような触角が生え紫の斑点が浮かび上がったような額という不気味な容姿が特徴
自らメカ獣に乗り込みメカンダーロボと戦う事が多く、「敵側のエースパイロット」的な要素を持つ。

だが、その正体はサイボーグ化されたガニメデ星の女王でジミーの実母。
改造される前は地球人と変わりのない素朴な雰囲気の美人で現在とはまるで面相が違っている。
普段は母であった時の記憶が失われているが、夜になるとガニメデ王家の特異体質で一時的に姿と記憶が戻る。
2歳のジミーを逃がせたのもこの体質のおかげ。
メカ獣・ドラゴンドリラーに搭乗しメカンダーロボを追い詰めるが、突如元の姿に戻ってしまう。
ペットのメカインコによって今まで戦ってきた相手が息子だと知らされ息子を手にかけようとした事を嘆いた後、
息子達を脱出させてメカンダーロボと共に自爆した。

  • オズメル大将軍(CV:津嘉山正種)
空中要塞都市を拠点とし様々な命令を下すヘドロン皇帝の部下。
白い全身タイツと、蒼い炎を常に先端に灯した杖が特徴の偉丈夫。顔の左右にフェイスペイントが施されているが
面立ち自体は整っており部下のサイボーグの醜悪さとは対照的。

メデューサ将軍とは仲が悪い…のだが、毎度互いにイヤミのドッジボールを展開しており
見ようによってはなんだかこの関係を楽しんでるんじゃないかと思えてくる。

言葉を発しないヘドロン皇帝と意志疎通ができる唯一の人物でガニメデ星に何の前触れもなく出現した
コンギスター軍団が確認された時には既にナンバー2として現在の地位にあった謎の多い男。
…実はヘドロン皇帝に造られたアンドロイドでオズメル自身はその出生を知らなかった。キャンベル星の大将軍みたい
最期はジミーとの一騎討ちで倒され、劇中一度もメカ獣に搭乗しなかった(スパロボでは搭乗する)。

  • ヘドロン皇帝
ガニメデ星の公害によって生まれた生物。汚染された星々を侵略して大宇宙の帝王になる事を企みガニメデ星からオズメル大将軍にテレパシーで指令を送っていた。
捨てられた文献や故障したコンピューターなどを取り込んで膨大な知識を手に入れ、ガニメデ星を侵略。オズメル大将軍を造りあげ、ガニメデ星人を次々とサイボーグ奴隷化させた。
最終回に視聴者の前に姿を現し喋り出したが自然を取り戻した星の自浄作用によってジミー達と直接対決する事なく勝手に消滅した。



◆メカニック

○メカンダー1(メカンダー・プレーン1)
○メカンダー2(メカンダー・プレーン2)
○メカンダー3(メカンダー・プレーン3)

ジミー、小次郎、竜介がそれぞれ搭乗する主戦力の戦闘機。赤・白・青を基調としたカラーリングで
全機ともにスマートな雰囲気のシルエットが特徴。
3機共通の武装として小型ミサイル『スカイドンキー』が備わっている。
飛行速度はメカンダー1がマッハ5、メカンダー2とメカンダー3がマッハ3。
そのため足の速いメカンダー1が先行して偵察任務に就く回もあった*4


○メカンダーマックス

メカンダー1、メカンダー2、メカンダー3の合体形態で、メカンダー1の後部に機首を収納したメカンダー2が合体
そして機体底部にメカンダー3が合体というプロセスを経て完成する。合体後はメカンダー1のコクピットの
ジミーのシートの後ろに配された2つのシートに滑り台を降りるようにして小次郎と竜介が合流し三人乗りとなる。
後ろと底に合体したメカに搭乗してた奴らが何故か上から滑り降りてくるという謎ギミックはたまにつっこまれる。

武装はバルカン砲やスカイドンキーの他、3つのパーツが発射後に合体する牛型爆弾『ブルサンダー』がある。
いちいち発射後に合体するなら元から完成してるのを用意しろよとか言わない。

○トライカー1(トライカーF1)
○トライカー2(トライカーGT2)
○トライカー3(トライカーB3)

\デーン/ ナレーター「トライカー1、ガスタービンエンジンを2機搭載し最高速度は350kmを超える!」
\デーン/ ナレーター「トライカー2、レーシング用ターボエンジンを2機搭載し最高速度は300kmを超える!」
\デデデデデン/ ナレーター「トライカー3、ロケットエンジンを1機搭載し最高速度300kmを絶えず維持できる!」

キングダイヤモンドが敵の襲来を受けた影響でメカンダー1~3が発進不能になった時に登場したコンバットマシン。
トライカー1とトライカー2は3つのアクセルペダルがあり、ハンドル操作では不可能とされる走行を可能とする。

○トライマックス

トライカー3機の合体形態。
武装に地中を這う犬型地上魚雷・シェパードが装備されている。地上用の魚雷ってなんか矛盾してる気がする

○メカンダーロボ

キングダイヤモンドから射出される巨大ロボ
射出された状態は補助的な燃料で動いているが独自に戦闘行動はとれず
あくまで空を飛んで現地までまっすぐ送り届けられる程度の運用しかできない。
メカンダーマックス及びトライマックスが背中に装着*5、通称メカンダークロスする事により
動力が原子力に切り替わり、ジミー達3人の手で操縦可能なウルトラスーパーロボットとなる。
遠近を問わない強力な武装を持つ、地球人サイドの最強の切り札である反面
原子力で動くために後述のオメガミサイルの標的となってしまい、常に約3分前後の短期決戦を強いられる。
序盤は単に「ロボット」としか呼ばれていなかったが、窮地を切り抜けたジミーによって
ロボットもまた自分たちの仲間だとしてあらためて「メカンダーロボ」と命名された経緯がある。

ちなみに全長は120mとダイターン3並だが重量は32tと異常な程軽い。

武装

  • メカンダーUFO
両腕に装着されたトゲ付き円盤。
使い方は様々でブーメランのように射出して相手を斬り裂いたり*6
肘部分を反転させ内向きにすることで近接武器としてトゲで敵を裂いたり叩き潰す
円盤を回転させながらの体当たり、シールドのように防御するなど汎用性が高い武器。
ちなみに発射したUFOを回収して再度装着する時にはジミーがいちいち「スタックッ!」と叫ぶ


  • メカンダーロケットガン
両腕部が肘を視点に180度回転して現れる連射銃。
OPでこれをぶっぱなしてタイトルロゴを生成する演出が印象的。

  • メカンダーフェンサー
右手に格納されている接近戦用の

  • メカンダーキックフェンサー
足のくるぶしのあたりから生えている金色の突起は飾りではなく
それ自体が鋭利な刃になっており、蹴りを入れる動作で相手を斬り裂く武器となる。

  • メカンダー・ライチャック
頭部両側についたアンテナの生えた球状のパーツを取り外し
イナズマのようなエネルギー帯で繋いで振り回す打撃武器。
言ってみれば「アメリカンクラッカー風の超電磁ヨーヨー」。
名称は「雷」+「ヌンチャク」からか。

  • メカンダー・リファイド
機体全身から放電することで接触した相手を焼き切る攻撃。
ただしこの機能はコクピット内部にも働き、使うとパイロット全員が漏れなく感電する。

  • 空中大型魚雷ジョーズ
爪先に格納されたサメ型の魚雷。バック転しながら発射する姿は実にスタイリッシュだが
別にそんな事をせずとも普通に発射可能。
魚雷なのに基本的に地上の使用が多い。

  • コバンザム
膝から発射される小型爆弾
主にコバンザメのようにジョーズの下腹部に空中合体、威力の底上げとして用途される。いちいち発射後に(ry
だがコバンザム単体で敵のミサイルを誘導し軌道を変えるという活躍も見せている。
もはやここまで来るとメカンダーはやたら動物型ミサイルが好きすぎるだろと言いたくなる。

  • メカンダーフレイム
胸部に設けられた穴状のスリットから放射する高熱火炎
メカンダーロボの動力である原子炉の炎を直接開放しているので
多量の放射能を含まれている可能性があり、それが本当なら正直環境によろしくない。
地球を守る者としてそれでいいのかメカンダーロボ!?


○メカンダーロボパート2

\デーン/ 敷島博士「メカンダー1はジミーだ」 ジミー「トライサー!」
\デーン/ 敷島博士「メカンダー2は小次郎」 小次郎「トライサー!」
\デーン/ 敷島博士「トライカー3は竜介」 竜介「トライサー!」
\デデデデデン/ 敷島博士「トライカー1はミカ、お前が搭乗する」 ミカ「私が!?」

メカンダーロボがドラゴンドリラーによって大破されたの
で敷島博士がこんな事もあろうかと言わんばかりに開発された後継機
各メカンダー、トライカーにパーツが搭載され発射後合体しメカンダーとトライカーを格納する事で操縦可能。
メカンダーロボ自体の大きさは以前より小さいが伸縮自在の合金ポリマースチールによって合体後に元の大きさに巨大化される。
見た目と武装は以前と変わらないが性能がパワーアップしている。
各メカの搭載されるパーツ部分はメカンダー1が腕部、メカンダー2が生首頭部、トライカー1が脚部、トライカー3が胴体。
メカンダー3とトライカー2は犠牲になったのだ

○キングダイヤモンド

普段は野球スタジアムにカモフラージュし各種メカを格納している空母基地。周りが焼け野原の中真新しいスタジアムがドーンと構えてる地点で不自然であり全くカモフラージュできていないが
移動する時は主に海上を走るが地上でもホバー飛行を用いての移動が可能。メカンダーロボの航続距離を補うために前線に赴く事もある。
物語後半、案の定敵にバレて襲撃されたのでスタジアム部分を破棄、各地を流浪する。
武装は対空砲、ミサイル、レーザー砲など。

○オメガミサイル

地上で作用する原子力に反応するミサイルで地球の周りに設置された7基の静止衛星から射出される
コンギスターの恐るべき兵器。一般的にイメージされるミサイルよりもだいぶずんぐりしており
先端部にマスタードがべっとりついた小型ロケットのような形状が特徴。
この兵器で地球上のあらゆる原子力兵器・施設を破壊、地球をほぼ制圧する事に成功した。
劇中では大抵メカンダークロス後に発射されるので地球上の稼動している原子力は基本的にメカンダーロボしかないという事になる。
メカンダーロボに命中するまでは約3~4分、追尾性も高くどこからでも飛んでくるので
デストポイントと称される限界点に到達する前に敵を倒し、パワーアウト(分離)しなければならない。
パワーアウトした後オメガミサイルは目標を見失って墜落し大爆発する。*7つまりメカンダーロボが勝利しようが基本的に周囲に大損害が起きるというとんでもない代物。
それ故か比較的人気の少ない海上での戦闘が多く、ミサイルの爆発もで済ましていた。海洋汚染とか大丈夫だろうか

静止衛星を破壊しようとしても近づいた兵器に防衛システムが反応してミサイルが自動で発射し迎撃、
そもそも今の地球には巨大ロケットを開発する設備が壊滅しているので接近すら難しい*8
いざという時には静止衛星同士が合体しクラゲ型メカ獣にもなれる。
だが弾切れはもちろん、静止衛星が故障するとミサイルが発射されない、
オーロラから発せられる電磁波の影響を受けると目標到達前に爆発する欠点もある。
ちなみにこのミサイルを利用してメカ獣や敵基地を破壊した事も何度かあり、ある意味メカンダーロボにとって最強武装と言えるかもしれない。
最終的にはメカンダーと防衛隊の作戦により静止衛星は7機全て破壊されたのだが、
予備が用意されていたのか後に何処からともなくオメガミサイルが発射された回が2度あった。

視聴者はもう地球上の原子力の無力化をだいたい果たせたから後は好きなタイミングで日本にオメガミサイルを乱射しろよとか言ってはいけない。

スパロボにおいては地球上のマップ(バイストン・ウェルのような異世界では当然出てこない)で数ターン経過すると登場、移動後に範囲内にユニットがいると広範囲高威力の自爆をする。
ステータスが高いのでこちらの攻撃で破壊するのは不可能に近く、登場するまでにクリアなんて周回プレイでもない限り無理なので、
HPの高いスーパー系やリ・ガズィのような撃破されても復活できるユニットを囮にして安全なところで爆発を誘うというなんとも本末転倒な対応が求められる。


敷島博士「メカンダー1、2、3、追記修正せよ!」
「トライサー!」

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最終更新:2025年04月12日 16:51

*1 これでも一応デザインはあの大河原邦男によるものである。

*2 ガニメデ星人由来のタフネスを有しており、電気回路が焼き切れた時はちぎれた回路の両端を掴むことで自身に電流を流しメカンダーロボを再起動させたこともある。

*3 最後の1機は弾切れの状態で敵のフレンドリーファイアを利用して墜としたもの。またこの空中戦でミカ自身も機体を破壊され脱出している

*4 当然それでは3機が合体できずメカンダーロボも運用できないのでそれに付随した面倒も発生するが…

*5 実のところロボットとマックスのサイズ差はかなりあり、合体というよりもカートリッジを装填するような格好に見えるほか、特に合体前後でロボットの容姿が劇的に変化するようなギミックもない。

*6 単独でぶつけるのを「UFOブーメラン」2つを接合させた円盤にしてぶつけるのを「UFOダブル」と称する

*7 しかも一度発射されるとコンギスター側からも制御を受け付けないというポンコツ加減。

*8 小次郎が単独で衛星破壊を試みたことがあるが、メカンダーは宇宙空間では運用できないため一定の高度から上に昇ろうとすると機体のコントロールが効かなくなる。