UFO戦士ダイアポロン

登録日:2020/12/12 (土) 22:30:30
更新日:2024/11/09 Sat 09:54:32
所要時間:約 7 分で読めます





▲概要


『UFO戦士ダイアポロン』とは、1976年にTBS系で放送されたテレビアニメである。制作は本作の裏番組として再放送されていたサザエさん』や『鉄人28号』のエイケン。全26話。
原作は雁屋哲・海堂りゅう(土山しげる)による漫画『銀河戦士アポロン』*1
日本のロボットアニメでは初となる、複数の人型ロボットが合体して1体の巨大ロボットとなる設定を取り入れた作品。同時に主人公がロボットと文字通りの意味で一体化する設定も特徴である。それによって生じた突っ込みどころも


▲あらすじ

強大な力を秘めたエネルギー「エナルジーハート」を欲して襲撃してきたダザーン軍団の手により、滅亡に追いやられたアポロン星。当時まだ赤子の王子と共に脱出したラビはエナルジーハートの端末「キー・エナルジー」と共に太陽系第3惑星の地球に逃げ込み、そこで王子を孤児院「あおぞら学園」に預けた。
赤子は「タケシ」という名を与えられすくすくと成長し、16歳の誕生日を迎えた時、再度ラビが目の前に現れた。タケシは彼の口から自身がアポロン星の王子であること、体内に埋め込まれたキー・エナルジーの存在を教えられる。
やがて地球侵略を開始したダザーン軍団と戦うため、タケシは仲間達と共に「UFO少年団」を結成し、戦う決心をするのであった。


▲登場人物

☆UFO少年団とその関係者

  • タケシ(CV:村山明)
主人公で、UFO少年団のリーダー格。普段は学園で五郎達と共にアメフトのチームを組んでいる。赤いコスチュームを身に纏う。背番号は10番。
滅亡したアポロン星の王子であり、胸には太陽のような形の「キー・エナルジー」が存在している。その力に慢心して危機に陥ることもあったが、少しずつ成長していく。

  • 五郎(CV:山下啓介)
大柄な体格で、アメフトでは切り込み役を務める。ニックネームは「ごろやん」。青いコスチュームを身に纏う。背番号は66番。

  • 松男(CV:千々松幸子)
チームのマスコット。小柄だが勇敢な性格。ニックネームは「チョコ松」。六つ子の三男ではない黄色いコスチュームを身に纏う。背番号は22番。

  • ミキ(CV:小宮和枝)
紅一点。アニメヒロインとしては珍しい、ベリーショートのヘアスタイルが特徴。ニックネームは「ミキッペ」。桃色のコスチュームを身に纏う。背番号は00番。

  • ヒデキ(CV:小宮山清)
参謀役。豊富な知識と才能を有している。ニックネームは「ハカセ」。白いコスチュームを身に纏う。背番号は99番。
ダザーン軍団の攻撃で両親を失い、あおぞら学園に転入してきた。

  • ラビ(CV:千葉順二)
滅亡したアポロン星の生き残り。王国の大臣と科学者を務めていた。ダイアポロンの設計・開発を行ったのも彼である。


☆ダザーン軍団

  • ダザーン総統(CV:杉田俊也)
ダザーン軍団の最高指導者。アポロン星の滅亡した後もキー・エナルジーを狙って地球に攻撃を仕掛ける。
実はアポロン星に攻撃を仕掛けたのは野心からではなく、環境破壊で滅亡寸前の母星を救うための浄化装置の起動にエナルジーハートが必要だったため。故郷を救いたいという意思は本物だが、そのために話し合いもせずいきなり侵略を行って星一つを滅亡に追いやり、守るべき民衆にすら犠牲を強いるなど、同情の余地は皆無に等しい。

ダザーン軍団地球侵略本部の総司令官で、ダザーン総統の息子でもある。実直な性格。

  • ヒドー(CV:和久井節緒)
ダザーン軍団の隊長で、ギラニクの部下。力押しの作戦を好む荒くれ者。
名前の由来はおそらく「非道」。

  • ガメツ(CV:城山知馨夫)
ダザーン軍団の将軍で、ギラニクの部下。冷徹かつ卑劣な性格。
名前の由来はおそらく「がめつい」。

  • ジョケツ(CV:沢田和子)
ダザーン軍団の女元帥で、ヒドーの妹。兄に似ず美女で、狡猾な一面も持つ。
名前の由来はおそらく「女傑」。



▲メカニック



アポローン・ヘッダー!! トラングー!! レッガー!!

○アポロンロボ

タケシの呼び声に応じてアポロンベースから発進するロボ。いずれも頭頂高は40m、重量は30t。

アポロン・ヘッダー
合体前後含めてタケシが搭乗する。ダイアポロンの頭部と胴体を構成する。ヘッダーロボットとも呼称される。胸部のエンブレムが開き、そこからスペースクリアーが収納される。

アポロン・トラングー
当初は無人で動いていたが、後にタケシの負担を減らすために主に五郎が搭乗するようになる。ダイアポロンの胸部装甲と背部、腕を構成する。

アポロン・レッガー
トラングー同様に無人で動いていたが、後に主にミキが搭乗するようになる。ダイアポロンの腰と脚部を構成する。


不要部分、収納! 3体、接合!

がっしぃぃぃぃぃん!!


合身!! それは、スペースクリアー号と共にヘッダーロボットに入ったタケシが、接合した3体のロボットと同じ大きさに巨大化することである!!


ダァァァァイ!! アァァァァポロォォォォォォォン!!!!



○ダイアポロン

3体のアポロンロボット合体して誕生する巨大ロボット
頭頂高120m、重量100t。メカンダーロボ程ではないが、重量は大きさの割に軽い。
太陽光線をエネルギー源とする超動力発生装置エナルジーハートの端末「キー・エナルジー」で駆動する。
アメフトのプレイヤーそのものな外見をしており、口元のフェイスガードを上げることによりエネルギー増幅装置が作動する。
性質上太陽が出ていないと光エネルギーを取り込むことができず、その性質を突かれ窮地に陥ることもしばしばあった。
合体方式は以下の通り。

トラングーとレッガーの搭乗者が脱出

各ロボの合体に使わない部分(ヘッダーの四肢、トラングーの頭部と両足と胴体の中身、レッガーの上半身)がどこかに消え、合体

タケシがダイアポロンと同じ大きさに(かなり苦しそうな様子で)巨大化して完成

消えたパーツはどこに収納した」とか「巨大化しているなら中の機械どこいった」とか、完全に突っ込み所満載。???「物理法則もあったもんじゃねぇな」
ちなみに「合身」という言葉は元々は本作で作られた造語であり、「合体」と「変身」を組合せたものである。

☆主な武装

  • ダイアポロンボール
両肩の突端を外して合体させることで完成する、にもにも投擲武器にもなる万能武器。見た目は完全にラグビーボール

  • ダイアポロンビーム
胸部から発射される太陽エネルギーを変換した光線

  • アポロンデストロイ
ラビから伝授された大技で、アポロン星に代々伝えられている戦法とされている。自身の身体をきりもみ回転とともに縮小させつつ敵の体内に入り込み、元の大きさに戻る反動を利用することで内部から破壊するというなかなかえげつない技。

その他


スペースクリアー
タケシの操縦する戦闘機。円盤状だが飛行機のような機首とコックピットを持ち、機体の前半分は分離して小型機に、さらにコックピットがバイク型マシンのアポロンバイダーになる。武器は機首のビーム砲やミサイル

UFO戦闘機
UFO少年団に与えられた戦闘機。スペースクリアーと比べて比較的UFOに近い外見。ビーム砲やミサイルが主な武装。
後にトラングーやレッガーに搭乗して操縦できるようになる。

メカ獣
ダザーン軍団のロボット兵器。基本的には自動で活動するが、幹部機がドッキングする事で幹部が操縦する事もある。主に動物モチーフの機体が多い。


▲余談


続編として『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』が存在するが、その実態は放送局を変更させて新たなシーンを加え、一部の設定とメカを変えて再編集を施しただけの本編の総集編。後半は完全に再放送と変わらなかった。




不要部分、消去! 追記・修正!

ほっぞぉぉぉぉぉん!!

ページ保存! それは、アニヲタwikiにログインしたWiki籠もりが、完成させた項目をwikiの一部として登録することである!!


アァァァァニ!! ヲォォォォタウィィィィィィィィキ!!!!



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最終更新:2024年11月09日 09:54

*1 余談だがそのため、ピクシブ百科事典の本作項目では「同じく雁屋哲原作な1979年の特撮番組『メガロマン』は、本作のストーリーコンセプトを元にしたのでは?」なんて仮説が提示されている。