登録日:2017/10/21 Sat 15:38:38
更新日:2026/05/25 Mon 10:17:55
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《翼を織りなす者/Wingweaver》
概要
第2期第4弾パック「Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-」で登場した通常モンスター。
紫色の長髪に黄色い衣をまとった美しい女性の姿で、
フレーバーテキストの通り6枚の翼を持つ天使(海外版では妖精になった)。
あの《
ゴブリン突撃部隊》の同期でもある。
上記の通り天使族通常モンスターの中では最高攻撃力だが、効果モンスターも含めればこのカード以上の攻撃力を持つカードは少なくない。
もし採用するのであれば、やはり通常モンスターであることを活かしたデッキに投入することになるだろう。
手札からなら《神の居城-ヴァルハラ》、墓地からなら《思い出のブランコ》、除外されたのなら《奇跡の光臨》と、特殊召喚自体はわりと容易。
バニラを手札に呼び込む《召喚師のスキル》や《闇の量産工場》もヴァルハラの使い勝手を上げてくれる。
《ジェルエンデュオ》・《カイザー・シーホース》・《ホーリーフレーム》・《
幻奏の音女セレナ》と4種類の
ダブルコストモンスターに対応しているので、
A召喚も容易な部類。
もちろん、《
オネスト》や《王者の看破》も心強い味方である。
アタッカー以外でも、レベル7の儀式モンスターを《高等儀式術》で儀式召喚する場合の墓地へ送る候補として有力で、特殊召喚しやすい高レベルシンクロ素材として使っていく手もある。
更に《凡人の施し》・《天空の宝札》・《七星の宝刀》と3種類の除外を伴う手札交換に対応しているので、手札を肥やす助けにも使える、と特徴の多いカードである。
……と、まあ長々と書いたが、彼女最大の特長は、「このステータスでレアリティがノーマルだった」ということ。
今の魔境ぶりからは想像も付かないかもしれないが、当時は
S召喚も
X召喚も
P召喚も
L召喚も存在せず、
儀式・
融合召喚も消費リソースに対する見返りが少なく基本アド損だった時代。
その為「ステータスの高い上級モンスターでひたすら殴り込む超シンプルなビートダウン」でも十二分に戦う事ができ、「
例え通常モンスターでも最上級ならレアカード」という風潮が強く、「ただ単純に攻撃力が高いだけのカード」を手に入れるにもそれなりの資金と運が必要だった。
ところが、この《翼を織りなす者》は上述の通り、所謂「主人公エース」ラインを上回るステータスであるにもかかわらず、レアリティはノーマル。つまり強くて財布にも優しい、正に女神様だったのだ。
金銭的な意味で彼女に救われたデュエリストは多く、その存在は下手なレアカードよりもよっぽどありがたがられた。
なにしろ2750という打点は上述の通り、
原作出身の有名なモンスターたちの2400~2500を上回っていたのだから(当時はまだ彼らにサポートカードが乏しかった為、【ビートダウン】同士なら殴り倒せたというのもある)。
《メカ・ハンター》・《半魚獣フィッシャービースト》共々、切り札としてデッキに投入していたかつての初心者も多いだろう。
《悪魔のくちづけ》でも装備すれば「レアカードの暴力も怖くない!」というわけだ。
ただ、これらは編成のお手軽さも加味した上の地位で、レアだが当時更に強くて頼れるカードが存在したのも事実。
仲間内でもっと高ステータスのモンスターを持っている人がいると、使っているうちに「どうしても自分のこのカードではあいつのレアカードと愛には勝てないのか」とコンプレックスに苛まれるようになっていく。
ここで貧乏デュエリストは選択を迫られる。レアカードを入手するべくお金と運を絞り出すか、レアカードに頼らない戦術を手持ちの中で新たに編み出すか、いっそ遊戯王から身を引くか…。
このWiki等を読む様な大人なら多少のレアカードに出すお金や使いこなす為の情報にもまず困らないだろうが、お小遣いも情報網も限られていた当時の小学生には切実な三択問題だったのである。
単純な数値よりも種族・属性・テーマカテゴリが採用基準となる現在、彼女が昔ほど注目されることはなくなった。
光属性の通常モンスターと言えば(当時は本当のレアカードだった)あの《
青眼の白龍》がいるが、あちらはレアリティ&イラストにこだわらなければ容易に入手可能になったので、現在では天使族にこだわらない限りはあちらをメインにしたデッキの方が強くて使いやすいだろう。
しかし、
このカードは一度も再録されておらず現在絶版である。
かつて愛用した彼女が現在絶版であることを知り、一抹の寂しさを感じる古参デュエリストが存在するのもまた事実。
まぁ通常モンスターとはいえ「レベル7・光属性・天使族」と至って正統派なステータスなので、サポートするようなテーマが将来登場する可能性は十分あるし、未だに他のカードと差別化できる地位を維持している以上はそのうち化ける日も来るんじゃないだろうか。
遊戯王OCGはそういう「狭い範囲のサポート」でデッキを個性化させていくゲーム性だし、かつての《フレイム・ゴースト》や《カルボナーラ戦士》・《
クリッチー》みたく案外そのうち需要が出たり、果てはめでたく再録を果たす……なんて日が来るかもしれない。
関連(?)カード
《翼を織りなす者》と同じく、「最上級だがレアリティがノーマルだったため入手しやすく、デュエリスト達からありがたがられたモンスター」の代表格。《翼を織りなす者》の先輩でもある。
攻撃力は2200と最上級では物足りない数値だが、それでも登場当初は多くのデュエリストがこの機械蜘蛛のお世話になった。
「炎属性・機械族の最上級通常モンスター」という個性の塊でもある。
原作では王国編で
城之内克也と対戦した
バンデット・キースが使用した。
ただ、ぶっちゃけ出すまでが大変だったうえに攻撃力が低く、あまり強いモンスターとは言えなかった。
だからこそ《翼を織りなす者》や《半魚獣フィッシャービースト》がありがたがられたわけで。
攻撃力2750のモンスターたち。実は《翼を織りなす者》以外ではこの5体しかいない。
更に《ヴェルズ・ウロボロス》は2025年10月以降
禁止カード指定を受けているので、公式デュエルで使えるのは《翼を織りなす者》を含めても5体のみとなってしまっている。
余談
Googleでこのカードの名前を調べると「エラー」というサジェストが出てくる(2022年8月現在)。
どうやら枠がずれているエラーカードがあるらしく、一応コレクター需要があるようだ。
遊戯王に限らず、カードゲームでは品質のバラつきが出やすい初期にこのような印刷ズレや印刷ミスでエラーカードになるものがある。
実はこのカード、
第5期末期のほんの一瞬だけ注目を浴びたことがある。
《
ウィンドフレーム》が登場した当時、多くのプレイヤーはこれを普通のフレームシリーズだと思っていた。
そこで、
- 「風属性の最上級モンスターなんていたっけ?」
- 「ほら、《翼を織りなす者》とかそうじゃなかったか?」
なんて感じで、このカードにさほど思い入れのない人はこれが名前から風属性のカードだと勘違いしたのである。
しかしすぐに勘違いだったと気づき、「対応するモンスターがいないフレームシリーズ」ということが明らかになり、屈指のネタモンスターとして愛されるようになっていったのだ。
追記・修正は、《翼を織りなす者》を3枚積みしているorした事がある方にお願いします。
- この記事見て探してみたら三枚持ってた! -- 名無しさん (2017-10-21 17:23:23)
- また懐かしいカードの記事ができたね -- 名無しさん (2017-10-21 18:03:48)
- 実際当時は普通にエースだった。運良く真紅眼持ってたけど正直あの頃は使い道無かったし -- 名無しさん (2017-10-21 18:19:27)
- よくわからないけどなんか凄そうな日本語名もいいし、Wingweaverっていう英語名も好き -- 名無しさん (2017-10-21 21:06:51)
- 原作補正のおかげでウルレアにされハズレ扱いされたダイヤモンド・ドラゴンが恨めしそうな眼でこっちを見ている・・・ -- 名無しさん (2017-10-21 22:12:03)
- 今日家のストレージ漁ってたら見つけた自分にはタイムリーな -- 名無しさん (2017-10-21 22:32:06)
- 懐かしい、押入れ探せばまだあるかな -- 名無しさん (2017-10-22 17:03:28)
- 懐かしい、けど当時は子供特有の「女の子のカードを使ってるなんてヘンタイ!」みたいな風潮があったんで中々使えなかったな… -- 名無しさん (2017-10-22 20:11:45)
- 友人たちとルールを理解せずにノリで戦ってた時によく使ったな -- 名無しさん (2017-10-22 21:36:09)
- AVの舞網CSで柚子の相手が使ってたっけ -- 名無しさん (2017-10-22 23:43:12)
- 既に実質上位互換と言えるジャンヌがいるけどデュエルリンクスに実装してくれないかな・・・ -- 名無しさん (2017-10-22 23:49:25)
- 生け贄召喚が導入された時点でただ攻撃力高いだけの最上級モンスターなんてほぼ環境から駆逐されてたんだが、この項目はいつのこと言ってるんだ? -- 名無しさん (2017-10-23 10:04:53)
- ↑サイクロンでミラフォが無効にできるかで揉めていた当時の小学生の放課後の環境を言ってるんだよ… -- 名無しさん (2017-10-23 11:34:28)
- ↑ ええ…「シンクロ召喚も~」のくだりを読むとまるで5期までそうだったように読めるんだが… -- 名無しさん (2017-10-23 11:41:51)
- ↑普通にこれが収録された千眼の魔術書発売当時って解釈が何故できないのか -- 名無しさん (2017-10-24 19:02:02)
- 青眼は子供には手を出しにくいスターターボックスやEX -- 名無しさん (2017-10-24 19:45:27)
- 間違えた。青眼は当時スターターボックスやEX -- 名無しさん (2017-10-24 19:46:22)
- ↑3 いやまあそうなんだけどさ。そのころは流石にエキスパートルール導入して結構時間経ってるでしょ?いやまあローカルルールにどうこう言っても仕方ないけどさ… -- 名無しさん (2017-10-26 09:43:34)
- 小学生の中では攻撃力こそパワーなんだよ。シナジーはなくてもとりあえず攻撃力の高い最上級を積む。それが手札でよく腐っていたとしても、ならず者傭兵部隊に瞬殺されたとしても、アド損とか考える発想はないのだ。今でも爆走特急ロケット・アロー入れてる小学生とか居るぞ? -- 名無しさん (2017-10-26 10:04:21)
- 遊戯王時点で高校生以上だった人でRPG経験者ならば小学当時のDQやFFでどんな装備してたか思い出せば良いと思う -- 名無しさん (2020-01-17 02:53:46)
- そもそもこの時期だと原作出身でもないカードでブラマジ以上の打点をもち、そのうえレアカードじゃないって時点で結構なユニークさだった気がする。コメ欄でもちょっと違和感ある人がいたみたいだけどこの印象の差はまさに世代間ギャップだな。 -- 名無しさん (2022-10-14 18:37:18)
- 本項目ですが、古参のカードとは言え、現項目名だと遊戯王関連の項目である旨が一目で分かりづらいので、他カード名の項目に倣って「翼を織りなす者(遊戯王OCG)」への項目名変更を考えています。ご意見等あればお願いします。 -- 名無しさん (2026-05-12 22:54:32)
- 1週間以上経過しましたが反対意見が無かったようなので、本項目名を「翼を織りなす者」→「翼を織りなす者(遊戯王OCG)」へと変更しました。 -- 名無しさん (2026-05-24 23:37:01)
最終更新:2026年05月25日 10:17