アマクダリ・セクト

登録日:2017/11/05 (曜日) 11:39:00
更新日:2024/04/18 Thu 21:42:13
所要時間:約 ? 分で読めます







私はシステムを構築した。幹部が欠けようとも揺らぐ事のない、強固なシステムを。死んだ者のかわりはモータルでも構わぬ程のな

―――アガメムノンの言葉




「アマクダリ・セクト」とはニンジャスレイヤー第2部~第3部における「悪の組織」。
通称は「アマクダリ」。漢字明記だと「天下」と書く。
首領はラオモト・カンの遺児ラオモト・チバ
第1部の敵組織ソウカイヤの正式な後継に当たる組織。





【概要】

第1部で壊滅したソウカイ・シンジケートの残党に、謎のニンジャアガメムノンとその私兵団が合流して結成された暗黒経済組織。
雰囲気としては秘密結社色が濃くなっている。
なお残党と私兵団の合流の割合は半々。
ラオモト・チバがアマクダリの首魁であるが、実際の組織運営はチバの執事となったアガメムノンが行っており、
チバはソウカイヤの権威を輝かせるための神輿のような立ち位置。
しかしチバの成長に伴い、チバ自身も首領としての絶大な風格と父譲りの支配者のオーラを纏うようになる。

対抗勢力であるザイバツ・シャドーギルドニンジャスレイヤーに倒されたことを契機に一気に勢力を拡大し、第3部においては一大勢力を形成。
ネオサイタマを実質掌握することに成功し、第3部におけるニンジャスレイヤー最大の敵として君臨する。


母体はラオモト・カンCEOの死後、国税の投入によって存続した「ネコソギ・ファンド」
かつて傘下にあったリアルヤクザ・ファンド等を中心としてはいるものの、その実体は旧ソウカイヤとは似て異なる。


【組織構造】

  • 極端なワンマン経営と実力・実績至上主義により戦力の弱体化や劣化が著しかったソウカイヤ
  • 組織の序列に終始しがちでフットワークが鈍重に過ぎるザイバツ・シャドーギルド
双方の弱点を反省したかのような、現実的でシステマチックな組織運営を行っている。

アマクダリ独自のシステムとして特徴的なのが、
複数のヤクザ組織やニンジャ組織をアマクダリ中枢部の管理下に置き、アマクダリの手足としてテリトリーごとに管轄させる「フランチャイズ・システム」
フランチャイズされた各組織は徹底して組織間の管轄テリトリーや情報の伝搬が制限されており、
結果的にニンジャスレイヤーが下部組織のニンジャを幾ら拷問してもそこから先へ進めず、中枢への手掛かりを得られないという非常に厄介な仕組みが出来上がっている。
人材の運用においても、派閥論理に縛られたザイバツや実力主義のウェイトが大きすぎたソウカイヤよりも柔軟かつ適材適所の人事が行われ、
組織自体も複数の部門が設置されているなど雰囲気は非常に近代的。

他にもソウカイヤ以上にネットワーク関係に力を注いでいる。
本部と末端組織、また実働部隊との連絡用、果ては戦闘時における構成員同士の情報共有や戦闘のサポートとして、
天下網(アマクダリ・ネット)という高度な独自ネットワーク・システムを導入しているが、情報管理の観点からアクセス者ごとに扱える情報は厳しく制限されている。


そして真に脅威な点は、これまでのニンジャ組織と違って政治・経済・文化・軍事の分野にも積極的に手を広げることで表社会にも影響力を広げ、体制側にも支配権を拡大。
結果ネオサイタマの行政や政財界は愚か、主要メディアや企業、暗黒メガコーポに至るまでほぼ全てがアマクダリの支配下や影響下に置かれていること。
アマクダリはソウカイヤやザイバツ以上にネオサイタマの行政府や政財界と深く密接な癒着が行われており、
掌握された社会システムを利用した敵対者の社会的な抹殺戦術がアマクダリの恐るべき戦法である。
ニンジャスレイヤーもニンジャになる前の正体と詳細な来歴を押さえられており、
有事の際には支配下に置いたマスコミを通じて、彼を社会の敵に仕立て上げて糾弾、社会的に抹殺する体制を整えている。
この社会システム掌握の効果はアマクダリに都合の悪い情報や事実、事件の隠蔽にも役立つ他、
メディアを介してネオサイタマの情勢や人々の心理を自分達の都合のいいよう誘導したり市民の扇動・洗脳にも効果がある。


徹底的な情報統制や無尽蔵に肥大化していく特性もあり、組織の全貌は謎に包まれており、首領であるチバですら全貌を把握しきれていない。
大半の構成員は「誰が幹部なのか、どこに本拠地があるのか」といった事について何も知らされず
誰もがアマクダリという巨大機構から匿名的な電子命令を受け、それを達成することで、システムが維持されている。
中には総帥であるラオモト・チバの存在さえ知らない者も大勢いるという。
また以前どこの組織に所属していたかもアマクダリではあまり問題にされず、理念やイデオロギーは希薄。
更には最高幹部に至るまで予備人員を揃えているため、ソウカイヤやザイバツのようにただ敵幹部を倒していくだけでは倒した端からシステムが再構築され復活していく。

この複雑怪奇な組織をすべて把握しているのはアガメムノン只1人のみ。


このように裏社会だけでなく、表社会をも急速に飲み込んでゆくアメーバのような、無限に再生し続ける不死身のヒドラのような支配システムがアマクダリ最大の武器である。
第3部終盤では行政やネットワークも含めネオサイタマの完全掌握に成功。
「アマクダリと敵対する=ネオサイタマ社会全てを敵に回すに等しい」という、ニンジャスレイヤーやアマクダリに抵抗する人々にとって過酷な苦難が襲い掛かる。



【弱点】

複雑怪奇で厄介窮まる組織だが、欠点として上げられるのが、話が進むにつれ組織のシステムに依存した思考停止状態のニンジャが多数を占めるようになったこと。
セクトが肥大化するにつれシステムに精神的依存するニンジャが増えており、
想定外の事態が発生すると激しく動揺した結果作戦指揮を無視して逃走したり、ある種の恐慌状態に陥る者。
冷静な判断力を欠き碌に真偽を判断することなく即座に撤退してしまう者も少なくないなど所属ニンジャの精神面での練度不足が頻繁に見られるようになった。
第3部最終章でアマクダリのトップが軒並み壊滅し再建不可能な状況に陥った際は、殆どのニンジャが統制もされず逃走するなど、
後期・末期のアマクダリ所属ニンジャのシステム依存は酷くなっている。

また「ニンジャスレイヤーという個人は驚異だが、ニンジャスレイヤーの攻撃によるアマクダリへの影響は無意味」という楽観的な認識がアマクダリ内では多数を占めることも欠点。
これはアマクダリは表社会と強固に癒着しているのに加え、
所属ニンジャ達はアガメムノンが作り出したアマクダリの強固な管理システムを妄信しており、己の組織の強大さに酔いしれているためである。


【目的】

第2部から第3部序盤では基本的な目的は勢力拡大が主であったが、
最終的にアマクダリ傘下にある各暗黒メガコーポや組織全体の利益のため金儲けを重視する方針が目立った。
しかし真っ当な金儲けなどする筈もなく、行った行為はキョート・ネオサイタマ間で意図的な戦争を引き起こすこと。
それも相手であるキョートとは裏で話が通じており、意図的に戦争が長引き継続されるよう手筈を整えている。
これにより両国間で作為的に戦争特需を回し続け、暗黒メガコーポや自分たちが金を荒稼ぎするという最低の計画を実行した。

そしてアマクダリの最終目的は日本を影から支配し、全ての人間を管理統制する暗黒管理社会(ディストピア)の実現。
ザイバツ・シャドーギルドの掲げたニンジャによる絶対支配とは違い、アマクダリの支配対象には人間もニンジャも含まれている。
アマクダリは管理社会の実現のため様々な悪法の制定を推し進めており、社会的マイノリティへの迫害や格差拡大の合法化、
自分達に有利になるよう行政を動かすなどなど挙げれば切りがない社会的犯罪を繰り広げている。


だがこれも序の口。アマクダリの真の目的とは世界征服
手順としては、
  • アマクダリ配下の月面基地と世界全土に建設されたアマクダリ通信基地を利用して既存のインターネットに代わる新たなネットワークを構築
  • Y2K問題の影響で偶然開いてしまったインターネットとコトダマ空間(オヒガン)とのリンクを遮断
  • Y2K問題により1度変貌した世界を再びY2K問題発生以前の状態に戻す「再定義」を実行
という仕組み。
これによりコトダマ空間がもたらしていた不条理も可能性も発生し得ない、完全に制御された「秩序」を再定義によって全てがリセットされた世界の上に構築することで世界を支配しようとしている。
すなわち世界規模でのディストピア化こそが真のアマクダリの狙いである。

なおこの過程でY2K以降に誕生したUNIXを含む全てのテクノロジーは存在の機能不全を起こし、更に全てのUNIXが爆発もしくは消滅を引き起こす未曽有の大災害が発生する。
一方でアマクダリ側はこのテクノロジー消滅の影響を受けないY2K問題以前のUNIXを保持しているため、結果としてアマクダリだけがネットワークを掌握することになる。


【カスミガセキ・ジグラット】

通称「カスミガセキ皇居ビル」。
第3部におけるアマクダリの本拠地。
ネオサイタマに存在するエンペラー不在の権力の象徴にして、政・官・民が高度な癒着を遂げた人類史上稀に見る巨大複合施設。
Y2K以前から途方も無い複合増築を重ねられ、今なお増築が進んでおり全貌を把握している者はいないという。

第1部の時点で最上階は700階。高さ1000mは裕に越え、数年後の第3部では全高2千メートル超にまで達した。
頂上部である最上階層は空中庭園のような構造であり、重金属酸性雨を降らせる雲より上に突き出しており汚染されていない大気や陽光の恩恵を与れる。
そんな上層部分に居室を構えられるのは、ネオサイタマ市長かその補佐官、あるいは暗黒メガコーポ各社のCEOといったトップクラスのみである。
ジグラット外壁「斜面」でイクサが繰り広げられ、外壁を馬で最上部まで駆け上がった者がいたことから、形状は山めいたもので、地表面での胴回りはかなりのものと推測される。
 
地上の万魔殿の如き超高層建築物であるが、不吉を忌み嫌う日本人の慣習により、4や9の数字が含まれる階や部屋は存在しない。
階層の内訳としては
  • 1~50階:ネオサイタマ市役所
  • 51~300階:ネオサイタマ市警をはじめとした公官庁
  • 301~600階:国会議事堂などの行政施設
  • 601階以上:メガコーポのヘッドオフィス群
といった階層構造。
ちなみに666階にはソウカイヤなどの為の談合用IRC設備が用意されている。
アマクダリのトップたるラオモト・チバが居するネコソギ・ファンドのヘッドオフィスもここにある



【戦力面】

アマクダリの構成ニンジャは「12人」「アマクダリ・アクシス」「アマクダリ・エージェント」「下部衛星組織所属」の4種類に分類される。
ただしアマクダリはフランチャイズ形式で組織を拡大しているため、全体像を把握するのは困難。
所属しているニンジャ達もアマクダリ上層部からの指令を遂行しているだけの場合が多く、多くは衛星組織の末端である場合が多い。
所属ニンジャの練度はシステム化の影響により非常に安定している。

しかし大半の構成員は「誰が幹部なのか、どこに本拠地があるのか」といった事すらも知らず、
アマクダリという巨大機構から匿名的な電子命令を受け、それを達成する形で組織が維持・運営されている。
また末端から幹部まで、全ての構成員はシステムを構成する「替えのきく歯車」にすぎない。
徹底的なシステム化の影響かソウカイヤのような部下と上司で密接に絡むようなこともない。
ニンジャとモータルの扱いにおける差もそこまでないので、良くも悪くも安定しているがニンジャの扱いは3組織の中で恐らく一番悪いだろう。


結成初期にはアマクダリの命令に従わず残虐行為を行う所属ニンジャも大勢存在していたが、そういったニンジャはアクシスに粛清させたり、
暴虐を嗅ぎ付けたニンジャスレイヤーにあえて殺させる事で不穏分子を淘汰。
ニンジャスレイヤーさえも利用して邪悪ながらも秩序・命令を守るニンジャのみをふるい分け、組織の地盤を強化していったとのこと。

なお第3部後期になるとアマクダリ・ニンジャには、ニンジャスレイヤーと単独遭遇した場合は即時撤退とアクシスへの即時通報が推奨されているなど、
ニンジャスレイヤーに対しての対策は執拗なまでに徹底されるようになった。


◆12人

アマクダリ・セクト最高幹部。
それぞれセクト内における各部門を統括する立場にあるが、存在はトップシークレット扱い。
その存在を把握するセクト構成員の数は非常に限られ、アクシスを含む一般構成員はアマクダリ各部門や「12人」の存在を知らされていない。
ニンジャの有無や戦闘力よりも、社会的地位が重要視されるのが特徴。
そのためニンジャ組織でありながら一部非ニンジャがこの位置に収まっているという異質な集団である。
ネオサイタマの様々な組織や政財界、メディア、暗黒メガコーポのトップに座る集団が顔を揃えており、それ故かめったに会合も開けないらしい。

「12人」という集団で一番厄介なのが、例え何らかの要因でメンバーが死んだ場合でも、アマクダリの心臓であるアルゴスを除く「12人」はその地位と役割を受け継ぐ者をニンジャの有無問わず常に用意していること。
仮に「12人」を何人か打倒したとしても、短時間で「12人」は元の体制を取り戻す。
なお社会的権威重視と言えども初期メンバーは皆一様に一筋縄ではいかないカラテの練度やジツを持つ強敵ばかりである。


◆アマクダリ・アクシス

アマクダリ・セクトにおいて、衛星組織を含まないセクトの中枢部分に位置する実行部隊。
ソウカイ・シックスゲイツ」や「ザイバツ・グランドマスター」といった組織内の部門名や位階名などとは異なり、あくまでアマクダリ衛星組織には所属しない即時対応戦力。
セクト中枢部分からの指令に対し常に待機状態にある精鋭部隊を示す言葉である。

特に厄介なのは、最高幹部も含めアクシス全員がニンジャスレイヤーの事を「恐るべき脅威」と認識して行動をとっている点。
戦闘では常に複数人でニンジャスレイヤーと戦うという方針を取り、時にはニンジャスレイヤーと出逢っても敢えて戦闘を回避し遁走したり、
果てはニンジャスレイヤーと遭遇した際の対処マニュアルまで完備されている。

本来はアマクダリの精鋭部隊を指す言葉だったが、後にアガメムノンの方針により新しくアマクダリに入ったニンジャは皆アクシスに送り込まれるようになった。
結果的に数は著しく増大した代償として、質の劣化の有無が激しくなった上に、
アクシス新兵の末端ニンジャ達はセクトの強大さに酔って思考停止し、組織の全容も把握せず唯標的を狩る事しか考えない存在へとなり果ててしまっている。


◆アマクダリ・エージェント

官史・斥候に相当する立ち位置にあり、アクシス隊員とほぼ同等の地位を持つ。
主に企業や組織に単独で入り込み、暴力による「恐喝」や非合法ニョタイモリ・バーの会員権や暗殺サービス券などを用いた「誘惑」などで要人や重役をアマクダリの支配下に置き、
アマクダリの表社会での支配領域を広げる役割を担う。


◆下部衛星組織所属

上記の2種類に入らないその他大勢の所属ニンジャ達。
組織内では一番下位に当たり、ソウカイヤの「アンダーカード」やザイバツにおける「アデプト位階」に相当する立ち位置。
彼らは属州めいたテリトリを与えられそのテリトリーを統治、テリトリー内の裏社会の秩序を保ちながらアマクダリに上納金を収めなければならない。
アマクダリの法を順守している限りは行動の自由が保障されるが各衛星組織は分断されて管理されており、構成員同士のコミュニケーションも稀。
第3部後期になるとアガメムノンの方針により衛星組織は増えることはなくなり、代わりにアクシズに取り立てられていくことで減少の一途をたどるようになる。


【ダイサン・セクタ】

アマクダリが崩壊した第四部で登場したアマクダリ・セクトの残党及びアマクダリが作った思想を心酔する思想主義者達。
「アマクダリ主義者」「ノスタルジスト」「絶対秩序主義者」とも呼ばれる。

2038年に流出したとされる、アマクダリ機密情報のハードコピー断片「アル=マクダリウスの書」を礼讃して収集を使命としている。
また、アマクダリの幹部十二人らを神格化して「大天使」と崇めているのが特徴。

ただし勢力としては心許ない上に秘密主義思想が激しいため目立って宣伝などはしておらず、全世界規模で 3桁程度の総数しかいない。
おまけに秘密結社要素・カルト教団的要素が多分に強まって細分化を加速させており、かつてのアマクダリの強みだった一枚岩の団結力は喪失。
各々が崇める大天使の思想に則り多数に派閥が細分化されてしまっている。*1
これはアマクダリ思想崇拝者は様々に分派しており、かつ、それぞれが他の分派よりさらに純粋かつ極端であろうとするため、互いに一切許容の姿勢を見せようとしないのが原因。
極端な過激派の中にはラオモト・チバやリー・アラキ先生を「滅ぼすべき堕天使」とみなす派閥もいる。

1部・2部における主要敵組織であったソウカイヤとザイバツが、同じように一度壊滅の憂き目に遭いながらも、その内実を大きく変容させつつ復興・存続しているのと比べると、3組織の中ではある意味一番凋落が激しいと言える。

そもそも全盛期のアマクダリ自体がアガメムノン(とアルゴス)という強力な旗頭によって奇跡的にまとめられていた組織であり、取りまとめられるリーダーも不在のままカルト宗教化が進行してしまった末路とも言える。
とはいえ「社会の各地に癒着し根を張る」というアマクダリのもう一つの強みは未だ健在。
鎖国が解けたネオサイタマを離れ、アマクダリ思想は各地に細々と広まり潜伏している。

また第四部に当たる2048年現在の世界では「アガメムノンもアルゴスもいない中で後継者を名乗ることなど烏滸がましい」と言った謎の解釈一致の理由からアマクダリの正式な後継組織を自認する派閥はひとつとして存在しない。


  • アル=マクダリウスの書
アマクダリ思想主義者達が探し求める機密文書。
オリジナルデータは旧世紀テキストエディタによって記され、偉大なるインパクト式印刷機械によって打ち出された時刻印入り。
本来はカスミガセキ・ジグラットの地下から門外不出であり、そこに安置された神聖なるジアゾ式複写機によってのみ複製が可能であったとか。
ただし感光紙印刷なので保存性に難があり、サルベージされた断片は劣化を防ぐべく、論理聖教会や一部の暗黒メガコーポ本社の地下データストレージ最深部に安置されている。

もし完全なアル=マクダリウスの書が存在するならば、そこにはアガメムノンのルーツである〈鷲の一族〉の秘密の一端、オヒガンと物理世界の切断儀式方法、および人類と夢を切断し支配することの必要性と実践方法までもが記されている可能性が高い。
だが、それらは破損もしくは断片化してしまった可能性が高いという。

  • カレンダー手帳
アマクダリ結社員心得が書かれているが機密情報が一切含まれていないため、アル=マクダリウスの書に比べて遥かに重要性の低い「外典」として扱われている。
だが手帳そのものが貴重なレリックと化しており、闇マーケットで高値で取引されダイサン・セクタにおける崇拝の対象として扱われる。


【余談】

名前の由来は、高級官僚がその権力を使って民間の企業や団体に就職斡旋させることを指す「天下り」。
また天界の最高神の血を引くニニギノミコトが、天界から降りて地上を治めたとされる「天孫降臨」という説もある。



追記・修正よろしくお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ニンジャスレイヤー
  • ニンジャ
  • 天下り
  • アマクダリ
  • ディストピア
  • アマクダリ・セクト
  • 天下
  • 天孫降臨
  • 12人
  • ソウカイ・シンジゲート
  • 悪の組織
  • 管理社会
  • フランチャイズ
  • ダイサン・セクタ
  • アル=マクダリウスの書
  • ラオモト・チバ
  • アガメムノン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月18日 21:42

*1 公式で明らかになってるのは8つ