アクションベース

登録日:2024/01/22 (月曜日) 03:13:19
更新日:2024/11/19 Tue 12:45:02
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アクションベースは、BANDAI SPIRITS(2019年まではバンダイ)ホビー事業部が販売しているプラモデル。他のプラモデルをディスプレイするためのディスプレイベース(飾り台)である。


【概要】

2006年より展開が始まったシリーズで、展開開始前後から2024年現在に至るまでに発売された、ガンプラをはじめとするバンダイ製のキャラクタープラモデルの多くの展示に対応している。対応するサイズは、一般的なガンプラで言うところの1/100スケール(全高約18cm)から1/144スケール(全高約13cm)の間がメイン(以後、記事中で「1/100」「1/144」と表記している箇所は、このガンプラのサイズ感を基準としている)。
支柱部に各種の可動機構を備えており、モデラーの工夫次第で様々なポーズを表現することができる。跳躍・飛行姿勢を再現したり、立ち姿を支えたりするのが多く見られる使い方。
3mm径ジョイントなどの規格が合えば、他社製のプラモデルやフィギュアなどに使用することも可能。中には、展示するプラモデル側を加工した上で、飛行機などのスケールモデルに使用するモデラーもいる。

組み立てにはスナップフィットを採用しており接着剤は不要だが、アクションベース3までの初期のキットは、支柱のビス止め箇所を組み立てる際にドライバーを用いる必要がある。
同様のプラモデル向け、あるいはフィギュア向けのディスプレイベースは他メーカー各社からも発売されているが、それらの中でも長期間の展示に適した姿勢維持能力に優れる設計を採用しているのが全体的な特徴と言える。
アクションベース5までは一般的なプラモデルと同様のスチロール樹脂(PS)を素材としていたが、アクションベース6以降は強度に優れる分塗装などは難しいABS製に変わっている。
ディスプレイ対象とのジョイント部を使い回す、支柱を別種のアクションベースの台座に接続する、といった組み替えもシリーズ間で可能。また、同型のベースとの連結機構も標準的に備わっていたが、アクションベース6・7・8ではオミットされている。

ガンプラを買う時には飾る用のアクションベースも一緒に買う」というモデラーも少なからずいるというだけあって、「一番売れたガンプラはアクションベース」というまことしやかな噂も囁かれる、縁の下の力持ちにして隠れたベストセラーキットである。
それだけ購買層が多いということでもあり、2020年代前半のガンプラブームの中では、アクションベース6以降の新しめの製品を中心に品薄になりがちだったりする。

【製品一覧】

アクションベース1

1/100スケール推奨の大型ベース。2006年発売。
支柱にストッパー機構つきの伸縮機構が、支柱基部とジョイント基部に角度調節用の前後の可動軸が設けられており、うち支柱基部の可動軸はストッパーつきの伸縮式支え棒で、ジョイント基部の可動軸はビスとナットによって角度を保持する形式が取られている。ジョイント部を左右に傾けられない性質上、ポージングにはある程度の制約がある。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式、8mm幅、9mm幅、11mm幅の股間止め式、ビス止め式のものが付属。初期に発売されたアクションベース全般に言える傾向ではあるが、発売当時のキャラクターモデルの規格がばらばらだった分、付属するジョイントの種類は多い。また、ネームプレートも付属する。
一般販売のカラーバリエーションはブラック、グレー、ホワイト、クリア、スパークルクリアグリーン、シャア・アズナブルカラー(レッド)、シナンジュVer.(レッドとブラック)、ユニコーンガンダムVer.(ホワイトとブラック)。また、恒常的に入手できる限定品としては、ガンダムベース限定のブルーがある。
通常版の台座は正八角形と正方形のパーツを組み合わせた前方後円墳のような形をしており、計10箇所の接続穴を選択する形で姿勢を調節できる。一方で、地球連邦軍ジオン公国ソレスタルビーイングS.M.Sのマークを象った台座を持つ特別バージョンもあり、こちらは支柱の位置は固定される。なお、連邦およびジオンバージョンは支柱の長さが通常版よりも短い。

アクションベース2

1/144スケール推奨のベース。2007年発売。
支柱にストッパー機構つきの伸縮機構が、支柱基部に前後、ジョイント基部に前後と左右の可動軸が設けられており、アクションベースの中でもかなりポージングの自由度は高い。
すべての可動軸でビスとナットが使用されており保持力は十分な一方で、支柱の角度を調節するための支え棒が定位置を外れやすく、飾り台として使用する分には問題ないが、撮影などで向きやポージングを小刻みに調節するような使い方をする場合は少し扱いづらい面もある。
台座は2箇所に支柱接続用の穴を備えた、菱形の鋭角を切り欠いたような六角形で、台形の台座2つに分割して使用することも可能。
ジョイントは、角型および3mm径丸型の差し込み式、6mm幅と7mm幅の股間止め式、2.5mmのビス止め式のものが付属する。
通常販売のカラーバリエーションはブラック、グレー、アクアブルー、スパークルクリアグリーン、スパークルクリアレッド。また、こちらにもガンダムベース限定カラーとしてブルーが存在する。

アクションベース3

1/100・1/144スケール双方に適正があるとされるベース。2011年発売*1。長方形の台座の中にポストカード大の厚紙を差し込めるスロットがあり、そこにお好みの情景絵を入れることができるのが特徴。
ただし、付属するポストカードは「GUNPLA」のロゴが描かれたもののみで、パッケージで例示されているような情景ポストカードはユーザーが自前で用意する必要がある。
支柱には伸縮機構を備えるとともに、支柱中程に前後、ジョイント基部に前後と左右の可動軸があり、支柱の伸縮機構と可動軸は留め具、ジョイント基部の可動軸はビスとナットで保持力を確保している。台座にはポストカードを囲むように8つの支柱用接続穴が開いており、ディスプレイする位置を調節可能。
付属するジョイントは3mm径丸型の差し込み式と、8mm幅、9mm幅、11mm幅の股間止め式。
カラーバリエーションはブラックのみ。また、このアクションベース3から台座部のメカニカルな彫刻が廃されている。

アクションベース4

1/100スケール推奨の大型ベース。2017年発売。
支柱には基部・中央部・ジョイント基部に前後の可動軸が設けられている。支柱基部とジョイント基部はストッパー機構、中央部は長さの異なる3種類の留め具を支柱の溝に噛み合わせることで角度を固定する形式が取られており、ビスとナットは廃されている。
ジョイント基部に左右への可動軸がないため、ポージングにある程度の制約がある点はアクションベース1と同様。また、各種固定機構を操作するため、角度の調節には多少時間がかかる。その他、支柱側面には各種パーツを取り付けられる3mm径穴が18個設けられている。
支柱は中央部から2本に分割することで2体同時ディスプレイにも対応している他、それとは別に武装などを取り付けるためのサブの支柱も付属している。こちらも支柱基部、中央部、ジョイント基部に前後の可動軸があるが、特に角度を固定する機構などは備わっていない。
台座は正六角形のパーツを3つ組み合わせるもので、形状はある程度の自由度をもって選択できる。また、メインの支柱を差し込める穴は1パーツにつき10箇所、サブ支柱などを差し込める3mm径穴は30箇所設けられており、行いたいディスプレイに合わせて位置を調節することも可能。
付属するジョイントは3mm径丸型の差し込み式が2種類、8mm幅、9mm幅、11mm幅の股間止め式、はさみ込み式、武装用の差し込み式のものなどが付属する。
一般販売のカラーバリエーションはクリアとブラック。また、シャア専用カラー(レッド3色とクリア)も、ガンダムベース限定品として販売されている。

アクションベース5

1/144スケール推奨のベース。2017年発売。
アクションベース4をそのまま小型化したような構造をしており、各パーツには高い互換性がある。アクションベース4との連結も可能。
基本的な機構はアクションベース4と同様だが、支柱の全長が短縮されて3mm径穴の数も8個となり、台座は正六角形のパーツ1つのみとなった。武装用のサブ支柱も短くなり、可動軸が支柱基部とジョイント基部のみに減らされている。
ジョイントもアクションベース4を踏襲しているが、股間止め式が6mm幅と7mm幅の2種類に減らされ、はさみ込み式のサイズも小さくなっている。
一般販売のカラーバリエーションも、アクションベース4と同様のクリアとブラック。他に『ガンダムビルドダイバーズ』作中の同名アイテムを模した「HGBC ダイバーギア」にも同型の支柱が付属しており、ある種のバリエーションキットとも言える。
また、ガンダムベース限定のユニコーンカラー(ホワイトとクリアピンク)、連邦イメージカラー(ホワイトとクリア)、ジオンイメージカラー(モスグリーンとブラック)、水星の魔女イメージカラー(ホワイトとクリアパープル)、GUNDAM SIDE-F限定のGUNDAM SIDE-Fカラー(ブルーとホワイト)も、販売場所こそ限られるが恒常的に入手できる。

アクションベース6

1/144スケール以下向けの小型ベース。2022年発売。ナンバリングされたアクションベースとしては、初の2個セットでの販売となった。
発売の少し前からバンダイでもラインナップが充実し始めた、美少女プラモデルなどの非メカ系キャラクターモデルへ対応しているのが特徴。とはいえ、ロボットプラモデルなどへの使用も可能である。
使用パーツの数によって支柱の長さと可動軸の数は調節することが可能で、支柱基部とジョイント基部に加え、支柱内に最大2箇所の前後可動軸を備えている。可動軸の接続は鍵型のダボ穴を用いており、ビスやロック機構などは採用されていない。台座の形状は長方形で、4箇所に支柱接続用の穴を備えている。
台座・支柱ともに小柄かつ細身なため、1/144スケールでも大型のキットは姿勢の保持に難がある。ポージングの自由度は過去のアクションベースと比べて高い反面、長期間の展示に適したディスプレイ対象は限られる、と言ったところだろうか。
付属するジョイントは3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式。また、支柱をアクションベース4・5・8の台座に接続するためのパーツも付属する。
カラーバリエーションはクリアのみだが、後に成型色などの本体は同様ながらも、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の台座用シールが付属する水星の魔女シールセットが販売された。2024年には台座用ミラーシールが付属するミラーシールセットも販売予定。ロボットプラモの足裏やバーニアを鑑賞することができる。美少女プラモのスカートの中を見ることには使わないように。

アクションベース7

1/144スケール向けのベース。2024年発売。こちらも2個セット。
基本的には、1/144のプラモデルを安定して飾れるサイズまでアクションベース6をスケールアップしたようなベースで、台座もアクションベース6の構造を踏襲している。
支柱は支柱基部と中央、ジョイント基部に前後の、ジョイント基部に左右の可動軸を備える。さらに支柱中央の前後可動軸には幅広い角度を取れる偏軸を採用するなど、ポージングの自由度はアクションベース2や5よりも向上しており、性格的には後述するニューフライングベースやTHEシンプルスタンドに対抗している節がある。
こちらもアクションベース6と同様に、過去のアクションベースのような可動部のビス止めやロック機構は採用されていない。ただし、支柱のパーツ構成が二重構造になっているなど、ビスなどに依存しない方法で強度や可動軸の保持力、安定性が十分に確保されており、地味ながらもバンダイ驚異の技術力が注がれていると言える。
付属するジョイントは3mm径丸型の差し込み式が3種類と、5mm径八角形の差し込み式、はさみ込み式が付属する。また、アクションベース4・5・8の台座との支柱用接続パーツが付属する点もアクションベース6と同様。
一般販売のカラーバリエーションはクリアのみ。後に機動戦士ガンダムSEED FREEDOMイメージクリアカラーがガンダムベース限定で販売された。限定のエンブレムデカールが付属する他、本体色が変更され普段は水色だが光が当たると桃色に見えるという特別な偏光カラーリングに仕上がっている。2024年には、アクションベース6同様のミラーシールセットも販売予定。

アクションベース8

1/100スケール向けのベース。2024年発売。
こちらも、アクションベース7を1/100のプラモデルに対応するサイズまで大型化したような構造を持つ
台座の構造はアクションベース7に準じているが、支柱は中間の前後可動軸が2箇所に増やされる一方で、ジョイント基部の左右可動軸はオミットされている。大型のキットを支えるため、可動軸の構造にはボルト止めが採用されているが、組み立て・調節には付属のレンチパーツ(磨耗を前提に5個付属)を使用するため、ドライバーや六角レンチを用意する必要はない。
既存の1/100向けアクションベースである1や4と比較すると、ポージングの自由度や素立ちでのディスプレイへの適正は大幅に向上した一方で、飛行姿勢での長期間のディスプレイにはキット側の重量によっては不安が生じる、とも評される。
ジョイントパーツは3mm径丸型と5mm径八角形の差し込み式が付属。カラーバリエーションはクリアのみ。

ライトニングベース

1/100・1/144スケール双方に対応した完成品のベース。2009年発売。材質はPSおよびABS。正式な製品名は「アクションベース ライトニングベース」で、一応はアクションベースの一種ということになっている模様。
正八角形の台座に、円形の透明プレートに覆われた状態でLEDライトが内蔵されており、プラモデルを下方から照らし出す形でディスプレイすることができる。透明プレートを手動で回転させることで、プレートの彫刻による光の反射具合を調節することも可能。
発光には別売りの単4乾電池3本が必要な他、支柱をはじめとするプラモデルを固定するための機構は一切備わっておらず、ディスプレイ方法は「ただ上に置くだけ」である。
同型ベースに加えて、アクションベース1とも連結できる。
カラーバリエーションはレッド、グリーン、ブルーだが、これはLEDの発光色の違いであり、成型色はいずれもブラック。

アクションベースミニ

1/144スケール以下のサイズ向けの小型ベース。2016年発売。材質はPS。
1/144のプラモデルへの使用も推奨されているが、SDEXスタンダードなどのSDプラモデルとの組み合わせに主眼が置かれている。アクションベース初の2個セットは、実はこちらである。
5箇所に支柱用の接続穴を備えたV字型の台座と、2パーツ構成の太めの支柱からなる。支柱にはシームレスな可動軸などは備わっておらず、パーツの取り付け方法を変更することで角度を2種類、長さを3種類から選択することができる。
選択可能なジョイントパーツは3mm丸型の差し込み式、カラーバリエーションはグレーのみ。
主に東アジア圏などの海外で販売されているようで、日本国内ではガンダムベースに並んでいることがある程度。各種通販サイトでも取り扱いがないなど、国内のモデラーにとっては一番レアなアクションベースかもしれない。

専用アクションベース

ディスプレイに迫力を加えるエフェクトパーツのシリーズ「Figure-rise Effect」の一部商品の構成要素を為す、1/144スケール向けのベース。材質はABS。
初出は2016年発売の「オーラエフェクト」で、後続の「バーストエフェクト」「グラウンドエフェクト」にも含まれている。また、単品販売こそないものの、「Figure-rise Standard」の一部キットにも付属している。専用とは。
ジョイント基部・支柱中央・支柱基部の3箇所に前後の可動軸を有する支柱と、正六角形の台座からなるシンプルなベース。支柱取り付け用の穴は台座に6箇所設けられている。支柱の可動軸穴は角度固定のために正八角形をしており、保持力こそ確保されているがシームレスな角度調節は不可能。
支柱の4箇所と台座の30箇所に、エフェクトパーツやそれ用のジョイントパーツを接続できる3mm径穴が設けられている。また、台座は同型のベースやアクションベース4・5と繋げることもできる。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式の他、「バーストエフェクト(スペースピンク)」にのみリアルグレード(RG)向けの差し込み式ジョイントが追加で付属する。ベース本体のカラーバリエーションはクリアーのみ。
なお、Figure-rise Effectのうち「衝撃波」と「ジェットエフェクト」にはこのベースは付属しておらず、代わりに別売りのアクションベース4・5との組み合わせが推奨されている。

トリプルアクションベース

3機のガンプラを同時にディスプレイ可能な大型ベース。支柱はABS製、台座はPS製。1/144スケールの他、小柄な第2期MSの1/100スケールモデルへの使用も推奨されている。
アクションベース1と同型の台座に弓形の新規設計の支柱が取り付けられた形状をしており、弓形部の基部に正八角形の軸穴を用いた差し替え式の角度・位置調節機構が、計3箇所のジョイント基部と、弓形部の中央に設けられた小型支柱の基部に前後の可動軸が設けられている。
ジョイントは角型および3mm径丸型の差し込み式、RG用のものが付属。また、アクションベース1と同様にネームプレートも付属する。
カラーバリエーションはクリアブラックのみ。一般販売はされておらず、プレミアムバンダイ限定のキャンペーンや商品特典として流通することがある。最初に世に出たのは2018年に行われた「トリプルアクションベースGETキャンペーン」で、実際に発送されたのは2019年。
その後ガンダムベース限定のHGゼータガンダムセット(メタリック成形色のマークIIとゼータにホワイトゴールドメッキコーティングの百式)で初商品化その後同じく限定品のガンダSEED20周年セット(RGのフリーダムとジャスティスにHGプロヴィデンスがメタリック成形)にも入っているがどちらも8000円超えの高額商品なので入手は今でも困難

海賊版

中国を中心に横行し問題となっていた海賊版ガンプラだが、その傍らでアクションベースの海賊版も色々と登場してしまっている。
既存のアクションベースのデッドコピーもあるが、名も知れぬ中国メーカーが自社製のディスプレイベースを「アクションベース」と言い張って販売しているケースが多い。1/60スケール以上の大型キットやSDのような小型キットのような、正規品のアクションベースがカバーしていない分野に対応したベースもあるが、後述の付属品や他社製ベースを模したような作りの代物もまた多い。
AmazonやAliExplessなどの通販サイトで、中国からの発送という形で5個から10個程度のセット販売がされていることが多いが、中には模型業界外の国内代理店が輸入した上で通販しているケースもある。
パーツ精度が悪く組み立てが困難、保持力がひどい、パーツが揃っていない、違う製品のパーツが入っている、といった購入者のレビューが見られることも多く、モラルの面も合わせて進んで手を出すべき代物ではない。
なお、中国製のディスプレイベースであっても、モンモデルの「機甲モデル汎用ディスプレイスタンド」、橘猫工業製・ウェーブ販売の「ポージングスタンド TYPE A-20」、ホビーミオの「アクションフィギュアディスプレイベース」など、模型メーカーをはじめとする国内ホビー系企業が輸入代理店を務めている品も存在している。こちらは品質はまとも。

【類似するディスプレイベース】

「模型用のディスプレイベース」というジャンルはいつの時代にも需要があるもので、それに応じるべくバンダイ以外のメーカーも、各々に様々なディスプレイベースを開発・発売している。
また、バンダイ自体も巨大なホビーメーカーであり、アクションベースを含むプラモデルを管轄するホビー事業部以外に、アクションフィギュアや食玩・カプセルトイなどを手がける他事業部も、己の領分で需要があるディスプレイベースを送り出している。

これらのメーカー・事業部が手がけるディスプレイベースには、それぞれが想定する使用環境に合わせて、各種アクションベースにはない強みや個性を持っているものも多い。
本項ではそれらのうち、日本国内のメーカーによるキャラクターモデル向けの製品を主に紹介する。

【BANDAI SPIRITS ホビー事業部の製品】

Dキューブベース

ダンボール戦機』作中の同名アイテムを模した折り畳み式背景ボードと、プラキット形式のディスプレイベースのセット。2011年発売。背景ボードは紙製、ベースはPS製。
ベースはLBXプラモデルの他、SD程度のサイズに向いた小型のもので、1/144サイズのキットに対する適性は「無理すれば飾れる」程度。
支柱接続穴が1つのみのV字型の台座と、支柱基部とジョイント基部に前後可動軸を備えた支柱から構成される。可動軸にはギア状の角度固定機構が備わっており、シームレスな角度調節はできない。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式にのみ対応。背景ボードの絵柄が異なる地中海遺跡、草原、城塞、岩山の4タイプのバリエーションが存在するが、これら一般販売品のべースの成型色はいずれもクリアである。
長らく再販されていない廃盤状態ではあるが、2024年現在でも一定数の市場在庫が残っており、程良いサイズ感や背景ボードの実用性などの理由から、食玩やカプセルトイを含む小サイズの組み立てキットのディスプレイのために調達するモデラーもいまだ存在する。

HGBC GPベース

ガンダムビルドファイターズ』作中の同名アイテムを模したプラモデル。1/144サイズに適したディスプレイベースとして使用することもできる。発売は2013年。材質はPSだが、ディスプレイ画面の表示を再現するために紙製パーツも用いる。
台座となるGPベース部には、トライエイジカードやガンプラLEDユニットといった別売りの製品を組み込むこともできる。支柱となるアームパーツはGPベースの後方に取り付けられており、支柱基部とジョイント基部に前後可動軸を備えている他、ベースの下側に折り畳むことも可能。
使用可能なジョイントは3mm径丸型の差し込み式のみ。

キャラスタンドプレート

ガンダムシリーズのキャラクターをあしらった正六角形のプレートと、その縁に接続できるスタンドアームからなるプラモデル。2015年発売。
プレート部は彩色された紙製のキャラクターシートと、枠線となるキャラクタープレート、土台となるスタンドプレートを組み合わせることによって、キャラクターのイラストが現れるというもの。ベースの台座として使う他に、単体で壁に掛けて飾る、他のプレートやアクションベース4・5と連結するといったこともできる。
スタンドアームは、支柱の基部と中程に前後の可動軸を持つものだが、可動軸の角度は選択固定式でありシームレスな角度調節はできない。
使用可能なジョイントは3mm径丸型の差し込み式のみ。バリエーションは三日月・オーガス、オルガ・イツカ、ガエリオ・ボードウィンマクギリス・ファリド、クーデリア・藍那・バーンスタイン、アトラ・ミクスタ、ホシノ・フミナの7種類だが、アームの成型色はいずれもクリア。

コレクションステージ

プラモデルをディスプレイする「置き場所」としての機能を重視したディスプレイベースのプラモデル。2017年発売。PS製。
主な構成要素は、段数2段の長方形の雛壇である台座のみ。支柱やピン・穴といった接続用の機構は備わっておらず、複数のプラモデルを並べて置くだけという仕様になっている。
同型ベースは連結可能で、横方向だけではなく縦方向に繋げて雛壇の段数を増やすことも可能。そのための「脚」となるパーツも付属する。
カラーバリエーションはブラック、クリア、スモークブラッククリア、クリアブルー。

デブリパーツセット

ガンダムベース限定品として2018年に発売されたプラモデル。大型のディスプレイベースとスペースデブリを象ったパーツ、デブリ用のサブ支柱から構成され、セット内容のみで暗礁宙域を舞台とした簡易的なジオラマとしてディスプレイできる。1/144と1/100双方に対応。
ベース本体はPS製で、一部MGキットに付属していたもの(ランナーの刻印からBA13とも呼ばれる)と同様のもの。アクションベース1を元にしたリニューアルバージョンと言える品になっている。
アクションベース1との差異としては、保持力をビスに頼っていた箇所がプラ製のストッパーに置き換えられた他、支え棒の伸縮機構が廃された代わりに、支柱本体と支え棒の接続部が固定式からストッパー機構付きのスライド式に変更されている。台座の支柱接続穴の数と配置も見直され、総数は14まで増加した。
ジョイントパーツは3mm径丸型の差し込み式しか付属せず、説明書では他キットに付属するものを流用することが推奨されている。
デブリパーツはPS製のものが6個付属し、うち4個はサブ支柱に、2個はベースの台座部に接続する形が取られる。
サブ支柱、およびそれをベースに取り付けるためのパーツはABS製で、支柱基部・ジョイント基部に加えて支柱中程に2箇所の前後可動軸を備えたものが4本付属する。ジョイント部はデブリパーツ専用規格のもの。
成型色はベースとサブ支柱がクリア、デブリパーツがグレー。なお、元は2017年発売の「MG フルアーマー・ガンダム(GUNDAM THUNDERBOLT版)ラストセッションVer.」に付属していたもので、単品販売に際してベースの成型色がブラックから変更されている。

カスタマイズシーンベース01 / カスタマイズシーンベース05(水上Ver.)

30 MINUTES MISSIONS』(30MM)と連動する形で展開されている情景ベースのプラモデル「カスタマイズシーンベース」のラインナップの一部。双方ともに1/144スケールで、発売は2020年、材質はPS。
01は格納庫内、05は水上・水中を再現しているが、台座となる正六角形のパーツと、台座側面に取り付ける壁面パーツ2枚、各種支柱パーツという基本的な構成は同一である。ただし、05には台座に加えて水面(天井)となる正六角形のパーツも付属する。
台座には01で10箇所、05で4箇所の支柱接続穴が存在する他、01の台座には汎用の3mm経穴も30個設けられている。また、他の種類のカスタマイズシーンベースやアクションベース4・5とも、壁面パーツを活用することで上下左右に連結することができる。
支柱はパーツ組み替えによって長さと本数の調節が可能で、基本的には支柱基部とジョイント基部に前後の可動軸を持つ形か、可動無しの単なる棒として組み上がる。可動軸は角度固定のために正八角形の軸穴を備えたものと、シームレスに可動するものの2種類が付属するが、後者は武器などの小型の物体のディスプレイが主な用途であり、1/144サイズのロボットを支えるには保持力が不足気味である。また、各種アクションベースの支柱を取り付けることも不可能ではない。
ジョイントパーツは3mm径丸型の差し込み式が3種類と、はさみ込み式が付属。差し込み式ジョイントパーツのうち1つは、基部がボールジョイントとなっておりある程度可動する。
成型色は01がグレー単色、05がブラウンとクリアブルー。

カスタマイズシーンベース04(情景Ver.)

こちらも2020年に発売されたカスタマイズシーンベースのひとつ。材質はPS。
高空を飛行中の眼下の景色をイメージしたベースで、都市の光景を象った菱形の台座パーツ3個と、支柱パーツ1揃いから構成される。他のカスタマイズシーンベース同様に1/144前後のサイズのプラモデルに対応しているが、「高空からの眺め」というシチュエーション故に、都市部のスケールは1/1500程度。
台座パーツは任意の形に連結でき、正六角形になるように組み立てた場合は、他のカスタマイズシーンベースやアクションベース4・5の台座と同規格になる。支柱接続穴はそれぞれ1個ずつ設けられているが、市街地を象ったパーツで蓋をすることも可能。
支柱は、正八角形の軸穴によって角度を固定する形式の前後可動軸を、支柱基部とジョイント基部に備えているもので、シームレスな角度調節はできない。
選択可能なジョイントは3mm径丸型の差し込み式のみ。成型色はグレー。

付属品

ガンプラに付属するディスプレイベース自体は、『機動戦士ガンダム』の旧キットの時点で航空機や艦船、MAのキットに付属するものが存在していたが、『機動戦士Vガンダム』の1/144旧キットあたりから、「共通のベースが複数のキットに付属する」というケースが見られるようになった。これらが、アクションベース発売の前段に置けるものである。
これらのベースには正式な名前が与えられていないものも多く、ランナーに割り振られた型番で呼ばれることもある。
2024年現在では、1/144向けの「ベース1」(BA1)や「ランナーレススタンド」(BA-0)、1/100向けの「ベース2」(BA2)や前述したBA13、1/60のような大型キット向けのもの(BA7)やSD向けの小型のもの(SV1)などが多く見られる。
部品の差し替え・組み替えによる限定的な角度調節機構を備えている程度のシンプルなベースであることが多いが、既存のアクションベースが付属するケースに加えて、HGUCのアッシマードラッツェ、『革命機ヴァルヴレイヴ』の各種キットに付属するもの(C→BA11)やBA13のように、アクションベースと遜色ない機能を備えたベースも存在する。
また、『宇宙戦艦ヤマト2199』のキットなどで用いられた飛行機型メカのディスプレイに主眼を置いたもの(BA10)や、「MG FIGURERISE」で用いられたキャラクターのディスプレイに向いたもの(BAF-1~3)など、各種アクションベースがカバーしていない分野に特化した高機能なベースも見られる。
そのキットごとに専用設計されたベースが付属するキットもいまだ多く、ディスプレイする機体の活躍風景をイメージしたディテールが盛り込まれていたり、可変機の各形態に対応していたり、ハンドパーツや変形時に生じる余剰パーツを格納できる機能があったり、超重量級のキットを支えるために鉄板が内蔵されていたりと、標準品とはひと味違う個性豊かなベースが揃っている。

バンダイ以外のメーカーのプラモデルやアクションフィギュアでも同様にディスプレイベースが付属する場合があり、コトブキヤの『メガミデバイス』などに付属する美少女プラモデル向けの簡易スタンドや、メガハウスの『デスクトップアーミー』に付属するSDキャラ向けの台座のような、シリーズに標準で付属するベースはモデラーの手元に溜まりやすい。
また、グッドスマイルカンパニーの「Figma」に標準で付属する台座は、今日のように様々なメーカーのディスプレイベースが出揃う前は、その高機能故にガンプラなどのディスプレイや撮影に駆り出されることもあったという。
2024年現在ではディスプレイベースの類を単品販売してはいないマックスファクトリーの『ギルティプリンセス』や『ゴッズオーダー』、アルファマックスの『Dark Advent』、KADOKAWAの「カドプラ」などにも、汎用性と可動性に優れたディスプレイベースが付属している。

限定品

アニメや模型といった専門誌の付録や、キャンペーンやイベントで貰える景品、ガンダムベースのような特定施設の専売品などとして発売されたディスプレイベース。特別カラーのアクションベースといった既存のベースのリデコ品に加えて、1から新規設計されたベースが用意されるケースもある。
新規設計品の場合、ディスプレイベースとしての機能自体はアクションベースなどよりもシンプルなことが多いが、凝った意匠が盛り込まれていることもある。
具体例としては、1/48スケールのMSの頭部の後方にディスプレイ用支柱パーツが接続された「ヘッドディスプレイベース」シリーズや、『機動戦士ガンダムAGE』の作中アイテムを模しつつ「デバイスベース」形態への組み替えも可能な「エイジデバイスプラモデル」、マーキングシールが付属するのみで台座・支柱ともにシンプルな「鉄血のディスプレイスタンド」などがある。

【バンダイ他事業部の製品】

魂STAGE ACT HUMANOID

BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部が展開しているディスプレイベースシリーズ「魂STAGE」の1つ。2019年発売。
ジョイントの一部のみランナーパーツとなっている、2個セットのABS製組み立てキット。完成品アクションフィギュア向けの品ではあるが、1/144スケール前後のキャラクターモデルともマッチする。
アクションベースよりもポージングの自由度に重きを置いた設計であり、支柱基部、支柱中程、ジョイント基部に前後の可動軸を、支柱基部に左右の可動軸を、支柱中程とジョイント基部にロール軸を備えており、各可動軸はビス止めによって保持力を確保している(当該箇所は組み立て済み)。
台座の形状は長方形で、支柱の位置を調節できるよう3箇所に接続穴を備えている。接続穴の規格はACT MECHANICSなどの他の魂STAGEと共通で、支柱を差し替えることも可能。また、同型のベースを複数連結させることもできる。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式と一般的なはさみ込み式に加えて、左右に加えて下方向にも爪を備えた三つ叉のはさみ込み式ジョイントも付属する。カラーバリエーションはクリアーのみ。
なお、2008年発売の「魂STAGE ACT2」から始まり「ACT3」「ACT4 forHumanoid」と、過去にモデルチェンジを繰り返してきている(過去のモデルはいずれも廃盤)*2。ACT3までは支柱の長さなどを組み替えられる機構が、ACT4まではジョイントを上下に動かせるのみの別タイプの支柱が備わっていたが、どちらもACT HUMANOIDではオミットされている(前者は強度の不安が理由)。
そのため、長さのバランスといった支柱の形状は非ロボットのアクションフィギュアに特化した形に固定されており、ロボットプラモデルのディスプレイについては他のベースと比べて少しばかり相性が悪い。

魂STAGE ACT MECHANICS

1/144前後のサイズに適した魂STAGEのひとつで、2019年にACT HUMANOIDとともに発売された。一部ジョイントパーツのみがランナーについたABS製の組み立てキットという体裁や、2個セットという販売形態はACT HUMANOIDと共通している。
その名の通りロボットなどのメカもののディスプレイに主眼が置かれており、プラモデルと比べると重量が嵩む「ROBOT魂」などのメカ系アクションフィギュアを支えられるよう、支柱の基部には姿勢維持のためのクリック機構が備えられている。支柱基部、支柱中央、ジョイント基部にビス止め式の前後の可動軸を、支柱中央とジョイント基部にロール軸を備える点はACT HUMANOIDと同様。
難点として、ロール軸のために中空構造を採用した支柱パーツの強度不足が挙げられることがあり、取り扱い方によっては負荷がかかってひび割れが生じ、保持力を失ってしまうことがある。
台座の形状にもACT HUMANOIDとの違いがあり、計4箇所に支柱の接続穴を備えた棺型の六角形となっている。同型ベースとの連結機能に加えて、接続穴の規格はACT HUMANOIDなどの他の魂STAGEと共通化されているため、支柱の差し替えなども可能。
選択できるジョイントは3mm径丸型の差し込み式と通常のはさみ込み式で、ACT HUMANOIDに付属した三つ叉のはさみ込み式ジョイントはオミットされている。カラーバリエーションがクリアのみなのはACT HUMANOIDと同様。
なお、廃盤となった前世代の品として2010年発売の「ACT5 forMechanics」がある。こちらのACT MECHANICSとの差違は、はさみ込み式ジョイントが2種類付属する点程度。

魂STAGE ACT TRIDENT PLUS

1/144前後のサイズに対応した、3体同時ディスプレイに主眼を置いた魂STAGE。2016年発売。
こちらも、ジョイント周りの一部パーツのみがランナーについたABS製組み立てキット。「トライデント」の名の通りに三つ叉になった支柱を持つのが特徴。支柱本体の可動部は左右の支柱の開き具合を調節できる程度だが、先端全3箇所に延長支柱を取り付けることが可能で、こちらはジョイント基部と支柱基部に前後の可動軸を持つ。
また、台座には3つの接続穴が設けられており、左右の支柱を分離させて取り付けられるほか、別に付属する2本のサブ支柱を取り付けることも可能。これによって最大5体を同時にディスプレイできる。サブ支柱はジョイント基部、支柱中央、支柱基部に前後の可動軸を持つタイプで、他の魂STAGEの支柱に差し替えることも可能。
各支柱の可動軸はいずれもビス止めによって保持力を確保しており、可動軸周りは組み立て済みである。
選択できるジョイントは、3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式の2種類。カラーバリエーションはクリアとダークブルー。
なお、前身は2013年発売の「ACT TRIDENT」で、この時点ではサブ支柱は付属していなかった。さらに遡ると、2012年にキャンペーン限定品として世に出た「トライデントステージ」を原型とする。

魂STAGE ACT COMBINATION

1/144前後のサイズに対応した、2体組み合わせてのディスプレイに適した機能を持つ魂STAGE。2015年発売。
ランナーレスのABS製組み立てキットで、ジョイント基部と支柱基部に前後の可動軸を持つ支柱と、棺型の六角形(ACT MECHANICSの台座とは別仕様)と正方形の大小2種類のプレート状の台座が2揃いセットになっている。
台座パーツは連結可能で、独立した2つのベースとして組み立てることも、2体ディスプレイ用の単一のベースとして組み立てることも可能。さらに台座を連結するためのパーツは蝶番になっており、地形の高低差を再現したり、台座底面に角度をつけて飛びかかるような姿勢でのディスプレイができたりする。
支柱の可動軸は組み立て済みのビス止め式。六角形の台座には5つ、正方形の台座には1つずつ支柱の接続穴が設けられており、支柱の位置を調節できる。
ジョイントは3mm丸型の差し込み式にのみ対応。カラーバリエーションはクリア、ブラック、クリアブルー。

食玩ベース

バンダイ キャンディトイ事業部から2020年に発売された、一部パーツがランナーについた組み立てキット形式の小型ベース。ABS製。
本来は1/144より一回り小さい食玩フィギュアやプラキットのディスプレイを目的としたものだが、軽めのプラモデルであれば1/144サイズの品にも対応する。
支柱や台座に加えて壁状の「ストラクチャーパーツ」が付属するのが特徴で、付属する2枚のうち1枚は無地、もう1枚にはディテールが刻まれており、ビル、メカニカル、岩の3種類のディテールつきストラクチャーパーツがランダムで封入されたブラインドボックス形式で販売されている。
支柱はジョイント基部と支柱基部の2箇所に前後の可動軸を持つパターンを2本、あるいは支柱中央にも前後可動軸を加えた3箇所可動のパターンを1本製作することができる。可動軸はクリック機構で保持力を確保する形式であり、填め合いも硬めなため角度を変える際にはある程度の力を加えることになりがち。
台座は正方形で、支柱やストラクチャーパーツなどを接続するための3mm径穴を24箇所に備える。また、台座同士を連結することもでき、ストラクチャーパーツと併用しつつ複数の食玩ベースを組み合わせることで、2階立てのディスプレイベースなどを構築するような使い方もある。
使用できるジョイントは3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式。カラーバリエーションはクリアーとスモークブラック。なお、食玩ベース自体も食玩なので、「本体」であるところのガムも同封されている。

カプセルスタンドMk-1

バンダイ ベンダー事業部が2020年に送り出した、カプセルトイ向けの超小型ベース。ABS製のプラキットであり、これ自体も2個セットという形でカプセルトイとして販売されたため、ランナーがカプセルに収まる円形をしているのが特徴。
支柱には可動部こそないが、パーツの組み替えによって長さは細かく調節可能。台座はパーツの付け替えによってサイズを2段階で調節できる円形のものに加えて、開封した後のカプセルをそのまま半球形の台座として用いることもできる。支柱の接続場所は円形台座では2箇所から選択可能だが、半球形台座は1箇所のみ。
接続部は向きの異なる3mm径丸型の差し込み式が2種類、はさみ込み式が2種類。さらに、カプセルトイ向けのベースならではの接続部として、ラバーマスコットやボールチェーンマスコットをつり下げられるフックが3種類付属する。
本来想定されている用途が用途なため、「ガシャプラ」のようなカプセルトイを除けば対応するプラモデルがごく限られる程度には小型。小さめのSDキットで何とか使用できるレベルで、1/144以上のサイズへの適性はほぼ皆無である。
Mk-2以降の後継品が出ないまま販売・展開が終了しており、現在では入手困難。

【他メーカーの製品】

ニューフライングベース

コトブキヤから2018年に発売された、1/144前後のサイズのキット向けのディスプレイベース。ランナーレスの組み立て式で、正六角形の台座の中央に設けられた穴に支柱を接続するシンプルなデザインを持つ。
支柱基部、支柱中央、ジョイント基部に前後の可動軸を、支柱中央とジョイント基部にロール軸を持つことに加え、支柱中央の前後可動軸には偏軸を採用して広い可動範囲を確保しており、現行のディスプレイベースの中ではトップクラスのポージングの自由度を発揮できる。
前後可動軸はネジ止めされており(組み立て済み)、よほど大型・重量級のキットが相手でなければ十分な保持力を発揮できる。一方で、ロール軸を採用したベースの宿命か、魂STAGEほどではないものの支柱にひび割れが入りやすくなっている。
また、パーツの組み替えによって支柱の長さを調節できる他、支柱用の穴を備えた拡張ベースを台座の端に接続することも可能。この2つの穴を最大限に活用できるように、2019年には支柱を2本セットにした「ニューフライングベースPlus」も発売されている。
支柱パーツは、ミニフライングベースを除く他のコトブキヤ製ディスプレイベースとの間に互換性があり、互いに他のベースの台座に接続することが可能。
ジョイントは、3mm径丸型の差し込み式が縦向きと横向きの2種類付属している。3mm径ジョイントに対応していないキットの場合、そのままでは使用できない点には注意が必要。Plusではこれに加えて、幅を段階的に調節できる股間止め式のジョイントが大小2つ追加されている*3
一般販売のカラーバリエーションはクリアとクリアブラックの2種類。Plusはクリアのみとなっている。
なお、2003年発売の「メカニカルベース フライング」を最初として、「メカニカルベース フライング2」「メカニカルベース フライング3」「フライングベースR」といった前世代の品があったが、いずれもニューフライングベースに代替される形で廃盤となっている。

ミニフライングベース

コトブキヤが2個セットという形で2017年に発売した、プラキット形式の超小型ディスプレイベース。ABS製。
現行品のディスプレイベースとしては最小クラスの品で、『ヘキサギア』のガバナーや『ハンドスケールFA:G』といった全高7cmほどのキットに合う程度まで、ニューフライングベース(正確には前世代モデルのフライングベースR)をスケールダウンさせたような形状をしている。
正六角形の外観、支柱接続穴の数や位置、同型ベースとの連結機構など、台座にはサイズを除くニューフライングベースとの顕著な差はない。
一方で、支柱にはサイズ故に盛り込むこと自体が不可能だったであろうビス止めやロール軸、偏軸などは無く、ジョイント基部、支柱中央、支柱基部に単純な前後可動軸を持つのみのシンプルな構造となっている。そのため、ポージングの自由度はニューフライングベースと比べれば低く、ディスプレイベースとしては標準的と言えるレベルに落ち着いている。
ジョイントは、3mm径丸型の差し込み式と3mm径のボールジョイントから選択できる。リバティー・アライアンスVer.とヴァリアントフォースVer.の2種のバリエーションがあるが、『ヘキサギア』作中陣営のロゴをあしらった付属テトロンシールの内容が違うのみで、成型色はどちらもクリア。
ベース自体のサイズ・保持力ともに、本来想定されたサイズのプラモデルのディスプレイに特化した仕様のベースではあるが、2個分の支柱パーツを組み合わせて長さを確保し、美少女プラモデルの自立補助に用いているモデラーも存在する。

フライングベース・ネオ

こちらもコトブキヤ製の、プラキット形式・ABS製の大型ベース。2020年発売。
1/72スケールのゾイドプラモデル「HMMシリーズ」のディスプレイを前提とした品で、ガンプラ基準では1/100程度のサイズ感に対応する。重量級のプラモデルを支える能力では、現行のディスプレイベースの中でもトップクラス。
台座は12箇所に支柱用の接続穴を備えた長方形のものがキット内に2個含まれており、連結の可否や方法でサイズや形状をある程度調節できるほか、同型のベースや後述するプレイングベースAと連結することも可能。また、接続穴に嵌められる約5mm径穴や3mm径穴のオプションパーツも付属する。
支柱は伸縮機構に加えてジョイント基部と支柱基部に前後の、ジョイント基部に左右の可動軸を備える。伸縮機構にはレバー状の、可動軸にはギア状のロック機構が組み込まれており、シームレスな角度調節には難がある反面、大型キットの重さをしっかり支えた上で姿勢を維持することができる。
ジョイントは、角度が異なる3mm径丸型の差し込み式が3種類と、こちらもギア状の角度ロック機構を備えたはさみ込み式が付属。はさみ込み式は、差し込み式の一部と合体させた上で使用するものとなっており、2種類のジョイント方式を併用して確実にディスプレイ対象を保持することもできる。
カラーバリエーションはクリアのみ。

プレイングベースA

コトブキヤから2018年に発売された、プラキット形式の大型ディスプレイベース。ABS製。
投擲武器やオールレンジ攻撃端末、エフェクトなどのパーツを、1/144前後のサイズのキャラクターモデル本体と併せてディスプレイすることに主眼を置いている。また、『ヘキサギア』のガバナー程度のサイズのプラモデルであれば、複数体同時ディスプレイ用のベースとして使うことも可能。
台座は、フライングベース・ネオと同型の長方形のものが1つのみ付属する。
支柱はメインアームとサブアームの2本が付属。正六角形の穴がメインの側面には8箇所、サブの側面には5箇所空いており、ここにピン状のロックパーツを差し込む形で角度を固定する伸縮機構が備わっている。ロックパーツは3mm経穴を備えたAと、5mm径の丸軸を備えたBの2種類があり、ここに各種パーツを取り付けることもできる。
最大の特徴は、2個の弧を描いて左右に広がる帯状のレールパーツで、ここに小パーツ用のジョイントを取り付けることができる。メインアームの先端にはジョイント周りに加えて、側面に正六角形の穴を5つ備えたレール接続用のパーツが配されており、ここにレールを取り付けた場合は、メインアームを囲むように左右に広がる形となる。また、メインおよびサブアームの六角形穴にレールを接続することも可能。
メインアームは、ジョイント基部にラチェットによる角度固定機構を備えた前後可動軸を2箇所、ジョイント基部とレール接続パーツ基部にロール軸を1箇所ずつ持つ。また、レール基部にもそれぞれ基部に上下、中程と先端に前後の可動軸を備えており、レールに接続したパーツのポージングはこの部分で調節できる。サブアームはうって変わってシンプルで、伸縮機構以外にはジョイント基部に前後の可動軸を有するのみ。
メインおよびサブアームのジョイントは、双方ともに3mm径丸型の差し込み式のみ。レール用のジョイントは、3mm径丸型の差し込み式と、3mm径の穴状のものが角度違いの2種類ずつ付属し、これらを組み合わせてジョイントの長さ・角度を調節することもできる。
カラーバリエーションはクリアのみ。製品名は「TypeA」を意味するが、2024年現在はTypeB以降のバリエーションは発売されていない。

キャラスタンド

コトブキヤから2014年に発売された、1/144前後のサイズ向けのプラキット形式のベース。材質はABS。
目立ちにくさに繋がる占有体積の低さが特徴で、棺型の六角形をした小さめかつ薄型の台座の後端に支柱が接続される形を取る。
支柱はジョイント基部と支柱基部に前後の可動軸を持つ他、伸縮機構によって長さを調節することが可能。可動軸と伸縮機構にはそれぞれフライングベース・ネオに類似するロック機構が備わっており、ディスプレイ時の姿勢固定能力に優れている。
立ち姿を目立たずに後方から支える、というようなディスプレイ方法に適しており、コトブキヤが得意とする美少女プラモデルとは特にマッチする。その一方で、プラモデルを浮かせた飛行姿勢でのディスプレイの場合は、台座の面積が狭いこともあって安定性が低く、大柄のプラモデルの場合は少々倒れやすい。
ジョイントは向きの異なる3mm径丸型の差し込み式が2種類と、はさみ込み式が付属。カラーバリエーションはクリアのみ。

セッションベース

アニメ版『フレームアームズ・ガール』の劇中アイテムを再現した、コトブキヤ製のプラキット形式のベース。2017年発売。材質はABSが主で、一部にPSも用いられている。
正六角形の台座の各辺に、計4個の壁面パーツを組み合わせて取り付ける形式を取る。各壁面パーツには28箇所の3mm径穴が設けられており、付属の武器ラックなどを接続することができる。また、複数の同型ベースを縦横に連結することや、別売りの「充電くん」と組み合わせることも可能。
ディスプレイベースとしての性質自体はニューフライングベースに近いが、支柱部分は前世代モデルの「フライングベースR」と同型であり、取れる角度の幅はニューフライングベースに劣る。
選択可能なジョイントは3mm径丸型の差し込み式のみ。

THEシンプルスタンド

グッドスマイルカンパニーが2019年に発売した、1/144前後のサイズ向けのディスプレイベース。ジョイント周りのみがランナーパーツなABS製の組み立てキットで、3個セットで販売されている。
ジョイント基部、支柱中央、支柱基部の3箇所に前後の可動軸を持つ支柱と、接続穴が1つのみの台座から構成される、その名の通りにシンプルなベース。
支柱の可動軸は組み立て済みのビス止め式で、多少大型のプラモデルをディスプレイする場合でも問題ない保持力を持つ。ロール軸などがない分、径年劣化の心配も少ない。
長方形の台座を持つ通常版に加えて、2023年には支柱部分はそのままな上で、台座を省スペースな正六角形のものに変更した〈HEX〉タイプも発売されている。
ジョイントははさみ込み式に加えて、それぞれ角度の異なる3mm径の丸型の差し込み式2種類から選択可能。また、同社製のdi:stage、Figmaやねんどろいどの付属ベースとの間にもパーツの互換性がある。カラーバリエーションはクリアーのみ。
プラモデル用ディスプレイベースとしてはここがトップクラス」という尖った性能の箇所こそないものの、可動性・保持力・コストパフォーマンスといった様々な点で過不足無い能力を持つベースと言える。

THEシンプルスタンドmini

「1/144以下のサイズの対象に適したTHEシンプルスタンドの小型版」という位置付けで、グッドスマイルカンパニーが2023年に発売したディスプレイベース。形態はABS製のプラキットで、4個セットで販売されている。
支柱接続穴が1つのみの円形の台座と、ジョイント基部、支柱中央、支柱基部の3箇所に前後の可動軸を持つ支柱という、THEシンプルスタンドを踏襲したシンプルな構成を持つ。支柱は一般的なまっすぐなものに加えて弧を描いたものも付属しており、非メカ系のキャラクターモデルやフィギュアのようなスリム・小柄な対象を、目立たずに後方から支えるようなディスプレイに適している。
一方で、そのサイズの小ささに加えて、THEシンプルスタンドとは違って可動軸のビスのような保持力維持のための機構が省かれているため、飛行姿勢や1/144程度のサイズのメカもののディスプレイは可能でこそあれ、安定性や長期的な保持力には不安がある。
ジョイントは、3mm径丸型とねんどろいど用の六角形の差し込み式、はさみ込み式が付属。カラーバリエーションはクリアのみ。

di:stage 基本(ベーシック)セット

Figmaなどのアクションフィギュア向けの品として、マックスファクトリーが2009年に発売したディスプレイベース。ABS製・ランナーレスの組み立てキット。
台座は、支柱接続用の大サイズの穴が13個、後述するエフェクトクリップなどを接続する小サイズの穴が27個備わった正方形のもので、側面にも後述する各種パーツの接続部が設けられている。
支柱は、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部にビス止め式の前後可動軸を備えた組み立て済みのもので、ジョイントは3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式の他、製品に含まれる厚紙製の吹き出しのような平面的なエフェクトを保持できる「エフェクトクリップ」から選択可能。また、台座に直接接続できるエフェクトクリップも、それぞれ支柱の長さの異なる5本が付属する。
台座側面に取り付けられるパーツとしては、複数のdi:stageを水平に連結できる「フラットジョイント」と、壁のように垂直に連結できる「ウォールジョイント」、紙製の背景ボードや床用壁紙を固定するための「バインダー」が付属。また、別売りの各種拡張(エクステンション)セットを接続することもできる。
カラーバリエーションはクリアとブラックがあるが、ブラックでも支柱やエフェクトクリップといった一部パーツはクリア成型。また、前述の拡張セットのうち、ディスプレイ対象を覆うクリアパネルからなる「クリアケースユニット」には基本セット(クリア)が丸々1揃い付属しており、実質的なバリエーションキットとなっている。
1/144前後のプラモデルに使えるサイズ感のベースではあるが、本来の開発コンセプトを鑑みると、メカ物よりも美少女プラモデルなどのほうが親和性は高いかもしれない。
2024年現在は廃盤に近い状態にあるらしく、新品の市場在庫はほぼ払底している。

フライングスタンド

ウェーブより販売されている、1/144前後のサイズ向けのプラキット形式のディスプレイベース。ABS製。発売は2006年と、アクションベースよりも古株である。
ジョイント基部と支柱基部に前後の可動軸を、ジョイント基部にロール軸を持つ支柱が、二等辺三角形に近い形の台座と一体になっている形式。ジョイント基部はビス止め、支柱基部は支え棒を用いて角度を保持している。また、付属パーツを組み込むことで支柱はある程度延長することが可能。
キャラクターモデルの規格が落ち着く前の品なこともあって、付属するジョイントは4~10mmの間で幅を調節できる股間止め式と、胴体とバックパックの間のようなプラモデル側にある隙間に差し込める板状のもののみ。2023年現在主流の3mm径丸型軸やはさみ込み式には対応しておらず、特に美少女プラモデルの類に用いることが困難なところは難点と言える。
性能としてはアクションベース2に近く、構造のシンプルさなど評価すべき点はあるものの、2024年現在の視点から見るとジョイントの汎用性の低さ故に使い勝手が削がれてしまっているとも言える。
カラーバリエーションはブラックのみ。

ポージングアーム

格納庫を模したプラモデル「H・ハンガー」の拡張パーツとして、ウェーブが販売しているプラキット形式のディスプレイベース。2012年発売。
最大の特徴は、唯一のジョイント部である「クレーンベッド」。これは、3本の爪を備えた一種の大型はさみ込み式ジョイントで、うち二叉の爪はレール構造によってもう1本の爪との間隔を調節できる。爪の先端のシリコン製キャップによるグリップ力もあり、爪に収まるサイズであればどんな形のプラモデルであっても保持することが可能。
支柱は、メインアーム1本と補助アーム2本から構成される。メインアームは最大3つのブロックからなり、ブロックの数の増減によって長さを調節することが可能。アーム基部とクレーンベッド基部に前後の可動軸を持つ他、各ブロックには上面に5箇所、下面に1箇所ずつ、補助アーム用の接続穴が設けられている。補助アームは両端と中央に前後可動軸を備えており、1本目はクレーンベッドを、2本目はメインアームを支え角度の調節と保持を担う。
台座は、正方形のパーツ2個を連結させて長方形とするもので、計6箇所にメインおよび補助アーム用の接続穴を有する。
……ここまで構造を説明したが、可動も含めてそこそこ複雑なので、文章で書くよりも実物やメーカーの公式サイトを見たほうが「どのようなベースか」は把握しやすいだろう。
ともかく、これらのパーツを組み換えることで、飛行機や宇宙船などのメカを下方から支えたり、ロボットを後方から支えたりと、様々なシチュエーションに応じた姿勢を取ることができる。
カラーバリエーションはブラックとグレー。
クレーンベッドが保持できる範囲のサイズ・重量であれば、スケールモデルを含めた大抵のプラモデルのディスプレイに対応している汎用性の高さが売りな反面、元々格納庫の一部としてデザインされた経緯故に、「飛行・跳躍して戦闘中」といったシチュエーションのディスプレイに用いるには、支柱部分が目立ちすぎるのは難点と言える。
なお、ポージングアームを含むH・ハンガー全般は、元はハンド&ヘッドという韓国メーカーの製品であり、ウェーブはOEMによって自社製品として販売している模様。

マルチベース

PLUMから2023年に発売された小型ディスプレイベース。ランナーレスの半完成品で、材質はABS。
「3セット入り」とされており、同一仕様のものを3つ組み立てる場合、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部に単純な前後の可動軸を持つ支柱と、17箇所に4mm径の接続穴を持つ円形台座からなるベースとして完成する。ただし、この状態ではSDのような小サイズのキット向けであり、1/144級以上のサイズのキットに対応させるには、2セット分以上の支柱パーツを組み合わせる必要がある。
ジョイントは3mm径と4mm径丸型の差し込み式で、4mm径の延長支柱アタッチメントも付属する。支柱パーツは弧を描く形を取っているのが特徴で、背中にジョイント穴があるキットのディスプレイに適している。カラーバリエーションはクリアーのみ。

ブロッカーズベース01

ブロックトイ的なプラモデル『ブロッカーズ』や、そこから派生した美少女プラモデル『ブロッカーズ FIORE』向けの品として、ボークスが2017年に送り出したプラキット形式のディスプレイベース。ABS製。
ブロックトイの一環なだけあって、自由自在な組み替えによる拡張性に優れている。組み替えてブロッカーズ用のカスタムパーツとして用いることすら可能。というかそもそも説明書が同封されておらず、パッケージの完成品写真を参考に組み立てていくことになる。
「2セット入り」と謳われており、1セットのみを使った場合は、中央とジョイント基部にロール軸とネジ止め式の前後可動軸を持つ支柱が、正八角形の台座から延びているベースが完成する。他社製品のように支柱基部にも前後の可動軸を持つベースとして組み立てる場合、同型のベースが作れるのは1箱につき1つのみ。
台座に空いた49個の4mm穴をもって支柱の位置を細かく調節できる他、支柱にも同様の4mm穴が設けられており、支柱の途中から別の支柱を生やすような芸当もできる。また、台座同士の連結も可能。
ジョイントは、ブロッカーズ共通規格の4mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式の2種類。また、はさみ込み式ジョイントパーツの先端部も4mm径ジョイントとして機能する。商品単体では3mm径ジョイントに対応しておらず、汎用性は若干低め。
カラーバリエーションはクリアーとブラック。取り扱いがボークスの直営店や公式ウェブサイトに限られることもあり、良くも悪くもブロッカーズとの連動に特化したベースと言える。

ブロッカーズベース02

ボークスによる『ブロッカーズ』向けスタンド第2弾。2024年発売*4。ABS製。
各部の4mm穴による拡張性・カスタマイズ性の高さといったブロッカーズベース01の要素を継承しつつも構造は刷新されており、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部にネジ止めを廃した前後可動軸を持つ支柱と、正八角形の台座から構成される。支柱には10箇所、台座には9箇所に4mm穴を備える。
一方で、構造はブロッカーズベース01よりも簡素になっており、部品点数も少ない。支柱のロール軸や台座の連結機能などは廃されている。
ジョイントは4mm径丸型に加えて3mm径丸型の差し込み式のものが付属し、1/144前後のサイズの『ブロッカーズ』以外のプラモデルとの親和性も向上している。
一般販売のカラーバリエーションはクリアー、ホワイト、ブラック。取り扱いがボークスの直営店や公式ウェブサイト限定な点もブロッカーズベース01と同様。

マルチスタンド

オビツ製作所が2009年から販売している、プラキット形式のディスプレイベース。
1/6~1/12スケールのドールのディスプレイを主目的として作られたベースだが、プラモデルやアクションフィギュアへの対応も謳っている。対応するキャラクターモデルのサイズは1/100~1/144あたり。
支柱まで組み立て式なこともあって様々な形に組み替えることが可能で、ジョイント基部、支柱中程、支柱基部に前後可動軸を備えるタイプのベースや、縦に立てた無可動の支柱をレールとしてジョイントが上下に動くタイプのベース、さらには複数のはさみ込み式ジョイントでスケールモデルを下方から支えられるベースなど、公式に例示されているだけでも多数の形態のバリエーションを持つ。複数を組み合わせることも可能。
可動軸などはビス止めによって保持力・強度を確保しており、素材も強度に優れたポリカーボネート(PC)なため、多少大柄なプラモデルであっても問題なくディスプレイできる。ただし、支柱が長めかつそこまで太くないため、飛行姿勢での撮影に用いる際などはぐらつきが収まるのを待つ必要があることも。
一方、台座は接続穴が1つのみの円形というシンプルなもの。
ジョイントパーツは3mm径丸型の差し込み式と、サイズの異なるはさみ込み式3種類が付属。ただじ、3mm径ジョイントはプラモデルやフィギュアで一般的に用いられるものより少し太めなため、ディスプレイする対象によっては削って太さを調節する必要がある。
カラーバリエーションはクリアとクリアブラック。なお、より大型の「マルチスタンド大」も存在するが、こちらは1/3スケールのドールのために開発された品であり、使えるほどに巨大なプラモデルはほとんど存在しない。

ミニMSスタンド

ホビーベース(イエローサブマリン)が、ランナーレスの組み立てキットとして発売した1/144前後のキット向けのディスプレイベース。発売は2006年と、こちらもアクションベースより早い。
支柱用の接続穴を1つのみ備えたプラ製の正方形の箱型台座と、フレキシブルワイヤー製の支柱から構成されている。支柱の材質故に、可動軸などに囚われない文字通りのフレキシブルなポージングが可能だが、ポーズ付けには若干のくせがある。
支柱の先端はゴムキャップが被さるとともに二叉になっており、これを曲げてはさみ込み式ジョイントとして用いる形式を取る。それ以外のジョイントパーツは付属しない。また、台座は余剰パーツなどを収納できる小物入れとして用いることも可能。
カラーバリエーションはブラック、クールクリア、ブルークリア、アイボリー、ポップピンク、ピュアホワイト。うちブラックは2個セットの品もあった。
2023年現在ではすでに廃盤となっているようだが、模型店や家電量販店、通販サイトの店頭在庫はまだ残っており入手自体は容易。また、さらに以前の2001年には大型キット向けのミニではない「MSスタンド」も発売されていたが、こちらは廃盤になって久しく市場在庫もほぼ消滅している。
なお、名称のMSは「モデルシチュエーション」の略。モビルスーツではない。

マクロススタンド

ハセガワが、1/72スケールでファイター形態をキット化している可変戦闘機向けの品として、2個セットで販売しているディスプレイベース。PS製のプラキットで、キャラクターモデル向けのディスプレイベースとしては珍しく、飛行機型のメカのディスプレイに特化した構造を持つ。発売は2002年と、現役のキャラクターモデル用ベースとしては地味に最古参クラスである。
構成は、上面に緩い傾斜角のついた円形の台座に、メカニカルなディテールが施された支柱が固定されているというもの。支柱の先端近くに、4段階で角度が固定される前後の可動軸を備えている。
ジョイントの形式は特殊で、ディスプレイ対象の翼の後縁に引っ掻ける爪状のものを、左右の翼分の2個備える。これを取り付けるため、支柱先端に横に広がる接続パーツが備わっており、接続位置の差し替えによって爪の間隔を13mm、58mm、87mmのいずれかに調節できる。
「翼があればディスプレイできる」という特性故に、マクロスシリーズのみならず飛行形態時に翼がある変形メカ全般に対応できる汎用性があり、特に現行のベースの多くに適合したジョイントを持たない旧キットの類のディスプレイの際には重宝する。適したサイズは1/144前後。また、無加工で飛行姿勢でのディスプレイができることから、1/72などの飛行機を守備範囲とするスケールモデラーが使用するケースも少なくない。
ただし、支柱のポージングの自由度が低く、特に左右の可動軸を持たないため、旋回しているかのような姿勢でのディスプレイができないことは、不満点として挙げられることがある。
一般販売のカラーバリエーションはブルーグレー寄りのグレーのみ。

フレキシブルスタンド

ハセガワが2005年に発売した、1/100前後のサイズに適したPC製の完成品ディスプレイベース。
構造はシンプルで、支柱接続穴を1つのみ備えた円形の台座と、支柱基部・支柱中程・ジョイント基部にボールジョイントを持つ支柱から構成される。
「飛行機のハセガワ」の製品だけあって、ロボット用に加えて飛行機用も存在し、それぞれ付属するジョイントが異なる。
ロボット用には股間止め式のものと、ロボットプラモデル背面の薄い箇所に差し込める平たいフック状のものの2種類のジョイントが付属。アクションベースより古参なベースだけあって、3mm径丸型の差し込み式など、2020年代のメジャーなジョイントには対応していない。
カラーバリエーションはクリアのみ。2024年現在では既に廃盤なため、入手は困難である。

ヴァリアブルアクションスタンド

アクションフィギュア「ヴァリアブルアクションヒーローズ」向けの品として、メガハウスが2016に発売したディスプレイベース。ABS製の組み立てキット。使用に適したキャラクターモデルのサイズは1/144以上。
台座は円形で、7箇所に支柱用の接続穴を持つ。また、付属するスタッキングパーツを用いて、複数のベースを重ね合わせる形で連結することも可能。
支柱は組み立て式で、支柱基部の前後可動軸こそ固定だが、ジョイント基部の前後可動軸の有無に加えて、支柱中程に収まる前後可動軸の数を0~2個の間で選択できる。また、パーツの組み替えによって支柱の長さも調節でき、支柱を2本持つベースとして組み立てることも不可能ではない。
ジョイントパーツは3mm径および4mm径の丸型差し込み式、はさみ込み式に加え、ジョイントピンが長い3mm径丸型差し込み式のロングジョイントや、6mm径のボールジョイントから選択できる。また、支柱の途中に取り付けられる3mm径丸型差し込み式のブランチジョイントも2本付属し、ここに別売りのエフェクトパーツなどを取り付けることが想定されている。
カラーバリエーションはブラックとクリア。2024年現在では廃盤に近い状態にあり、入手は困難である。

反重力台座テンセグベース

トランスフォーマー』向けの品として、タカラトミーが2022年に発売したプラキット形式のディスプレイベース。ABS製。サイズとしては、1/144前後のプラモデルへの使用に適している。
色付きの上段とクリア成型の下段の2段重ねとなった円形の台座が、4本のナイロン紐を用いた「テンセグリティ機構*5」によって接続されており、上段が重力を無視して浮遊しているかのような形で完成するのが最大の特徴。テンセグベース自体が科学工作キット的な要素を併せ持っているとも言える。玩具メーカーの製品だけあって、台座などのプラは肉厚で頑丈気味。
台座自体は、メカニカルなディティールとともに支柱接続用の穴を4ヶ所備えたもの。支柱は、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部に前後可動軸を備えたものと、ジョイントを上下に動かすレールとして機能する無可動のものが2本ずつ付属する。台座の設計は上下段共通なため、テンセグリティ機構をオミットして通常のベース×2として組み立てることもできる。
支柱の可動軸やテンセグリティ機構の組み立てには、ビスとナットおよびワッシャーなどを使用する他、綺麗に浮いているように完成させるためには、神経を使いながらナイロン紐の長さやテンションを調節する必要がある。
ジョイントは、5mm径、4mm径、3mm径丸型の差し込み式、はさみ込み式に加えて、武器などを保持するための5mm径、4mm径、3mm径のC型から選択可能。また、足裏に5mm径穴を持つトランスフォーマーに対応した、直接台座に接続できる5mm径丸型差し込み式ジョイントも付属する。
単品販売のカラーバリエーションは、オートボットVer.(レッド)とディセプティコンVer.(パープル)の2種類。

ポリニアン アームベース

アクションフィギュア『ロボット新人類ポリニアン』向けの品として、2017年にダイバディプロダクションが発売したディスプレイベース。ABS製・ランナーレスの組み立てキット。
ジョイント基部・支柱中程・支柱基部にネジ止め式の前後の可動軸を持つ支柱と、支柱用接続穴が1つのみの円形の台座からなるのが標準的な姿。そのシンプルな構造故に、1/144前後のプラモデルやアクションフィギュアのディスプレイにも広く用いることが可能。
支柱が組み立て式なため、ジョイントと支柱基部の2箇所のみに可動軸を持つような形に組み上げることもできる。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式、カラーバリエーションはクリアーのみ。ベースとしての個性は後発のTHEシンプルスタンドと競合している。

ディスプレイスタンド

山田化学から2023年に発売された、1/144前後のスケール向けのディスプレイベース。ランナーレスの半完成品で、セリアなどの100円ショップを主な販路としているのが特徴。
PS製の正八角形の台座と、フレキシブルワイヤーからなる支柱で構成される。台座には支柱取付穴が5箇所、汎用の3mm径穴が16箇所に設けられている他、同型ベースとの連結も可能。
ミニMSスタンドと同様、フレキシブルワイヤーによる可動軸の概念を無視した自在なポージングが強み。ワイヤー径は太めなため、安定性に優れる一方で細かい角度の調節は難しめという性質がある。
ジョイントは高強度のPC製で、3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式から選択可能。カラーバリエーションはブラックとクリア。クリアはブラックの倍額な代わりに、長短2本の支柱が付属する。
販路に違わぬ、1個100円+税(ブラック)という圧倒的コストパフォーマンスが最大の売りと言えるが、その安さ故に大量購入の対象となることが多いようで、品薄気味なことも多い。

ドールスタンド

ランナーレスの半完成品として、山田化学が2021年頃に発売したディスプレイベース。ドールやぬいぐるみの自立補助を主な用途としているが、キャラクターモデルなどへの対応も謳っている。材質はAS樹脂。
台座は支柱接続穴が1箇所のみのシンプルなもの。支柱には可動部が無い代わりに、付属する太めのフレキシブルワイヤーを通すための穴が6個空いている。ワイヤーの先端にはPVC製のキャップが被さっており、曲げることで大型のはさみ込み式ジョイントとして機能する。通す穴を変えることで高さの調節も可能。
カラーバリエーションはクリアのみ。
キャラクターモデルへ使用する場合、近年の細身なキットへの使用は難しいが、『機動戦士ガンダム』の旧キットのような太ましい体型の往年のキットの自立補助にはマッチする。ただし、パッケージイラストで例示されているような飛行姿勢でのディスプレイは、支柱のワイヤー用穴に保持力が皆無なため、旧キットであっても極めて困難である。
こちらも前述のディスプレイスタンドと同様、セリアなどの100円ショップを主な販路としている。

ディスプレイスタンド

MM考房から2014年に発売されたディスプレイベースで、販売はプラッツが担当している。アクリル製の半完成品。
凧形の台座と弧を描いた支柱から構成される。支柱先端のホルダー部にジョイントとしてネオジム磁石が内蔵されており、付属する金属片をプラモデル側に仕込むことで磁力を用いて固定する形を取る。ベース側の可動箇所はホルダー部のボールジョイントのみ。
キャラクターモデルに適合するマルチタイプに加えて、スケールモデル向けの飛行機タイプ1およびタイプ2があり、それぞれホルダー部の形が異なる。マルチタイプの場合、ホルダー部は平面の他、8mm幅と9mm幅の股間止め式を選択できる。
カラーバリエーションはクリアのみ。

SPアルティメットフィギュアスタンド

イーグル模型から2020年に発売されたディスプレイベース。1/144前後のサイズのキャラクターモデル・フィギュアへの使用に向いた、硬質アルミ製の組み立てキットである。
支柱用の接続穴を1つのみ備えた棺型の六角形の台座と、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部の3箇所に前後の可動軸を持つ支柱から構成される。可動軸はシムやスペーサーも用いてビス止めされており、組み立てが必要な箇所ではドライバーに加えてレンチとラジオペンチを使うことになる(うちレンチは付属)。
ジョイントは3mm径と5mm径の丸型差し込み式を選択可能。カラーバリエーションはブラック、グレー、レッド。
金属製故の、ディスプレイ対象の重さや経年に伴うへたり・磨耗への耐性に加え、材質がもたらす重量と台座下面の滑り止めパッドによる安定性の高さ、そして高級感をアピールポイントとしている一方で、価格もアクションベースが5個買える程度には高い。ディスプレイベース界のハイエンドモデルと言えるだろう。

フライング・デュアルアーム・ベース

メガミデバイス』の改造パーツなどを手がけるガレージキットディーラー「MUSCUTO」氏が、2019年から販売しているプラキット形式のディスプレイベース。ABS製。台座の刻印から「DerKIAZクリアベース」と呼ばれることもある。
対応するキャラクターモデルのサイズは1/144前後だが、省スペースなサイズ感をはじめ、メカ物よりも美少女プラモデルへの使用に主眼が置かれている。
「デュアルアーム」の名の通り、ジョイント基部・支柱中程・支柱基部の3箇所に前後の可動軸を有する支柱が2本付属し、最大2体の同時ディスプレイに対応する。支柱が1本のみの一般的なベースとして組み上げることも可能。支柱にビス止めやロック機構などは設けられていない一方で、支柱中程の可動軸には偏軸が採用されているため深い角度を取ることができ、ポージングの自由度が確保されている。
台座は棺型の六角形で、計4箇所に支柱用の接続穴を備える。小柄ではあるが厚底なため、美少女プラモデルを2体同時にディスプレイしても問題ない安定性を発揮できる。また、同型のベースと連結することも可能。
ジョイントは、向きの異なる2種類の3mm径丸型と、2.5mm径丸型の差し込み式の計3種類を選択できる。カラーバリエーションはクリアとクリアブラック。
プラキットとは言えガレージキットの範疇に入る製品なため、国内数店舗の美少女プラモデル専門店を除くと、通販か即売会が主に入手できるルートとなる。

Etc.001

個人サークル「T-Square Lub.」が展開するプラキット形式のブロックトイ『Fi-Dia Block(s)』のひとつとして開発されたディスプレイベース。すべてのパーツを5mm径のボールジョイント(BJ)を介して接続していく点を特徴とする。
ブロックトイなだけあって組み替えによる拡張性は高く、ジョイント基部、支柱中央、支柱基部にBJを備えた支柱を作る場合、最大2つの台座と3つの支柱を製作することが可能。BJ故に、可動範囲も通常の可動軸よりフレキシブルに取ることができる。
サイズ的にも適しているであろう1/144級のキットであれば大抵は問題なく支えられる保持力を有してはいるが、反面パーツの填め合いがきつい箇所も少なくなく、組み立て時にかなりの力が必要だったり、BJをある程度削って調節した方がよい場合もある。
ジョイントは3mm径丸型の差し込み式とはさみ込み式、5mm径BJなどに対応している。カラーバリエーションはダークグレー、ブラック、ネイビーブルー、パールレッド。なお、嵌め合いの強さなどを調節したリニューアル版であるEtc.005も開発が進行中とされる。
こちらもガレージキット的なベースのため取扱店はごく少なく、通販や即売会も主要な入手方法となる。

モデルスタンド

日本模型(ニチモ)が1959年頃に発売した、プラモデルなどの模型飛行機向けのディスプレイベースで、単品販売されたプラモデル用ベースとしては日本最初期のもの。言わばアクションベースの大先輩のような存在である。
材質はPSで、時代故に当然組み立てには接着剤が必要。かつすでに絶版。単品販売された他に同社の飛行機プラモデルに付属することもあり、細かい仕様差のあるバリエーションがいくつかあったようである。
V字型の台座から前上方に突き出た支柱先端に、丸型差し込み軸付き自在球(ボールジョイント)が設けられており、これによってある程度表情をつけたディスプレイが可能……なのだが、ものによってはこの軸が3mm径なことがあり、現在のキャラクターモデル用のディスプレイベースとしても問題なく使用できたりする。
その他近年のディスプレイベースには無い特徴として、底面に壁掛けディスプレイ用の穴が設けられてもいる。一般販売のカラーバリエーションはクリアブルー。




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最終更新:2024年11月19日 12:45

*1 ただし、一般販売前の2010年にイベント限定の付属品として世に出ている。

*2 なお、ACT2と同年発売の「ACT1」は素立ち状態のアクションフィギュアの自立補助を主用途とするものだったが、後継モデルが登場しないまま廃盤となっている。

*3 これに伴い、Plusのみジョイント周りがランナーパーツになっている。

*4 なお、単品販売前に『ブロッカーズ FIORE』の一部製品に付属する形で先行販売されている。

*5 圧縮材(テンセグベースの場合は台座を指す)の重さと紐などの張力材を用いて上手くバランスを取ることで、地面や他の圧縮材と触れていない状態で圧縮材を「浮かせる」機構。詳細はWikipediaなどを参照。