ユアン(FE)

登録日:2019/07/05 Fri 01:18:22
更新日:2025/06/19 Thu 17:14:55
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あっ、やったね!



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


CV:世戸さおり(FEヒーローズ)




■概要

ポカラの里で賢者サレフに魔道の教えを請うイタズラ好きの少年。
ジスト傭兵団に所属する踊り子テティスの弟でもある。
普段の天真爛漫な姿からは想像しづらいが元々は孤児であり、自分を養ってくれた姉を助けたいと常々努力している。
しかしまだ未熟な見習いである事や幼さもあってか前線には出して貰えず、後方での雑用ばかりで歯痒く感じている。

サレフ曰くかなりの素養を秘めているらしく、元々弟子を取らないスタンスだった彼がユアンを弟子にしたのもそれを見込んでの事らしい。


■人物

姉が母親代わりな環境だったゆえか結構なシスコンであり、テティスが他の男性と親しくしているのを見て妬いたりその男性にイタズラをしたり、
アメリアとの支援会話でスカートの中に興味を示す、ロスに対してたくさん好きな女の子がいると言うように何だかんだ色気付いてもきているお年頃。
今作では支援相手が男3人、姉1人と穏当なものだったので目立たないが、もし支援が覚醒以降のスタイルだったら「手当たり次第にナンパするショタ」というふざけたキャラが出来上がったかもしれない。



■本編での動向

エイリーク編・エフラム編共に12章で加入。エイリーク編ではポカラの里へ向かう都合上、エイリーク編の方が出番が多い。
エイリーク編では10章クリア時にポカラの里に向かう事にしたエイリーク達の道案内を請け負う。しかし11章終了時に師であるサレフと交代し、ポカラの里の大婆にエイリーク達の来訪を伝えるために里に戻る。
しかし折り悪く大量出現した魔物に追われて民家に逃げ込んだところをエイリーク達に救われ、以後正式に仲間入りする。

エフラム編ではやはり魔物との混成軍が闊歩するタイゼル港の酒場におり、訪問すると仲間になる。
傭兵ギルドの手違いでグラド帝国側に雇われてしまったマリカにそれを伝える。マリカの唯一の説得要員なので注意。


■ユニット性能

  • 初期値と成長率
魔道士見習い LV1
HP-15(50)
力-3(55)
技-2(40)
速さ-5(35)
幸運-5(50)
守備-0(15)
魔防-3(40)
体格-5
移動-4
属性-光
理E

装備
ファイアー
エナジーリング

エイリーク編・エフラム編共に12章での訪問イベントで加入。
見習いユニットの一人であり、その特殊な性質についてはこちらを参照。

魔法という武器自体が強いことに加え、魔力がよく伸びることから見習い職3人の中でも群を抜いて育てやすい。
魔力以外の成長率はとりたてて目立った点はないが、レベルアップの回数を考えれば十分な水準。
まごうことなきショタなのだが体格は意外と高め*1で、上級職になるとそこらの大人な魔法職と同じくらいになる。
そのお陰で、同じく優秀だが体格が低すぎるルーテに比べると速さの成長率は一段下回りはするものの、攻速自体にさほど大きな差が出ない事が多い。

クラスチェンジ先は
  • 魔道士見習い1→魔道士見習い2→魔道士見習い3or賢者
  • 魔道士見習い1→魔道士→賢者orマージナイト
  • 魔道士見習い1→シャーマン→ドルイドorサマナー
と、他の見習いキャラのCC先が4つなのに対し、ユアンのみ5つもあるという至れり尽くせりなキャラ。


  • 見習い魔道士3→杖を使えず体格も据え置き、他2人のような必殺補正も無いが理・光・闇の全魔法を使用でき、ステータス上限も高い。
  • 賢者→理・光魔法と杖を使用できる(封印烈火までの同名クラスに光魔法が追加された形)
  • マージナイト→魔力をはじめとしたステータス上限は低めだが、理魔法と杖を使用でき、騎馬なので移動力も高く救出などにより使い勝手が良くなる(他作品で言うヴァルキュリアだが、本作のヴァルキュリアは光魔法と杖使い)。
  • ドルイド→理・闇魔法と杖を使用できる(封印と烈火までの同名クラスに理魔法が追加された形)
  • サマナー→闇魔法と杖を使用でき、亡霊戦士も召喚できる(こちらは旧来のドルイドに理魔法ではなく亡霊戦士召喚が追加された形になる、が上限値は少々異なる)

といった特徴がある。
シャーマンになった場合は「以前の武器が使えなくなる」「これまでの武器レベルをリセットされる」という、FEシリーズを通してみてもかなり珍しい事態になる*2
なお魔道士ではなく魔道士見習い2を経由して賢者になるメリットは全くない。

上級職にさえなれば、どのクラスでもエース級の活躍ができる。
彼の設定的には師匠と同じ賢者になるのが正道で、彼本人もそれを存分に生かせるポテンシャルを秘めるが、理魔法使いは優秀で知られるルーテをはじめ他にも何人かおり、光魔法も使い手が多いためダブりがちに。
そのため闇魔法を使用できるクラスにするのがオススメ。何しろ他の闇魔法使いはユアンより登場が遅い上に幸運0のノールと、エクストラマップの隠しキャラの2人しかいないのだ。
技や幸運もよく伸びるので、少し支援を固めれば低命中化したルナもしっかり当てて必殺で葬れる。
ただし闇の双聖器グレイプニルやナグルファルは重すぎるので使う時は攻撃を受けないようにしたい。ノスフェラート?ハハッワロス。

特に使いやすいのは不足する闇魔法を補いつつ、杖も使えてしかも「召喚」能力も得られるサマナー。このゲームにおける遺跡攻略や高難易度マップなどで役に立つ。彼の亡霊戦士は他2名と違って力重視で速さ~幸運が低いのが特徴。
また、サマナーはぶっちゃけノール1人で十分事足りるという進軍事情もある。クリア後ならリオンも加入するし。やるんだったら亡霊戦士軍団を組むくらいの気概でやろう。
少なくとも「ノールはドルイドにしてユアンはサマナー」というのは、ユアンの戦闘の素質を殺しつつノールの低すぎる幸運で戦闘をこなす必要があるのでかなりの悪手である。

魔道士見習い3は他の魔法職を圧倒する上限に、光・闇・理すべての魔法を使うことができる文句なしの戦闘能力を得られる。アルジローレやらフィンブルやらノスフェラーt…ルナやらを相手に応じて使い分ける様はもはや聖戦のマスターナイトである。
体格ドーピング前提なら、通信闘技場ではこれ一択と言えるほどの圧倒的性能を誇る。
体格をドーピングした上でSレベルの魔道書を持てば理なら攻撃力47&攻速31((賢者(女)は威力が1ポイント超えるが、魔道士見習いの上限は守備24・魔防30なので耐久面での安定感がある))・光で攻撃力46&守備29、闇(ナグルファル)で攻撃力54とそれぞれ最高峰のスペックを持つことが出来る。
ただし代わりに、魔法系上級職で唯一杖が使えない上に体格が据え置きという弱点もある。
魔法のレパートリーは光魔法一択の遺跡攻略ではそこまで役に立つわけではなく、攻速落ちが事故要素として大きくのしかかってくる。他の見習いと違い必殺補正もないのでドーピングをしないなら他のクラスにした方が強力。

ドルイドは理と杖を使用可能になる。高い魔力の成長率を活かせる魔力上限値29も魅力的。地味に体格も8と高めで、エルファイアーくらいならさほど影響なく戦える。
但し、魔道士見習い1のときの理の武器レベルに関わらず、ドルイドにクラスチェンジした時に理の武器レベルはDになるので注意。

賢者は上述の通りキャラ設定に合う上に非常に強力だが、やはり自軍全体のバランスで見ると闇魔法を切り捨ててしまうのは惜しい。
よほど賢者に困ってない限り…と言いたいが賢者で加入するサレフが居るので、やはり闇魔法系に回してあげたい。
バグ技を駆使して闇魔法も使えるようにすれば賢者が一番多才になるが。
やり込み前提だと賢者(男)の魔力上限が女と違い28止まりなのも不満が残る所か(技の上限値では勝るが、魔力など他の能力に比べると影響力が小さい)。

一方、マージナイトは上述した通り体格や機動力こそこの中では最高だがステータス上限が他の上級職より明らかに低く、特に魔力の上限値がたったの24しかないのは厳しい。同じクラスでも女性と比べると技が2勝る代わりに肝心要の魔力と魔防が劣っているというほぼ劣化版状態。
魔力成長を持て余すのは勿論、ラグドゥ遺跡の上級魔物相手ではフィンブル追撃を以てしても火力が足らず仕損じてしまう事も少なくない。終盤メインになるドルイドや魔物の闇魔法に相性不利が確定し、魔物がよく使ってくるホースキラーやハルベルトなどの特効対象になるのも痛い。
ましてクリア後に条件を満たせば1人は必ずマージナイトが加入するので、猶更必要性が薄い。
というか聖魔の分岐クラスチェンジは、歩兵に対して騎兵の魅力が薄すぎるのが……移動力+2に対して減らされる上限値や使用武器種、騎馬特効のハンデがキツすぎるのだ。
ステータスやクラス特性がモノを言う通信闘技場に於いては、不利&マイナスの塊のようなクラスなので見向きもされない。
バグ技で闇魔法を使用可能にしようが、エクスカリバーの補正でフォローするにしても『なら賢者の方がええやん』の一言で一刀両断されてしまうのである。


さて、上述のものは主に一人プレイの、それもバランスを考えるスタンスの筆者が書いたもの。攻略では格別に役に立つとはいえ、サマナーユアンを勧める記事なんてここくらいのものだ。
他のユニットとの比較を考慮しない場合、賢者やドルイド、見習い3などの理・光魔法職は十分に視野に入る。
特に通信闘技場においては、環境を定義づけるユニットのアメリア、そのアメリアやエクスカリバー持ちの理魔法使いに対するメタキャラとしてのロスと支援を組めるので、
彼がイーヴァルディかエクスカリバーを持って参戦する編成はよく見られる。別に闇魔法を使えなくたって、それは軍内のバランスの問題。強いユニットは十分強いのだ。

ただしこの2人以外の支援相手に恵まれていないのが弱点。支援がほぼ固定されるか、サレフやドズラのようなもっと支援相手に恵まれていない相手と支援を組むことになる。
また円形支援を組む場合、ロスと支援を組めるルーテ、そのルーテと支援を組めるアスレイ*3の2人が優先されることもしばしばある。
ただしこの2人との「差別化」と称して下手に闇魔法にこだわることは最悪手である。通信闘技場では闇魔法が他の武器に比べて弱く、せいぜいワンチャン狙いの「ルナ」を持っておけば十分のため。
攻略の観点からはあまり勧められないが、通信闘技場の観点からは見習い3、賢者、ドルイドあたりは十分視野に入る。遊び方の幅が広いのが聖魔のいいところだ。
フルカン前提なら見習い3一択だが、ルールや編成、性癖などに応じて使い分けてほしい。


最後のマージナイトはどうなのかって?
……遊び方の幅が広いのが聖魔のいいところなので、マージナイトユアンのいいところを語れる諸兄はぜひ追記・修正してほしい。
早めにCC出来れば、本編なら広めのステージがちらほらあるので移動力は活かせなくもない。


なお、この作品には味方の闇魔法武器レベルを上げることができる「ストーンバグ」と呼ばれるフレイボムバグの派生型バグがある。
これを賢者ユアンで用いると「見習い3に比して上限値は劣るが杖が使える」という、さながら大賢者アトスのようなユニットを作ることができる。
実用性は賢者がリザイアとルナが持てることくらいなので、彼の場合は大人しく見習い3にでもクラスチェンジさせよう。


■支援会話

相手はロス、アメリア、テティス、サレフ、ドズラ
軽いノリで周囲を翻弄するが、大切な人を守ろうとする意識はしっかり持っている。
また、ドズラとの会話を中心に幼い故の突拍子も無いながらも自由な発想も持っており、そういった意味でも魔道の才能を彷彿させる。
ペアEDの相手はアメリアとサレフ。

  • ロス:(田舎の子供であるロスにパズルの問題を出して)ロスは頭は良くないけどイイヤツだね。 (好きな女の子はいるのかと問われて)うんっ、いるよ。たぁ~くさん!
  • アメリア:やったね! エロガキショタ節全開。
  • テティス:テティスに言い寄る男達に焼きもちを妬いたり、戦いの中で必死にテティスを守ろうとするなど、珍しく可愛げがある。
  • サレフ:2人の出会いや修行の日々の思い出を語る。ユアンやサレフ自身のオリジンにも迫る重要な会話。
  • ドズラ:ユアンが思いついた想像や夢をドズラが父親やおじさんのように聞くというほっこりする会話。この会話でユアンが語る想像はカメラ・飛行機・電話など、現代の科学技術で実現しており彼の先見の才を窺わせるシーンである。


ファイアーエムブレム ヒーローズ


あっちにも、こっちにもかわいい女の子がいっぱい! 

でもお姉ちゃんほどの美人はいないね!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーには19年11月に姉と共に参加。イラストはazuタロウ氏。
赤属性の魔法使い。歩兵ユニット。

武器スキルは弓、暗器、魔法、杖の敵から攻撃された時、戦闘中、守備、魔防+6になる『ラウアサーペント+』

Aスキルは敵から攻撃された時、戦闘中、速さ、魔防+4『飛燕明鏡の構え2』
Bスキルにターン開始時、敵同士が隣接していて、かつ、魔防が自分より3以上低い敵の速さ-7にする『速さの混乱3』

2022年5月には専用武器『見習い魔道士の書』が実装。
自分から攻撃した時または敵が射程2の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽滅、自身の攻撃、魔防の弱化を無効。
特殊錬成では周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中自身の攻撃、速さ、守備、魔防+4、敵の攻撃、魔防が戦闘開始時の自分の魔防の20%だけ減少、自分は絶対追撃。



ユアン
「アニヲタwikiはね、記事にコメントをつけるばかりじゃないんだよ。
例えばね・・・
ほらっ!
こんな事もできるんだよ。」

アメリア
「うわぁ・・・
きれい・・・!
次々に記事が追記・修正されて
項目の情報がどんどん充実して・・・!
ねぇ、これ何の魔法なの?」

ユアン
「これ?
これはね、暇をつぶせる魔法だよ。」


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最終更新:2025年06月19日 17:14

*1 ロリマムクートのミルラや6章で登場するモブ村人の少女のように、聖魔は体格の設定が結構ガバガバであるというのは「あるきかた」でも指摘されている。参考までに、同じGBA作品のショタ魔道士のルゥの初期体格は4で、CCしても5。

*2 覚醒の「チェンジプルフ」のような転職型のクラスチェンジでは珍しくないが、この作品のクラスチェンジはあくまでも「マスタープルフ」系なのでかなり珍しかった。

*3 アスレイ、ルーテ、ロス、アメリア、ネイミーで円形支援が可能。しかもこの組み合わせだとエクスカリバーを装備出来ない1人を除いて攻速27以上に出来、ロス&エクスカリバー要員&ネイミーに至っては攻速30台を実現可能という鬼強パーティ。