ノール(FE)

登録日:2009/11/07(土) 15:54:47
更新日:2025/05/05 Mon 08:37:33
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出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖魔の光石』に登場するキャラクター。

CV:木島隆一(FEヒーローズ)




■概要

グラド帝国の宮廷魔道士。
公式絵では長いローブを纏っており凄く辛そうな顔をしている。

皇子リオンと共に聖石の研究をしていた闇魔導士の生き残りで、魔石の誕生やリオン乱心の真実を知る唯一の人物。
その為か戦争の際は投獄され処刑を待つ身であったが、グラド城に攻め込み陥落させたエフラム達の手により救出される。
魔石誕生の過程はエフラム編でしか語る場面がなく、エイリーク編では何の脈絡もなく自軍増援として登場する味方という扱い。エイリーク編ではトップクラスに影が薄い。


■ユニット性能

  • 初期値(エイリーク編/エフラム編)と成長率
シャーマン LV10
HP-22/21(70)
力-13/12(50)
技-10/9(40)
速さ-9/8(35)
幸運-0(20)
守備-2(10)
魔防-10(45)
体格-7
属性-闇
闇C

所持アイテム
ミィル
リザイア
きずぐすり

エイリーク編では15章、エフラム編では14章終了後に仲間になる。

初期クラスはシャーマン
初期ステータスは登場時点ではかなり貧弱で、難易度ふつうのそこいらの下級ザコ敵相手でも攻撃を受けたらそれだけで即死のリスクが大きい。
成長率も魔力と魔防以外はHPが魔法系にしてはややマシなくらいで軒並み微妙なので、育成吟味が必要なレベル。

CC先はドルイドとサマナーの2つがあり、育成する楽しみが大きい。
何よりCC無しで闇魔法を使えるのは彼だけの特権である。
しかし、魔道士見習いのユアン魔道士かシャーマンのどちらかにCCできる。賢者はルーテが最優力候補で、師匠であるサレフもいるのでユアンを賢者にする人はあまりいない。
また闇魔法の使い手自体少ないため、ユアンの昇格先はシャーマンになりがち。
かつノールはユアンより耐久性に欠けるため、初期レベルの差を踏まえてもユアンの方が使われることも多い。

ただし、亡霊戦士を召喚して盾にして戦うサマナーならばその点はカバーできる。
更に言えば亡霊戦士はかなり優先的に狙われる上にノーリスクで延々と召喚出来るため、囮として活用するともはやチートに近い活躍を果たす(亡霊戦士がどんどん犠牲になってしまうけど)。
また、彼が召喚する亡霊戦士はユアンのより強い(技や速さが高い)のも特徴。

ドルイドだと命中が高く重さもマシな理魔法が使えるようになるので、低めの命中を補った上で得意の魔力で安定した威力を発揮できる。
理魔法の武器LVを上げてサンダーストームを持たせれば遠距離攻撃もこなせる。魔力の上限値やCC補正もこちらが上。

魔力・魔防もそこそこあるのでCCすれば活躍できるが、聖魔は優秀ユニットが多い上に彼は終盤の参戦なので、せっかく仲間にしても放置されることも多い。
ルナが『烈火』に比べて命中率がガタ落ちしたことや闇の双聖器グレイプニルは魔物に特効ダメージを与えられない点も痛い。最終的にナグルファルで固定砲台にするにしてもより魔力が伸び、属性的に更に火力を伸ばせるユアンに使わせた方が明確に有効というのも。

ポプロンの守護を他のキャラに回す場合、支援やドーピングをフルに活用したい。幸いどの相手と組んでも敵からの必殺を大きく下げられる。
が、支援相手はたったの3名しかおらず、そのうち2名が他の強キャラと最優先で固めてしまいがちなので、デュッセルくらいしか組めないなんて事も。

ただ、それを補って余りあるほど亡霊戦士の便利さは凄まじいので自分からガンガン攻撃を仕掛けるよりも召喚をメインにすると十分戦闘に貢献できる。
特にユアンを魔道士見習い3として使いたい場合はサマナーになれるのはノールしかいない。
亡霊戦士たちを前線に出させて魔法でトドメを刺すという運用なら薄幸ゆえの必殺・ホプロン持ちでも微妙に足を引っ張る回避率の低さを突かれずに済む。
グレイプニルが重く攻撃されると大抵追撃を食らってしまうが、元々必殺が怖い彼は極力敵の攻撃を受けないようにすべきなのでその点はあまり問題ではないかもしれない。

ただし、その場合も遠距離魔法などには注意。特に「むずかしい」のラグドゥ遺跡の高レベルのアークビグルの遠距離魔法は仮に魔防をカンストさせてもかなり痛く、必殺を受けると一撃でやられる事も。

体格を含めカンスト状態で潜るとしても亡霊戦士達を囮に強敵を誘き出せるメリットはあるためサマナーの方が総合的に見ると優秀か。
ただ、亡霊戦士の召喚はフリーマップの追加キャラであるリオンでも可能なため、3すくみへの対応力やエクスカリバーによる魔物への特効効果を重視するならドルイドを選ぶのも手。

勿論育成の自由度が高い『聖魔』なので、どちらにしても良いだろう。
通信闘技場に出すつもりなら基本的にドルイド一択になるが。


彼を語る上で欠かせない要素といえば、なんといっても

幸運の初期値がまさかの0

ということ。初期のFEではちらほら居たが、この時代のFEではほぼ彼だけである(尚、次点のモルダの幸運初期値は 1 )。
幸運のパラメータは必殺回避に関係するのだが、なにせ0であるため必殺をくらいやすい。
運が悪いと魔物…ゾンビにさえ必殺をくらう。そのため、相手の必殺値を0にするホプロンの守護は真っ先に彼に持たせる人が多いのではないか。

同じ初期幸運0キャラと比較しても、彼の場合幸薄そうな顔グラや登場時に処刑が近いという本当に不幸な身の上も相まって、不運の人というイメージはさらに強く印象づけられたことだろう。
通常のプレイではあまり見られないソルジャー魔物達の必殺モーションを見るための生贄とされることもある。
その上、前作で登場した人工生命体【モルフ】が揃いも揃って幸運0な為、プレイヤーからは本当に人間であるのかを疑われる事も。
幸運の低さは被必殺のみならず命中や回避にも響いてくる。回避への影響は地味に大きい。
ただし、エイリーク編では初期値に若干のブーストがかかり、たまに初期幸運が1になったりする。


通信闘技場ならサマナーより技が1低い代わりに魔力や守備の上限値で上回るドルイドの方が優秀。
対戦で活躍する魔法職といえば魔道士見習い3のユアンや賢者組が有力候補だが、ドルイドも魔力や速さの上限値が優秀なので支援の組み合わせ次第では出番が生じ得る。

余談だが、後に発売されたifで薄幸キャラとしての後輩・ハロルドが登場している。
しかもクラスが前衛職のアクスファイターなのでノール以上に必殺を受ける機会が多い。


■支援会話

相手はデュッセルナターシャルーテの3名のみ。
互いの性格の関係上、全体的にノリが軽めだったり恋愛色の強い本作の支援会話の中でもトップクラスにシリアスな会話が展開される。

デュッセルかナターシャとの支援では物語の根底にあるリオンが大地震を予見していたという事実が語られる。
聖魔の光石の物語をきちんと知っておきたいなら彼の支援会話は必見である。正直、裏設定みたいな扱いであるが、本編でしっかり語るべき重要な設定である。

ルーテとの支援では、一方的に攻撃されたりライバル扱いされるやっぱり不遇なお方。

戦略的にはどのキャラとの支援でも回避・必殺回避が上がる。あえていうなら、ナターシャとデュッセルにクーガーを加えると四角支援が組めるのでオススメ。


■ファイアーエムブレム ヒーローズ


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年12月に登場。イラストはたかや友英氏。
第5部開始直後のミッション報酬として★4が登場し、12月末の伝承英雄召喚からは恒常★3~4枠として追加された。
闇魔法使いの例にもれず、赤属性魔法使い歩行ユニット。

直後の「想いを集めて」では、同時に実装されたナターシャセライナ、デュッセルと共に登場。
全体ストーリーでは実質主役級の扱いになる。
シャロンと共に遠征訓練の帰り、谷間にある村が賊に襲われようとしている所に遭遇。近隣の地図を見た彼は即座に三つの策を提案する。
うち2つは既に壊滅しているかもしれないその村へ救援に向かうものと、そちらを犠牲にして川辺の大きな村を守りを固めるもの。
そして残りの1つは自分が囮となって賊をおびき出し、その隙に小さな村へ避難を伝えるという危険なもの。
グラドに混乱を引き起こしてしまったた責任を感じていた彼は、無理は承知だが、かつてリオンと共に夢見た全ての命を救う道を諦めたくなかった。
その決意を聞いたデュッセルは、セライナと共に囮の役を買って出る。
結果、エフラムら援軍の到着前に一人の犠牲も出すことなく賊を敗走させる事に成功した。


武器は自分から攻撃した時、戦闘中敵の攻撃、速さ、守備、魔防を-4する『ラウアフォックス+』。
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、魔防を+4する『鬼神明鏡の一撃2』。
Cスキルはターン開始時、十字方向にいる自身より魔防が1以上低い敵の速さを-5する『速さの謀策3』。


2025年2月には専用武器『闇魔道の研究書』が登場。
敵から攻撃された時または戦闘開始時敵のHPが75%以上の時、戦闘中、敵の攻撃、速さ、魔防-5、
自分が与えるダメージ+自分の魔防の20%(範囲奥義を除く)、自身の奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)、
戦闘後、自分は7回復
特殊錬成はターン開始時自身のHPが25%以上なら、最も近い敵とその周囲2マス以内の敵の攻撃、魔防-7、【パニック】【回復不可】を付与(敵の次回行動終了まで)
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中敵の攻撃、速さ、魔防-5、自身の攻撃、速さ、魔防の弱化を無効、自分は絶対追撃



追記、修正は彼の幸運を補強してからお願い致します。

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最終更新:2025年05月05日 08:37