赤ずきん

登録日:2018/11/07 (水) 18:20:00
更新日:2024/12/05 Thu 09:46:43
所要時間:約 12 分で読めます





「赤ずきん」とは、ヨーロッパを中心に伝わる童話の一つである。
現代日本では、グリム童話版が最も有名である。



あらすじ(グリム版)


昔々あるところに、いつも赤いずきんを被っていたため「赤ずきん」と呼ばれている女の子がいました。
ある日、お母さんにお使いを頼まれて、葡萄酒とパンを持って森の向こうのおばあさんの家に向かいました。

すると、途中で一匹のオオカミに出会いました。
オオカミという動物のことをよく知らなかったのか、以前からの知り合いかなんかだったのか、赤ずきんはオオカミに自分の用事を正直に話してしまいます。
挙句、「じゃあついでに花を摘んでいってあげれば、おばあさんも喜ぶんじゃない?」などと唆されて、まんまと乗せられて道草を食いに行きました。

オオカミはその隙に、やはり赤ずきんが馬鹿正直に教えてくれたおばあさんの家に向かい、おばあさんを食べてしまいました。
そして何故かおばあさんに変装してベッドに潜り込みました。

しばらくして、道草でタイムロスをした赤ずきんがやっと到着。
「おばあさん、どうしてそんなにお口が大きいの?」という有名なやりとりをした後で、オオカミに食べられてしまいます。

すると、ちょうどそこに都合よく猟師が通りがかり、オオカミを銃殺。
おばあさんと赤ずきんはオオカミのお腹を切って救助されました。
赤ずきんは大いに反省し、もう二度と道草はしないと心に決めました。




と、いったあたりが、現在日本では一般的なバージョンである。
なお、戦後に発行されたバージョンでは、オオカミは腹を切られた(もしくは強引に赤ずきんとおばあちゃんを吐き出さされた)けれども生還し、
深く反省して赤ずきんたちに謝罪し、仲良くなるというエンドのものもある。

また、上記のように「道草をしてはいけません・怪しい人の言うことを軽々しく信じてはいけません」という、教訓話として語られる場合が多い。



登場人物



  • 赤ずきん

オオカミの言うことを軽々しく信用し、おばあさんに変装したオオカミの変装にも気が付かない残念な子。
他のグリム童話の有名なヒロインと違って市井の子であるが、子供用の頭巾を特別に設えることができるということは、
この時代にしては比較的裕福な家庭なのではないかと考察されることもある。

「森の中で赤いずきんは目立って危ないんじゃないか?」とツッコまれることがあるが、この「赤い頭巾」は元々の童話には無く、
後述のペロー版で初めて採用されたものである。



童話に登場する度にロクでもない死に方をすることに定評のある動物。
本作でも最後は狩人に殺される、もしくはバージョンによっては腹に石を詰められて溺死させられるという悲惨な末路を辿る。七匹の子山羊と混ざってねぇか?
二次創作系ではさらに扱いが酷いこともある。


  • おばあちゃん

登場と同時にオオカミに食べられてしまい、ラスト近くまで出てこないので結構影が薄い。


……が、この話を聞いた子供たちのほとんどが思うであろう童話最大のツッコミどころを抱えている。

なんでお年寄りを、オオカミが住んでいる森の向こう側なんかに一人で住ませるのかということである。
おばあちゃんは「寝たきり」とは明言されていなくても、昼からベッドに横になっているということはあまり健康状態がよろしくないことが想像できるし、
経済的な観点から見ても、赤ずきんちゃんの一家と同居してもらったほうがいい筈である。
童話を成立させるための都合と言えばそれまでだが……


  • 猟師

何の伏線も無くラストで唐突に出てきて、全てを解決してしまう、「猫の事務所」の獅子のような奴。
実は後述するように、後付けで急遽登場することになったキャラである。



冒頭と(バージョンによっては)ラストで登場するだけだが、
「分別の付かない赤ずきんを、一人でオオカミの出る森に使いに行かせる」
「体の悪いおばあちゃんを一人で住まわせている」
といった点から、読者にあまりいい印象を持たれないことも多く、二次創作系では悪役として描かれることもある。





民話版・ペロー版



この「赤ずきん」の話は他のグリム童話と同様にグリムの創作ではなく、先行する民話があったとされている。
そもそもの発祥についてはベルギー説・中国説などがあってはっきりしない。
フランスなどに伝わる民話版とグリム版の大きな相違点は以下の通り。


  • そもそも赤ずきんは赤い頭巾を被っていない

当然、「赤ずきん」という名前ですらない。


  • オオカミはおばあさんを殺した後、その肉と血を「干し肉とワイン」と称して赤ずきんに食わせる

かちかち山といい、民話世界のイヌ科動物はこういうことをするのがよほど好きらしい。


  • おばあさんを食べた後、赤ずきんはオオカミに言葉巧みに誘導されて、服を一枚ずつ脱いで、最後は全裸になってベッドに入り、オオカミに「食べられる」

オオカミはロリコンだったらしい。


  • 物語は赤ずきんがオオカミに食べられたところで終わり、猟師は登場しない


……と、とても子供には読ませられないような展開である。
ただし一部では、機転を利かせて外に出るとそのまま逃走。オオカミに追いかけられながらも何とか家に滑り込んだ、という結末になっている。
他にも途中の展開などに、現在では削除された要素が存在する他、民話には「教訓」が存在しない。


これを現在の形に近づけたのが、グリム以前の最大の童話作家と呼ばれるシャルル・ペローである。
ペローは主人公に赤い頭巾を被せて「赤ずきん」という名前を与え、人肉食シーンとストリップシーンを削除した。
ペローの童話集は上流階級向けの読みものであったため、残虐なシーンや性的なシーンは極力削除したとされるが、それでも「男は狼だから気をつけよう(意訳)」なんて教訓が付属している。

ただし、この時点でも猟師は登場せず、赤ずきんは食われたまま終わる


その後、ルートヴィヒ・ティークという人物により、「オオカミの勝ち逃げは良くない」と判断されたためか、
猟師がオオカミを撃ち殺すラストシーンが追加される。
猟師の登場がやや唐突に感じられるのは、このような事情があったのだ。

だが、ティークの時点でも「赤ずきんが助けられる」というシーンは無い。赤ずきんはあくまで食べられて終わりである。
一度食われた人間が生きているわけないだろ、常識的に考えて……ということだろうか。

結局、現在のような赤ずきん生還エンドが書き加えられたのはグリム版であり、それも後期の版からである。
なおオオカミについてみると、生還→死亡→(戦後の日本などでは)再び生還、と紆余曲折を辿っているのも興味深い。

ちなみに、「赤ずきんの赤い頭巾は、処女消失などの性的なシンボルを暗示している」などという解釈が、昔から繰り返し唱えられているが、
上記のように「赤い頭巾」はペローが導入した要素であり、ここから民話の背景がどうこうという議論をするのは難しい。
もっとも、性的な要素を削除したペローが同時に「赤い頭巾」という要素を導入したのは、面白い現象であるとも言える。



サブカルチャーにおける赤ずきん


「赤ずきん」は、他の有名なグリム童話のヒロインと違って、王族でもない一般市民であり、特殊な能力を持っているわけでもない。
そもそも「赤ずきん」の物語自体が短めの話であり、冒険やファンタジックな要素はほとんど皆無である。
不思議の国のアリス」や「親指姫」などと比べると、比較的地味なタイプの童話である。
よく「何もしない系のヒロイン」と揶揄される白雪姫やいばら姫と比べても、むしろ自分の失態で事態を悪化させている点は否めない。
赤ずきん自体も、童話界では戦闘力はかなり低い部類に入るだろう。


だが、二次元世界では、童話キャラの中でもトップクラスの人気を誇っている


童話をモチーフにした作品では、かなり高い確率でメインキャラとして登場するし、「赤ずきん」自体をモチーフにした作品もかなり多い。
元の童話・キャラが比較的地味であることを考えると、意外な現象であると言える。


この理由として考えられるのは、まず絵的なキャラの立てやすさだろう。
赤ずきんは文字通り赤い頭巾がトレードマークである。
この頭巾を被っていれば、一目で「赤ずきん」だと読者や視聴者に伝えることができる。
これは白雪姫やシンデレラ、いばら姫にはない利点である。


次に、赤ずきんの童話に若干性的なニュアンスを感じ取る人が少なくないという点もあるかもしれない。
上述した「ペロー以前の赤ずきん」を知らなくても、
「無垢な少女がオオカミに騙される」
「ベッドの中でオオカミに食べられる」
といったシチュエーションから、無意識に妄想を掻き立てられる場合も多いだろう。
多くの赤ずきんモチーフの作品で、赤ずきんとオオカミの関係に焦点が当てられているのも、これと無関係ではないかもしれない。
さらに世の中には「丸のみ萌え」という人もいるわけで……


前述のように原作に戦闘要素が無く、「いばら姫→いばらのツタで攻撃する」のように強引な解釈もしにくいキャラなので、バトルもの作品では魔力を使う系が基本だが、
民話版の「おばあちゃんの人肉を食べた」というエピソードからかやたら攻撃方法がグロかったり、
原作の猟師の要素を吸収して銃器をぶっ放す場合も少なくない。
また悪役である狼をあえて重ねて、ステゴロ系人狼キャラにされることも少なくない。

また、赤い色が「返り血」を連想させるからか、童話のあどけない雰囲気とのギャップからか、狂気を持ったキャラとして設定されることも少なくない。



赤ずきんをモチーフにした主な作品・キャラクター


  • へそまがり昔話
「ひとこと言っとくけど、これ、オオカミの毛皮だから」

ロアルド・ダールの小説。メインキャラの一人。
二次創作赤ずきん界に氾濫するハードボイルド赤ずきんちゃんの元祖とも言えるキャラ。
ズロースに隠した拳銃オオカミを二匹撃ち殺し、オオカミの毛皮のコートにしてしまう(赤いずきんは「ダサイから」と捨てる)。
さらに高利貸しで暴利を貪る三匹の子豚の末っ子も射殺し、金品を強奪する。

アニメ版では、白雪姫との友情が強調されたり、語り部であるオオカミ(赤ずきんに弟と甥を射殺されている)との奇妙な絆が描かれるなど、
一部で高い人気を誇る。


  • Little Red Hood
アメリカで発売されたNESソフト。
外観からして赤ずきんちゃんがゴブリンらしきモンスターの尻を蹴り上げているという、なんとも言えないイラストだが、
その中身は赤ずきんちゃんがゴブリンやヘビやクマを倒しながらおばあちゃんの家におつかいに行くという、強引に赤ずきんをゲーム化したもの。
何故かオオカミは最後まで登場しない。

上述のように、原作の時点で「なぜおばあちゃんを一人で森の向こうに住ませるのか」とツッコまれがちなのだが、このゲームのおばあちゃんは
なんだってこんなダンジョンの奥深くに住んでいるのだろうか……

さらにゲームとしても、敵への攻撃手段が極端に少ない(アイテムなしだと何もできない)、ランダム要素が多すぎる、クリアフラグの立て方がわかりにくすぎるなどの問題だらけであり、
とどめにそもそも正式な許諾を得ていないハックロムという、NES史上屈指のクソゲー


  • 赤ずきんチャチャ
アニメ版と原作とで内容が大きく異なることで有名な少女漫画。
主人公のチャチャは赤ずきんをモチーフにしたキャラクターだが、魔法使いの弟子という設定であり、オオカミとは幼馴染で後に恋仲になる。


  • 東京赤ずきん
赤ずきん界屈指のバイオレンスな作風の漫画。
大きな特徴は、本作の赤ずきんは「オオカミに食べられる」ために生きているという設定であり、
それ以外の原因では死なない様に自己再生能力を持っている。


深夜33時半からの刺客。
本来の赤ずきんからは設定・能力共に大幅に改変されており、戦闘方面に特化した赤ずきんとなっている。
頭巾じゃなくてヘルメットだろは禁句。


法廷ドラマ。オオカミの腹に石を詰めて殺した罪で殺人罪で起訴される。
番組史上初めて心神喪失の成立の可否が争われる。こんなところでも狂気キャラ
検察には「オオカミに命乞いをしておばあさんを売った」と責められるが……

  • 「ヴァンパイア」シリーズ
カプコンの格闘ゲーム。「バレッタ」という名前で登場するが、モチーフは明らかに赤ずきん。
重火器使いにして戦闘狂、さらにはの亡者であり、林檎型の爆弾とワインボトル型の火炎放射器を駆使する、
二次創作赤ずきんの中でも屈指の危険人物。
こんなんでも作品史上初の人間キャラである(非人間疑惑もある)。
なお、「狼男」のガロンとの対戦時には専用の台詞が用意されており、「どうしてそんなに……」と可愛らしく言った後、
一転してドスの効いたような口調で「お口が大きいの?」と言い放つ。


  • ソウルサクリファイスデルタ
人型魔物の一種。見た目は赤ずきん被ったドクロを腹から覗かせている狼型鎧の騎士
その正体はレッドフードと呼ばれる幻術師が騎士の身体を乗っ取ったもの。
騎士の内臓を変化させたを振り回す。


  • 神獄塔メアリスケルターシリーズ
ヒロインたちが所属する血式少女隊の年長で、実質リーダー。巨大なハサミを武器とする頼りになる姉貴分。
血式少女の特性「血式リビドー」により、常に頭にかぶれるものを身に着けてないと情緒不安定になる。
キャラクター名も「赤ずきん」そのものだが、コードネームではなく『本名』。
世界観がポストアポカリプスのため作中内ではそこまで追及はされないが、実はとある伏線となっている。
ジョブは万能職「リベロ」。とはいえ、この手のジョブの必然として、器用貧乏。ついでに言うと、多様性に関しては「サイエンス」の方が上と何とも不憫。
2においては、ある事情で「血式少女に精神的ストレスを与えてはいけない」という情報が存在しないためか血式少女に対するメンタルケアを怠りがちで、迂闊な一言で最悪の展開の後押しをしてしまった。


人獣のコスト70、大型のディフェンダーとして登場。
戦場にいるだけでプレイヤーのマナ回復速度を上げ、更に成長させる事によって能力が大幅に上がる。
赤ずきん自体は若干物騒ながらも普通の12歳の少女であるが、ここで凄いのが「おばあちゃん」
なんと変装した狼をそのまま「おばぁちゃん」呼ばわりして酷使する。
そのおばあちゃん本人も単なる狼のくせに、なぜか龍王に匹敵するパワーを持っている
ちなみに本物のおばあちゃんの行方は不明。そして赤ずきん本人も狼がおばぁちゃんでない事には気付いている。
Ⅳでも登場。こちらはアタッカーとなっており、おばあちゃんV-MAXなる怪しいシステムまで積んでたりする。

  • 人狼 Jin-Roh
押井守のケルベロスサーガシリーズを構成するアニメ映画。韓国で実写映画化もされた。
ストーリーは赤ずきんをモチーフに、体制の犬(狼)である首都警特機隊隊員の伏と、伏の前で自爆した左翼ゲリラ(アカ)の少女の姉を中心に展開する。
作中では民話版の内容をもとにした赤ずきんが何度も引用され、本編もそれに沿ったストーリーとなっている。
が、同時に劇中で猟師によって狼が退治される展開に言及されたり、伏自身が獣と人間の間で揺れ動く存在として描かれたりと、結末が民話版とグリム版のどちらに収束するのかは最後までボカされている。
実際、アニメ版と実写版で結末は異なる。
ちなみにこの世界の日本はWW2敗戦後、(グリム兄弟の母国たる)ドイツに占領されている。

  • 各種スマホゲーム
童話モチーフのゲームでは、定番キャラとしてよく登場する。
専用武器が大砲だったり、原作のオオカミの要素を吸収した殺人狂だったり、戦闘は狼男にまかせっきりのょぅじょだったり
中にはツッコみ役の常識人というポジションのこともある。
火属性なことが多いのは、頭巾の色からの連想だろうか。


  • 各種成人向けマンガ
「森の奥でオオカミに襲われる」という設定が便利すぎるせいか、童話のパロディものでは常連。


  • 赤ずきんちゃん(ディズニー)
ディズニー初期のミュージカル映画『シリー・シンフォニーシリーズ』の一作。
オオカミが悪役の童話繋がりか、『三匹のこぶた』とコラボしており末っ子豚が猟人の役を担う。
お婆さんも赤ずきんもオオカミに食べられたりせずにタンスに立てこもり、末っ子豚はオオカミのズボンに燃えた石炭とポップコーンを入れて撃退、オオカミはポップコーンをまき散らしながら逃走する。


サブイベントで見れる劇中劇「琥珀ずきん」が該当。『グレイセス』から恒例になった演劇イベントの一種である。
こちらでは母親役がシスコン兄貴だったり届け物がワインとミソだったり木の陰に隠れて木になりきってる人がいたりと色々カオス。


  • オオカミさんと七人の仲間たち
オオカミさんこと大神涼子の親友である腹黒ロリ体型赤毛のおかっぱ娘「赤井林檎」が該当。
名前の後半はお察しの通り白雪姫である。
持ち前の情報力で周囲をいじって愉しむいっぽう、涼子のために様々な手を尽くし、その心を解きほぐそうとする健気な一面も。
胆力と演技力であどけない容姿を最大限に活かす反面、“赤ずきん”さながらの小さく細い体を自嘲している節があり、
本当なら涼子の隣に立って戦いたい、守りたい想いは亮士に託す。


  • バットマン
二代目ロビンであるジェイソン・トッドが色々あって「インフィニット・クライシス」以降に復活した姿「レッドフード」。つまり男。
赤いマスクで二丁拳銃を振り回す犯罪者絶対殺すマンだが、New52以降は結構丸くなってきた。
なお同じ名前のヴィランはジョーカーのオリジン(疑惑)としてそれより以前から存在している。


  • 赤ずきん(2011)
赤ずきんが大人になった時代に起こる人狼騒ぎを描くサスペンス・ファンタジー映画。
色々隠喩的


  • The Path
赤ずきんがモチーフのベルギー発ホラーADVゲーム。
本作における赤ずきんは赤色モチーフの6人姉妹。おばあさんの家にお使いに行くことはできるかな?


  • クイーンズブレイド グリムワール
童話の登場人物をモデルとする本作にて「赤頭巾の魔狩人ザラ」が該当。
かつて祖母と自分自身を食らった魔狼ザンパの腹から生還した結果、魔を狩る闘士となった。
固有能力は超再生で東京赤ずきんと被り、武器は大剣でおとぎ銃士赤ずきんと被ってる…かもしれない。


乙女ゲーム・アイドルアニメの派生作品で、「アイドル達による童話モチーフのサウンドショー」として描かれたドラマCDの一つ。
メインキャラ11人が総出演しており、赤ずきん役を赤繋がりで一十木音也(声:寺島拓篤)、狼役を音也のルームメイト一ノ瀬トキヤ(声:宮野真守)が演じ、
他にも狩人・おばあさん(本作ではおじさん)と一通り赤ずきんの配役が揃う中、オリキャラとして愛島セシル(声:鳥海浩輔)演じる謎の存在「黒ずきん」も登場している。
赤ずきんを被った薄幸の美少年「ブラッド」と、取立屋に買われ殺し屋として生きていたワーウルフ「ランドルフ」が何も知らぬまま出会い心通わせるが、2人を取り巻く世界の残酷さはそれを許さず…。


  • 紅ずきんの森
サークル「イニミニマニモ?」製作の同人エロゲ。
不感症でベッドの上ではマグロの少女「紅ずきん」を操作し、
暴力とエロと絶望に満ち溢れた世界を冒険するゲーム。
+ 作者の次作「BLACKSOULS」との関係について
「紅ずきんの森」は、「BLACKSOULS」における黒幕が創り出した最初の二次創作であり、処女作であった。
しかし、最後まで諦めなかった彼女が物語に、ひいては創作者に反逆したことが、黒幕にとっては大きな汚点となる。
「BLACKSOULSⅡ」において、紅ずきんは真なる創作者…すなわち原作者にとって大きな力となり、彼が黒幕に立ち向かう大きな力となるのであった。



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最終更新:2024年12月05日 09:46