登録日:2025/04/04 Fri 01:43:03
更新日:2025/04/24 Thu 11:23:56
所要時間:約 116 分で読めます
概要
「
XenobladeX」とは、任天堂発売の
Wii U用オープンワールドRPG。
2015年4月29日発売。開発はモノリスソフト。
ディレクターはお馴染み高橋哲哉氏。キャラクターデザインは過去のゼノシリーズにも参加している田中久仁彦氏が久しぶりに手掛けた。
『
ゼノブレイド』シリーズの作品ではあるが、この作品のみ例外的にナンバリング作品とのストーリー的な関連は無い。
前作どころか
ゼノサーガなど他のゼノシリーズを彷彿とさせる設定は色々あるが、今のところ関連は明言されていない。
そのゲームデザインは、端的に言えば「シリーズにおける異端児」。
2025年時点におけるゼノブレイドシリーズはいずれも重厚なメインストーリーという「縦の遊び」とフィールド探索やサブイベントといった「横の遊び」の二つを両立させている作風だが、本作はその内「横の遊び」を極限まで推し進めている。
特に戦闘関連のボリュームは「100時間プレイしても全くやり込み要素が尽きない」「廃人ですら本作の戦闘システムを完全に把握している者はいない」とされるほどに図抜けており、シリーズ内どころかゲーム全体を見回してもなかなか類を見ないほどボリューム豊富かつ独自の魅力を有する作品となっている。
そのため現在でもこの作品をこよなく愛する「ミラに魂を捕らわれた」プレイヤーは数多く存在し、ニンテンドーダイレクトが放送される度に続編の情報が出ないか期待するミラの亡霊が後を絶たなかった。
単純なオープンワールドとしても、前作の五倍ほどの面積のマップの作りこみは驚異の一言。
「どこを切り取っても絶景になる」とまで評されたすさまじい景観の数々はただ移動しているだけでも楽しく、バリエーション豊かなエネミーやアイテムがそれをさらに彩ってくれる。
更にこの規模のオープンワールドとしては珍しく、バグらしいバグは絶無。当時の任天堂社長であった故・岩田聡氏が驚愕するほどのデバッグ費用をかけたことも理由の一端と思われるが、これも特筆すべき要素。
スペックに難があるWii Uというハードでこのゲームが動くことを驚くユーザーも当時は多かったが、特別なことは何もしておらず「プログラマーが滅茶苦茶頑張ったから」との事。
一方、膨大な探索要素のしわ寄せを受けたのか、シナリオ本編はやや薄味な感もあり、従来通りのゼノシリーズを期待して買ったユーザーから手厳しい評価を貰いがち。
特に
※ネタバレ注意※(クリックで表示)
気になる謎を提示したまま尻切れトンボで終わってしまう
シナリオはシリーズ経験者かどうかを問わず最も批判されやすい点だろう。
メインストーリーそのものもボリュームが割と少ないが…その代わりサブクエストは非常に充実。
原生生物の跋扈する未開の土地に永住する事となった地球人たちの奮闘や困惑、未知の存在との交流や混乱などを取り上げたバリエーション豊かなエピソードは、あっさりした本編を補って余りあるボリュームとして評価が高い。
と言うか本作のシナリオはこれらサブクエストにて様々な人間模様を見てこそ完成する節があり、メインストーリー進行のために脇道の探索が要求される事も多々ある。
メインストーリー・サブストーリー全てひっくるめてこその本編と言えるだろう。
BGMを手掛けたのは
機動戦士ガンダムUCや
進撃の巨人の劇伴でお馴染みの澤野弘之氏。同氏がコンシューマーゲームの音楽を手掛けるのはこれが初。
前作から作曲家が変更され全く毛色の違う楽曲が流れる点は賛否が分かれるが、前作に勝るとも劣らないクオリティの高い楽曲が揃っている。
元々の予定だと一部の楽曲のみを澤野氏に発注するつもりだったが、前々からゲーム音楽を作りたいと思っていた澤野氏のほうから「全曲作らせてほしい」とオファーがあったとの事。
なお発売前後の雑誌や各ネットメディアでのインタビューを読み込む限り、本作はモノリスソフト及び任天堂にとって「自分たちの規模でオープンワールドゲームを作る場合どこまで作りこめばいいか」を推し量る試金石という側面もあったらしく、先のシナリオ展開も半ば意図的なものである可能性が高い。
「初めてHDで制作するにあたって多くの要素を切り捨てたが、更なるステップアップの為にはやむを得なかった(意訳)」とは高橋氏の談。
そうして本作で培われたノウハウは、
後のゼノブレイドシリーズや
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド、
ティアーズオブザキングダムといったタイトルで存分に活かされることとなる。
そしておよそ10年後、2025年3月20日には
Nintendo Switch向けソフトとして『ディフィニティブエディション』が発売。
大きなところではメインストーリーの不評部分の補完、キャラデザインの変更、細かいところではシステムやバグの遊びやすい修正などを施され我々のミラが帰ってきた。
なお移植発売にあたってデータ量が
22.7GB→13. 5GBと大幅に少なくなっている。どんな圧縮技術を用いたのだろうか……。
あらすじ
西暦2054年7月。
地球は突如として正体不明の異星人同士の戦闘に巻き込まれた。
焦土と化しゆく地球からの脱出を図るべく、人類は「地球種汎移民計画」を実行。
しかし地球から飛び立った宇宙船の多くは撃ち落とされ、無事に逃げ延びたのはアメリカの宇宙船「白鯨」などごく僅かであった。
それより2年、安住の星を求め宇宙を放浪するも、ついに異星人の追撃部隊により発見され大破。
近隣惑星の重力圏から逃れられぬまま墜落する「白鯨」だったが、のちに「ミラ」と名付けられるその惑星は、幸運にも人類の生存条件を満たしていた…
ストーリー上の用語
- 地球種汎移民計画
- 文字通り、地球に所属するあらゆる生命が地球外の星に移住するための計画。
- 人間のみならず地球の動物たちの遺伝子も同時に運ばれているが、如何せん積載量には限りがあるため、これで無事に地球を脱出できた人間は全人類の人口と比べればごく僅かと言うほかない。
- またこの計画は全世界が協力して進めており、各国から無数の移民船が旅立ったが、先述したように多くは異星人同士の戦渦に巻き込まれ撃ち落とされてしまった。
- 白鯨
- アメリカが担当した移民船のうちの一隻。
- 運よく地球を脱出して2年後、異星人の追撃により全滅しかけるも、「アロイス・ブルノルト」なる人物が命を犠牲に追撃を退けた事で辛うじてミラに落着する。
- 安住の地が見つかるまでに何年かかるか分からなかったため、運航に必要なクルーだけ目覚めさせ残りの移民たちはコールドスリープ状態にある。
- ミラに落着した後もそういった活動状況は変わっておらず、ミラで奮闘する人員たちは基本的に「白鯨」のクルーである。
- 優秀なクルーを優先して募ったため人員は多種多様。
- …と言うか、元々が「突如必要に迫られて地球外に移住する事になった」などという大規模な割に性急すぎる計画である。問題のある人員も紛れ込んでしまっており、ぶっちゃけ全然一枚岩ではない。
- また「自分は移民船のクルーに選ばれたが家族や親友は地球に残って死んだ」なんてクルーも全く珍しくない上、そもそも全員が故郷を失い右も左も分からない中どうにか踏ん張っている不安だらけの状態である。
- そのため前向きに頑張ろうとしながらメンタルが不安定になっている隊員も…
- 名前の元ネタは小説『白鯨』。居住区の地名が「イシュメルヒルズ」「モビーストリート」だったり船のパーツが「A-HAB」「Star-buck」だったりする。
- アメリカを代表する小説というだけでなく、ゼノシリーズと同じく聖書ネタが多いという点での採用…なのかどうかは定かではない。
- 余談としてゼノサーガEp.IIでは主人公兄妹行きつけの喫茶店の名前が「Moby Dick's Cafe」だったりするが、本作とは関係ないだろう。多分。
- B.B.
- 先述したように移民先が見つかるまで何十年かかるか分からなかった事から、寿命問題を解決すべくクルーたちは全員B.B.というロボットに置き換えられている。
- 本来のクルーは大多数の移民たちと同じくコールドスリープで眠りについており、そこから意識だけ飛ばす事でB.B.で活動できているわけである。
- ロボットの割には食べたり排泄したり汗をかいたりといった生理現象まで再現されているが、これはクルーたちが精神に異常をきたさないための措置。
- なお生殖行為が可能かについては作中にも疑問を口にする人物がいるものの、答えられる者がいなかったため不明。
- B.B.は生身の肉体と違って体が多少欠損しても問題なく修復出来たり、何なら死んでも元の肉体に再接続さえすれば蘇って来れるなど、融通の利く存在としてミラでも活躍しているが…
- しかし修復資源には限りがあるし、セントラルライフ(後述)が失われた現状では元の肉体も行方不明なので、このままだとB.B.の死は永遠の分かれと同義である。
- よってブレイド隊員にはB.B.とは言え死なないよう細心の注意が呼びかけられているし、誰かが死んだ際は本体の死亡さながらにショックを受けるクルーは多い。
- 「自ら命を絶った人物は再生が後回しにされる」など、再生のための資源も逼迫しているようだ。
- なお戦闘で使用する「O.C.G.」は肉体をB.B.に換装した事で得られた能力とされる。
- …その割に生身の異星人たちも使ってたりはするが。
-
- 惑星ミラ
- 白鯨が墜落した未知の惑星。
- 名前の由来は、地球種汎移民計画に多大なる貢献をしながら地球と運命を共にした「ミラ・トーレス」という女性らしい。
- 幸運にも地球人が生存できる環境がある…が、「たまたま運よく移民に適した星だった」で片付けるには謎の多い星。
- (様々な存在が奇妙に引き寄せられている、言語の異なる者同士の会話が何の障害もなく成立する、そもそも地球で観測した航宙図に載っていない…等々)
- また惑星上の各所には人工的と思われる遺跡が残されており、何者かの文明がかつて存在していたようである。
- ミラニウム
- ミラで採れる特殊なリソース。加工する事でエネルギーにもなるし頑丈な資材にもなるという不可思議な物質。
- あまりに都合がいい物質なだけに上記のミラの謎と併せて不思議が多いが…
- それはともかくゲーム中ではやり込みを進めるたびにとにかくミラニウムを要求されるため、こいつの確保には頭を悩まされる事になるだろう。
- ブレイド
- NLAに存在する民間軍事組織。
- 正式名称は「Beyond the Logos Artificial Destiny Emancipator」で、その頭文字を取った略として「BLADE」と呼ばれる。
- メタ的に言ってしまえばゼノブレイドシリーズとしてのブレイド要素。
- 主な任務は「ライフポイントの捜索」「惑星ミラの調査」「NLAの治安維持」。よって多少の例外はあるが、主に戦闘能力のある人員で構成されている。
- 以下の8部門に分かれている。
-
- パスファインダー
- ミラ各地の開拓を担当する部門。
- 各地にデータプローブを設置し、フロンティアネットの拡充を目的とする。
- フロンティアネットを広げることは惑星ミラの探査、ひいてはライフポイント探索に繋がるため、非常に重要。
- インターセプター
- 人間に危害を加えるようなミラの原生生物から人を守る部門。
- 居住区の防衛だけでなく、調査に行くチームの護衛や、要人警護、NLAの住民の救出といった前線任務を一手に担うため、一番多忙なユニオンとも言われている。
- アヴァランチ
- 惑星ミラに住む原生生物の中でも特に危険な生物『オーバード』を駆除する部門。
- インターセプターがNLAを脅威から守る盾ならば、こちらは脅威を払う矛といったところ。
- テスタメント
- 大破してミラに散らばってしまった「白鯨」の貴重な地球産物資を回収する部門。戦死したブレイド隊員の遺品回収や、ライフポイント探索も兼任する。
- 惑星ミラでは新しい物の生産作業が非常に困難なため、地球産の部品は全て貴重品。
- コレペディアン
- ミラの環境調査などを担当する部門。使えそうな素材があれば持って帰るのも仕事。
- 任務の特性上、未開の地を歩くことが多く、原生生物の脅威と表裏一体という危険なユニオン。
- ランドバンク
- 有用なミラ産の資源を確保する部門。鉱石の発掘や調査と加工などをする事が多い。
- アームズ
- 武器・兵器を開発している企業「アームズカンパニー」の発展、援助を行う部門。
- 武器開発のヒントになりそうな物の発見、試作品のテスト等もこれらに該当する。
- コンパニオン
- 人間社会の秩序を保つ部門。警察みたいなものでもあるし、カウンセラーのようなものでもある。なので戦闘は少ないがこれはこれで大変らしい。
- 地味な仕事だが、コンパニオンがいるからこそ他のユニオンが外に全精力を傾けることが出来るのでこちらも大事なポジションである。
- 主人公もブレイド隊員となり、これらの部門から一つを選ぶことになるが、それでゲームの自由度が制限されるという事は無い。
- コンパニオンでオーバードを屠ってもよいし、アヴァランチで問題解決に精を出しても構わない。
- 途中で所属ユニオンを変更することも可能。
- オリジナル版では選んだ部門に応じた行動を行うことでより多くのブレイドポイントを得られるなどの差異があったが、DE版では廃止されたため単なるフレーバーと化している。
- ライフ
- 地球のあらゆる情報が搭載されたデータベースや、地球からの移民が眠った施設。
- これこそが地球種汎移民計画の要であるが、白鯨の大破と共にミラに散らばってしまった。
- 様々な部門に分かれてこそいるブレイドの、共通の最終目標はこれらの回収である。
- 形が某板に似ている。
- 特に移民たちの眠る最も重要なライフは「セントラルライフ」と呼ばれる。
- 白鯨から切り離されてしまったことでコールドスリープ継続のための電力供給が無い状態であり、稼働限界が訪れる前にこれを見つけ出す事がメインストーリー上の目標となる。
- ドール
- およそ10mの汎用人型機動兵器。もとは白鯨の防衛が目的で製造されたが、現在は惑星ミラの探索やNLAでの作業重機として活躍している。ほぼ全てのドールが人型形態から車輌形態に変形可能で、ドールがあればできることが一気に広がる。
- しかし、元々兵器ということもあり手に入れるためにはドールライセンスが必要。しかも志願すれば誰でも試験を受けられるものでもなく、ブレイドとしての活躍が認められていなければいけない。
- ストーリーをある程度進めると主人公もドールを手に入れられる。さらに進めるとフライトユニットが開発され、空を飛べるようになる。
- ただドールもドールウェポンもかなり高額。ドールが戦闘により大破した場合は3回までは保険によって無償修理してもらえるがそれ以降はこれまた高額な修理費を払う必要があるため慎重に取り扱おう。
- メカデザインは機動戦士ガンダム00やアリス・ギア・アイギス等でメカニックデザインを担当した柳瀬敬之氏。
- 異星人にもこのような人型兵器を有している者がいる。地球のドールとは差異があるが、これらも便宜上ドールと呼んでいる。
登場キャラクター
仲間キャラ
- 主人公
-
- 白鯨の墜落から2か月後、散らばったライフポッドから助け出された、最後の生き残り。
- 名前以外の記憶を一切失っており、一応周りからは「白鯨」のクルーとは思われているものの、主人公でありながらかなり謎の多い人物。
メタ的にはキャラメイク式の弊害。
- ブレイドとしての高い適性を見込まれ、命の恩人でもあるエルマの部下となって活動する事となる。
- 見た目はある程度自由にキャラクリ可能。性別も自由で、後に名前以外は自由に変更できる。
- DE版ではシリーズ作品で見たことのある感じの髪型が追加で実装された。
- デフォルトネームは特に無し。公式で紹介される時は「クロス」とされる事が多い。
- 戦闘面でもカスタマイズ性が最も高く、最終的に全てのクラスと武器を自由に設定する事ができる。
- ストーリー的にはいわゆる無口型主人公。
- なので台詞の多い本編では喋らない主人公の代わりにエルマがストーリーを引っ張る事多々。
- 一方のサブクエストでは主人公に選択を委ねられる場面が多く、没入感の面ではサブクエストのほうが人気だったりはする。
- なお本作は選択肢次第でNPCがあっさり死ぬというケースが良くあるため、選択肢を選ぶ際はよく考えてから選ぶこと。
- 修理する配線が赤か青か分からない?NLAに一旦帰って聞きに行こう。
- 声の担当にはDE版の発売前に逝去なされたキャストも含まれているが、事前に追加ボイスの収録を済ませていたのか特にキャスト変更等はない。
- エルマ
- CV:桑島法子
- ブレイドとして屈指の実力を持ち、個別のチームリーダーをも任される女性。29歳とされる。
- 地球に居た時からも統合政府の導隊として大佐の地位を与えられ、合理的かつ冷徹な判断力から上層部からも一目置かれる。
- しかし冷徹だとか合理的を通り越し、ある種人間離れした感性を覗かせる事も…。
- 基本的には優しく穏やかで、無益な争いを好まない性格だが…利発ゆえに異様に弁が立ち、怒らせると恐ろしい人物でもある。
- 相手の本質を素早く見抜き口車に乗せて窮地を脱する事もあれば、明確に敵対する相手を戦闘でも口喧嘩でもボロクソに打ち負かす事も。
- 主人公が喋らないタイプの主人公であるため、メインストーリーは基本的に彼女が牽引する事となる。
- 戦闘では一人で完結した万能型。一人で攻撃役をこなしながらもきっちり生存してくれるが、味方へのサポート能力は少なめ。
- ただしその少ないサポート技はとても優秀。使用するためのTPさえ稼げるならパーティの耐久力を大きく高めてくれる。
- 移動技「スライドバースト」で勝手にどこかへすっ飛んでいったり、戦闘中ボイスでやたら接近戦を勧めてくる点でネタにされがち。
- 貰える固有アーツは2つとも優秀。
- 次回作『ゼノブレイド2』にもゲスト出演している。(要DLC)
- リンリー・クー
- CV:伊瀬茉莉也
- 通称「リン」。エルマチームのメカニック担当で、見た目も中身も13歳。偉いな 健気だな
- と言うよりそもそも本業はメカニックで、13歳の若さにして「白鯨」に使われる技術や「ドール」に精通した知識を見込まれ、クルーに選ばれた天才。
- 戦わなければ生き残れないミラには慣れておらず、必要とあらば交戦も冷静にこなすエルマらと違って、子供ゆえの幼い一面を覗かせる事もしばしば。
- 普段は明るく料理好き。ノポンのタツを非常食扱いしては料理しようとするのはメインストーリーが始まる前お馴染みの
茶番光景である。
- 戦闘では過不足の無い盾役。堅実に敵からのヘイトを引き付けつつ耐久する役割をこなす。
- と言うかオリジナル版だとむしろそれしかせず、折角持ってるガトリングガンをあまり使わないという困ったAIだった。
- シールドとしてはほぼ唯一ちゃんとした火力を出せる固有アーツ持ち。
- イリーナ
- CV:高森奈緒→松嶌杏実(DE版での追加ボイス)
- インターセプター所属。27歳女性。エルマとは地球に居た頃からの知り合いで、その頃の階級は中尉。
- ゲーム中では明かされないが、公式サイトのスピンオフ小説によると苗字は「アクロフ」との事。
- 男勝りで言いたい事ははっきり口に出す性格。やや男嫌いの気があるものの、それで他者を差別する事まではない。
- 部下のグインやマーカスとは行動を良く共にし、部下たちとの仲も良好。
- アーツ構成は非常に優秀で、特に稀少な支援アーツ「ラストウォー」を使えるという点で非常に評価が高い。
- …が、ステータス面では不安が多く、耐久力は紙装甲。同じく「ラストウォー」持ちのHBと比べてもHPは半分以下しかない。
- なので強敵と戦う時はデバイスを揃えて耐久面を底上げしてからでないとすぐ地面を舐める。
- オリジナル版ではとにかく射撃ばかりしたがる困ったAIだった(それでもラストウォーだけで優秀だった)が、DE版では割と格闘アーツも使うようになったようである。
- キズナクエストをクリアすると貰える固有アーツ「クイックキャノン」(アサルトライフル用)、「ラウンドリカバリー」(ナイフ用)はどちらも強力。仲よくしよう。
- オリジナル版での担当キャストが声優業を引退なされたため、DE版の追加ボイスではキャストが交代している。
- グイン
- CV:中村悠一
- インターセプター所属。24歳男性。エルマやイリーナは地球の統合政府軍に所属していた時からの上司。
- 誠実で情に厚い性格。実力不足な自分を変えたいと思っている努力家だが、やや素朴で抜けたところもある。
- イリーナに恋心を抱いているものの、純情なためそれも全く進展していない。
- 海外版によると苗字は「エヴァンス」らしい。
- 戦闘面では何の変哲もないロングソード/アサルトライフル使い。
- これと言って突出した強みが無く、序盤はともかくやり込み段階になると結構力不足。設定通りと言えば設定通りである。
- 固有アーツもロングソードのほうが「序盤から習得できるアーツとしては強力」ぐらい。
- 中の人は次回作のメツ。
- ダグ
- CV:小山力也
- アヴァランチ所属。30歳男性。ドールの操縦を得意とし、地球に居た頃から統合政府軍の優秀な兵士だった。
- 裏表が無く気さくな性格。感情的で頭に血が上りやすいが、諭されれば冷静に省みる柔軟さもある。
- また頼み事は断れないのかリンの飛行ドール実験にも律儀に付き合い、その度に碌な目に遭わないという苦労人な一面もある。
- ダグはあくまで愛称で本名はダグラスらしい。また海外版によると苗字は「バレット」。
- ラオは地球時代からの戦友。
- 戦闘ではフォトンセイバーとレイガンを扱うが、貰える固有アーツはフォトンセイバーに偏っている。
- フォトンセイバーの弱体アーツはダグから貰えるこれのみである。
- 格闘アーツのほうは素直に使いやすくて割と優秀。攻撃モーションが長いのがちょっとした欠点か。
- ラオ
- CV:藤原啓治→星野貴紀(DE版での追加ボイス)
- パスファインダー所属。31歳男性。元米軍所属で、ダグは地球に居た頃からの戦友。
- ややいい加減な性格なのか、時折約束や任務をすっぽかしてフラっと居なくなる事もあるようだが…
- それでも普段の仕事ぶりは優秀、かつ部下への面倒見もいいので仲間からは好かれているようである。
- 海外版によると苗字は「ホァン」。「黄」だろうか?
- ジャベリンとスナイパーライフルを扱い、彼から貰える固有アーツもその武器を使うならほぼ必須級という強力な物。
- しかも貰えるタイミングも早いため有難い限りである。
- オリジナル版の発売後に担当キャストが逝去なされたため、DE版で追加されたボイスは担当キャストが変更されている。
- ル・シルフェ
- CV:置鮎龍太郎
- 通称「ルー」。青い肌とヤギのような角が特徴の男性。
- 惑星ミラの先住民(種族名は不明)を自称するが…彼以外に同様の先住民は見当たらないなどそこそこ謎のある男。
- 明るく好奇心旺盛で、普段は発明品を売って生活している。
- 知的好奇心が強く、夜光の森に落下していたセントラルライフから地球に関する知識や地球言語を学んでいた。
- 諺や故事を好んで使うが、『死中にカツオを喰えよ』『素人のあかさたな』など妙に間違ったものが多い。
- ストーリー途中から自分の店を開くようになる。
- 戦闘ではシールドとサイコランチャーを装備した防御特化スタイル。
- 防御支援や回復能力に優れるのでパーティに入れとくと生存力が増す。
- 固有アーツの一つは射撃・格闘・潜在力全てを上げる強力なものだが、貰えるのがED後というのが少々ネック。
- ヒメリ・アランジ
- CV:米澤円
- コンパニオン所属の女性。よく見ないとわからないがオッドアイ。
- NLA市民の相談窓口をしており、彼らの苦悩を一身に引き受けるその姿から『NLAの聖女』と称賛される本作屈指の人格者。
- その献身的な性格を悪事やタダ働きに利用されてしまうこともあるが、父の教えを胸にひたむきに尽力する努力家でもある。
加入クエストの目的地が時期に反して高難易度すぎる人。
- 海外版だと名前はHopeに変更されている。
- 使用武器はナイフとサイコランチャー。
- 各種バフ・デバフを用いた支援特化という彼女らしい戦い方。
- 戦闘は専門ではないためか仲間キャラとしては正直性能低めで、使い続けるには愛が必要なキャラ。
- フォグ・クリストフ
- CV:宮田幸季
- ランドバンク所属の男性。
- 無口かつマイペースな人見知りで、会話のテンポが非常に遅い。そのため、普段から独りで過ごしている。
- そんな性格故に、一般市民からもなにかと嘗められがちだが、幼い頃よりどんなこともそつなくこなしてきた天才肌。
- 曰く戦闘は苦手とのことだが、いざとなれば天性の格闘センスを発揮する。伊達にブレイド隊員ではないのだ。
- 酒好きだが優秀な兄が居るらしい。
- 使用武器はエルマと同じデュアルガンとデュアルソード。
- なんとも気の抜けた声から発せられる「バックスラッシュ」は(ある意味)一聴の価値あり。
- フライ
- CV:中井和哉
- インターセプター所属の男性。
- 非常に豪快かつ猪突猛進を地で行く性格で、誰も受けたがらない過酷な任務も臆すること無くこなしていく様から『凶猛の駝鳥』なる二つ名を頂戴している。
- 仕事がない時はダイナーで酒ばかり飲んでいるが、一度討伐任務となれば明け方まで飲み明かした直後にも関わらず嬉々として赴くなどといった底なしのバイタリティを誇る。
酒豪のロングソード使いだが、三刀流は使わない。
- ちょっと心配になる大事な弟が居るらしい。
- …まあゲーム内でもすぐに分かる事なのでぶっちゃけるとフォグの兄。フルネームはフライ・クリストフ。
- 諸事情あり加入当初は同じパーティに編成できない。
- 使用武器はロングソードとガトリングガン。
- ナギと同じだが、こちらはガトリングガンを主軸としており、固有アーツも両方ガトリングガン。
- 攻撃アーツのほうは攻撃範囲とヒット数に優れ優秀。…しかしAI操作だとアーツ使用の際とにかく状況を見ないため、所構わずぶっ放しては周囲の大人しい敵すら巻き込み無駄に戦闘を拡大するという迷惑な存在と化しやすい。
- 気になるならアーツごと外しておこう。
- マードレス
- CV:豊口めぐみ
- コレペディアン所属の女性。
- 冷酷で金の為なら平気で人を裏切る事から「殺人者」と呼ばれ、一緒に任務に行きたくないブレイドNo.1という
不名誉な称号を持つ。
-
キズナクエストで判明する本名は
シャロン・ベティ・エフィンジャー。実はいいとこのお嬢様だが、実家は没落している。
- イリーナとは古い付き合いだが、性格が真逆なため、目を合わせればお互いに悪態をつくという犬猿の仲。
- 加入クエストでも最後は主人公を見事に裏切るものの、主人公のことそのものは気に入ったということで仲間に加わることになる。
- 使用武器はデュアルソードとサイコランチャー。
- 固有アーツはどちらもヒット数に優れるなど強力な物で、弱体化を織り交ぜつつ、相手を切り刻むドS仕様。
- セリカ
- CV:佐藤聡美
- クリュー系異星人の女性。フルネームはセリカ・クリカ。
- グロウス軍に襲われていた所をエルマチームに救われ、NLAへと移住した。
- 温厚で面倒見が良く、一緒にグロウスから逃げてきたガウル人・ロックの事を常に案じている。
- 加入クエストでは、NLAの市民権を得るためにブレイド入隊試験に挑戦。エルマ達の助力の甲斐あって無事にブレイドに入隊し、ランドバンクへ所属した。
- 使用武器はナイフとデュアルガン。
- それまで非戦闘員だったのに固有アーツの殺意が妙に高く、「弱体化が多いほど威力が上がる」「発生が速く、威力が高い」などどちらもその武器を使うならほぼ必須となる高性能アーツ。
- あとドールは初めてなのか操縦が妙に行き当たりばったり。ドールライセンスどうなってんだ。
- ミーア
- CV:金元寿子
- ブレイドに憧れているメカニックの少女。
- 主人公を先輩と呼び慕い、『強く!やさしく!たくましく!』をモットーとする好奇心旺盛な明るい性格。
- 有名な冒険家である両親の影響で惑星ミラ全てを探索すると躍起しており、ブレイドに入隊しようと思ったのもそのため。
- 当初はブレイドの試験に落ちまくってしまい、意気消沈していたものの、主人公に装備を買って貰ったことにより、NLAを飛び出していった。
- 道行く先で様々な不運に巻き込まれてしまうが、なんだかんだで一命は取り留める悪運の強さとタフネスハートで難局を乗り越えていく。
- おっちょこちょいで人の話を聞かない楽天的なアホの子ではあるが、元技師だけあってドールの修繕はお手の物。
- 一回の接触でデフィニアの特性を即座に見抜くなど決してただのバカではない。
- 最終的には敵の情報を入手した功績が称えられ、ブレイド見習いとして入隊することができた。
- オリジナル版だと実質隠しキャラみたいなもの。理由は加入までの道のりの難解さ。
- ミーア加入には全大陸に1つずつ存在する関連クエストを全てこなす必要があるのだが、まずそれらの解禁には他の様々なサブクエストのクリアが必須。
- しかも解禁条件となる物の中には最難関サブクエスト「デフィニア殲滅」も含まれる。生半可な鍛え方ではクエスト解禁すら難しい。
- ついでにミーア関連クエストも5つ中2つが「マップ上にサブクエストの存在が表示されない」というタイプ。
- さらにそのうち1つは前提条件として「その大陸の調査率65%以上」が必要な上、発生個所も高レベルの敵がわんさかうろつく危険な洞窟の奥。
- ハードルが高いばかりか攻略情報が無ければ気付く事すらそもそも困難だった。
- DE版の発売された現在では既に情報が出回っているとは言え、クエストの難易度自体が高いのは相変わらず。
- 使用武器はナイフとレイガンで、とにかく数打ちゃ当たる射撃特化スタイル。
- 固有アーツはどちらもレイガンを使うなら必須となる強力なアーツだが、加入自体が終盤もいいとこなのが困り物。キズナクエストもクリアするとなるとクリア後である。
-
- HB
- CV:島﨑信長
- パスファインダー所属の男性で、本名はヘクター・バートウィッスル。 エリートデコイショット!
- 自らを『エリート』と称して憚らない自信家で、向上心が高い理論派。
- なにかと自身がエリートであることを鼻にかける物言いが目立つが、裏では努力を欠かさない。
- 技名にエリートと付けながら叫ぶ、ヴァンダムの気を引くために目の前で腕立て伏せをする、ホロフィギュアの一つに「エリートマッスル」(上半身裸のHBがドヤ顔でポーズを決めているグラフィック)なるものが存在するなど、本作きってのネタキャラ枠。
- エリートビックタウント! 正直変人としか言いようがないが、行動原理は「人のためになりたい」なのでいい奴。
- 次回作でも同じ声の人が変人メガネを担当したため、しばらくあっちもエリート呼ばわりされたりしていた。
-
- 本作最強の仲間キャラと名高い男。
- まず貴重な最強支援アーツ「ラストウォー」持ちというだけでも評価が高いが、シールド持ちなだけあって耐久力のほうもカッチカチ。
- 自分の才能が…怖い!!! しかもアサルトライフルが使えるので自力でTPを稼ぐのも普通に得意である。
- そのため「とにかくしぶとく生き残ってはTPを補充しラストウォーでTPをバラ撒きまくる」という単純明快な立ち回りが非常に強力。
- ネタじゃなく本当にエリートだったよ。もうラストエリートなしじゃ生きていけない…
- 固有アーツは両方シールド。癖が無く使いやすい感じ。
-
- イエルヴ
- CV:羽多野渉
- テスタメント所属の男性。
- 商業エリアを縄張りとする一匹狼の不良。普段は口が悪いが、一度認めた者に対しては情が熱い。
- 要するに距離の詰め方がおかしいだけで根は明るくいい奴。
- どうやら行方不明の親友を探しているらしく、テスタメントに所属しているのもそのため。
- 使用武器はフォトンセイバーとレイガン。
- 格闘・射撃どちらにも対応可能な万能型。
- 固有アーツの一つは「HPとTPをそっくり入れ替える」というなかなか個性的なもので、TPを一気に補充できるため意外と使い所がある。
- 下手に使うとピンチに陥りかねないどころか、TP0の時に使うとごく普通に即死するので注意。
- ボゼ・ロウズ
- CV:てらそままさき
- アヴァランチ所属の男性で、通称「ボウズ教官」。
- 「徳の高い高僧への愛称だ!」という事で本人もボウズと呼ばれたがっているが、性格的にはお坊さんと言うより自分にも他人にも厳しい熱血頑固親父。腑抜けた軟弱者には愛のある『喝ッッッ!!』を飛ばす。
- 元士官学校の教官で、ブレイド内にも教え子が何人かいる。
- 東洋文化(特に仏教)に強い興味関心を持つ東洋オタクだが、座禅を「THE・ゼーン」と読んだり、狛犬の事を「侵入者をビームで撃退する防衛装置」と勘違いしているなど、その知識は若干怪しいものが多い。
- 使う武器はラオと同じくジャベリン&スナイパーライフル。
- 固有アーツはやや癖はあるものの使いこなせば有用なもの。
- アクセナ
- CV:中上育実
- アームズ所属の女性。
- 自他共に認めるドールオタクで、普段は新兵器のテストを受け負っている。
- そのドール愛はかなりの筋金入りであり、試しにドールに関する話題を敢えて避けて過ごしてみようと敢行した結果、10分もしないうちに禁断症状が出てしまった程。
- 使用武器はジャベリンとアサルトライフル。
- インナー戦での固有アーツすらドール絡みという偏りっぷりで、うち1つは「ドールが破壊されたその戦闘中のみアーツの威力が数倍アップ」とかいうとんでもない変化球。
- なおもう1つのアーツは「ドールの燃料回復」という変な効果こそ付いているが素直なHP回復アーツとして有用。
- あとキズナクエストクリア時に手に入るアサルトライフル「ラムジェット」が超強力。HBあたりに渡そう。
-
- ニール・ネール
- CV:日笠陽子
- クリュー系異星人で、異星文明を研究している好奇心旺盛な女性。
セリカと一緒に編成すると限界オタクと化す。
- オリジナル版ではタイムアタックミッションにのみ登場した謎のドール「ニールネール」と同じ名を持つが…
- 彼女の登場によりサイコランチャーの固有アーツが2つも増加。
- 攻撃面での使い勝手が向上したのもさることながら、特筆すべきは敵のレベルと落とす宝箱のランクを上げる固有アーツ「ヒロイックテール」。
- 一見すると「敵のレベルを上げて何の得があるの?」と思うかも知れないが…
- このゲーム「敵のレベルが一定数上がるとより高性能な装備を落とすようになる」というシンプルな仕様となっているため、「敵のレベルを無理矢理上げる」という事は「敵の落とす装備品をより高性能にできる可能性がある」と同義なのだ。
- 宝箱のランクを上げるだけなら「トレジャーセンサー」さえ用意すれば事足りるので、何なら最終的には敵のレベルを上げるほうを主目的として使うようになる。
- 当然ながらドロップアイテム狙いの際はぜひとも欲しい能力であり、ドロップマラソンの環境は大きく変化したと言っても良い。
- ただしレベルを上げてもドロップアイテムに変化がない敵も居るので興味があるならそのへんの仕様は各自調べる事。
- リーゼル
- CV:沼倉愛美
- 新型ドール「フレスベルグ」の開発に関わる元軍人の女性パイロット。
- 目つきが鋭く、一見すると少し近寄りがたい印象ではあるが、実際は真っ直ぐで芯の強い俺っ娘。
- ゆるキャラっぽいヘルメットを「カッコいい」として被りたがるなどファッションセンスは少々変。
- 武器はジャベリンとデュアルガンを使用。
- デュアルガンの固有アーツ「エフェクトチャージ」は次に使うアーツの位置orコンボ特攻を勝手に成立させてくれるので素直に便利。
- リキャストタイムも早くOCG中のTP稼ぎにも使えるぞ。
- ジャベリンの固有アーツ「マインドコンバート」は敵のデバフを解除してしまうものの、そのぶんTPを稼げるのでジャベリンにとっては割と有用。
- アル
- CV:坂口周平
- 本名はアロイス・ブルノルト。
- 白鯨を守るためオリジナル・アレスを用いて異星人と戦った「英雄」その人で、死んだかと思われていたが実は生きていた。
- その為、惑星ミラ唯一のB.B.ではない生身の人間。
でもやっぱりOCGは使える。
- 英雄という肩書きに驕らない爽やかな男性で、生き別れになった妹と歳が近いリンの事を気にかけている。
- 武器はロングソードとスナイパーライフル。
- 固有アーツはなんと戦闘不能回復持ち。
- 追加ストーリークリアまでドールがオリジナル・アレス固定なのには注意。
NPC
- タツ
- CV:阪口大助
- カールした前ガミと瓶底メガネが特徴のノポン人。13歳男性。
- グロウスに食料として捕まっていた所をエルマチームに保護され、チームの一員となった。
- ただし子供な上に戦闘能力はなく、前作のリキなどと違って仲間キャラにはなってくれず、リンをパーティメンバーに入れると勝手に付いてくるだけである。
- 天真爛漫、純真無垢で敬語口調だが、自信満々で偉そうな性格であり、時折上から目線で物を言ってはリンからツッコミを喰らうのがお約束。ついでにあまり賢くない上に能天気なのでメンバーの足を引っ張る事も。
- おかげでウザキャラ扱いされる事もある一方、任務を頑張るメンバーたちに弁当を差し入れしたり、とある人物に『リンの気持ちを無視したら許さない』と啖呵を切ったりするなど、根っこは素直で年相応。
- また、ノポン人ならではの観点が一行を助ける事もある。
- 7人兄妹の長男であり、出稼ぎで不在の父、キャラバン運営で多忙な母「カカ」に代わり、弟たちの面倒を見ていただけあって、弟達の前では結構いいお兄ちゃんをしている。
- 弟たちから「トーチャン」と呼ばれた際、リンからは「本当は40歳のおじさんなの!?」とツッコまれていた。
- ヴァンダム
- CV:玄田哲章
- ブレイドの司令官を務める男性。48歳。白鯨では技師長で、その頃からの状況把握能力や人望を見込まれ重役を任されたようである。
- 口が悪く良く言えば豪放、悪く言えばやや雑なところもある人物だが、気負い過ぎない彼だからこそ司令が務まっている部分もある。
- 思った事をすぐ口に出しては周りに窘められる事も良くあるが、その際はちゃんとしおらしく謝るなど繊細な部分もある。
- ちなみにヴァンダムは苗字で、フルネームはジャック・ヴァンダムらしい。
- ゼノシリーズ恒例の同名キャラ「ヴァンダム」(ヴァンダーカム)が初めて重要な役割で登場した作品でもある。
- 本作の後に発売された『2』『3』においても重要な役割を持つキャラとして登場する事を考えると感慨深い物がある。
- モーリス
- CV:沢木郁也
- フルネームはモーリス・ショーソン。68歳。
- ミラでの自治政府行政長官を自ら名乗り、政治を仕切ろうとするなど強硬な態度の目立つ人物。
- 元米国国防相の官僚、大統領補佐官を歴任してきた自負からか、他者との対話でも決して自分の負い目を見せる事が無いなど一貫して尊大。
- 自分の判断に対して確固たる自信を持ち、言い難い意見をもずかずかと言い放った結果ヴァンダムやナギたちと対立する事もあるなど、危なっかしい場面が多いが…
-
こういった態度は「人類を生き延びさせたい」という気負いから来るものであり、何事に対しても非常に誠実で責任感の強い性質こそが彼の本性。
彼があえて厳しい意見を口に出し、時には周りと口論をするのもそれが必要だからこそである。
私欲を捨て公正であらんとする彼の態度は極めて徹底されており、白鯨のクルーを選出する際にも、自分の大切な家族すら特別な優遇もせず、その結果地球と共に死亡させてしまったほど。
こういった厳格な態度は周囲の信頼を集めている一方で、ある種「悲しい人」という感想も抱かせている。
ただし決して人情味の乏しい機械のような人物というわけではなく、きちんと相手に歩み寄ろうとする姿勢も見せるし、状況に余裕さえあれば相手の事情を慮った優しい判断を下す事もある。
そしてその辺りを評価された経験が少ないのか、実は優しい事を褒められるとめっちゃ照れ隠しする。可愛い。
- ナギ
- CV:菅生隆之
- フルネームはナギ・ケンタロウ。57歳。
- 地球では統合政府軍准将、「白鯨」では船長を務めていた実績から、ミラでは自治政府軍務長官を任されてる。
- 判断力に優れ、またブレイド隊員個々の身を案じる情に厚い性格からブレイド隊員からも広く人望を集めている。
- …しかし主人公をブレイドに勧誘する際などは、リンの年齢を引き合いに出してやや強引に引き込もうとするなど、微妙に茶目っ気のある一面も。
-
実のところ偉そうに指揮するよりは現場でゴリゴリに働きたいタイプ。
と言うか色々と昇進した現在でも実戦能力は極めて高く、彼の護衛に付けたブレイド隊員より彼自身のほうがはるかに強いレベル。
そのため彼のキズナクエストをこなして以降、隙あらば主人公たちに付いてきては前線で暴れたがる。
そう、このオッサン実は仲間キャラである。
しかも仲間キャラとしても結構強いほう。射撃ではガトリングガン、格闘ではロングソード(と言うかポン刀)を振り回し純然たるアタッカーとして暴れてくれるぞ。
ついでにキズナクエストをこなすとロングソードの必須級アーツを2つもくれる有能キャラ。
ちなみに戦闘中ははっちゃけているのか台詞が妙にヤクザくさいと評判。ヤクザ長官などとも呼ばれる。
彼自らブレイド隊員を助けに行くクエストにファンが付けた通称も「カチコミ」。
敵対キャラ
- ルクザール
- CV:石塚運昇
- 犯罪組織「グロウス」総帥。どこの星の種族であるかは不明。
- 地球の近隣で戦争を繰り広げた異星人、その片方の勢力でもある。
- 「あのお方」なる謎の存在の眷属として特別な力を行使できるらしいが…
- それ以外に能力の描写が無く、なんでグロウス総帥の座に収まっているのかは謎。
- 正直ネームドキャラから尊敬されている描写が皆無で、ゲーティアは軽い態度で接し、リーズは陰でアホ呼ばわりをし、ガ・デルグは面と向かって軽んじてかかるなど幹部からの人望が微塵も無い。かわいそ。
- ゲーティア
- CV:本名陽子
- 「グロウス」幹部である異星人の女性。頭足類のような頭部を持ち、電撃を操る力を持つ。種族は不明。
- 地球人の妨害や殺戮を嬉々として行う残虐な性質の持ち主。
- かなり苛烈な性格ではあるが、殺戮を楽しみたい部下からの人望は意外と厚い模様。
- あと搭乗機「アルマンダル」はめちゃくちゃカッコいい。
-
敵組織の幹部としてそれなりに目立つ登場をする彼女だが、その死はあっけないもので、戦闘で撃破したらそのまま搭乗機の残骸が転がってるだけ。専用ムービーも何もない。
まあミラは命が平等に軽いからしょうがないね。
- リーズとダガン
- CV:小松由佳(リーズ)&長嶝高士(ダガン)
- 地球人の少女ほどの小柄な容姿をした異星人リーズと、ドール並の体躯を持つ異星人ダガンのコンビ。共に何の種族かは不明。
- リーズのほうが「ピアスとタトゥーを全身に入れたスキンヘッドのメスガキ」というかなりメタルなキャラをしているのに対し、ダガンはあまり知能が高くないのか口数少なく若干影薄め。
- 地球人の事はバカにしきっており、自分たちの力だけで殲滅できるとすら自惚れていたが、エルマと交戦した結果戦闘でも口喧嘩でもけちょんけちょんに負かされてしまうことに…
- ガ・デルグ
- CV:稲田徹
- ラースという、獣人のような異星人の男性。
- 故郷の星が滅んだことで一族全体が路頭に迷い、彼らを養うためにやむなくグロウスに付き従う傭兵団の頭領。
- しかし高潔な武人気質の彼としては、グロウスのみみっちく卑怯なやり方には正直不満だらけ。
- むしろ故郷を失った者同士として地球人のほうに感情移入しており、グロウスへの忠誠心は皆無である。
-
元々グロウスには反感を覚えていた事もあり案の定離脱。そのままグロウスとは敵対関係となり、その縁で地球人とも心強い同盟関係となる。
こんだけ打ち解けてるんだから仲間キャラになってくれてもいいのでは???
と前から言われているキャラではあったが、DE版にてついに仲間キャラに。
武器は敵キャラだった頃から使っていたフォトンセイバー。そしてレイガン。
固有アーツはどちらもフォトンセイバーやレイガンの性質と嚙み合っている性能。
体格が他のキャラとだいぶ違うためか一部の防具を装備できないが、それでも大部分の防具が装備できるので特に支障はない。
- 亡国の元王太子であるため周囲からは「殿下」と呼ばれ、プレイヤーにもその呼び名が移ったりもしている。
- なお次回作では声の同じ四足獣が登場したせいであっちもたまに「殿下」呼ばわりされる事があるとか無いとか。
- ガ・ボウ
- CV:渡辺明乃
- ガ・デルグの付き人である女性。
- 忠誠心は非常に厚く、殿下の事を想うあまり独断で動いてしまうこともしばしば。
- あくまでガ・デルグの側近という以上の出番は無いが、健康的な肉付きとファッションがすごいすけべという事でプレイヤーには人気。
- 中の人は前作のカルナ。
-
敵キャラとしてモデルもあるし固有技のモーションもあるし仲間キャラになって欲しい!
…という声もあったが、こちらは殿下と違いDE版でも仲間にならない。くそう。
その他
- ノポン
- 前作にも登場したノポン族そのものだが…何故ミラにも生息しているのかは全くの不明。
- 世界観が違うにもかかわらず「ホムホム」「サイハテ村」などといった単語を口にする。
- ミラでは先住民族にあたり、各地を放浪しながら暮らす商人種族。
- 他のシリーズ作品と比べても、がめつくしたたかで強欲な個体の比率が高いのが特徴。
- まあシリーズで一番ノポンの命が軽い作品なのでこうならざるを得なかったのかも。
- もちろん性格には個体差があり、優しいノポンや誠実なノポンも居る。
- ココダケノハナシモ…
- マ・ノン
- 小柄な爬虫類のような異星人たち。喋るときはちょっと片言で、言葉の合間に英語を挟む。
- 元々は仲間と共に巨大宇宙船で旅行を楽しんでいたところ、途中謎の航行トラブルに巻き込まれ惑星ミラへ不時着。
- その技術力に目を付けたグロウスに狙われるも、エルマチームが助けた事をきっかけとして地球とは協力関係を結ぶことになる。
- 非常に高い技術力を持つが、それらは全て「機械に任せれば自分たちが楽できる!」という怠け者根性の産物。
- めんどくさい事は避けたがるとは言え、基本的には争いを嫌い、温厚で理知的、気さくで友好的な種族。
- ゲームを通し長く付き合うことになる地球人の良き友人たちと言える。
- しかし彼らには衣食住を楽しむという文化が存在しなかったらしく、NLA移住後は地球のジャンクフードにハマっており…特にピザに関してだけは良くないキまり方をする。
- オルフェ
- ハンサムな蟻みたいな姿をした異星人たち。草食性。
- 雌雄の区別がなく、「セニラパ水」なる特殊な液体を用いての分裂で繁殖を行う。
- また分裂した個体たちは元となった個体の知識や経験を引き継ぐなど、特殊な繁殖体系を持っている。
- 基本的には合理を尊び、あらゆる事を論理的に考えて結論を出す種族。
- 争いを無駄な事と考え早々に切り捨てた結果、種族内での平和は達成したものの外部からの侵略には脆弱化。
- 彼らの技術を狙ったグロウスに一方的に侵略される事となり、ミラに連れて来られた個体が地球人へと助けを求めてきた。
- また基本的には物事を論理的に解析する彼らだが、時折「オーヴァ」なる奇妙な意識に頼り、直感的な結論を出す事もあるなど謎が多い。
- クリュー
- ケモ耳のエルフのような異星人。サマール文明の中でも古株の種族らしい。
- ゲーム内に登場するのはセリカとDE版追加キャラの2人のみ。
- オリジナル版では「高度な科学技術を有する」ぐらいしか情報が無かったが、DEでは色々と深掘りされた。
- ガウル
- 重機ほどの巨体を持つ種族。前作のガウル平原とは関係ない…はず。
- ゲーム内に登場するのはロックのみ。
- ザルボッガ
- 惑星ベドゥンから来た異星人。
- ゴルボッガより賜りしゴルクァを用いてボルタントをリボルタントする事を使命とする。
- 戦闘能力が無い反面、あらゆる環境に適応できるという強靭な肉体を持つため、便利な調査要員としてグロウスにこき使われていた。
- 戦闘を避ける臆病な性質の者が多いが、リボルタントに関しては極端な執着を見せる。
- 地球人に保護されてからも、ボルタントの多く排出される処理場などを好んで労働している。
- 特殊清掃用のようなスーツとマスクを常に着用しており、ゲーム中では容姿を確認する事は出来ない。
- バイアス
- 頭部に触手のような器官を備え、肌色も地球人とは異なる異星人たち。
- 女性は地球人と同程度のサイズだが、男性はその倍ほど身長が高い。
- グロウスに所属する兵として、地球人と敵対する機会が最も多い異星人だろう。
-
しかし実は鉱石を扱う「岩窟の一族」と狩猟に生きる「大樹の一族」に分かれており、主に敵対するのは岩窟のほう。
大樹は岩窟との闘争の結果敗北、奴隷として囚われており、岩窟の一族と敵対する者同士なんと地球人とは共闘する事になる。
ただ大樹のほうもそこまで気性に差異は無く、岩窟の一族を皆殺しにしよう!とか言ってる血気盛んな奴も珍しくない。
そして岩窟のほうも決して一枚岩ではなく、都合のいい兵士としてグロウスに使い捨てられる現状に疑問を抱いている者も。
- マルナーク
- 昆虫のような口の形、恐竜のような質感の肌などの特徴を持つ異星人たち。
- バイアスと並んで多く登場するグロウスの兵。
- ただしバイアスと比べると全然台詞が無く、サブクエストとかでちょっと喋る程度。
- 同族同士の内戦が白熱するあまり自分たちの母星すら滅ぼしてしまったほどの戦闘民族らしい。
- デフィニア
- 女怪人のような姿の異星人たち。主にグロウスの工作員として登場。
- 作中には女性しか登場せず、男性が居るかどうかは不明。そもそも雌雄による繁殖を必要としないタイプかも知れない。
- 他者の視覚(と恐らく聴覚)を誤魔化す特殊能力を有し、他人に成りすましての潜入工作を得意とする。
- ただしあくまで相手の視覚を操作してるだけであって自分が変身しているわけではない。つまり直接触られるとバレる可能性がある。
- また変身した対象の内面まで模倣できているとは限らない。尋問でバレる場合もある。
- 何にせよ地球人にとって脅威となりうる存在だが、ゲーム終盤になると選択肢次第で「お母たま」と呼ばれる萌えキャラも登場する。
- ミルサード
- 炭素ではなく珪素を主軸とした身体構成を持つ珪素生命体の異星人たち。
- 容姿も他の異星人たちとは違い機械めいた姿をしている。
- 優れた身体能力を活かし、グロウスでは単身での暗殺などを得意としているらしい。
- 母星では多数の異星人たちを奴隷として従え、その上にミルサード人が君臨するという主従社会を形成していたらしいが…
- そんな彼らが何故グロウスの下っ端になっているのかは不明。
- ストーリー上では全く登場しない種族だが、特徴的なオーバードなども多く登場するので印象に残りやすい敵。
- ドールの最強ハンドウェポンことDiskbomもドロップしてくれるからね…今日もFN513の坂でよろしく。
- ラース
- 和風の獣人のような姿をした異星人たち。タツ曰く「わんわん」だがどちらかというと猫っぽい。
- 全体的に武士道精神を重んじる個体が多い。とにかく戦って白黒つけようとするなど喧嘩っ早い一方、仁義には厚く約束を違える事を嫌う。
- また正面切っての戦を好み卑怯を嫌うことからグロウスとはすこぶる相性が悪く、当初はグロウスの雇った傭兵として地球人と敵対するも、途中で離反。
- 以降は地球人と同盟を組み共闘する事となる。
- ドクターB
- なんか工業区の隅っこに勝手に住み着いていた異星人の男。
- 何の種族かは不明…と言うか宇宙のどこを探しても彼以外に同種の異星人は存在しないらしいが…
- 未来人を自称し、実際に高度な技術力を持つマ・ノン人すら驚くほどの知識を有する。
- 開発するタイムマシンが車型の「ミラリアン」だったり、起業するアームズカンパニーが「ファクトリー1.21」だったりと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ネタ多め。
- グレイアムさんは強く生きて欲しい。
-
ロケーション
- NLA
- ニュー・ロサンゼルス。名前の元になったのはもちろんロサンゼルス。
- ミラに降り立った地球人たちの拠点となる街であり、プレイヤーが探索の拠点とするのもここ。
- ファンキーなBGMを聞くと帰ってきた気がする。
- 元々は白鯨の居住区域。本来は白鯨内でもっと拡張工事をするはずだったが、途中で撃墜されてしまったのでまだ建設中の箇所が多い。
-
- ブレイドエリア
- ブレイドの活動に便利な施設が揃っている場所。
- プレイヤーが利用する装備品ショップ、企業の支援窓口、シンプルクエストの受注コンソール、オンラインでのスカウト窓口もここにある。
- ブレイドの詰め所や司令部であるブレイドタワーもあるので戦闘メインのサブクエストを振られる事が多い。
- 商業エリア・住宅エリア
- 住宅エリアは読んで字のごとく。主に非戦闘員のクルーたちが居住する区域。
- 商業エリアは戦いのための店ではなく戦いを忘れるための日常的な店が並ぶエリア。みんな大好きピザ屋もあるよ。
- ミラに来てからの悩みなどを解決するサブクエストが多い。
- 工業エリア・ハンガー
- 工業エリアは生活や戦いに必要な物品を生産したり、生活に必要な諸々の処理場のあるエリア。
- ハンガーはドールを駐留したり修理したりするエリア。
- なので処理のための物品が足りない!的なサブクエストが多め。
- ビアーノ浄水所
- これだけNLAの外に飛び地のように存在する施設。
- ゲーム開始直後は存在しないが、本編を進めていくと必要に迫られ、原初の荒野に建設する事になる。
- これ自体は人間が生きていくために善意で作られた施設のはずなのだが、
やたら怖いイベントばかり起こる。
何がレイクサイドバカンスだよ!
- 原初の荒野
- 主人公が救出された場所であり、最初に探索する事になる大陸。
- ゼノブレシリーズなので場違いに高レベルな原生生物も当たり前のようにうろついているが、幸いにして温厚な原生生物が多いのでこちらから喧嘩を吹っ掛けなければだいたい平気。
- 危険なエリアもあるとは言え、最初は行かなくても大丈夫。
- 緩やかな草原や豊かな水源が広がる反面、生身の人間では到底登れないような切り立った高地も存在する。また移動手段が増えてから来よう。
- 夜光の森
- 色鮮やかな植物が多数植生する熱帯雨林のような大陸。
- 鬱蒼と茂った木々が視界を覆いやすいだけでなく、滝があったり洞窟があったり巨大植物の上にも行ける場所があったりと高低差も多く迷いやすいエリア。
- 最北には生身ではたどり着けない程の高所があり、何故か巨神界にしか存在しないはずの生き物が…
- 忘却の渓谷
- 枯れた砂地や岩地の広がる荒野。
- 明らかに人工物と思われる物体がそこかしこに転がっており、誰が何のためにどうやって作ったのか分からない巨大な構造物まで存在する。
- 平地が多いので道に迷うことは少ないが、序盤としては強力なエネミーも多いので注意が必要。
- 落ちると即死する奈落も存在するので気を付けよう。
- 白樹の大陸
- 菌類のような生物がそこかしこで確認される大陸。
- 岩や砂すらも真っ白で統一された風景は神秘的ではあるが、このあたりから敵の強さが容赦なくなってくるので油断は禁物。
- デカい原生生物も増えるため、この段階で解禁されるであろうドールの出番…と思いきやドールすら霞むデカさの原生生物が多いうえに大陸をLv.30ドール程度一蹴する強さのゼ=ラアが巡回しているので油断は禁物。巨大生物はインナーには反応しないことが多いので歩いて行った方が逆に安全かもしれない。
- あとこのエリアの特殊な天候「胞子」は誰もが一度は面食らうだろう。何故かは遭遇してみれば一発で分かる。
- 中央付近は探索しやすい平地が多いものの、端っこに行くと手ごわい洞窟や切り立った高地なども多い。
- 南のほうに確認できるデカい球体にもそのうち入れるようになる。というか最終的によく通う。
- 黒鋼の大陸
- 溶岩で覆われた危険な大陸。
- 溶岩に触れれば当然大ダメージを受けるほか、敵も高レベルな上に好戦的な奴ばかり。と言うかそもそもグロウスの本拠地である。
- もはやここまで来ると安全に探索できる場所はどこにも無い。でも序盤から来ようと思えば来れる。
- 高低差も激しい…どころか地面と繋がっていない空中基地も多いので探索の歯ごたえも抜群。でも序盤から行こうと思えば行ける。
戦闘
戦闘中のシステムは基本的に前作『
ゼノブレイド』がベース。
一定時間ごとにオートアタックを繰り出しつつ、予め8つセットしておいた任意の「アーツ」を任意のタイミングで使用できる。
アーツはそれぞれ特別な性能を持つが、同時にそれぞれ「リキャストタイム」が設定されており、この一定時間が経過するまで再使用は出来ない。
本作には「インナー戦」…つまり生身のキャラが直接戦う戦闘と、「ドール戦」…巨大ロボに乗って戦う戦闘の2種類が存在するものの、この辺りの仕様は共通。
インナー
それぞれのキャラが固有の「アーツ」を持っていた前作に対し、本作で使えるアーツは武器カテゴリに依存。
仲間キャラは装備する武器のカテゴリを変えられない上で覚えられるアーツも限定されているが、主人公は最終的に全ての武器とアーツを使えるようになる。
また仲間キャラはそれぞれ2つずつ固有アーツを持ち、キズナクエストをクリアする事で主人公も習得できる。
- ダブルリキャスト
- インナー戦のみに存在するシステム。
- リキャストの完了したアーツに対応する武器を構えた状態で立ち回っていると、さらにもう一周リキャストタイムが貯まっていく。
- そしてダブルリキャストが完了するとアーツごとに性能が向上したり、2回連続で使えるようになったりといった強化が入る。
- クイックリキャスト
- DE版で追加された新規要素。基本的にはインナーのみだが、ある条件を満たすとドールでも使用可能となる。
- 「エネルギーストレージ」に貯まったエネルギーを消費する事で、即座にリキャストを完了させる。
- リキャストが既に完了したアーツで行う場合、ダブルリキャストが即座に完了する。
- 消費するエネルギーは残りのリキャストタイムに依存。
- エネルギーは戦闘ごとの使い切り制。戦闘中は一切回復しないが、戦闘が終わると満タンまで回復。
- エネルギーの最大量を増やす「エネルギーストレージ」はミラの調査率を上げると貰える。
- インナーアーツの強化
- 探索などで手に入る「BP」を消費してLv.5まで強化可能。
- 強化するとリキャストタイムの短縮、威力向上、付属効果の強化などの恩恵が得られる。
- オリジナル版ではリセット不可の上にBPの取得手段が限られており、DLCを購入していない場合は使い道をよく考える必要がある。
- DE版ではお金を消費する事でリセットでき、使ったBPが返却されるようになった。なので気軽に強化しちゃってOK。
ドール
本作に登場する巨大ロボ。
人間より巨大なぶん火力も耐久力も高いし、人間じゃ行けないような高場にも楽々ジャンプできたりする。
そのうち更に移動能力が強化されたりもするぞ。
また、インナーだと
『3』のような泳ぎながらの戦闘は出来ないが、ドールであれば水上でも問題なく戦闘可能。
ただし、一定条件で燃料が減っていくので定期的に補給が必要。
「ミラニウム」を消費して燃料に換算できるほか、敵の部位を破壊する事でも回復する。
ドール戦で使えるアーツは装備した兵器そのものに直結。
ドールの各部位に合計で最大8つの兵器を装備できるので、それらの兵器でアーツを発動するという感じ。
- コックピットモード
- ドールでアーツを使用した際に一定確率で発動するモード。
- これが発生すると全てのアーツのリキャストタイムが完了するほか、モード中は完全無敵となる。
- 破損
- HPが0になった時は破壊扱いとなり、中からインナーキャラが現れる。
- 破壊されたドールは自動で復活せず、ブレイドホームに戻って直す必要がある。
- ドールに付属する保険が残っているうちはタダで直せるが、保険を使い切ってからはお金も必要。
- 破損時のソウルボイス判定を上手く成立させると保険回数も消費せずに済むが、逆に失敗するとインナーまで大ダメージを負ってしまう。
- なお仲間キャラの搭乗するドールが破壊された場合は保険回数を消費しない。
O.C.G.
オーバークロックギア。
インナー戦では「TP」、ドール戦では「GP」を3000消費する事で発動できる。
どちらも(延長されない限り)一定時間で解除される。
- インナー戦でのOCG
- 戦闘の主軸にもなる非常に重要なシステム。何せ発動する事で得られる強化内容がぶっ飛んでおり、
- 攻撃力が最大6倍。
- リキャストタイムが最大5倍速で完了。
- 該当する武器を構えていなくてもダブルリキャストが発生。
- ダブルリキャストを終えたアーツはさらに「トリプルリキャスト」が発生、アーツがさらに強化される。
- OCG中に使ったアーツの種類により「カラーコンボ」が発生、さらに部位ダメージが上昇したり、TPを手軽に補充したり、HPを回復したりと様々な恩恵が受けられる。
- 敵の弱体化耐性が100%減少。
- とこれだけでも至れり尽くせり。
- これらの恩恵を受けるには、OCG中の専用スコア「ギアカウント」を効率よく稼ぐ必要があるものの、慣れさえすれば手軽に火力を盛りまくれるお手軽強化システムになるわけである。
- しかもこれらの恩恵は「スキル」「デバイス」といった強化要素と重複。
- 組み合わせる事で攻撃力などは6倍どころか数十倍、何なら百倍以上にも膨れ上がり、常軌を逸した強敵との戦闘ではむしろこれがなければやっていられない。
- さらにミソとなるのが「OCG中にもう一度OCGを発動するとOCGのリミットタイムが延長される」という点。
- 勘のいい人ならこれだけで気付くだろうが、要するにうまくTPを3000稼ぎ続ければ上記のぶっ飛んだギアカウント効果を延々と継続させられるわけである。
- 上手くやれば「戦闘中ずっとOCG」なんて芸当もでき、想定通りハマった時の火力は正に爆発的。本作最大の爽快感をもたらす要素でもある。
- ただしこれらはある程度攻略が進んでからの話。
- OCGが解禁されたての頃だとそこまでギアカウントを稼ぐのは難しいし、そもそもOCG中にTPを稼ぎ直すのもコツがいるので無限継続なんかもちょっと厳しい。
- 最初の頃は「OCG発動時に高火力の広範囲攻撃が発生する」という仕様を目当てにしたお手軽必殺技として使用する事になるだろう。
- あとオリジナル版の頃は「OCGに関するチュートリアルが無に等しい」といった欠点が。
- 「なんかOCGとかいうシステムあるけど複雑すぎて何やったらいいのか全然分からん」という状況に陥りやすく、やり込み勢ぐらいしか真価を理解していないという悲しいシステムだった。
- DE版ではさすがに反省したのかチュートリアルがしっかり充実。
- ついでにカラーコンボの案内が常に表示されるようになったり、アーツを使うことで得られる恩恵が表示されたりとかなり親切に。
- それでも複雑なシステムではあるものの、オリジナル版と比べれば使いやすくなったのは間違いないだろう。
- 運用する上での最大の欠点は、防御面での強化が全くない事。
- その割に手数は増えるので敵からのヘイトを集めまくることとなり、あっさり瞬殺されかねない。
- あまり攻撃に偏らず、被弾対策も含めたカスタマイズをしたいところである。
- ドール戦でのOCG
- インナー戦とはかなり異なり、まずギアカウントが無い。
- ドールごとに異なる恩恵が、自動的に発生するのみである。
- 次にOCGの無限継続もない。OCG中はGPを3000溜め直す事ができず、OCGが終わるタイミングでランダムに延長されるシステムとなっている。
- 全体的にインナー戦ほど様子のおかしい恩恵はなく、そのためドール戦はインナー戦ほどOCGには依存しない。
- とは言えコックピットモードが発動しやすくなる、燃料消費が0になるなど強力な恩恵はあるので、折を見て発動していこう。
カスタマイズ要素
格闘武器
- ロングソード
- 使いやすさ、火力、攻撃範囲などオールマイティにバランスの取れた使いやすい武器。
- 序盤こそ「何でもそつなくこなせる」程度の武器だが、強力なオーラアーツや固有アーツを回収するたびにめきめき強化される。
- このカテゴリだけ強力なユニークウェポンが複数用意されている事から優遇されている疑惑も。
- 序盤からやり込みプレイまで長期間にわたって使いやすい武器種。
- シールド
- 見ての通り防御向けの武器カテゴリ。
- 格闘武器としては屈指の耐久性能と支援能力を持つ反面、火力を出せるアーツはほとんどない。リンの固有アーツぐらい。
- また攻撃が緩慢な都合上、TPを稼ぐのもちょっと苦手。「アーツ+TP」などのデバイスや、射撃武器のほうで補ってやろう。
- デュアルソード
- 二刀流による手数を重視した武器。アーツのリキャストタイムも短く、「+TP」系のデバイスとの相性が良好。
- 多種多様なアーツが揃うが、敵の背後や側面を取った時に威力の上がるアーツが多いため、ヘイトを集めやすい(敵がこちらを向きやすい)OCGとは若干噛み合わない部分も。
- 腕に自信があるなら「自身のHPを削るアーツ」やら「自身のHPが低い時に威力の上がるアーツ」で低HPを維持しながら立ち回るピーキーな戦術も可能。
- ジャベリン
- 単発高火力が特徴の武器種。範囲攻撃も出来るし、簡単な条件で威力を伸ばせるので扱いやすい。弱体アーツが使いやすいのでOCG中のTP確保が得意なのも魅力。
- 反面手数は少なく、ギアカウントを稼ぐのは若干苦手。通常時のTP回収もちょっと微妙。オーラアーツやデバイス、射撃武器などでフォローしたい。
- また「ボルト」属性のアーツに偏っているため、得意とする敵と苦手な敵がはっきり分かれる。
- 属性が偏っているぶん何を強化すればいいかがわかりやすいとも言える。
- ナイフ
- 武器威力の最も低い武器。格闘武器の割には格闘アーツの数も少ないが、代わりに強化や弱体系のアーツが豊富。
- またオートアタックもアーツも全体的にリキャストタイムが短く、高い回転率でTPを稼ぎながら自身の射撃武器や周りの味方を補助するのが得意。
- 「スリープ」「コントロール」といった強力な特殊デバフを扱えるのもナイフだけ。
- そして最終的には全格闘武器最大瞬間火力を出せる武器でもある。…本当にやり込んでからの話になるが。
- フォトンセイバー
- 攻撃とバフ&回復に優れた武器種。素早いリキャストによる小回りの利く安定した立ち回りが魅力。
- アーツの強化条件も「格闘アーツを連続して使う」だけなので手軽。
- 苦手なのはデバフで、そもそも弱体アーツ自体ダグの固有アーツ1つのみ。気になるなら射撃アーツでカバーしよう。
- なおフォトンセイバーなだけあって物理属性の武器が存在しない。
射撃武器
- アサルトライフル
- 射撃武器なのに格闘アーツがあるなどやたらバリエーション豊かなアーツが特徴の武器。
- アーツ効果自体も色々揃っており、挑発効果持ちのアーツであったり、TP回収に便利であったり、火力自体が優秀だったりと幅広いカスタマイズ性を有する。
- 素の武器ステータス自体はそこまで優秀ではなく、オートアタックのTP回収率も低かったりするのが欠点だが…
- アクセナのキズナクエストで手に入る特殊なアサルトライフル「ラムジェット」だけは例外。HBあたりに持たせておけばTPをもりもり稼いでは「ラストウォー」でばら撒くメンバーとして悪用できる。
- ガトリングガン
- 攻撃的な射撃武器。攻撃力とヒット数、攻撃範囲に優れ、ギアカウントも溜めやすいし、これ一本で結構な火力を稼ぐことも可能。
- 反面アーツもオートアタックもリキャストが長いのが弱点。
- ガトリングガンなだけあってオートアタック一発のヒット数が多いので、「射撃+TP」との相性が抜群。さっさとTPを稼いでOCGを発動しリキャストを短縮するのが理想となる。
- デュアルガン
- 二丁拳銃によるヒット数が特徴の武器種。攻撃力こそ普通だが、リキャストが速く素早く攻撃を回す事ができる。
- またアーツの種類こそ射撃と強化に偏っているものの、射撃はヒット数が多く(=ギアカウント稼ぎの苦手な格闘武器のフォローが可能)、強化は敵の攻撃を回避できる(=防御面の疎かな格闘武器のフォローになる)など何かと格闘武器のフォローに噛み合っている。
- 格闘武器をセットした後とりあえずで選ばれる事も多い銃。
- スナイパーライフル
- 射撃武器としては珍しく、ヒット数が少ない代わりに単発火力の高い銃。
- 当然ギアカウントを稼ぐのは苦手なので、格闘武器のほうでフォローしてやりたい。
- 上手く扱えば射撃アーツで敵の体力をごっそり奪う事も出来る。射程も射撃武器最長。
- レイガン
- 射撃武器としては最強の火力を誇る銃。ただしオートアタックの性能が悪く、アーツの回転率も悪いなどTP稼ぎがちょっと苦手。
- 「アーツ+TP」などのデバイスを付けても回転率の悪さは改善しないので、格闘武器のほうでフォローしたい所。
- 敵の射撃アーツを封じる弱体アーツなど味方の支援も優秀だが、優秀なアーツの取得が全て12章クリア後と遅いのが困り物。
- なおレイガンなだけあって物理属性の武器が存在しない。
- サイコランチャー
- 射撃武器なのに射撃アーツが2つしかない(しかも1つは威力も貧弱)、そのくせ格闘アーツが何故か2つもある、その代わりに支援性能が豊富、という変則的な銃。
- 要するにこれ自体で火力を出すよりは格闘武器のほうをサポートするのがメインとなる射撃武器。
- スターライトニーがしたい時もこれ。
- マルチガン
- 特定のキズナクエストのクリア後に手に入る特殊な射撃武器。装備できるのは主人公のみ。
- アーツを使うたびに変形するギミックという点でロマンはあるのだが、アーツの数が絶対的に少なく、そもそもこのカテゴリの武器も少ないため自由度が無いなど欠点の目立つ武器。
- まあアーツ自体はめちゃくちゃ弱いわけでもないのでロマンを求めたいなら使ってもいい。
インナースーツ
文字通りインナーで着る服。要するに防具。
頭、胴、右腕、左腕、脚の5部位が存在する。
そしてインナー&ドール用の武器もそうだが、全ての装備には「アフィックス」というパッシブ効果が付随。
特にドロップ品はこれがランダムに変化するため、理想のアフィックスを得るためにはひたすら効率のいいマラソンが求められる。
このへんはドロップ品のレア度によっても変化したりするので本作の沼要素。
また防具は「カジュアルスーツ」「ブレイドスーツ」「ドールスーツ」「ライトスーツ」「ミドルスーツ」「ヘヴィスーツ」の6種カテゴリに分かれる。
まあだいたい「ステータスが高いヘヴィスーツはアフィックスの強化余地が少なく、ステータス控えめなライトスーツはアフィックスの強化余地が多い」ぐらいの認識でいい。
デバイス
武器や防具に取り付ける事で特殊なパッシブ効果を発揮する装備品。
インナー用デバイスとドール用デバイスに分かれているが、インナー用でありながらドール搭乗時にも効果を発揮する物も一部ある。(トレジャーセンサーとか)
最初のうちは「強いデバイスを作る素材が無い」「弱いデバイスを妥協して付けても効果が実感できない」「そもそもデバイスを付ける武器を持ってない」などの事情もあって影の薄い要素だが…
強いデバイスが作れるようになるとこれの有る無しで性能に雲泥の差が出るほどのカスタマイズ要素となる。
クラスとスキル
- クラス
- 他のゲームで言う所のジョブみたいなもん。
- クラスによって習得するアーツとスキル、扱うことのできる武器が変わる。
- でも変更できるのは主人公のみで仲間は固定。仲間のクラスレベル最大値は20。主人公は10。
- 主人公はクラスをマスターし続ける事でより上位のクラスへと渡り歩く事が可能。最後のクラスまでマスターすると「そのクラスで使っていた武器が、以降どのクラスでも使えるようになる」という特典が得られる。
- ストーリー攻略上はどのクラスを使ってもどうにかなるバランスになっており、好きなクラスを選んでOK。気軽にクラスチェンジしよう。
- どうせ最終的にはオーバード狩りまくって全クラス楽々マスターする事になるし。
- またクラスにはそれぞれステータス補正やスキル(後述)のセット数が定められているので、全ての武器を自由に使えるようになった後も変更する意味がある。
- 例えば初期クラスの「ドリフター」なんかもステータス補正が無い代わりに「スキル枠が最多」という長所があり、選択の価値は大きい。
- スキル
- プレイヤーが任意で装備できるパッシブ効果。一度習得するとクラスや武器を変えても装備できる。
- インナー戦でこそ効果を発揮する物もあれば、ドール戦で効果を発揮する物、あるいはどちらでも効果のある物など内容は様々。
- アーツと同じく「BP」の消費でLv.5まで強化できる。オリジナル版ではリセット不可だったが、DE版でリセットによるBP返却に対応した。
- ストーリー上はそこまで気にしなくてもいいが、やり込み段階になるとスキルの考慮もほぼ必須となる。
エネミー
ミラの原生生物、敵対勢力、ミラに落ちてた謎の機械など種類豊富。
そして序盤からその辺にやたら高レベルのエネミーがうろついていたりもシリーズ恒例。
勿論ユニークモンスターも完備。
なお本作の敵と戦う時気を付けたいのはデカさ=強さである事。
巨大な敵は表示レベルに似つかわしくない強さを備えていたりするし、逆に小さい敵はレベルの割には弱かったりする。
相手がオーバードである場合も、レベルより強くなっている場合がある。
おかげでレベルだけ見て挑んだ結果ボロクソの返り討ちに遭うブレイド多数。
このデカさは強さというミラの鉄則は決戦兵器ドールにすらも及んでおり、ドール解禁によりこれまでとは比較にならない火力や機動力を得て調子に乗った結果、イケるやろとちょっと大きめのエネミーに喧嘩を売って愛機を大破させたブレイドが後を絶たない。
今日もミラのどこかで誰かの「愛しのドールがッ」の叫び声がこだまする。
- 部位
- 本作のエネミーには部位システムがあり、破壊する事でドロップアイテムが増えたり敵の使う一部アーツを封じる事ができたりする。
- レベル差補正
- 本作にもシリーズお馴染みのレベル差補正が存在。
- 彼我のレベル差が大きいと、レベルが低い方の攻撃が露骨に当たりにくくなったりといった補正が入る。
- またレベルが高くなってから低レベルの敵を狩っても経験値が入りにくいし、レベルの低い敵はこちらに対して戦闘を仕掛けて来なくなったりもする。
- ただし擬態型など一部のエネミーはレベル差が開いてもお構いなしに喧嘩を売ってくる。いい加減にしろよフォリウム…
オーバード
『1』、
『2』、『3』で言う所のユニークモンスター。
本作のエネミー配置は前作『1』のパターンを更にバリエーション豊かにした形となっており、つまり周囲よりひときわ強力なモンスターがあの手この手で周囲に紛れつつしれっとそのへんを闊歩している。
よって「そのへんの雑魚と戦闘してたらいつの間にかオーバードが乱入してきた」というパターンは『2』以降のシリーズ作品より多め。探索時には気を付けよう。
場合によっては「『Uncontrollable』が急に流れ始めたのにオーバードがどこから攻撃してきているのか分からない」なんて事も。
君もミラでオーバードに翻弄されよう。
また本シリーズの例に漏れず、その特性からよく話題になるオーバードもちらほら。
- 迷子のシレーヌ(Lv.13)
- NLAのすぐ近く、原初の荒野をのんびり歩いているフォンテラ属のオーバード。
- シンプルクエストの受注が解禁された後すぐに討伐依頼を受けられるオーバードでもあり、レベルも攻略時期的にちょうどいい程度。
- とりあえず受ける依頼としてはうってつけだろう。
- …なんて考えは大きな罠。
- 先述したようにこのゲームにおいて強さはデカさである。巨大生物であるフォンテラ属かつオーバードと来れば、レベル通りの強さなわけがない。
- そうして軽い気持ちで挑みに来たブレイドたちを次から次へと返り討ちにし続けたこいつは、いつしか全オーバードの中でも屈指のキルレートを誇るようになるのだった。
- またこいつは体力がとにかく高い一方攻撃力はそんなでもないため、全く手も足も出ないような分かりやすい強敵と違って真正面からの殴り合いが意外とできてしまう。
- そのため「強いオーバードだったけど意外と倒せそう!」という錯覚をプレイヤーに抱かせやすく、それがまたキルレートを増やす事になるのであった。
- 緑雨のオスカル(Lv.11)
- 夜光の森入り口近くに居るドメトム属のオーバード。
- レベルの割にデカくて強いというパターンは上記迷子のシレーヌと同じだが、さらにレベルが低いのに攻撃は苛烈という点でレベル詐称っぷりはこちらの方が上である。
- こいつのすぐ近くに居る弱めオーバード「魔笛のアリア(Lv.13)」を倒したからと言って、調子に乗って挑みかかるとコテンパンにぶちのめされるぞ。
- 迷子のシレーヌと違い、サクッと殺して来るぶん諦めがつきやすいという意味では有情かもしれない。
- なお「角」部位を壊すと強力な攻撃アーツを封じられるので戦闘が楽になるが、角はめっちゃ堅いのでこいつに瞬殺される程度じゃまず破壊不可。
- 素直にもうちょっと育ってから挑もう。
- 絢爛のヤロスヴァハ(Lv.23)
- 夜光の森入り口付近という何の変哲もない場所で出現するにもかかわらず、本作のオーバードで一番最後まで発見が報告されなかった存在。
- 理由は単純、
- 「ランドマーク『ロクロ岩』にスキップトラベルした後の背後にある巨大な赤い花の上」と出現箇所が局所的。
- 該当の花の上(かすぐ近く)に立って少しの間待っていないと出現しない。
- 出現もランダム。高確率でジェイド・サルタートが出現し、絢爛のヤロスヴァハの出現率は低め。
- と偶然出会うような事がまず無い仕様だったから。
- 何ならこんなもん探し出そうとしてそうそう見つかるわけもなく、いつしかネット上では「あと一体居るはずのオーバードがどこにも居ない」という困惑の書き込みが増え始め、未知のオーバードに興味を持ったプレイヤーをごっそり巻き込み、ついにはあらゆるプレイヤーが挙ってミラ中を探す大騒動にまで発展。
- 最終的にあるブログユーザーが発見した事で事態は落着したが、こうして絢爛のヤロスヴァハは「無名で有名」というある種矛盾した周知を得るのだった。
- ちなみにあくまで「それまで発見報告が無かった」だけで、それまでに遭遇したプレイヤーも居たらしい。ゲーム内の記録によると数はたった30人だけど。そりゃそうだ。
- なお性能的には特筆すべきところはなく、レベル相当のサルタート属という感じ。
- ただ夜光の森入り口というエリアにしては高レベルなので、発見報告が挙がった時点でも2人ほどの敗北記録が残っていたようだ。
- おそらくゲーム序盤で本当に偶然こいつの出現条件を満たした事で襲われたのだろう。
- 守護神ゴ=ラア(Lv.60)
- 夜光の森、「鯨の鼻腔」の脇を抜けると開放的な断崖の道に出る。
- 眼下には大きな入り江が広がり、その中心には何やら巨大な遺跡のような物が。
- 気になるプレイヤーは多いだろう。のんびり泳いで見に行くのもいいだろう。もしかしたら何かあるかも知れないし。
- しかし待っているのは死のみである。
- それは遺跡などではない。ミラに点在する巨大機兵ゼ=ラア属。オーバード「守護神ゴ=ラア」そのものなのだ。
- ゼ=ラアを初めて目にし必死に泳いで逃げようと、現時点では場違いなほど高レベルの高速機動兵器から逃げきれるはずもない。
- 「ミラにはこういうパターンのオーバードも居る」…果たして守護神はプレイヤーたちに鮮烈な印象を残していくのであった。
-
などという甘い考えが通用する守護神ではない。
悠々とアガースラカノンを撃ち込んだ瞬間、即死する我らがドール。
訳も分からず落下する主人公。必死に泳いで逃げるも迫り来る守護神……デジャヴかな?
原因はアガースラカノンへの完全メタとなる、守護神のスキル「全属性反射」。
実のところミラには属性反射能力を持つオーバードも結構おり、デバイスで反射を無効化しないと往々にしてこうなってしまう。
守護神は「適当な装備で強敵に挑むと返り討ちに遭いますよ」との教えを我々に叩きこんでくれるわけだ。やさしい。
かくして2度に渡り痛烈なインパクトを残していく守護神だが、実のところ反射能力以外は特別な部分も無く、デバイスで対策してしまえば一般的なゼ=ラアである。あとは問題なく打ち勝つ事ができるだろう。
しかし油断した所にこれだけ強烈な痛打を、しかも2度もかましてくるのは本シリーズでは後にも先にもこいつだけ。
まさに鉄壁。守護神という二つ名こそが心から相応しいオーバードと言える。
- 憤怒のシュラヴァス(Lv.65)
- 夜光の森、天候が「雷雨」の時のみ「三又大橋」付近に現れるミレペーダ属。天候限定オーバードの一体。
- ミレペーダ属には「逆鱗」なる部位が存在しており、この個体のみ文字通り逆鱗に触れると狂暴化し性能が強化。
- 逆鱗を破壊するとさらに激しく暴れ出しクリア後ドールでも破壊されない程の強敵となるため、安全に倒すなら「逆鱗」には触れずに戦いたい。
- ただし「逆鱗」を破壊した上で倒した時のみユニークウェポン「銘刀 仁義丸」を落とすのでコレクター泣かせ。
- まあ幸いにして火力さえ整えれば逆鱗に触れた上でも瞬殺可能なので下準備を頑張ろう。って言うか瞬殺しないとこちらが死ぬ。
- 羊飼いのピョートル(Lv.75)・躍動のヘイディ(Lv.60)・深窓のクレール(Lv.60)
- 夜光の森の北、1体のシルース、2体のオウィスで仲睦まじく行動する3人組のオーバード。
- …名付けた白鯨のクルーがファンだったのだろうか?
- なんだか出オチっぽいネーミングとは裏腹に強力な特殊ギミックを持ち、オウィスのどちらかを先に倒すとピョートルが激怒し大幅に強化。
- 雑なクリア後ドールでは簡単にバラバラにされるほどの暴力を繰り出してくるようになる。ペーター、キレた!!
- よってハイジとクララは放置しておきたいところだが、こちらはこちらで強力なデバフでペーターを支援するためなかなか厄介。
- デバフ対策をした上でまずオウィスを放置するか、キレたペーターにも対処できるドールを用意して皆殺しにするのが対処法となるだろう。
- 暴君バルナバーシュ(Lv.65)
- 忘却の渓谷の一エリア「トルホグネ平原」付近を疾駆する攻撃的なペッカー属。
- 地上をぶらぶらと走り回るオーバードは割と居るものの、こいつはその速度と行動範囲が全エネミー中でも屈指。
- おかげで「さっきまで影も形も見当たらなかったはずなのに気付くとそこに居る」なんて交通事故が極めて発生しやすく、うっかりこいつに捕まってはボコボコにされるブレイドがめちゃくちゃ多い。僕のドール返して…
- 幸いにして日中にしか出現しないため出会いたくなければ夜に活動しよう。
- そして高レベルな上に巨大生物なので普通に戦っても割と強く、アガースラカノンで瞬殺するのでなければ物理&ボルト属性の被弾対策をするなり何らかの工夫が必要。
- 部位「爪」が残っているとこちらの射撃アーツを封じてくるので爪を壊せるのであれば狙うのもいい。まあ爪すげえ堅いけどね。
- 災厄のトゥルエノ(Lv.60)
- 巨大イソギンチャクのようなエネミー、ナグァダ属。
- 黒鋼の大陸の毒々しいダメージエリア「白燐湖」で背景に紛れ込んでおり、普通に近付いてもこちらには反応しないため、背景とも思われやすい。(よく見ると少し動いているが)
- こいつ最大の特徴は異常なほどの食らい判定のデカさである。
- そのデカさときたらなんと白燐湖全体を覆うほどで、うっかり範囲攻撃をぶっ放したが最後…普通あり得ないような距離からただちに襲い来るため非常に厄介。
- 特に白燐湖を初めて探索する時はまず間違いなく、オーバードの正体も何も一切理解できないまま、超性能の理不尽な拘束攻撃でハメ殺される事になるだろう。
- しかもこいつの仕様を理解しない限り、めげずに白燐湖の探索を続けようとするたび毎回これが起こるのだからまあたまったものではない。まさに災厄。
- そしてこのレベルとサイズだけあって普通に戦っても強く、クリア後ドールでも普通に負けかねない程。Lv.50程度のカスタマイズ適当ドールではまず太刀打ち不能である。
- 体力が減ると特に高威力の攻撃を使用し始めるので、特攻デバイスを詰んだ上で瞬殺するか、多少攻撃を食らっても大丈夫なように装備を整えておきたい。
- 流浪のソルン(Lv.56)
- 絢爛のヤロスヴァハなどと同じく超見つけにくい枠。あとこいつもサルタート。
- 特定の天候が時間経過で終わった際、ランダムで発生する特殊天候「虹」。その時にのみ出現する唯一のオーバード。
- こいつの場合、天候のレア度だけでなくその出現箇所が問題で、なんと「黒鋼の大陸」のとある洞窟の一番奥。…そこ天候関係ある?
- 天候限定のオーバードは他にも色々居るが、せっかくの特殊天候なのに屋内に現れるのはこいつぐらいのもんである。
- なお強さ的にはレベル相当なだけという点は絢爛のヤロスヴァハと同じ。
- 秘奥のジョーカー(Lv.90)
- 夜光の森の最北部、フライトドールでしか入れない巨大な花の中に住み着くブラッタ属のオーバード。
- 周囲にはうじゃうじゃとLv.60台のブラッタたちが蠢いており、まともに戦えば数の暴力で圧倒されるだろう。
- まともに戦わなかった場合?このレベル帯のオーバードとしてはかなりの雑魚。
- 何せこいつ、確かに高レベルなだけあって強いは強いが、小型のブラッタ属なせいでLv相当の強さはない。せいぜいLv80並。
- よって瞬殺のハードルが低いし、こいつを効率良く狩るために必要なドール用デバイス「KillerDmg.INSECT」も笑っちゃうぐらい簡単に製作可能。
- あとは店売りの広範囲兵器「Phoenix」で簡単に狩れるとあらば、むしろまともに相手をするプレイヤーなどまず居なかろう。
- そのくせ倒した時のドロップ品や経験値はしっかりLv90相当だったため、今やすっかり都合のいいカモとして有名なオーバード。
- 通称「ジョーカー狩り」として親しまれるジョーカーさんはもはやミラの名所とすら言える。
- ただしいちいち行き来するには微妙に遠い場所に居るため、スカウトを利用したマテリアルチケット稼ぎにはやや効率が悪い。
- なのでジョーカーさんである程度の戦力を育てた後は別の狩り場へ移っていくケースも多い。今までありがとうジョーカーさん。
- 大禍のハルトムート(Lv.91)
- 忘却の渓谷「ジャイアントクラック」の空中をゆったりと泳いでいるミレペーダ属。
- その巨体、そのLv表記に相応しい強さを誇り、ビーム属性の攻撃に対して完全耐性を持つなど耐久力でも一線を画す強靭なオーバードである。
- であるのだが…やり込みに必須のデバイス「トレジャーセンサー」を作るために必要な「老いた飛膜」を落とすのが運の尽き。
- 「強いならそれすら瞬殺する火力を用意すればいい」という蛮族の理論でひたすら効率よく狩られ続け、討伐された数はなんとジョーカーさんに次いで二位。
- 経験値稼ぎにも申し分ない相手なので、必要なドールとレベルをジョーカー狩りで整えた後はこちらへ移るのが良くある流れ。
- って言うかジョーカー狩りに使った種族特攻デバイスがそのままハルトムート瞬殺にも使える。全部ジョーカーさんのせいだよ。
- 鉤臥龍エリヴィーラ(Lv.90)
- 原初の荒野「縦穴空洞」か、あるいは上空にいるアンギィス属のオーバード。
- 「日中はランドマークのすぐ横に居るので訪問が楽」「レベルが高いので経験値が美味しい」「アガースラで瞬殺が狙える」
- そんな事をいうブレイドたちの手によって寝てるところに顔面アガースラされる気の毒な奴。こんな寝起きドッキリある?
- ジョーカーさんちを卒業した後のマテリアルチケット稼ぎ最終候補。
- 夜になると上空へとお出かけしちゃうものの、時間変更で日中にすればいいだけなのでさしたる問題でもない。
- 首無皇帝グラデウス(Lv.71)
- 忘却の渓谷を歩く見慣れぬオーバード…
試しに撃ち込む必殺のアガースラカノン…
全く減らない敵のHPゲージ…
浮かび来る絶望の二文字…
- ED後に現れる、HP1億を超えるミレザウロ属のオーバード。
- 最強のアガースラカノンでも与ダメージの最大は500万程度である事を考えれば、いかにおかしな体力を持っているかは一目瞭然だろう。
- 体力以外にはそこまでおかしな能力はない…とは言っても寄生虫を吐き出してこちらにけしかけてくる行動はなかなか厄介。
- そもそも体力が異常なせいでこちらのドールが燃料切れに追い込まれる事すらあるため、体力の一点だけで脅威となる変わり種のオーバードである。
- 一方HPが膨大という点からこいつをいかに素早く討伐するかという酔狂な遊びに興じるプレイヤーもそこそこいる。インナーのO.C.Gで討伐時にカンストした数字が現れるのは実際なかなか爽快。
- 余談だが、ミレザウロ属は原初の荒野で見かける長い首を持ついわゆる竜脚類のような巨大原生生物であるが、このオーバードにはその首が無い。
- 更に言うとミレザウロ属の首は本当は鼻であり、実際その鼻を部位破壊するとグラデウスと同じ姿になる。
- バイアス最強のダダーン(Lv.77)
- 忘却の渓谷「ドライランド岩窟要塞」に現れる、ED後限定エネミー。
- 犯罪組織グロウス内でも持て余され幽閉されるほどの無法者で、グロウス壊滅に乗じて脱走してきたらしい。
- 普段はプレイヤーが近付こうと目もくれず女性バイアスとのイチャイチャを楽しんでいるが、攻撃すると激怒し(そら怒るわ)戦闘になる。
- この際こちらがドールに乗っていると「10秒以内に降りろ」と発言する、台詞付きの珍しいオーバードでもある。
- そして10秒以内にドールから降りなければ「絶対破壊砲」なる安直なネーミングの兵器を使用、こちらのドールを本当に破壊されてしまう。
- また残HPが7割ほどになると無敵化した上で「ダダーン団団員」を18体呼び出したり、HPが3割以下になるとこちらのパーティメンバーを即死させてタイマンを強要してきたり…と厄介なギミックを多く備え、まともに戦う上では対策が必須となる。
- でもアガースラカノンで瞬殺可能なのでギミック全無視可能。
- こいつの落とす超高性能なユニークウェポン「超刀 銀河番長」を目当てに今日もどこかで乱獲されていることだろう。
- レベルが高いためアガースラカノンを外す可能性もある点だけは注意。命中率デバイスはしっかり装備すること。
- 赤兎のナハム(Lv.66)
- 原初の荒野「岩盤要塞」から少し離れた高台にぽつんと立っているミルサード人の女性。
- グロウスが離散した後のED後限定エネミーであり、無駄な戦いは好まない気質らしく、我々に対しても「もはや、戦う理由はないはずだが?」との呼びかけを発してくる。
- 戦闘開始時にドールに乗ったパーティメンバーに対しデバフ「コントロール」を使用、同士討ちを狙ってくるが、それ以外には脅威となるような性質は無い。
- 強力なドールも揃っている段階で今さら小型のオーバードなど怖いはずもなく、基本的にはあっさりHPを削り切れるだろう…
-
- 絶影のナーダシオン(Lv.96)
- 窮地に陥ると赤兎のナハムが呼び出す、彼女の専用機。
- ストーリー上でゲーティアも搭乗する「アルマンダル」の同系機だが、ただでさえ高度な操縦技術を要し乗り手の少ないアルマンダルにさらに極端なカスタマイズを施しており、最早彼女以外には操縦不可能な機体である。
- 影さえ置き去りにする「絶影」の名に相応しくスピードに特化し、その命中率と回避率は脅威の一言。
- 命中率デバイスをしっかり用意しておかなければこちらの攻撃が当たる事などほとんど無く、いかな超兵器を用意しようがまず勝負にすらならない。
- またビーム耐性ダウンをバラ撒きながら使用する主力のビーム属性も強力だが、サブウェポンにはヒート属性・ボルト属性も揃え、一部アーツにはスタン効果も付随するなど攻撃面でも隙が無い。
- 正直これら全ての脅威に対応しようとなるととてもではないがデバイススロットが足りず、完全な対策が困難な強敵である。
- そしてダメ押しとばかり、残HP量によってここからさらに性能が増強するのだからたまらない。
- 残り6割の段階ではビーム属性ダメージ&ビーム耐性ダウンを与えるカウンタースパイクと重力属性反射を装着。
- 残り3割では余計な装備を全てパージ。ただでさえ強力なステータスとアーツ性能が向上する。もちろん回避率もさらに上がるため、ここで逆転負けを喫すプレイヤーも多いだろう。
- ほぼ唯一の弱点として最大HPはやや低めなので、そこに付けこみOCGなどで一気に倒したいところ。
- 本作最強オーバードの一角であり、見た目のカッコよさややり込み甲斐もあって人気のあるオーバード。
- なお呼び出す前に赤兎のナハムを瞬殺する事も可能だが、ナハムは何もドロップしないのでやるメリットは無い。
- 放浪王ルガルバンダ(Lv.88)
- 夜光の森「毒銅泉洞」の、インナーでしか入れないエリアに出現するED後限定オーバード。
- ステータス的にはさほど強力ではないものの、重力以外全ての属性を備える多彩な攻撃手段、そして強力な状態異常を多用する厄介な敵。
- こちらの命中率を下げるデバフ「ブラックサイト」などは常に使用してくるため、命中率を上げる・状態異常対策をするといった対策は必須である。
- いくらかの攻撃アーツは部位を破壊する事で封印できるため、積極的に狙っていきたい。
- またHP半減時に6匹のオウィスを召喚。これを捕食する事で自身の回復と強化を図り、強化後はこちらの弱体化抵抗を大幅に下げてくる。
- オウィスを食べた数によって強化されるが、逆に一匹も食べさせないうちにオウィスを倒すと空腹で怒り狂って強化とスパイクダメージ状態になる。
- デバフ対策をしていてもこのへんで事故って逆転負けも良くあるため、できればHP半分を切った後は一気に倒しきってしまいたい。
- インナー戦前提のオーバードしてはほぼ最強の存在である。(まあファルシスなどドール向けオーバードもインナーで戦えたりするが。)
- そんな強敵ではあるものの、倒せば超火力のユニークウェポン「妖刀 葉隠之赤錆」を落とす事から乱獲対象でもある存在。
- 有用なアフィックス3つが付いた理想の「赤錆」を求め、今日もどこかで「赤錆マラソン」が行われているのだろう。
- しかし有用なアフィックスが3つ揃うのは超低確率なので、赤錆マラソンはかなりの沼とされる。物理反射貫通はもう要らないよ…
- あと安定して狩れるようになった後でも先述したように割と事故って負けるパターンが。その点でもハードルが高いマラソンである。
- なお「キメラ」種の強力なエネミーはこいつしかおらず、キメラ特攻デバイスの使い所は基本的にここしかない。
- そしてドールが入れない場所なのでドール用のキメラ特攻デバイスを作る意味は全く無い。うっかり作らないようにしよう。
- (ドールを無理矢理持ち込むバグもあるが、アガースラなら元から瞬殺可能なのでやっぱり作る意味は無い。)
-
セントラルライフから逃げ出した唯一のキメラ。雌雄同体で自己増殖が可能だったため、放置していてはミラの生態環境が破壊されるところだった。
- 爆熱神ヴォルティチェ(Lv.94)
- 黒鋼の大陸「ミ・ガンド山」の上空に「炎雨」の時のみ出現する天候限定オーバード。
- 同じアンギィス属のエリヴィーラとは比べ物にならない程強く、優秀な耐性と高いHPを持つ事からアガースラでの瞬殺もまず無理。
- 他のオーバードと同じノリでホイホイ挑みに行けばまず返り討ちに遭う、本作屈指の強敵。
- しかしながら攻撃アーツがほぼボルトとヒート属性に偏っている事から対策は難しくなく、また部位破壊で行動の制限も可能なので他の最強クラスのオーバードと比べると対処はしやすい。
- 強敵への対策は大事だよ、という事を学ぶ上では比較的分かりやすい部類のオーバードと言える。
- なお高空に出現するため基本的にはフライトドールで戦うことになるが、近隣の建物の高く出っ張った部分に無理矢理立って強引にインナーで倒すような変人ブレイドも居たりはする。
- 悠妃ファルシス(Lv.97)
- 白樹の大陸の入り口からも見える巨大な「夜光球」の中で眠るオーバード。
- オフラインで出会えるものとしては唯一のイェギラス属でもある。
- 素の高ステータス・高火力アーツ・自己回復etc.…と性能の暴力でぶん殴ってくるシンプルな強敵で、特に重力属性アーツは少しでも対策を怠るとどんなドールでも即死する高威力。
- 高火力を出す手段を複数用意しやられる前に殺るという戦術も採れなくはないが、属性耐性に隙が無い上、HPも決して低くはないので実際にやるのは結構ハードルが高い。
- 最初のうちは普通に戦い、相手が狂暴化する頃になったら高火力で一気に倒しきるのが一般的な戦術となるだろう。
- 間違いなく本作の最強オーバードの一角。このあたりのオーバードを安定して倒せるようになるのが本作クリア後のひとまずの目標となる。
- って言うかこいつがランダムドロップするマテリアル「イェギラスの白果実」は最高位のリキャスト短縮デバイスの素材であり、極まったブレイドにとってはまさかの乱獲対象。今日も全部位を剝がされた挙句沈みゆくファルシスの断末魔がどこかのミラで鳴り響く。
- 下がほとんど水面なので基本的にはドールで倒すオーバードだが、少し離れれば一応足場があるのでインナー戦も可能。
- ちなみに彼女(?)の居る夜光球は高レベルのナルキー属が複数生息しており、高性能な装備品ドロップが楽に狙える名所でもある。
- その際うっかり余計な事をすると彼女も目覚めてえらい事態になる事から、「恐ろしい大家さん」としても親しまれている。
- 終焉のテレシア(Lv.99)
- オフラインでは唯一のテレシア属であり、オリジナル版では唯一であるLv.99以上のオーバード。
- 夜光の森「神鳥寝所」を常に飛び回っているため、どう戦うにせよまずフライトドールは必須となる。
- 火力はファルシスほど苛烈でないもののやはり最強オーバードの一角であり、耐久力などはファルシスよりも上。
- また残りHP量によって行動フェーズが大きく変化するため、その度に立ち回りを意識する必要があるなど専用の対策が必要。
- 何にせよ使って来るアーツはエーテル属性が多く、耐性を上げてから挑むとひとまずは多少安全である。
- 一応ものすごく下準備を頑張ればこれらギミックを無視して瞬殺する事も可能だが…まあこれはやり込みの果てみたいな話と思って良い。
- 前作から続投している数少ないエネミー… …ではあるが、むしろ設定的には続投できるのが不思議なエネミーとも言える。
- この惑星にもあいつの影響が実はあるのだろうか?
- 惑星ミラでは「命を統べる者」と呼称されており、とあるクエストで倒す事を要求される。(倒さなくてもクエストクリア自体は可能)
-
オンライン要素
- ブレイドレポート
- オンライン上でプレイヤー同士が情報を交換し合うゲーム内掲示板みたいなもの。
- …のはずだったが、更新の反映がやたら緩慢なせいで古い情報しか表示されず、ほぼ役に立たない代物だった。
- 初期はどこかのプレイヤーがなんとなく投稿した「刀ならグラナダ・GG」というメッセージが延々と表示されていたためネタにされがち。
- 投稿した本人はネタにされて正直恥ずかしかったとか何とか。
- DE版では廃止され、NPCの提供してくれる情報を場所に応じて自動的に表示してくれるだけのシステムになった。
- スコード
- 要するにオンライン上の部屋。
- ここに集まったプレイヤー同士でオンライン用のクエストに挑戦したりできる。
- またスコード内ではやってもやらなくてもいい緩いミッション「スコードミッション」が出題され、こなしたノルマと報酬はスコード内の全ユーザーに共有される。
- やらなくても全然問題ないものの、好きな素材と交換できる「マテリアルチケット」が稼げる。
- トレジャーディール
- いらないドロップ品をスコード内に横流しできるシステム。
- 廃人ブレイドにとってのいらないドロップ品も初心者にとってはいい装備品だったりするので、割と喜ばれるシステムだったのだが…
- 何故かDE版では廃止された。改造データの受け渡しを防ぐためだろうか?
- ブレイドスカウト
- 他のプレイヤーの主人公を仲間キャラとしてスカウトできるシステム。
- スカウトした上である程度鍛えると「マテリアルチケット」が貰えるため、こっちも稼ぎ手段としてよく利用される。
- ジョーカーさんにお世話になるのは大体のブレイドが通る道。
- ワールドエネミー
- 一定周期で登場するレイドボス。スコード内に限らず全プレイヤーが参加するオンラインクエスト。
- 登場するのは「零皇イェギラス」と「テレシア・ブルーム」の2種類。
- オリジナル版では挑戦するのに専用アイテム「ブレイドメダル」が1枚必要だったが、DE版では廃止。ノーコストで挑めるように。
- 敵のHPを大して削れなくても参加報酬は貰えるので、初心者でも気軽に参加しよう。
その他
- TOZAN
- 山に登る事。ではなく、「道なき道を無理矢理進んで高所に登る事」。
- 本作はあらゆるオブジェクトに「上に乗れるかどうかの判定」がものすごく細かく設定されており、一見登れなさそうな微妙な突っ張りにも乗る事ができる。
- TOZANとは、そういった登れるかどうか微妙なレベルの出っ張りに足をかけながら、段差を強引に登っては開発者が想定していないような方法で探索を進める行為を指す。
- ぶっちゃけこれをしなければ侵入できないようなエリアなどは無く、探索手段が増えた後で再度訪れればいいだけの場所ばかりなのだが…
- それでも登頂を達成しきった時の解放感には何とも他に代えがたいものがあり、この行為にハマってしまうプレイヤーは多い。
- 中には長距離の絶壁をこのTOZANだけで登り切るような廃人も居たりと、やり込みプレイの人気ジャンルとして地味に成立している。
- これから派生し『2』では「落ちたら死にそうな場所を無理矢理降りる」という行為が「GEZAN」等と呼ばれたりもしている。
- 「TOZAN」ほど浸透しているかは不明。
余談
- ドールのうちフォーミュラはかの変態企業コトブキヤの手によりプラモデルが発売されている。定価8000円。
細部のディティールは勿論変形機構も差し替えなしで再現された逸品。プラモデルに明るいブレイド諸君は手に取ってみることを勧める。
- Twitter(現X)の公式ゼノブレイドアカウントは、もともとは非公式にモノリスソフトが用意したゼノブレイドクロスの情報アカウントであった。
後々それが公式に認められ、やがてはゼノブレイドシリーズ全般の情報を発信していくようになったという経緯がある。
追記・修正は地球を離れてからお願いします。
- 項目作成、ありがとうございます。PCで見ていますが、『』あらすじ、登場キャラクター -- 名無しさん (2025-04-04 01:59:24)
- ↑つづき 『あらすじ』『登場キャラクター』などの黒枠に広告のリンクが入っていて、内容に関連したイラストのようになっています。 -- 名無しさん (2025-04-04 02:01:42)
- なぜ今まで項目が出来てなかったのかもよくわかるんだ……なにぶん情報量が膨大すぎてやり混むほど記述の取捨選択が難しいからな。というかそれでかつて作るの断念した。 -- 名無しさん (2025-04-04 07:48:45)
- 基本的にはクリアーしてからが本番なゲーム -- 名無しさん (2025-04-04 08:50:43)
- なかなか項目立たなくて当たり前の項目(その物量・密度故に)ですね -- 名無しさん (2025-04-04 10:04:57)
- switch版で初プレイしたけど最初数時間がとにかく不親切というかとっつきが悪いというか…でも慣れたら相当面白いなこれ。プレイヤーは数時間で投げたか、数百時間遊んだかのどっちかになるんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2025-04-04 10:33:00)
- オーバークロックそんな強かったの?ボイスに合わせてたらアーツ選んでて忘れてしまう -- 名無しさん (2025-04-04 11:10:33)
- 絆クエストの「リンとエルマ」は完全に罠。6時間くらい進められなくなった -- 名無しさん (2025-04-04 11:15:04)
- あの本来まだ入れなさそうな場所に無理やり突入するの、名前あったんだ -- 名無しさん (2025-04-04 11:57:48)
- 主人公男性軍人の浪川さんはゼノブレ2のサタヒコも演られてるな -- 名無しさん (2025-04-04 14:24:38)
- ゼノブレイド1もだがDE版は癖が少ないキャラグラフィックになってて良い -- 名無しさん (2025-04-04 16:22:05)
- 倒さなきゃいけない敵が適正まで上げてても強くて倒せなかったり、高レベル帯突破させられたりとかしてもキズナクエスト一旦放棄とかできないからなるべく適正レベル以上になってから挑むかドール入手後に挑んだほうがいい。 -- 名無しさん (2025-04-05 02:52:08)
- 同じレベル帯でも大きさが異なるだけで強さが大幅に違ってたり、同じ種族でもレベルが低い方が強い場合もあったりとRPGの一般常識は一旦忘れた方がいい作品。 -- 名無しさん (2025-04-05 09:53:08)
- 序盤はストーリー中でもそこら中に格上だらけだから緊張感がある。あと小さい敵は格上でもあっさり勝てたりするけど、デカいやつはレベル差の恩恵は全然感じられないくらいは強いのが多い -- 名無しさん (2025-04-05 16:38:31)
- 記事作成乙です。読んでてふと思ったが、DE追加シナリオ用のボイス(ラスボス関連)は新録だと思ってたけど前に録ってあったんだろうか -- 名無しさん (2025-04-07 14:36:53)
- あ、マイアバターの話ね -- 名無しさん (2025-04-07 14:37:32)
- WiiU版はとにかく文字が小さくて見づらいのが困った。DEでちゃんと改善されたのは嬉しいね。 -- 名無しさん (2025-04-08 16:50:39)
- マイアバター新アーツのボイス新録っぽいのもある気がする -- 名無しさん (2025-04-09 17:23:04)
- 追加アーツのボイスは新録なんじゃないかな。ささやきでやってるけどフレスベルグのアーツは明らかに声質違うもん -- 名無しさん (2025-04-11 03:37:04)
- 「白鯨」はゼノサーガEP2で喫茶店モビーディックとして登場してたね。隠しメニューがカレーで主人公と兄の好物。店内はピークォド号がモチーフでそれらしき絵もあり店の看板も白いクジラ。 -- 名無しさん (2025-04-16 18:12:01)
- HBの項目がうるせぇw -- 名無しさん (2025-04-17 11:00:20)
- OWなんだからもうちょっと戦闘に工夫の余地欲しいなあ。基本レベル上げて殴れってのは古くない? -- 名無しさん (2025-04-20 16:12:51)
- レベル以外に工夫できる余地なんていくらでもあるだろ… -- 名無しさん (2025-04-22 01:02:44)
- レベル以上にデバイスと装備構成が大事なんだよなあ。だから装備厳選と素材集めに沼るんだけど -- 名無しさん (2025-04-22 18:05:47)
- 10年前のゲームって新しい内に入るのかな -- 名無しさん (2025-04-22 20:04:53)
- どのサイト見ても間違ってるけどテレシア「プ」ルームなんだよなぁ -- 名無しさん (2025-04-23 19:08:57)
- まあ、工夫と言っても敵の主だった攻撃に対してひたすら装備やデバイスを吟味するだけでどうにかなるのも多いし仲間との連携要素もそんなにないから結局戦略性が高いかと言われると微妙なところだけど…戦闘に関してはOCG解放される前後ぐらいのタイミングがピークな気もする -- 名無しさん (2025-04-24 11:20:37)
- インナーなら攻めのロンソと守りのデュアルガン、ドールならAresで粉砕と天井が決まりきってるから、その辺割り切ってインナー・ドールともに自分の好きな戦い方を突き詰めるみたいなプレイスタイルの方が楽しめる。そういう形ならいくらでも沼る余地ある -- 名無しさん (2025-04-24 11:23:56)
最終更新:2025年04月24日 11:23