アットウィキロゴ

禍木慎/仮面ライダーランス

登録日:2020/02/21 Fri 22:04:00
更新日:2026/09/04 Fri 22:36:01
所要時間:約 4 分で読めます


タグ一覧
A BOARD DQN MISSING ACE ウェイター エンド・オブ・ディエンド エース ケルベロス ダイイングメッセージ ディエンドの世界 ディエンド指名手配 トラブルメーカー トランプ バカ マイティ ランス リ・イマジネーションライダー レジスタンス 井上キャラ 仮面ライダー 仮面ライダーディエンド 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーランス 仮面ライダー剣 伊藤慎 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE 劇場版限定ライダー 単細胞 原典と同じキャストが演じたリ・イマジネーションライダー項目 喧嘩っ早い 平成ライダー 新世代ライダー 杉浦タカオ 杉浦太雄 槍使い 猪突猛進 生意気 短気 禍木慎



いい加減にすんのはそっちだろうが。いつまで先輩面してんだ、お前?


禍木(まがき)慎とは、映画『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』の登場人物である。
本項目では彼が変身する仮面ライダーランスと、『仮面ライダーディケイド』における禍木慎についても記述する。

演:杉浦太雄(現・杉浦タカオ / 旧芸名は本名)




【概要】

志村純一三輪夏美と共に2008年の「新世代ライダー」として再解放されたアンデッドと戦う青年。21歳。
普段は橘朔也率いる新生BOARDのメンバーとして活動している。

BOARD参加前はウェイターとして働いていたが、店内で騒いで周囲に迷惑をかけていた客に注意したところ、
逆上して水をかけてきた為、頭突きをしてしまい、クビになった経緯を持つ*1
夏美と共に再解放されたピーコックアンデッドに襲撃されたところを志村が変身する仮面ライダーグレイブに救われ、
同時に仮面ライダーとして戦うようスカウトされた。

劇場版冒頭の怪しい占い師からは「単細胞」、夏美からは更に直球に「バカ」と評されている。
他2名同様に旧世代ライダーの剣崎一真上城睦月に対抗意識を抱いており、短気な性格も合わさって本項目冒頭のセリフに加え、


たとえ変身出来たってお断りだぜ。

後からしゃしゃり出てきて先輩面されちゃたまんねえからな。

と発言するなど、常に喧嘩腰な態度で彼らに接していた*2
また、レンゲルと最後のカテゴリーA(エース)・ビートルアンデッドの戦闘中、レンゲルが思わず自分にぶつかった際には怒りを抑え切れず、
ビートルアンデッドを封印した♠A・CHANGEを剣崎に渡した隙を突いて半ば八つ当たり同然でレンゲルに攻撃を仕掛け、
そのままラルクと共に2対1で戦闘に入るという暴挙に出た事も*3

カテゴリーAの封印に伴い、レンゲル、ブレイドが相次いで戦線に復帰すると、


何か気に食わねえよなぁ、今更ブレイドだのレンゲルだの……。


ったく、何で俺達があんな奴らと手を組まなくちゃなんねえんだよ……。

と、彼らに対する不満や苛立ちを募らせるようになっていく。
その後、禍木は夜の海岸で最後のカテゴリーK(キング)タランチュラアンデッドを発見。

最後のK(キング)!俺が封印してやる!!

単身タランチュラアンデッドに挑み、見事勝利を収めるも、カテゴリーKのラウズカードを手に入れた所為で悲劇に見舞われる事となる……。

激闘を終えたランスの下に最後のカテゴリーKを狙うアルビノジョーカーが現れたのだ。
稲光に照らされた暗闇の中、妖しく光る仮面と胸元を見たランスは、次なる敵が烏丸啓の仇にして、
半数以上のアンデッドを再解放した新たなジョーカーである事を確信。

だが、アルビノジョーカーの強さに加えて、先のタランチュラアンデッドとの激戦も響いたのか、
瀕死の禍木は土砂降りの雨が降りしきる新生BOARDの基地に覚束ない足取りで帰還。
驚きながら出迎えた夏美に、


ジョーカーが、現れた……。

これ(♣K)…これを……。

逃げろ…。奴の狙いは……これだ……。

と辛うじて守り抜いた♣K・EVOLUTIONを手渡しながら、ジョーカーの出現とカテゴリーKのカードを狙っている事を伝えて息絶えたのだった。
だが、♣Kは戦線復帰した剣崎達への対抗心から更なる力を欲した夏美により独占されてしまう。
結果、『MISSING ACE』における7人の仮面ライダーでは最初の退場者となってしまった。

直後に駆け付けた剣崎達は悲痛な面持ちで禍木の死を確認。
志村に至っては禍木の名を連呼しながら、「一体誰が!?」と普段の冷静さを失って叫んでいた。お前じゃい。
だが、その手には♣J・FUSIONのカードが握られており、彼が必死の思いで伝えようとした下手人の正体は、
後に剣崎からダイイングメッセージの話を聞いた広瀬栞によって看破される事となった。



【仮面ライダーランス】



変身!

Open Up!

“俺達の邪魔すんな”って言っただろうが!

身長 約205cm
体重 107kg
パンチ力 290AP
キック力 480AP
ジャンプ力 32m
走力 100mを5.7秒


スーツアクター:伊藤慎

橘が開発した新世代ライダーシステムにより、禍木慎が変身する仮面ライダー。
名前の由来は英語で「」を意味する「lance」から取られている。

ケルベロスが描かれた緑を基調としたカラーリングのW(ワイルド)A(エース)・CHANGEのカードをランスバックルに挿入し、
レンゲル同様、オープンアップする事によって変身する。
メインカラーはメタリックグリーン、単眼「ダイヤモンドスコープ」の色はオレンジで、各部に『A』の意匠が配されているが、
リーダー格のグレイブに比べると、ラルクと同デザインの簡素なものになっている。

武器は槍型の「醒杖ランスラウザー」(初期APは醒杖レンゲルラウザー同様に6000)。
『A』の字型に鋭く尖った先端部の矢「バシリクスエッジ」の微細振動と高熱放射により、あらゆる物体を寸断する威力を誇る。
また、柄の後端部に設置されている「フォースバンク」保護用のカバー「エメラルドケース」を打突用の武装として転用する事も出来る。
このランスラウザーを派手に振り回して次々とアンデッドを薙ぎ倒すパワフルな戦闘スタイルが特徴。

仮面ライダーとしての専用バイクは持たないが、『MISSING ACE』『ディケイド』で車種は異なるものの、
グレイブ・ラルクとお揃いのバイクを所有している。
『MISSING ACE』では青を基調としたバイクに、『ディケイド』では黒を基調としたバイクにそれぞれ搭乗していた。

バックルなど変身システムの基本は旧世代の中で最後発であるレンゲルのデータを参考にしている他、
ランスラウザーもレンゲルラウザーに酷似している事から、単体のコンセプト自体もレンゲルのデータを参考にしているものと思われる。

その戦闘力は高く、上記にある通り単独でカテゴリーKのタランチュラアンデッドに挑み、封印するほど。
しかし、連戦が堪えたのもあるだろうが、アルビノジョーカーには敵わず、敗北を喫した上にそのまま絶命してしまった。

必殺技はWスートのカード・MIGHTYをランスラウザーにラウズし、
刺突、或いは薙ぎ払いと同時に強力な衝撃波を叩き込む「インパクトスタッブ」(AP:3400)。



【『仮面ライダーディケイド』における禍木慎/仮面ライダーランス】


そんな事はどうでもいい!大樹、お前だけは許せない!

第22話・第23話の『ディエンドの世界』に登場する仮面ライダー。
名前も役者も原典『MISSING ACE』と同一ではあるが、上記の禍木とは境遇や性格がやや異なるリ・イマジネーションライダーの1人である
『ディケイド』における由来は不明だが、こちらも仮面ライダーランスに変身する。
なお、『ディケイド』におけるグレイブ、ラルクもそうだが、変身時・必殺技発動時のカード読み上げ音声が省略されている他、
変身時の効果音がブレイバックルと同様のものに変更されている。

やはり余所者の門矢士や、仲間の仇と思っていた海東大樹には辛辣だが、2人が身体を張ってフォーティーンに立ち向かう姿や、
三輪春香/仮面ライダーラルクの説得に渋々ながら応じたりと、原典『MISSING ACE』よりは理解ある人物。
大樹の兄・海東純一「アイツは最高のライダーだった……!」と口にするほど尊敬しており、
事情あって彼が自分達の元を去った後も純一の再来を願っている。

かつては純一を含めた3人でレジスタンス活動をしていたが、ある日のアジト襲撃に伴い、純一がローチに拉致され、
やがて純一はフォーティーンの側近として働くようになってしまう。
その後は洗脳と情報操作により、社会からは敵として認識されながらも禍木と2人でローチとの戦いを続けており、
この件が切っ掛けで当時フォーティーンに与していた大樹を激しく憎んでいた。
だが、人間の自由を愛するという想いそのものは本物であり、命を賭して兄・純一を助けようとする大樹の姿を見て、


…あぁ、仕方ねえ!

春香に免じて、一度だけお前を信じてやるよ。

と最終的には協力。フォーティーンとの決戦にも「てめえ、折角信じたのに仲間外れにしてんじゃねえよ!!」と春香と共に駆け付け、ダークローチの軍団を一掃していた。
原典『MISSING ACE』と異なり生存しており、純一の真実を知ってショックを受けながらも、春香と共にフォーティーン亡き後の世界を守っていく事だろう。



【余談】

  • 演者の杉浦氏は、『ウルトラマンコスモス』の主人公・春野ムサシ役で有名な杉浦太陽氏の実弟であり、慎を演じる前年にウルトラマンのオファーを受けていたが、兄の後追いになると思い、断っていたらしい。
    この件は後年、兄の太陽氏によって暴露され、「あいつウルトラマンを断って仮面ライダーになりやがった」と冗談めいた感じで皮肉られていた。
    • また、この役を演じるにあたって、兄の太陽氏から「ヒーローを演じる上での心得」を幾つか教えられていたそうだが、前述したとおり(少なくとも原典『MISSING ACE』における)禍木はとてもヒーローとしては正統派とはいえない卑小な人間だった為、教えられた事は何一つ活かせなかったらしい。




たとえ追記・修正出来たってお断りだぜ。

後からしゃしゃり出てきて先輩面されちゃたまんねえからな。


この項目が面白かったなら……\マイティ!/

最終更新:2026年09月04日 22:36

*1 但し、この客に閉口していた周囲からは拍手を送られていた。

*2 橘も旧世代ライダーのギャレンではあるが、彼は禍木達の直接の上司に当たるので例外。

*3 なお、レンゲルが思わず禍木にぶつかるシーンはディレクターズカット版で復活したものである。