大魔王マデュラージャ

登録日:2020/06/06 Sat 17:01:00
更新日:2020/06/09 Tue 21:58:40
所要時間:約 13 分で読めます





※この項目は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』のクリア後シナリオに関わる重大なネタバレを含んでいます。

同作を未プレイでネタバレを嫌う方はブラウザバックを強く推奨します。





















いかにも 我輩は 大魔王マデュラージャ。

あまたの魔物の頂点に立つ すべての支配者。


大魔王マデュラージャとは、「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル」に登場するモンスターである。


【概要】

本作の裏ボスにして、ジョーカーシリーズ全体のラスボス。
長年にわたり神獣たちと戦い続けてきた魔界の主で、自らを「この世界にあふれる魔王族とは別格の存在」と称する。
ジョーカー3本編の5年前、神獣たちとの戦いの中で突如起こったマザーの暴走で力と記憶を失い、ノチョーラ達の王「キング」へと生まれ変わり日々を過ごしていた。

紫と緑を基調とした体色に、デスタムーア第2形態のような無数のトゲと翼が生えた屈強な上半身にアンバランスな下半身が特徴で、胸の中央にはマデュライトと思しき赤い結晶が埋め込まれている。杖はキングの時の右手から左手に持ち替えており、カラーリングも禍々しくなっている。一人称は「我輩」。

ライブラリの解説によれば「生まれながらの王ではなく、実力で頂点にのし上がった存在」だと言う。

名前の由来は「マデュライト」とサンスクリット語で「王者」を意味する「ラージャ」と思われる。

【作中での活躍】

プロフェッショナル版での追加シナリオにて、行方不明になっていた神獣たちを探すためにラーのかがみの力をリアクターに組み込んだところ、ブレイクワールドの原生生物と思われていたノチョーラこそが神獣であると判明し、ジャック、クイーン、エースの名を冠するノチョーラ達はそれぞれグラブゾンジャック、クインガルハート、ディアノーグエースであることが明らかとなる。
ならばキングはキングスペーディオに違いない、とリアクターを使ったところ正体がマデュラージャであることが明らかになり、記憶と力を取り戻した彼はブレイクワールド諸共神獣たちを消し去ろうとする。
だがその直後、突如胸に謎の痛みが走り攻撃を中断、まだ力が完全ではないと判断し「しばらく時間をやる」と言い残して本拠地である魔王城へ帰還する。

その後復活を果たしたJOKER・JESTER兄弟によって魔界に侵入してきた主人公たちを、初代ジョーカー・ジョーカー2のアロマの魂を操って作らせた強力なモンスターで迎撃するも失敗、今度は主人公を操ろうと試みるが、彼がどうしても操れなかった一族(初代・2の主人公たち)の末裔だと知り、究極の姿である「WORLD」となった神獣の力でアロマたちの魂が昇天させられたため自ら襲い掛かる。

ボスとしてのこいつはギガボディ持ちの3枠モンスターで、毎ターン4回行動する。
これまでの黒幕たちが超ギガボディ持ちばかりだったため拍子抜けしたプレイヤーも居るかもしれないが、「別格の存在」を自称するだけのことはあってその実力は他の裏ボス連中なんぞ目じゃない衝撃的なものとなっている。

1580という文字通り桁違いの攻撃力に加え、自分の攻撃時のみ相手の守備力を半減させる特性「斬鉄」、HPが減るほど火力が上昇する特性「背水の陣」、同じくHPが減るほど威力の上がる「金剛裂壊斬」「闘魔爆炎斬」「天翔轟嵐斬」、対象ランダムの電撃属性攻撃を4回放つ「雷雲招来」を攻撃手段に持つ。マジキチな強さを誇る「魔王軍の残党」を従えていたのは伊達ではないようだ。
さらにハイテンションでテンションを2段階上げてこれらを放ってくるので、ダメージは基本カンストし、斬撃を反射する「つねにアタカンタ」も全く意味をなさない*1
HP1の際の属性斬撃の攻撃力は 24倍 というとてつもない数値だが、
超ギガボディではないのでダメージが999止まりなのが唯一の救い。
まぁ攻撃力が高すぎてHP満タンでも基本的に999ダメージなのだが

本作のボスの例にもれずみがメタ対策の技も持っており、耐性無視の無属性技「地獄落とし」があるのでみがメタを使おうとすると瞬殺されてしまう。
さらに偶数ターンには回復効果をダメージに変える「ときどき冥界の霧」、全ての補助効果をかき消す「超いてつくはどう」が確定で発動し、「会心完全ガード」「つねにマホカンタ」で防御面もほぼ完璧などまさにチート性能の極みであり、ジョーカーシリーズのトリを飾るに相応しい難敵である。

そんなわけで正攻法で立ち向かうのは無理があるが、対抗手段はもちろん存在する。
彼の使う技は「雷雲招来」以外全て斬撃系であり、通常攻撃すら持っていない。
なので、全ての斬撃を無効化する「赤い霧」を撒けば技の大半を封じられるのである。上述の通り冥界の霧があるので2ターンごとに霧を撒く必要はあるが、あとは電撃属性に完全耐性を持つモンスターで弱点の電撃属性技を繰り出していけば勝てる。
その仕様上、スモールボディにより確実に先手で赤い霧を撒くことができ、電撃耐性もあるスライム一匹に完封されてしまう有様。
力押しではなく頭を使えば楽に倒せる…という点ではRPGのボスキャラに相応しいといえなくもないが…


主人公にに敗北しても尚「我輩は王として、決して誰にも負けるわけにはゆかぬ」と抵抗を続けようとするが、再び胸の痛みに襲われて中断。
そこで神獣たちが説得を試みる。


ノチョーラとして暮らしていた時間を
お前は屈辱と称したが はたしてそうだったか。

魔王と神獣という立場を忘れた あの時は……
たがいに協力し 楽しく暮らしていたはずだ。

それに人間のチカラも認めているのだろう?
でなければモンスターマスターなど使うまい。

彼らは 種族を越えて 魔物にも愛情を注げる。
その愛が 魔物を 大きく強く育てるのだ。

……どうだろう? 我らも 人間をみならい
あの頃のように ともに生きていかないか?


これを受けたマデュラージャは、


フッ……。何を バカなことを!


我輩たちは 闇の世界で生まれた者。

光の世界の者と 共存できるわけがない。


だが…………


魔界の門を閉ざさないと 約束するなら

しばらくの間は…… 休戦にしてやってもいい。


と返し、神獣もそれを受け入れる。
その後は主人公の強さを素直に認め、もしまた魔界に来ることがあれば魔物たちを鍛えてやってくれと頼み、時には自分も相手になることを約束した。

以後は部下の魔物たちも人間の力を認めたようで、経緯はさておきかつての黒幕が望んだ「人間と魔物が共存する世界」を作ることができたのだった。完全悪のラスボスと和解するのはシリーズの歴史でも非常に珍しく、エンディングの一枚絵にもしっかり登場している。

その後に神獣兄弟の語ったところによれば、マザーの暴走に巻き込まれた際にマデュラージャが本来持っていた邪悪な心が少し壊れてしまっていたらしく、それが理由で神獣たちの説得にも素直に応じたことが判明。たびたび彼を襲っていた胸の痛みは言わば「良心の痛み」の現れだったのである。

「また相手になる」の言葉通りエンディング後も魔王城の最深部におり、1日1回だけ再戦が可能。何気にアイコンが超生配合・改のものになっている。

この時のマデュラージャはHP9999・MP無限・攻撃力・素早さ・賢さが1600、守備力1000と言うステータスになっているが、2回目以降は毎回守備力が10ずつ、それ以外は100ずつ上昇していく。DQ9の大魔王の地図を彷彿とさせる。
さらに、特性の一部とスキルも毎回ランダムで変わり、確実な対策を立てることが不可能となっている。初戦時と違って通常攻撃も使うようになっており、上述の暴力的なステータスのせいで赤い霧戦法も通じない。
…もっとも、戦う前にセーブして何度も挑戦すればいずれは勝てるのだが。

勝つと、「超ちからのたね」などの希少なドーピングアイテムを貰えるほか、5日目には「力を分けた分身」として大魔王マデュラージャを仲間にできる。彼は通信コインで仲間にできないので、これが唯一の入手方法である。

【仲間として】

???系のSSランクで、ギガボディ、やみのはどう(固定特性)、AI3回行動、ギロギロ、せいぞんほんのうを特性に持ち、+25でときどき黒い霧、+50でしっぺがえし、+100でつねにマホカンタ、超ギガボディ化で秘めたるチカラが追加される。
合体特技はフォースドハック、合体特性は超やみのはどう。

ステータス面はHPと守備力が高く、MPと賢さが低い。
攻撃系の能力が低めなのでアタッカーとしてはイマイチだが、合体特技・特性を生かしての搦め手使いとしては優秀。
上述の通り潤沢なHPに加え、耐性もマヒ以外半減とやはり高いので、サポート役としては十分な活躍が見込めるだろう。

配合先は3種類で、デュラン×ダグジャガルマ×フォロボスとの配合でダークドレアムグランエスターク×キングヒドラ×ゴールドアクセルorゴールドマリンorゴールドウイングとの配合でグランドラゴーン、サイコピサロ×真・魔王ザラーム×マスタードラゴンとの配合で魔剣士ピサロが生まれる。

スキルは「魔王の力SP」。残念ながら固有スキルは持たせてもらえなかった。


【その後のシリーズにおいて】

  • ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP
他のジョーカー3モンスターたちと共に参戦。
こちらでは配合限定で、ガルビルス×真・魔王ザラーム×魔王オムド・レクス×魔戦神ゼメルギアスの4体配合で生まれる。配合の終着点の一角。
3D時代の配合の頂点であるゼメルギアスも惜しみなく使うため相当な苦行を強いられる。

特性面は大幅に変更されており、AI2~3回行動、ギロギロ、全ガードブレイク、やみのはどうを持ち、+25でときどき黒い霧、+50でつねにアタックカンタが追加される。

特性は非常に強力なものが並んでおり、性能面は凶魔獣メイザーの亜種といったところで、全or強ガードブレイクを生かした体技は強烈な威力。
さらにつねにアタックカンタのおかげで大半の物理はシャットアウト、呪文は黒い霧でシャットアウト、反則気味だがまもりの霧バグも完備と強い相手には一方的なまでの強さを発揮する。
しかし、そのつねにアタックカンタの反動で+50~99は HP基準値が1351しかない ため、つねにアタックカンタを貫通する技を食らうとすぐに沈んでしまうというJ3P時代はなんだったのかという極めてピーキーな性能。
間の悪いことに 同じつねにアタックカンタ+黒い霧(+マインド特性)で脳筋ゴリラの闇竜シャムダがそこら中に跋扈している ため、その対策としてそれを貫通できるステルスアタック、無双剣舞も他国マスターで人気となってしまい少々辛い。特に後者はまもりの霧も貫通する。
また、彼やメイザーのような黒霧体技型はそのシャムダと違いこのゲームの対戦の核となる口伝システムと相性が良くないので、その強力な特性のわりにモンスターマスターが使いこなすのもなかなか難しい、いつもの裏ボスパターンである。と言ってもWORLDやゼメルギアスなどと比べれば格段に強いのだが。

スキルは固有の「大魔王マデュラージャ」に変更された。



我輩の項目を追記すると 約束するなら

しばらくの間は…… 修正してやってもいい。











































我が名は 魔界神マデュラーシャ

魔界の覇者にして 不滅の王。


【魔界神マデュラーシャ】

大魔王マデュラージャが、主人公との戦いで力の探求を続けた果てに一つの答えを見出し、身も心も強く、美しく進化した姿。
かつてこの答えに辿り着いた者はこれを「進化の秘法」と呼んでいたらしい。
この世からマ素がなくなり全ての魔物が消滅しない限り、彼もまた永遠に倒れることはないという。
分かりづらいが、進化前は「マデュラージャ」で進化後が「マデュラーシャ」である。

濃い紫色の身体に8本の腕を持つ仁王像のような姿で、背中には光輪が顕現し、金色の壷のような玉座に座っている。立派な牙や上半身から突き出すトゲなど、進化前の面影もある程度は残している。
神へと生まれ変わったためか、口調も大魔王の頃に比べて穏やか且つ厳かなものとなっており、一人称も「我輩」から「我」に変わっている。

名前の由来はマデュラージャ+釈迦だろうか。

【ボスとして】

6日目にマデュラージャからこの姿に変化する。
超ギガボディにサイズアップしており、初戦時はHP9999・MP無限・攻撃力・素早さ・賢さが2100、守備力1050というステータスで、2回目以降はマデュラージャ同様に守備力が10ずつ、それ以外は100ずつ無制限に上昇していく。
戦闘前に「この姿の我は加減が出来ぬ」と言っていた通り、非常に暴力的なステータスに加えて超ギガボディの影響でダメージが限界突破しているため4桁ダメージなどザラであり、勝ち続けているとなんのバフもかかっていない通常攻撃だけで全体に数千ものダメージを与えてくるようになるなど、もはやチートいう言葉すらヌルい、不条理極まりない強さである。

マデュラージャ同様に特性の一部とスキルも毎回ランダムで変わり、確実な対策を立てることが不可能となっている。特に厄介なのは、こちらを耐性無視で状態異常にする合体特性「雷神(マヒ)」「あやしいひとみ(眠り)」「テンプテーション(混乱)」。
大魔王の地図と違ってHPだけは上昇しないため、これらが発動しないことを願いながら、超こうどうはやい持ちあたりに雷雲招来を連打させて1ターンキルを狙うのが一番手っ取り早いが、スキルの構成上「てんしのきまぐれ」を持っている場合もあり、運悪く復活されると次のターンで上記の状態異常が発動してブチ殺されてしまうことも。
リセマラすればいずれは勝てるとは言え、完全に殺るか殺られるかの超極端な性能であり、本作の世紀末的なバランスの極致と言える。

勝つと、進化前同様に「超ちからのたね」などの希少なドーピングアイテムを貰える(周回ごとに増えていき、最大10個)ほか、5日ごとに大魔王マデュラージャを仲間にできる。残念ながらマデュラーシャ自身はこの方法では仲間にできない。


【仲間として】

???系のSSランクで、位階最高位。
超ギガボディ、いてつくはどう(固定特性)、AI3~4回行動、プレッシャー、とうそうほんのうを特性に持ち、+25で即死攻撃、+50でアンチみかわしアップ、+100でつねにアタカンタが追加される。
合体特技はフォースドハック、合体特性は超やみのはどう。

WORLD×ダークドレアム×グランドラゴーン×魔剣士ピサロの4体配合で誕生する。本作の配合ツリーの頂点である。
これらのモンスターを生み出すには、当時行われていたドラクエ10や星ドラといった別作品との連動で入手できるモンスターが多数必要になるため、やはりかなりの苦行。親切なプレイヤーがカラーフォンデュ*2で素材を配信してることも多いため、そちらに賭けるのも手だった。
現在は家庭などのWi-FIでそれらのモンスターも入手可能になっているため、難易度はだいぶ緩和されている。

マデュラージャ時代とは打って変わって攻撃系のステータスが大幅に上がり、耐久面が大幅に下がっているという、ラスボス仲間であるガルマザードやダグジャガルマに似た配分であり、それらのモンスターほど極端ではないもののかなり脆い。
とはいえ総合的に見れば特性・耐性共に優秀であり、特性がまるで噛み合っていなかったり能力や特性がピーキーすぎたりと、やたらとクセが強かった他の裏ボス連中に比べれば、手堅くまとまった強さにはなっている。

前述の通り当初は位階最上位にして配合ツリーの頂点だったのだが、2017年4月のアップデートによりドラゴンクエスト ダイの大冒険のコラボモンスターが参戦してきたことで、位階8番目に陥落。
さらに、キルバーン×ミストバーン×大魔王バーンとの4体配合であちらでのラスボス鬼眼王バーンが生み出せるようになったため配合の頂点でもなくなった。
新作が出ることで最上位の座を明け渡すのはこの手のゲームでもよくあることだが、作品を跨がずに明け渡したのはマデュラーシャが初。

テリワンSPには超ギガボディがないため、マデュラージャと違い彼は出演させてもらえなかった。

【余談】

ドラクエX Ver.2のラスボスである創造神マデサゴーラとはいくつかの共通点がある。

  • 大魔王から神へと進化する
  • 名前が「マデ」から始まる
  • 大まかにいえば金と紫を基調とした体色と、腕と足の合計数が10本
  • 戦闘前の口上の酷似「簡単に壊れてくれるなよ?」(マデサゴーラ)「簡単に終わってくれるなよ?」(マデュラーシャ)

など。

無印版の裏ボスであるダグジャガルマが歴代ナンバリングのラスボスをつなぎ合わせたようなデザインだったので、マデュラーシャも同様にナンバリングラスボスであるあちらを意識したのかもしれない。



我と 同じ答えを 見出した者は

これを 追記・修正と 呼んでいた……。




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