デスタムーア

登録日:2015/10/01 (木) 16:14:09
更新日:2024/02/28 Wed 06:53:16
所要時間:約 9 分で読めます




フォッフォッフォッ。

黙ってあそばせておればいい気になりおって……。

そろそろわしのほうからお前達を潰しに行こうかと思っておったところじゃ。

それをお前達のほうからのこのこやってくるとはどこまでもおめでたいヤツらよ。

もはや名乗るまではないだろう。わしが全世界の主となる存在。デスタムーア様じゃ!

さあ来い虫ケラ共!

お前達がどれほど非力で不完全なものなのかをイヤというほど思い知らせてやろうぞ!

このデスタムーアこそが生きとし生ける者どもの王たる存在だということをなっ!








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『デスタムーア』とは『ドラゴンクエストⅥ 幻の大地』に登場するラスボス


なお緒方氏は後にドラクエ8にて主人公の祖父・グルーノを演じる事になる。


概要

『狭間の世界』の奥地にある城に住み、世界征服を企んでいる大魔王。
配下にムドーグラコスジャミラスデュランの四大魔王を従えている。

最初は老人の姿をしているが、主人公達の実力に応じて姿を変えていく。
9では敵の実力に応じて形態を変えるため、真の姿を見た者はいないとされている。

SFC版では第三形態が真の姿といった演出になっているが、
DS版では老人の姿の際に傍にあった球体がデスタムーアの核であると示唆される演出になっている。


大魔王と名乗るだけあってその能力は歴代の魔王達の中でも屈指であり、
劇中では『狭間の世界』を創造し『夢の世界』を具現化する等の途方のない事を披露してくれる。

配下の四大魔王達でさえ、デスタムーアとまともに戦う事すら出来ないほどの実力差がある。
つまり同じ土俵に立つ事すら出来ないのだ。


凄まじい実力を有するデスタムーアであるが、その性格は非常に慎重派であり策略家でもある。

まずデスタムーアは世界征服の際に最初にやった事は、自分にとって脅威になる芽を徹底的に摘み取る事だった。

  • 人々の才能の芽を開花させ、時には勇者を産み出す事があるダーマ神殿
  • 強力な武器防具から珍しい物まで所有するメダル王の城
  • デスタムーアすら恐れる究極呪文マダンテを伝える魔法都市カルベローナ

……これらを壊滅させた。

更には勇者にまつわる伝説を知る人物をことごとく抹殺、勇者の鎧を守るグレイス王国を結果的に自滅に追いやった。

しかしダーマ神殿などは人々の心に残り、カルベローナの民は自身の力で魂を夢の世界へと転移していた。
その事に気付いたデスタムーアは、夢の世界を具現化させ、その世界をも征服しようと企む。

そして夢の世界を具現化した後は、夢の世界を統治するゼニスの城を封印。
さらに『狭間の世界』に唯一侵入する能力がある天馬の存在を知れば、その天馬を石化させる。

そしてこれらの管理を四大魔王に一任する。

つまり主人公達が現実を移動出来るのはデスタムーアの力のおかげであり、
オルゴ・デミーラほどではないが、本編開始時点で侵略はほとんど済んでいたと言っていい。

また創造神グランゼニスと同じく世界=創造主のためデスタムーアが滅びると狭間の世界と夢の世界は消えてしまう。
ただし正確に言えば夢の世界はデスタムーアの力で見えるようになっているだけなので、現実世界の人々からは見えないけど存在している世界へとなる。
要するに本来の形(夢と現実)に戻ったということ。

例外として夢の世界を統治しているゼニスの城は天空へ浮いたまま、現実世界の人からも見えるようになった。
この城は後に天空城と呼ばれる事になる。

なお狭間の世界は跡形もなく崩れ落ちて消滅してしまった。ただしデスタムーアに拉致された人々は大賢者のおかげで助かっている。

……と、思われていたのだがドラゴンクエストモンスターズ2で狭間の世界が再登場。
ラストダンジョンであり、ドークから「この世界は何故か放置されていたので住み着いた」という旨の話が聞ける。
ただし3DS版の裏シナリオで明かされた真相を踏まえると、恐らくデスタムーアの作った世界とは別の箱庭世界と思われる。*1

ストーリー

夢と現実世界の侵略は四大魔王に任せ、デスタムーアは狭間の世界に引きこもり裏から様々な方面に手を伸ばしていた。

時折人々を狭間の世界へ拉致っては、『絶望の町』『欲望の町』『牢獄の町』に閉じ込めていた。
これは何かしらの能力に秀でた者を早めに摘み取ってしまい、同時にそういった優秀な人間から気力と魂を奪い糧にするため。
特に絶望の町は仮に人々が元の世界に戻れるという希望を手に入れたとしても、
帰る為にはヘルハーブ温泉に行かざるを得ず、無気力状態に突き落すというデスタムーアの底意地の悪い狡猾さが見える。

カルベローナの復活を感知すればマダンテの継承を恐れ、『バーバレラ』の後継者ブボールを殺害。
さらに主人公の存在に気付くやライフコッドを襲撃させる等、要所要所で主人公達の妨害を行っていた。

それなりに動いているが、デスタムーア自身が己の存在を厳重に隠すため、終盤まで存在を明かされない。
表向きはムドーにやらせ、積極的に前線で動く魔族の王暗黒神とは対照的な大魔王である。

そのせいか影が薄いと言われるが、魔界へ封印され身動きが取れず、部下のせいで影が薄くなったミルドラースとは違い、自分自身の意思で影を薄くしているという違いがある。
同じく手下の魔王を隠れ蓑にして暗躍していた大魔王はシリーズ屈指の悪のカリスマとして名高い。あっちは威厳溢れ最期の最後まで堂々としていたのもあるが。


漫画版



今この偉大なる暗黒神デスタムーアの手に依りて、刻は実を結び、愚かなる子羊共の頭上へ死の雨と灰を降り注がん。

その荘厳の極みの前に子羊共うなじたれ、慎みて骸とならん事を――



ゲーム版では狭間の世界を創った張本人だが漫画版ではその逆。
まったく何もない『』の状態であった狭間の世界に唯一生まれた生命体――それが大魔王デスタムーアであった。

己の鼓動の音しか聞こえぬ孤独に耐え切れなかったデスタムーアは友達を欲し、探しまくった結果主人公達の世界を発見した。

しかしその世界にデスタムーアの声は届く事はなく絶望。デスタムーアの深い絶望がスライムを産み出した。
デスタムーアは語り合う仲間を……魔物達を次々に創造していった。言わば魔物達のであった。


しかしデスタムーア達魔物は夢を見る事が出来ない。
夢は絶望から救う力であり、もう孤独に絶望したくはないデスタムーアは、
夢の象徴である勇者ボッツを取り込む事で、漆黒の夢を見る事が出来る究極生命体へと進化しようとしていた。


最終決戦の際にボッツがゲームでは使えない呪文でお馴染みのミナデインを使用した。
なおこのミナデインは世界中の数万数億の人々の夢の力が集結しており、ゲームの仕様で計算しても桁違いってレベルじゃない破壊力を有している。

6でのミナデインは4人で約600のダメージを与える事が出来る。
仮にここではミナデインを600ダメージ、世界の人口を1億人と仮定する。

そうするとボッツが放ったミナデイン150億という凄まじい威力を誇る事になる。


最後はミナデインに含まれる人々の夢の暖かさに触れ、核となる球体を残して消滅してしまった。
ボッツ曰く、この球体の中で本当の夢を見ており、次に再生した時には分かり合えるはずだと……。


なお漫画版では狭間の世界に集められた者達は、魔王達に夢を食べられ生きる気力を失った人々。
そのため生きる気力を与えれば勝手に元の世界へ帰ってしまう。




戦闘


第一形態

左右に2つの球体を浮かべた老人の姿で登場。
行動パターンリスト
Aパート:はげしく燃え盛る炎orいてつく冷気→通常攻撃or強化攻撃→マホカンタorBへ移行
Bパート:いてつくはどうorもうどくのきり→イオナズンor念じボール→めいそうorAへ移行

きんたm…球体から凍てつく冷気激しく燃え盛る炎念じボールを放ってくる。
他にもイオナズンマホカンタを唱えたり、猛毒の霧でこちらを猛毒状態にしたり、瞑想で体力を回復する。
もちろん凍てつく波動でこちらの補助効果を消しさる。

このように戦闘力は高く、小手先調べの形態だと思っていると痛い目に合う。
特に、無職&低レベルでクリアをする場合は球から出す技が全て防御無視攻撃のせいで苦戦しがち。ぶっちゃけここを突破すれば消化試合である。アストロンをレベル3で習得するはぐりんは必須。



第二形態



やはり爺の姿では失礼だったようだな……ではこれならどうかな?


逆三角形の厳つい魔王然とした姿へと変貌する。
SFC版では2つの球体が合体し、DS版では球体から飛び出した肉片が集合し、その中に球体が同化してこの姿へとなる。

行動パターンリスト
Aパート:通常攻撃、肩を怒らせ突進、スカラ、だいぼうぎょ、Bへ移行からランダム
Bパート:ルカナンorバイキルト→しっぷうづきorまわしげり→しゃくねつorAへ移行

見た目通りの肉体派の形態であり、1~2回行動の中でスカラやバイキルトで能力を底上げしてから襲ってくる強敵。
スカラで自身の守備力を高めたり、大防御でダメージを大幅に減らしたり、疾風突きで先制攻撃したり、灼熱の炎や回し蹴りで全体攻撃してくる。
幸い、凍てつく波動を使って来ないので、スクルトで対策しよう。その場合ルカナンが飛んでくるが。

突進は防御無視なので低レベルクリアを目指す場合はBに居座るよう祈るしかない。

ちなみにSFC版の疾風突きのモーションが、ビートたけしこと北野武のギャグ「コマネチ」に見えると言われ、ネタにされている。



最終形態



わっはっはっはっ! 愚か者め! お遊びはここまでとしよう!

どれ、お前達の体を引き裂き、その(はらわた)を喰らい尽くしてやろうぞ!



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     ノ\___| , '"´:/ ̄ _{__           "´`; '"´ /⌒}{r{ :::ii::: }r}{⌒V `丶 :'´`        __}_ ノ´ ̄`ヽ ゝイ  〉′
   厂ヽ`ヽノ ノ   〈:.. : :/   `ヽ          ;′ '"´〈 〈`{;人∧ハ∧人}´〉 〉 、 :'´`        / `ヽ  `丶 }:.:..._|/‐-、
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..    ` `ー‐'ー‐''"´< __,ノ´             ,:′,. '"   ` ―‐ ´   ゙丶、:,             Y´ ̄\^ー<___,ノ/  ノ,ノ
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巨大な顔を中心に両手が空中で浮いている、ポケモンのゴーストのような姿。
SFC版では第二形態が両腕を振り上げると顔と両手を残して肉体が消えてこの形態に。
DS版では両腕で大地を割った後、崩れていく肉体と共に球体が何処かに飛んでいき、空間を割りながら顔と手が出現する。
DS版での変身の仕方は漫画版からの逆輸入である。

顔と両手が別々の存在として扱われているため、同時に3体を相手にする事になる。

両手はそれぞれ1回行動だが、顔は1~2回行動であり実質デスタムーアは3~4回行動になっている。

行動パターンリスト
本体・Aパート:あやしいひとみ(強制睡眠)→おぞましいおたけび→メラゾーマ→いてつくはどう→こごえるふぶき→Bへ移行(1回行動)
本体・Bパート:メラゾーマ、イオナズン、火柱、マダンテ(HPが1000を切ってから使用)、いのり(マダンテ使用後)、Aへ移行からランダム(1~2回行動)
左手:通常攻撃、爪を振り下ろす、叩きつけ(固定100+α)、追い風、ザオリクからランダム(最後尾を攻撃する)
右手:通常攻撃、いてつくはどう、正拳突き、叩きつけ、ザオラル(SFC版は本体にのみ使用)


両手は主に打撃攻撃だが顔は全体攻撃や上級呪文攻撃という手段で、バランスよく主人公達を襲う。

初見では本体は顔だと判断し、集中攻撃をすると思うが実は個々で独立しており顔を倒しても戦闘は終わらない。
それどころか、右手はザオラル、左手はザオリクで欠けた存在を蘇生してくる。

SFC版では右手は左手にザオラルを使わないため、左手→右手→顔の順番で倒せばいい。
DS版では左手にもザオラル使うようになったため、バランスよく攻撃しなければならなくなった。

本編中に恐れていただけあってバーバラマダンテが有効。

ただし、封印した本人であるデスタムーアもマダンテを使ってくる。
自分が身に付けているからこそ、マダンテの恐ろしさを知っておりカルベローナを滅ぼしたのだろうか……。
この関係でMPは有限なので、アストロンで持久戦に持ち込めば低レベル無職でも勝てる見込みが出てくる。


DS版では倒すと最初に肉体が消え、最後に残った球体が砕け散る。
上述したとおり漫画版でも肉体が消えた後、核である球体が残されている。



……と、ここまでは強敵と言った風情があるデスタムーアだが、
普通にプレイしているとここまで来た段階で自パーティは職業の恩恵や特技によって過去作の同様の時点とは比較にならないほど強いため、
むしろレベル上げなどを意識せずともあっさり倒せることもしばしば。
(ただし、前述の通り最終形態は左手のザオリクという初見殺し極まりない行動が存在するため、情報抜きでやると全滅しかねない)

また、それ以上に裏ダンをクリアするとその印象が一変してしまう。




VSダークドレアム


全ての原因は彼『破壊と殺戮の神ダークドレアム』のせいである。

エスタークの都市伝説を取り入れたため、
20ターン以内に倒すとダークドレアムは主人公達の打倒大魔王という願いを叶えてくれるのだが……。


まずデスタムーアが厳重に警戒していた狭間の世界のデスタムーアの城の、さらにデスタムーアの眼前に主人公達を連れて転移する。

「な、なんじゃ、お前達は!?」

……と、突然現れた巨人に狼狽える大魔王デスタムーア。
これまで長い歳月をかけて不安要素を潰して来たのに、
見知らぬ魔神が不可侵の領域に転移して来たのだから、驚くなという方が無理がある。

「この者を倒せば良いのだな? 容易い事だ……」

さらに煽られた為、激怒したデスタムーアはダークドレアムに挑む事になるが……。


第一形態

な、何を言っておるのだ。
愚か者めっ! 思い知るがいいっ!

  • まず、デスタムーアは激しく燃え盛る炎を飛ばすが、全く通用しない。
  • 次に凍てつく冷気を飛ばすが、ダークドレアムはそれを受け止めて投げ返す。
  • 冷気がデスタムーアに当たり、578のダメージ。
  • イオナズンを唱えても余裕綽々。
  • デスタムーアは輝く息を吐いた! ダークドレアムは涼しげだ!
  • おもむろに攻撃すると(エフェクトはベギラゴン)9999のカンストダメージを叩き出す。


第二形態

お、おのれ……。
こざかしいヤツめっ!

  • 変身し、肩を怒らせ突進してもびくともしない。
  • ルカナンも効果なし。
  • 灼熱の炎を吐くが、見てからの追い風で跳ね返される。
  • デスタムーアに753のダメージを与える。
  • 「かくなるうえは……」とスカラ×2+バイキルトのドーピングを施して突進を敢行するも、オーラだけで跳ね返される。
  • ムーア「うぎゃあっ!」


最終形態

はあ、はあ……。
もう許さぬぞ……。

遂にわしを怒らせたな……。

  • 怒りが頂点に達したデスタムーアは左手でダークドレアムを掴み、握り締めるが、ダークドレアムが「ふんぬっ!」と力を入れただけで左手が吹き飛ばされる。
    ムーア「うげっ!」
  • 妖しい目つきで睨んでも知らん顔。
  • 火ばしらで攻撃しても全くダメージを与えられない。
  • ドレアム「さて……お遊びはここまでだな。そろそろ終わらせよう……」
  • ムーア「な、何っ!?」
  • ダークドレアムの攻撃!
  • イオナズンマヒャドギガデイン、ビッグバン、マダンテ、ジゴスパーク(注:あくまでエフェクトです)
  • ムーア「いったい、どう言う訳なんだ……」
  • 残っていた右手と頭が木っ端微塵になって死ぬ。


と、ゲーム上でも設定上でも歴代屈指の大魔王であるデスタムーアの能力が一切通じず、ダークドレアムのたった一度の攻撃(6回)で瞬殺。
何が起こったのかも理解できずに死ぬという、見ていて可哀想になるぐらい酷い負けバトルをプレイヤーは見せつけられる事になる。
が、普通に戦うとデスタムーアはやっぱり強い。ダークドレアムあんたおかしいよ……
戦闘勝利時に必ず表示されるはずの「デスタムーアを やっつけた!」の一文すら無い。ダークドレアムにとっては戦闘ですらなかったのか…

このイベントはプレイヤーに凄まじい印象を残し、デスタムーアと言えばこのイベントと言われる事になる。
そして時は流れ、歴代DQの名シーンがダイジェストで流れるDQ11の真エンディング内にて、DQ6からは この戦闘が流れる こととなった。


第2形態で戦う。
他の魔王たち同様にカードを使えば『とどめの一撃』を使う事が可能。
レジェンド大魔王カードを使えば、宿敵ダークドレアムと戦うこともできるがほぼ原作再現される。
というのも本作のデスタムーアの攻撃は打撃属性が主体であり、ドレアムの打撃耐性に阻まれダメージが伸びない上、相手は弱点の雷属性攻撃を2種類所持(+他の技も高火力)しているため。
本人の名誉の為に言っておくが、ムーアを含め大半の大魔王は雷弱点であり相性の関係でドレアムに勝てる方が少なく、特段彼だけが弱いという訳ではない。


ムドーが背後に強大な炎を発生させ、最終形態のデスタムーアがその炎を割って登場し「イオグランデ」を唱える。
エフェクトを見る限り、ムドーを巻き込んでいるように見えるが、突っ込んではいけない。

本作では幻魔王デスタムーアという肩書きを得ている。
幻魔王マガルギとの関係性は不明。

OPでは第二形態の姿でナインと戦っている。


本作における元凶。

すこし前にテリーが配合でデスタムーア(最終形態)を生み出したが、デスタムーアの力はテリーのマスター能力を完全に超えていた。
そのため、テリーは使役するどころか逆にデスタムーアの魔の力に取り込まれてしまう。

そして、デスタムーアはテリーに邪の宝玉を授け、テリーは行方をくらまし、邪配合に手を染めていくことになった。

なお、その後の動向は不明である。

  • モンスターズシリーズ
初代テリワンから登場。3形態とも参戦。
ゾーマにミルドラース(形態はどっちでも可。血統をどちらにしても可)で第一形態が誕生する。ED後に行ける頑固爺さんの家の旅の扉のぬしとして出るのもこの形態。
第一形態にさそりアーマーで第二形態が誕生。そこに直属の部下であるムドーを加えると最終形態になる。更に最終形態にわたぼうを加えると宿敵ダークドレアムになる。
2では第一形態の片方をキングアズライルで、第二形態は相手をタイタニス、最終形態はムドーの代わりにポセイドンかダークマターで代用できるようになった。
尤もポセイドンを作るのにムドーが必要な為、図鑑埋め以外ではむしろ手間は増えている。

初代JOKER~2Pでは最終形態のみ参戦。初代のみ悪魔系。
ミルドラースとエスタークで生まれる。
2以降はメガボディ(2枠)モンスターとなったが、本作では賢さや素早さとMPの需要が低く、*2
死にステに能力配分を多く割かれてしまったデスタムーアは魔王系最弱とまで言われてしまった。一応耐性は状態異常やブレスに対しては完壁ではあるのだが。
2Pでは行動回数が最大3回に、攻撃力もアップと強化されはしたものの追加特性の凍てつく波動*3といきなり冥界の霧*4の相性が最悪で、
相手にバフが掛かっているとそれに反応してしまい 相手側の冥界の霧だけ消して自分だけ回復できなくなる というアホの子になってしまった。
前述した通り、攻撃力は上がったがそれ以上にAI複数回行動の影響で他のステータスが下がってしまった。*5

テリワン3Dでは久し振りの全形態復活に加え、最終形態の両手も 単独モンスターとして 登場。第一形態から順に、
『デスタムーア』(1枠)、『魔王デスタムーア』(3枠)、『大魔王デスタムーア』、両手はそれぞれ『大魔王の右手』、『大魔王の左手』となっている。
配合パターンも変更され第一形態はアクバーとサンダーバードで生まれ、
第二形態はそれにタイムマスター、シールドオーガ、死神の騎士のどれかで生まれ、最終形態は更にデスピサロを加えると生まれる。
ちなみに両手はそれぞれ、デッドマスカーにりゅうおう(人型)かオルゴ・デミーラ(人型)で右手が、ハーゴンかミルドラース(第一形態)で左手を生み出せる。

前作でアホの子扱いの原因であったいきなり冥界の霧は赤い霧*6に差し替えられた。
パーティーの真ん中に手が無い(or極端に短い)2枠を、両手を先頭と最後尾に配置して、大魔王○○と、
いうスクショ一発ネタが一部で流行ったとか。多かったのは分かりやすく手の無いスラッピーとの組み合わせ。
最終形態とゾーマ、ミルドラース(第二形態)、オルゴ・デミーラ(第二形態)でラプソーン(小)を生み出せる。
イルルカでは配下のデュランとの配合で再び宿敵ダークドレアムを生み出せるようになったとか。

JOKER3では再び最終形態のみで、両手もセットに戻ってきた。
自身の両手は個別にはいないもののガルマッゾ、ガルビルスという手の形をしたモンスターがいるため、両手ネタは思わぬところで続いていた。


グギギギ……な、何故だ……。

この私がこんな虫ケラ共に荒らされてしまうとは……。

い、意識が、薄れてゆく……。

私の、私の項目が……崩れ……、

ぐはっ!!


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最終更新:2024年02月28日 06:53

*1 狭間の世界は『無』が広がっているだけの世界であり、デスタムーアはそこに地形と町を作ったと思われる。また漫画版ではこの狭間の世界から唯一産まれた生命体とされる。

*2 素早さは先制で撃てる疾風突きの使用率が高く、賢さは呪文の威力に影響せず、MPはMP自動回復があればまず枯渇しない

*3 ターン開始時に確率で行動とは別に凍てつく波動を使う

*4 戦闘開始時に回復をダメージにする同名の特技を使う

*5 彼に限らず、2PではAI複数回行動持ちに理不尽レベルに弱体化が入った。

*6 お互いにしばらく斬撃属性の特技が使えなくなる