不破優月

登録日:2021/02/05 Fri 20:22:20
更新日:2023/08/25 Fri 10:26:41
所要時間:約 5 分で読めます




「全員分の私服 2日分考えんのエグすぎるしね」


不破(ふわ)優月(ゆづき)は『暗殺教室』の登場人物のひとり。

CV:植田佳奈
演:武田玲奈

目次


【プロフィール】

コードネーム:このマンガがすごい!!
座席:前から3列目、廊下側から6番目
出席番号:E-21
誕生日: 2月9日
身長:160cm
体重:45kg
カップ:B
血液型:B型
得意科目:歴史
苦手科目:数学
所属部活(過去):漫研
宝物:親から継いだドラえもん初版全版
趣味、特技:少年誌鑑賞
好きな食べ物:エレファントホンマグロ、ガララワニ、宇治金時丼など多数
将来の目標:編集者
少年誌を見せると:集中線を足したくなる
青年誌を見せると:真っ赤に照れて黙り込む
選挙ポスター:進め一億 総アニメ化計画

【概要】

椚ヶ丘中学校3年E組おかっぱボブヘアが特徴の女子生徒。
固有スキルは「漫画王」。
E組随一の漫画好き且つ妄想大好きっ娘。
しかしその妄想は設定が甘くよく原寿美鈴や茅野カエデ潮田渚にツッコまれるのがお決まりである。

例を挙げると

殺せんせー堀部糸成が兄弟である件について

殺せんせーと同じ種族らしきタコ達が暮らす王国が攻められている

王様の判断で殺せんせーと糸成は逃亡する

殺せんせーが矢を受けて川に転落

糸成に向かって「弟よ 生きろーーっ!!」と言い残して生き別れになる。

成長した2人は兄弟と気づかず宿命の戦いを始める




茅野「…うん………でどうして弟だけ人間なの?

この疑問に対して不破は突然変異と答えるなど結構プロットは適当である。

座席に上記のような聞き上手で高い突っ込みスキルを持つことに加え、仮に妄想力が暴走してもブレーキを掛けて現実に繋ぎ止める面子に恵まれていることから彼女の漫画脳は正に理想的な形で日々鍛え上げられている。

最近の彼女のブームは少年誌のグルメ漫画らしく、そこから仕入れた料理のウンチクを披露してみせるが技術的に高度すぎたり材料が高価だったりと、学校の家庭科レベルではあまり役に立たたない。
結局殺せんせーに味を直してもらうことになったり、有名海賊漫画の主人公の必殺形態の真似をして蚊取り線香の煙が目に染みたり、水泳漫画から得たイメージと知識で布団の上でならどんな泳ぎ方も再現できるが、実際の水の中では…お察しください、と常に漫画で得た知識が効力を発揮できるとは限らないのが玉に瑕だが……我々も日頃よく痛感するように現実は甘くないということだろう。
現にこうした漫画好きが仇となって次週のジャンプが気になるあまり、勉強に集中できなくなった結果、苦手科目の数学の成績を拗らせてE組落ちするという好きなことに熱中するあまり他に目がいかなくなるという我々の多くにも覚えがあるであろう悪癖を抱えているのが玉に瑕。
やりたいことに励むのは大いに結構だが、様々な義務や職務といったやるべきことを蔑ろにしていい理由にはならないという教訓であろう。

【能力】

射撃や体術というフィジカル面では平凡な腕前しか持たないが、その漫画脳及び妄想力と柔軟な状況判断能力と生徒達の中で2位を誇る情報分析力はダテではなく、決して侮って良いものではない。
例えば、夏休みの南の島編ではクラスの半数が感染した毒を盛った犯人を見事当てたり、
殺せんせーが下着泥棒及びド変態の容疑をかけられた時には「殺せんせーの事を知る何者かのなりすまし」である事も当てたり*1
死神が花束に盗聴器を仕込んだ事には「逆に言えばこちらの事情には詳しくないからこうする必要があった」事を見破る等、探偵漫画を通して培った推理力は素晴らしい。
烏間先生からも優れた諜報員としての素質があると高く評価されている。

他にも一度見た他人の顔や、細かい情報もしっかりと覚えているという高い記憶力と一歩引いた独特の視点から、状況をよく把握して誰にでも分け隔てなく絡んでいくため、周囲の行動を自然と円滑にするという潤滑油としての役割も担う。
父、兄と三代続くジャンプっ子*2だが、サンデーやマガジン等といった他の少年漫画雑誌にも精通しており、漫画を通して鍛えられた想像力と観察眼を用いた活躍でクラスにも貢献できていることから、「漫画だけには金を惜しまない」という彼女の親の教育方針は無駄ではなかったようだ。

【人物関係】

同じく2次元好きの竹林孝太郎とは、彼が美少女モノ系、不破は王道少年マンガ系と好きなジャンルが違うので、一度マンガについて語ったら価値観のズレにより戦争に突入しかけてしまった事があり、それ以降は一歩引いているとか。
どの世界でも「燃え」が好きな勇士と、「萌え」が好きな紳士はなかなか相容れないのだろう。
また、「少」年誌を読むと「集中線を足したくなる」一方、「青」年誌を読むと「真っ赤になって黙りこくる」らしい。
中学生女子らしい可愛らしくたまらない反応である*3

【余談】

なお、上記のような「メタ発言」をする唯一のキャラであり、
毒を盛った犯人を当てた際は流れで文庫版が出た前作をステマ(というか作者本人が宣伝したらステルスもクソもないが)したり、
学園祭編にて修学旅行編に出た不良がどんぐりつけ麺を食べた際「8ページくらいかけてリアクションさせたかったがそれは他の作品の独壇場」と発言したり、
作者が何か言いたい事は彼女に代弁させるとやりたい放題である。作者によれば、初期設定ではツッコミ役だったそう。
余談だが、狙ったかどうかは不明だが中の人は文庫版が出た前作にも出演している(ちなみにガストロの中の人主人公である)。

コードネームは「このマンガがすごい!!」。考案者は杉野友人
理由は「毎日色んなマンガを仕入れて紹介してくるから」だが、
どう考えても、毎年発刊されるあの注目マンガ特集の雑誌である事に疑いの余地はなかろう。



「追記・修正女王に 私はなる!!」

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最終更新:2023年08月25日 10:26

*1 なおこの時は「ヒーローもののお約束!」と目を燃やしていた

*2 ただし好きな言葉は友情、特殊能力、勝利でそこに努力の文字はない。実際、現在の編集部と所属している漫画家たちも昔ほど三原則には拘っておらず、「今はそんなテーマ」はないとジャンプ+のルポマンガを通して公式に宣言している

*3 少年誌に比べて進みすぎとも言える性的描写の多い少女漫画についても同様の反応