暴魔百族(高速戦隊ターボレンジャー)

登録日:2021/02/12 (日曜日) 12:17:00
更新日:2023/04/17 Mon 20:20:54
所要時間:約 10 分で読めるってんだ






2万年にも亘る永き封印の恨み、今晴らす時が来た!

我が暴魔百族を次々と甦らせ、今度こそ地球を征服するのだ!!


暴魔百族(ぼうまひゃくぞく)とは『高速戦隊ターボレンジャー』に登場する敵組織の名称。


概要

二万年前の地球で猛威を振るった暴力と魔力を尊び、世界支配を目論む魔族。
当時聖獣ラキアの力で封印されたが文明の発達と環境の破壊によりそれが弱まり、復活した暴魔獣イワガミボーマの手で封印が解かれた。
後に、聖獣ラキアの封印を破り出現した背後に日輪を施した夜叉像にも似た本拠地にして飛行要塞「暴魔城」を拠点に、人類を滅ぼし地上を支配せんと総攻撃を開始する。

基本的に暴魔は破壊と殺戮を好む者が多いが、中には
  • ラゴーンの支配から逃れた者
  • ラキアの心に感銘を受け改心したアラクレボーマ
  • 弟の炎魔が傷つくのに耐え切れず争いをやめた氷魔
  • 相撲をとることだけが目的のスモウボーマ
  • ラゴーンに逆らい鈴に封印されたスズナリ一族のスズナリボーマ=リン
  • 太古の昔に人間と恋に落ちたキメンボーマ
のような者もいる。OPで「愛を知らない悲しい暴魔」と謳われるが、意外と愛を知ってるやつが多い気がするのは気のせいだ。
特徴として名有りの幹部達全員が暴魔獣を巨大化させる力を持つ。
ちなみにジゴクエボーマや劇場版に登場したジャシンボーマは前述の手段とは別の形で巨大化していた。*1

終盤では108匹の暴魔獣が封印されている大封印を巡ってターボレンジャーと戦うも、ネオラゴーンが倒され、暴魔城も破壊された際に108匹の暴魔獣も消え去り、事実上壊滅した。

構成員

首領

声:渡部猛
「暴魔神」とも呼ばれ同族から崇められる暴魔百族を束ねる首領。
外見は妖怪化した仏像のような姿をした怪物。
普段は城内にある「大帝の間」に鎮座している。
ヤミマルとキリカの策略によりターボレンジャーに倒されるが、その怨念は強く、彼をネオラゴーンへと強化させた。
詳細は個別項目を参照。


幹部

  • 暴魔博士レーダ
演:石橋雅史
アンモナイトみたいな頭の暴魔百族の頭脳派で、組織のNo.2。尻尾が生えた古代人とは無関係。
先端部に水晶球が埋め込まれた笛にもなる「魔笛透視杖」が武器。
強力な暴魔力から生み出す多彩な妖術を操り、ビームを発射して攻撃する事も可能。

そんなレーダも度重なるラゴーンの怒りに追い詰められ、第30話で暴魔百族の守り神たる超魔神ボーマを引き連れて出陣。
脱ぎ捨てたローブで周囲を暗闇に変えて、全身から光線を発射して攻撃し、持ち前の妖術でウーラーの幻影や倒されたジンバ&ジャーミンの亡霊を操りレッドターボを追い詰める。
しかし、ターボロボとターボラガーが引き起こした奇跡の光で術が打ち消され、GTクラッシュによって倒されるのだった。

初期の放送ではOPテロップで「レーダー」と誤植で表記されていた。 
設定段階だと漢字表記で「霊丹」という名前だった。


  • 暗闇暴魔ジンバ
声:平井誠一
鎧武者の姿をした幹部で、実直な性格をした武人気質の男。
二振りの日本刀「暗黒魔神剣」が武器とする二刀流の剣士であり、刃からピンク色のビームを飛ばす事も可能。
また眼から火炎弾を発射するなど妖術にも長ける。ヤミマル登場以前はレッドターボの好敵手だった。

かつては人間で愛する姫のために戦った武人であったが、ある戦で瀕死になった際にその様子を姫に馬鹿にされて見捨てられた末に一度命を落としてしまい、人間に絶望した怨念で暴魔となって現在に至る。*2
そのため恋愛感情を憎んでいる。

28話で度重なる失敗に対するラゴーンの怒りを鎮めるべく、「暗闇魔神剣ニ刀流」でターボレンジャーと戦うがGTクラッシュとターボレーザーで倒される。
その後ヤミマルによって巨大化し、その操り人形としてターボロボと戦う。
ロから出した蜘蛛の巣状のビームでターボロボを合体不能にするも、突如現れたターボビルダーの前に敗れた。

モチーフは埴輪。


  • 姫暴魔ジャーミン
演:岸加奈子
冷酷で嫉妬深い平成初の女幹部。
「戦士は星のように孤独」という心情を掲げる苛烈な武闘派。
その美貌の裏には蛇女の本性が隠れており、劇中では蛇の顔に変わる場面もあった。
戦いでは「魔変毒蛇鞭」と名付けられたを操り口から赤色の蛇型のビームを発射する事も可能。
幹部の中では人間に近い姿をしているが、ジャーミン自身は人間を見下しており、(理由は不明であるが)家庭や家族愛などといったものを嫌っている模様。ちなみに血は緑色である。
劇中ではズルテンやスズナリボーマを鞭で制裁する等、仲間に対しても冷酷な一面もあるが、ジンバが戦死した時は悲しむそぶりを見せていた。

第29話では体内に封印されていた相棒であるクロコボーマと共に奮闘するも、最期は健闘むなしくブラックターボのハンマーブレイクを受け戦死。次の回ではレーダの術でジンバ共々亡霊として再登場していた

設定段階だと漢字表記で「蛇悪魅」という名前だった。


  • かっとび暴魔ズルテン
声:梅津秀行
強者に弱く「長い物には巻かれろ」を地で征く暴魔百族のムードメーカーなお調子者。
「~ってんだ」が口癖。
「かっとびズルテン号」という自動車形態に変化できるのが最大の特徴で、他の幹部達の乗り物としても活躍する。
「ズルッポ吹き矢」と呼ばれる吹き矢を打ち出す巻き貝型の笛が武器。その他にスリングショット「ズルパッチン」も使うトリッキーな人物。左腕にはバックラーを装着している。
第34話では裏技として「ズルテンガス」という吸った人間をたちまち眠りにつかせてしまう放屁催眠ガス攻撃を繰り出した。
発明家としての技量もあるのか、第37話ではズルテンガスの応用でもある裏技その2で、自分の分身である機械生命体「ズルテン・メタルタイプ」を作り出したこともある。

その心情からラゴーンへの忠誠心は薄く、地位的にも他の3幹部よりも格下に位置する。
劇中ではヤミマルが反旗を翻した際は真っ先に裏切って流れ暴魔陣営に寝返り、ラゴーンがネオラゴーンとして復活した際も躊躇いなく流れ暴魔陣営を裏切る等、名前通りのずる賢さを見せつけていた。

最終回までなんとか生き残るが、冒頭でガーゾックで出撃し攻撃した際にターボビルダーに撃墜されて断末魔を上げながら墜落するという呆気ない最期を迎えた。


流れ暴魔

二万年前、ラキアの封印を免れた暴魔が人間と交わることで生まれた半人半魔のハーフ。
緑色の血を持つ純粋な暴魔とは違い、人間と同じ赤色の血を持つ。
シーロンですらその存在を知らず、臭いすら感じさせなかった。
レーダをして「暴魔百族にも加えてもらえぬ半人前の暴魔」と見下しているが、その存在はターボレンジャーと暴魔百族の戦いに大きな波乱を巻き起こしていく。
地位的には差別階級に位置するのだが、オマモリボーマカガミボーマなど流れ暴魔に忠誠を誓う暴魔獣もしっかり存在する。


  • 流れ暴魔ヤミマル流星(ながれぼし)(ひかる)
演:田中良典
第14話にて初登場。
「さすらい転校生・流星光」の名前で、五人の通う都立武蔵野高校に何の断りもなくやって来る。
学ランとハンカチに施された流れ星の刺繍がトレードマーク。
しかし、
  • 授業中にいきなり校庭からサッカーボールを蹴り上げる
  • 口笛と共に三年A組に上がり込んでは大地の席に強引に座ろうとする
  • 部活にいそしむ洋平、俊介、力にちょっかい出す
  • 練習中にバトンを木の枝に飛ばしてしまったはるなにハイジャンプでそれを手にして、ハンカチで汚れを拭きながら手渡す
  • 音楽室で「ハンガリア狂詩曲第二章」を背を向けたり逆立ちしながら弾き鳴らし女子生徒を釘付けにする
といった風に濃過ぎる存在感を見せつけた。
第22話で武蔵野高校を自ら退学して以降は、本格的に第三勢力として活動することになる。

初登場時は土蜘蛛と山賊を合わせたような風貌で、背中に「ヤミクモ」という土蜘蛛*3を飼っている。
ヤミクモは口から糸を吐き出し、それから闇槍()・鎖鎌・闇斧(斧)・流星剣(青龍刀)・・流星銃(光線銃)といった様々な武器を錬成、ヤミマルはこれらを使いこなしターボレンジャーに牙をむく。
特に、流星剣はターボレーザー・プラズマシュートをも切り裂くほどの切れ味を持ち、刃を光らせ相手を切り裂く必殺技「ヤミマル流星剣」や剣先から光線を繰り出すことも可能。
更に、キリカと出会った時に赤鬼を思わせる鎧甲冑姿にパワーアップ。新たな技としてドロップキックを使うようになる。
一時期はラゴーンに変わり暴魔百族の首領となり、2万年も培った憎しみを糧に人と暴魔の支配者にならんと目論んだ。
パワーアップ前後問わず、戦闘時に仮面を被る事がある。

キリカと違って生まれてから現在に至るまで流れ暴魔として生きてきたためか、人間と暴魔両方に対する憎しみが深く、終盤でキリカが改心した後も信念を曲げなかった。
ターボレンジャーやキリカの説得にも耳を貸さず、配下達を失いながらも支配者になる野望を諦めなかったが、ネオラゴーンとの最終決戦で幻影を作り出すヤミマル闇隠れで攻撃するも見破れて敗北。
その後、ネオラゴーンがターボレンジャーに倒され、野望が潰えた事で「もはや生きる価値の無い男」と自嘲しながら崩壊寸前の暴魔城と運命を共にしようとしたものの、直後にレッドターボから「月影さんを一人にする気か!?」という叱咤を受けてようやく改心して生還。
卒業式の日にカジュアルな服装で小夜子と共に生きる決意をして力達に別れを告げた。


  • 流れ暴魔キリカ月影(つきかげ)小夜子(さよこ)
演:森下雅子
流れ暴魔の紅一点。第28話でヤミマルの夢の中に現れて、第31話で本格的に登場。
「月影小夜子」の名の眼鏡っ子として都立武蔵野高校に通っていた。
力たちターボレンジャーとはクラスメートにあたるが、クラスの中では浮いた存在だった。
キメンボーマと人間の女性との間に生まれたキリカは二万年もの間魔界で育てられ、最後の十八年間は人間として生活していたが、18歳の誕生日が近づくにつれて暴魔の力に目覚めていく。*4
そして、運命の「赤い糸」に導かれるまま流星ことヤミマルと出会い、流れ暴魔に覚醒。眼鏡も犠牲になった。
ジャーミンの後釜として激しい憎しみの心を目覚めさせ、ヤミマルに似た赤い甲冑と森高千里を思わせるミニスカ姿で力たちに襲い掛かっていく。
第36話ではイエローターボ/日野俊介の初恋の人こと「サヨちゃん」だということが明らかになる。幼少期、よそ者である彼女がいじめられた記憶は彼女の人間への憎しみの根源にもなっているが、両者がそれに気づくことはなかった。
武器は「スカーレットビーム」を放つ「月光剣」とリングナイフ。また左手から黄色い光線を出して相手を拘束する事が可能。
44話ではオマモリボーマの助言により呼び寄せたヨロイボーマと合体して強化形態のヨロイキリカとなっていた。レイピアと盾を持ち、レイピアからの光線で攻撃するもレッドターボによって元に戻る。翌年の敵幹部もキリカと同じ手段で1話限りのパワーアップを披露していた。

なお、この二人の赤い糸は文字通り実体化し、それを用いて攻撃することも可能で、39話では蜘蛛の巣状の赤い糸のバリヤーを作り出した。
また、この糸は最終回でも重要な役割を果たす。

聖なる孔雀の涙は探していない。


  • 流れ暴魔カシム
演:大月ウルフ
第47話で初登場した流れ暴魔の老人。首からぶら下げたメダリオンから暴魔力を放つ。
前話におけるターボレンジャーとの戦闘の中、ヒトツメボーマを利用したラゴーンの策略で負傷したヤミマルとキリカを救い、変身能力を失った2人に対して戦いをやめるよう説得していた。
その正体はキメンボーマであり、キリカの実の父親。当然ながら流れ暴魔ではなく暴魔獣の人間態である。
今でこそ平和を望む善玉怪人であるが、かつては「暴魔百族で一番凶悪な暴魔獣」と恐れられていた模様。
2万年前に瀕死の状態で倒れていたところを人間の女性(のちのキリカの母)に救われた事で愛と優しさに目覚めて人間と暴魔の共存を信じるようになった。*5

第48話でゴムゴムボーマにされた小夜子と流星を救うが、皮肉にもネオラゴーンの攻撃により二人は再びキリカとヤミマルに変身してしまう。
瀕死のキメンボーマは(2万年前に撮ったと思われる)キリカの母の写真が入ったメダリオンをターボレンジャーに手渡し、キリカ=小夜子を救ってほしいと願いを託して息を引き取った。


  • 暴魔蝙蝠ドラグラス

若き命の匂いを振りまくのだ!
その匂いに釣られて,ドラグラスが2万年の眠りから目を覚ますのだ!

「伝説の大怪鳥」の異名を持つ流れ暴魔の守り神。
外見は銀の鎧を纏った翼竜蝙蝠が混ざったような怪物。
ヤミマル達流れ暴魔が騎乗する足代わりだが、翼にミサイル、胴体に装備したガトリング砲で武装しておりサイボーグっぽい。

32話でカガミボーマが攫い洗脳した若者達を洞窟内でディスコダンスを踊らせ、キリカとヤミマルも同じく踊る形で復活を果たした。42話ではデビルボーマが呼び寄せた事もある。
ラゴーンがネオラゴーンとして復活した際にはネオラゴーンに就き、47話で体内に封じられていたドラグラボーマを復活させたが、最終的にネオラゴーンを裏切りヤミマルを守るためにフーインボーマに体当たりして爆散した。


暴魔獣

今週の怪人枠となる暴魔百族の下に集う魔物の総称。
2万年前の戦いに於いて地球各地に封印されており、「大復活!」の呼び声でラキアの封印を解かれることで復活し悪事の限りを尽くす。
とはいえ上述の通り性格に善悪の個体差があるので微妙に統率力には難があった。


ウーラー一族

今作の戦闘員となる暴魔百族。
戦闘員枠としては珍しく種族として確立しており、族長や行動隊長やらがいる。
その数は「ウーラーの数は無限だ!」と評される程無尽蔵に存在しているが、殆どの同族は「ウーラー街道」と呼ばれる土地に封じられているため劇中では其処まで湧かない。
地位は低く、ジャーミンからは「最下級の兵隊一族」と蔑まれているが、種族全体でラゴーンへの絶対の忠誠心を持ち、死を恐れず戦う兵士と化している。


  • ウーラー兵
暴魔城と共に復活した最下級の暴魔。
「湧け、ウーラー!」の掛け声で呼び出され、行動隊長ウーとラーに率いられる。骨ピッケル「蛇骨剣」が武器。
4話からはダンゴボーマから伝授された、二人一組で球体になる「ウーラーダンゴ」を使うようになる。
11話ではウーラー族長であるウーラーボーマが登場。
無限に湧き出るためのウーラー街道を発見後、無数のウーラー兵が東映アニメーション本社を含めたありとあらゆる場所に出現。
さらに、高速回転し地中に潜り込んだ後、わが身を人柱として大爆発し地割れを巻き起こす「ウーラー人柱」を披露している。

  • 行動隊長ウー、ラー
ウーラー兵を率いる2人の部隊長。
身体の色が赤く染まっているのが最大の違いで、行動隊長らしく人間の言葉を介していた…が、最終的には何も喋らないただの色違いの戦闘員となった。

  • ウーラーボーマ
声:丸山詠二
11話で登場した「ウーラー一族の英雄」「ウーラー一族最強の勇者」の異名を持つ暴魔獣。
かつて「ウーラー街道」と呼ばれ、大量のウーラー兵が眠っている国道44号線から同胞を目覚めさせて地上を同胞で埋め尽くすことと画策。
夥しい数のウーラー兵を街道から呼び出して大暴れさせただけでなく、更なる破壊を求めて同胞を地底に埋めさせて爆発させ街道の封印を解く「ウーラー人柱」を実行しようとした。


所有兵器

  • ガーゾック
暴魔百族の戦闘機。
機首からビームを発射し翼を折りたたんで地上を爆走する事も可能。
第29話ではジャーミンも搭乗。ラガーファイター完成の時間を稼ぐため大地が駆るターボトラックを追い詰めた。

  • ガラバー
暴魔百族の所有するバギー。
暴魔獣レーサーボーマ専用のガラバーも存在する。武器は上部に搭載された「ガラバー砲」。


余談

デザインは初参加の篠原保で、初参加ながらメインで全ての怪人デザインを完成させる快挙を成し遂げた。
コンセプトは、企画書の段階では「和風の敵」だったが後に「妖怪」っぽい解釈や「日本の土着的なもの」というアプローチで落とし込んでいった。



追記・修正は大封印を解いてからお願いします。


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最終更新:2023年04月17日 20:20

*1 前者は自力で巨大化したのに対し、後者は巨大化するために息子のジャシンボーマJrを喰い殺していた。

*2 過去の回想シーンで登場した姫は致命傷を負ったジンバを見るなり、「下がれ、ケダモノ! お前など最初から好いておらぬ」と罵倒して蹴りを入れていた。

*3 その正体は暴魔獣ヤミクモボーマ

*4 回想シーンで登場したキリカの母は娘と瓜二つであった。

*5 キリカの母は暴魔を助けたために人々から疎外され、以後キメンボーマと共に人里離れた山奥の小屋で暮らしていた。