ヨドンナ(魔進戦隊キラメイジャー)

登録日:2021/03/02 Tue 11:47:00
更新日:2021/04/15 Thu 15:43:13
所要時間:約 5 分で読めます








仲間?…くっだらな!

でも見られるもんなら見たいなぁ!その、大逆転勝利?ってやつ…どうせ無理だろうけど



ヨドンナとは『魔進戦隊キラメイジャー』の敵キャラクターである。

演:桃月なしこ


【データ】


身長/165cm*1
体重/52kg
ハッシュタグ/#ヨドンナ #ヨドン皇帝 #ボク #ヨドンチェンジャー #巫女 #人間ども #あっかんべー #ヨドンナ様しか勝たん


【概要】

エピソード25から登場した闇の帝国ヨドンヘイムに所属する女幹部。
アシンメトリーに切り揃えられたショートの銀髪に、カラスを模した意匠が施された露出の極端に少ない紺の軍服、顔に書かれたヨドンの紋章とどことなくアニメキャラ感の漂う奇抜な恰好をしている美女。演者も言及していたけど地球儀を持った宇宙海賊でもないぞ。
目を見開き舌を出した「あっかんべー」の顔で相手を挑発するのが癖。

正体はヨドン皇帝が抱える別人格であり、左側の『舌を出した青い邪面』の化身。
表向きは「ヨドン皇帝直属の秘書官」で、変身中は性別も完全な女性に切り替わる
これまでの幹部と違って邪面もなく人間と酷似した姿を持つが、これは彼女の存在と顔そのものがヨドン皇帝の邪面であるから。

普段は闇エナジー(淀み)が足りず地球で活動できないヨドン皇帝が、闇エナジーを集め地球で活動するための分身として利用され、何時まで経っても地球を闇エナジーで汚せないガルザとクランチュラへの援軍兼監視役として派遣された。
ただし高圧的な言動と振る舞いに反してキャリアや活動期間は短かったようで、クランチュラからは「ぽっと出の新入り」と疎まれ気味だった。


秘書官であるにも拘わらず、これまでヨドン皇帝とは通信でしかやり取りできておらず、いまだ一度も面会したことがないという何とも不自然なことが中盤明らかになっていたが、理由は上述の通り。
ヨドン皇帝の人格が肉体を支配している間、ヨドンナはそれを感知できないため、ヨドン皇帝の存在を感じられずにいたが後にエンディング前のミニコーナーでクランチュラからその真実を知らされることになった。
分身ネタは東映ではよくあることなので気にしてはいけない

因みに主導権を握っていない間は意識の部屋の隅っこで体育座りになって石のように微動だにしない。


【人物】

一人称は「ボク」
人間に成り済ましていた当初は「人間が大好き」「沢山の人からパワーを貰いたい」と言っていたが、その真意は「恐怖に打ちのめされて自分達に闇エナジーを与えてくれるから」という物であり、人間の存在を見下し家畜以下にしか思っていないサディスト。

常にクールな無表情を崩さず、人を食ったかのような言動をとるが、「人間がなぜ笑うのか」「どんな時に笑うのか」が理解できない精神的な欠落を抱えている。
そのため高笑いする度に「…そこ、笑うところで合ってる?」と他人に問いかけるのがお決まり。
しかし怒りの感情だけは有しているため沸点に達すると態度が豹変。一気に言葉遣いが悪くなり、必要以上に相手を罵倒する残忍で激情家な一面を持つ。

ヨドン皇帝への忠誠心は非常に厚く、「自分こそが皇帝の寵愛を一身に受けた存在である」という自負を何より誇りとする忠臣。
しかし「ボクの命令はヨドン皇帝の命令だ!ボケェッ!!」といった台詞からも分かる通り秘書官という立場と権力を笠に着て周囲の人物には横暴に振る舞う。
ベチャットを「兵隊は使い捨て」と明言して平気で使い捨てたりと、自分以外は全てヨドン皇帝の為の道具としか思っていない無慈悲且つドライな一面を持っており、ガルザとは違うタイプのブラック上司。また、進行中の作戦の状況に少し陰りが見えただけで早々に見切りを付けてしまうことも。
とはいえ割とノリは良く、時には邪面師やクランチュラの作戦に応じたコスプレ服装をして参加することもある。

話数 コスチューム
エピソード25 茶髪の巫女
エピソード30 マネキン邪面のコレクションのマネキン(ドレス着用)
エピソード36 ラッパー


主な人間関係

  • クランチュラ
基本的に「楽しさや創作性」よりも「ヨドン皇帝への貢献と合理性」を最優先する合理主義者であるため、そういった面でもクリエイター気質のクランチュラとは完全に水と油な関係。
クランチュラへの扱い自体も悪いものだったが、これが後にクランチュラの離反を招くことになる辺りは因果応報といったところ。

最初は「小娘」と見下していたがお互い生真面目な部分もあってか比較的気が合ったらしく、クランチュラとは異なりそこまで悪い関係性には至っていない。
終盤ガルザが皇帝に対して下克上を成功させた際も自身の意識下からヨドンナを消し去らず放置していたりと、総じて「話が分かる仕事仲間」みたいな関係を保っている。

初対面で惚れられて以降因縁が生まれており、彼の説く「仲間の大切さ」を否定する事にも力を注ぐ。
なお、為朝本人は初恋の相手がまさかの敵であり、ミニコーナーで「女の子のハート以外はなんでも射抜くぜ!」と言った瞬間巫女姿のヨドンナに見とれていた時の写真を出されて泣き叫んでしまう程かなり引きずっている。
本編でもいじられているくらいだが為朝役の木原氏によると好きになった人がたまたまボクっ娘巫女さんだっただけで為朝は別にボクっ娘巫女さんが性癖というわけではないと語られている。


【能力】


人間どもを恐怖のどん底に落としてあげる!…その前にお前らは全滅だけどね

…下僕どもをパワーアップさせるから、見てな?


乗馬用の短鞭のような武器悪漢鞭(あっかんべん)を携えており、この武器で味方のベチャットや邪面師の強化を行って後方で高みの見物を決め込むのが常。
彼女自身は積極的に戦おうとはしないが、擬態状態でも為朝を軽々投げ飛ばす等身体能力そのものは高く、実戦においてもキラメイジャー数人程度なら容易にあしらえる。

作戦指揮官として実行する作戦は基本的にクランチュラと違い娯楽要素やギャグ色の薄い大規模なものばかり。
配下の邪面師をしばき倒しては寿命を一方的に削って作戦の為に酷使させ、一般人を恐怖心で掌握して言うことを聞かせるなど、ガルザ達よりも一段と悪趣味な作戦を実行する傾向にある。

時と場合によっては地球人の女性に完全に化けることも可能と工作員としてのスキルも中々に高い。


装備

  • 悪漢鞭(あっかんべん)
武器として持ち歩いている短鞭。
打撃武器としても使え有事には紫のエネルギーを帯びて伸縮自在の鞭になるが、この鞭で叩いた者に限界を超えた強制パワーアップを引き起こす効果こそが真価。
この効果でベチャットの尻を叩くことでキラメイジャーの攻撃すらも耐え抜いてしまう不死身の「ハイパーベチャット」にパワーアップさせることが可能。
当然邪面師のパワーアップにも応用可能であり、時には鞭で打ち据えた相手を5人に分裂させることが出来る。
この効果はヨドンヘイムの住人だけでなく地球人類にも有効。

一方で、余りにも急激なパワーアップをもたらす代償も大きく、一定時間が過ぎると肉体が力の負荷に耐えられなくなっていき、ベチャットならば爆発して只の泥の塊になってしまう他、邪面師もその寿命をすり減らされることになる。
端的に言えば特攻強要能力。
分裂効果に関しても、分裂体は本来の人格から感情や思考回路を5等分にした状態であるため、1人でも欠けてしまうと本来の性格と比べても歪みや変化が発生してしまう。


  • ヨドンチェンジャー
ヨドンチェンジ…


宝路のシャイニーキラメイチェンジャーをモチーフに泥を捏ね固めて生み出したキラメイチェンジャーの模造品
「通信連絡」という形でのヨドン皇帝との会話や地球からヨドンヘイムに戻る際に用いる他、変装を解くためにも使う。
生み出してからは割と便利だったのか自身と同じ別人格であるシャドンも利用している。
後にプレミアムバンダイ限定でファングッズとして販売された。


【末路】

裏切ったガルザをヨドン皇帝が打ち倒し、闇に染まった地球に降臨しても尚、同じ半身だったこともあってか消されることなくヨドン皇帝の意識の中に存在していた。
だがヨドン皇帝とキラメイジャーと最終決戦の折、『10日前の時間軸のヨドンナ』を鍵としてカナエマストーンの力でヨドン皇帝を封印・討伐する対ヨドン皇帝打倒の作戦が成功してしまったことが契機となり、皇帝は封印の鍵となってしまったヨドンナの排除を決断。
躊躇いなく意識の主導権を握っていたヨドンナに致命傷を負わせる形で封印を打破してしまう。


ボクは…貴方に愛されてなかった…!?

我が愛するのは…我のみだ!

………ここは…泣くところで合ってるかな…!?

こここそ笑うところだ!我の役に立って死ぬのだからなァ…

……アハハ……ボク…無理なようです……


皇帝に縋りつきながら嘆くヨドンナに目もくれず彼は冷酷にそう言い放つ。
そしてヨドン皇帝の意識の中で血を吐きながらヨドンナは崩れ落ちた。
凶行に走ったヨドン皇帝の真意を知り、最後に少しだけ寂しげな笑みを浮かべながら…。


ボクがいなくなれば、皇帝は……絶対的な強者になれるのですね……

……良かった………


【余談】

名前の由来は恐らく「淀み+マドンナ」の捩り。着ぐるみではない顔出し女幹部は、『特命戦隊ゴーバスターズ』のエスケイプから数えて8年ぶりとなる。

衣装のモチーフは軍服。
肩の鳥の意匠はカラスがモチーフであり、これは熱田充瑠役の小宮璃央氏がカラスに襲われた事がある経験からカラスの邪面師がいたら強そうというアイデアを出し、それを聞いたデザイナーがアレンジしてヨドンナのデザインに使用したという経緯がある。

役を演じた桃月氏は、オーディション用紙の質問事項に対して「思いつく限りの自分の性格の悪い部分」を用紙にひたすらびっしり書きまくった結果注目され、質問時にもノリノリでもっと自分の性格の悪い部分を掘り下げて書こうとしたり性格の悪い点をもっと羅列しようとしたところ、いつの間にかオーディションに当選していたという逸話を持つ。

なお視聴者が初めて見たのは24話終わりの次回予告で巫女姿がチラリと映っただけの映像であり
「このかわいい巫女は次回のゲストキャラかな?為朝と絡むのかな」などと思わせておいて
25話での実質的な初登場及び最初期の時点で
  • シリーズで8年ぶりの顔出し女幹部
  • ボクっ娘美少女
  • 軍服を着た秘書官
  • 巫女服
  • 銀髪
  • アシンメトリー前髪パッツンヘアスタイル
  • 鞭で味方をしばき倒すサディスト
  • 無表情毒舌クールキャラ
  • 挑発的な舌出し
といった属性過剰なガチガチの悪女キャラだったこともあり、一部のマニアから凄まじいインパクトを与えた。

番組終了後、桃月氏は自身のTwitterでの挨拶にて「ヨドンナ様は最期の最期で心からの『笑う』という切ない終わり方だったんだけど、ここ、笑うところであってたかなあ…」と感慨深げに振り返っていた他、
インタビューでも「最終話のシーンでは特にヨドンナに入り込んでしまい、涙が止まらなくなって、撮影が止まってしまうことまであったほどの自分としても思い入れのあるシーン」だと語っている。


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最終更新:2021年04月15日 15:43

*1 ちなみに演じている桃月なしこ本人は身長160cm