登録日:2020/03/24 Tue 00:06:52
更新日:2024/11/09 Sat 20:49:28
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これより地球を汚す!
ヨドン様は、美しいものをお許しにならない!!
概要
闇に包まれた異世界「ヨドンヘイム」より現れた悪の侵略者軍団。
中でも実動隊として他種族への侵攻を行う者達は「ヨドン軍」と称されている。
「帝国」とは言うもののヨドンヘイム自体が荒れ果てた世界であるためか、国家らしい活動をしている様子は見受けられない。
美しいものを嫌悪しており、それらを汚し尽くす事で様々な世界を侵略してきた。
エピソードZEROにて、
クリスタリアを征服し、次の標的として
地球に狙いを定めた。
邪面師が暴れることで発生する負のエネルギー「闇エナジー」を一定以上貯蓄し、その力でヨドンヘイムと人間界を結ぶ侵略ゲートを開いて邪悪獣を呼び寄せ、邪面獣が発生させる闇エナジーを貯めて行く行くはヨドン皇帝を人間界に招くことを目的とする。
基地の内装は黒一色で装飾らしい装飾はほとんどない殺風景なもの。
何故か浸水していて足元が水浸しになっているので、欠陥住宅呼ばわりされることもある。
関連用語
ヨドンヘイムの構成員・戦力が被る邪悪な仮面。
この仮面を被ったベチャットは邪面師、闇獣は邪面獣にランクアップし、邪面に基づく能力を持つようになる。
クランチュラが地球の文明をモチーフにして生み出しており、動物から無機物に概念、さらには地名などそのモチーフのバリエーションは様々。
ヨドンヘイムのエネルギーの源。
地球の汚染、邪面獣のエネルギー源、ヨドンヘイムと地球を繋ぐゲートの媒体など活用の幅は非常に広い。
視認出来るものではないらしいが、人間の負の感情が源となっている様子。
ヨドンヘイムに伝わる真の邪悪なる心。
クリスタリアのキラメンタルと対になる概念。
怒り・憎しみ・嫉妬の3つを極限まで高めることで覚醒し、更にそれらを磨くことでコントロール出来るようになる。
ヨドンヘイムで超高級品とされている栄養ドリンク。
クランチュラ曰く「私ですら1年に2~3本しか飲めない」。
ヨドンヘイムのエンブレムが描かれたラベルの貼ってあるペットボトルに入っており、飲むと24時間戦えるだけの戦闘能力を得られるようになるが、飲み過ぎると副作用で体にダメージが及ぶ。
描写的に、邪面師一人にウスギタゴールド半分程度が適量の模様。
ヌマージョが支配するヨドンヘイムの土地。
海というよりは巨大な湖に近い。
構成員
首領
いまだその詳細の多くが謎に包まれたヨドンヘイムの支配者。
禍々しい鎧を纏った巨人のようなシルエットをしている。
窮地に陥ったヨドンナからそのビジョンが見えたり、ガルザがヨドン皇帝の気配を感じたと思ったらヨドンナであったりと、何やらその存在にはヨドンナが関係しているようだが……?
今すぐにでもこの手で自ら蹂躙してやりたいが、この大地にはまだ淀みが足りぬ…。
故にしばらくはこの地では、ヨドンナの姿をとるが、我の降臨は近い…。その時が、貴様らの終わりの時だ…!
CV:
山路和弘
その実態は、ヨドンナの真の姿。
いまだ闇エナジーが満たされていないため、地球では元の姿で長く活動できず、擬態した姿を取っていたのが真実である。
また、ヨドンナだけではなく、シャドンという人格も宿した三重人格者であることも後に発覚した。
その本来の姿とは、複数の蛇が寄り集まって人型になっているかのようなものであり、左腕が棘を幾つも生やした太い触手になっている他、
両胸にはオレンジの発光体がある。
顔には緑の肌を持つ王冠と一体化した邪面を被る。
詳しくは個別項目を参照。
幹部
最後に覚えておけ。俺は兄だけでなく、弱い奴も嫌いだ
ヨドン軍の侵略作戦を指揮する前線指揮官。別名
「裏切りの鬼将軍」。
その正体は、
かつてクリスタリアを治めていたオラディン王の弟にして、マブシーナの叔父。
かつてはクリスタリアでは『英雄』として称賛されていた実力者であったらしく、本人もその力故に王になれると確信していたが、
弟であるが故に王にはなれず、代わりにその座へ就いた兄に従うしか無い境遇に不満を募らせていた所で
ヨドンヘイムの誘いを快諾し結託。そしてヨドンヘイムと内通してクリスタリア崩壊の首謀者となった男である。
ヨドン軍の作戦参謀。別名
「闇の仮面遣い」。
一人称は
「私」。
顔に人間の顔を模した仮面を二つ付けたかのような形相を持ち、全体的に
悪魔や呪術師のような外見を持つ。
「邪面」を作り出し、ベチャットや闇獣に被せて邪面師や邪面獣に改造する技術を有する。
また、常に携帯している
杖には、
『ヨドメーター』と呼ばれる蓄積された闇エナジーの量を明示化するメーターが備わっている。
ヨドン皇帝直属の秘書官。
女性だが一人称は
「僕」。
これまでの幹部と違って人間と酷似した姿を持つが、銀髪にカラスを模した意匠が施された紺の軍服、顔に書かれたヨドンの紋章と
どことなくアニメキャラ感の漂う奇抜な恰好をしている。
何時まで経っても地球を闇で汚せないガルザと
クランチュラへの援軍兼監視役として派遣された。
なお、他のメンバーと異なり邪面はつけていない。
感情が欠落気味なので人間はなぜ笑うのか、どんな時に笑うのかが理解できないため常にクールな無表情を崩さず、人を食ったかのような言動をとる。
しかし怒りの感情だけは有しているため沸点に達すると態度が豹変。
一気に言葉遣いが悪くなり、必要以上に相手を罵倒する残忍で激情家な一面を持つ。
上記の台詞からも分かる通り、ヨドンヘイムのNo.2という立場と権力を笠に着て周囲の人物には横暴に振る舞っており、自分以外は全てヨドン皇帝の為の道具としか思っておらずぞんざいに扱っている等、ガルザとは違うタイプのブラック上司。
なお、秘書官であるにも拘わらず、ヨドン皇帝とは通信でしかやり取りできておらず、いまだ一度も面会したことがないという何とも不自然なことになっているが...?
その正体は、ヨドン皇帝が地球で活動するための仮初の姿。
ヨドンヘイムの主要メンバーは全員が邪面を被っているにもかかわらず彼女だけは素顔だったがそれもそのはず。
彼女の顔そのものがヨドン皇帝の邪面のひとつ「舌を出した青い邪面」だったのである。
おどれらの命は儂が取ったる…往生せぇやァ!!
ヨドン皇帝直属の始末屋。エピソード39で登場
鰐の鱗を模したタクティカルフードと爬虫類の下顎がついたマスクを付けた爬虫類型獣人のような姿を持つ。
ヤクザめいたドスの利いた広島弁で喋ることが特徴の荒っぽくも冷徹な性格で、マブシーナに威嚇することでキラメイジャーの動きを制限して狙い撃ちしやすくする等の悪知恵も働く。
彼もヨドンナ同様に
「ヨドンチェンジャー」を装備して通信機器として活用している。
ヨドンヘイムでは名が知られたスナイパーだったらしいが、クランチュラ曰く
「滅多に姿を見せなかった」らしくガルザも出逢った事がなかった。
その正体はヨドンナに次ぐヨドン皇帝の第3の人格で、ヨドン皇帝の「棘だらけの赤い邪面」を司る存在であった。
詳しくはヨドン皇帝の項目を参照。
過去の幹部
こんなに強い奴がクリスタリアにいたとはね…でも悲劇の始まりさ!
私の命と引き換えに、一生苦しむ呪いがかかるからね!!
故人。
ヨドンヘイムにある「淀みの海」をテリトリーとしていた女幹部で、別名「淀みの海の魔女」。
波しぶきを思わせる形の邪面を被り、オフショルダーのドレスを纏った妖艶な姿をしているが、口は大きく裂けている。
呪術に長ける他にも口から毒液を吐く能力を持ち、キラメイストーンを腐食させ力を封じてしまうことができる。
ヨドンヘイムの住民
ヌマージョの妹。
仮面が赤い太陽のような形状である以外はヌマージョと同じ服装をしている。
武器は大鎌。
ヌマージョ討伐のため淀みの海を訪れたオラディン王に攻撃を加え、すぐ姿を消して以降、そのまま消息を絶った。
暫く音沙汰がなかったが、映画『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』のうちの1作『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』にてメインの敵役として登場する事となった。
クランチュラと同じチュラ族の科学者。クランチュラのことは変人だと忌み嫌っている。
スピンオフ『
ヨドンナ』に登場し、魂管理局に
死者蘇生装置を売り込もうとするが、他者の生命を奪い取る代物だったため裁かれ消滅した。
ヨドン教団に生贄とされ魂管理局に流れ着いたチュラ族。
ヨドン皇帝復活を目論むヨドン教団の教祖。
ヨドンヘイムの住人を生贄とする儀式を繰り返しており、皇帝の器とするためヨドンナを狙う。
邪面師
今作における「今週の怪人」枠。
クランチュラが作り出した邪面を被り、昇格したエリートのベチャット。
邪面師になると明確な自我に目覚め、流暢に言葉を話すようになる。
べチャットを率いる行動隊長として破壊活動を行い、邪面獣を呼び寄せる侵略ゲートを開く為の闇エナジーを発生させることを使命としている。
キラメイジャーの妨害によって邪面獣を召喚する前に邪面師が倒されることは当然起こり得るものの、ヨドン皇帝と
「闇の保険」を結んでいたなら、倒されても生み出したエナジーの2割程度が補填されるため、闇エナジーがかさ増しされて邪面獣を呼び寄せられることもある。
ちなみに、闇エナジーはどういう理屈か時間を超越して蓄積されるようになっている。
基本悪役は負けて終わるため、保険を運営しているヨドン皇帝の破産を心配する声もある。
また邪面の種類によっては固有能力に加えて種族的能力を持つ。
音楽系の邪面であれば、人間を取り込んで吸収する能力が発現する。
公式サイトではハッシュタグを付けるなど、Twitter風に解説されている。
本作における悪の巨大戦力枠。
ヨドン軍に使役される生物兵器で、ヨドンヘイムに生息する怪獣「闇獣」に邪面を被せることで誕生する。
特殊な個体を除き、邪面師と同じような邪面を被せる事で支配下に置かれ、闇エナジーで作られたゲートを通じて地球に送り込まれる。
召喚には大量の闇エナジーが必要なのだが、幼体サイズであれば邪面師と同時に送り込める程度のコストで済む模様。
ただし召喚されても制御自体は半ば放し飼いに近い状態なので、うっかり邪面獣に踏み潰されて死ぬ邪面師もいたりする。
加えて地球ではエネルギー補給手段が存在しないのでエネルギーを使い果たすと一時的に休眠状態に陥る。休眠状態に入ってしまった場合、邪面獣を回復させるために必要なだけの闇エナジーを稼いで邪面獣に供給しなければならない。
闇獣自体のモチーフは、主に泥や汚水の中に生息する生物から選定されている模様。
詳しくは該当項目を参照。
その他戦力
本作の戦闘員。
茶色い
全身タイツヘドロの塊が仮面を被ったような容姿で、実際その身体からは常に悪臭が漂っているらしい。
巨大な熊手型武器
「ヌマデ」を振るって戦い、
「ベチャ!」「ベチャット!」という鳴き声を放つ。
みんな同じ顔をしている様に見えるがベチャット同士ではしっかり区別が付いているらしく、
スミカエ邪面に入れ替えられた際はお互いを指さして混乱したりもしていた。
加工することも出来るらしく、亜種としてヨドンナの悪漢鞭で寿命と引き換えに強化された「ハイパーべチャット」、倒すと体内の特殊な液体を撒き散らして敵を麻痺させる「シビレベチャット」、
そして
マントを羽織り、一体一体が邪面師に匹敵する戦闘力を持つ
ヨドン皇帝直属の「エンペラーガードべチャット」が存在する。
ちなみに邪面師が戦闘員時代に付けていたようなベチャットの仮面は、闇の保険の証明書のような役割を持つようになる。
身長:47.2m(
巨大化時)
体重:897.5t(
巨大化時)
ハッシュタグ:#邪悪モンストーン #ブルルスリス #デストリア #ヨドンチェンジ #迷わずキラめけ #さすればわかる #魔進ドリジャン #肩にちっちゃい重機のせてんのかーい
とある要因から怪物化してしまった石の総称。
キラメイストーンと異なり意思や知能は持たず本能のままに行動し、生物の体に入り込もうとする生態を持つ。
入り込まれた際の反応は人物によって異なり、インセキ邪面のようにパワーアップした例もあれば、宝路のように生死の境をさまようなど様々。
エピソード18では宝路の体内に封印されていた固体がガルザのジャメンタルによって活性化された暗黒怪物石「邪悪モンストーン」となり、宝路を邪面シルバーへと変化させた。
通常のモンストーンよりも更に研ぎ澄まされた両腕から繰り出される突貫攻撃を得意とし、更にバラバラに砕け散ろうともジャメンタルを闇エナジーとして注入されることで巨大化して復活を果たす。
魂管理局
魂管理局の審判者。魂をヨドンヘブンに送るか消滅させるかの審判を行う。
倫理観はまともだが、本題を切り出すまでが長く誤解を受けやすい。
魂管理局の執行人。双頭槍を所持し、青い槍先は貫いた魂をあの世から現世に、現世からあの世に行き来させる。赤い槍先は貫いた魂を消滅させる。
消滅の執行や、逃亡した魂の捕縛を行う。
余談
名前の由来は「淀み」と北欧神話における巨人の国「ヨトゥンヘイム」を組み合わせたもの。
組織の紋章は小文字の「y」を渦巻き状にしたもの。
ちなみに本編では直接描写されなかったものの、
クランチュラやべチャットなどの生粋のヨドンヘイムの住人の素顔には八つの目があるという
裏設定がある。
シャドンの膝当ての髑髏などがそれ。
追記・修正は闇の保険を適用してからお願いします。
最終更新:2024年11月09日 20:49