イズモ(デュエル・マスターズ)

登録日:2021/05/15 Sat 19:28:15
更新日:2021/05/16 Sun 23:30:57
所要時間:約 4 分で読めます






さあ、神々よ、我が清邪の心、受け取るのだ! ---イズモ



《イズモ》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。
また、本項目では背景ストーリーにおけるイズモの来歴、関連カード、メディアミックスでの扱いも合わせて紹介する。


概要

イズモ UC 無色 (5)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/オラクル 5000+
中央G・リンク(このクリーチャーまたは他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい)

DMR-09 「エピソード3 レイジVSゴッド」で登場したゴッド・ノヴァ/オラクル
エピソード3におけるオラクル教団サイドの主役とでも呼ぶべきキャラクターであり、
アウトレイジサイドが群像劇をやっているのに比較するとかなりストーリー中での活躍をしている。

効果そのものは中央G・リンクしか持たない準バニラだが、【ゴッド・ノヴァ】の戦略はリンク時能力の使い回しにある。
師たる《神人類 ヨミ》と比較して軽さの点で使いやすい。
あとレアリティもアンコモンであるため、ビクトリーであるあちらより手に入れやすいのもメリットか。

元ネタが『出雲大社』であることもあってか、蛇が象徴的に描かれている。
《イズモ》をフィーチャーしたデッキ『DMD-12 「禁断の変形デッキ オラクルの書」』で
《双魔左神ディーヴォ》と《双天右神クラフト・ヴェルク》にも蛇が描かれているなどのことから、
《イズモ》が「3体神イズモ」となるときはディーヴォとクラフト・ヴェルクがセットになることがイメージされている*1

メディアミックスでの扱い

基本的にオラクル使いのデュエリストとして登場し、デュエル中に自分を召喚する展開が多い。
アニメでは「ヨミコンツェルン」の会長を務めており、勝太をオラクルに引き込もうとするも失敗。
教祖ヨミを復活させるために奔走するも、当のヨミには捨て駒扱いされていた。
一度は勝太を下し、《百万超邪 クロスファイア》を消滅させるも、その後は敗北し自身も同じ目に。

その後復活した際にはヨミの自身への扱いを理解したためか、ヨミの復活ではなく、
自身の妹であるプラマイ零と新たなオラクルの理想郷を築くことを決意。
マントラ教皇 バラモン》《神聖鬼 デトロイト・テクノ》《策士のイザナイ ゾロスター》の3人を使い走りにし、
理想実現のために再び奔走するも、最後は敗北。
オラクルの書に復活可能であることを告げられるもそれを拒否して消滅した。

漫画では地球侵略を目論む宇宙人として登場するも、勝太に敗れ、
腹いせに地球を破壊しようとするものの宇宙パトロール隊に御用となる。

伊藤しげかつ氏の漫画「ストーリー・オブ・デュエル・マスターズ」では、
元オラクル教団員の《紅き血の テスタ・ロッサ》によって倒されたが、
その後復活し、他のオラクルの命を喰らって《超神類 イズモ》として復活した。


背景ストーリーでの扱い

もともと少年《イズモ》はオラクル教団における《神人類 ヨミ》の愛弟子である*2
しかしアウトレイジとオラクル教団の抗争のなか、
《神人類 ヨミ》は《武闘将軍(カンフーショウグン) カツキング》チームエグザイルによって討たれ、《イズモ》も身を隠さざるを得なくなる。
これによってオラクル教団はゼロの信奉者(オラクリオン派)と教団の信奉者(マントラ派)に分裂。
しかしその中で《イズモ》は名を捨て、《名も無き神人類》として《不死帝(デッド・オア・アライブ) ブルース》の力を得ようと画策。

名も無き神人類 R 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ 3000+
中央G・リンク360(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、クリーチャーの名前をひとつ選ぶ。このクリーチャーは、このようにして以前選んだ名前のかわりに、新たに選んだ名前を、カードに書かれている名前に加えて持つ。その後、自分のゴッド1体からカードを1枚リンクを外す。その後、このカードを、好きな数のリンク可能なカードとリンクしてもよい)

《不死帝 ブルース》を配下に引き入れた《地獄魔槍(ヘルブルース) ブリティッシュ》のもとに、オラクリオン派のオラクルが集結。
神託の王(オラクルキング) ゴスペル》がもたらしたオラクルの裏教義に基づいて《地獄魔槍 ブリティッシュ》をオラクリオンに生まれ変わらせる。
このとき、オラクリオン派を影から動かし、《地獄魔槍 ブリティッシュ》を生まれ変わらせた人物、
それは名を捨てたイズm……《「黒幕」》であった。

「黒幕」 SR 闇文明 (9)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 12000+
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
T・ブレイカー
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
このクリーチャーがカード3枚でリンクした時、このクリーチャーは各プレイヤーのシールドをすべてブレイクする。

《地獄魔槍 ブリティッシュ》あらため、《神聖牙 UKパンク》は《不死帝 ブルース》をも飲み込む。

しかし《武闘将軍 カツキング》は幾度となく争ってきたとは言え、腐れ縁の《地獄魔槍 ブリティッシュ》を放っておくことはできず、
オラクル教団に利用される強敵(とも)を救うためにその住まい、魔城ブリティッシュ・パビリオンに突撃。
それを察知して魔城ブリティッシュ・パビリオンに集結したゴッド・ノヴァに対し、
ふたりの友情を邪魔させないと、《灼熱連鎖(ラスト・バーニング) テスタ・ロッサ》と《電脳決壊の魔女(カオス・ウィッチ) アリス》が参戦。
そして《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》はその身を犠牲に《「黒幕」》を撃退。
彼を守るために《電脳決壊の魔女 アリス》もそのすべての能力を解放し、世界を知識の渦で包み込んだ。
オラクル教団の分裂、ブリティッシュのオラクリオン化、マントラ派の台頭……これらすべては、《「黒幕」》の手の内であった。
《「黒幕」》は《不死帝 ブルース》の力を利用して復活するときを待っていた。
そして《「黒幕」》の正体、それはかつて《神人類 ヨミ》とともに死んだと思われていた《イズモ》だった。
彼の目的はオラクルの望む、平和な世界などではなかった。師ヨミを弑したアウトレイジすべての殲滅である。

しかし《不死帝 ブルース》は《イズモ》に利用されて死ぬ前に、アウトレイジの誇りのために戦い、
そして死んでしまった《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》と《電脳決壊の魔女 アリス》に恩義を感じ、
彼らの共通の友人だった《百万超邪(ミリオネア) クロスファイア》を蘇生。
天災超邪(ビリオネア) クロスファイア 2nd》として蘇った彼は、
《武闘将軍 カツキング》あらため、レイジクリスタルの力を得た《無法伝説(アウトレイジビクトリー) カツマスター》と行動をともにすることとなる。

《イズモ》はオラクルジュエルに封じられし新世界の終末の神々、オメガを生み出すため、
無感情たるゼロの力に、聖と邪、ふたつの心を込める。
そして自身も新たなるゴッド・ノヴァ、ゴッド・ノヴァ OMGとなる。

超神類 イズモ P 光/闇文明 (12)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 12000+
リンクしている自分のゴッド1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは2より少なくならない。
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで自分の手札または墓地から選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加えてもよい。
T・ブレイカー
中央G・リンク

そして聖と邪の神を従えた《超神類 イズモ》は、新世界の想像と師の敵討ちのため、アウトレイジへの逆襲を開始する。

逆襲の神類 イズモ R(リターンズ) P 光/闇文明 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG 5000+
このクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下のゴッド・ノヴァ OMGを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
中央G・リンク(このクリーチャーまたは他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい)

その力の前にレイジクリスタルを奪われる《無法伝説 カツマスター》。
レイジクリスタルとオラクルジュエル、2つの力を手に入れた《超神類 イズモ》は、
あろうことかそれらをゴッド・ノヴァ OMGに作り変え、リンクする。

無法神類 G・イズモ VIC 光文明 (9)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG 12000+
相手は、コスト5以下の呪文を唱えることができない。
T・ブレイカー
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、リンクしているゴッドのカードはバトルゾーンを離れない。

極大左神(レイジクリスタル) マックス VR 光文明 (8)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/アウトレイジMAX 9000+
このクリーチャーまたは自分の他のゴッドを召喚してバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。
カードが自分のシールドゾーンに置かれた時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
W・ブレイカー
左G・リンク
このクリーチャーがリンクしている間、シールドをさらに1枚ブレイクする。

極限右神(オラクルジュエル) オメガ VR 光文明 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 6000+
ブロッカー
W・ブレイカー
カードが自分のシールドゾーンから離れた時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体アンタップする。
右G・リンク

この《イズモ》を助けるため、《神人類 ヨミ》は《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》として復活。
しかし代償に心を失い、《イズモ》の新世界を作る野望のための世界の破壊者となってしまった。
しかしチームエグザイルや《天災超邪 クロスファイア 2nd》、そして《極大左神 マックス》の力で神々と同等の力を得たアウトレイジたちの力を借り、
ついに《無法伝説 カツマスター》は《無法神類 G・イズモ》のリンクを断ち切ると、
今度は自身がレイジクリスタルとオラクルジュエルを取り込んで《絶頂神話(クライマックス) カツムゲン》となる。

《無法神類 G・イズモ》と《絶頂神話 カツムゲン》の争いは苛烈を極めるも、ついに決着のときが――つく間際に
《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》は弟子たる《無法神類 G・イズモ》を庇い絶命。
これをみて、オラクルにも仲間を思う気持ちがあると知った《絶頂神話 カツムゲン》は、
《無法神類 G・イズモ》に対し、「イズモ... お前の不器用な師匠に免じて、今日のところは勘弁しといたるで」と
アウトレイジとオラクルの和解を提案することになる。
この提案を《無法神類 G・イズモ》が受け入れたことで、
エピソードシリーズ世界における、はじまりのゼニス《「無情」の極 シャングリラ》が起こした
ゼニス大戦、それに基づくアンノウンの暗躍、それに利用されたエイリアンやZ軍とハンターとの戦い、
つまり《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を元凶とした争いは、ここにひとつのピリオドが打たれたのであった。

そしてその後の世界では、《左神人類 ヨミ》として生まれ変わったヨミと、
ついにリンクすることができるようになった《神の子 イズモ》の姿があった。

ヨミ様、やっと一緒に戦えますね。 ---イズモ

神の子 イズモ P 光文明 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 5000+
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドがバトルゾーンに出る時、好きな数の自分のゴッドから、リンクしているカードをそれぞれ1枚外してもよい。その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、リンクしているゴッドは「Q・ブレイカー」を得、相手がクリーチャーを選ぶ時、選ばれない。

関連カード

プロジェクト・ゴッド UC 水文明 (4)
呪文
自分の山札の上から5枚を墓地に置く。その中にゴッドがあり、バトルゾーンにある自分のゴッドとリンクできるなら、そのカードをバトルゾーンに出してリンクしてもよい。

《イズモ》との(というかゴッド・ノヴァとの)相性がいい呪文。
一気に複数体のゴッド・ノヴァを展開可能。《イズモ》が軽量のため、そこから踏み倒しを狙いやすいのはおいしい。

DMX-24版では、その《イズモ》、
及び《名も無き神人類》《黒幕》《超神類 イズモ》《逆襲の神類 イズモ R》《無法神類 G・イズモ》
《無防備のファミリア キナコ》《聖霊左神ジャスティス》《悪魔右神ダフトパンク》がこたつで談笑しているイラストで再録された。
もともとはkawasumi(かわすみ)絵師がDMR-12 「エピソード3 オメガ∞マックス」の発売時に描いたイラストに加筆修正したもの。
かわすみ絵師は度々《イズモ》をネタにしている。
ちなみに《悪魔神バロム》といえばIttoku(一徳)絵師というのが定番だが、《イズモ》関連カードは軒並みかわすみ絵師が描いている。。
ちなみに彼の師である《神人類 ヨミ》、そのヨミとリンクする《聖霊左神ジャスティス》《悪魔右神ダフトパンク》、
彼の使い走りである《策士のイザナイ ゾロスター》、そしてゾロスターの関連カードもかわすみ絵師が描いている*3

余談

ヨミおよびゾロスターとの関係がメディアミックスごとにまるでバラバラという大変おもしろいクリーチャーである*4

  • 背景ストーリー
ヨミはイズモの師であり、ヨミはイズモを命に変えてでも守ろうとするなど大事にしており、
イズモもヨミに対しての敬愛が深い。
反面、ゾロスターとはヨミもイズモも直接の関わりがない*5

  • 伊原しげかつ版
伊原しげかつ先生の『ストーリー・オブ・デュエル・マスターズ』では、ヨミはイズモを溺愛している。
そしてゾロスターはほとんど使い走りのような扱いになっていた。

  • アニメ
イズモはゾロスターを使い走りにしている。
ヨミを復活させようとするなどある程度の畏敬の念はあったようだが、ヨミからは使い捨ての駒扱いされていた。
後にゾロスターはイズモを見限ってか、ヨミについていたが、ヨミからはイズモと異なり結構大事にされていた。

  • 漫画
ヨミ、ゾロスターと同じ星の出身者(宇宙人)であることは判明しているが、
3人共作中で互いに会っていないため全く関係性が不明。

なお、《神の子 イズモ》は《左神人類 ヨミ》だけでなく、《右神のイザナイ ゾロスター》ともつながるが、
イズモとゾロスターが直接関わりを持つのはアニメと伊原しげかつ版……
すなわち「ただの使い走りとリンクしている」ことになってしまう。

背景ストーリー的に見ても、イズモだけでなくオラクル教団すべてに慈愛を注いでいるヨミはゾロスターを大切にしていそうだが、
イズモは自身の信者も、裏切った信者も諸共に裏から手を引いて利用していたこともあり、ゾロスターを使い走りにしてそうである。
まあゾロスターはゾロスターで勝手に裏オラクルの教祖に成り代わろうとするあたりイズモへの敬意はないだろうが*6
……要はヨミはイズモとゾロスター両人の教育に失敗していると言えるのではないだろうか*7




追記・修正は自分の師を喪い悲しんで復讐に燃えるあまり、その師の想いを引き継がなかった弟子の方にお願いします。

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最終更新:2021年05月16日 23:30

*1 なお、「3体神ヨミ」は基本的に《聖霊左神ジャスティス》と《悪魔右神ダフトパンク》がセット。

*2 ヨミと同じ中央G・リンク持ちなのも次代のオラクルのリーダーとしてヨミに直々に教育を施されていたためであると思われる。

*3 《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》は別の絵師。

*4 無論、ヨミとゾロスターも含めてだが。

*5 無論、オラクル教団の中核たるヨミ・イズモ師弟と、オラクルの高位の位階『イザナイ』のゾロスターが何も関わりを持たないわけもないだろうが。

*6 《カルマ大司教 ゾロスター》のフレーバーテキストより。そもそもカルマという位階自体がマントラ派の位階であり、イズモへの叛意が見て取れる。

*7 実際かわすみ絵師が描いた4コマでもヨミがゾロスターとオラクルが何が駄目だったかこたつで会議している中、ヨミは「育児」を指摘している。