マンハンター(ガンダムシリーズ)

登録日:2021/06/15 Tue 17:47:17
更新日:2024/02/04 Sun 01:58:44
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好んで人狩りをする野蛮人どもと聞いていますが!?




マンハンターとは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』などの一部ガンダムシリーズ作品に登場する組織である。



概要

宇宙世紀を統治する地球連邦政府内に存在する警察機構。略称はハンターだが、マハとも呼ばれる。
後継的組織マハについては上述のリンク先を参照。

地球に滞在する不法居住者の摘発を行っている。組織の創設期の詳細は不明だが、宇宙世紀0093年の時期から存在が確認されている。
宇宙世紀における地球では一部の地域が特別区に指定されるなどの保護活動が進められているが、それでもなお地球に居座る者を排除する意図が連邦にはあった。

「不法居住者の摘発」という理念だけならば間違ってもいないのだが、その実態は非常に残虐的で腐敗している。
多くの人間を無差別的に拉致し、遊び半分で人を殺害する行為すらも厭わないことから多数の被害者を生み出し続けた。
あまりにも横暴なやり方は、多くの市民から反感を買うと同時に酷く恐れられている。

警察機構なのに何故か多数の兵器を所持するなど、創設から時間が経過する毎に軍隊のようになっていった。
宇宙戦国時代が始まってからは母体の連邦の弱体化や価値観の変貌などによって衰退の様子を見せるが、宇宙世紀0100年代末期には権限が強化されたことで人狩りを激化させる。
やがて完全な軍閥と化したマンハンティング組織やそれに関わる人々は、弱体化した地球連邦政府にすら刃を向ける形になる。

シリーズ内では頻繁にその組織の腐敗や怠惰っぷりが描写される地球連邦政府だが、その氷山の一角とも言える組織。
マンハンターが存在感を大きくしている作品はジオン残党が衰退している時系列であることを考えると、ジオンが消えても宇宙世紀には暗い未来が待っていることを分かりやすく示す存在でもある。
宇宙世紀の世界観に長期間に渡って存続したことで物語の影を潜み続け、『ガイア・ギア』という一種の宇宙世紀の完結編となる作品では後継者が完全な敵勢力になっているので、ある意味では宇宙世紀シリーズのラスボスと言っても過言ではない。

なお余談だが、本来の「manhunt」という語自体には物騒な意味は無く、「(犯人の)追跡、捜査」といった意味合い。
「manhunter」で「刑事」や「探偵」を指す場合もある。


◇人狩り

マンハンターは、黒い防御服やバイザーで身を隠す服装を基本スタイルとして活動している。
不法居住者の摘発は寝込みでも容赦なく行い、暴力行為を平然と行ってくるという過激的な内容。
単なる銃などの使用なら時代状況もあって分かるが、モビルスーツの使用などの明らかに度を越した手法まで見せる。
『ベルトーチカ・チルドレン』では民間人から金を貰ってマンハンティング任務に参加させて殺人体験を行わせてもいるという噂があり、インドではこの噂は広く認識されていた。

人狩りの対象は不法居住者だけではなく、特に違反者ではない居住権を持つ一般市民も対象となる。
摘発でマンハンターが容赦なく火器を用いることから、巻き添えで善良な市民が命を落とすことも日常茶飯事。
ここまでくると摘発組織として機能しているのかも怪しく、権力を盾に殺人行為を楽しむ集団である。

摘発された人々は単純にスペースコロニーに強制送還されて完了という訳でもなく、送還までに恥辱的な目に合う。どんなことをされるのだろうか…。
そして、辺境のコロニーに強制移民させられてしまい、強制労働を始めとした人権を無視したような悲惨な環境に追い込まれる。


ただ、警察がそこまで行くぐらい治安が悪い、ということでもあるが。
と言っても不法居住者を 本気で 何とかしようとしたのは『閃光のハサウェイ』以降の時期であり、
『逆シャア』時代の地球連邦は膨大な人数の居住者を摘発する気は 最初から無かった。
放置してるように見えると外聞が悪いので時々ちょろっと摘発してノルマ分の人数を逮捕してみせただけであり、
クェス・パラヤがインドであった悲劇も実際は 少数の運の悪い奴がたまーに引っかかっただけで、不法居住者全体に影響するには全く足りないというか連邦にもその気はない という惨状である。
だから良いかというと全くそんなことは無く、戸籍もなく管理しきれない人間がごった返しているのだが、連邦は対処してるふりをして放置、
つまり根本的な治安の安定化には程遠い状態なので『逆シャア』の香港でも描かれているが、路地から出てきた黒服男がいきなり拳銃を乱射したと思ったら爆弾で消し飛ばされるという具合で、しかもその場面に立ち会ったミライも驚きではなく「またか……」と言わんばかりの表情をしている始末である。
まるで二十世紀前半の上海(青幇とか要するに「蒼天の拳」の時代)を思わせる有様であり、マンハンターが見せかけだけで本来の仕事を怠った結果、社会情勢とモラルの際限ない悪化が無視できないレベルになり、後から対処しようとしても厳しい状態なので警察組織が過激化したとも言えそうである。

更に漫画版『閃光のハサウェイ』ではマンハンターには仕事が山ほどあるにも関わらず連邦政府が人員を増やそうとしない様子が描写され、「僅かな人員に最大効率を求めるとやることが極端になる」「暴動が起きたら爆撃するしかない」と増員を求めて食って掛かった者に対して高官が「やればいいんじゃない?」と平然と言い放つ一幕があった。
仕事を押し付けるだけ押し付けて組織の管理を拒否した政府への反発と、慢性的な人員不足による余裕の無さが暴走へと繋がったと考えれば、彼らも腐敗政治の被害者だといえるのかもしれない。

またその地球連邦政府にしても、シャアの隕石落としを筆頭とした、破壊の限りを尽くすテロリストたちによって慢性的な財政不足に陥っている。連邦軍の予算不足からくる装備更新の遅れは有名だが、予算を削られるのが軍だけではないだろう。
「人員を増やせ」と言っても、およそ予算というもので一番かかるのはその人件費である以上、「カネもヒトも、増やせないものは増やせない」という状況であり、上記のあっさり流した連邦政府高官も「言いたいことは分かっているが、もうどうしようもない」という心境だったとも考えられる。
そしてスペースノイドを中心としてこれらテロ活動を賛美する層もあった以上、突き詰めればマンハンターの暴走や堕落は、単に地球連邦一機構や政府の問題ですらなく(つまり地球連邦が腐敗せずまじめであれば解決できたわけではなく)、地球圏全人類の業が積み重なった結果であったとさえいえるだろう。



◇運用兵器

隊員は銃や警棒を装備し、パトロールカーや装甲車を運用している。
このくらいならば宇宙世紀という世界観および上記のような世界情勢の摘発組織としては許容範囲かもしれないが、宇宙世紀0100年代になると装甲車などの武装が強化される。
連邦軍内で旧式化して民間に払い下げられた機体であるとはいえ、地上仕様のジェガンA型を独自改修した「陸戦用ジェガンA型 マン・ハンター仕様」を保有する。

マンハンターの後継組織であるマハは多数の最新鋭の機動兵器や戦艦を確保していたが、これはマンハンターとしての過剰な戦力保有の流れが続いた結果とも言える。



登場作品

初めて登場した公式の作品は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』だが、実は登場に至るまでのメタ的な経緯は割と複雑。

逆襲のシャア以前に執筆された宇宙世紀の超未来を描いた作品『ガイア・ギア』において、敵勢力として連邦の警察機構『マハ』が登場している。
このマハの設定が逆襲のシャアに輸入される形で登場し、ガイア・ギアで一大勢力へと拡大する以前の時期が描かれるという流れになっている。
マンハンターの設定は逆襲のシャア以降の世界観の新作でも引き続き利用されることになり、逆襲のシャアの続編的作品の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でも描写され、『機動戦士Vガンダム』の背景設定や小説版においても登場する。

以下の作品順は宇宙世紀の時系列順に記載。


◆機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

マンハンターの映像作品での初登場。インド地域で活動をしている様子が描かれている。
小説版である『ベルトーチカ・チルドレン』や『ハイ・ストリーマー』では、マンハンターの実情やインドの状況がより細かく描写されている。

地球連邦政府の参謀次官であるアデナウアー・パラヤの娘のクェス・パラヤが家出をし、インドでクリスチーナという女性の元でニュータイプになる修行を積んでいた。
アデナウアーは家出をしていた娘を連れ戻すためにマンハンターに保護を要請し、追跡劇を繰り広げた末にクェスを確保した。
ただし映画本編では、クェスの「誘拐」を解決したというもので、権限を逸脱したほどの悪事はしていない。
クリスチーナに対してもみぞおちの一撃で無力化、というのみであり、エンディングでもクリスチーナら全員が生きている(かつそう時間が経っていないのに放免されている)のが確認できる。
小説版では発砲して一名が死亡したとあるが、映画本編にはない描写である。
公館を立ち去るパラヤ一家を見送る隊員はヘルメットのバイザーを上げていたが、その表情も親子喧嘩をしながら出ていく高官一家に目を丸くしながらというもので、極悪さなどはとても感じられない人間のものだった。

『ベルトーチカ・チルドレン』ではインド大陸は自然保護区といった扱いになっていた。基本的には居住は禁じられているが宗教の巡礼などは行われており、スペースコロニーから巡礼が行われていた他、巡礼者への商売などは認められていたため、それなりに人は多かった。
警察機構は人の出入りを監視していたが、広いインド大陸を完全に管理する気は無かった。しかし、思い出したように違反者の摘発を行い、辺り構わずに拉致するなど強引を極めたため『人狩り』と呼ばれる理由になった。追跡の際にハンターは遊び半分に銃を使用し、 いつも 被害者が何十人も出た。それに関する噂が前述の金を出してハンターをやらしてもらう人々の存在であった。
こちらでも父親の依頼でクェスを『誘拐犯から救出』という任務だったのでその通りに動いていたが、普段はマンハンターは手当たり次第逮捕するだけで誰かを探すということすらしていないらしい。
こちらでは『誘拐犯』は武装や目立った抵抗もしていないのに警棒で殴り倒された後に射殺されているので前述の『人狩り』の噂が事実であることを読者に説明していると思われる。

『ハイ・ストリーマー』ではインド大陸は信仰上の慣習を維持するため、信仰を持った人々を出入りさせることが認められており、宇宙からも多くの人々が聖地廻りを行っていた。
不法侵入者は逮捕されるが、警察機構は怠惰であったため、得体のしれないヒッピー達が横行する状況にもなったという。
インド大陸の警察機構は怠惰であったが、一度動くと『人狩り』を行い、捕まった場合は辺境のコロニーで長期的で単純な観測の仕事や人体実験じみた労働(最も過酷なものとして、小惑星の捕獲作業が挙げられていた。小惑星がコロニーと激突しそうな場合は針路を変え、有用な資源がある場合は採掘を行うという仕事であるという)に強制的に従事させられた。
ハンターが動いているという話を聞いたマリアンは「この数年は全然だって言っていたじゃない!」と発言しており、先述の警察機構が怠惰になっていた話と合わせると『ハイ・ストリーマー』では、この時期のインド大陸のマンハンターと呼ばれる組織の活動は低かったのかもしれない。

宇宙世紀0099年に刊行されたという『アナハイム・ジャーナル』ではシャアの反乱後、大規模な反連邦活動が沈静化したことから問題になっていた不法居住者対策に本腰を入れたとの推測があり、検挙数は前年の同じ時期の3倍になったとされる。拘束された不法居住者へ脅迫や暴力によった取り調べが行われていることや移送先がスラム化が進行している難民コロニーが多いことから人権団体や宇宙から選出された議員が非難声明を出したが、連邦政府は沈黙を通しているという。

機動戦士ガンダムUC

ネオ・ジオン軍残党の掃討を任務とする地球連邦軍の新設特殊部隊「ECOAS」が通称「マンハンター」と呼ばれている。
しかし、通称が同じなので勘違いしやすいが、ECOASは他作品に登場するマンハンターとはあくまで別物である。ECOASに関してはどんな命令であっても淡々とこなすその姿勢を揶揄する蔑称としてそのように呼ばれている以上の意味はない。
所属している軍人達も統率の取れた使命感に溢れる人達である。
一部のファンからは、エコーズの独自の権限を持つその姿は後のガイア・ギアのマハを連想させるという見解も見られる。


◆機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

宇宙世紀0100年代の世界になると、地球連邦軍の増強に伴ってマンハンターの行動も激化の様子を見せる。
上流階級による地球圏の独占は悪化し、彼らはマンハンターを使った人狩りを積極的に推奨した。
小説ではハサウェイがダバオで見たマン・ハンターと呼ばれるようになった組織の設立理由などが書かれており、地球の南太平洋地区はスペースコロニーからの居住者が増えていたが、反地球連邦運動家が侵入。
連邦政府は監視を行ったが、海の多い地域では容易ではなかった。
連邦政府は新たに組織を設立したが、その組織の人員の数は少なく、情報の確度にかかわらずかなりラフに不法居住者を摘発した(そうするしかなかったともいえるか)。それによりマン・ハンターと呼ばれるようになったという。

マンハンターはついには街中で平気で銃撃戦を展開して死傷者を出す始末であり、クワック・サルヴァーによれば、この数年は年間で数十万人規模の人々が虐殺されているという。クワック・サルヴァーは不法居住者側にも問題はあるが、連邦特権は認められないと活動している人々がおり、彼らの意見は重要とハサウェイに語った。
これらの横暴から一般市民からは強い恨みを抱かれた。そして、内心で反地球連邦組織であるマフティーを支持する市民を増やしている。
アニメ版では旧式のジェガンを譲り受けて改修する形でモビルスーツまで確保している。
戦力を過剰に保有するその実態は、マフティーのリーダーであるハサウェイ・ノアからは「軍隊の真似事」と評された。


◆機動戦士ガンダムF90FF

ハウゼリー・ロナとカロッゾ・ロナの会話にて言及されている。
カロッゾの発言から、宇宙世紀0110年代にはガイア・ギアにおける秘密警察組織「特捜第13課」として活動していたことが判明している。

ハウゼリーによるとマンハンターは最新鋭機であるRGM-111 ハーディガンに関心を抱いていたようで、マフティー反乱の時期よりも軍閥化が進んでいる。
カロッゾはマハ及びマンハンターについては「野蛮人」として嫌悪と焦りを見せているなど外部の評判は最悪らしいが、ハウゼリーは「地球の汚染を憂う者」と高評価を下していた。
地球の余剰人口を宇宙に上げるにはマハの協力を得られなければ成し遂げられないとまで評されている。
ハウゼリーがマハの兵器事情を知っていたことや世間の評価に反して思想を評価していた様子から察するに、ハウゼリーとマハの間には何かしらの繋がりがあった可能性も高い。

ハウゼリーは連邦軍とマンハンターを掌握すれば、最小限の流血で自身の野望の達成とクロスボーン・バンガードの世直しの尖兵化を果たせると考えていた。
この発言からは、マハが成立したことでマンハンターが権力の獲得において無視できない巨大勢力へと進化をしていることが読み取れる。
同時にマハを高く評価していたハウゼリーの危険思想の片鱗が見える話でもあり、マンハンターの100年後の姿を考えるとハウゼリーの構想や評価はとても正しいとは言えないだろう。

最終的にはハウゼリーが暗殺されたことにより、ブッホ・コンシェルンがマハと協力体制を築いてマンハンターを掌握するというハウゼリーの構想は実現しなかったと見られる。


◆機動戦士Vガンダム

宇宙戦国時代の時期でもマハは続いていてその存在は知られており、マンハンターも継続して存在している。
オイ・ニュングがリガ・ミリティアに所属する以前はマハとして活動していたことが背景設定として存在している。
マンハンター自身が登場して本格的に言及されるのは小説版となっている。

小説版では、ウーイッグに駐屯しているマンハンターはウッソ・エヴィン達を不法居住者と把握しながらもスルーする様子を見せている。
どうやら規律などが曖昧になった影響で人に対する差別意識が薄くなったらしく、組織としては怠惰になったとも言えるが穏健になったとも言い換えられるだろう。
カテジナ・ルースの発言からも、マンハンターが宇宙世紀0100年代初頭のような人狩りをしなくなっていることが示唆されている。
マンハンティングの衰退は、既に地球連邦の首都が宇宙世紀0130年代に月のフォン・ブラウンに遷都したことも影響していると考えられる。
結局連邦内部で自浄したと言える

ガイア・ギアの年表設定を考えれば宇宙戦国時代以降はマハが全盛期を迎えることになるが、そもそもガイア・ギアとVガンダムが繋がっているのかは現状はかなり怪しいところ*1なので、Vガンダム以降のマンハンターがどうなるかは未知数である。


ガイア・ギア

連邦軍内の秘密警察組織として、マハ及び「地球連邦政府警察機構特捜第13課」が登場。
このマハはかつて人狩りをしていたマンハンターを母体として発展した組織であり、従来のような不法居住者の掃討活動を今なお継続している。
マハはこの時代でも地球連邦政府の警察機構の一部門という体裁だが、多数の大型兵器を抱えるなど完全に軍閥化してしまった。
組織の人員はエリート思想が強いが、血統には拘らない完全実力主義者が集められている(しかし、実際は組織の思想には白人至上主義の影響が見られる)。

ラジオドラマ版では設定は変更されており、こちらで登場するマハは宇宙世紀0186年に連邦内で設立された「マンハンティング部局(MHA)」という経歴になっている。
MHAは以前の時代に登場した既存のマンハンティング組織及びマンハンターとはまた別に存在する秘密警察的組織とされている。
宇宙世紀0197年にはマンハンティング組織の権限の拡大が承認されており、地球上の不法居住者の摘発が強化された。

宇宙世紀0200年代でも地球は原則として全面居住禁止となっているのだが、それでもなお不法居住者が多数残っているという事情から人狩りは終わることはない。
仕事などの理由で地球に降下したスペースノイドが不法居住者と化してしまうケースが多いらしく、これは地球環境での生活を面倒なことだと思っているスペースノイドがいざ地球で活動すると地球に残りたがることが原因。
それどころか、不法居住者を狩るはずのマンハンター自身が不法居住者へと転身するというミイラ取りがミイラになる事態も起きている。
不法居住者からすればマンハンターは嫌悪の対象ということで反連邦政府活動に走るのだが、中にはマハを支持して活動を支援する不法居住者も見られる。

マハのビジャン・ダーゴル大佐は地球の回復を目的とした「地球逆移民計画」を提唱して連邦政府から承認を受け、連邦内で独自の動きを見せる。
ダーゴルは地球に帝国「ガイア・エンペラー」を築く構想を進めるが、独自の権力を持ちすぎたマハの行動は実質的なクーデターと化す(ラジオドラマ版では完全なクーデターとなっている)。
連邦はマハの危険性を認識したことで反連邦組織のメタトロンと密約を結び、最終的にはアフランシ・シャアとの激突でダーゴルが率いるマハ勢力は崩壊したのだった。
マハの反乱後のマンハンターの詳細は不明だが、ガンダムエースなどの年表ではマハの消滅が連邦政府から宣言されたとしている。何にせよマンハンターに未来はないだろう。

元々は単なる連邦内の警察組織が地球でクーデター紛いの行動に走り、連邦も反連邦組織に救援される形でその反乱を鎮めるという事実は、遠くない将来で地球連邦が崩壊する可能性を感じさせる出来事だった。




追記・修正はマンハンターとして地球の不法居住者を逮捕してからお願いします。

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最終更新:2024年02月04日 01:58

*1 ガイア・ギアは現時点では宇宙世紀の公式年表には反映されていない。そもそもガイア・ギアはVガンダムどころか逆襲のシャア以前に執筆された作品であり、執筆時点ではVガンダムについて構想されていた可能性は低く、現行設定とかなり食い違う部分も多いので純粋に作品を繋げるには違和感が生じる。同様にマンハンターの影響が強い世界観の閃光のハサウェイもあくまでも小説版逆襲のシャアの『ベルトーチカ・チルドレン』から続く作品で、執筆時期の都合などからVガンダムに純粋に繋がるかは怪しい部分があったが、こちらはF91以降の作品が制作されてからも公式年表に記載されており、後に映像化に伴って既存の宇宙世紀の公式映像作品にちゃんと繋がると設定されている。