ガイア・ギア

登録日:2021/07/31 Sat 18:38:53
更新日:2021/08/02 Mon 22:47:16
所要時間:約 16 分で読めます







甦れシャア!宇宙は君を待っている!




【概要】

富野由悠季による小説作品。1987年から1991年にかけて角川スニーカー文庫より全5巻で刊行された*1
連載予告時は『機動戦士ガイア・ギア 逆襲のシャア』というタイトルだったが、連載からは『機動戦士ガイア・ギア』→『ニュータイプサーガ ガイア・ギア』へと複数回の変更を経て現在の形に収まっている。

1992年には本小説を原案に再構成したラジオドラマ版がサンライズ公認で制作されており、文化放送開局40周年記念とAMステレオ放送開始に連動して展開された。
機動戦士ガンダムΖΖ』に参加した遠藤明範が脚本を執筆しており、時系列設定の再構築や一部物語展開の改変などが施されている。
OP曲は「VOICE OF GAIA」、ED曲は「STAY WITH YOU〜星のように~」。歌唱はOP・ED共に市川陽子。

ガンダムシリーズ及び宇宙世紀シリーズの世界観の設定を利用した作品となっている。
時系列的には『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(以下、CCA表記)から遥か未来の世界観となっており、シャア・アズナブルが関与するシリーズ作品の一種の後日談及び実質的な完結編の立場になる。
デザイン関係には北爪宏幸や伊東守が参加しており、執筆者以外の関係者でもガンダムシリーズのスタッフが関与している。

後述するが様々な事情から現時点では小説版も絶版となっており、小説版終了後に展開されたラジオドラマ版も再販には至っていない。
そのため、ガンダムシリーズのファンの間では幻の作品や黒歴史的な作品として認識されることが多い。ちなみに宇宙世紀であることを考えると、『∀ガンダム』における黒歴史の一部でもある。
現在では数少ない中古を入手するなどの方法でしか作品に触れる手段は存在しない。


【シリーズ内における扱い】

様々な事情からガンダムシリーズの「正史」に該当する作品としては扱われておらず、宇宙世紀年表に掲載されたことはない。
現在まで他のガンダムシリーズ作品との連動やゲーム出演などのメディア展開などは一切行われていない。
『GUNDAM FIX』などの画集や一部書籍などにおいて記載される程度の扱いに留まっている。

これは富野氏とサンライズが権利関係で抗争に発展した事情を抱えているからとされている。
しかし、1980年代の権利問題への認識やシリーズの広大化以前などの事情から連載自体は黙認されたという複雑な状況だった。
現に連載当時の作品タイトルや設定などからは、ガンダムシリーズとの権利関係で整理で揉めたと推測される痕跡が多く見られる。
ラジオドラマ版はサンライズが制作に絡んだ「公認」となっているのである程度落ち着いたようだが、権利表記が複雑な記載となっている。

富野氏もガイア・ギアに対して当時の精神状態などから連載終了後はあまり好意的ではなく、インタビューで触れられた際にも苦い思い出として扱っている。
復刊ドットコムにおいて再販が拒否されたのは、富野氏が許可をしなかったことを示唆する声明が出されている。
ただし、『ガンダム Gのレコンギスタ』の初期設定ではガイア・ギアにおける単語が出ていたりもするため、実際の真意は不明である。

大人の事情の問題だけではなく、本作はガンダムシリーズの時系列では新しい時代でありながらも執筆開始時期はCCA以前という事情も絡んでいる。
本作以外にCCAの未来の設定として制作された『機動戦士ガンダムF91』や『機動戦士Vガンダム』などの一部作品とは、世界観的に噛み合わない点が見られる*2
しかし、長期連載の影響だったこともあって展開が重なった『CCA』や『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』には、ガイア・ギアとの連携を意識するように一部設定が逆輸入されている。
ガイア・ギア本編においても、アクシズ・ショックや新生ネオ・ジオンについても言及される描写がある。
また、『V』でも一部単語が輸入されており、背景設定や初期案でもガイア・ギアにおける敵勢力に関する設定が存在する。

大人の事情や長期化した連載期間の影響に加えて、ラジオドラマ版の改変などもあって明確な設定が定まっていない。
例えば一般的に知られる宇宙世紀0203年の物語という世界観はラジオドラマ版のみであり、小説版では「ネオ・ジオンとの戦争から100年後」とか「宇宙世紀0180年前後(推察)」とか「宇宙植民を始めてから2世紀」などの曖昧な表現に留まっている。

このように様々な事情が絡んだ結果、現在は「ガンダムシリーズのパラレルワールド」という扱いにされていることが多い。
一部のファンの間では「『ベルトーチカ・チルドレン』→小説版『閃光のハサウェイ』→ガイア・ギア」という歴史の世界線だとする見方もある。
それでも正史とされるシリーズ作品にガイア・ギアから逆輸入された設定が多く、著者がシリーズ原作者ということもあってシリーズへの影響力は無視できない存在ではある。
そもそも他シリーズとは時系列的にかなり先の設定であるため、パラレル云々以前に「存在が宙に浮いてる」と表現した方が正しいのかもしれない。

ちなみに、後にガイア・ギアと時系列設定が近いながらも、世界観設定が大きく異なる公式映像作品として『G-SAVIOUR』が制作された。
ところが、こちらは映像作品でありながらも正史としての扱いに関しては現在では曖昧にされており、ある意味ガイア・ギアの扱いに影響は見られない。

パラレルと扱われていた状況も、『UC NexT 0100』プロジェクト発足以降では正史に近い扱いに変化したのではないかという推測も出ている。
サンライズの小形尚弘プロデューサーはシネマトゥデイや一部メディアのインタビューにおいて、ガイア・ギアの映像化に言及したことが憶測を呼んだ。
小形氏は「宇宙世紀の終わりまで描くつもりだが、『ガイア・ギア』で終わるのかそれとも違うのかはまだ分からない」とも述べている。
雑誌『機動戦士ガンダムUC コンプリート・アナリシス』では、玄馬宣彦氏が「アニメで宇宙世紀作品を制作する場合は、F91以降の時代設定のガイア・ギアや漫画作品に敬意を持つ必要性がある」と語っており、今後の宇宙世紀新作においてガイア・ギアが配慮される可能性を示唆している。


【あらすじ】

新生ネオ・ジオン軍と地球連邦の戦争から100年以上が経過(ラジオドラマ版では宇宙世紀0203年)し、隕石落としの末路が神話となった宇宙世紀。
この時代では地球は一部の者を除いて居住が禁じられていたが、今なお多い不法居住者を地球連邦の秘密警察組織マハが狩り続けていた。

その世界で南洋の島で長老のガバ・スーに育てられたアフランシ・シャアという青年は、幼馴染のエヴァリー・キーという少女と平和に暮らしていた。
しかし、嵐の夜にガバから宇宙に出るようにとの遺言を受け取ったアフランシは、宇宙に上る決意を固めてホンコンへと旅立つことになる。
孤児として育てられたアフランシの正体は、かつてスペースノイドの独立戦争で英雄となった伝説の人物であるシャア・アズナブルの記憶を持つクローン人間だった。

反地球連邦組織「ズィー・ジオン・オーガニゼーション/メタトロン」に合流したアフランシは、マハとの戦いに身を投じていくことになる…。


【主な登場人物】

※ここでは、小説版・ラジオドラマ版の両方に登場した人物を中心に記載する。

南太平洋の環境保護区

  • アフランシ・シャア
CV:横堀悦夫
本作の主人公。南太平洋の島で孤児として平和に暮らしていたが、その正体は「シャア復活計画」によって完成したシャア・アズナブルのクローン。
育ての親の遺言や自身に感じていた違和感を理由に宇宙に旅立ち、反地球連邦組織メタトロンの総帥として迎え入れられる。
容姿や操縦技術やカリスマ性はシャアから受け継いでいるが、指導者としてのシャアの人格を演じることを拒否したことでメタトロン内部でも上層部と対立することになる。
浣腸して脱糞する状況に陥るわ、寂しさからコクピットで自慰を行うわとネタ的な行動も多い。
アフランシ(Affranchi)とは、かつてのフランスの法律用語で、自由人や解放された奴隷を意味するが、作中では白人至上主義が込められている疑惑があり、
あまりに隠す気のないその名はウリアン曰く「メタトロンがシャアを復活させようなどと本気で考える愚かなロマンチストである故に、象徴的な名をつけたのかも知れない」と推測している。

  • エヴァリー・キー 
CV:岡村明美
アフランシの幼馴染兼恋人の少女。外見は褐色肌の美少女。
性格は基本的には純真でアフランシを強く愛しているが気性が荒い一面もあり、ぶっ飛んだ発想でアフランシの殺害を計画するシーンは必見。
アフランシが島から出ていくまでの流れで彼と別れることになるが、後に色々な経験を積んでエヴァリーも成長していくことになる。

  • ガバ・スー
CV:山内雅人
孤児とされていたアフランシを育てた老人。遺言としてアフランシに宇宙に上がるように伝える。
ラジオドラマ版ではアフランシとエヴァリーの結婚に反対しており、物語ラストでも登場する。
アフランシの育ての親だが実子が大量におり、機械好きな子供が多い。

メタトロン

  • アザリア・パリッシュ
CV:麦人
メタトロンの少将の老人だが、組織を巨大な反地球連邦組織に成長させた経歴を持つ実質的な指導者。
教条的な思考を持つ人物でシャアに対しての心酔からアフランシに強い期待を抱くが、それを拒否した彼に対して失望を深めていくことになる。
ラジオドラマ版ではメタトロンに参加する以前は地球連邦軍の軍人だったと設定されている。

  • ミランダ・ハウ
CV:平野文
メタトロンのメンバーの女性で、ホンコンではバアム・ゼーゲンの秘書としてアフランシに接触した。
キャリアウーマン的な人物で、父親が連邦政府の特権階級と言う家柄ながらもシャアへの憧れからメタトロンに参加した経歴を持つ。
アフランシのサポートをするが、結果的にミランダの存在はアフランシの心理に大きな影響を与えた。
ラジオドラマ版ではシャア・コンティニュー・オペレーションの責任者とされており、アフランシの代理母の可能性が示唆されている。

  • マドラス・カリア
CV:新井一典
メタトロンのメンバーの中年男性。運搬船スパシアス号の船長として勤務している。
フランクな態度の人物でアフランシにも好意的に接しているが、後に批判的な態度も見せている。
ラジオドラマ版ではメタトロンの中でも柔軟な思考ができる人物として描かれ、アフランシの理解者となっていた。

  • グレン・コールディル
CV:西村知道
メタトロンの作戦参謀の長身の士官を務める大佐でパリッシュの部下。
シャアのクローンとしてアフランシを見てはいるが彼には好意的な姿勢を見せており、アフランシとメタトロン上層部の調整役的な役割を担う。

  • ミッシェル・エーケン
CV:堀本等
メタトロンの航海士でスパシアス号を操縦している男性。機体の整備なども担当している。
基本的には好漢と呼べる人物で、地球に対しても環境汚染問題に対しての知識から意見を述べている。

  • クリシュナ・パンデント
CV:弥生みつき
メタトロンのメンバーの女性。サイド2のスラム街の出身だが、本人的にはコンプレックスに感じている。
複数の人種(インド系)の混血らしく、白人の王として作られた意図のあるアフランシとは対照的とも言える。
対立するウルに興味や関心を抱いて関係を持ってマハに寝返るなど、迷走とも呼べる状況に入っていく。
ラジオドラマ版ではシャアへの憧憬の設定の追加やアフランシへの恋愛的感情が描かれ、ウルのヒロイン的なポジションに置かれている。

  • メッサー・メット
CV:山寺宏一
サイド2で不良グループとして活動しているチンピラの男性。知り合ったアフランシと心を通じ合わせて仲良くなる。
後にメタトロンに引き渡されたパイロットとして組織に参加し、一旦は組織からの脱走を試みて連邦に接触するが、マハの実態を知ったことで復帰する。
ラジオドラマ版ではクリシュナの幼馴染という設定。最初は適当な姿勢で組織の活動をしていたが、後に成長していくことになる。

  • レエ・セイアス
CV:高山みなみ
メッサ―と共に不良グループに参加していた女性。気付いた時から孤児だった。
メタトロンに引き渡されたことでマン・マシーンのパイロットとなり、その経験の中でアフランシに親近感を抱くようになる。

  • ケラン・ミード
CV:難波圭一
根っからのマン・マシーン好きなパイロットの青年。向こうっ気が強い性格だが、パイロットとしての腕は一流クラス。
マン・マシーンの操縦が可能ならばどこの組織に所属していても構わないという気質で、メタトロンに参加したのは官僚が嫌いだからという理由。
ラジオドラマ版では元は連邦にいたとされており、面倒見の良い気さくな一面が強調されている。

  • ジョー・スレン
CV:古本新乃輔
マン・マシーンのパイロットを務める青年。ラジオドラマ版では組織に参加する前は平凡な大学生だったとされる。
生真面目だが教条主義的な一面も見せる性格で、クリシュナに恋心を抱いている。

マハ

  • ウル・ウリアン
CV:森川智之
マハの少尉でマン・マシーンのパイロット。素質を見出されてマハに入隊しており、ラジオドラマ版ではスラム出身とされている。
外見や表向きの言動は物腰の柔らかい好青年だが、本性は暴力的で冷酷な人間という二面性を抱える。
生まれながらに優れた血筋とパイロットとしての実力を持つアフランシのことをライバル視するようになる。

  • ビジャン・ダーゴル
CV:中田譲治
マハに所属する大佐。サイド2のヘラス政庁のマハを束ねる司令官として働いているが、内心では出世と連邦政府の改革を企んでいた。
白人至上主義に基づく地球逆移民計画を立案しており、エリートによる地球の管理と人口の調整を行う独立国家の建国を夢見た。
裏工作などの政治的手腕に優れている一方で、ワーグナーの美学への異常な心酔やかなり性格の悪いサディストな側面を持っている。
ラジオドラマ版では人間性が優れたカリスマ的人物へと改変されており、小説版で見せた地球への感想や人種に対する歪んだ思想とは真逆の様子を見せている。

  • マリーサ・ナジス
CV:山田栄子
ダーゴルの副官を務める士官の女性。マン・マシーン部隊の編成などを担当している。
ダーゴルとは肉体関係を持っている愛人的立場でもあり、ラジオドラマ版では捕虜となったエヴァリーへのダーゴルの対応に渋い表情を見せる場面もあった。

  • ハリー・スェームズ
CV:谷口節
マハ・ゲイジスの艦長。部下に対して寛容な態度から慕われており、ウルのことも可愛がっていた。
ダーゴルの能力についてふと疑問を抱いた描写がある。
ラジオドラマ版では出世への野心を見せるウルよりもジャン・ウェン・フーを信頼している設定になった。

  • ジャン・ウェン・フー
CV:中原茂
ホンコン・マハからギッズ・ギースを移動させに合流した指揮官の男性。
パイロットとしての腕は一流で任務に政治的意図を持ち込まないタイプの人物でもあり、ダーゴルにも臆することがない豪胆な性格。
ダーゴルからは実力は評価されている一方で、白人至上主義の価値観を持つ彼からは東洋人であることを理由に信用されていない。
ラジオドラマ版では地球への絶望心やスペースノイドに対するコンプレックスを抱えているが、出世欲がないことからダーゴルなどからは信用されているという設定。

民間人

  • エントー・シスメシア
CV:藤夏子
ヘラスでアフランシが出会った中年らしき女性。占い師で近辺では名前が通っているが、白内障になってしまっている。
アフランシを占いで捨て子と断定して彼のこれからを諭したが、マハの爆撃からアフランシと避難する最中で行方不明となってしまった。
ラジオドラマ版ではクリシュナの育ての親という設定になっており、アフランシを占っていない。

その他

CV:池田秀一
ジオン・ズム・ダイクンの遺児でスペースノイド独立の英雄として知られている男性。アフランシのクローン元でもある。
100年以上の時間で事実が多少変わったのか、アクシズ・ショックは渋々起こした反乱の末にシャアの才能が奇跡を起こした現象という認識になっている。まあ間違いという訳でもないが…。
本人は既に故人なので登場しないが、セルチップを通じてシャアの意識がアフランシに語り掛けるような描写がある…が、アフランシには聞こえずスルーされた。何にせよ死んでからも元気な男である。


【登場機体】

メタトロン

◆ガイア・ギアα

メタトロンが極秘に開発したマン・マシーンでガイア・ギアシリーズの初号機。ガイア・ギアにおける主役機でアフランシの専用機体。
その命名には「地球と宇宙・地球に生息する命全てを繋ぐ」という命名者の理想が込められており、作中ではシャアの意思の可能性が示唆されている。
多くの火力兵器と変形機構による飛行形態を所持し、サイコフレーム方式のサイコミュを搭載することによって機体の追従性を極限に高めている。

ゾーリン・ソール

ホンコンの廃ビルに保管されていた経歴不明の旧世代モビルスーツのワンオフ機。
遺産としてアフランシに譲渡された後、メタトロンの手に渡ってマン・マシーンとして近代改修を受けて運用されていく。
経歴は不明だが、機体構造的にはシャアの反乱後に製造されたと推測されており、一説にはマフティー動乱後に製造された第五世代モビルスーツと言われている。
ちなみに、ラジオドラマ版ではメタトロンが製造していた旧式のマン・マシーンの設定になっている。

◆ドハディ

メタトロンが運用する量産型マン・マシーン。
メンテナンス性の高い機体構造とオプション装備による低コストでの多機能性を実現している。

◆ガイヤス(ガイアス)

ドハディに続くメタトロンの量産型マン・マシーン。
高級試作機であるガイア・ギアαの機能を整理し、戦闘兵器に徹した性能に変更した。
ガイア・ギアαにおけるサイコミュや変形機構は排除されているが、装甲やジェネレーターの性能が強くなっている。

マハ

◆ガウッサ

連邦軍やマハが運用している量産型マン・マシーン。
運用上はかつてのジムやジェガンの立場ではあるが、GM系列のモビルスーツとは異なる系統の新世代の汎用量産機として設計された。
連邦軍の「どんな局面でも高性能で使えて製造コストが安い全領域型の汎用兵器作れよ」という無茶な注文に対し、開発スタッフは「用途で使い分ける多数のオプションを同時に開発して、機体はそれらオプションのコアにする」という発想で対応した。
開発費は高騰する事態となったが、結果として要求に応じたコストパフォーマンスの良い機体として完成度が高い。

◆ブロン・テクスター

マハが地球逆移民計画に備えて開発したマン・マシーン。後に量産型へと移行し、改良型も開発された。
装甲の防御力や旋回性能に優れており、ファンネル兵器も搭載できる。
改良型ではψ-サイクル核融合炉の採用やメガ粒子砲の増設などが行われている。

◆ギッズ・ギース

ホンコン・マハが独自に開発した新型マン・マシーン。
強固な装甲による外観に反して空中戦の性能が高く、ファンネルやメガビームランチャーを装備している。
特にこの機体の最大の特徴はψ-サイクル核融合であり、従来のジェネレーターよりも35%も出力が向上した革新的な新型ジェネレーターとなっている。
この機体の存在は、環境保全活動などによって後進した地球上の工業生産力や技術力が低いという見解を破壊することになった。

その他

ギャプラン

アフランシの住んでいた島に流れ着いていたモビルスーツ。現役稼働時の経歴は不明(当時の雑誌では「ロザミアの乗機とは考えすぎ?」という記述がある)。
少なくとも運用から100年以上は経過しているので使えそうな状態ではなく、挿絵で確認できる機体色も深い緑色になっている。


【余談】

権利関係などの問題からプラモデルなどの玩具展開はされていないが、1991年にビルドアップからガレージキットが発売されたことがある。
ガレージキットの発売時はホビージャパンで特集が組まれており、ゾーリン・ソールなどの機体の詳細な設定が作られている。

連載初期には読者投稿によるメカデザインデザインコンテストが開催され、1000通の応募があったとされる。
富野氏は応募者に「斬新なメカデザインを」と訴えていたが、優秀作は全部チェックして評していたとのこと。





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最終更新:2021年08月02日 22:47

*1 厳密には第1巻初版は角川スニーカー文庫創設前のため「角川文庫」からの出版。

*2 ちなみに、『F91』~『V』との矛盾点としてよく挙げられる点としては「MSの小型化」現象であり、MSが従来のサイズであるガイア・ギアと繋がらないという見解である。しかし、この点に関してはザンスカール戦争の時点でザンスカール帝国のMSの一部が大型化している傾向が見られており、小説版では連邦の主力機が大型化することが示唆されているので別に矛盾している訳でもなかったりする。また、ゾーリン・ソールはホビージャパンにおける設定において開発経緯にフォーミュラ計画らしき内容に言及されている。