厄災ガノン

登録日:2021/12/01 Wed 15:09:08
更新日:2024/01/06 Sat 12:11:39
所要時間:約 17 分で読めます




※本記事には『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』及び『ゼルダ無双 厄災の黙示録』に関するネタバレが含まれています。

















ハイラル王国の歴史は 太古の昔から 幾度も
ガノンという名の厄災に 見舞われてきた歴史……

その度 勇者の魂を持つ者女神の血を引く姫の活躍によって
平穏を取り戻して来た 繰り返しの歴史なのじゃ……

ガノンとの戦いを伝説として幾度も刻みながら 時は流れた……


これより語るは 今から1万年程 昔の話じゃ……



厄災ガノンとは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』に登場するガノンドロフの成れの果て。…?


【概要】

物語における宿敵にしてラスボス
実体が伴わない赤黒い噴煙のような姿を形取っている。
物語の開始時点ではゼルダ姫の手でハイラル城に封じられており、その状態でも各地に様々な悪影響を及ぼしている。

過去には魔王として名を馳せ、ハイラルを手に入れようと様々な画策をしてきたガノンだが、本作ではかつて欲していたはずのハイラルを滅ぼさんとする、自我も理性も無い「厄災」そのものの概念と化した。
1万年以上もの長い年月に渡るハイラル王家・英傑への怨念が自我すらも崩壊させてしまったのか、『時のオカリナ』の野心も、『トワイライトプリンセス』の威厳も、『風のタクト』の老練さも何一つ感じさせない、ただの怨念の塊に成り果ててしまっている。


【活動の記録】

太古の昔から幾度も復活を繰り返しており、復活の度にその時代の「退魔の剣を持つ勇者」と「女神の血を引く姫」によって封印されてきたようである。
作中では主に二度の復活を遂げている。

1万年前

古代シーカー族の優れた技術力により、魔物すら寄せ付けぬ程に高度な文明が発達していた時代。
その力と技術を勇者と姫に役立てて厄災の封印を確実なものにするため、当時のハイラル王家の命でシーカー族は対ガノン用兵器として自らの意志で戦うからくりの兵士「ガーディアン」と四体の巨大な獣「神獣」を製造する。
更に神獣の繰り手となる四人の秀でた能力の持ち主たちも選抜し、厄災復活への対策を万全なものとしていた。

そして予期されていた通り厄災ガノンが復活。
ガノンに立ち向かう姫と勇者、莫大な数を活かして二人を守るガーディアン、そして巨体から猛撃を放つ神獣達によるリスキルもとい集団リンチ連係攻撃を受け、さしものガノンも太刀打ちできずこの時代では無事封印されたとされている。

100年前

近い将来での厄災の復活が予言され、各地で発掘された1万年前の遺物を研究し厄災に対抗しようとしていた時代。
今度はハイラル城の地下より突如復活。なんの因果かその日はゼルダの17歳の誕生日であり、ラネール山の知恵の泉へ修行に赴いていた時だった。

復活早々、王家も所在を把握していなかったガーディアン格納装置となっている五本の柱をハイラル城地下より出現させた。
かつて自身に牙を剥いたガーディアンを自身の怨念で乗っ取る形で今度は逆に利用し、柱に格納されていた無数のガーディアンを解放してハイラルの兵士・民間人を無差別に虐殺し、ハイラル王国を滅亡させた
更には先に出土していたガーディアン達と四体の神獣をもジャックし、神獣を操る四人の英傑を殺害
不幸な事にこの時代のゼルダ姫はまだ女神の力に目覚めておらず、厄災の進撃を誰も止められないままハイラル全土に甚大な被害がもたらされてしまう。

しかし、ガーディアンを操り今度こそリンクを亡き者にしようとした所でようやくゼルダが女神の力に覚醒
リンクは全治百年になってしまったものの、その後単身ハイラル城に乗り込んだ彼女によってガノンは不完全な形で封印され、厄災は一先ず収束した。

現代

100年前の戦争がハイラルにおいて「大厄災」と呼ばれている時代。
至る所に傷痕こそあれど、仮初の平和な時を生きてきた人々からは100年前の惨事も完全に過去の出来事に過ぎないと認識されていた。
しかしゼルダの力は限界を迎えつつあり、ついに封印が解けようかという時にリンクが目覚め…。


カースガノン

四体の神獣に取り憑いているガノンの分身にして英傑たちを殺害した張本人
ストーリーでは各神獣の内部にボスとして立ちはだかる事になる。

『厄災の黙示録』でも登場しており、こちらでは英傑との戦いの詳細が描かれた。

詳しくは個別項目を参照。


イーガ団

1万年前にその技術力を危険視されて追放されたシーカー族の末裔で、ガノンを信奉し勇者と姫の抹殺を目論んでいる。
コーガ様をボスとして崇めていて、行く先々でリンクに襲い掛かってくる。

詳しくは個別項目を参照。


【赤き月】


リンク……
リンク……
気を付けて……

赤き月の刻……
それは ガノンの魔力が満ちる刻……

地上をさまよう魔物達の魂が
再び肉体を取り戻してしまうのです……

リンク……
気を付けて……


ガノンの魔力が満ちる時に発生する現象で、双子馬宿にいるとある学者からはブラッディムーン現象と呼ばれている。
深夜に月が赤くなると共に辺り一帯が真っ赤に染まり、リンクに倒されるなどして死んでいった魔物達が一斉に復活する
宝箱以外の配置アイテムも同時に復活するため、ゲームとしてはリソースの枯渇による詰み防止を兼ねた仕様、いわゆるリスポーンである。
ちなみに、この時に料理をすると確実に大成功になる。ついでに馬宿の学者が発狂する。

『厄災の黙示録』ではストーリーモードのとあるクエストで発生し、ハイラル城周辺の手強い魔物達を復活させて倒したばかりのリンク達を絶望させた。
本編クリア後はストーリーバトルステージのうちランダムで1つに赤い月が発生し、その際に高難易度版に挑めるようになる。この時はタイトル画面が真っ赤に染まり、BGMもおどろおどろしいものに変わる。


【本編】

本編ではハイラル城の本丸にて待ち構えている。

繭に篭って肉体を再構築していたガノンだったが、ゼルダの封印による妨害に加えて、自分の傍まで到達した勇者リンクの気配を察知し、防衛本能に任せて強引に繭を破り顕現した。
本丸の床を叩き割り、地下に降り立ったリンクが見たモノは…


「リンク…リンク…」

「ごめんなさい 私ではもう…」


第一戦


◇ハイラル城に巣食う◇

厄災 ガノン



ガーディアンの武器と機構を大量に取り込んだ、蜘蛛を連想させる多脚の異形となり果ててしまっている。
ウツシエの解説によると繭の中で体が復活するのを待っていたがリンクの目覚めに反応し、不完全な状態でゼルダの封印を食い破り強引に復活してしまった結果このような異形の姿になってしまったらしい。
腐ってやがる…早過ぎたんだ
さらに体の殆どがカースガノン同様に怨念で構成されており、かつての面影はわずかに赤髪と額のトパーズを残すのみ。「ガノンドロフ」としてはもはや殆ど原形を留めていない。

第一形態である「厄災ガノン」は、四神獣全てを解放している場合は英傑たちによる援護砲撃を食らいライフ半分から始まる。もう一回撃ってくれ
解放していない神獣がいる場合、その神獣内部で戦うはずのカースガノンが現れ最大4連戦をこなしたのちに厄災ガノン戦となる。
また、マスターソードを持っていた場合は専用の演出が入り、強制的に復活して持ち替えた状態になっている。

攻撃手段はカースガノン達の武器やガーディアンの目をフル活用した所謂全部乗せ
水のカースガノンの槍射出と氷塊投げ・風のカースガノンの射撃・炎のカースガノンの大剣と炎球・雷のカースガノンの落雷、これらを駆使して遠近両方に対応した攻撃を仕掛けてくる。
更にライフを神獣が減らした後のさらに半分(25%~50%)まで削ると、「ダルケルの護り」に酷似したあらゆる攻撃を無効化するバリアを張ってくる。
このように高い対応力が必要となるが、同時に隙のタイミングや弱点も元となった敵ボスと同様である。適切な対処なしでこのバリアを突破する手段はかなり限られるため、
いままでのボス戦の経験を再度試してくる総まとめ的な存在である。


見事厄災ガノンを倒すと、全身から怨念を噴き出しながら倒れ込む。かなりグロい
尚も勇者を倒そうとする執念からか、身体を引き摺りながらリンクを襲わんとするが「厄災ガノン」としての身体が破裂してしまう。
しかし霧散した怨念はハイラル城を飛び出てハイラル平原へと移動し、更にはハイラル各地に散らばる怨念の沼を自身の元に集結させ、復讐心と怨念のまま暴走を続け…。


「遙か古代に生まれ 幾度滅ぼされようとも復活を繰り返す憎悪と怨念の権化」

「復活を諦めない妄念から暴走した姿…」

「世に放てば 100年前を超える悲劇となるでしょう」


第二戦


◇憎悪と怨念の権化◇

魔獣 ガノン



シリーズ恒例の魔獣ガノンへと変身。
古代兵器を大量に搭載していた前形態から打って変わって怨念のみで構築されており、神獣並みの圧倒的な巨体となった
ゼルダ曰くこのまま外に出せば100年前の厄災を上回る規模の被害が出るとのこと。
即ち100年前のガノンとその部下及び全ての神獣とガーディアンすべてが敵に回りハイラルを滅ぼした大厄災を、たった一体だけで上回るという凄まじい怪物と化した。

世界を破壊し尽くすまで暴れ狂う怪物を食い止めるべく、トワプリを思わせる騎馬戦へと移行。
ムービーが挿入され「光の矢」が手に入る。弾数無制限かつ破損しないので存分に使おう。
ガノンの身体に光る場所が現れるため、そこを光の矢で射抜く。
体の側面にそれぞれ3発、トワプリでの弱点だった腹に1発、時のオカリナ・(魔獣ではないが)風のタクトのラストでとどめを受けた額に1発、計8発の光の矢を打ち込むとそのままゲームエンドとなる。残念ながら時のオカリナでの弱点だった尻尾には撃たない。絵面の問題だろうか。
実は古代兵装・矢でも攻撃が通じるので、矢の数が十分にあるならそちらで挑んでみるのもアリ。

本戦を象徴するのは何と言ってもそのBGM
『BOTW』のメインテーマがフレーズに組み込まれており、最終決戦に流れるメインテーマという王道の作風である。
ガノンのテーマもフレーズに入っているため、メインテーマとガノンのテーマの二つのフレーズが入れ替わる際には、まるでリンクとガノンの激闘が繰り広げられているかのように表現されている。
更にはガノンのHPに応じてBGMと周囲の天候も変化していき、第二段階ではメインテーマのサビの繰り返しになってガノンのテーマが消滅するので、ガノンを追い詰めている事が演出されている。
いよいよ額に射るのみとなった第三段階では赤き月の発生と共に短いフレーズの繰り返しになり、「最後の一発」である事を実感させてくれる。
総じて最終決戦を彩るに相応しい神曲になっている。


終焉

リンクが矢を打ち込んだ額から体内のゼルダ姫が脱出。
ゼルダの放つ光を受けて魔獣の姿すら保てなくなったガノンは噴煙の状態へと逆戻りしてしまうが、それでも尚抵抗を止めずゼルダに襲い掛からんとする。
数多の犠牲者を出したとはいえ、すっかり魔王としての矜持すら失ってしまったガノンにゼルダも思うところがあったのか、哀れむような表情を見せながら光球を放つ。
膨れ上がる光球からガノンも逃れる事はできずに飲み込まれ、女神の力によって今度こそ封印。
100年間に渡る戦いにようやく決着がつく事となる。


ガノン討伐

COMPLETE



【ゼルダ無双 厄災の黙示録】

ブレスオブザワイルドにおける「大厄災」前の時系列から始まる外伝。
大厄災当日の未来から来た「時を渡るガーディアン」の情報によりゼルダ達は厄災に対して先手を打とうとする中で、その「時を渡るガーディアン」に酷似した黒いガーディアンが暗躍する。
その正体は…


◇厄災の宿りし器◇

憑依 ガノン


実は未来からやって来たのは小型ガーディアンだけではなかった。
ガーディアン転移の際に、厄災ガノンの一部もまた過去に転移していたのである。
過去のまだ未機動の小型ガーディアンを乗っ取り憑依ガノンとして行動を開始し、とある村の占い師アストルに接触。
彼を操ることで厄災もまた自らの運命を有利にすべく暗躍を始める。
その影響か大厄災も本来の世界より早く発生。カースガノンも形が本編と変わっており、しかも怨念を吸収することで復活するようになった。

この憑依ガノンの状態でもガーディアンの武装を生かした戦いができるほか、魔物や他のガーディアンを操る力をもつ。
しかし、ゼルダ姫達が諦めずに仲間を助け、その努力に応えて未来に生きる英傑の末裔が次々参戦。さらにアストルが使い捨てにした結果イーガ団が離反し、ハイラル王家に帰順したことによってハイラル全体が一致団結。
これによりガノンたち魔物勢は次第に追い詰められ、ハイラル城の決戦で四体のカースガノン、アストル、憑依ガノン全てが敗れる。進退窮まった憑依ガノンはアストルを吸収過去と未来のガノンが一つに…!


◇憎悪と怨念の権化◇

厄災 ガノン


怨念とガーディアンを混ぜ、巨人にしたような新たな姿・厄災ガノンとして最後の戦いに挑む。
人型になったとはいえ本編Botw同様ガノンドロフであったころの人格はほぼ感じられないが、全身から赤紫色のオーラを靡かせる様がどこか「終焉の者」を思わせるという声も。ある種の先祖返りだろうか。

最初はリンクたちのあらゆる攻撃を一切寄せ付けないという圧倒的な力を持っているが、ゼルダを助けようとした小型ガーディアンの自爆特攻により、無敵の力に綻びが生じ攻撃が通るようになる。
激闘の果てにリンクに斬られたところをゼルダの光の力で滅ぼされ、再び封印されたのだった。

表クリア後も新たなクエストによって何度か戦うことになり、クエストの説明文によるとその都度復活しているようである。あれ?ゼルダ姫が封印したんじゃ…
それどころか…(後述)

知られざる物語

追加コンテンツ第2弾「追憶のガーディアン」にて、時を渡るガーディアンに内蔵されていた記録装置により『厄災の黙示録』の舞台裏が明らかになる。

時を渡るガーディアンが開いたゲートを通って『BOTW』の時代からやって来た未来の怨念は、過去に到着するや否や『黙示録』の時代に存在していた時を渡るガーディアンの元へと真っ先に向かって取り憑き、憑依ガノンが誕生する。
手始めに自身と共に未来からやって来た時を渡るガーディアンを始末するため、闘技場にて襲い掛かる。
後にハイラル城でも見せる変形形態を披露して戦うが敢え無く敗北、しかし本編では見られなかった未知なる変形によって、油断していた時を渡るガーディアンに不意の一撃を見舞い、彼を一時的に機能停止に追い込んだ。
直後にガス欠を起こしたのか憑依ガノンも元の姿に戻ってしまい、何処かへ撤退していった。

その後、ハイラルの滅びの未来を渇望する七人の占い師達から生命を奪って力を増強しつつ、その中の一人であるアストルを己の駒として使い始める。
彼を通じてこの時代のイーガ団と接触し、勢力を拡大させていく。

そして本来の歴史より早く厄災が復活した直後は、闘技場にて時を渡るガーディアンと再び対峙する。
先の戦闘で一瞬だけ見せた未知の変形、その全貌が露わになり…


◇厄災の宿りし器◇

変異 ガノン


厄災ガノンとは異なる新たな形態、変異ガノンへと変貌を遂げている。
その体格は本作の厄災ガノンを上回り、『BOTW』の厄災ガノン並みの大きさにまで巨大化している。
古代兵器が幾つも取り付けられた巨大な豪腕と胴体が細長い多脚で支えられており、さながらザリガニかサソリのような形状になった。
その巨躯に相応しくウィークゲージの当たり判定が右腕・胴体・左腕の三つもある他、ビタロックが実質通じないというほぼ唯一の特殊耐性を有している。

一時は時を渡るガーディアンを追い詰めたものの、ゼルダ達のサポートを受けてパワーアップした彼に押されて敗北。
元の姿へと縮んで吹っ飛ばされた所をイーガ団員に回収され、知られざる物語を振り返った「追憶のガーディアン」は一端幕を閉じる。

厄災ガノンと同じくその後のクエストでも度々登場する他、推奨レベル93の最終バトルチャレンジ「変異ガノンとの戦い」ではボスキャラを務めており、本作における実質的な裏ボスとなっている。

プレイアブル化

クリア後、ほぼすべてのバトルチャレンジをクリアしていった末に出現する高レベルのバトルチャレンジ「厄災ガノンとの決戦」をクリアすることで、なんとプレイヤー側でも厄災ガノンが使用可能になる
非常に強力ながら独特な操作性だった無双版ガノンドロフと違い、意外と素直な性能のパワータイプ。
身体のパーツをカースガノンの物と置き換え、各種カースガノンの技を連続で繰り出すウィークポイントスマッシュは中々スタイリッシュでかっこいい。その演出がクソ長いのが玉に瑕。
またマグネキャッチが雷のカースガノンが出す鉄の杭を3本降らして落雷させるというものになっていて、他のキャラと違い掴むものがなくても攻撃性能を持つ上これがかなり強力。雷属性の敵でなければこの一撃でウィークポイントをかなり削ってさらに感電状態にさせるのでスマッシュまで楽々もっていける。
攻撃力と攻撃範囲が高いため殲滅力に優れるが、ラスボスらしくかなりの巨体を誇る為、当たり判定が大きい上にプレイヤーの視界を遮ってしまい、敵の攻撃が避けにくいという欠点がある。そのため意外とボス戦が苦手。
最大の特徴は一部攻撃で周囲に怨念をばらまき、それを固有技で吸収することで、厄災モードにチェンジすること。
厄災モード中は火力が大きく増すためタイミングを見計らってモードチェンジし、ガンガン攻めていきたい所。
しかしながら発動までには結構な量の怨念を集める必要がある上に、厄災モードを維持できる時間もそこまで長くはないので、これ中心の立ち回りを、というのは難しい。
あくまでもおまけでパワーアップできる程度にとどめておいた方がいいかもしれない。
この手のキャラにありがちな「ゲージ回収していないと弱い」というわけでもないが、厄災の黙示録で重要な「強制的にウィークポイントを削る技」が厄災モードと無条件で発動できるビタロック、雷属性の敵にはあまり効かないマグネキャッチしか無いのがネック。
…だったのだが、DLC導入後に条件を満たすとXボタン2回押しで使えるようになる敵を吸い込む渦を放つ技が終わり際にウィークポイントを強制出現させるので、そこからビタロック→強5コンボでそれなりに育成していれば一撃でスマッシュまで持っていけるようになった。巨体という弱点はそのままだがより火力が増してよりラスボスらしくなったと言えるだろう。

余談だがプレイアブルにして戦場でプレイヤーキャラ変更を行うと喋れる操作キャラに「ガノン!」ときちんと名前を呼んでもらえる。ゼルダにも。ハイラル王にも。大妖精にも。
かなりの巨体のため勘違いされやすいが、実はプレイアブルのガノンだけ一回り程小柄だったりする。
また、プレイアブルキャラである関係上ガノンが登場するクエストでも厄災ガノンとして使えるため、厄災ガノンVS憑依ガノン厄災ガノンVS変異ガノン厄災ガノンVS厄災ガノンといったガノン同士のミラーマッチが実現可能。無双ではよくあることだが


ティアーズ オブ ザ キングダム

前作でゼルダ姫に封印されたはずだが、PVではガノンらしき存在が示唆されている。

何処かの洞窟を探索するリンクとゼルダは、そこで怨念が吹き出す赤髪のミイラを発見する。
遺体と思われたそれは突然動き出し、不意にこちらを睨み付けてくる。

PV第2弾ではガノンらしき咆哮と共に地下から吹き上がる怨念によってハイラル城が浮かぶシーンもあるが、果たして…?



大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

ボスキャラクター『魔王ガノン』(時オカの第二形態)が魔獣ガノンの縦に薙ぎ払う赤黒いビーム攻撃を習得している。
スマブラの仕様上ブレワイ本編よりかなりの脅威だが、チャージ時間が長いのですぐに後ろに回り込めば当たることはない。
また、このボスバトルのBGMには厄災ガノン(第二形態)戦のBGMが採用されている。時オカのBGMじゃないのか…

スピリットとしても厄災ガノンが登場。
攻撃属性のLEGEND級スピリットであり、スピリットバトルでは終点化した始まりの塔でジャイアント化したガノンドロフと戦う。特殊ルールは「お供撃墜で敗北」と「いきなりダメージ」。
お供としてゼルダがいるがなんとこのゼルダ、一切攻撃をしてくれない。彼女にはなす術がないということはこれは100年前の大厄災の再現だろうか?
ガノンドロフの高い火力がジャイアント化で強化されている為出来るだけ引き離したいところ。ジャイアントキラーも必須レベル。
アドベンチャーモードでは闇の世界の「聖地」内で出現。魔王の城の手前にいる為、魔王ガノンに挑むには必ず攻略しなければならない。


【余談】

ブレスオブザワイルドには明確な攻略ルートが存在せず、厄災ガノン撃破のみがエンディングの条件となっている。
そのため、チュートリアル終了後即ガノンへ直行することもできてしまう。
ガノンとの戦闘もそこまでの道程も、難しいなんて言葉じゃ形容できないような鬼畜難易度と化すが、1時間以内でのクリアを目指すタイムアタックには必須である。RTAの記録は30分を切っているが、その半分は始まりの台地だったりする。

「BOTW」の世界観はハイラル史において一番後の出来事とされている。
ウルボザがガノンはゲルド出身だったことに触れるので少なくとも時オカより後の時代であり、このガノンも時オカのガノンと同一人物と解釈できる描写もあった。
更に、作中の文献(ハイラル城の内部に隠された本、歴代ハイラル王家について語っている)や、幾度となく復活してハイラルに危機を及ぼしたとも言われている、マスターソードライネルが存在することから敗北/神トラ~初代ルートの一番最後に位置するのでは?と多くの識者が考察されていたが、ティアキンでそれを否定するような描写が多数見当たることから現状では詳細は不明である。



追記・修正はガーディアンの大群にフルボッコにされてからお願いします。

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最終更新:2024年01月06日 12:11

*1 光の弓矢の耐久力は100となっており、一応100発撃つとぶっ壊れる。もっとも、最小で8発しか撃たないイベント戦なので耐久力を気にする必要はない。…無論、最近発見された光の弓矢持ち出しバグを利用するなら話は別だが。

*2 メタ的な事情を言ってしまうとブレワイ時点では瘴気攻撃という概念自体がなかったわけだが