No.41 泥睡魔獣バグースカ

登録日:2022/01/28 Fri 04:39:30
更新日:2022/01/30 Sun 12:34:32
所要時間:約 6 分で読めます




No.41 泥睡魔獣バグースカ

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/悪魔族/攻2100/守2000
レベル4モンスター×2
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎にこのカードのX素材を1つ取り除く。
取り除けない場合、このカードを破壊する。
(1):このカードはモンスターゾーンに攻撃表示で存在する限り、
相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに守備表示で存在する限り、
フィールドの表側表示モンスターは守備表示になり、守備表示モンスターが発動した効果は無効化される。


No.41 泥睡魔獣バグースカとは、「COLLECTORS PACK 2017」で登場した遊戯王OCGのカードである。

概要

大量の酒瓶や缶を散らかしての泥酔という、見事なへべれけっぷりを見せている「バク」のモンスター。
自身のナンバー「41」は腹部に刻まれている。
なお子供向けゲームでアル中を思わせる描写はまずかったのか、海外版のイラストでは酒瓶などが枕に差し替えられており
それに合わせて寝ている理由も「酔臥」から「単なる就眠」に変更している。

自身の教示形式に応じて適用される効果が決まるという、ディフォーマーによく似た特徴を持つ。

攻撃表示の時は、自身にマジェスペクター耐性を付与する効果。
中々の耐性ではあるものの、自分を守るばかりの効果なので相手に直接的な被害を与えることはできない。
バグースカ自身の攻撃力がサイバー・ドラゴンと同程度しかない所も苦しく、
耐性持ちアタッカーとして運用できず、せっかくの耐性も戦闘破壊でおじゃんになりかねない。
総じて相手と盤面に対する影響力が乏しい。


守備表示の時は、フィールドのモンスターもすべて守備表示にして、その発動した効果を無効にするもの。
単に攻撃を抑制しただけに留まらず、効果も無効にするため
「モンスターに対する限定的な耐性」「展開抑制」の影響を与えており、モンスターに対してめっぽう強い効果になっている。

この手の「効果は強いがステータスが貧弱なモンスター」は、その殆どが「戦闘破壊による突破」を弱点としていた。
バグースカの場合は相手はそもそも攻撃できない上に、モンスターを並べることもままならないため
耐性がないにも拘らず守備表示バグースカの場持ちは極めて良好で、時間稼ぎに優れた壁モンスターとしても評価されている。
インフレが進んだ現代遊戯王にて「壁モンスター」を名乗るには、マシュマロンでは力不足でこれくらいの性能が必要という意味でもある。

「自身がフィールドに残るための維持コスト」としてエクシーズ素材を消費していくタイプのモンスターであるため、3ターン以上居座らせるのは困難。
だが、高速化が進みロックデッキでの勝利が難しくなった現環境では2ターン、自分相手合わせて4ターン存在してくれるだけでも十分なので、そこは割り切っていこう。

この守備表示の効果は自分にも及ぶため、召喚タイミングやデッキ編成には注意を払い、
「自分のバグースカのせいで自分も思い通りに動けませんでした」とはならないようにしたい。

先述の通り、エクシーズ素材が無くても効果は使える事をいいことに、相手ターン中にバグースカを戦線復帰で蘇生して相手を妨害するだけ妨害し、
その末に(維持コスト未払いを逆手に)ポイ捨てして自分は影響から逃れるのも一つの択。

効果の補足

(1)と(2)の効果は両方とも発動を伴わない永続効果。
これは「発動した効果を受けない」耐性を掻い潜る利点にもなるが、以下の通り少しややこしい処理につながる点には注意。

(2)の効果は、発動した時点の状態を参照する。
「自身をリリースしてカードを破壊する」ダイナレスラー・パンクラトプスを例に挙げる。
守備表示になったパンクラトプスをリリースしてバグースカの破壊を狙っても
パンクラトプスをリリースする際は守備表示の状態で発動しているので、結局発動した効果が無効になる。

逆に効果を発動した時点では攻撃表示で効果処理時に守備表示になった場合は、バグースカの(2)の効果で無効にはできない。
  • 予めバグースカがフィールド上に守備表示でいて、相手が魂喰いオヴィラプターを攻撃表示で召喚しても
    オヴィラプターの(1)の誘発効果を発動する前に守備表示に切り替わるため、オヴィラプターの(1)の効果は無効になる。
  • ただしバグースカが不在で相手がオヴィラプターを攻撃表示で召喚し、オヴィラプターの(1)の発動にチェーンして自分が戦線復帰でバグースカを守備表示で特殊召喚する場合、
    効果処理時のオヴィラプターは守備表示だが、発動した時点では攻撃表示だったため(1)の効果を無効にできない。


相性のいいカード

リンクモンスター

リンクモンスターは守備表示にならないため、バグースカの影響を受けない。
そのため自分側はリンクモンスター主体のデッキにしておけば、バグースカの影響を受けない盤面にできる。
ただしリンクモンスターを出す前にバグースカを召喚してしまうと、
ジャンク・シンクロンなどの「フィールド上で発動する展開効果」を使えなくなり展開に支障が出る点には注意。

これらの事は相手にも同様のことが言え、相手が先にリンクモンスターを出していると
バグースカを後から出しても封殺ができなくなる。
逆に先にこちらがバグースカを召喚すれば、リンク主体の相手でも一定の妨害効果が期待できる。

超重武者

守備表示のまま攻撃を行うなど超重武者も相性はいい。
相手が攻めあぐねていくところに、守備表示のまま相手にダメージを与えることができる。
ただし自分の超重武者も効果は無効になる上、展開についての制約も多いデッキなのでタイミングには要注意。

旋壊のヴェスペネイト

バグースカの効果で守備表示のモンスターを増やせる上に、バグースカの上に重ねてエクシーズ召喚が可能なので
貫通効果も含めて、ヴェスペネイトの効果を最大限に活かすことができる。

弱点

確かな妨害能力で相手の心まで守備表示にすることも難しくないが、一応このカードにも弱点はある。

まず単純に、魔法・罠カードに対して干渉できない点。
禁じられたシリーズ無限泡影で効果を無効にされてしまう。

次にモンスターに対しても「フィールド上で発動した効果」にしか手を出せない事。
壊獣の特殊召喚やニビルの発動には手出しできない。

そして上にあげた「リンクモンスターや超重武者ならば影響は小さい」という部分は相手にとっても同じことが言える点。
超重武者は置いといてリンクモンスターと相まみえる機会は多く、スプラッシュ・メイジ等の展開効果を持った低リンクモンスターを足掛かりにして
攻撃力の高いリンクモンスターをリンク召喚することは難しい話ではない。

使用する際はアストラル・クリボーやナンバーズ・プロテクトなどで隙を潰しておきたい。

環境での活躍

このカードは登場以来、魔境や激戦区と評されるランク4モンスターの中でも高い採用率を誇っている。
言うまでもなく召喚難度の低さと封殺効果の高さを評価された結果である。

このカードが世に出た2017年5月はリンク召喚黎明期でリンクモンスターの数も極めて少なかった。
自ずとバグースカから逃れられるデッキが少なくなっていたため、先攻制圧の置物として大変有難られたそうな。

今ではリンクモンスターの数、並びに妨害札の数が増えたことでバグースカ単体での制圧能力は落ちている。
一方で新マスタールールの廃止を受け、リンクモンスターの需要が落ち着いたことで相対的にバグースカの封殺能力は上昇し
今でも優秀な壁、時間稼ぎモンスターとして君臨している。

余談

このカードは遊戯王の公式Twitterにて告知されたが、その日時は「2017年4月1日 午前4時1分」だった。
バグースカのナンバーに因んだ、なかなか洒落たサプライズになっている。
ツイートを見た決闘者たちは度肝を抜かし、エイプリルフールのジョークであってくれと錯乱したとかしなかったとか





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最終更新:2022年01月30日 12:34