ジャンク・シンクロン(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/14 Mon 20:11:27
更新日:2024/04/20 Sat 20:19:33
所要時間:約 7 分で読めます




ジャンク・シンクロン

チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/ATK 1300/DEF 500
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

●目次

【概要】

《ジャンク・シンクロン》はスターターデッキで登場したモンスター。


5D'sが始まりOCG初のチューナーの1体として当初から扱いやすい効果と恵まれた属性と種族で活躍するチューナーモンスターの象徴とも言える。

【解説】

召喚時のレベル2以下の釣り上げ効果により単体でレベル5、4のシンクロモンスターになれる。

特にレベル5には《TG ハイパー・ライブラリアン》や《A・O・J カタストル》など優秀なカードが揃っており、
自らを指定チューナーとする《ジャンク・ウォリアー》も上手く扱えれば強力なモンスターになる。
もちろん蘇生先は何も必ずシンクロするための非チューナーである必要はなく、チューナーを蘇生させて疑似的にレベル1・2のチューナーとして振る舞うことも、チューナー2体分として扱うこともできる。
更に優れたステータスとテーマによりサポートにも恵まれており、《戦士の生還》や《ダーク・バースト》などで墓地から、《増援》や《調律》でデッキから加えられる。

自身の効果で呼び出したモンスターは効果が無効になるが、正確に表現すると「そのモンスターが表側表示でフィールドに存在する限り効果が無効になる」「そのモンスターがフィールドで発動した効果は無効になる」ということである。

《ドッペル・ウォリアー》のトークンを生み出す効果はシンクロ召喚に使われて墓地に送られた時に発動するため、問題なく組み合わせることができる。

また自身をリリースして効果を発動する《ミスティック・パイパー》は効果の発動こそできるものの、発動した効果は無効になるのでドローはできない。これは効果解決時には《ミスティック・パイパー》自身は墓地にいるものの、あくまで発動した場所はフィールド上であるため。

スキルドレイン》で効果が無効になっている場合とは異なるので注意しよう。*1

この効果ではフィールド外での発動は無効化されないので《ジャイアントウイルス》や《見習い魔術師》などのリクルーターを呼ぶのもいいだろう。
また《月の書》などで1度裏側守備表示にした後にリバースすれば無効化は解除される。

現在《ジャンク・シンクロン》を指定チューナーとするモンスターは実に5体も存在する。
  1. ウォリアーシリーズ唯一の星5シンクロで、状況次第で《オベリスクの巨神兵》をも軽く越える攻撃力になる《ジャンク・ウォリアー》(レベル5)
  2. 守りにも攻めにも使える《ジャンク・ガードナー》(レベル6)
  3. 相手のモンスターを除外し確実に一撃を加えられる《ジャンク・アーチャー》(レベル7)
  4. 守備表示モンスターを問答無用で破壊し戦闘にも滅法強い《ジャンク・バーサーカー》(レベル7)
  5. 相手を選ばない万能な除去効果を備え持つ《ジャンク・デストロイヤー》(レベル8)


…とレベル5~8までバランス良く揃っている。


また、シンクロンと名の付くモンスターの中で唯一の戦士族。
同じく墓地リソースが重要な《不死武士》の蘇生の妨げにならず相性も良い。


【アニメの活躍】

アニメでは主人公不動遊星が多用するチューナーモンスターで、彼のデッキの顔。

記念すべき第一話で召喚され、エンジェルリフトにより復活した《スピード・ウォリアー》と共に《ジャンク・ウォリアー》となった。

これ以降《ジャンク・シンクロン》+《スピード・ウォリアー》は遊星の基本戦術になり、このコンビは過労死コンビと呼ばれた。

《ジャンク・ウォリアー》と《ジャンク・シンクロン》で《スターダスト・ドラゴン》になったりと忙しかった。

そしてダークシグナー編終盤、《クイック・シンクロン》というもうひとつの相方が登場。

少しは出番が少なくなったがVSレクス・ゴドウィン戦では《ジャンク・アーチャー》になり、VSブレオ戦では《ジャンク・デストロイヤー》になり勝利に貢献した。

遊星がアクセルシンクロを習得した後は戦術が《シューティング・スター・ドラゴン》の高速召喚に変化したので出番がほとんどなくなり、
専らシューティングスターのバーサーカーソウルでめくられるだけになった。

そしてVSアンチノミー戦では《ジャンク・バーサーカー》になるが…。
しかし最終回にて再登場し、《ジャンク・ウォリアー》となって遊星を勝利に導いた。


アニメ初期ではモンスター蘇生効果はなかった。

使うようになったのはVS牛尾(3戦目)からである。

ジャックの《ダーク・リゾネーター》、クロウの《疾風のゲイル》とは闇属性で☆3かつATK1300という部分が共通している。


【相性のいいカード】

  • 《スピード・ウォリアー》
相性というか遊星ファンなら定番の組み合わせ。

自分の効果で蘇生するのもよし、ジャンクロンで吊り上げるのもよし。

自分でリクルートするので使い易く、ジャンクウォリアーの攻撃Upにも使える。

我らがお父さん。
リバースしたら1枚破壊&デッキから3枚落とす優秀な除去カード
使ったあとはジャンクロン共々《カオス・ソーサラー》のコストにでもしよう。

  • 《見習い魔術師》
前述の通り墓地で発動する効果は有効なので強制転移とコンボできる。
場と墓地にそれぞれ一体でもいればアーカナイトにもなれる。

  • 《シンクロフュージョニスト》
実質アド0でシンクロできる。
更に墓地の状況にもよるが後続を維持することもできる。
デッキタイプに左右されるが非常に強力。
見習いとも相性がいい。

ジャンクロンの効果で釣り上げたら効果で更にワーウルフが手札から特殊召喚される。

  • 《ドッペル・ウォリアー》
《TG ワーウルフ》と同じくジャンクロンの釣り上げ後手札から特殊召喚できる星2非チューナー。
自身をシンクロ素材にするとレベル1のトークンを2体特殊召喚でき、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力上昇や更なるシンクロに繋ぐことができる。
特化したデッキはジャンクドッペルと呼ばれる。

  • 《ジャンク・サーバント》
自分フィールド上にジャンクと名の付くモンスターがいるとき特殊召喚できる。
ジャンクロン+サーバント+星2でお手軽トリシューラ

アーチャーやバーサーカーにもなれる。


昔から遊星を支えてきたモンスター。
最終回と同様、《ジャンク・ウォリアー》に繋ぐのがベスト。


その他、ガエルガスタ等下級モンスターデッキにおいて、一定の価値があるチューナーであるといえる。


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最終更新:2024年04月20日 20:19

*1スキルドレイン》が存在している場合でも《ミスティック・パイパー》の効果は発動でき、その効果は無効にされない。《スキルドレイン》の効果はフィールドの表側表示モンスターにしか及ばないため、《ミスティック・パイパー》がリリースされて墓地に送られた時点で無効化の範囲から逃れる。