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ジャンク・シンクロン(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/14 Mon 20:11:27
更新日:2026/08/14 Fri 09:24:35
所要時間:約 7 分で読めます





《ジャンク・シンクロン》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/ATK 1300/DEF 500
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

●目次

【概要】

《ジャンク・シンクロン》はスターターデッキ(2008)で登場したモンスター。

見た目は全身オレンジのパーツで大きな帽子に眼鏡とマフラーがトレードマークのSD人型ロボ、といった感じ。
ただし機械族ではなく戦士族である。

S召喚の導入と共に登場したOCG初のチューナーの1体として、扱いやすい効果と恵まれた属性と種族で活躍するチューナーモンスターの象徴とも言える。

【解説】

召喚時のレベル2以下の釣り上げ効果により単体でレベル4~5のSモンスターになれる。

特にレベル5には《TG ハイパー・ライブラリアン》や《A・O・J カタストル》など優秀なカードが揃っており、
自らを指定チューナーとする《ジャンク・ウォリアー》も上手く扱えれば強力なモンスターになる。
もちろん蘇生先は何も必ずシンクロするための非チューナーである必要はなく、チューナーを蘇生させて疑似的にレベル1・2のチューナーとして振る舞うことも、チューナー2体分として扱うこともできる。
更に優れたステータスとテーマによりサポートにも恵まれており、《戦士の生還》や《ダーク・バースト》などで墓地から、《増援》や《調律》でデッキから加えられる。

当時のチューナーはチューナーという肩書きに甘えてまともなメリット効果が無い、下手したらデメリット持ち等がザラで、ましてやこのカードのような釣り上げ(もしくは自己特殊召喚)により1ターンでSモンスターに繋げられるものはごく僅かで、最初期では破格とすら言えるカードパワーだった。
既存のテーマデッキに組み込むのは難しいためすぐに活躍とはいかなかったが、後に環境でも存在感を示すことになる。
現代では良くも悪くも最低限くらいのスペックだが、主人公テーマの代表格ということで後発のサポートでもこのカードの存在を意識したものが多く、シンクロン関連を主役としたデッキなら未だに採用されうる。

自身の効果で呼び出したモンスターは効果が無効になるが、正確に表現すると「そのモンスターが表側表示でフィールドに存在する限り効果が無効になる」「そのモンスターがフィールドで発動した効果は無効になる」ということである。

《ドッペル・ウォリアー》のトークンを生み出す効果はS召喚に使われて墓地に送られた時に発動するため、問題なく組み合わせることができる。

また自身をリリースして効果を発動する《ミスティック・パイパー》は効果の発動こそできるものの、発動した効果は無効になるのでドローはできない。これは効果解決時には《ミスティック・パイパー》自身は墓地にいるものの、あくまで発動した場所はフィールド上であるため。

スキルドレイン》で効果が無効になっている場合とは異なるので注意しよう。*1

この効果ではフィールド外での発動は無効化されないので《ジャイアントウイルス》や《見習い魔術師》などのリクルーターを呼ぶのもいいだろう。
また《月の書》などで1度裏側守備表示にした後にリバースすれば無効化は解除される。

現在《ジャンク・シンクロン》を指定チューナーとするモンスターは実に6体も存在する。
  1. ウォリアーシリーズ唯一の星5Sで、状況次第で《オベリスクの巨神兵》をも軽く越える攻撃力になる《ジャンク・ウォリアー》(レベル5)
  2. その《ジャンク・ウォリアー》のリメイクとして登場した《ジャンク・ウォリアー・エクストリーム》(レベル8)
  3. 守りにも攻めにも使える《ジャンク・ガードナー》(レベル6)
  4. 相手のモンスターを除外し確実に一撃を加えられる《ジャンク・アーチャー》(レベル7)
  5. 守備表示モンスターを問答無用で破壊し戦闘にも滅法強い《ジャンク・バーサーカー》(レベル7)
  6. 相手を選ばない万能な除去効果を備え持つ《ジャンク・デストロイヤー》(レベル8)


…とレベル5~8までバランス良く揃っている。


また、シンクロンと名の付くモンスターの中で唯一の戦士族。
同じく墓地リソースが重要な《不死武士》の蘇生の妨げにならず相性も良い。


【アニメの活躍】

アニメでは主人公不動遊星が多用するチューナーモンスターで、彼のデッキの顔。

記念すべき第一話で召喚され、エンジェルリフトにより復活した《スピード・ウォリアー》と共に《ジャンク・ウォリアー》となった。
これ以降《ジャンク・シンクロン》+《スピード・ウォリアー》は遊星の基本戦術になる。
更に《ジャンク・ウォリアー》+《ジャンク・シンクロン》で《スターダスト・ドラゴン》になったりと忙しかった。

そしてダークシグナー編終盤で代役を担える《クイック・シンクロン》が登場し、若干出番が少なくなったがVSレクス・ゴドウィン戦では《ジャンク・アーチャー》になり、VSブレオ戦では《ジャンク・デストロイヤー》になり勝利に貢献した。

遊星がアクセルシンクロを習得した後は戦術が《シューティング・スター・ドラゴン》の高速召喚に変化したので出番がほとんどなくなり、
専らシューティングスターのバーサーカーソウルでめくられるだけになった。

そしてVSアンチノミー戦では《ジャンク・バーサーカー》になるが…。
しかし最終回にて再登場し、《ジャンク・ウォリアー》となって遊星を勝利に導いた。


アニメ初期ではモンスター蘇生効果はなかった。

使うようになったのはVS牛尾(3戦目)からである。

ジャックの《ダーク・リゾネーター》、クロウの《BF-疾風のゲイル》とは闇属性で☆3かつATK1300という部分が共通している。


【サポートカード】

《フルスピード・ウォリアー》
効果モンスター
星2/風属性/戦士族/攻 900/守 400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「ジャンク・シンクロン」1体または「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの以下のモンスターの攻撃力は、自分バトルフェイズの間だけ900アップする。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター

ストラクチャーデッキ -パワー・オブ・フェローズ-にてリメイクされた《スピード・ウォリアー》。《ジャンク・ウォリアー》の物と同じスカーフをしており、ポーズもアニメで《スピード・ウォリアー》が召喚された時の決めポーズとなっている。

召喚・特殊召喚時に《ジャンク・シンクロン》のサーチもしくは《ジャンク・ウォリアー》の名前が記された魔法・罠のサーチが可能。特に後述する《シンクロ・フェローズ》は《ジャンク・シンクロン》含めて2枚サーチ・レベル操作・召喚権追加と非常に強力な初動なので筆頭サーチ先。

バトルフェイズ中の攻撃力倍化を900アップと言う形で再現しつつ、関連モンスター全体に付与する形に変更。しっかり自身も「《ジャンク・ウォリアー》のカード名が記されたモンスター」なので対象となっている。
並べれば並べるほど総攻撃力が大きくなり、《ジャンク・ウォリアー》の火力を更に引き上げる事が可能。
しれっと起動効果から永続効果となっているため、レベル2以下を効果を発動できない状態で蘇生する《ジャンク・ウォリアー・エクストリーム》で蘇生しても攻撃力アップが適用される形となっているのも非常にありがたい。更にこの効果は重ね掛けが可能なので《ジャンク・ウォリアー・エクストリーム》で複数蘇生できれば《ジャンク・ウォリアー》でとんでもない打点を叩き出せる。


《スクラップ・ウォリアー》
シンクロ・効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1700/守 100
「スクラップ・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。
「ジャンク・シンクロン」1体または「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたカード1枚をデッキから選び、
手札に加えるか墓地へ送る。
(2):「スクラップ・ウォリアー」以外の自分フィールドの以下のモンスターが発動した効果は無効化されない。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター

ストラクチャーデッキ -パワー・オブ・フェローズ-にて登場したSモンスター。

専用チューナーである《スクラップ・シンクロン》が手札からS素材になれる効果を持つため、上記の《フルスピード・ウォリアー》で《シンクロ・フェローズ》をサーチし、更に《ジャンク・シンクロン》と《スクラップ・シンクロン》をサーチすればすぐさまS召喚ができる。
他にも《サイキック・リフレクター》から《決闘進化ーバスター・ゾーン》を経由して《バスターソニック・ウォリアー》をサーチして特殊召喚、《バスターソニック・ウォリアー》で《スクラップ・シンクロン》をサーチしてもS召喚可能。

S召喚時に《ジャンク・シンクロン》1体もしくは《ジャンク・ウォリアー》の名前が記されたカードをサーチもしくは墓地肥やしが可能。
《シンクロ・フェローズ》とは非常に相性が良く、このカードで《シンクロ・フェローズ》をサーチし、このカードが《シンクロ・フェローズ》の墓地効果の発動条件となって召喚権を追加して《ジャンク・シンクロン》の召喚に繋げられる。
さらに場にいる限りは自身と同名カード以外の関連カードの効果が無効化されなくなる。
単に相手の妨害を弾けるだけでなく、《ジャンク・シンクロン》で蘇生した《フルスピード・ウォリアー》の効果が無効にならないと言うシナジーもある。


《シンクロ・フェローズ》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから以下のモンスターを1体ずつ手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
●「ジャンク・シンクロン」
●「ジャンク・ウォリアー」「スターダスト・ドラゴン」のいずれかのカード名が記されたモンスター
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げる。
さらにこのターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分のメインフェイズに「シンクロン」モンスター1体を召喚できる。

ストラクチャーデッキ -パワー・オブ・フェローズ-にて登場した通常魔法。

《ジャンク・シンクロン》1体と《ジャンク・ウォリアー》か《スターダスト・ドラゴン》の名前が記されたモンスター1体の合計2枚をサーチしつつ手札を1枚捨てる効果を持つ。
単純に2枚サーチと言うだけでも強いが、捨てるカードをレベル2以下のモンスターにする事で《ジャンク・シンクロン》の蘇生先の確保にもなる。

更に自分の場のSモンスターのレベルを1つ下げる事で「シンクロン」モンスターの召喚権を追加する墓地効果もある。
上記の通り《スクラップ・ウォリアー》とは非常に相性が良く、
《フルスピード・ウォリアー》からこのカードにアクセスした場合は《スクラップ・シンクロン》をサーチして《スクラップ・ウォリアー》をS召喚してサーチor墓地肥やしをした所で墓地効果の対象にして《ジャンク・シンクロン》を召喚して《フルスピード・ウォリアー》を蘇生、
《スクラップ・ウォリアー》からこのカードにアクセスした場合は《フルスピード・ウォリアー》をサーチしてから捨てる事で《スクラップ・ウォリアー》を対象に墓地効果を使って《ジャンク・シンクロン》を召喚し《フルスピード・ウォリアー》を蘇生してサーチ、
と相互にアクセスできる関係となっている。


【リメイク】

《スタージャンク・シンクロン》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
このターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン中、自分フィールドの「ジャンク・ウォリアー」は相手の効果では破壊されない。

LIMIT OVER COLLECTION -THE HEROES-にて遂にリメイクされた《ジャンク・シンクロン》。《スターダスト・ドラゴン》に合わせたかの様な名前となっている。

メインの効果は墓地のレベル2以下のモンスターを蘇生しつつ自身を手札から特殊召喚、とリメイク元より強化された効果となっており、「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材になれるので《ジャンク・シンクロン》指定のSモンスターも出せる。発動後はSモンスターしか出せなくなるが、このカードを採用するデッキはほぼ【シンクロン】なのであまり気にならない。
オマケに墓地から除外する事でそのターン限定だが《ジャンク・ウォリアー》に効果破壊耐性を付与する効果もあり、《ジャンク・ウォリアー》の名前が記されたカードのサポートも受けられるため、リメイク元のほぼ上位互換となっている。

ただし、カード名は《ジャンク・シンクロン》ではないためそちらを名指ししたサポートを受けられない。
特に強力なサポートカードである《シンクロ・フェローズ》のためには本家《ジャンク・シンクロン》が必要なので、上位互換でありながら本家の立場を完全には奪わない調整となっている。


【相性のいいカード】

  • 《スピード・ウォリアー》
相性というか遊星ファンなら定番の組み合わせ。

自分の効果で蘇生するのもよし、《ジャンク・シンクロン》で吊り上げるのもよし。

自分でリクルートするので使い易く、ジャンクウォリアーの攻撃Upにも使える。

我らがお父さん。
リバースしたら1枚破壊&デッキから3枚落とす優秀な除去カード
使ったあとは《ジャンク・シンクロン》共々《カオス・ソーサラー》のコストにでもしよう。

  • 《見習い魔術師》
前述の通り墓地で発動する効果は有効なので強制転移とコンボできる。
場と墓地にそれぞれ一体でもいれば《アーカナイト・マジシャン》にもなれる。

  • 《シンクロフュージョニスト》
実質アド損なくシンクロできる。
更に墓地の状況にもよるが後続を維持することもできる。
デッキタイプに左右されるが非常に強力。
見習いとも相性がいい。

《ジャンク・シンクロン》の効果で釣り上げたら効果で更にワーウルフが手札から特殊召喚される。

  • 《ドッペル・ウォリアー》
《TG ワーウルフ》と同じく《ジャンク・シンクロン》の釣り上げ後手札から特殊召喚できるレベル2非チューナー。
自身をS素材にするとレベル1のトークンを2体特殊召喚でき、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力上昇や更なるシンクロに繋ぐことができる。
特化したデッキは【ジャンクドッペル】と呼ばれる。

  • 《ジャンク・サーバント》
自分フィールド上にジャンクと名の付くモンスターがいるとき特殊召喚できる。
《ジャンク・シンクロン》+《ジャンク・サーバント》+レベル2でお手軽《氷結界の龍 トリシューラ

《ジャンク・アーチャー》や《ジャンク・バーサーカー》にもなれる。

  • 《ジャンク・コンバーター》
2019年に登場したシンクロンサポート。
自身と他のチューナーを捨ててシンクロンをサーチし、自身を素材とすればチューナーを蘇生できる。そして自身はレベル2非チューナー。
つまり、サーチした《ジャンク・シンクロン》+このカード、シンクロ先+《ジャンク・シンクロン》で簡単にレベル8まで到達できる。
「単独でレベル5までだと流石に今ではなぁ……」という気持ちを払拭してくれる1枚。
手札から捨てたチューナーや蘇生するチューナー次第で色々できるので応用性も高い。


昔から遊星を支えてきたモンスター。
最終回と同様、《ジャンク・ウォリアー》に繋ぐのがベスト。


その他、ガエルガスタ等下級モンスターデッキにおいて、一定の価値があるチューナーであるといえる。



追記・修正よろシンクロン

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最終更新:2026年08月14日 09:24

*1 《スキルドレイン》が存在している場合でも《ミスティック・パイパー》の効果は発動でき、その効果は無効にされない。《スキルドレイン》の効果はフィールドの表側表示モンスターにしか及ばないため、《ミスティック・パイパー》がリリースされて墓地に送られた時点で無効化の範囲から逃れる。