遊☆戯☆王 カプセルモンスターコロシアム

登録日:2022/04/06 Wed 20:22:36
更新日:2024/11/03 Sun 19:18:37
所要時間:約 4 分で読めます




戦術が勝負の行方を左右する!!


遊☆戯☆王 カプセルモンスターコロシアムとは2004年にコナミよりPS2用ソフトとして発売された遊戯王非OCG作品。

ブリード&バトル』を正当進化させた様なシステムで、登場モンスターは全部で200体。
あちらとの違いとしてはAPを消費することで複数のモンスターを動かせたり、特定のモンスターを進化させられたり攻撃範囲が広まった点が大きい。
ただし、合体や進化させたモンスターは消滅してしまい、リストから消されるので最低でも2・3体集めたい。

プレイヤーは武藤遊戯となり、ライバルと一対一で勝負を繰り広げていく。エリア1と5は順番になっているが、エリア2~4は戦う相手を自由に選べる。

ゲーム開始時にシンボルをカスタムするか、スターターセットを購入するかを決められるが、カスタムの方がAPが貯まり易くオススメ。

システム

ゲームを始める前にお互いに8枚の数字カードをめくり、数字の一番大きい方が先攻・後攻を決められる。

プレイヤーは互いにカプモンを決められたMPの合計以下になるよう決定し、自分の陣地にセットする。ステージによってはモンスターの上限数が決められており、序盤のステージほど上限が少なく、逆に終盤のステージでは上限数が多くなる。

ゲーム開始後はターンプレイヤーのAPがチャージされ、APを消費してモンスターを召喚したり、移動したり攻撃したりできる。
モンスターを召喚するごとにチャージされるAPが増加し、たくさん召喚するほど有利になる。
移動・攻撃には縦横の「十字型」、斜め方向の「クロス型」1マス移動できない代わりにどの方向にも対応している「飛び石型」の三スタイルに分かれている。

無闇に突っ込まず、相手に移動させてから迎撃すればAPを減らす回数が少なくなり、一体のモンスターに集中砲火を浴びせて楽に倒すこともできる。
但し、相手もこちらの攻撃範囲に入らない様な思考を行うので注意。

属性

本作は『DMⅡ』~『DM8』と同様に本家の6属性に加えて森属性と雷属性の2つの計8属性となっている。
属性には相性が存在しており、有利な属性なら大ダメージ、逆に不利ならダメージが減る。
シンボルには属性ボーナスを持っており、例えば炎属性の場合は炎属性と弱点をカバーできる風属性の攻撃力が上昇する。

  • 闇属性
攻撃力が高めなのが特徴。地属性に有利で、光属性には不利。
  • 光属性
特技を習得しやすいのが特徴。闇属性には有利で、雷属性には不利。
  • 雷属性
全属性の中で攻撃力が高いが、打たれ弱さもトップクラス。光属性には有利で、地属性には不利。
  • 地属性
全体的にバランスの取れたステータス。雷属性には有利で、闇属性には不利。
  • 風属性
移動力が全体的に高く、攻め込みやすい。水属性には有利で、森属性には不利。
  • 水属性
防御力が高いのが特徴。炎属性には有利で、風属性には不利。
  • 炎属性
イメージ通り攻撃力が高い個体が多いが、逆に防御力は総じて低い。
序盤で手に入るファイヤー・デビルやファイヤー・ウィング・ペガサス等ハイスペックなものが多い。
炎を操る者は全モンスターで唯一合体・進化に対応するモンスターであるが、それ故にコンプするには最低でも3体が必要となる。
火炎草やメカニカル・スネイル等OCGでは別属性だったモンスターがこのゲームに限り炎属性に変更されている。
タイム・ボマーの手の込んだ攻撃モーションは必見。
森属性には有利でほぼ一撃で焼き払えるが、逆に水属性には不利で高い攻撃力を相殺してしまうどころが逆に一撃で撃破されてしまう。
  • 森属性
低コストなのが多く、序盤のメンバー調整に最適。風属性には有利で、炎属性には不利。


登場人物

闇遊戯
本作の主人公。祖父の双六から好きなシンボルを貰ってカプセルモンスター大会に参加することになる。
マジシャン・オブ・ブラックカオスや召喚神エクゾディアへの合体や進化はともかく、青眼の究極龍やメタル・デビルゾア、ゲート・ガーディアン等の敵側が使うモンスターですら合体や進化まで生み出してしまうハイスペックの持ち主。
因みにもう一人の人格である表遊戯はチュートリアルにのみ登場する。えっ!?AIBOの出番これだけ!?

城之内克也(炎)
遊戯が最初に戦うことになる親友。
4体も進軍させてくるファイヤー・デビルは序盤の敵としては移動・攻撃範囲ともに広く厄介だが、ステージギミックで流れ出すプールを利用すれば弱体化できる。
ここでファイヤー・デビルをゲットすれば後のステージで序盤のCPUが使う森属性を楽に倒せる。
というのも序盤で使用できるMPの合計値が低く、こちらが使用できるモンスターが非常に限られている為、ある意味では城之内が本作最大の難関と言える。

本田ヒロト(森)
同じくエリア1で戦う親友。
海外アニメの影響からか雷属性も使用する。

真崎杏子(水)
使用モンスターは光属性の方が多い。但し、一体だけルート・ウォーターを使用するので炎シンボルを選んだプレイヤーは要注意。

御伽竜児(闇)
久々に出番を与えられた背景。攻撃性能の高い闇と雷属性を使うのでうかつに攻撃範囲に入らないように。
性格は原作準拠。

武藤双六(地)
エリア1の最後となる遊戯の祖父。カプセルモンスターショップの店員も勤めている。
何故か地形ボーナスを活用しようと森属性を多めに使用するので炎属性を使えばあっさりと倒せる。
エクゾディアパーツの一つを入手できるチャンス。

インセクター羽蛾(森)
エリア2に登場する全日本チャンピオン。水属性で弱点をカバーするので炎属性で(ry)

ダイナソー竜崎(地)
その名に違わず、恐竜族を使用する。
同属性対策として闇属性も使用する。
彼との戦いのBGMは必視。

孔雀舞(風)
同じくエリア2に登場する城之内のガールフレンド。
原作同様、ハーピィ・レディを使用し、その高い移動力で距離を詰めてくる。さらには炎属性で弱点もカバーするので要注意。
炎シンボルを選んだプレイヤーは最初に彼女を対戦相手にしてここで戦力強化を図るといい。

梶木漁太(水)
杏子とは違って本当に水属性をメインにしている。
弱点補強の森属性は使わないので炎属性でのワンパンはほぼ不可能。寧ろ返り打ちにされてしまう。おとなしく風属性を使おう。
また、バトルが長引くと中央に船が出現するのでそちらに誘導させるのも手。

海馬モクバ(雷)
海馬の弟。
自身の主力モンスターが兄サマへの敗北となるのは皮肉にもなりうる存在。

獏良了(闇)
千年リングの持ち主。
薄暗いステージを好む。
このあたりからこちら側へのモンスターがインフレしてくるのでこれ以降のライバルは比較的楽に倒せる。

リシド(土)
マリクを偽りし者。
彼との戦いのステージである「灼熱の大地」は後にストラクチャーデッキでの商品名として登場する。

シャーディー(光)
千年秤の持ち主。
サブアタッカーとして炎属性も使用する。

バンデット・キース(闇)
元全米チャンピオン。
原作同様、リボルバー・ドラゴンがエースで、ステージも財宝があちこちに置いていたりといかに彼らしい雰囲気になっている。
ちなみに対戦が終了するとステージが崩れ落ちるという彼だけの演出も。

ペガサス(光)
千年眼の持ち主。
ステージもBGMも彼とマッチしたもの揃い。

イシズ(光)
千年タウクの持ち主。
ステージがかっこいい。

闇マリク(炎)
火の山で戦うことになる千年ロッドの持ち主。風属性の様な移動力を持つ紅陽鳥が切り札。
数ターン経過すると火山が噴火し、焼け跡が炎属性をパワーアップさせる上に、炎属性以外のモンスターはスリップダメージを背負うことになる。
なので彼と戦う時は速攻勝負で挑むか、端っこに移動したりしたい。
こちらが炎属性を選んでいる場合はスリップダメージを受けず、紅陽鳥やドル・ドラで戦力強化が図れる。

海馬瀬人(光)
遊戯の宿命のライバルで本作のラスボス
何故か究極竜は使用せず後に遊戯によって合体させられることとなる。

余談

本作の同根カードには「アビスソルジャー」「インフェルノ・ハンマー」「テーヴァ」の三枚が、攻略本にはシク仕様のアビス・ソルジャーが付属していた。
この内アビス・ソルジャーはキラー・スネークとのシナジーの強さから一時は規制されるほどの圧巻を見せ付けた。

ある裏技でモンスターを増殖させることが出来る。こうすることによってMPを稼いだり、ステージ1からやり直してお気に入りのモンスターを育成することも可能。

追記・修正はモンスターをコンプしてからお願いします。

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