SCP-2222-JP

登録日:2022/08/13 Sat 15:35:06
更新日:2025/01/15 Wed 10:26:51
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空想科学部門にも、愛する思いは殺せまい。
...SCP-2222-JPのディスカッション欄より

SCP-2222-JPは、シェアワールドSCP Foundation」に登場するオブジェクトの一つである。オブジェクトクラスはEuclid。

始めに

タグや冒頭の文章を見てもわかる通り、この記事にはかなり壮大なメタ要素が含まれる。
この記事を読む前に、SCPにおけるメタ要素について復習しよう。
SCPのメタ記事の原点ともいえる報告書が、S・アンドリュー・スワンの提言である。
この提言に出てくるSCP-001とは、SCPの作者、そしてSCPを読んで楽しんでいるあなた自身のことである。
この001提言は多くの記事で採用されていて、その場合SCP-001のことをクラスS/001上位存在と呼ぶことが多い。そして、クラスS/001上位存在を研究している財団内の部門が空想科学部門である。
この二つの単語はこれから使用されるので覚えておいてほしい。

アーカイブ手順

この記事には、ほかの記事ではあまり聞かない「アーカイブ(記録)手順」が存在する。
簡単に要約すると、
  • この記事の一部はレベル∇*1機密に分類されるよ
  • ∇機密に分類された部分はサイト-01かサイト-∇*2からしか閲覧できないよ
  • 特に補遺5はその中でもクリアランスレベル4を持ってないと見れないよ
  • ∇機密に不正なアクセスが感知されたらこの記事はデータベースから一時的に消滅するよ
といったところだろう。
サイト-∇は今後沢山登場することになるので覚えておこう。

説明

話の流れを分かりやすくするため、説明を先に記述する。
SCP-2222-JPは、黄色や赤色に近い色をした球体の発光体で、一辺が4.1mのコンテナの中に収容されている。コンテナには窓がついていて、そこからSCP-2222-JPを観察できる。
安定状態のSCP-2222-JPは毎秒約一回の点滅を繰り返していて、ヒューム値はちょうど1Hmになっている*3
また、SCP-2222-JPはエネルギーの放出や吸収を行っていない。報告書にはSCP-2222-JPの画像もあるが、
再現画像である。
SCP-2222-JPは以前紹介した通り毎秒約一回点滅をしているが、不安定状態になるとこの点滅間隔が狭まることがある。そして、点滅間隔が狭まると、SCPオブジェクトの収容違反や要注意団体によるサイトへの襲撃が発生する。
また、それらのインシデントは、SCP-2222-JPの点滅間隔が狭まるほど危険性が増す傾向がある
さらに、SCP-2222-JPが不安定状態に移行すると、SCP-2222-JPのヒューム値が低下する。
余談だが、SCP-2222-JPは最高で1秒に3回ほど点滅する。監視するDクラス職員が光過敏性発作をおこさなければいいが...
このSCP-2222-JPだが、一定時間以上見ていると精神に異常をきたすことがあるらしい。詳しくは後述。
SCP-2222-JP-Σ*4は、SCP-2222-JPと同時に発見された人工物である。これについても後述。

今までの情報のまとめ
  • SCP-2222-JPは球体の発光体で、ずっと見ていると精神に異常をきたすことがあるよ
  • 何かのインシデントが発生するとSCP-2222-JPのヒューム値が低下し、SCP-2222-JPの点滅間隔も狭まるよ
  • SCP-2222-JP-ΣはSCP-2222-JPと一緒に見つかった人工物だよ

特別収容プロトコル

ここで特別収容プロトコルの登場である。
こちらも簡単に要約すると、
  • SCP-2222-JPはサイト-∇内のコンテナにに収容されるよ
  • 収容室内にスクラントン現実錨が4台おいてあるよ
  • 訓練を受けた三名以上のDクラス職員がSCP-2222-JPを監視しているよ。SCP-2222-JPが不安定状態になったら監視担当職員は収容担当班にそのことを伝えるよ
  • SCP-2222-JP-Σがあった場所は財団の静止衛星と機動部隊が監視しているよ
  • SCP-2222-JPの精神異常の影響を受けた職員は研究目的のためサイト-∇に配置され続けるよ。研究が終わった後どうするかはサイト管理官及び収容担当班の判断に任せるよ
となる。

補遺1:発見

SCP-2222-JPは、1974年に財団がKant-WNETsを導入したことによって発見された。
Kant-WNETsというのは、世界各地のヒューム値をモニタリングするシステムのことである。
そのKant-WNETsを使用した結果、サハラ砂漠で出現と消滅を繰り返している現実性ホールが発見された。
当該地域で再度検査を行ったところ、地下700mの地点にSCP-2222-JPが見つかったのである。
また、SCP-2222-JP-Σもこの時発見された。

補遺2: 未確定の異常性

先ほどSCP-2222-JPは精神に異常をきたすことがあると述べた。補遺2はそれについての文章である。
ルシェリ・ウィザースプーン研究員は、SCP-2222-JPの監視を担当していた。
彼はなまけ癖があり、同僚などからもそう認識されていた。そんな人が研究員になっていいのだろうか…でも本部にはもっとひどい奴らがいたか。
以下はそんな彼の二日分の日記である。

ここ最近、くだらない感情に支配されているような気がする。

どうにも、アノマリーが恐ろしく感じる。当たり前の感情だけれど、最近は一層怖い。今みたいに光を見てれば済む仕事じゃなかったら、もしかすると発狂してたかもしれない。どうして私はあんな意味不明な恐ろしい存在たちを相手にしてるんだろう。そう思うと、妙に嫌な気分になって、ますますアノマリーどもを徹底的に暗闇に閉じ込めてやるなんて、強く強く思ってしまう。

正直、長時間観察だけするのは酷くつまらないんだ。今日だって椅子に座りながら、いつまでも馬鹿みたいに「私は何のために財団にいるんだ?」と自問してばかりいた。ふと、「もしかして自問が仕事だったのでは!?」などと思って、今日もデカい箱の前で一人笑ってしまった。なんだか、変態のようで気味悪い。

精神影響かもしれないから心理鑑定を受けるべきか迷うけど、どう考えても「アノマリーが怖くて」「アノマリーを収容しなければならない」なんてのは、とても健全な財団職員の思考だ。私は何もおかしくないはず。もしかしたら、目の前の光が財団を攻撃しようと輝いてるから、変に神経質になってるだけかもしれないし。やっぱり、無害そうに見えても本当にアノマリーは油断ならない存在だ。

今日も新しいアノマリーが収容されて、脳が融けそうなほどホッとした。

それでも、不安は拭えない。

昨日の日記を見返して顔が燃えるように熱くなってしまった。ダメだダメだ。何が「私は何のために財団にいるんだ?」だ。馬鹿みたいに、じゃなくてお前は馬鹿だ。

確保収容保護。

ただ、当たり前だけど一番大事なことを改めて認識するいい機会になったし、やる気も溢れ出てきた。明日からも頑張ろう。

(無関係の文章は編集済)

…一日で人が変わってないか?
このように、SCP-2222-JPを見た人の一部*5は、異常物質の蒐集への意力が増すらしい。solvexの提言をイメージしてもらえば分かりやすいかもしれない。
この異常性については財団も調査中なのだが、どうやらDクラスにはこの異常性は効かないらしい。その結果、SCP-2222-JPの監視はDクラスが担当することになった。
ちなみに、ウィザースプーン研究員は記憶処理の後財団最大級のサイトであるサイト-19に配属されたらしい。よかったね。

補遺3:ヴィシス・プロトコル [レベル∇機密]

ここから先はレベル∇機密である。つまり、この報告書を見ているあなたはサイト-∇に来ているというシチュエーションになっている。
補遺3では、ヴィシス·プロトコルについて解説していく。

ヴィシス·プロトコル-前記

ヴィシス·プロトコルとは、SCP-2222-JP収容担当班長のアポリナール・ヴィシス博士が考案したプロトコルである。日本支部管理下のオブジェクトなのに外国人ばっかじゃんとか言わない。
これから、ヴィシス·プロトコルの内容に移っていく。

ヴィシス·プロトコル-概要

SCP-2222-JPの点滅間隔が狭まった場合、RAISA上のデータからインシデントの発生率が高いと判断されたサイトに対し警告を複数サイト自動緊急発進割当システム(MAYDAY)を介して行い、インシデントの被害を抑制する。ヴィシス·プロトコルをざっくりまとめるとこうなる。なお、MAYDAYというのはザ・グレート・ヒッポの提言にも登城した、サイトに対して警報を鳴らすシステムである。
SCP-2222-JPは、以前紹介した通り点滅間隔で危険度を示すこともできる。そこで、ヴィシス博士はSCP-2222-JPのbpm*6に応じて警告の重要度を指定した。以下はその表である。なお、アラートカラーはフランス支部の脅威レベルに基づいている。
レベル bpm アラートカラー 意味
1 60~90 危険度の低いオブジェクトの収容違反及び要注意団体からの小規模な攻撃。
2 91~120 危険性の高いオブジェクトの収容違反及び要注意団体からの中規模な攻撃。
3 121~140 危険性の高いオブジェクト複数の収容違反及び要注意団体の大規模な攻撃
4 141~160 大規模な収容違反及び要注意団体の大規模な攻撃
5 161~ K-クラスシナリオの発生

ヴィシス·プロトコル-提案者注記

ヴィシス博士は、このプロトコルに対して3つの注意点を指摘している。
  • ヴィシス·プロトコルは、SCP-2222-JPが財団に敵対的で、SCP-2222-JPがインシデントの発生を誘発しているという仮説の基成り立っているが、SCP-2222-JPの収容以前と収容以後でインシデントの発生回数は増加していない。もしSCP-2222-JPが財団に敵対的なオブジェクトではないのなら、このプロトコルの基礎の基礎が否定されることになる。SCP-2222-JPが財団に敵対的ではないのならそれはそれでいい気もするが...
  • SCP-2222-JPは、インシデントの発生場所までは示すことができない。なので、警報が鳴らされたもののインシデントは起きなかったサイトの業務に支障をきたす可能性がある。
  • SCP-2222-JPは、財団が未確認のオブジェクトや要注意団体には効果を発生させない。

ヴィシス·プロトコル-最後に

これらの問題点が解消され、ヴィシス·プロトコルが承認されたら、財団はSCP-2222-JPを財団の切り札、つまりThaumielオブジェクトに指定するべきだとヴィシス博士が述べたところでこのプロトコルの説明は終わる。

ヴィシス·プロトコル-O5での投票結果

ヴィシス·プロトコルの承認及びSCP-2222-JPのThaumiel指定に対してO5内で投票が行われた。その結果がこちら。
ヴィシス・プロトコルの承認に係る投票:

賛成票:
O5-03, O5-09, O5-10, O5-12, O5-13

反対票:
O5-01, O5-02, O5-04, O5-05, O5-06, O5-07, O5-08, O5-11

結果:
否決


Thaumielクラス再分類に係る投票:

賛成票:
O5-03, O5-04, O5-09, O5-10, O5-12, O5-13

反対票:
O5-01, O5-02, O5-05, O5-06, O5-07, O5-08, O5-11

結果:
否決

...ありゃ?
どうやらどちらも否決されてしまったらしい。
以下はO5-1からのコメントである。

代表コメント: 現状ではヴィシス・プロトコルを承認することはできない。プロトコルそのものの実行は可能だろう。しかし私は、SCP-2222-JPへの理解が足りているとは言えず、プロトコルの継続は困難であると考えていた。そして投票が示すように、ヴィシス・プロトコルは現状凍結となる。また、Thaumielへの再分類についてだが、やはり性質に未だ解明されていない箇所が多いことが気がかりであり、繰り返しとなるが、兎にも角にも現状では我々自身で得た理解が不足している。Thaumielクラスとしてはなおのこと不相応と言えるのだ。

最後に、ヴィシス博士に告ぐ。真実は我々の目で視るべきであり、いかなる証拠があれども我々は“知らない”ということを決して忘れるな。

調査を、研究を、収容を、継続せよ。

──O5-01
O5-1から直に注意されたヴィシス博士可哀そう

SCP-2222-JP-Σ [レベル∇機密]

皆さんお待ちかねSCP-2222-JP-Σの登場である。
まず、SCP-2222-JPの発掘作業員の一人、オーガスト・コクラン氏へのインタビューを見ていただきたい。
コクラン氏は、SCP-2222-JPの発掘作業中極度の興奮によって無断で地上に帰還したところを監視職員に拘束されてしまったらしい。
[記録開始]

俺たちはとんでもない物を掘り起こしちまったかもしれん。……何? ああ、了解。じゃあ最初から話そう。

知っての通り、現実性の薄い場所を探すプロジェクトの一環で今回の獲物を掘り始めた。地下2300フィートくらいに現実性のやけに薄い箇所があるってことだったから、正直最初はかなり厄介だと思った。しかもサハラ砂漠と来た。ただでさえ石油やらなんやらが出て殺し合いも起きるような場所だし、未発見の墓所とか下手に出てきて対処ミスしたら相当まずいからな。まあ流石財団というか、問題なく作業できたのは良かったし、そういうのも出てこなかったから結果オーライだ。

仕事中のことだ。俺もそうだが、掘削中にヒュームが一気に下がるのが何度もあったから、どうしても怪我人が出た。クラスD現実性希薄領域、で合ってたよな? 無駄に恐れなくたって、急いで梯子を登れば何ともなかったんだ。上にはSRAも数台置かれたし、ある程度携帯型SRAもあったからな。それでも異常は出てくるものだ。例えば、俺と一番仲良い奴は両腕が少し変な方向に歪んでしまった。俺は酷いもんで、ケロイドみたいなのに上半身をファックされちまった。すぐに医療班に治療してもらったからもう平気だ。……嘘だ。まだまだ傷んでる。

でも、若造の頭が削れて死んだ以外、そこまで大きな事故とかはなく掘削は進んでいった。死人が出たら現場の空気はキリッとしたが、それでも日がな毎日穴堀りばかりしてたからか、確かにペースが落ちていった。これは仕方ないことだと思う。普通の人間なら、同じ仕事を繰り返してれば怠くなるだろう。「もしこれで石油とかウランとか出てきたら、どうする?」なんて話しながら気を紛らわすくらいしかできなかった。いつ死ぬかわからない現場だからこそ、死ぬ話より生きる話をしたいからな。

そろそろ限界だと真剣に話し合うくらい全員が辛くなってた頃に、ようやっと獲物が顔を出した。最初に見えたのは灰色の分厚い板だった。恐らく鉄筋コンクリートか何かでできてるんだと思うが、詳しいことは分析班に訊いてほしい。許可が下りたから、一番デカいドリルで板に穴を開けた。穴はすぐには貫通しなかったが、1時間くらい粘って人が通れるようになった。光で中を照らしたが、穴開けのせいで出た砂埃が酷くよく見えなかった。少し時間を置いてもう1度覗いてみたら…… 俺たちだからこそ見覚えのあるマークが見えた。ほら、アンタの胸の名札にあるソレさ。

あそこに埋まっていたのは、財団のサイトだった。間違いない。他に説明のつけようがない。だから言ったんだ、俺たちはとんでもないもんを掘っちまったって! ただ…… どうしても疑問に思ってしまうんだ。なあ、俺たちは本当に、これを掘り出して良かったのか? 俺たちは正しいことをしたんだよな? いや、いい。アンタが知るわけないだろうし、問い詰めたって記憶処理でパーになるだけ。後は他の部署の仕事だ。

まあ、今になって不安になってるが…… 発見したときは大人げなく興奮しちまったんだ。これから先、これを超えるようなもんは見つけられないと誓えるくらいに、この仕事は俺にとってはあまりに有意義だったと思う。ひとまず、もう話すことは無い。さあさあ仕事は終わった! とりあえず休もうぜ、俺もアンタもさ。持ってかれた現実性の分、酒をぶち込んでやりてぇんだ。

[記録終了]

そして、この時発見された財団のサイトこそ、SCP-2222-JP-Σである。

SCP-2222-JP-Σについて機動部隊アトレッド-3 (“スペランカー”*7)が調査したところ、SCP-2222-JP-Σは異世界から来たサイトっぽいことが判明した。
...ん?異世界から来たサイト?
砂の影響でサイトのほとんどの場所には移動できなかったものの、第四収容区画には侵入することができた。
第四収容区画には8つの部屋があり、中にはオブジェクトが収容されていたが、扉が溶接されていた上に扉を破ったら収容されているオブジェクトに攻撃される恐れがあるため中に入ることはできなかった。*8
また、扉には中に収容されているオブジェクトの名称と思われる文章が刻印されていた。
SCP-2222-JPの回収が終わると、SCP-2222-JP-Σは消滅してしまったらしい。なので、SCP-2222-JP-Σの調査はもうできなくなってしまった。

補遺5:我らの心臓 [レベル∇機密]


== 当ファイルへのアクセスは制限されています ==




解説

このオブジェクトは、冒頭でも紹介した通りメタ的な要素を持っている。
まずは、物語内で何があったのかを説明する。

財団目線での解説

SCP-2222-JPは、上位世界からこの世界にやってきた寄生生物である。
そして、財団のサイトや財団職員はSCP-2222-JPが生み出したもの(SCP-2222-JP-A)である。
SCP-2222-JPは、異常なオブジェクトを集めることで成長し、新たなSCP-2222-JP-Aを生成する。また、SCP-2222-JPはSCP-2222-JP-A以外の人物が視認した場合異常物質の蒐集をしたくなり、SCP-2222-JPの成長に関与する。
こうして、財団は本部だけで約5000、支部も合わせれば8000近くのオブジェクトを収容している大規模な団体になったのである。
しかし、ある日事件が起きた。
SCP-2222-JP-Aたちが急に消失したのである。
そうなったら財団そこに収容されていたオブジェクトがどうなるかは察しが付くだろう。
結果、財団のサイトはSCP-2222-JPに由来しない唯一のサイトであるサイト-5(SCP-2222-JP-Σ)のみとなってしまった。もはや世界の滅亡は間近である。
しかし、奇跡が起きた。
SCP-2222-JPが今まで貯めていた現実性を使用し世界を再構築し始めたのだ。
その結果、今のSCP財団ができたのである。
ただ、報告書の形式が違うなど、再構築前の世界とは少々差異が見られる様子である。

メタ的な解説

ここで、皆さん気になっているであろうSCP-2222-JPの正体について解説する。
SCP-2222-JPについて分かっていることとして
  • 上位世界から来たよ
  • 財団はSCP-2222-JPが生み出したよ
  • 世界を再構築できるよ
ということがある
これらのことを踏まえると、SCP-2222-JPは…

SCPの作者や読者がSCP財団をする気持ちの象徴
と言える。
SCP財団に対し誰も愛を抱かなかったら、SCPは掲示板のネタとして終わってしまっていたかもしれない。
SCP財団に対して愛を抱く人が多かったからこそ、SCPは人気のシェアワールドとなった。
しかし、どんな人気なコンテンツにも終わりは訪れる。SCP財団の場合、それはサービス終了という形で。
SCP-2222-JP-Σのあった世界では、それが起きてしまった。
SCP-2222-JPが生み出した物たちは消失し、SCP財団は幕を下ろしたように見えた。
しかし、SCP財団は終わらなかった。
財団世界は滅びなかったのである。
連載が終了しているのにもかかわらずいまだに人気を博している漫画があるように、SCP財団もSCP財団を愛する人がいる限り終わらないのである。
SCP財団はこれからも変遷を続けていく。
しかし、SCP財団への愛情はいつまでも変化しないことを祈りたい。

SCP-2222-JP


関連SCP

SCP-001-JP/Fennecistの提言
SCP-2222-JPの作者のFennecist氏の提言。
アニヲタwikiに記事があるので、そちらを見てもらった方が早い。
こちらも「愛」にかかわる記事である。

余談

SCP-2222-JPは、SCP-2000-JPコンテストで栄えある3位を獲得している。
一位はSCP-2000-JP、二位はSCP-2999-JP
ちなみに、「灯」は「あかり」と読む(クレジットより)

追記、修正は愛をこめてお願いします。

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  • SCP-2000-JPコンテスト
  • Thaumiel←ではない
  • 発光体
  • Fennecist
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  • アラート
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  • 心臓
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  • 太陽
  • スクラントン現実錨
  • SCP-JP
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最終更新:2025年01月15日 10:26

*1 「アトレッド」と読む。デルタ(delta)記号がさかさまになっているのでアトレッド(atled)。ナブラ記号ともいう。

*2 秘匿サイトなのでどこにあるかは不明。

*3 SCP-2222をヒューム原器として使用する計画が持ち上がったほど。リスクの方が高いとして却下されたが。

*4 数学でおなじみシグマ記号。

*5 彼以外にもBクラス一名とCクラス一名がこの異常性に暴露したらしい。多いような少ないような…

*6 一分間の点滅回数のこと。beats per minuteの略。

*7 スペランカーというのは英語で「洞窟探検家」という意味がある。決して構成員が貧弱なわけではないので注意

*8 収容室の前に窓があったのでオブジェクトの様子は視認可能。