石流龍(呪術廻戦)

登録日:2022/10/08 Sat 10:25:00
更新日:2025/03/25 Tue 12:20:40
所要時間:約 5 分で読めます





何が不満かって!? 分かってんじゃねぇか!!


満ちてねぇから 不満なんだろ!!


石流(いしごおり) (りゅう)とは、漫画呪術廻戦」の登場キャラクターの一人である。

目次


【概要】

呪詛師・羂索が画策した呪術師達によるバトルロイヤル死滅回游に参加している呪詛師の泳者(プレイヤー)
外見は上半身の上から黒い革ジャンを羽織った長いリーゼント頭の若者。体付きも非常に屈強で筋骨隆々な体躯をしている。
整った顔立ちのワイルド系のイケメンでヤンキーや半グレ風のビジュアルだが、蓋を開ければ仙台結界における大ボス枠であった。

前世の約400年前は陸奥(みちのく)の伊達藩に仕える侍として比較的恵まれた人生を送り、そのような人生を送ったことへの自覚もあるが、同時に「俺の人生は腹八分目だった」「満ち足りなかった」という理由から羂索と契約し*1、死滅回游に参加する事になる。
なお400年前の生まれながら現代で受肉した影響か、バリバリ英語を用いる

滞留結界は仙台。所持得点は77点。


【人物】

一見するとテンション低めでやる気なさげなダウナー寄りの表情であるが、根は好戦的な性格で強い相手との戦いを好む分かりやすいバトルジャンキー
戦いや人生を「食事」にたとえ、その関係から食事に因んだ言動が多い。
一般人を戦闘に巻き込むことに躊躇いはないものの、求める者が強者との戦いである以上一般人を嬉々として殺しに来る外道ではない。

上記のように不完全燃焼で人生を終えてしまった経験から「俺の人生にはデザートがなかった」と評しており、血沸き肉躍る戦いに執着。
そういった己の心を湧き立たせる強者は「デザート」とたとえてテンションが一気に跳ね上がり、獰猛な笑顔と共に激情・殺意を露にする。
己のテンションを爆上げさせるほどの強者であった乙骨への好感度は高く、「SWEET!!いいぜ乙骨!!」といった感じで己と互角に呪い合う度にテンションを上げて大喜びしていた。

仙台結界で戦った烏鷺(うろ)亨子(たかこ)とは相性が悪かった関係から犬猿の仲気味。
乙骨との戦いに割り込んできた烏鷺を「ゲロ女」と吐き捨てた一方で、烏鷺からも「るせぇチンカス!!」と罵倒されたりとお互い口は悪い。


【戦闘能力】


まだまだ食べ盛り!!モリモリいこうか!!


「泳者一の呪力出力を誇る“大砲”と称される術師で、実力は間違いなく特級相当……と思われていたが、高専基準での特級資格が「単独での国家転覆が可能か否か」と明らかになったことを加味すると階級は恐らく1級術師。

後述の呪力による砲撃だけでなく、その呪力の高い瞬発力と高出力を用いた近接戦闘も得意とするオールラウンダー。
その打撃と近接格闘術は乙骨の呪力防御を貫いてダメージを与え、乙骨との鉄山靠の衝突では乙骨を上回り、完全顕現したリカとすら互角に殴り合って有効ダメージを与えられるだけの高い威力を持つ。

隠匿する気ゼロのド派手極まりない攻撃を街中で躊躇いなくぶっ放しまくる戦闘スタイルは乙骨から苦言を呈されたが、本人は「それで腹一杯になんのか?」と直す気はさらさらない。
出力に応じて呪力総量そのものも多大で、流石に乙骨には及ばないようだが、混沌極まる四つ巴の猛者たちの乱戦で息切れはほとんどない等スタミナも水準以上。
更に術式を使用してもしなくても同等レベルの攻撃(パフォーマンス)が可能な唯一の術師という無二の個性も備えている。

結論として、"満腹"になれる程の戦いを得られなかった前世を嘆くに相応しい実力者ということである。


グラニテブラスト

「呪力の放出」という自身の生得術式を用いた攻撃。
頭のリーゼントを砲身に見立て、リーゼントの先端から呪力の破壊光線をぶちかますシンプルな技。
髪型依存なのだとしたら400年前はちょんまげからビーム撃ってた可能性あり。

シンプルだが威力は一撃で都市区画を大きく吹き飛ばすほど高く、
  • 無数の追尾レーザーとして撃ち出し弾幕を張る
  • 弾道を操作して空中から爆撃をかます
といったことも可能と応用力もある。

ぶっちゃけただ呪力をぶっ放す攻撃に名前を付けただけに過ぎず、領域展開後の一時的な術式使用不可状態になっても出力低下というデメリットこそあるものの問題なく使用できるのが強み。

最大出力は凄まじく、リカが完全顕現した状態の乙骨が放つ全力の呪力砲さえもまだ僅かに上回るほどであった。
誰が言ったか「人を躊躇いなく撃てる千佳ちゃん」。

遠距離からでも高火力を叩き出せるため式神使いであるドルゥヴを一方的に狙撃して撃破する事が可能だと思われるが、烏鷺には砲撃を空間ごと捻じ曲げられて無力化されてしまうため天敵となる。



領域展開


(ゴチャゴチャうるせぇ!!ここまで来たら)
(言葉じゃねぇだろ!!)

領ォ域展開!!!

詳細不明。
仙台結界でお披露目……になるかと思われたが不発に終わった。
発動時の印相は孔雀明王印。

なお発動シーンでドラミングをかましたため一部読者間でゴリラ扱いされた。

【劇中での活躍】


俺の一度目の人生は“腹八分目”ってとこだった
骨のある奴とも戦った いい女にも巡り会った 正直悔いが残るかって言われるとそうでもねぇ

こういう漠然とした渇きっていうのは厄介だぜ 乙骨
皆 「何が不満だ?」って(ツラ)で俺を見やがる

……このタバコ 吸った後少し甘いんだ

俺の人生には デザートがなかった

(……来る!!)

仙台結界でのドルゥヴ・ラクダワラ、烏鷺亨子黒沐死(くろうるし)との四すくみによる膠着状態を破壊し、黒沐死を祓った乙骨に執着。
烏鷺vs乙骨vs自身という3つ巴の死闘の中で自身に食らいつき圧倒すらして見せる乙骨との戦いにテンションが大盛り上がりを見せる。
激闘の中で3人とも同時に領域展開を発動して確実に相手を仕留めようとしたが、領域展開は復活した黒沐死の乱入により失敗。
それでもなおグラニテブラストをかまして烏鷺を気絶させると、同タイミングで黒沐死を祓った乙骨との決戦に臨む。

さあ 卓に着こうぜ
乙骨

そうして「指向性を与えた呪力の撃ちあい」という本来乗る必要のない非合理的な戦いに、石流の情熱に感化されつい乗ってしまった乙骨との撃ちあいに歓喜。
『お互い満身創痍での死闘』という石流も未経験の戦いを体感したことで、石流はこの戦いこそがデザートと確信した。
知恵も体力も振り絞った戦いだったが、最後は乙骨がコピーした烏鷺の術式で捻じ曲げられた自身の攻撃が死角から強襲。
全身を自身の攻撃で焼かれながらも満足しきった晴れやかな笑みを浮かべて乙骨に敗北した。


……ありがとう
満腹だ!!!


だが仙台の戦いの間にルールの追加が行われていたことで、乙骨へのポイントの譲渡を条件として烏鷺共々生存を果たした。
だがルールの追加が無ければ殺されていた事実を乙骨に聞き、呆れ顔を浮かべていた。



【余談】

初期の衣装案だと、エルヴィス・プレスリーのコンサート衣装を彷彿とさせるクソダサド派手な服装であった。


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最終更新:2025年03月25日 12:20

*1 なお鹿紫雲と同時代を生きるも、距離と鹿紫雲の老いにより出会う事は無かった