烏鷺亨子(呪術廻戦)

登録日:2022/10/08 Sat 13:51:00
更新日:2025/05/04 Sun 01:14:40
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「誰かのために生きろ」!!「何者にも成る必要はない」!!

そうやって囁くのは いつだって何者かに成った者だ!!


烏鷺(うろ) 亨子(たかこ)とは、漫画呪術廻戦』の登場キャラクターの一人である。

目次


【概要】

呪詛師・羂索が画策した呪術師達によるバトルロイヤル死滅回游に参加している呪詛師の泳者(プレイヤー)
外見は全裸で空に浮く妙齢の美女。普通の人間とは違い、白目の部分が黒く、瞳が赤くなっている独特な目を持つ。
元は 藤氏直属暗殺部隊日月星進(じつげつせいしん)隊」隊長。
言動などから生まれは平安時代期の術師だった様子で、生前の両面宿儺を知る貴重な人物の1人。
宿儺の存在は「強者としての地平すら超越する圧倒的な自己」「他を顧みない災い」と例えている。

滞留結界は仙台。所持得点は70点。

【人物】

プライドの高い激情家で、あの釘崎と同レベル或いはそれ以上に口が荒い。
石流「ゲロ女」と罵倒された際は、間髪入れず「るせぇチンカス!!」と言ってのける。

生前は滅私奉公を強いられ名を持つことも許されず闇で生きるしかなかったが、主君の藤氏が犯した同族殺しの罪を押し付けるために名前を与えられ、処刑された悲惨な境遇を持つ。
そのため、道具として利用されるだけでしかなかった一度目の人生に強い後悔を残しており、二度目の人生では他者を踏み台にしてでも「自分」のために生きようと決めている。

前述のトラウマから藤原の一族に対して激しい恨みを抱えている。
だが同時に、「自分が我が道を行くことを藤原は恐れている」と定義づけ強烈な反骨心も併せ持つ。
そのため「自分なんかのために必死になる事が全く理解できない」と考える乙骨のような思想にコンプレックスを抱いて非常に毛嫌いしており、乙骨のことは藤原の一族の人間だと勘違いしてブチ切れていた*1

一方で呪術師としてのプライドから非術師を手に掛けることは嫌っており、仙台でも殺してきたのは術師だけだった模様。
受肉による蘇生に関しては「一度目の人生に悔いのない奴が羂索の誘いに乗るわけないだろ」と語り非常に肯定的。
だがレジィ・スター同様羂索の言動を一切信じておらず、有事の時に備えて多くの点の獲得を狙っている。

他の過去の術師と同様に受肉に際して何らかの方法で現代の知識を獲得しているらしく、劇中では現代基準の標準語を喋り、「カジュアル」などの横文字も普通に使用している。


【戦闘能力】


いつだって藤原(オマエら)だ!!私の道を阻むのは!!
そんなに恐ろしいか!!
私が何者かに成るのが!!

自身の術式を利用したカウンターで攻める防御主体の戦法を得意とする術師。実力は特級相当……と思われていたが、高専における術師基準での特級資格が「単独での国家転覆が可能か否か」と明らかになったことを加味すると階級は恐らく1級術師。*2

防御寄りの能力ではあるがフィジカルもきっちり鍛えられており、術式を駆使すれば乙骨と正面からの肉弾戦もこなせる。
また能力の応用によるものか、空中を自在に飛ぶ(浮く?)ことができ、神出鬼没に移動できるため機動力に富む。

「空」を操る術式

烏鷺の生得術式。正式名称は不明。
“空間”を“面”で捉えてカーテンやマントの布のように掴み動かすことで、レンズの歪みのように空間を歪めてしまう
この空間の歪みによって
  • 相手の腕を変形させることで打撃の軌道をズラす
  • 攻撃の軌道を捻じ曲げての反射
  • 呪力防御を無視した痛烈な打撃を加える
といったことが可能となるカウンター系の術式。その性質上、石流の「グラニテブラスト」のような遠距離攻撃を行うタイプの術式相手には滅法強い。
その分広範囲攻撃は苦手らしく、黒沐死のように数の暴力で広範囲を攻めるタイプの敵は苦手としていたようである。

なお胸や下半身等の局部は術式の応用により透明になって隠されている

  • 宇守羅彈(うすらび)
相手ごと捉えた空間の“面”を薄氷を割るように掌打で叩いて衝撃を加え弾き飛ばす技。

領域展開


領域展開!!

詳細不明。
仙台結界でお披露目……になるかと思われたが不発に終わった。
発動時の印相は軍荼利明王印。


【劇中での活躍】


悔いがあるからって 何百年何千年越しに人まで殺して……
なんで自分なんかのために必死になるんですか?

オマエ 藤原の人間か!!
オマエらのような血族に何が分かる!!

仙台結界でのドルゥヴ・ラクダワラ、石流龍、黒沐死(くろうるし)との四すくみによる膠着状態を破壊し、黒沐死を祓った乙骨を敵視。
上記の問答で自身の逆鱗に触れた乙骨を藤原家の末裔だと見做し、憎悪と怒りをぶつけるようになる。

石流vs乙骨vs自身という3つ巴の死闘の中で模倣とリカの完全顕現を駆使した乙骨の戦い方に圧倒され始めるが、激闘の中で3人とも同時に領域展開を発動。
確実に相手を仕留めようとしたが、三者の領域展開は復活した黒沐死の乱入により失敗してしまう。
領域展開直後でも高いパフォーマンスを発揮できる石流とは異なり、術式が焼き付き使用不可となった事が痛手となる。最後はグラニテブラストを防げず気絶したことで敗北した。

だが仙台の戦いの間にルールの追加が行われていたことで、乙骨へのポイントの譲渡を条件として石流共々生存を果たす。
そして自身を敢えて生かした乙骨に対し生前目撃した宿儺を想起しながら「限界が来るのはオマエの方だ」と乙骨に毒づいてフェードアウトした。
乙骨とは最後まで解り合えなかったが、乙骨は戦闘後に烏鷺の心境を思いやり、「自分から烏鷺に言えることは何も無く、何を言っても暴力になる。僕は恵まれてるから」と返している。






いつだって項目荒らしだ!! 私の道を阻むのは!!
そんなに恐ろしいか!! wiki篭りが追記・修正するのが!!

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最終更新:2025年05月04日 01:14

*1 なお、当の乙骨は藤原時平によって失脚させられた菅原道真の遠い子孫なので、むしろ烏鷺同様に藤原家の被害者。

*2 呪霊基準では特級相当だろう。