アキバ冥途戦争

登録日:2022/10/25 Tue 04:53:04
更新日:2025/02/03 Mon 09:14:22
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おかえりなさいませ、豚小屋へ!





【概要】

P.A.WORKS制作のテレビアニメ。2022年10月より放送。
同社制作の『花咲くいろは』、『SHIROBAKO』などに続く働く女の子シリーズ第5弾。
監督は増井壮一、シリーズ構成は『混血のカレコレ』の原作及びストーリー編の脚本を執筆している比企能博が担当。

1999年、20世紀末の秋葉原を舞台に上京しメイド喫茶で働く女の子の奮闘を描く。
なお、99年設定の割にオタ芸や「アラフォー」という単語が存在しているが*1、Blu-ray/DVDのCMでは「ブルーレイってなんですか?」との台詞があるなど時代考証については割といい加減。



【登場人物】

主人公。
可愛いメイドさんになることを夢見てはるばる上京し秋葉原のメイド喫茶「とんとことん」で働く新人メイドさん。
理想のメイドさんを夢見て様々な困難にぶち当たりつつも日々奮闘する。

なごみの同期である新人メイドさん。貫禄の35歳。5話にて誕生日を迎えて36歳となる。
寡黙で滅多に笑顔を見せないクールビューティー。常に敬語で話す。
長い期間秋葉原を離れていて最近戻ってきたそうだが…?
エンディングでは演歌を披露してくれる

ツインテールと低身長が特徴の「とんとことん」のエース。本名は(ひいらぎ)結夢(ゆめ)
その見た目通りのぶりっ子キャラだがお客さんの人気は高く、頭の回転も速い。

黒ギャルメイド。本名は後藤 志乃。
その見た目通り、客に対してもタメ口を使いながらもフレンドリーな性格で好評。

  • ゾーヤ(声:ジェーニャ)
3話から登場。「とんとことん」の新人ロシア人メイド
嵐子とは争いを通じた事で尊敬するようになった。
日本語は少々怪しいレベル。OPでは本格登場するまでは顔が隠されていた。

  • 御徒町(声:?)
愛くるしいパンダさん。
店内の隅で吊り下げられたタイヤと戯れるとんとことんのマスコットである事以外、全てが謎に包まれている。
豚小屋なのにパンダ
野球など頭数が必要な場面にもきちんと参加しており、8話では打ってよし、守ってよしと八面六臂の活躍を遂げていた。

「とんとことん」の店長。30歳。本名は八重樫靖子。
いつもバーテンダー風の格好だが、昔は彼女もメイドだったらしい。
天性のトラブルメーカーであり「とんとことん」のメイドたち含めた周りの人間たちを巻き込みがち。

「とんとことん」があるテナントビル1階に位置するラーメン店「怒羅磨」の店主。
ラーメン以外の料理も一通り作れるらしく、5話では「腕によりをかけて作った自信作」として、嵐子のバースデーケーキを用意した。
嵐子とは面識があるらしい。

メイドリアングループ系列のメイド喫茶「侵略カフェですとろん」に所属するメイドさん。「いけいけどんどん」が口癖。
お散歩中のなごみと出会って以降は他系列店でありながらもなごみを気に掛けるようになる。

とんとことんに通う嵐子推しの常連客。コートを着た寡黙な男。
アタッシェケースを持ち歩いているため、店長は銀行員だと予想している。


【用語】

  • とんとことん
ケダモノランドグループ系列のメイド喫茶でありなごみたちが働くお店。
メイドさんたちは「豚さん」という扱いであり、豚の耳付きのカチューシャを付けている。通称「豚小屋」。
店員たちは寮に住み込みでルームシェア制度の模様。

  • メイドシープ
ケダモノランドグループ系列のメイド喫茶であり、メイドさんたちは羊の恰好をしている。

  • ケダモノランドグループ
秋葉原一帯に存在する多くのメイド喫茶を束ねる大企業であり、系列店のメイドたちはライオンや牛、熊など様々な動物をモチーフとしている。
漢字にすると「獣乱土」となる様子。決してジューランドじゃないよ

  • メイドリアングループ
ケダモノランドグループと双璧を成す企業であり、こちらは宇宙人をモチーフとしている。
系列店に「チュキチュキつきちゃん」「ですとろん」などが存在する。


【主題歌】

秋葉原の街を往くメイドたちと後半のダンスが特徴。
メイドアニメらしからぬ重厚でダークなイントロから始まり、サビの部分で一気にメイドアニメらしい明るいものになる。

  • ED『冥途の子守歌』
嵐子さんによる演歌。6話では二番が流れた。

  • 5話ED「一生女の子宣言☆」
誕生日を迎えた嵐子さんによる特殊ED。
通常EDとは異なりノリノリで歌ってくれる。

追記・修正もえもえきゅん

この項目が面白かったなら……\もえもえきゅん/






























































   *   *
 *   + 嘘ではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *
















萌えと、暴力について








【本当の概要】

秋葉原を舞台としメイド喫茶で働く女の子たちが主役である事は間違いない。

のだが、その実態はヤクザの抗争など裏社会の有様をメイド喫茶へと置き換えたカオスでシュールなギャグ作品である。
このためか劇中で描かれている秋葉原は「メイド喫茶の従業員や業者がヤクザの組合員のように描かれている」「毎回のように銃撃で死者が出る」「酷い時は店が破壊される」など
実際の秋葉原とは比べ物にならないほどの暗黒街として描かれている。
現実でもメイド喫茶で儲けようとした暴力団があったり、秋葉原もホコ天の治安の悪化が問題視され実際にシャレにならない事件まで起きた事を考えるとブラックユーモアにも程があるだろ…
ある意味こういったカオスで暴力的な作風は劇中の舞台である90年代末と00年代初頭に見られた当時の深夜アニメ及びOVAの作風そのものとも言えよう。

その内容と第1話の別の意味での衝撃もあり、視聴者からは「秋葉原だと思ったら神室町ロアナプラだった」「リコリス枠かと思ったら鉄血枠の後継だった」「メイド版アウトレイジ」「(汚れた)お仕事シリーズ」「お仕事というかお勤め」「今季一のダーク(漆黒)ホース※豚だけど」「深夜のドンブラザーズなど、様々な意見が飛び交っている。
一応、音楽制作などにCygamesが関わっている事から「ゾンビランドサガみたいに何かありそう」という声もあるにはあったが、ここまでの内容とまでは予想できなかったであろう…。
また、ギャグマンガ感覚で人が簡単に死んでいくが、そこからの因果関係に関しては意外と重く描写されている事がほとんどであり、時折シリアスな流れになるなど得体の知れない深みも存在している。

テレビ放送では次回予告は流れず、Cygamesの公式アニメチャンネル『Cygamesアニメすきすき』にて30秒予告が流れる。
毎回とんとことんのメイドが代わる代わる担当する、いわゆるサザエさん方式。

ちなみに本作の同期アニメには、世紀末に秋葉原に降りたった猫耳メイド少女が令和秋葉原に再来訪するアニメ『令和のデ・ジ・キャラット』が存在。比較して…見てもあまり参考にならないかも知れない。カオスさではいい勝負だが


【本当の登場人物紹介】

一応の主人公というか狂言回し。当然カタギの少女。
第1話において、「チュキチュキつきちゃん」へとお使い要はパシリに行った際に所属メイド指詰めツインテールを詰める様子や嵐子のガンカタを目の当たりにした事で当然ビビり、
一旦は逃げ出そうとするも結局ズルズルと「とんとことん」に残ったままである。
ひたすら振り回される一般人役ではあるが、第2話時点で「大丈夫……私まだ生きてる……」と変な方向への覚悟を決めてしまっているあたり、割と順応性は高い様子。
ねるらの死をきっかけに一時はメイドを辞めて忍者つっこんではいけない*2となるが、ねるらに託された言葉と思いを胸にメイドとして再起。
愛美一派に襲撃され窮地に陥ったとんとことんをくノ一に覚醒して忍術で救った。つっこんではいけない
野球ではキャッチャーを担当。フェアプレーを掲げつつ明るい声でヤジを連発していた。
打撃は振るわなかったものの、ゾーヤと嵐子の投球を平然と受けているあたりまったくの素人というわけではないらしい。


  • 万年嵐子(声:佐藤利奈)
この作品の真の主人公。銃器や爆発物の扱いに手慣れているだけでなく、素手での近接戦闘力もかなり高い。
1話ではゆめちの歌に合わせて完璧な音ハメのオタ芸じみたガン=カタで襲い掛かってきた「チュキチュキつきちゃん」の従業員を全員射殺した。
2話では取り立て屋にその事を指摘され店長の命が危なくなった。
さらに同話では違法カジノを相手が放った手榴弾を打ち返して爆破*3するなど、ぶっちゃけると店長以上のトラブルメーカーでもある
一応性根は優しく店の仲間のことを大事にはしているのだが……

なお、その経歴や妙な丁寧語と1話冒頭での85年の秋葉原では彼女に似た人物が描かれていた他、メイド喫茶のメイドが何者かに射殺された様子があった事から
視聴者から「仲間の敵討ちを取った事で刑務所へと入れられ15年の刑期を満了したばかり」と予想されており後に公式Twitterの4コマ及び5話にて正解だった事が判明した
20世紀末でもまだテンプレが無かったが定説のメイド喫茶が昭和時代にあるはずねーだろというツッコミは無しで
回想に描かれた過去の姿では気弱そうな一面が出ているなど、印象が異なったものとなっている。


  • ゆめち(声:田中美海)
仕事から離れると割と毒舌家。頭の回転の速さを生かして、2話ではポーカーのイカサマを見破った。見破っただけで結局負けたが
猫被ってるが根は仲間想いであり、5話のメイドシープカチコミの際は「ウチの店にカスメイドなんて1人もいないんだよ」と言い放っている。
メイド、武力共に高水準の万能タイプ。
なごみ曰く「良い意味で人間やめてる」との事。

他の二人と同じく銃撃戦の経験がある様子で、「銃なんておひさってカンジ~」とかなり修羅場を潜り抜けている様子。
3話において、闇試合の際に店長と共に膵臓を担保に入れていた。
このため嵐子が負けるように画策した八百長試合がお釈迦になった際には店長共々ショックを受けるなど、根っこのところでは店長とあまり変わらない性分らしい。
メイドになる前は何をしても長続きしなかったが、路上で店長に声をかけられたのがきっかけでとんとことんの店員になった。
そのため店やメイドそのものに対する思い入れは人一倍強く、4話でケダモノランドグループから派遣された調教師の佐野みのり(声:小林ゆう)に店長と御徒町が追い出され、他の店員が洗脳されていく中でも反抗し続けた。
最終的にどこかからバズーカを調達してきた店長の協力もあってなごみ・ゆめち・ゾーヤらを正気に戻し、佐野から店を奪還した。

  • ゾーヤ(声:ジェーニャ)
元々はメイドカフェという名の闇格闘技場「アキバふわとくらぶ」に所属する元軍人のメイドという名の格闘家だった。
幼少期の頃から祖国ロシアにて父親から格闘技を教え込まれており、その中で日本のメイドをテレビで知った事で憧れを抱くも
「笑顔を作れない」というある種の欠陥を持っていた事が発覚。挫折し「アキバふわふわぁすい~とくらぶ」に流れ着くもオーナー・平 伊達乃(声:生天目仁美)からも「欠陥メイド」と陰口を叩かれていた。
そのために自分を「かわいくない」と思い込んでいたが、試合で嵐子との殴り合いでその考え方が誤っていた事を悟り、その果てにノックアウトされた後に追い打ちをかけられつつ、「とんとことん」へと移籍。笑顔も作れるようになった。
寮に空き部屋が無いので屋上でテント生活をしている。
担当声優がロシア出身ということもあり、時折流暢なロシア語が飛び出す事がある。が、全編通して字幕の類は一切表示されない。
OPでも発揮されているほか、登場時の回想シーンはモノローグがすべてロシア語であった。

なお、放送当時の世界情勢の影響で様々なエンタメ作品からロシア関係を描写する事そのものが危惧されており、
実際にロシア人の設定が変更された同時期放送のアニメも見られる中で
堂々とロシア人として描写したこの作品を評価する声も多い。こういう作品だからとも言う

  • 御徒町(声:
嫌いな食べ物は笹なのに、誰もがペット扱いで笹しか与えない。
そんな生活に甘んじてタイヤと戯れる彼(?)は、着ぐるみである。
中身に何が入っているのかそもそも何なのかは誰も語らず、覗き穴用か常にぽかんと開いた口からは真っ暗闇しか窺えない。
2話にてしれっと裏カジノの厨房へ潜入し、ガスの元栓を緩めて店内をガスで充満させた。殺り慣れている。

上記の通り、トラブルメーカーであり「おひねりちゃん」も滞納しっぱなし。
1話では取り立て屋が来た途端に逃げ出そうとし、「チュキチュキつきちゃん」へのパシリをなごみと嵐子に丸投げ、そのくせ口だけは無駄に達者。
趣味はギャンブル*4で好きな食べ物は「他人の金で食べる焼肉」と、有体に言えばクズ。
そして相応に痛い目に遭う事も多いため、この手の人物にありがちな割と憎めない面も見られている。貧乳。時折作画が劇画タッチになる。
3話では八百長試合を台無しにしてしまった誠意として全裸姿を披露したが汚れ役という事もあり視聴者からは専ら「嬉しくない」と評判であった*5
4話では御徒町もろとも店を追い出され、浮浪者同然の生活を送るまでに落ちぶれてしまうが、しぃぽんの手引きで店に戻り、店長に復帰した。

1話で嵐子に紙袋に包んだピストルを渡していた。
6話では店長と共に姉妹の契りの媒酌人を務めるが、その際の手慣れた手つきや口ぶりから、彼も裏社会の人物である事が示唆されている。

  • ねるら(声:石見舞奈香)
なごみの事を気遣い「(メイドさんは)家族みたいなもの」と評す一方で「(メイドさんは)暴力はツキモノ」というなどで、思考がすっかりあっち側に染まっている事がうかがえる。
6話でケダモノランドグループとの全面戦争に突入しかける中、なごみと敵同士になる事を内心では憂い、怒羅磨のラーメンによる姉妹の契りを交わす。
なごみを助けるためにメイドリアンによるとんとことん襲撃を阻止しようと、警察に情報を流して愛美の動きを牽制しようとする。
しかし、警察に情報を流したことがバレてメイドリアングループから裏切り者と見なされ、逃亡の末に愛美の奇襲を受ける。
ドスを手にしながら愛美に向かうも実力差は歴然であり、バットで滅多打ちにされた末に拳銃で撃たれ、なごみの腕の中で息を引き取った。

  • 愛美・スーパーノヴァ・山岸(声:ユリン千晶)
メイドリアングループの立役者であり、『赤い超新星』という異名を持つメイド。
白薔薇を模したドレスに銀髪のロングヘアー、そして得物たる血に染まったかのように紅いバットがトレードマーク。
根っからの武闘派で、「メイドは戦ってナンボ」「生き恥晒すより死に華咲かすのがメイド」というのが信条。
7年にも渡る監獄生活から出るや否や「シャバの風、感じようや」と乗る前に車の右後部座席のガラスを割ったり、現代表の宇垣和枝(声:斉藤貴美子)からの出所祝いのうな重を「メイドはナメられたらおしまいやぞ?」とグチャグチャにしたりとその暴れっぷりは折り紙付き。
好物はビールと醤油ラーメンとカツ丼*6で、ドスの利いた広島弁で喋る。演者も広島出身で広島弁の指導も行っているとのこと。
宇垣から代表の座を力づくで奪い取った後は、ケダモノグループを壊滅させ先代の遺志を継ぎ『アキバビックバン*7』を引き起こそうと目論む。
しかし、みやび(声:喜多村英梨)ら一派を引き連れとんとことんを襲撃した際、忍者メイドとして参戦したなごみによって窮地に陥る。
その上、愛美の狂犬ぶりを快く思わぬ宇垣は彼女の預かりどころ知らぬ間にケダモノグループと停戦協定。本部に戻った彼女を幹部ともども拳銃で迎え入れ、スターダスト・メモリー(ハチの巣)にしてその遺体を東京湾に沈めた。その壮絶な最期はドレスを血で染め上げるだけでなく、床に赤い薔薇を作るほどだったという……。
その後、合併に反発するメイドは離脱。メイドリアングループはケダモノグループの意見を呑む以外に道はなく、最終的にグループは消滅。宇垣の合併という目論みは外れることとなった。
なお、旧メイドリアングループのメイドたちは揃ってウーパールーパー扱いとなった模様。
バットはウーパーズに引き継がれ、野球の試合で使用されたが一打目でへし折れた。

  • (声:皆川純子)
ケダモノランドグループのトップともいえるメイド
冷徹かつ良くも悪くも合理主義者で、「おひねりちゃん」を滞納し続ける上にグループに貢献しないとんとことんを「豚はケダモノなのか?」と快く思っていない。
あわよくば他のグループとぶつけ合い「丸焼き」にしようと試みることも。
第6話における嵐子の回想シーンでは「渦子(うずこ)」と呼ばれており、嵐子とは姉妹の契りを交わしていた。

見た目こそ割と熱血漢のオタクだが、その実態はケダモノランドグループ系列店の「おひねりちゃん」要するに上納金の徴収をしている借金取り。
見た目が『ワイルドアームズ』の主人公ロディに似ていると評判
「アキバメイドフェスティバル」において系列ナンバー1である「ギラギライオン」を優勝させるために根回しを行うが、例のごとく店長のミスから指示に従わなかったとんとことんが優勝したことで凪が激怒、責任を取らされて粛清されてしまった。

その正体は数多くのメイドを屠ってきた殺し屋。
ただ嵐子推しである事は本当であり、一度彼女とデートをした際には両想いであるかのような反応も見せた。
しかし、過去の因縁がそれを許してはくれなかった……

  • 美千代(声 :伊藤美紀)
メイドになりたての嵐子が所属していたメイドカフェ「侍女茶館」の店長。
暴力が蔓延るアキバのメイド界で唯一非暴力を貫いていた人物。
闘争が当たり前のメイド業界に馴染めなかった嵐子の理解者であったが、15年前に嵐子の目の前で他店舗のメイドに銃撃されて死亡した。

  • ナレーション:森羅万象
『日本統一』のナレーションなど、Vシネへの出演でお馴染みの俳優が担当。ちなみにテレビアニメへの出演は本作が初らしい。
6話から登場し、劇中におけるアキバの情勢や文化背景に関する解説を行う。


【用語】

  • とんとことん
グループ内では最底辺に位置する店であり、人通りの少ない路地裏にある雑居ビルの2Fで営業している。
同グループのメイド達からは見下されており、なごみがビラを配った際には「底辺の店が表通りでビラを配るな」と凄まれていた。
なお、寮の定員は4名まで。
定員割れすると屋上のテントで暮らしをしながら、先輩メイドが死亡か破門、絶縁によって去って部屋が空くのを待つ羽目に。

  • ケダモノランドグループ
表向きは平和を保っているが、実際は系列店におけるカースト制度「萌え萌え序列」や調教師の洗脳などによる恐怖政治で均衡が保たれている。
系列店のメイドたちの裏の顔がやたらガラが悪いのはそのためかもしれない。
各店舗にはメイドたちのリーダー格としてエースメイドが存在し、
特に出番が多い牛(声:富田美憂)・猫(声:松田颯水)・熊(声:下地紫野)の3人は、メイドたちを引き連れてとんとことんへの嫌がらせもよく行う。
なお、挨拶は「オッケーだもの!」

  • チュキチュキつきちゃん
1話で嵐子により従業員全員が射殺され壊滅の憂き目に遭う。
メイドリアン系列内でも武闘派として名を馳せており、ケダモノランドグループとの共存を図る上層部にとっては手に余る店舗でもあった。
そのためとんとことんへの報復の声すら上がらずに捨て置かれていたが、出所した愛美が目をかけていた店舗であったことから事態は一変。
愛美一派による報復のためのとんとことん襲撃へと発展した。

  • メイドシープ
嵐子と同じ誕生日だったメイド・薫子(声・小倉唯)の「自分と同じ誕生日のメイドはいらない」という考えにより嵐子及び同行していたなごみをトマトジュースに沈めて抹殺しようとするも
駆け付けたゆめち・しいぽん・ゾーヤらにより店は壊滅。売上金も御徒町さんに持ち逃げされた。
なお、9話にて同じ制服を着たメイドが確認された事から生き残りがいた様子。

  • 侍女茶館
かつてアキバにあったメイドカフェ。路地裏にある雑居ビルの2Fで営業していた。
非暴力を謳う稀有な店であったが、店長の美千代の死後に閉店している。
店舗撤去後のオフィスはしばらく空室となっていたが、現在はとんとことんが入居して営業している。

【余談】

  • 公式サイトでは、各回における死亡者(モブメイド除く)のキャストによる、直筆の「死亡者コメント」が公開されている。頭おかしいのか
  • アニメに合わせて秋葉原で実際の「メイドカフェとんとことん」をオープンさせる計画があったが、良い物件が見つからずに頓挫した。
  • 監督によるとEDで流れている映像は「嵐子と末広がアキバから逃げたIfの世界線」だそうである。

追記・修正 もえもえきゅん

アニヲタwikiで もえもえきゅん

それがあたいの生き様さ

馬鹿にするやつぁ を見るぜ


この項目が面白かったなら……\逝ってらっしゃいませ/

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最終更新:2025年02月03日 09:14

*1 そもそも現実だとアニメで描かれるような「今風のメイド喫茶」が誕生したのも2001年とされ(Wikipediaより、メイド風衣装ウェイトレス喫茶自体は原型的なものが昭和からあったそうだが)、やっとゲーマーズの猫耳メイド少女デ・ジ・キャラットが誕生したばかりなのがリアル20世紀末時代なので、気にしない方がいいと思われる。

*2 ちなみに劇中に出てきた忍者喫茶は実在する。

*3 これは後述する御徒町の行いも大きい。

*4 2話では金貸し屋に行った際の流れで店を担保にした上で有り金全部スっている。

*5 その時描かれた絶妙にそそられない貧相な体つきはある意味見事

*6 元ネタは山田洋二監督・高倉健主演映画『幸福の黄色いハンカチ』の冒頭にて、高倉健演じる島勇作が駅前の定食屋で注文したメニューから。

*7 公式の表記