提供クレジット

登録日:2023/01/29 Sun 19:20:00
更新日:2025/03/24 Mon 14:48:56
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提供クレジットとは、民放におけるテレビ・ラジオ番組に出資した広告主(スポンサー)を紹介するためのクレジットである。

略称「提クレ」。「提供画面」「スポンサー表示」「スポンサー紹介」「提供読み」などと呼ばれることもある。

ここでは基本的にテレビ放送における提供クレジットについて解説する。




【概要】

テレビを観ていて、「この番組(放送)は、(○○と)ご覧のスポンサーの提供でお送りします/しました」というアナウンスを聴いたことがない人はおそらくいないだろう。

基本的に番組内ではこの提クレに表示された企業のCMが流れるため、より一層番組とスポンサーの結び付きの強さを感じさせるクレジットとして機能している。

番組の内容とは直接関係ない他、数秒~数十秒とはいえ番組や作品の進展を一時的に止めてしまうことや内容によっては雰囲気に邪魔が入ることから、視聴者からは水を差す演出のように思われてしまうことが多い。
とはいえ、スポンサーの出資がなくては成り立たないのが民放の番組であり、尺を割いてでも広告主を丁重に紹介することはテレビ局の大事な使命とも言える。決して欠かすことはできないのが「提クレ」なのだ。
もっとも、いわゆる「山場CM*1」よろしく明らかに空気の読めないタイミングで提クレを挿入する番組も一部存在するのだが…。

一方で、一社提供番組を中心に「この提供画面で始まらないと番組らしくない」とされる提クレも多く存在し、番組の名物かつ風物詩として親しまれることもある。

【特徴】

基本的に番組の途中に挿入されるもので、番組開始~前半に表示する提クレは「前提供」「前クレ」(『お送りします』で締められるもの)、後半~終了時に表示するもの「後提供」は「後クレ」(『お送りしました』で締められるもの)と呼ばれる。

特別番組などの長時間放送で途中でスポンサーが入れ替わる場合は、「ここまでは○○の提供でお送りしました」、「ここからは○○の提供でお送りします」というアナウンスが用いられる。

提供読みは基本的に制作局のアナウンサーが担当するが、近年のバラエティではメイン出演者またはナレーションが兼任する他、アニメでは主演声優が行うことが多くなっている*2。「この番組…」「この放送…」という表現も、番組名に言い換える場合もある(『めちゃ2イケてるッ!』や『はねるのトびら』も同様だが、これらは正式な番組名でなく略称の「めちゃイケ」「はねトび」を用いていた)。

テレビ東京系列の番組では、後クレ後もしばらく番組が続く場合「この後も(番組名)をお楽しみください」と視聴を促すアナウンスが加わることがある。それほど提供読みとは番組の終わりを強く想起させるようだ。

●「筆頭スポンサー」と「ご覧のスポンサー」

テレビにおける提クレでは、(ごく一部を除き)テロップ表示と同時にアナウンスでもスポンサーが紹介されるのが基本形。
そのアナウンスをよく聴いてみると、「社名が読み上げられるスポンサー」と「読み上げられないスポンサー」…すなわち「ご覧のスポンサー」でまとめられるものの2種類が混在することに気づくはずである。
「なぜ全てのスポンサーを読み上げないのか?」と疑問に思ったことのある人もいるだろう。

その理由は「購入した広告枠の違い」によるものである。
社名読み上げ付きで紹介してもらうためには、通常よりも多額の購入枠を獲得する必要があるのだ。社名を読み上げられるスポンサーは番組への影響力がそこそこ大きい存在とされ「筆頭スポンサー」と呼ばれる。

さらに購入枠が大きければ、社名に加えてキャッチコピー付きで紹介されるなど扱いも大きくなる。こちらは「筆頭スポンサー」と区別するため「大筆頭スポンサー」と言われている。

購入枠の違いは読み上げだけでなくテロップ表示にも影響し、基本的に複数社が同時に小さく表示される「ご覧のスポンサー」とは異なり、筆頭スポンサーは単独または少し大きめに社名を表示してもらえる。

大筆頭スポンサーは最も大きく表示される他、一社提供や冠スポンサー(番組名にスポンサー名を冠している)などでは、CGを使った派手な演出でロゴが表示されたりと目に見えて優遇されるようになる。

スポンサーのロゴは基本的に黒縁・白抜きで表示されるが、90年代以降になると筆頭以上のスポンサーはカラーで表示されるケースが増加した。2020年代以降は、全てのスポンサーロゴがカラーで表示される番組が多くなりつつある。

特に高い視聴率が見込めるゴールデン番組や人気番組ではその購入枠も高額になる一方で枠の獲得争いも熾烈さを極める。また、購入枠が多いほど番組内で流せるCMの量も変動することは、宣伝効果にも多大な影響をもたらすことを意味する。
同じ番組のスポンサーでもこれだけ扱いに差異が生じるのには、それだけの意味があるのだ。

余談だが、「ご覧のスポンサー」のイントネーションは「ポ」にアクセントを置くように読まれるのが一般的となっている。
今となっては違和感を感じる人も少なくなったと思われるが、よくよく聴いてみれば独特な発音ではあるためか、「ゴランノス・ポンサー」という多種多様な有名企業を傘下に置く謎の世界的巨大組織兼大手メディア主要広告主を読み上げているのではないか?…としばしばネタにされている。

●提クレ非表示のスポンサー

なお、番組スポンサーであっても広告主の判断に基づいて提クレを自粛する場合がある。これは、いわゆる「低俗番組」と呼ばれるような批判が集まりやすい番組だったり、放送内容が企業の理念や活動内容にそぐわない場合には、CMは通常通り流しつつ提クレに名前を出さないことでイメージダウンを避ける為である。
一例としては資生堂一社提供の『おしゃれカンケイ』が、当時浅香光代との騒動まっただ中だった野村沙知代がゲスト出演した回のみ出稿を自粛したケースがある。

スポンサーまたは番組出演者が不祥事を起こした場合は同様に提クレ非表示の措置を取ると同時にCMも自粛しており、自粛期間中は基本的にACジャパンをはじめ非営利団体のCMが枠を穴埋めする*3
その過激な内容に難色を示したスポンサーが次々と降板し、実質日本コカ・コーラの一社提供となった土曜ドラマ『銭ゲバ』は、作品としても凄まじいスポンサーの変遷としても伝説の番組とされている*4

●背景

提クレ時の背景は、かつては冒頭にあるようなブルーバックが使われることが多かった。1990年代ごろからは番組のワンシーンを流用した静止画・映像または番組の進行途中でそのまま提クレを表示する方式が採用されるようになったため、キー局発でブルーバックを使うことはほとんどなくなった。
ただし、一部のローカル番組ではたまにブルーバックを使った提クレを見かける機会もあるほか、日本テレビで放送された特番『ダウンタウンVSZ世代』では、ブルーバックを使った提クレを再現するという演出を実施している(後述の『特殊な提供クレジット』を参照)。また、2000年代初頭まで日本テレビ平日19時台の番組おいて、一部系列局ではネットスポンサーの提供クレジットのあとローカルスポンサーの提供クレジットを表示させる目的で番組キー局の日本テレビや読売テレビ送出の静止画等提クレをわざとブルーバッグの提クレに差し替えていた*5
背景にカットを使うことで提クレ画面でも番組の特色を残すというメリットが生まれた。その一方で、多くの「被害者」を生み出す根源にもなったのだが…(後述)。

2000年代前半頃までは静止画・映像を流すのみだったが、地上デジタル放送が開始・普及した頃からは、画角が広がり提供表示に余白が生まれたことを活用してか、画面上下・左右端に見どころや次回予告を紹介するテロップ、提クレが終わるまでのカウントダウンなどが表示されることが多くなった。

2010年代後半に入ると、更なる変化として提供クレジットそのものに白色系統の半透明の背景(業界用語で言う「座布団」)を設けて、時間帯や番組を問わずに原則全てのスポンサー企業ロゴをカラーで表示する放送局が増加*6
2020年代前半には、地方局を含めたほぼ全ての地上波民放局でこうした「座布団あり、企業ロゴカラー表示」に対応しており、スポンサー企業側がカラーのロゴ素材を提供していない場合を除いてカラー表示される事が一般化し、地方だと僅かに残っていた旧来のブルーバック表示がほぼ淘汰される事となった。

【提供目】

(提∀供)←1行で表せばこんなやつ。

提クレ画面の背景キャラの目に「提供」の文字が被ってしまう現象の俗称。主にアニメ番組で頻発する。「提供目潰し」とも呼ばれる。これまでに結構多くの作品・キャラクターが目潰し被害に遭っているらしい。

これは、アップで映される人物の目の位置も「提供」の文字も、中央より少し上に位置するという共通点を持つために発生しやすいのが原因であるとされている。また、大多数の放送局は「提 供」の様に「提」と「供」の間に空白を設けて表示するのが一般的で、人間の顔も丁度両目の間に鼻筋が通る為、空白部分が鼻筋の位置になると自ずと「提供」の2文字が両目にかかる。

近年はネタで意図的に被せるというスタッフのお遊びも増えているため、偶然の産物か狙ってこうしたのかまでは判別が難しくなっている。

また、「提供」の文字とは関係ないが、幾何学図形のシンボルマークや特徴的なデザインのロゴを使用した企業のクレジットがキャラクターの目や口などと偶然重なることで笑いを生み出すという現象も起こりやすい。
特に2020年頃から「M」のマーク(正式名称は「ゴールデンアーチ」)のみを表示するようになった日本マクドナルド提供の番組では、キャラの鼻部分に「M」が被さるなど面白提供画面が生まれやすくなっていた。

しかし、2020年代前半に入ると前述のスポンサーロゴカラー化に伴う半透明の座布団導入で、人の顔に直接提供クレジットが被らなくなってしまった事で提供目を見る機会は著しく減っており、提供目という言葉は過去の物と化しつつある。

【特殊な提供クレジット】

上記の一社提供番組などのスポンサー優遇措置による例を除けば、提クレはある程度の形式に基づいた無機質な表示方式で奇をてらった演出が用いられることは滅多にない。ただし、中にはスポンサー各社との合意により特殊な手法を用いた提クレで視聴者を驚かせた番組も多く存在する。

以下にその例をいくつか挙げるが、サントリーと日清食品の関与率が非常に高い。

また、一社提供(テレビ番組)の項目にも一社提供番組ならではの特殊なクレジット演出についていくつか記載されているため、こちらも参照されたし。

毎年夏頃に放送されている恒例の長時間特別番組。
毎回番組のフィナーレでは、この年に入社し研修期間を終えたフジテレビの新人アナ*7たちによる全スポンサー*8の提供読みが行われている。
新人アナの全国への顔見世を兼ねた初鳴きは大事なスポンサーの読み上げという重大任務。一社一社無事に読み上げられるかという独特の緊張感が味わえる。

なお、2000年の放送では同年に入社した政井マヤアナが「日清食品」を「日本食品」と読み間違えてしまい、本番中に号泣していた。

提供テロップは番組のハイライトに乗せて、ロール形式で一社ずつがスクロール表示されアナウンサーはそのタイミングに合わせてスポンサーを読み上げる*9
なお、前述の購入枠の差異にかかわらず全社が社名のみ読み上げられるが、順番は放送時間内で秒数が長いほう(同じ場合は五十音順)から先に読み上げられる*10


  • 『秘密結社鷹の爪 カウントダウン』(テレビ朝日・2009年10月6日)


非提供

SUNTORY

この番組は、(中略)サントリーは提供しません!


映画『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jpは永遠に~』の公開を前に放送されていたテレビシリーズ第2弾。

当初はサントリーが番組スポンサーに内定していたのだが、鷹の爪団戦闘主任の吉田くんがサントリー側へ放送時間を「午後」ではなく「午前」と伝え間違えてしまうという重大なミスをやらかしたため、降板してしまう。
スポンサーでない企業を「非提供」としてアナウンスするというテレビの民間放送開始以来前代未聞の珍事が発生した。ちなみに後クレでも「サントリーは提供しませんでした」ときちんとアナウンスされた。

鷹の爪団公式サイトでは、なんとかサントリーにスポンサーとして復帰してもらうべくサントリー製品を勝手に宣伝する企画を展開。なお、番組内ではその間もなかなか復帰してくれないサントリーに対し当てつけがましく「やっぱり提供してくれませんでした」「もうサントリーの提供は無理かもしれません」というアナウンス付きで「非提クレ」を出し続けていた。

第10話、これらの尽力がついにサントリー関係者の心を揺さぶったらしく、「一定の視聴率を取れなければ降板」を条件に「仮提供」としてサントリーが再びクレジットされ、番組内では「仮CM」を放送。

第11話では数字が獲れなかったためか再び非提供に。同回の後クレでは提供読みのアナウンサーが「サントリーさん、提供してください」と懇願するほどだった。

そして最終話ではついにサントリーが正式なスポンサーとして就任。この時の提クレは「祝提供 SUNTORY」と表示され、「やったぞ皆!サントリーの提供でお送りします」というアナウンスが。後クレもサントリーの就任とアナウンサーに彼氏ができた事を歓迎する仕様となった。これまた民放史上初の祝福ムード一杯の提クレであった。

なお、この一連の出来事には後日談がある。一連の非提供騒動の反省を受けて2012年の「秘密結社鷹の爪NEO」では吉田君は正しい時間を伝え、晴れてサントリーが初回から正式な番組スポンサーに就いてくれる事になった。
ここまでなら前回の反省を踏まえた朗報で良かったのだが、今度は放送局がNHKだったのでスポンサーが要らなかったという大ポカをしてしまったことが発覚し、多額のスポンサー料が宙に浮く事態となった。結果、サントリーには同時進行で配信されたWebアニメ「秘密結社鷹の爪.jp」にスポンサー枠を移行してもらった上で、潤沢なスポンサー料を活かし「サントリーの提供しすぎでお送りする」Webアニメが始まった。そして提供クレジットの枠では、まさかの提供しすぎクレジットなる物が表示される事態となった。


「この番組はフィクションです。『非提供』の部分もフィクションかって?そりゃみなさん大人ですからわかりますよね?野暮な事聞かないでください」

ちなみに、番組自体はテレビ朝日系4局ほか地方各局で放送されたが、この演出はテレ朝限定で放送されたものである。


ご存じ、年末に放送される日本一のお笑いの祭典。

2015年の復活後は、優勝時の副賞を提供するスポンサー4社*11を「プレミアムスポンサー」と称し、ナレーションもその名称が使われる珍しい例。

4社とも番組内でオリジナルのCMを流すが、中でも日清は「どん兵衛」でM-1とは全く無縁の芸人を使って他社のパロディを作るなどなど頭のいかれた独自の演出で話題を呼ぶことが多い。

  • 『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』(テレビ西日本*12・2019年4月30日)
提  供

meiji 明治
大正製薬
昭和建設
へいせい
*13

特殊な手法というよりも、スポンサーの並びがこの日だったから意味を成した事例。
2019年4月30日。翌日から元号が令和へと変わるこの日は、所謂平成最後の日という事で、「平成最後の日に何をするか」なんて話題があちこちで取り沙汰されていた。
そしてテレビ局では各局とも改元直前の特別編成を組んでおり、フジテレビ系も18:30から改元直後の翌0:55まで特別番組を放送した。その番組中のスポンサー枠では、一部時間帯に全国共通ではなく各局ごとに個別にスポンサー編成する時間帯が設けられていた。
そこに目を付けたのが、福岡県を放送対象エリアとする系列局のテレビ西日本(TNC)の営業担当者。平成最後の日に因んだシャレめいた提供クレジットを実現させる事にし、社名に『元号』が含まれる企業にスポンサー出稿してもらえるよう交渉をかけた。
その結果、上記のように全国区の企業から食品メーカーの『明治』、製薬会社の『大正製薬』の2社から出稿を取り付け、更にTNCの地元福岡県の建設会社である『昭和建設』と『へいせい』の出稿も取り付けた事で、提供クレジットに明治・大正・昭和・平成が揃い踏む提供クレジットを実現させた。
この模様が視聴者によってTwitter上で投稿された事で「粋な演出」として評価され、後日同局の担当者が取材を受けてネットニュースになるなど話題を呼んだ。




ここからは、ソフトバンク、ロッテ…


提  供


SOFTBANK   Lotte


あれ…?


サントリー、日清食品の提供で……


提  供


SUNTORY*14 nissin



\入れ替わってる!?/


二人の男女の入れ替わりを題材とした映画『君の名は。』の地上波放送第二弾。
大ヒット映画の放送ということでスポンサーには数々の有名企業が名乗りを上げた。番組内では「天気の子」公開を記念したコラボCMが多く放送されるなどCMまでもが新海誠作品一色に染まっていた。
さらに放送途中の提クレ画面では、作品のコンセプトにちなんだまさかの「入れ替わり」ネタを披露。
企業の垣根を超えた作品愛と遊び心溢れる提クレである。

また、後半ではミサワホームとバイトルも提クレで入れ替わりネタに参加していた。

この入れ替わり企画は、広告プランナーがテレ朝・東宝・新海氏・スポンサー各社と半年以上もの期間を費やして緻密な調整を重ねた結果実現に至ったものだという。
グレーのイコールを添えたロッテも、赤い器に入ったサントリーももちろん実在しない。いずれもこの番組のために各社が150以上もの「入れ替わりロゴ」案から選定した一夜限りの提クレ専用ロゴなのだ。

  • 『共演NG』(テレビ東京系・2020年10月26日~12月7日)


SUNTORY SUNTORY KIRIN*15
KIRIN 提  供 SUNTORY
KIRIN KIRIN  
SUNTORY
SUNTORY    SUNTORY

          KIRIN   KIRIN

SUNTORY   KIRIN
KIRIN  SUNTORY


中井貴一と鈴木京香主演のドラマ。
スポンサーにはキリンとサントリーが付いた。競合他社にあたるスポンサー同士が同じ番組に出稿することは特番を除いて本来はタブーとされている中で、まさかの大手酒類メーカーが「共演OK」を果たした。

提クレ画面にても、本来相乗りすることのないこの2社が提クレを飾るという異例のシチュエーションを逆手に取り、各回にて「キリン」と「サントリー」が喧嘩を始めるなどのあまりにも自由奔放な演出が話題を呼んだ。

  • 『見える子ちゃん』(AT-X他・2021年10月3日~12月19日)
AT-XやTOKYO MX他で放送されたアニメ。その第十ニ話(最終回)の番組ラスト。
突如バグったかのように提供画面が崩れ…。

  • 『謎解き日本一決定戦』(毎日放送・TBS系・2022年3月27日)


UTORY

||



「日曜劇場」の時間帯に放送された特別番組。
日曜劇場のスポンサー4社(2022年3月時点)が通常通り同時間帯枠のスポンサーとしてクレジットされたのだが、そのうちある一社のみが謎解き問題風の提クレで表示された。
画面上端には『この提供社はどこ?』のテロップが表示され、この回に限り『ご覧のスポンサー』名義で読み上げられていた*16
(普段この時間ドラマを観ている人なら誰もがすぐわかるだろうが)提クレでも視聴者を謎解きで楽しませるため自ら「問題」になるというスポンサーの粋な計らいである。

ちなみに答えは…SUNTORY(サントリー)。青と赤の背景色を磁石に見立てると「S(極)」と「N(極)」と解釈することができる。

  • 『ダウンタウンvsZ世代』(日本テレビ系・2022年8月13日~)
ダウンタウン司会の不定期特別番組。
昭和世代とZ世代のタレント同士で昭和の時代を振り返るトークバラエティだが、近年ではほとんど見かけなくなったブルーバック仕様の提クレがまさかの復活。BGMも無し、当時の番組にありがちだったフィルムの擦れをわざわざ再現、ナレーターの近藤サト(元フジテレビアナウンサー)による古めかしいトーンの提供読みはまさしく昭和レトロ*17
一方でアスペクト比は通常通り16:9、「Amazon」や「RIZAP」など昭和にはそもそも存在しなかったスポンサーのロゴが青地に白抜きで表示されるなど古いんだか新しいんだかよくわからない独特の雰囲気を醸し出した提クレとして話題となった。ちなみにCMが流れないTVerの配信ではブルーバックの背景だけが映されていた。
予告なく無機質で静寂な提供画面に切り替わったことから「放送事故」「諸事情で提クレの背景素材が使えなくなったのか」「何らかの自粛」と勘違いする視聴者もいたとかいなかったとか。

番外

  • 『中央競馬中継』
通常の提供クレジットと異なり、「主催 JRA」の表示と共に、「主催は、JRA、日本中央競馬会です/でした」もしくは「この番組は、JRA、日本中央競馬会の主催でお送りします/しました」とアナウンスされる。それ以外の公営競技*18や中央競馬関連の番組は通常の番組と同じである。







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最終更新:2025年03月24日 14:48

*1 予告無しで急にCMが出てくる、ほぼ日本特有のCMパターンであり、そういったCMを嫌っている視聴者が非常に多い他、海外では山場CMを規制している国もかなり多い。

*2サザエさん』ではフグ田サザエ(声:加藤みどり)、『名探偵コナン』では江戸川コナン(声:高山みなみ)など。

*3 提クレは表示して、代わりにACジャパンのCMを流す場合もある。

*4 降板したスポンサーはドラマ開始前と終了後に流していた。

*5 1988年から94年まで日テレ系で平日19時前半に放送されていた報道ドキュメンタリー番組『追跡。』の名残。ちなみに、CM放映順は月曜日19時前半枠(読売テレビ制作アニメを含む)のみネットスポンサー→ローカルスポンサー。それ以外はローカルスポンサー→ネットスポンサー×2の順番となり、巨人戦ナイターや特番放送時も同様であった。

*6 但し、TBSは1990年代後半からゴールデン・プライムタイム枠で座布団無しのカラー表示を既に積極的に行っていた為、同局では基本形式の提供クレジットには背景が付かない特徴がある。

*7 2023年の放送では、同年に入社したアナウンサーの他、新型コロナウイルスの影響で放送が休止されていた2020年~2022年に入社したアナウンサーも含めて行われた。

*8 ローカルセールス枠など、一部除外されるスポンサーもある。

*9 なお、2024年はロール形式でのスクロール表示前に4社(KIRIN、アサヒビール、SUNTORY、P&G)が特殊な絨毯の上にカラー表記というプレミアムスポンサー的な立ち位置で読み上げられた。

*10 CMの中には番組でしか流れない特別なものもあり、2017年と2019年の放送ではスクウェア・エニックスがそれぞれ360秒、420秒というロングCMを放送中に流しており、最初に読み上げられた。

*11 サントリー・日清食品・Cygames・セブンイレブン。2020年まではセブンイレブンの代わりにファミリーマートが入っていた。

*12 番組自体はフジテレビ系28局で放送。

*13 大正製薬は実際には社名左横に「ワシのマーク」付きで表示された。

*14 背景の形は、正確には下半円。

*15 左側に「聖獣麒麟」シンボルマーク付き。

*16 本来は大筆頭スポンサーにあたるためキャッチコピー+社名で読み上げられている。

*17 ただし、一部の回では時間帯によっては日本テレビのアナウンサーが読みあげている。

*18 地方競馬・競輪・競艇・オートレースを指す。