一社提供(テレビ番組)

登録日:2019/11/08 Fri 21:37:45
更新日:2021/05/12 Wed 13:40:54
所要時間:約 13 分で読めます




一社提供(単独スポンサー)とは、番組の提供形態の一種。

類義語:「ワンオーナー方式」「独占出資」

概要

基本的にテレビ番組・映画というのは、CM枠・商品化権・出版権等を複数のスポンサー企業に販売し、
その利益で番組制作費を賄っている。大まかに例えればいわゆる「製作委員会方式」である。
しかし、一社提供型番組の場合、それらを他のスポンサー企業に販売することが一切なく、完全な独占契約の形をとっている。

一昔前までは、割と多くのテレビ番組でみられた方式だが、近年は徐々に減少傾向にある。
一因としては、スポンサー料が高騰し、一社で全て賄うのが困難になっていること、バブル崩壊による不況などが原因として挙げられる。
それでも深夜帯の15分枠などならば比較的多く生き残っているが、全国区のゴールデンともなると絶滅危惧種に近い。

一社提供であるが故に、番組全体の雰囲気としてスポンサー企業の意向が強く出るのが特徴。

  • 番組内の機材や食材は全てスポンサー企業が提供
  • ライバル企業は絶対に写さない。やむを得ず画面内に入ってしまう場合は、徹底的に隠す。
  • 通常ならば流れない1分枠のロングCMが放送
など。

特にCMはここでしか見られない特殊なものが多い。

欠点としては、スポンサー企業の業績や経営方針がダイレクトに影響してしまうことであり、業績悪化によりあっさりと打ち切られてしまったりするケースも散見される。逆に言えば、作品そのものの売上高が悪くても視聴者・上層部の受けが良いと、継続・完走のチャンスが掴めるということにもなる。

複数スポンサー型ならばこのような事態を回避できて、負担も分散できることを考えると、一社提供にはなかなかリスキーな側面も含まれている。

代表的な一社提供番組

ラジオ番組については、スポンサー料が割安なことと、CM枠の狭さから一社提供番組の比率が非常に高いので、ここではテレビ番組のみを取り上げる。

  • キユーピー3分クッキング
放送期間:1962年~(CBCバージョン)、1963年~(日テレバージョン)
提供:キユーピー

「愛は食卓にある」のキャッチフレーズでおなじみキユーピーの料理番組。
番組名に反して、 実は3分でできない料理の方が多い ことは内緒(元々の番組の放映時間が3分というだけである。現在は10分枠なのでタイトルに偽りアリの状態に)。
CBCバージョンと日テレバージョンがあり、出演者が異なる。

  • SHIONOGI MUSIC FAIR
放送期間:1964年~
提供:塩野義製薬

実力派歌手の豪華コラボを売りとした音楽番組。
民放の音楽番組としては最長であり、50年以上の歴史の中で放送時間を何度か変えつつも、一社提供を続けている稀有な番組である。
余談だが、総合司会経験者の3人が現在でも放送されている某刑事ドラマに出演経験がある。
スポンサーの都合上、放映していない系列局も意外と多く、特に福島県と鹿児島県のフジ系では一度も放映されていない。

  • 題名のない音楽会
放送期間: 1964年~
提供:出光昭和シェル

クラシック音楽を様々な角度から紹介する音楽番組。
MUSIC FAIRとほぼ同時に始まり、東京12チャンネル(現テレビ東京)からNET(現テレビ朝日)への移籍を経て、世界最長寿のクラシック番組かつテレビ朝日の最長寿番組という2つの名誉を成し遂げている。
なお、現在は地域によって放送時間は違うものの、一社提供は続いている。
番組中にCMを挟まないという特徴があり、これは出光の創業者である出光佐三の意向によるもの。

  • 日立 世界ふしぎ発見!
放送期間:1986年~
提供:日立グループ

現在ゴールデン一時間枠で生き残っている希少な一社提供番組。
数々の世界の「ふしぎ」に挑むクイズ番組であり、ご長寿番組の一つでもある。
番組終盤に流れる「この木なんの木」のテーマに合わせて流れる日立グループ各社のリストが圧巻。

  • 世界の車窓から
放送期間:1987年~
提供:富士通

富士通の提供による、世界各国の鉄道旅行をテーマとした紀行番組。
1つの旅につき1~3ヶ月かけて放送する丁寧な作りが特徴で、1回2分強の短い放送時間に様々なドラマが詰められている。
仮面ライダー電王』のオーナー役でおなじみの石丸謙二郎による穏やかなナレーションも特徴。

  • 世界遺産→世界遺産 THE WORLD HERITAGE
放送期間:1996年~
提供:ソニー(~2015年)→複数社提供(2015年~2016年)→キヤノン(2016年~)

世界各国の世界遺産を紹介する番組。提供がいずれもカメラの最大手なだけあり撮影機材の質の高さには定評がある。
民放初の8Kによる撮影が行われたのもこの番組。
番組開始時はキヤノンではなくソニーの一社提供だったが、2015年にソニーがスポンサーを撤退、1年間ほど複数社提供が続いたのち、キヤノンの一社提供となった。
キヤノン提供時代の番組ラストには、実際にキヤノンのカメラを使った撮影風景の紹介がお約束になっている。

  • 人生最高レストラン
放送期間:2017年~
提供:サントリー

「水と生きる」のキャッチフレーズでおなじみのサントリー提供の番組。
同じく同社一社提供の「チューボーですよ」の後番組で、チューボーが料理して食べる番組に対して、ゲストが料理の思い出を語るという内容。
2019年になってから3月に常連客役のピエール瀧、10月にMCのチュートリアル徳井義実がそれぞれ不祥事で降板したが、徳井の降板直前にレストラン(1号店)から居酒屋(2号店)にリニューアルし、女将役として島崎和歌子が加入し、結果的にMCが交代した形となっていたが、12月末に新MCとして極楽とんぼ加藤浩次が加入した。
番組ナレーションは川澄綾子

一社提供から複数スポンサーに変わった番組

放送期間:1969年~
提供:東芝(~1987年)→複数社提供(1987年~)

「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送りいたします」のキャッチコピーを懐かしく思う人もいるだろう。
意外なことに東芝の一社提供であった期間は1987年9月までで、それ以降は東芝を筆頭とした複数社提供になったものの*1、クレジット表記が東芝のみだった1999年3月まで、オープニングでサザエさんが各地を旅しているシーンに東芝の看板が登場していた。
そして2018年には、東芝が家電事業の縮小などを理由にスポンサーから降板、48年の歴史の一区切りとなった。これも時代の流れというものであろうか。
ちなみに、OPの最後に画面下から一瞬だけサザエが左腕を挙げる演出があるが、これは一社提供時代に東芝のロゴを紹介するという演出の名残である。
なお、現在は日産自動車を筆頭とした複数社提供となっているが、「サザエさん=東芝」のイメージが強いのか、日産はご覧のスポンサー扱いとなっている。

  • EPSON MUSEUM 美の巨人たち→KIRIN ART GALLERY 美の巨人たち→新美の巨人たち
放送期間:2000年~
提供:EPSON(~2006年)→キリンビバレッジ(2007年~2017年)→キリンビバレッジ/損保ジャパン日本興亜(2017年~)

様々な名画を毎週ひとつの作品に絞って作者の人生から描かれた経緯までを追う番組。
番組開始時はエプソンの一社提供であったが、2007年にキリンビバレッジの一社提供となる。さらに2017年4月放送分からは損保ジャパン日本興亜がスポンサーに加わって二社提供となった。
にもかかわらず、タイトルは『KIRIN ART GALLERY』のままであったが、2019年4月に『新美の巨人たち』としてリニューアル、タイトルからスポンサーの名が外れた。
このリニューアルに伴い、番組内容も様々な芸能人が名画ゆかりの地を巡る旅番組のような形式となった。

  • ぴったんこ カン・カン
放送期間:2003年~
提供:ポーラ化粧品(番組初期のみ)→複数社提供

TBSの安住紳一郎アナウンサーが司会の番組で、かつて放送された久米宏司会の「ぴったし カン・カン」のリメイク番組。
番組が開始された約半年間は30分番組であり、ポーラ化粧品の一社提供だった。
一社提供だった期間は短かったものの、番組自体は現在も続いており、現在では「ぴったんこ」の放送期間が「ぴったし」より長くなっている。

一社提供だった過去の番組

  • タケダアワー
放送期間: 1955年~1974年
提供: 武田薬品工業→複数社提供

「タケダタケダタケダ~♪」の壮大なオープニングで始まる、武田薬品工業提供のドラマ枠。
実写ドラマ版『サザエさん』(江利チエミ主演の実写映画版とは別物)から始まり、日本初の特撮ドラマ『月光仮面』や『ウルトラQ』から『ウルトラセブン』までの第1期ウルトラシリーズなど特撮ドラマの有名作を多く生み出した。
ちなみに「タケダアワー」の番組名は後年になってから付けられたものであり、放送当時は決まった番組名は無かった。

  • 不二家の時間
放送期間: 1955年~1973年
提供: 不二家

ペコちゃんでおなじみ不二家の提供による子供向けドラマ・アニメ枠。タケダアワーと同様、TBSで放送された番組であり、開始時期もほぼ同じ。
最も有名なのは『オバケのQ太郎』『パーマン』『怪物くん』の藤子アニメか。
いずれもOPとEDにペコちゃんが声付きで出演しており、藤子キャラと夢の共演を果たしている。
この他、『マイティ・マウス』や『ポパイ』といった海外アニメ、スポ根ドラマの草分け的存在の『サインはV』、2006年に上戸彩主演でリメイクされたドラマ『アテンションプリーズ』などもこの枠で放送された。

放送期間:1959年~2014年
提供:ヤンマーディーゼル

一社提供番組としては最古参の部類に入る天気予報。
定期的にオープニングアニメを刷新しつつ、常に時代に受け入れられるように広告に勤めていたが、2014年にヤンマー側の「役割は終わった」という判断により55年の歴史に幕を下ろした。一社提供はこのようなことがままあるのが怖いところである。
「天気予報」という形式もあり、再放送やソフト化の望みは絶望的なのが現状。

  • ナショナルキッド
放送期間:1960年~1961年
提供:松下電器産業株式会社

松下電器が「子供たちに科学への興味を持たせたい」として破格の予算を投じて作成したテレビ特撮ドラマ。
何気に東映初のテレビ特撮番組。松下電器一社提供なので、「ナショナル」の名を冠している。
他にも番組内ではこれでもか、というほどナショナル製品や看板のPRがされるなど一社提供の強みを最大限に生かした構成になっている。
日本におけるテレビ特撮の歴史上、かなり重要なポジションにある作品である。

  • シャボン玉ホリデー
放送期間:1961年~1972年
提供:牛乳石鹸

渡辺プロ初期の看板タレント「ザ・ピーナッツ」と「ハナ肇とクレージーキャッツ」が主役の音楽バラエティ番組。
現存する映像では番組中のCMも本編内コントとして制作されており、宣伝が不自然にならないように組み込まれていた。
ちなみに本番組終了半年だけ放送された牛乳石鹸提供番組『ぎんぎら!ボンボン!』には、ドリフ入りする前の志村けんが出演していたそうな。

  • 鉄人28号(アニメ第1作)
放送期間:1963年~1966年
提供: 江崎グリコ

『鉄人28号』初のアニメ化にして、日本初の巨大ロボットアニメ。
OP曲で 「グリコ、グリコ、グ~リ~コ~♪」 とスポンサー名を連呼することであまりにも有名。
このグリココーラスは『流星少年パピィ』や『遊星仮面』など、1960年代におけるフジテレビのグリコ提供番組で度々使用されていた。

(毎日放送制作)
  • 私はナンバーワン
放送期間:1962年~1963年
  • アップダウンクイズ
放送期間:1963年~1985年
  • クイズ!!ひらめきパスワード(毎日放送制作分最後の番組)
放送期間:1985年~1991年(一社提供時代)

(日本テレビ制作)
  • 底抜け脱線ゲーム
放送期間:1963年~1973年
  • ほんものは誰だ!
放送期間:1973年~1980年
  • 推理クイズ・私がほんもの!
放送期間:1980年~1981年
  • なぜなぜダイヤル!?
放送期間:1981年~1982年
  • おもしろ博士クイズ→おもしろクイズBOX
放送期間:1982年~1985年
  • 大きなお世話だ!
放送期間:1985年~1986年
  • ごきげん!月曜7時半(日本テレビ制作分最後のレギュラー番組)
放送期間:1986年2月~9月

(TBS制作)
  • お笑い頭の体操
放送期間:1968年~1975年
  • クイズダービー
放送期間:1976年~1992年
  • クイズテレビずき!(TBS制作分最後のレギュラー番組)
放送期間:1993年1月~1993年9月

(関西テレビ制作)
  • 三枝の愛ラブクリニック→三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
放送期間:1981年~1995年
  • ひらけ!GOMA王国
放送期間:1995年~1996年

提供:ロート製薬

「ロート、ロート、ロート~ロート・製・薬♪」とロート製薬の本社をバックに鳩が飛ぶOPで始まる番組群。
このオープニングキャッチは後述の「SMAP×SMAP」までバージョンを変えながら半世紀続いた。
なお、「クイズ!!ひらめきパスワード」は1992年まで放送されていたが、1991年10月からロート製薬筆頭の複数社提供となった為オープニングキャッチがなくなっている。
「クイズテレビずき!」の後番組である「チャレンジ大魔王」もロート製薬筆頭だったがP&Gとの2社提供だった為こちらもオープニングキャッチがない。
日本テレビ制作分最後のレギュラー放送は「ごきげん!月曜7時半」だが、最後の放送となったのは単発番組の「ギャグパラダイス!俺たちにカギはない」である。
また、オープニングキャッチが始まってから1993年までは全編実際の本社を撮影した実写映像であった。1993年からは本社建て替えや周辺環境の変化に伴い、途中までは旧社屋を模したアニメーション映像に切り替えられ、以降「SMAP×SMAP」までアニメーション映像でお送りしていた。
他の系列が1枠ずつの中TBS系列だけ2枠あるが、これは毎日放送が元々NETテレビ(現在のテレビ朝日)系列だったのがネットチェンジした名残である。ネットチェンジ後はNETテレビでもロート製薬枠が設けられ半年ずつ2番組制作されたが、その後はない。

  • ナショナル劇場→パナソニックドラマシアター
放送期間:1964年~2013年
提供:松下電器産業株式会社(現・パナソニック)

水戸黄門」「大岡越前」などのTBS系月曜20時からの1時間ドラマ枠。2008年に社名をパナソニックに変更したことから枠名も変更になるが、提供は変わらず1社体制であった。
また1964年の「ナショナル劇場」への枠名変更前の「ナショナル ゴールデン・アワー」「ナショナルTVホール」「ナショナルカラー劇場」「ナショナルカラー劇場」も松下1社提供であった*2
水戸黄門があまりにも有名なせいで時代劇枠の印象が強いが、現代劇や警察モノ、異色なものでは人形劇のトッポ・ジージョも放送されていた。
「平賀源内が悪を倒す」という異色時代劇で有名な「翔んでる!平賀源内」もこの枠で放送された。

  • 世界名作劇場
放送期間:1969年~2009年
提供:カルピス(~1978年)→複数社提供(1979年~1984年)→ハウス食品(1985年~1994年)→複数社提供(1994年~1997年、2007年)→ハウス食品(2008年)→複数社提供(2009年)

「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」など、海外文学を原作とするアニメを放映していた番組枠。
開始からしばらくはカルピスの一社提供であり、番組名も「カルピスまんが劇場」「カルピスこども劇場」「カルピスファミリー劇場」とカルピスの名を冠していた。
1979年の『赤毛のアン』から複数社提供がしばらく続き、1985年の『小公女セーラ』でハウス食品の一社提供になり、1994年『七つの海のティコ』で再び複数社提供と、かなり複雑な経緯を辿っている。
そのため、この番組枠を「カルピス」と認識しているか「ハウス」と認識しているかで世代がわかるとか。
視聴率不振から地上波では1997年の『家なき子レミ』が最後の作品となったが、その後BSで3作品が放送された。

日本のアニメ草創期を題材とした朝ドラ「なつぞら」では、この番組のオマージュである『ミルコスまんが広場』が登場。余談だが、ミルコスの社長を演じていたのは大泉洋である。

  • SMAP×SMAP
放送期間:1996年~2016年
提供: 前半がロート製薬、後半が複数社提供(~2010年)→複数社提供(2010年~)

国民的アイドルグループ「SMAP」の冠番組。
こちらもロート製薬のオープニングが印象的だが、本番組は前半がロート製薬の一社提供、後半がP&Gを筆頭とした複数社提供という変則的な形となっており、前述の関西テレビ制作の2つの番組も同様である。
これはロート製薬が加盟している日本製薬工業協会が、医薬品メーカーの一社提供は30分までという自主規制を行っているため。他の番組では『さんまのSUPERからくりTV』や『投稿!特ホウ王国』などがこの形式である。
2010年以降はロート製薬が一社提供を降板、複数社提供の中の一社という立ち位置に移り、番組終了の2ヶ月前には提供自体からも撤退した。
番組終了後、この時間の放送枠は「スマスマ枠」と今でも言われている。

  • ライオンのごきげんよう
放送期間:1991年~2015年
提供:ライオン

平日に「笑っていいとも!」が終わった後に放送されていた小堺一機司会のトーク番組であり、前身番組は「ライオンのいただきます」であり、スポンサーであるライオンのキャラクターであるライオンちゃんもアシスタント的な役割で登場していた。
「ごきげんよう」のスタートは1991年だが、放送枠自体は1964年に放送された「ライオン奥様劇場」から続いており、「いただきます」を経て「ごきげんよう」終了までライオンは平日のお昼の一社提供を約半世紀続けてきており、その中で「ごきげんよう」が一番長く放送された。
「ごきげんよう」終了後は情報番組「バイキング」でライオン一社提供のコーナーがあり、ライオンちゃんも登場しておる。なお、2016年からは新たなライオン一社提供番組である「ライオンのグータッチ」が土曜日に放送されている。
余談だが、番組終了後の約5年半後に「アウト×デラックス」で「扱えないアウト」が発生した為、急遽サイコロトークを行っていた*3

  • 地球の最先端をスクープ!SCOOPER
放送期間:2011年~2012年
提供:マツダ

テレビでは珍しいマツダ一社提供の番組。
地球から何万光年も離れた惑星であるスクーパー星の宇宙人が日本人の姿に成りすまし、日本や世界の最先端技術についてを学ぶ番組であり、椎名桔平がボス役、ラルフ鈴木アナウンサーが秘書役、外国人タレントが世界中にいるスクーパー役で出演しており、外国人タレントが演じるスクーパーは個性的な人物が多かった*4
ナレーションは小山力也が担当。
提供読みの前、スクーパーがマツダの本社がある広島からの報告などの形の後に提供クレジットが表示されていた。
なお、2012年4月からは後番組である「未来シアター」がスタートし、こちらもマツダ一社提供で2015年3月まで放送されたが、2013年4月からは複数社提供*5となった。

放送期間:2017年
提供:コトブキヤ

近年のアニメとしては珍しい一社提供作。
原作であるプラモデルを展開するコトブキヤが資金を出している。
社長曰く「初の事業でよそ様に迷惑をかける訳にはいかない」「仮にコケても今までの利益で補填できる」「というか最低でもアニメ制作のノウハウが手に入るし無駄にはならんだろ」という感じで制作に踏み切ったとの事。この会社ロックすぎやしませんかね……
実際のところは放送に合わせて再販されたキットが全て捌け、更に生産ラインの拡充にまで繋がったのだからこの試みは大成功と言えるだろう。

放送期間:2018年
提供:キングレコード

上記フレームアームズ・ガールと同様の一社提供アニメ。
原作ありにもかかわらず原作が掲載されている出版社が名を連ねない珍しいパターン。
なぜこうなったかといえば、作品が作品なので問題が発生した時に責任の所在をはっきりさせるため
生贄と言われるのも致し方がなかった。

  • ぶらどらぶ
放送期間:2021年
提供:いちご株式会社
押井守監督が「御先祖様万々歳!」以来32年ぶりに監督を務める連続シリーズアニメ。
いちご株式会社は本来不動産会社だが、アニメーション方面に進出する際に押井監督に白羽の矢を立てた。
会社側が映像制作のマネジメントに対しては全くのノウハウがなかった為に、押井監督に「全て好きにして良い」と言い(!)
押井監督も「本当に?」と何度も事実上の原作であるiPadアプリ「ちまみれマイ・らぶ」を出して念押しし、確認をもらった。

番組の前半と後半で一社提供が変わる例

  • 投稿!特ホウ王国→1億3000万人投稿!特ホウ王国2
放送期間:1994年~1997年
提供:大塚製薬(番組前半)、日立グループ(番組後半)

笑福亭鶴瓶が司会でウッチャンナンチャンの2人が編集局長役で出演していた番組。
1時間番組であるが、番組の前半後半で一社提供が変更されるという非常に珍しい例である。
なお、日立グループの前提供表示はグループ各社のロールテロップが流れていた。

実質、一社提供の形となった例

  • 銭ゲバ
放送期間:2009年
提供:コカ・コーラ

松山ケンイチ主演のドラマで、原作はジョージ秋山。
原作の1970年代を再現したドラマではなく、放送当時の世相を色濃く反映させたドラマとなっている。
ただし、ドラマの内容がかなりハードだった為か、スポンサー6社のうち5社が相次いで提供クレジットを自粛、一時降板またはCMを公共広告機構(現、ACジャパン)に変更し、第3話から最終話までは初回から自粛も降板もしなかったコカ・コーラの実質一社提供の形となり、ドラマ内のCMがコカ・コーラとACだけとなった。
第3話以降、一時降板したスポンサー4社のCMは銭ゲバの放送前または放送終了後にそれぞれ2社ずつまとめてCMが放送されていた為、開始時刻は番組表に表示されている午後9時ではなく、実際は午後9時2分からの放送となった。


番外

  • ACジャパンのCM

本来なら、特定の製品の宣伝などではなく公共の福祉にかかわるようなCMを放送することが多いACジャパン。
たまに主にトラウマ的な意味で視聴者の印象に残るCMを流すこともあるが、基本的には表立って放送されることは少ない存在である。
しかし、一時期全てのテレビ番組がACジャパン一色に染まったことがあった。
言わずと知れた 東日本大震災直後の民間CM自粛状態 のことである。
正確には、ACジャパンがスポンサーになったわけではなく、「スポンサー枠は購入されているのだが、CM自粛のために穴埋めとしてACジャパンのCMを流している」のだが、実質この時期のテレビ番組はACジャパン一社提供に近い状態であった。


ほとんどのテレビ番組では不特定多数の提供会社を一纏めにして、
「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」 の音声と共に紹介するものが多いが、一社提供番組ではこれがない。
また、一部番組では「放送中の番組の右端に音声なし・小さいテロップで紹介する」という芸コマな方法を取っている。


追記・修正はアニヲタWikiの提供でお送りしました。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年05月12日 13:40

*1 複数社表示は1999年4月から

*2 ただし、1956年~1964年は20時30分から21時までの後半30分枠。前半30分は牛乳石鹸の1社提供枠だった

*3 この放送がきっかけかは不明だが、次の週にライオンが番組スポンサーにいた。

*4 声は声優による吹き替え。

*5 表面上はマツダ一社提供。