ラーメン赤猫

登録日:2023/06/08 Thu 00:06:14
更新日:2023/12/05 Tue 16:22:04
所要時間:約 20 分で読めます




接客一番
味二番

「赤猫あっさりラーメンをください」
「にゃー!!」

『ラーメン赤猫』とは、『少年ジャンプ+』で現在連載中の漫画である。
作者は少年ジャンプ+にて何度か読み切りの掲載経験を持つアンギャマン氏。


“概要”


『ラーメン赤猫』は、元は『ジャンプルーキー!』にて投稿された全5話の作品であり、そのうち1-3話が、少年ジャンプ+のインディーズ連載権獲得を競う「連載争奪ランキング」にエントリー。結果、「2021年11月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位となり、少年ジャンプ+のインディーズ連載権を獲得。

それによりインディーズ版が2022年3月14日より連載。2022年8月から9月にかけてはゲーム『にゃんばーカードWARS』とコラボしたり、次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門で5位に選ばれ、2022年10月4日には単行本が発売されるなど躍進。

2022年10月10日更新の30話より少年ジャンプ+の通常連載枠となった。ちなみに、インディーズ連載枠から通常連載へ移行した作品はこれが初。


“あらすじ”

知る人ぞ知る隠れた名店『ラーメン赤猫』は、なんと猫だけで経営されているラーメン屋であった。
そんなラーメン赤猫に、(やしろ) 珠子(たまこ)が就職面接に訪れる。
最初は客と勘違いされて思わず美味しいラーメンを頂いてしまった珠子であったが、面接に来た旨を伝えると質問一つで即座に採用される。

『ラーメン赤猫』初の人間の店員として、珠子の新しい仕事の日々が始まった。

“世界観”

猫が人間の言葉を喋ることがあることを除けば、現代と同じ世界観。
ただ、あくまで『ことがある』程度であり、一般的には喋らない普通の猫の方が多い模様。
また猫は普通働くのが嫌いなため、喋る喋らないに関わらず家猫として暮らすのがほとんどであり、ラーメン赤猫のように働きたい猫たちが集まって自立しているのは作中世界からしても大変珍しい模様。

“ラーメン赤猫の従業員”


  • 社 珠子
「だからありがたくて…うれしいです…」

本作の主人公。眼鏡をかけた短髪の女性。結構デカい
おば*1の紹介でパートの面接に訪れ、店長から「正直に答えてね。社さんて…猫好き?」という質問に対して「どっちかというと……犬のほうが…好きです…ね…」と答えたことで採用となった。
後に正社員に登用された。

最初、抜け毛に気を使う猫たちのブラッシングや掃除を担当していたが、次第に製麺の手伝いや夜間営業の洗い物の仕事を任されるようになる。
夜間の洗い物については、人間の身でありながら客前に出ることになるため「お店のコンセプト崩れるじゃん!!」と従業員のハナには猛反対されたものの、最終的には黒子衣装にネコミミをつける形で洗い場に立つこととなった。
危うく全身タイツのコスプレ猫で人前に出るハメになりそうだった

かつて広告代理店に勤めていたが、そこがブラックだったために心を病んで退職してしまった過去があり、従業員の佐々木から正式な雇用通知書を渡されただけで思わず涙をこぼしてしまうほどに辛かった様子。

佐々木「うちはにんげんにはホワイトな職場だから!」
ハナサブ「猫には?」
佐々木「猫には労働法とかないし」

性格は真面目。初日は「思ってた仕事とだいぶ違うな…」と思っていたものの、やがてブラッシングも自主的に研究して上達を目指したり、店のためにポスターを自主制作するなど、自発的に働いてお店へ貢献する意欲的な様子も。
単行本のおまけページでは、もし赤猫と出会わなかった自分が想像できないと言うほどに馴染んでいるよう。



  • 文蔵 タルト
「ほら まかないできたぞ 赤猫スペシャルだ」

ラーメン赤猫で店長を務める赤毛のオス猫。一人称は”オレ”
厨房にてメインのラーメン調理を担当。

今の赤猫を立ち上げた初期の一人であり、猫が飲食店を経営するのに必須な「毛を落とさない技」についても一流。*2
客にも従業員にも優しい慕われるリーダーだが、猫の店と舐めてくるような迷惑客に関しては一転して厳しい態度で望む職猫。

元は野良猫であり、同従業員の佐々木とは幼馴染。
佐々木が病気にかかって苦しんでいる時に、あるラーメン屋の屋台を引っ張る男性…赤猫の先代店主に拾われて病院へ運ばれる。その後、佐々木と一緒にとある家庭へ引き取られたものの、文蔵は一人そこから抜け出して自分を病院へ連れて行ってくれたラーメン屋の店主の元へ居着く。「文蔵」という名前も、この店主から名付けられたもの。タルトという名前は引き取られた飼い主からつけられたもの*3
そこで人間の言葉やラーメンの作り方を覚えたようであり、店主がラーメンの食い過ぎで入院してからはラーメン屋の屋台を受け継ぎ、それから佐々木の提案で今の『ラーメン赤猫』の店舗に移った様子。


  • 佐々木プリン
「飲食店だから気をつけてるけど…猫だからどうしてもね〜」

接客、レジ、経理を担当している灰色のオス猫。一人称は”ボク”
実はラーメン赤猫のCEO(経営責任者)でもある。

猫が苦手とする事務,経理,その他経営に関する諸々を一任しており、ラーメン赤猫にとっては欠かせない猫材。本人曰く「事務仕事は嫌いじゃない」とのこと。
猫でありながら人脈も広く、商工会議所に顔を出したり等、多くの人間との付き合いもこなしているが、その分店を空けることもあるらしい。
ほんわかした性格だが、ちょっと腹黒い(?)顔をすることも。*4


過去、幼馴染の文蔵がラーメン屋の店主に引き取られたのに対し、佐々木は引き取られた家でそのまま暮らしていた。
佐々木の飼い主となったその人物は、一代で事業に成功して財をなした女性だったが、若くして難病を抱えてしまう。
それにより精神的に不安定になってしまい、人を寄せ付けなくなった中で、佐々木は自ら医療行為研修や介護実習を受講し、文字通り最期の時まで飼い主に寄り添い介護をし続けた。結果、飼い主の遺言により彼女の財産は佐々木へと受け継がれ、その資金を元手としてラーメン赤猫の経営が始まったとのこと。*5
「佐々木」という名前はその飼い主の名字でもあり、そこから受け継いだ様子。飼育時代の名前は「プリン」であり、現在は合わせて「佐々木プリン」という名前を名乗っている*6


  • ハナ

営業中:「いらっしゃいマセにゃ〜ん」
オフ時:「ちゃんとみんなに確認しなさいよねー。猫だと思ってなめてんの?」

耳に花飾りをつけたメスの白猫。ラーメン赤猫の接客担当であり看板娘。
お腹にハート型の黒毛がある。実は長毛種ではあるが、トリマーサロンに定期的に通って毛を短く刈っている。

営業中は語尾に「にゃん」をつけたあざとい接客が人気だが、普段は少々キツさが目立つ性格。実際、珠子が最初にパートで入った際にはツンツンしていたが、時間が経つにつれ態度は軟化していき、ついには「珠ちゃん」と呼ぶ仲に。店長曰く”ハナは打ち解けるまで時間がかかるだけ”
接客は可愛さを売りにしているがそれだけではなく、ラーメン赤猫のメニューや商品説明を全て暗記し、店全体のお客様状況やキッチンの様子なども俯瞰して案内を工夫したり、初めてのお客様相手でも観察や勘で対応を適切に変えたりと、努力が目立つ接客のスペシャリスト。

かつては「らぶぴぴ」という名前で飼い主のヨーコという女性の元で猫アイドルをやっていたが、自分が好きでつけたピアスが「動物虐待」としてSNSで炎上。それまで自分が猫アイドルをやることでヨーコに心労が溜まっていたこともあり、ヨーコの元から出奔し、ラーメン赤猫の従業員として今に至る。毛を短く刈っているのもらぶぴぴ時代の身バレ防止のため。
3巻にてハナを追ってラーメン赤猫を訪れたヨーコと会合し、言い争いになるものの現在は和解している。


  • サブ
「頭巾にネコミミ付けたら、猫感出ると思うッス!!」

ラーメンの盛り付け、餃子などのサブメニューを担当しているオスの黒猫。
一人称は"オレ"で語尾に「~ッス」をつける。

結構ノリが軽くてマイペース。赤猫メンバーの中ではムードメーカー的な役割も持つ。
実はFPSゲーマーであり、猫の身であるため小さいマウスしか使えないハンデの中、大きな大会でプロチーム相手に健闘したりと腕前は中々。
一度チームからの勧誘を受けたものの「こっちのチーム(ラーメン赤猫)のほうがいいっス!」と辞退した。
また、ゲームはあくまで息抜きとして捉えており、実況や動画投稿をする気はないようだが、夜遅くまでのめりこんで思わず寝坊してしまったことも。

元は野良猫として長く、中華街で残飯をあさったり他の猫とナワバリや餌を取り争う日々を過ごしていた。
そんな中、ラーメン赤猫の残飯を漁っていた時に文蔵と会合し、その際図々しくもラーメンの味についてアドバイスをしたことがきっかけて文蔵にスカウトされ、現在に至る。


  • クリシュナ
「…う…わぁ〜!怖かったですぅ佐々木さぁん…」

店の奥で製麺作業を担当しているメスの
である。いわゆるタイガー大事なことなので三回言いました

体格とは裏腹に怖がりでシャイな性格。裏で作業する担当なのはそれも理由の一つ。
店の迷惑客を穏便に収めるため奥から出てきて威圧する役目も持つが、本人はすごく怖がりながら頑張ってやっているようで、奥に戻ったら泣き出してしまうことも。
体が大きいため抜け毛の処理が物凄く大変で、特に換毛期は酷くイライラが募り凄い顔になってしまうほど。珠子が来てからは彼女の手によって改善された。
製麺の技術については虎に教えてくれるような場所がなく、ほぼ独学で学んだという。

元はアムールトラとベンガルトラの両親から生まれた動物園育ちの虎だったが、生来の気の弱さで動物園ではうまくお客様にパフォーマンスができず、かといって動物園との契約が終わり両親が祖国に帰ることになっても違う国での暮らしも怖くて受け入れられなかった。
ストレスと不安で心身が弱っていた中佐々木と出会い、ラーメン赤猫に誘われた。


  • ジュエル

「ハイ!!! 働きたいディェス!!」
「よろしくおねがいシャス!!」

猫手不足のラーメン赤猫に新しく加入したオス猫。一人称は”ボク”
チャラさ全開の独特な口調が特徴的であり、将来の夢は猫のホストクラブを作ること猫カフェの上位互換…?
その夢を叶えるため、ラーメン赤猫の接客を学ぶ目的で加入。赤猫にとっても猫手不足なためこれを受け入れる。

猫が飲食店経営をするために必要な”毛を落とさない技”については一流の才能を持つが、ラーメンを運ぶために必要な筋力や、ハナのプロ接客を学ぶのに悪戦苦闘する。軽い口調とは裏腹に努力家で、皆が寝静まった夜に一人こっそり筋トレをしている様子。しかし他の赤猫メンバーにはモロバレ
他の猫と同じように勉強は苦手ではあり、ホストクラブ経営のために佐々木から勧められた「猫にも分かる!経営経理」のオーディオ版を聞くもののつい寝入ってしまう一面も。

10L(ジュエル)の黒の名刺を持っており、会う人にはよく渡すが初見では大体「10リットル」と読まれてしまう


“ラーメン赤猫の関係者”


  • 寺田みきお
「文蔵さん カタついたよもう大丈夫」

顔の右側に火傷のような傷を持つ、スキンヘッドのおじさん。
コワモテのため、珠子は最初反社の人かと思ってしまうが、実際は佐々木の知り合いの弁護士。
顔に似合わず優しい性格で、迷惑YouTuberの対処に難航していた中で、佐々木からの連絡を受けて駆けつけてくれた。

元は佐々木の飼い主である女性の顧問弁護士で、佐々木が彼女の遺産を相続できたのも彼のおかげ。赤猫の面々には頼りになる人物。


  • 御所川原 凛

「でも! 社さんのような方がラーメン赤猫に入ってくださって良かったです!!」

寺田弁護士の事務所の人間であり、彼の後輩弁護士の女性。
本人は隠しているつもりだが凄い猫好きであり、一時期はラーメン赤猫の面々のブラッシングを手伝っていた。
…が。

  • 猫好き特有のブラシの時の目が怖い。
  • 顔を体に埋めて吸われる(通称:猫吸い)
  • 自分たちの仕事までやろうとする
  • 手で感触を楽しんだりもみもみしたりするためブラッシングがなかなか進まない

と大分やらかしており、赤猫の面々は正直ちょっと苦手としている。
文蔵が「猫好きの人間は雇えない」と判断した理由でもある。

とはいえ世話になっているのも事実なので、赤猫メンバーも強くは言えない様子。
本人は弁護士を辞めてでもラーメン赤猫に勤めたいと思っており、雇われた珠子を妬ましく感じていた様子だったが、珠子に諭されたことで気持ちを切り替えた。
ちなみに赤猫の常連であり、本人は毎度変装してきているが赤猫メンバーには匂いでバレバレ。
珠子「…猫好きに支えられてるお店なんだな…」

  • 城崎
「うれしいス。いただきます」

フリーの便利屋として働いている青年。
身寄りがないため働きながら大学の進学費用を貯めている。

頭がよくて手先が器用らしく、ラーメン赤猫の厨房にある猫用の足場の製作や調理器具を猫用に改良したり、お店の看板を作ったりと、赤猫にとってとても世話になっている人物。
ただし、猫アレルギーであるため念のため赤猫ではガスマスクのような大きなマスクを身に着けている。そのため、何も知らない珠子は初対面で会った時思わず悲鳴を上げてしまった。
もし猫アレルギーでなければ彼にパートをお願いしていたというほどに、赤猫メンバーからは信頼されている。
顔は可愛い系のイケメンで、ハナやクリシュナの女子猫組にキャッキャッされた。


  • ラットのママ
「いい?痛いとか重いとか違和感あったらお店に来なさい。マッサージしたげる」

ラーメン赤猫の隣のビルで「RAT」というバーを営む女性。
珠子が来る前のクリシュナの換毛期などに善意でブラッシングを手伝ったり、その際にも謝礼を受け取らない等世話焼きな人。この人もラーメン赤猫にとっては世話になっているうちの一人。
しかし自身がブラッシングの際には腱鞘炎が酷かったらしく、珠子の心配をしていた。
その際、なにか腕に違和感があればマッサージをしてあげる旨を伝えた。
また、たまに赤猫の店に餃子の出前を頼んだりするらしい。


  • 但馬 照
「なんだい水臭いね アンタたちの顔見に来たんだよ」

険しい顔をしたお婆ちゃんであり、初登場の際はラーメン赤猫の面々が緊張でざわついた。
文蔵の古い知り合いであり、先代店長のころから手作りのメンマを仕入れている人。味にとても厳しいらしく、自分が認めた店以外にはメンマを卸さないという。
作中では抜き打ち的に味のテストに訪れ、ラーメンを味わった彼女はその味を改めて認め、文蔵の頭を撫でて労わった。他の常連達はその様子を見て驚きつつも羨ましがった
単行本によると、孫がバンクーバーにいるらしい。


  • 丑満丸
「…コイツを送り届ける為に…な…」

但馬の元で飼われている、全身真っ黒な長毛で覆われた黒猫。
静かで厳かな口調で喋る。

ラーメン赤猫の面々に「毛を落とさない技」について伝授してくれた猫であり、佐々木に頼まれて赤猫の後進となるえる子の訓練をさせているが、ジュエルが来るまでは難航していた様子。
その「毛を落とさない技」については人間には詳しく教えてはいけないことになっているらしい*7が、単行本で明かされた概要は「猫が感情で毛を逆立てるように、意識で毛を操る」「毛が生える感覚が感じられるまで、何度でも毛をむしる」などをするらしい。
当然赤猫の面々全員と知り合いだが、なかでも比較的クールなはずの店長は目をキラキラさせながら両手で握手するほどに尊敬している。


“ラーメン赤猫の常連たち”

よくラーメン赤猫を訪れるお客さん。
男性、女性や老人まで客層は様々。中には店員に"推し"がいる客も。
もちろん初見のお客が入店されることもあるが、常連達は営業中のコマにもよく登場し、読者も顔を覚えやすい。名前も明らかになってない人が多いが、たまに彼らがメインとなる話も。
また、常連たちはお互いに仲もよく、クリスマスのイベントなどでは一緒にラーメン赤猫でコスプレして盛り上げてくれたりもしている。


“ラーメン赤猫という店について”

  • 概要
知る人ぞ知る隠れたスポットであるラーメン屋であり、前述の通り猫が経営している。
ドアに「No photo 店内撮影禁止」の文字がある通り、店内は全面撮影禁止。その上、SNSでの紹介等も一律お断りしているのが特徴であり、これを破るお客には店員一同厳しく臨む。
店内には「接客一番 味二番」の標語の他、猫毛が万が一入ってしまう可能性がある注意書きを載せている。
カウンター席、テーブル席がそれぞれあるが、客のなかにはラーメンを運んだり調理する猫を見たいという理由で、厨房に近いカウンター席をあえて選ぶ客もいるという。
テーブル席にはそれぞれ店員が飛び乗ってラーメンを机に置くための猫台があるのが特徴。

注文はタブレット端末のアプリで管理しており、口頭での注文のほかにもメニューを見て注文したい人にはタブレットを渡して注文してもらう。翻訳機能やアレルギー表示もできる優れもの。
ちなみに、佐々木の知り合いが作ってくれた独自開発のアプリなのだそう。

赤猫の由来は、先代店主の地元にあったという「赤猫神社」に由来している。
商売繁盛のご利益があるのだそうだ。決して放火の隠語が由来ではない

  • ラーメンについて
猫が作っているラーメンということで、人間のラーメンとは違う点がある。
例えば、一般的にラーメンは鶏ガラの匂い消しのためにネギを投入するのが普通だが、赤猫では芹菜(キンツァイ)*8を使っている。
これは、猫がネギを食べると中毒で死に至る危険があるので、万が一の誤飲をも避けるためである。
加えて猫は塩 醤油の摂取も危険なため、ラーメンの味見ができないという大きな問題を抱えている。
この問題に対し、店長の文蔵は
  • すごく薄めたスープをほんの少量だけ口にして味見をする
  • 先代のレシピ
  • 匂い
を駆使してラーメンを作っている。
店舗に大々的に掲げている「接客一番 味二番」というのは、「猫が作っているものなので完全に人間の味覚には合わせられない」という注意も含めた標語になっている。
ただし、作中ではラーメンの出来については(クレーマーを除き)貶されたり酷評されたことはなく、多くの客から好評をもらっている。

  • メニュー
現状明かされているものに限る。

【赤猫しょうゆラーメン】
鶏ガラスープをベースに煮干し・昆布・松茸などをブレンドし、特製醤油ダレで味付けした旨味バランス重視のラーメン。赤猫を代表する一番人気のメニュー。

【赤猫あっさりラーメン】
鰹節をトッピングし魚介出汁を強調したラーメン。
醤油ダレを効かせたスッキリとした味わいで女性に大人気。

【赤猫こってりラーメン】
鶏の旨味を強調するために自家製鶏油をトッピングしたもの。
醤油ダレにカリカリ鶏皮や鶏そぼろも追加しており、ハナの説明曰く「ガツンとくる」一杯とのこと。

【赤猫スペシャルラーメン】
お値段1800円という中々強気なラーメン。トッピング、量ともに豪華で原価率も高。
基本的に機械製麺で作る赤猫の中で、唯一クリシュナが手打ちしている麺であり、今まではなかなか注文されることがなかったが、珠子が自主制作ポスターによって手打ち麺をアピールすることで注文が増えた。
それにより、少食のお客さん向けの【赤猫スペシャルラーメン・ハーフ】もレギュラーメニューに追加されることになった。
利益率が高いため佐々木が悪い顔をして喜んでいた

【餃子・唐揚げ】
サブメニュー。サブが作成を担当。
作中でサブが無断で餃子のレシピを変えるが、珠子には好評だったためそのまま変えたレシピで提供している。

  • ラーメン赤猫で猫が働くということ
普通のラーメン屋と同じように営業している赤猫だが、猫がここで働くためには並々ならぬ苦労がある。
ラーメン赤猫で働く場合、言葉を喋れるのはもちろん、飲食業に必須と言える「毛を落とさない技」を丑満丸の元で訓練し、習得する必要がある。
ここまでやってようやくスタートラインであり、本当に大変なのはここから。

飲食業のため前足は手として扱い、地面につけることは厳禁。猫にとっては基本不自然な二本足の状態から、お客さんに届けるラーメンを運べるようにならないといけないのだが、初めてラーメン一杯の重さを持ったジュエルは持ちきれず倒れてしまった。
プロのハナから接客の許可が出るには、最低限そのラーメンを持ったまま猫台に飛び乗れるようにならないといけない。よって、そこまでの力をつける筋トレは必須。
つまり、ラーメンを複数運びながら軽々猫台に飛び乗るハナ達は、ああ見えて筋肉ムキムキと言っていい。
文蔵に至っては1人と5匹(しかも1匹は虎用)分の賄いスープが載ったおぼんを片手で平然と運んでいたため、筋力も段違いと思われる。
ラーメンの屋台を一人で引っ張ってた時期があるため、おそらくそのせいでムキムキになった可能性がある


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最終更新:2023年12月05日 16:22

*1 ラーメン赤猫の店舗を売ってくれた人で、店長にとっても色々世話になったそう

*2 佐々木と並んで「産毛すら落とさないコンビ」と称される

*3 単行本の0話で判明

*4 単行本のおまけページでは「怒ると一番怖いのは…!?」と言われている

*5 厳密には、その財産を用いて『困ってる猫や自立したい猫を支援する社会事業』を行っているようであり、ラーメン赤猫はその一環である様子

*6 そのため、公共で名前をアナウンスされる際に思わず恥ずかしく思う一面も

*7 曰く、「この訓練が知られれば、人間が全ての猫に訓練を強要することになる」ため

*8 中国で使われる品種改良されたセロリ