霞ヶ関ファルゴ

登録日:2023/07/22 Sat 01:27:03
更新日:2024/11/01 Fri 18:03:21
所要時間:約 13 分で読めます





ファーーー!!!

必殺奥義・アルバトロスドロー!



霞ヶ関ファルゴ』とは、漫画・アニメ『デュエル・マスターズ WIN』の登場人物。
CV:田中進太郎



【概要】

主人公・斬札ウィンのライバル、プリンス・カイザ率いるマイハマ最強のデュエマ四天王D4」の一員。
『決闘学園編』では、何かとウィン率いるデュエマさいこークラブに立ち塞がりシナリオを牽引するボスキャラクターの一人。



【CM出演】

TCGデュエル・マスターズ』アビス・レボリューション第1弾「双竜戦記」のCMでオーバーレアの使い手としてカイザと共に抜擢され、「ファーーー!!!」が界隈で大ウケ。
ちょっとしたネットミーム化となりファンにより数多くのモノマネや音MADが作られた。
またDM公式とコロコロコミックにも認知され、漫画WINではファルゴがフルーツを食べて「ファーーー!!!甘い甘い」と言うシーンが描かれた。


デュエル・マスターズ 新章 アビス・レボリューションスタート

燃え盛れ 覇炎竜 ボルシャック・ライダー

新たなボルシャックが、全てを焼き尽くす

ファーーー!!!甘い甘い

いけーーー首領竜(キャプテン) ゴルファンタジスタ

力こそ頂点、全てを蹴散らすぜ

五文明五種族で決闘(デュエル)せよ

種族(オレら)って革命(レボリューション)なんだ!

アビス・レボリューション第1弾 双竜戦記



【人物】

モアイ像のような顔に眼鏡とリーゼント、服装は黄緑のジャケットに短パンの男性。
D4の中では1番背が高く、顔つきや髪型も含めて成人男性並みの貫禄。
所謂糸目キャラだが短気で頻繁に開眼する。
全国からデュエマのエリートが集まった「マイハマ学園」に通う中学生

D4としての異名は「Dancing eagle
その名の通り落ち着きがなくハイテンションで、ナレーターには「やかましくクレイジーな男」と称された。
口は悪いがオーバーリアクションとユーモア溢れる台詞回しのファンタジスタ。
同じD4の最上川イッサには性格を心底ウザがられ「ダボゴルファー」のレッテルを物理的に貼られている。

ゴルフが得意なアスリートで、腕前は非常に高い。
名前を入れ替えた通り「ゴルフ」に因んだ要素が多く、口癖の「ファー」を始めゴルフ用語をしばしば口にする。
名字の「霞ヶ関」はお役所の方……ではなく埼玉県に実在するゴルフ場の名称で、何処からともなくドライバーやパターを取り出す。

デュエマ時の特殊ドロー名は「必殺奥義・アルバトロスドロー」
マイハマ学園ではデュエゴルフ部に所属し、自分に心酔しているチアガール3人(マイハマ祭やOPEDでは更にアイラ)で構成された「ファルゴガールズ」を連れている。

デュエマの実力は孤高の天才と噂されるイッサと互角の勝負を繰り広げ、ボウイによるとデュエマで負けて再起不能に追い込まれたデュエリストが5万人はいるらしい。
デュエマへの打ち込み方はカイザと同様勝つための競技と見なし、「楽しむこと」を重視するウィンを嫌う。



【性格】

表向きは陽気で教師にも一目置かれる好青年だが、プライドを踏みにじられると執念深い一面を露わにする。
D4の中でも特に権威や地位に執着する様子を見せ、デュエマの実力を絶対視。
一方で困っているお婆さんのためゴルフボールをショットして横断歩道のボタンを押してあげ、知名度のない場所でも人に囲まれるというカリスマ性も見せている。数少ない切り札と共通するファンタジスタ要素。
マイハマ学園の頂点であるD4として大半の生徒に尊敬され、ファルゴはチアガールを始め手駒として動かせるほど心酔した生徒を多く抱える。

一度恨みを持つと執拗に対象への攻撃を続け、取り巻きやボウイを利用してデュエマさいこークラブを廃部に追い込もうと躍起に。
その結果クラブを守る目的でヒロインのカレンがD4を目指す直接の原因になり、新人のカレンを内通者と決めつけ嫌がらせを続けている。
プライド高さから自分のメンツも大事にし、ミスをひた隠しにしてマズキとケンドラに擦り付ける等、非常に往生際が悪い。
特権階級の立場を駆使して幅広い情報網を抱え、ボウイがウィンに何度も敗れたことや馴れ合っていることを調べ上げ脅迫している。
もう1人の自分とデュエマで対話する心の試練に挑んだ後、元々凶暴だった本性が更に醜悪になり、相手を容赦なく叩き潰す「ファルスタシー」に目覚めた。

デュエマを楽しむウィンとはソリが合わず、シラハマの出会いから既に因縁が生まれ、カイザと自分の敗北でプライドを傷つけられ、デュエマさいこークラブの廃部を狙う。
リーダーたる実力主義者のカイザには従順で協力的だが、年齢や実力の劣る覚知山ボウイは何かと見下している。
イッサとは性格が噛み合わず、些細なことで言い争うライバル
一方でデュエマのプレイスタイルは「クレバー」と高く評価している。
イッサには普段の行動を俳句でツッコまれつつ、執念深い性格やデュエマの実力から「厄介な男」と称された。



【作中の活躍】

デュエルマスター探しに訪れたシラハマを満喫するも、ウィンには逃げられ、イッサと一触即発に。
デュエマでは得意のチェイン・コンボで追い詰めるも、呪文やタマシードを駆使したプレイングで反撃され一進一退の攻防を繰り広げた。

『決闘学園編』ではミスショットによりAIロボ先生の盆栽を破壊してしまい、偶然現れたマズキとケンドラに罪を擦りつけ、真偽を問うデュエマでは圧倒的な実力を見せケンドラを蹴散らした。
証拠が見つかるとエリザ先生と取引して一度は場を納める。
しかし、心の試練で力を付けたウィンに敗北して眼鏡を握り潰すほど怒りに取り憑かれ、クラブ潰しに躍起。
マイハマ祭の出し物による人気投票1位を確約させ、達成できない場合の交換条件として廃部の約束を取りつける。

マイハマ祭当日にはチアガールに不評の噂を流すよう指示して客入りを悪くするも、念を入れて自分でクラブのお化け屋敷に乗り込み、邪神くんの積み重なった鬱憤からアビスロイヤルとノワールアビスのクリーチャー総出で驚かされ、真っ白に燃え尽きて逆に客入りを大幅に増加させる結果に。

2日目には他のD4に「本物のお化けがいる」と訴えかけるが相手にされず、自らお化け(と思い込んでいるノワールアビス)退治に向かう。
お化けハンターを招いたりと奮闘するが成果は出ず、最終手段として自ら冥界へのゲートを開きお化けをあるべき世界へ送り返そうとするが、本当に本物のお化けが出て来る結果となる。
ファルゴガールズが急いで魔法陣を消した為事なきを得るも、デュエマさいこークラブに罪を擦り付ける事で来客の扇動に成功。どこからか持ち出したスチールボールでお化け屋敷を完全に破壊してしまう。

このことで完全にウィンの怒りを買い、自身とイッサの模範デュエルに乱入してきた彼とデュエマで勝負する事となる。
初の敗北の原因が「シールド・トリガーで逆転を許した」と言う事が判明し、対策の為《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》によるエクストラウィン戦術にデッキを組みなおしていた。
加えてファルゴガールズの一人にウィンの手札をピーピングさせており、お化け屋敷解体の際に太陽光を浴びて弱体化してしまった為ノワールアビスがデッキに入っていないウィンを攻め立てる。
得意のチェインコンボで15体ものクリーチャーを1ターンで並べ、前のターンに出した《ゴルファンタジスタ》含む3体と合わせれば悠々エクストラウィン…と思いきやウィンが《完全防御革命》を使用した為1ターンしのがれてしまう。
このことは手札をピーピングしていたにも拘らず、なぜか気づかなかったようで激しく動揺してしまう。
すぐさま2体目のゴルファンタジスタを出して盤面を整えるも、既に冷静な判断力を失っており1体目のゴルファンタジスタでワールドブレイクをしてしまう。
結果、前もって「STが満載のデッキ」と分析していたにもかかわらずスーパー・シールド・トリガーの《魔王の傲慢》*1を2枚も発動させるなど、計5枚のSTによって完全に形勢が逆転してしまう。
とどめとばかりに二体目のゴルファンタジスタも《邪闘 シス》で除去=攻撃封じ効果で参照するパワーが無くなってしまい、一斉攻撃を受けて二度目の敗北となった。

デュエル直後に久しぶりの「邪神タイム」を喰らい、生きたままじわじわと肉体を溶かされガイコツになるという、これまでの悪行を加味してもやりすぎなくらいの幻覚を見せられて担架でファルゴガールズに運ばれて退場した。

クラブ廃部の約束も、急遽出し物をタコさんウィンナー屋に変更したデュエマさいこークラブが1位を獲った事で反故となり、ピーピングにメタ貼りと持てる手段を全て出し尽くし、観衆の前で負けたのもあって完全敗北を喫する事となった。

その後はしばらくデュエマをする機会はなく、外見も包帯を体中に巻き、車椅子に座っている等完全に満身創痍であった。
赴任してきたばかりのリッパー教授にも舐められ「鼻のお穴をお綺麗にするお超能力」こと「ハナクソ・レーザー・キャノン」通称「H・L・C」の餌食になる始末。

転機となったのはデュエマさいこークラブによるフィールド・オブ・ウイナの発見時。
とうとう一般生徒の前に姿を現した理事長の鶴の一声で大規模デュエマ大会「デュエル・ウォーズ」の開催時、自らの足で立ち上がり、開幕宣言を見ていた。

そして本戦第一試合、前々から因縁を付けていたボウイの対戦相手となる。
そこで見せた新たな姿は、上半身裸の超エキセントリックな服装のゾンビファルゴだった。
曰く、初戦のルールがクリーチャーが破壊されても一度だけ墓地からタップして復活する「ゾンビデュエマ」という特殊ルールだったことに着想を得、「やられても立ち上がる強さ」の象徴としてこの格好になったとの事。
ファルゴガールズに悪口を言われても立ち上がるなど、その不屈さをアピールしつつボウイに挑発を仕掛ける。

試合本番では新たな切札《銀河竜 ゴルファンタジスタ》のバトル肩代わり効果で、復活してきたクリーチャーも徹底的に叩き潰す戦法を取るが、ゾンビデュエマの本質を「いかに破壊以外の方法で対処するか」と捉えていたボウイは《アーテル・ゴルギーニ》でフリーズ持ちクリーチャーを大量展開。
圧倒的物量を前に除去が追い付かずそのまま敗北する形となった。
デュエマ後、「次はファルゴ劇場第3幕を見せてやる」と語りつつもボウイを激励するような言動を見せており、いくらか他人を認める心の強さも手に入れた模様。

【使用デッキ】

自然文明で固めた【緑単ジャイアント】の使い手。
轟廻!グランドスラム・スコーピオン》のようなゴルフに因んだ名称のクリーチャーを多く使用。
マナを見る限り《とこしえの超人》や《キャディ・ビートル》といったメタクリーチャーも採用し、アニメでは対戦相手の展開を阻害するのであまり召喚されないが、ガチ寄りの構築を組んでいる。
墓地からタダ出しできる《チェンジの海幻》に対して《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》の効果で墓地リセットを仕掛けるプレイングを見せた。

自然文明のマナブーストでビッグマナを形成し、コスト軽減やマナ回復、踏み倒しを連鎖して次々とクリーチャーを場に出すチェイン・コンボを得意とする。
そのプレイスタイルから場に10体近くクリーチャーが並ぶのもザラ。
十番龍 オービーメイカー par100》はシビルカウントで登場時能力を無効にする強力な効果を持ち、専用デッキも組まれるクリーチャー。
チアスカーレット アカネ》はジャイアント・メクレイド8で切り札の《首領竜 ゴルファンタジスタ》に繋ぎ、ウィンに「戦略のキモ」と警戒された重要な動きを担当。
切り札《首領竜 ゴルファンタジスタ》はワールド・ブレイカー、相手ブロック時シールド破壊、マナを犠牲にした除去耐性、自分のパワー以下の相手クリーチャー攻撃不可など多彩な効果を備え、並大抵のクリーチャーの攻撃を1ターン停止して堅実に自分のターンへ繋ぎシールドを破るフィニッシャー。

デュエル・ウォーズからは革命チェンジを主軸とした【青緑ジャイアント】を使用。
チアスペース アカネ》を革命チェンジで手札に戻し、別のジャイアントの攻撃時に革命チェンジで再び場に出し登場時効果を使いまわすなど、チェインコンボも健在。



追記、修正もホールインワン!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 霞ヶ関ファルゴ
  • 田中進太郎
  • デュエル・マスターズ WIN
  • 自然文明
  • ジャイアント
  • 首領竜 ゴルファンタジスタ
  • ゴルフ
  • ゴルファー
  • D4
  • 四天王
  • ダンシングイーグル
  • 糸目
  • リーゼント
  • 眼鏡
  • マイハマ学園
  • 中学生
  • 小悪党
  • チェイン・コンボ
  • ダボゴルファー
  • ウザキャラ
  • 煽り屋
  • やかましくクレイジーな男
  • アスリート
  • ファルスタシー
  • 実力主義
  • 双竜戦記
  • DM
  • DMキャラクター項目
  • ネットミーム
  • デュエル・マスターズ
  • 愛すべき外道
  • ゾンビ
  • ファーーー!!!甘い甘い
  • 濃すぎるキャラクター性
  • デュエマ
最終更新:2024年11月01日 18:03

*1 スーパー・ボーナスも合わせて相手のカードを8枚墓地送り