甘神さんちの縁結び

登録日:2023/10/19 Thu 18:16:15
更新日:2025/04/14 Mon 08:14:37
所要時間:約 20 分で読めます




縁結びは人と人を結ぶもの
友達との縁、家族との縁
そして……

甘神さんちの縁結びとは、週刊少年マガジンにて連載されているラブコメ作品である。
原作は内藤マーシー氏。2024年にはアニメ化も予定されている。
人間関係というか、重い過去を持つキャラクターが多く登場するが基本的な流れは明るいコメディ作品となっている。
舞台は京都で時代は令和。既刊19巻。
2024年10月より2クールでアニメ化された。

あらすじ

幼い頃に母親を失い、神様を信じなくなった男子高校生の上終瓜生は、自分の力で誰かを救うべく医者になるため勉強漬けの日々を送っていた。
しかし、住んでいた孤児院から年齢的に出て行く事になる。新たな受け入れ先は甘神神社と言う。
そこには三姉妹がいて、しかもその内誰かと結婚することで宮司*1として神社を継いでいかないといけないと言う。
神様を信じない。医者になりたい。そんな瓜生だったがやがて、神の奇跡とも言うべき摩訶不思議な事象に遭遇するようになる。
様々な超常現象を体験しながら瓜生は三姉妹との交流を深めていく……


登場人物

(PVなどで配役が何度か変わっているが、本項ではアニメ版以降のCVのみ表記)

上終 瓜生(かみはて うりゅう)
CV:鈴木崚汰
主人公。高校2年生*2。身長175センチ。1月21日生まれ。整った顔立ちをして勤勉。しかしナルシストで口が悪い。
幼い頃母を救ってくれなかったため神仏を信じておらず、自分の手で誰かを救うために医者になるべく日々勤勉な生活を送っている。

最初は三姉妹の事をあまりよく思っていなかったが*3少しずつ惹かれていき、今では三姉妹の内誰かと結婚しても構わないどころか妄想して鼻血を出すレベルにまで攻略されている。単行本の登場人物紹介では他のキャラの姿は時折更新されているのに瓜生だけは初期の鼻血垂らしている状態で固定されている*4

元々医者を目指して誰かを救いたいと願っているためか困っている人が居たら放ってはおけないややツンデレな性格をしている。
また、勉強が出来すぎる=頭がいいためかどんどん脳内で思考が進んでいき、あらぬ勘違いをすることもしばしば。
初恋の人である舞昼が通っていた京都大学に進学するために日々勉強している。漫画だけど事実は小説よりも奇なりと言う言葉通り、様々な事象に巻き込まれているため勉強がうまく進んでいないと本人はやや焦燥気味だが、模試の結果は悪くないらしい。

養護施設で長い間生活し、退所しなければならない年齢までいた事で年下の孤児達の面倒を見続けてきたからか家事は非常に得意。そのため家事がほとんど出来ない三姉妹は物語中盤まで彼に家事を任せっきりだった。

甘神神社に来てから予知夢の類いを見ることが多くなり、その未来では立派な医者になっているが三姉妹全員と結婚しているという不思議な状況になっている。

2024年版の人気投票では第8位と、男性の中では一番順位が上なのだが、モブに等しい名もなき野良猫(CV:原作者)にすら順位で負けているあと夜重のお母さんにも負けてる
何ならその時のイラストですら上記の鼻血を出してるシーンである



甘神 夜重(あまがみ やえ)
CV:上坂すみれ
甘神三姉妹の長女で大学生。身長167センチ。油絵を専攻している美大生。黒髪ロングで単行本17巻までのキャラ紹介の最後に必ず言及されているほどの巨乳。10月15日生まれ。
ポワポワした天然さんで突然真夜中に散歩に出かけたりするなどマイペース。しかも夜はアルコールを常備している
マイペースな芸術肌故か、部屋の片付けがほとんど出来ず、下着が散乱してさらにモザイクが必要な何かがあったりする。
(フォローすれば油絵に必要なもの……をしっかり保存せずにそのまま腐らせてしまったものとされる。)

しかし自分をナンパしてきた相手を一方的に叩きのめすほどの武闘派でもある。その上捕縛術など様々な技術にも精通しているらしい。
実は幼い頃に瓜生と出会っている。

基本的にぽわぽわしていて普段の面倒も夕奈や瓜生に任せきりなのだが姉妹喧嘩は絶対に許さず、実際には誰も夜重には逆らえない。また、神社や姉妹、巫女、芸術に関しては非常に真面目で中途半端にすることや、馬鹿にされる事は許さない。

ちなみに2022年にマガジンで行われたヒロイン総選挙では他二人は高順位にランクインしていたが彼女だけはランクインしていなかった。代わりに別作品の女子大生メインヒロインが3位に入選していた。初見の人はいろいろ勘違いしそう。
本作品で最初に行われた人気投票では2位だった。また、2024年に行われた人気投票では栄えある第一位に輝いた。


甘神 夕奈(あまがみ ゆな)
CV:本渡楓
甘神三姉妹の次女で高校生。7月12日生まれ。身長162センチ。後々瓜生と同じクラスになる。
瓜生相手だとやや強気で初期の頃はよく塩をまいていた。
気を張っていることが多いが甘いものと猫が大好き。
姉である夜重のことはそのまま名前で呼び捨てにする。

しかし実際には巫女の仕事にとても真面目で緊張しがちなためつい攻撃的になってしまう精神的な弱さを抱えている。
さらには瓜生の医者になりたいと言う夢を応援しているがために自分達の問題で迷惑かけたくないからと言う思いもある。……つまりやっぱりツンデレ

ちなみに週刊少年マガジン本誌における掲載作品一覧で記載されている本作のアイコンは彼女のものとなっている。唯一瓜生と同い年と言うこともあってメインヒロイン候補だと噂する声も。

マガジンのヒロイン総選挙では朝姫に敗れ惜しくも第二位となった。ランクインすら出来なかった姉がいることは忘れよ
2024年版の人気投票では3位となり、姉にも妹にも負けてしまった。


甘神 朝姫(あまがみ あさひ)
CV:若山詩音
三姉妹の三女で中学生。京都弁で喋る*9。4月8日生まれ。身長149センチ。

いわゆるメスガキ的なノリを好み、よく瓜生に対して挑発したりするが根は恥ずかしがり屋であるためすぐ返り討ちに遭うどころかどんどん本物の恋心を募らせていく。その結果最初にマウストゥマウスで口づけを交わし、告白までしている*10

他人をからかうのが趣味なので勘違いされやすいが自身はかなり純情で努力家。
中学では陸上部に所属。エースとして大会に選抜されたかと思えばスランプに陥ってレギュラーから外されたりとジグザグしているがそれでも本人は走り続ける情熱を持っている。

理由は不明だが閉所恐怖症の持ち主であり自室はもちろん入浴中の風呂場でさえ常時扉全開である。
(流石に瓜生が来てからは自重した結果半開きにしている。)

2022年のマガジンにおけるヒロイン総選挙では数多のヒロイン達を制し、見事1位を獲得した。2024年版の本作の人気投票では2位。このロリコンどもめ!


他の陸上部メンバーと共にスポーツ推薦で同じ高校に進学しようとしていたがある日、アメリカのスポーツで有名な学校に留学することを決意する。
瓜生からは最初止められた挙げ句大喧嘩に発展する*13が、最終的に和解してアメリカ留学のために英語を学び始めた。
流石に難しい単語は厳しいが日常的な会話までなら出来るようになったらしいが……


甘神千陽(あまがみ ちはる)
CV:久川綾
甘神三姉妹の「母親」。6年ほど前に亡くなったらしいのだが……
なお、夫については現状一切言及されていないため不明*14
2024年版の人気投票ではほとんど出番がないにもかかわらず13位となった。
生前の姿は若く見えるが、少なくとも宵深子が小学生の頃には甘神神社の巫女をやっていたため実年齢(享年)は不明。
母親の中では2番目に低い順位


姉小路舞昼(あねこうじ まひる)
CV:水樹奈々
瓜生が育った養護施設「きせき園」の寮母であり、専属医師である女性。
京都大学卒業。詳細な年齢は不明だが瓜生が小学生時代には既に白衣を纏っていた。*15
子供達の送迎のために運転免許を持っているがペーパーであり、運転はそんなに得意じゃない。
2024年版の人気投票では9位となった。


甘神千鳥(あまがみ ちどり)
CV:島田敏
甘神三姉妹の祖父であり、甘神神社の宮司。非常に高齢のため、跡取り候補として瓜生を神社に引き取った。
宮司という立場だが出番が非常に少なく(インパクトはあるが)、神社で瓜生達と一緒に暮らしているのかは不明。
妙にフットワークが軽く、テンションも高くてマイペース。そのため夜重は彼を見てあのような性格になった可能性あり。
やや独特な喋り方も朝姫に移っている可能性が高く、何だかんだで甘神家の一員。
2024年版の人気投票では28位。忘れられてなかっただけマシ


北白川巳右衛門(きたしらかわ みえもん)
CV:遊佐浩二
京都伝統産業協同組合を代々取り締まる北白川家の現当主である男。
白髪、線目、関西弁、うさんくささなどこいつにしか見えないが気のせい。何の因果か中の人も一緒だし同時期にBLEACHも放送されてるけど
若い宮司の不在*16、参拝客の減少に伴う不況から甘神神社への協賛を中断、神社そのものを売却させようとした。
飄々としているが時折人外にしか見えない目で相手を睨んできたり、甘神神社のネガキャンをして営業妨害する一方で、最後の一押しに颯爽と助けに現れるなど目的がよく分からない油断ならない人物。
しかし、理由は不明だが舞昼には逆らえず名前を呼ばれただけで一目散に逃げるレベル。
ちなみに存在そのものに言及されていないが、彼が送迎を頼んでいる車には制服姿の謎の少女が座っている*17
実は昔*18、千陽が個人的に塾を開いていた事があり、そこの生徒だった。
また、この時宵深子と知り合っている。当時から千陽からは「みーくん」と呼ばれていた。
千陽に対しては恩義があり、また体があまり強くない事を知っているためか甘神神社に対してはなんとかして支えてあげたいと言う感情が強いが、それと同時に千陽の負担となっていた三姉妹に対しては憎悪とも言うべき感情を抱いている*19
その感情が暴走したのか、甘神神社への協賛を続ける条件として三姉妹の追放を迫るが舞昼や夕奈からおだてられながら説得を受けたことで結局協賛を続けることになる。*20
2024年版の人気投票では32位と数多のモブより人気が低い事が露呈してしまう。


月神宵深子(つきがみ よみこ)
CV:堀江由衣
月神神社の禰宜*21である女性。甘神千陽の死後、三姉妹を巫女として育ててきた。
物腰は柔らかいが、三姉妹のためならばそのアイデンティティを傷つけるような言動も躊躇せず、本当の巫女としての成長を促すなど侮れない人物である。
やや幼い外見だが三姉妹に修行を付けた過去がある事から年齢不明だが舞昼とちゃん付けで呼び合っている関係から同い年程度だと思われる*22
また、瓜生の予知夢を知っていたり各種超常現象において該当者以外には引き継がれない記憶などについても引き継いでいるかのような描写がある。*23
また、暗神様と面識があるらしく一緒に居るシーンがあるなどまだ謎の描写が多い。
2024年版の人気投票では12位と最近あまり出番がない中そこそこの人気の高さだった。

竹田真(たけだ まこと)
CV:白石晴香
夜重の親友で幼馴染み。京都大学の医学部所属。そのため瓜生からは直近の目標とされていて先輩と呼ばれている。
クールでドライな性格だが夜重のことを大切に思っている。その反面瓜生に対しては結構きつく当たることもある。
おみっちゃん同様に夕奈や朝姫とも付き合いは長く、朝姫に対してはまあまあ甘やかしている。
実家は代々一乗寺家のサポートをしている。
2024年版の人気投票では千陽と共に13位にランクイン。

梅ノ木みつ子
CV:伊藤彩沙
通称:おみっちゃん。夕奈の親友で幼馴染み。長い髪をお団子にしている。実家は団子屋。
夕奈とは長い付き合いのため、夕奈の事は何でもお見通し*24。その絆は伊達ではなく、夕奈と体が入れ替わった瓜生の事を一発で偽物だと分かる程。
夜重や朝姫ともそこそこ仲がよく、年上の夜重に対してもため口である。
2024年版の人気投票では11位となっていて3姉妹の親友ポジションでは一番順位が高かった。

松ヶ崎花蓮(まつがざき かれん)
CV:阿部菜摘子
朝姫のクラスメイトで財閥のお嬢様。陸上部でのライバルでもある。しかし朝姫との付き合いはそこまで長くなく、親が亡くなっていることも知らなかった。
授業参観の際に瓜生が朝姫の兄だと名乗った事もあり、二人のことを本当の兄妹でありながらイチャイチャしてるインモラルな関係だと思っている描写がある。
彼女含め3姉妹の親友トリオもまた面識があり、家レベルで実は関係がある。
2024年版の人気投票では千陽や真と共に13位だった。
……のだが何故か台詞も出番もほとんどない彼女の母親が9位と言う異常事態の方が目立った。*25
たぶんコイルと同じ現象

鶴山白日(つるやま しらひ)
CV:安済知佳
瓜生と同じ養護施設で暮らしていた孤児の少女。ボクっ娘稀に名前を白昼と誤記される。
昔は中性的な外見で瓜生の弟分だったが、久々に再会した時はどこかボーイッシュな雰囲気はあるものの男性と見まがうには無理がある女子高校生へと成長していた。
瓜生同様医者になる夢があり、同レベル以上の勤勉者だが瓜生の隣に既に3姉妹が居る事に強い嫉妬を感じてしまい、暗神様へと悪魔の願いをしてしまう……
2024年版の人気投票では6位とかなり健闘。それが影響してるかは不明だがアニメ版では2話から登場している。

壬生よし乃CV:羽澄なな
高校1年生。人手不足になりがちな甘神神社で新たに雇った助勤巫女(アルバイト)。
ハキハキしていて明るく少しドジだが、いつもメモを取り、何でもそつなくこなす。
礼儀正しく、雇い主とは言え年下の朝姫に対しても先輩またはさん付けで呼ぶ。
一方で瓜生と3姉妹の関係を邪推したメモも残しており、恋愛関係には興味津々な模様。
3姉妹のとある秘密に関しても勘付き始めているなど意外と鋭いところがある。
2024年版の人気投票では千陽、真、花蓮と並んで13位。


犬神阿槻(いぬがみ あづき)
図書館で瓜生が出会った少女。かなり小柄で瓜生は小学生だと判断した。*26
しかしその実、成人していてしかも瓜生の憧れである現役の医者でもある。
瓜生とは図書館で出会い、その後帰りのバスで再会。そこで突然倒れた女性を助けるために力を合わせた。
一度そこで別れているのだが、瓜生が久々に見た予知夢の中に彼女らしき巫女の姿が……?
本人は乗り気じゃない*27が、実は犬神神社の巫女である。
学生時代はかなりやんちゃで、バイクを乗り回すようなヤンキーだったが道に飛び出してきた犬を避けるために事故。頭を強く打って死にかけていたところ、舞昼に助けられさらに治るまでの間看病を受けたことで感服。彼女を姉御と呼び慕うようになると同時に彼女と同じ医者になることを決意して何度落第を重ねようとも猛勉強を続けた結果、無事医者になれたという経緯がある。*28*29
舞昼を通して瓜生と再会してからは舞昼の頼みで瓜生に医学の勉強をつけてやることになった。
2024年版の人気投票ではまさかの三姉妹に次ぐ第4位となった。
現役の医者として瓜生や白日に対してスパルタで猛勉強をつけていく内に自分が内心「隣に並ぶ存在」を求めていたことと、それが兄の吽槻ではなく瓜生であると気付くのだが年齢も一回り近く離れている上にもう心に決めた人がいると宣言している瓜生に対してその思いを告げる事はなく、ただ背中を押す事を決めたのだった。
白日「この世界で瓜生を好きになるといろいろ大変ですからね……」


犬神吽槻(いぬがみ うづき)
阿槻の双子の兄であり犬神神社の宮司。成人男性だが女子小学生にしか見えない阿槻と瓜生が見間違えるくらいには小柄で幼い容姿をしている。*30
格式高く、厳かで近寄りがたい神社に対するイメージを払拭すべくリモート参拝を取り入れたり、
手の空いた時間には境内で子供達と缶蹴りをして遊んだりするなど周囲の反対を押し切ってまで現代化に力を入れている。
幼い容姿ながら明朗快活な一面と責任高い大人としての顔を併せ持った人物であり、瓜生からは兄妹揃って尊敬の念を受けている。
ちなみに整っている顔ながら小柄で朗らかな人柄からか女子中高生あたりから人気がある。
だが人気投票では夜重に昔ボコされたモブヤンキーより低い26位だった


一乗寺大志朗(いちじょうじ だいじろう)
京都の教育機関を統轄している一乗寺家の30代目当主である中年男性。劇中に登場するとある人物の実父である。
ある日その人物と久々に再会した事で新たな事件が起きてしまう。
当主という立場だが婿養子らしく、妻には弱い。
瓜生とはとある人物を巡って一悶着起こしてしまうものの個人的には瓜生のことを高く評価している。
2024年版の人気投票では男性では3番目に高い20位だった。


清水銀次(きよみず・ぎんじ)
河川敷のボロ小屋に住んでいる国際ジャーナリストである中年男性。
仕事で日本に戻ってきた際に娘に会おうとした。
瓜生達に対しては仕事に対する使命感と娘に対する愛情を熱く語っていたが実際には事実上離婚状態に等しい妻と会うために娘を利用しようとしているだけであり、娘が保育園に通っていた頃は仕事が多忙だと説明しているとは言え夜中の2時に迎えに来るなど娘への愛情が熱いかは疑問が残る。
自分がちゃんとした父親をやれていない自覚はあるのだがそれがどうした状態のネグレクトである。*31
実はかなり足が速く、中年男性でありながら朝姫に余裕で並走出来る速さを持つ。
2024年版の人気投票では32位と最下位だった。残当


狐面の巫女CV:久川綾
瓜生相手にいくつもの超常現象を発生させている。お面は夜重が作ったもの。
一度夜重の振りをして服を脱いでいてその際には胸の膨らみが見えたため女性であることはほぼ確定している。
宵深子はだいぶ親しくしているのだが……?
作中では死んだ人間は神になると宗教的に言われていたり、三姉妹をあの子達と呼んでいたり、宵深子と面識があるようにしていたりと、その正体が甘神千陽なのではないかと言う考察がある*32


暗神様
鹿のようなお面を被った謎の巫女。
ちなみにどうやら複数居るらしく劇中では最低でも3人(宵深子含む)が確認されている。
全く正体が分かっていないながらも2024年版の人気投票では狐面の巫女と共に17位となった。


赤神 明光(あかがみ あけみつ)
吉岡公威の漫画「てんぷる」の主人公。作品同士でコラボした際に登場。当然アニメ版では存在しない
向こうの住職である嬉々よりお使いを頼まれて甘神神社までやってきた。
赤神からは瓜生のことを把握しているが瓜生は赤神を把握しておらず、最後まで遭遇しなかった。
ちなみに瓜生の後方にいたため、瓜生と共に3姉妹の着替え中の下着姿を目撃してしまっている。
他の作品のヒロインのラッキースケベにまで遭遇するとはこれが赤神の血か


作中で起きた超常現象

1巻
瓜生が3姉妹とお見合いをしている中、夜重の出番になった時に起きた謎の現象。
高所から転落した瓜生がまるで走馬灯のように予知夢によって自分の未来の記憶を見てしまうというもの。
さらにこの予知夢から目が覚めたら別の日になっており、夜重の反応も不明瞭のためそもそも夜重とお見合いデートをしたことが現実なのかどうかもあやふやになっている。
アニメ版では3話で再現され、この現象が発生して三姉妹全員と結婚している未来を見たところでエンディングに入った。

5巻
夜の散歩中に朝姫をかばって山の茂みに転落した夜重を追いかけた瓜生が遭遇。
昔、瓜生がとある少女と出会った頃にタイムスリップしてしまう。
予知夢を除けば初めての超常現象と言うこともあってか、規模は小さく現実にも干渉していない。

6巻
七夕の祭りとマラソン大会の日が被ってしまった朝姫。祭りそのものは姉二人に任せて朝姫は大会に出場。無事走り抜けたのだが、次の日の朝。時間は七夕の一週間前に戻っていた。
瓜生だけでなく朝姫もこの現象に巻き込まれている。しかも再度七夕まで到達してもまた巻き戻ってしまう……。

7巻
瓜生と夕奈の肉体が入れ替わってしまうと言うもの*33。この少し前に朝姫からは告白を、夜重からも似たような想いを与えられて且つ他の姉妹には内緒だと言う約束を破る形になってしまうため、他人には説明できない状況に遭遇してしまった。
この現象中も実際に時間は進んでいるためかなり、現実に影響が出てしまっている。
ちなみに二人が入れ替わっていることに気付いたのはおみっちゃんただ一人。
また、ここで瓜生が夕奈として巫女の仕事をしたことが後々に繋がっていたりする。
なお、狐面の巫女が積極的に絡んでいてわざと二人の体を元に戻してから夕奈が更衣室で他の女子達と着替えている最中に入れ替えさせたりとかなり悪戯全開な超常現象となっている。

9巻
3姉妹との縁が全て白日のものへと変わっているパラレルワールドに強制転移してしまうと言うもの。
この世界では瓜生は白日と一緒に未だ養護施設に住んでいて、恋人同士となっている。
当然3姉妹は瓜生への記憶がなく、夜重にすら不審者扱いされる状態。
しかもこれまでと違って願いを無かったことにすると元いた世界でも影響があり、瓜生と白日の「縁」が切れてしまうと言う……。
これまでの超常現象は狐面の巫女が起こした物である描写があるが、この超常現象は暗神様が直接起こしたためかこれまでと比べて容赦ないものとなっている。

18巻
作中時間の12月30日に「現在の高校生の夕奈」と「10年前の夕奈」の入れ替わりが発生する。これにより夕奈は2度目の体験となった。(10年前の夕奈もタイムループ的に関わっているとみなすなら3度目)
ちなみに現在では北白川より甘神神社への協賛が終了宣告された一方で10年前では病弱な癖に頑張り過ぎる千陽に対して懸念を見せる北白川の姿が見られるなど彼に対する描写も多く見られる。
結局夕奈が全ての縁を認識し、それに感謝を示した事を見計らって千陽と狐面の巫女によって過去と現在の夕奈が元に戻って事なきを得た。なお、今回の件は状況が状況だったが故によし乃など他のメンツにも超常現象を見られてしまっている。


余談

  • 前述通り、吉岡公威による「てんぷる」とは寺と神社繋がりの作品同士と言う事でコラボしていて互いに1巻には相手方の第一話が収録されているほか、コラボ漫画も存在する。(甘神さんちの方は1話の焼き増しに赤神が混じってるだけだが)

  • 当初2023年にアニメ放送予定と記載されていたため上記「てんぷる」とはコラボした同士で同じ時期にアニメ化するのかと噂されたが、2024年の誤記だった。

  • アニメ版では、原作の流れが丁寧に再現されているのだが台詞回しなどいくつかの部分が変更されている描写が見られる。また、前述通り本来なら8巻で初登場の白日が原作で言う1巻中盤くらいの登場に変更されている。

  • 上記のようにアニメ版では非常に丁寧な原作再現がされているが、アニメ放送時点でも原作で詳細不明な北白川の隣にいた少女が原作にはあった台詞をカットされることでエンディングクレジットでの名前バレを避けたり、出番はそこそこありながらも原作ですら名前が明かされていない朝姫の陸上部仲間は台詞があるもののクレジットは「女子生徒」となっていたりと原作読者へのフォローも行なわれている。その割には狐面の巫女あたりは逆にネタバレになりつつあるけど

  • 2025年2月20日、まさかのデュエル・マスターズ プレイスとのコラボが決定。三姉妹がそれぞれコラボ出演することが確定した。いくらアニメ化しているとは言えあまりにも珍しい繋がりだったため心配の声も上がっている。間接的にてんぷるもデュエプレとコラボしたことになるしね。


奇跡に縁が出来た方、追記修正をお願いします。

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最終更新:2025年04月14日 08:14

*1 神職としては一番上で、各神社は宮司が管理しなくてはならない

*2 劇中では高校2年生の3月下旬から開始するため、学生として描写されるのは少し経って3年生になってから

*3 それぞれ長女、次女、三女と呼んでいた

*4 該当シーンは2巻中にあるため実は2巻冒頭のみ普通の紹介シーンとなっている。後にシリアスな内容だった12巻を紹介する13巻のシーンでもシリアスなシーンになっている

*5 教授に甘神夜重と呼ばれているため。また、父親が京都の教育機関を統轄している機関の長だと判明したため恐らく本名ではないこの名前で所属できるように手回しがされていると思われる

*6 複線かは不明だがアニメ版にて彼女がメインの話のサブタイトルには「撫子の○○」とある

*7 父親がの手先が不器用で形になるまで時間が掛かるところは夕奈に受け継がれている

*8 この時点で夕奈は18歳であるため、10年前当時は8歳になる。つまり、実の両親を失って3年が経過している頃

*9 物語の舞台は京都なので特に不思議は無い。むしろ他多数が公用語で喋ってることに違和感があるか

*10 本来は事故とは言え夕奈の方が先にキスする筈だったが予知夢によって予見できていた瓜生によって寸前で防がれた

*11 明言されていないが閉所恐怖症になったのはこれが原因だと思われる

*12 父親が迎えに来るのは大体夜中

*13 予知夢で悲惨な結果に終わった未来を見てしまったため

*14 上記三姉妹の経歴から結婚すらしていない可能性が高いが断言はできない

*15 白衣を着ていると小さな子供たちも言う事をよく聞くため先代寮母である母のものを着ていただけで当時は高校生だったらしい。もちろん今は正式に医師免許を持っている

*16 厳密に言えば宮司がいなくても神社は存続できる。しかし、既に自身の神社を経営管理している宮司に兼役を頼む必要があるためそれなりの資金が掛かる

*17 アニメにおける該当シーンにも座ってはいるものの台詞が全てカットされているため名前なども不明のままである。

*18 最低でも宵深子が小学生時代

*19 上記のネガキャン騒動も三姉妹や瓜生ではなく自分の手で甘神神社を救いたかったという非常に大人げない感情が理由ではないかと思われる

*20 事前に三姉妹や瓜生の頑張りを見てかつて千陽が切り盛りしていた頃とダブった事も大きな原因

*21 神職としての階級の1つで、上から3番目

*22 10年前時点で十代半ば程度の学生

*23 少なくとも10年前の過去時点で夕奈が未来からやってきたと聞いてもそこまで驚いていないためこの時点で何か知っている可能性がある

*24 夕奈含め三姉妹の事情まで知っているかは不明で、夕奈と初めて会った時には既に夕奈は千陽と一緒だった

*25 アニメでは出番が増えている

*26 ただし巨乳

*27 曰く巫女の姿で知人に会うのが気まずいとのこと

*28 医者になる前から命を大事にしようという想いがあった

*29 この頃まだ舞昼は医学生

*30 流石に妹よりは背が高く、女子小学生には見えない

*31 一応仕事が忙しく世界中を飛び回っているというのは嘘ではなく、自分が書いた記事を瓜生達にみせるシーンがある

*32 原作時点で上記の通り察する事が出来たがアニメ版ではオープニングなどの演出からよりわかりやすくなっている。何より声が同じ。ただしミスリードの可能性も十分ある

*33 後にコラボ相手であるてんぷるでも入れ替えが発生した。偶然か意識したのかは世界観的に起こりえるのかは不明