マッドレックス(爆上戦隊ブンブンジャー)

登録日:2024/10/20 Sun 11:47:50
更新日:2025/04/30 Wed 07:40:33
所要時間約 8 分で読めるぜ!ブルンブルン!


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1st Lap 3rd Lap まさかの復活 スーパー戦隊シリーズ ハシリヤン パラリラパラリラ マッドマックス マッドマックス 怒りのデス・ロード マッドマックス:フュリオサ マッドレックス マッドレックス・フューリー マッドレックス様 マフィア ヤンキー 主人公より先に立った項目 任侠 切り込み隊長 哀れな傀儡 大宇宙侵略大走力団ハシリヤン 好敵手 宇宙人 島本和彦 幹部 幹部怪人 序盤の強敵 怒りのデスロッド 怒りのデス・ロード 愛すべき外道 憎めない悪役 戦闘狂 戦隊悪役 敵幹部 斬込隊長 暴走族 涙腺崩壊 清家利一 爆上戦隊ブンブンジャー 理想の上司 理想の上司←サンシーターにとっては 神谷浩史 隊長




遥々こんな星までやってきたんだ。
楽しませてもらおうじゃねェか!

スピードの向こう側までよォ…!


マッドレックスは『爆上戦隊ブンブンジャー』の登場人物。
バクアゲ2では声だけであったがバクアゲ6でとうとう地球に襲来。1st Lapのボスキャラを担当した。

【データ】

全高/193cm(ギャーソリン大強化体/45.7m)
重量/232kg (ギャーソリン大強化体/550.3t)
エンジン/騒音ヘッド
スピード/一騎討ち最速
カスタム/怒りのデスロッド、ハシリ(ケン)
ファーストラウンド(コース/工場地帯~イベント会場)
セカンドラウンド(コース/倉庫~ビル街)
ファイナルラウンド(コース/工場地帯~ビル街)
CV:神谷浩史
スーツアクター:清家利一


【概要】

騒音はお手の物、暴走は俺のもの…

ハシリヤン斬込隊長、マッドレックス参上!

宇宙から襲来した大宇宙侵略大走力団ハシリヤン斬込隊長
両肩からドリルが突き出た真紅のライダースジャケットが特徴的で、頭部はバイクなどのエンジン部分に似ており左目には深い傷痕が刻まれている。
また敵から奪ったナンバープレート(1979、1981、1985)を歴戦の勲章として付けている。
当初のサンシーター直属の上司であり、地球での侵略活動がマッドレックス隊の出世に懸かっていることから、ギャーソリン集めがまともに進まないサンシーターを叱責するなど中間管理職の側面を持つ。

当初はギャーソリン回収をサンシーターに丸投げしていたが、実際に地球に赴任した際に打ち出した基本方針は行き当たりばったり寄りの力押し。
後任のキャノンボーグやディスレースと比べるとかなり場当たり的に苦魔獣を作り出してギャーソリンを集めていた。


【人物像】

攻める時はインベタ!ノーブレーキだ!

一人称は「俺」または「俺様」
ひたすらテンションが高く言動は粗野で、ノーブレーキでガンガン突っ走ることを信条とするその姿は暴走族そのもの。
自分のテンションを高める強者と戦うことを好むスピード狂の戦闘狂であり、強敵に出会えばギャーソリン集めよりも戦いを優先する。
またテンションが上がると巻き舌気味になる癖があり、「ブルンブルン!」という奇声を発することが多い。

敵であっても実力者ならば素直に認める武人肌な面も持つが、何より面子を重んじるため自身の面子を傷つけられたと感じた相手には容赦がない。
勝利のためならヤイヤイ・ヤルカーから無理矢理ギャーソリンを搾り取るなど部下の扱いもかなり手荒く、叱責も日常茶飯事。
もっとも、サンシーターは失敗続きの現状にほとんど危機感を抱いていないため、彼らの尻を叩くことは上司としては間違った選択ではない。
また、過去には失敗続きで落ち込む3人に対し、

だからどうした!止まるんじゃねえ!

いいか!?暴走魂フルスロットルで生きやがれ!
ノーブレーキで突っ走れ!!わかったか!

と叱咤激励するなど彼なりの部下への愛情は持っている。
常に先陣を切って戦う勇猛さと度胸からサンシーターからの人望は厚く、死後もかなり慕われていた。
その他、大番頭グランツ・リスクがサンシーターを「マッドレックスが可愛がっていた部下」として名前を覚えていた辺り、本家でも彼らの話をしていた様子。
なんだかんだ言って面倒見の良い兄貴分の面も持ち合わせているためか、他者を自分の歩幅に合わせようとする改造隊長のキャノンボーグには「一人で走ってるから遅ぇんだよ」とそのスタンスを否定したり、他者を使い捨てることに躊躇いのない再建隊長のディスレースにはその名前を聞いただけで怒気を顕にしていた。
他方、圧倒的な腕っぷしとカリスマ性の持ち主である走大将のワルイド・スピンドーには絶大な忠誠心を示し、「宇宙より遥かにデカい器のお方」と称する。

また、戦闘中でも散歩を優先させるなどハシリ犬を可愛がる愛犬家のような仕草や、トイレに人がいないかノックで確認するなど案外律儀だったり愛嬌があったりする。
世間知らずなのか、平然と女子トイレに突っ込もうとし、サンシーターに止められている。


【戦闘能力】

ドリルやロケットにタイヤ等あらゆるジャンク品で作られた大槍「怒りのデスロッド」の強烈なドリル攻撃で相手を突貫し、派手に事故らせることが可能である。
デスロッドはドリルに螺旋状のエネルギーを溜め込んで一気に放つ。ドリル状のエネルギー弾を乱射するなどバリエーションは豊富。
それ以外にも地中を掘って足下から奇襲するなど柔軟性のある戦い方も取る。
セグウェイや一輪車みたいなバイクに変形する機能があり、槍に乗ることで、猛スピードで疾走しつつヘッド部分のドリルからビームを撃って攻撃できる。

ハシリ(ケン)


パラリラパラリラ!パラリラパラリラ!

CV:神谷浩史

マッドレックスの左脚に接合されている黄色い。サンシーター曰く「お犬様」
宿主のマッドレックスからは可愛がられており、好物はビーフジャーキー。
苦魔獣の素材を探す嗅覚も兼ね備えている。
バクアゲ9の決戦でマッドレックスと運命を共にした……かに思われたが?

元ネタは恐らく映画『マッドマックス2』に主人公マックスの相棒として登場する犬か。


【来歴】

バクアゲ2より声だけ登場し、宇宙のどこからかサンシーターに命令していた。
当初こそ地球制圧にやる気を示すサンシーターに「よーし、やってみろ!」と発破を掛けていたが、いつまで経ってもギャーソリンが届かない現状に痺れを切らし、バクアゲ6にて自ら地球に襲来。
ブンブンジャーと初めて対戦したのも同話であり、ブンレッド/範道大也と一戦交えて、久しぶりに自分と張り合える大也を好敵手と認め因縁が生まれた。
なお名前を尋ねた時なぜか名乗りを披露したため、「ブーンレッド」と少し間違えて覚えてしまっている*1

バクアゲ9の終盤、ヤルカーからギャーソリンを絞り上げ自らのエネルギーに変えてギャーソリン大強化体にパワーアップ。
怒りのデスロッドを乗りこなし、目まぐるしいスピードでブンブンジャーロボとブンブンカーを次々撃破するもブンブンジャーロボパンチャーの繰り出すパンチとクロスカウンターで相討ちとなり等身大サイズまで縮小。
それでもなお不屈の根性でふたたびヤルカーからギャーソリンを絞り上げ、ギャーソリン大強化体にパワーアップしてブンブンジャーロボナイトと高速のデッドヒートを繰り広げた。
怒りのデスロッドで猛攻するも、修復されたブンブンカーによるバックアップ攻撃を受け、最後はブンブンジャーロボナイトの燃え上がるバクアゲソードの一刀に敗れて、ハシリ犬諸共爆散してフィニッシュした。

ブーンレッドよ!
まだまだその腕じゃぁ、ボスには勝てねぇぜェ……!!

パラリラパラリラァ……


【余談】

名前やデザイン、及び必殺技の元ネタは映画『マッドマックス』シリーズ。
身につけているナンバープレートは怒りのデスロード以前のマッドマックスシリーズの公開年数であるなど小ネタも多い。



追記・修正はノーブレーキだ!































その後はしばらく回想シーンのみの出番だったが、なんとバクアゲ27にてハシリ犬が生き延びていた事が判明。
続くバクアゲ28でサンシーターに回収され……



マッドレックス・フューリー


さぁ、蘇れ!サステナブルな侵略目標で、
今ここにバージョンアップ!!

マ…マッドレックス様〜!?

マッドは生まれ変わった!今日からお前の名は
マッドレックス・フューリー』だ!!

テール・トゥー・ノーズ…

データ(フューリー)

全高/193cm(ギャーソリン大強化体/45.7m)
重量/232kg (ギャーソリン大強化体/550.3t)
エンジン/騒音ヘッド
スピード/斬り込み最速
カスタム/怒りのデスロッド、ハシリ犬、ナンバーディスプレート
ファーストラウンド(コース/廃墟)
ファイナルラウンド(コース/廃墟)
CV:神谷浩史


概要(フューリー)

ミッション。ブンブンジャーの殲滅。

カーペットグルマーを用いて秘密の絨毯に蓄えられた島本和彦先生のギャーソリンと、総合理化学研究所から強奪したマッドレックスの頭のマフラー、そしてハシリ犬を媒介とし、ディスレースの再建パワーと怪しい儀式によって復活したマッドレックスの姿。
姿は生前とほぼ同一だが、ハシリ犬が左腕にパペットの如く接合されている点が異なる。
戦闘では怒りのデスロッドを用いた近接戦の他、このハシリ犬の口からサイコガンよろしく「バラリラボンバー」や閃光を放っての遠距離攻撃も可能。


人物像(フューリー)

排除。殲滅。
マッドレックスの戦闘力のみを欲しがるディスレースの手によって人格を封じられており、生前のハイテンションで好戦的な姿勢は欠片も見せず、ディスレースの指示に唯々諾々と従うだけの傀儡に成り果てている。

一瞬喜んだサンシーターもその姿には困惑を隠せなかった。ハシリ犬の鳴き声も「バラリラ」になっている。
記憶も当然持っておらず、直属の部下だったサンシーターは勿論、あれほど執着した大也の事も覚えておらず、再度の名乗りを聞いても特に反応を示す事は無かった。

だがブンレッド、ブンブンジャーロボナイト、サンシーターの戦いを目撃していく中で…?


来歴(フューリー)

過去に故郷でチンピラから自分たちを救ったマッドレックスの記憶を呼び戻そうと、サンシーターはあの手この手で奮闘するが意味をなさず。
しかし、ブンブンキラーロボポリスを倒すブンブンジャーロボナイトを見て、かつて自分を葬った相手を再び見たことで苦悶、更にはハシリ犬の鳴き声が「パラリラパラリラ」に戻っていた。
そして、ディスレースを倒すために単独行動に走る玄蕃に対してこう告げる。

ブーンレッドに伝えろ。
……「俺を殺せ」ってな。お前が生きて戻れたらの話だが…

それは紛れもなく、暴走魂に満ちていた生前のマッドレックスだった。

以降は記憶を失ったフリを続け、バクアゲ33の冒頭ではギャーソリン大強化体となって巨大化を果たす。
ブンブンジャーがサンシーターの納車したストーン兄弟なる2体の苦魔獣と交戦する中、唯一巨大戦に漕ぎ着けたブンバイオレットの駆るビュンビュンマッハーロボトッキュウカスタムのフミキリケン・ビュンビュンフィニッシュに喰らって撤退。
等身大に縮小しアジトに戻ったが、サンシーターにしびれを切らしていたディスレースの「アイツらも操り人形にしてやるか?」という言葉に怒りを隠しきれず、遂にディスレースに記憶が戻っていたことが露呈してしまう。

勝手はさせねェよ?お前、俺のオモチャだろうが……

そしてディスレースに違法改造パーツ「ナンバーディスプレート」を取り付けられ、暴走状態に陥りブンブンジャーに差し向けられてしまう。
リミッターを外され限界以上まで引き上げられた戦闘力で4人を追い詰め、トドメを刺そうとした瞬間、自分のハンドルを取り戻した玄蕃が投げたマンホールに再び阻まれる。
そして、彼が持ってきたチャンピオンブンブンカーによってパワーアップしたチャンピオンブンブンジャーと激突するも、ブンブンカーの力を扱う5人に圧倒される。
最後は、チャンピオンブンレッドのバクアゲチャンピオンドライブでナンバーディスプレートだけ破壊された。

『俺を殺せ』と言っただろうが…!!

お前さんのハンドルは、ディスレースなんかには奪えない。
だから… 自分で握れ

フッ… そうかい。

ブンブンジャーの目的はマッドレックスの撃破ではなく、彼をディスレースの支配下から解放することであり、正気に戻ったマッドレックスはブンレッドとの決着を後にし、ハシリ犬の散歩に行こうとするが…


てめぇらごとぶっ飛ばすつもりだったんだろ…。
これが、ディスレースって奴よ…!!


ディスレースの真の狙いは、マッドレックスの体内エネルギーを暴走させ、彼諸共ブンブンジャーを爆殺することだった。
エネルギーの暴走により満身創痍となったマッドレックスだが、最期に自分の意思で走れることに喜びを見出すと

テメェらなら、いつか届くかもな……
ボスの領域……スピードの向こう側まで……あばよッ!!

とブンブンジャーを改めて認めて言い残しデスロッドに跨り宇宙へ旅立った。
途中、熱く誰にも勝らないマッドレックスの暴走魂を戻そうと奮闘するサンシーターに対し、届かぬ激励を送ると大気圏外で人知れず爆散、2度目のフィニッシュを遂げたのであった。

達者で疾れよ、テメェら…
パラリラパラリラ〜!

サンシーター達と本当の意味で再会できなかったのは未練かもしれないが、
最期の最期で自分のハンドルを取り戻すことができた上、
その最期をサンシーターだけでなく敵であるはずのブンブンジャーからも悲しまれ
元凶やハシリヤンの本質を知ったサンシーターが、自分が教えた「暴走魂」を再認識して自分のように使い捨てになることなく、己のハンドルを握って再出発を果たしたのは、彼にとっては救いであろう。



騒音は、お手の物…暴走は、俺の物!

俺様が…ハシリヤン斬込隊長、マッドレックスッ!!



余談(フューリー)

名前の由来は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の原題『Mad Max:Fury Road』から。
左手のハシリ犬は、同作の登場人物で左腕が義手の「フュリオサ大隊長」ことフュリオサ・ジョ・バッサがモデルと思われる。
ちょうど『ブンブンジャー』放映と同年にはフュリオサを主役としたスピンオフ映画『マッドマックス:フュリオサ』も公開されており、それを絡めた時事ネタである可能性もあるか。


テメェらなら、いつか届くかもな……。
アニヲタの領域……追記・修正の向こう側まで……あばよッ!!


この項目が面白かったなら……\パラリラパラリラ!/

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最終更新:2025年04月30日 07:40

*1 東映公式サイト「バクアゲタイムズ」によると、これは『仮面ライダーV3』で、デストロンの大幹部・ドクトルGがV3のことを「仮面ラーイダV3」と呼ぶことのオマージュだという。