爆上戦隊ブンブンジャー

登録日:2024/03/10 Sun 10:00:01
更新日:2025/04/20 Sun 09:11:21
所要時間約 36 分で読めます。


タグ一覧
2020年代戦隊 2024年 ある意味秘密戦隊 みんな違ってみんないい オーライ! カレーが食べたくなる カーポートマルゼン コツコツ-PON-PON コメディ路線 コメント欄ログ化項目 スーパーヒーロータイム スーパー戦隊 スーパー戦隊シリーズ タイヤ人間 タイヤ仮面 ダンスED テレビ朝日 ハシリヤン バクアゲ パロディの嵐 中澤祥次郎 久慈麗人 令和戦隊 伏線いっぱい 光岡自動車 冨岡淳広 冨岡淳広の本気 前作との凄まじい温度差 加藤弘之 北条千夏 口あり戦隊 古怒田健志 君のハンドル 大宇宙侵略大走力団ハシリヤン 実家のような安心感 宮﨑駿 届け屋のハンドル 山口宏 島本和彦 愛すべきバカ達 所要時間30分以上の項目 敵も味方も変な奴 本名呼び戦隊 東映 松本梨香 森地夏美 樋口達人 海賊戦隊ゴーカイジャー 渡辺勝也 渡辺淳 炎神戦隊ゴーオンジャー 烈車戦隊トッキュウジャー 爆上げ 爆上サッカー戦隊 爆上戦隊ブンブンジャー 爆上野球戦隊 特撮 王道 王道回帰 稀に鬱展開あり 竹本昇 笑いあり涙あり 終盤は鬱展開の嵐 群像劇 芝高啓介 花江夏樹 葉山康一郎 裏切りと内輪揉めのオンパレード 豪華声優陣 車戦隊 運び屋 鬱展開←からのバクアゲ 鬱展開←主に中盤と終盤 黄色無し




気分ブンブン、ブン回せ!

爆上戦隊!

ブンブンジャ


爆上(バクアゲ)戦隊ブンブンジャー』とは、2024年3月3日から2025年2月9日までニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放送された特撮テレビドラマである。全48話。

スーパー戦隊シリーズ』第48作目で、話数カウントは「バクアゲ○」。

作品キャッチコピーは「気分ブンブン!新時代をバクアゲろ!」




◎概要◎

プロデューサーはテレビ朝日の芝高啓介と、前作『王様戦隊キングオージャー』に参加し、本作が初のチーフプロデュース作品となる東映の久慈麗人、そして東映エージェンシーの矢田晃一。
メイン監督はスーパー戦隊シリーズでは『機界戦隊ゼンカイジャー』以来となる中澤祥次郎。

メイン脚本は『ポケットモンスター(アドバンスジェネレーション以降)』シリーズや『イナズマイレブン』シリーズ、『ケータイ捜査官7』などでお馴染みのホビーアニメの大御所冨岡淳広。
ニチアサ的には『少年激覇ダン』から『最強銀河究極ゼロ』までの『バトルスピリッツ』シリーズや『トライブクルクル』『ブレイブビーツ』そして『ヘボット!』の人といえばその実力は伝わるだろうか。
元々久慈麗人Pが冨岡氏の『少年激覇ダン』のファンであり、アニメ『風都探偵』の際に塚田英明Pを介して冨岡氏を紹介してもらって今作にオファーしたという。
『ゼンカイジャー』から『キングオージャー』にかけては一人の脚本家が年間を通して殆どのエピソードを手掛けていたが、本作ではサブライターを交えた複数の脚本家による執筆体制が復活している。
サブライターにはアニメ版『風都探偵』でシリーズ構成を担当した樋口達人、30分前の裏番組で脚本を担当している山口宏、森地夏美、古怒田健志、北条千夏が参加。特撮作品は初、若しくは久しぶりといったように新鮮な顔ぶれが特徴的である。
ちなみに、樋口氏と北条氏以外はアニメ『デジモンアドベンチャー:』の脚本に参加した面々とも共通している。
なお、冨岡氏は2025年1月放送のアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』にシリーズ構成として参加しており、本作の終盤の頃には同じ脚本家が手掛けた本家とパロディ作品が同時期に放送されているが、本作のオファーを受けたのは同作の脚本制作を終えた後との事。

ブンブンジャーのデザインはオーソドックスな全身タイツ姿だが、最大の特徴は顔にタイヤが付いていること。
何を言っているのかわからないと思うが、バイザー部分にタイヤが張り付いているというかめり込んでるというか……
画像を見てもらった方が早いだろう。
また、マスクに唇が付いたデザインが久々に登場しており、唇自体は『宇宙戦隊キュウレンジャー』以来、メンバーカラーとは別の銀色部分に唇があるのは『天装戦隊ゴセイジャー』以来となる。非公認もいるが。
体の方はレーシングスーツのようなデザインで、正面から見るとメンバーカラーよりも共通カラーの白の割合が多い。
レッド、ブルー、ピンクの3人にはマントや鎧、肩当てなどの派手な装飾はないが、くるぶしや肩甲骨のあたりにまたしてもタイヤがくっついている。
画像を(ry
作中の一般人からも初めて彼らを見た際、「タイヤ人間」と言われている程。
公式もこれを理解してか、2024年7月より、「♪タイ〜ヤマルゼン、タイヤマルゼン」のCMソングでお馴染みのカーポートマルゼンとのコラボCMが放送され、ブンブンジャー6人もマルゼンの社長さんや店員と共にタイヤをしっかり転がした。
また、同月13日より劇場版の公開を記念した「バクアゲキャンペーン」も開催され、更に埼玉本店にはブンレッドもやってきた。
そして、バクアゲ41ではカーポートマルゼンが登場。米岡功二氏と米岡孝展氏もタイヤを転がして登場した。

本作の怪人「ハシリヤン」のデザインには、燃える漫画家こと島本和彦を起用し、同枠では『仮面ライダーゴースト』における眼魔以来の怪人デザインとなる。
ちなみに島本氏は『ウルトラマングレート』のコミカライズも手がけた経験があるため、本作で3大特撮を制覇することとなった。
そうした縁もあってか野球回として制作されたバクアゲ23では何かと逆境を感じさせる展開も多く見られた。
また、バクアゲ27ではなんとご本人のゲスト出演も果たす。自分の描いたキャラクターに襲われる形となったが、同話の放送後にはTwitterで「本当ならば戦うべきだった……!」と悔しがったそうな。

モチーフは「クルマ×つくる」
車に関してはこれまでにモチーフとして選ばれた物であり、その作風も明るい物であることが多かったため、今後の展開も期待される。しかし、本作では「ヒーロー自らがスーパーマシンを作り出し、道を切り拓いていく」という過去作とは異なる要素も盛り込まれていることから、これまでとはまた違った展開になる可能性もある。
ちなみに本作は光岡自動車が車両提供を行っており、戦隊シリーズでは久々となる実車ベースの4輪車も登場。
また、登場人物の名前にも自動車関連の用語をもじったものが多い他、宇宙人キャラは車関係の映像作品や有名俳優の名前がモチーフになっている物が多い。

更に、様々な分野のプロフェッショナルである5人が、それぞれの特技を活かした職業に就いており、
戦闘とは別の仕事をこなしていく"プロフェッショナルヒーロー"としての要素も見どころのひとつ。
また、歴代のスーパー戦隊とのコラボ回も実施され、
が登場した。特にライトとジョーはサプライズ出演だったが、テレビシリーズ終了を経て世間一般にも名の知れた売れっ子俳優となったにも関わらず、スーパー戦隊への帰還を果たした事で視聴者やファンから驚きと歓喜の声が上がった。

シリーズ前作の『キングオージャー』や前々作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、そのまた前の『ゼンカイジャー』が、それぞれスーパー戦隊シリーズの型を破るトンチキ大胆な作品であったのに対し、
本作ではごく普通の街中で物質から生まれた怪人を倒すという王道的な展開を見せ、「実家の食事のような懐かしい作風である」と話題になった。誰が呼んだか“カレー味のカレー”。
一方で『ゼンカイジャー』~『キングオージャー』から戦隊を観始めた新規ファンからも「『正統派な戦隊』を見たことがないから普通に新鮮に見える」という意見も。
+ このような王道的でオーソドックスなスーパー戦隊は『魔進戦隊キラメイジャー』以来4年ぶりとなる。偶然にもキラメイジャーも乗り物ベースの戦隊である。
……なんて呑気に言ってられたのは前半までであった。

◎初となる「正統派戦隊に見せかけた異端派戦隊」◎

今作の実態は、平成中盤以降の仮面ライダーの三要素(陣営問わずの裏切り、内輪揉め、伏線)てんこ盛りの、「スーパー戦隊の皮を被った平成~令和ライダー」とでも言うべき、令和以降の戦隊ではお約束と化した異色作(所謂「シンケンジャー」タイプ)
中盤以降では、前半のように真面目にふざけるノリもやりつつも、主役陣の見えない所で匂わされる地球の権力者の後ろ暗い面ハシリヤン上層部の狡猾な宇宙制圧手腕という戦隊ではあまり無かったシビアな周辺事情が描かれるようになり、それに伴い戦隊から一時離脱者が出るという前代未聞の展開が当たり前に。そして物語の締めとなる最終クール後半では、戦隊の完全敗北に丸々1話が使われ*1、これまで守ってきた人間達の悪意が明確な形で戦隊へと牙を剥く事に…*2
しかしながら時折過去の戦隊らしい回も時折挟まれており、トラウマ級の絶望を味わった後に必ずスカッとする展開が仕込まれているこらそこ強引とか言わないことを含めると、この作品は
「『令和以前の戦隊王道』と『令和以降の戦隊王道』のコラボレーション」的な作品、もっと言えば「後向きなことが多くなった、あるいは強調されやすくなった現代だからこそ、前を向いて生きて行こう」ということを伝える作品だったと言える。


◎あらすじ◎

ヤクザのボンボンに目をつけられ、望まぬ結婚をさせられそうになっていた「志布戸未来」は、謎の届け屋「範道大也」によって結婚式場から連れ出される。
追ってきたヤクザとのカーチェイスの最中、謎の怪人「ハシリヤン」が現れ、未来のウェディングドレスが目をつけられてしまった。
怪人となったウェディングドレスを元に戻すべく、大也はブンレッドに変身して苦魔獣に戦いを挑む。
そして、状況に流されるままだった未来も自分の力で戦う決意をした。
こうして、情報屋の「鳴田射士郎」を合わせて3人となった彼ら「爆上戦隊ブンブンジャー」としての戦いが幕を開けた!


◎登場人物◎

■爆上戦隊ブンブンジャー

本作に登場する戦隊で、大也は「ブンブンと戦士達」という意味で「ブンブンジャー」を名乗っている。
結成の目的はハシリヤンから人々を守るため……ではなく、宇宙各所で行われるカーレース「BBG(ビッグバングランプリ)」に出場するという、大也とブンブンの「夢」を叶えるため。
つまりレーシングチームとして始動したのであり、宇宙の過酷な環境下でのレースに耐えられるスペックを現在はたまたまハシリヤンとの戦闘に転用しているだけ。
大也の自宅の地下にあるガレージ(通称「届け屋本部」)を拠点としている。

その名はブンブンとそのチームメイトであるビュンディーがレースで競い合った際、ブンブンが一度だけ勝利したことから由来。ビュンディーが勝利したら「ビュンビュンジャー」になっていたであろう。

  • 範道(ハンドウ) 大也(タイヤ)/ブンレッド
演:井内悠陽(はるひ)/SA:森博嗣

本作の表向きの主人公であり、「届け屋」を営んでいる。

レッドなのにブラックカードを持ち、豪邸に住むほどの金持ちであり、必要とあればその場で店の商品全てを店舗ごとだったり、戦いに必要な土地を1つそのまま買い取ったり、半ば誘拐じみた手段も辞さない等強引に物事を進める性格だが、相手が拒否すれば「良いさ、それでも」と流す器の広さを持つ。

ブンブンジャーの装備やブンブンカーを造ったのは、あくまでも自分とブンブンとの夢を果たすためだが、それとは別に「悲鳴を聞くとじっとしていられない」としてハシリヤンに襲われる人々は無条件に救おうとする等、どこか気取った振る舞いに反してヒーローに相応しい熱い正義感の持ち主である。
最近では珍しい落ち着いた雰囲気のレッドだが、気分が上がると熱い一面を覗かせる。
また、かの桃井タロウ同様、「最初から全てを持っている」レッド。

詳しくは個別項目を参照。

  • 鳴田(メイタ) 射士郎(イシロウ)/ブンブルー 
演:葉山侑樹/SA:米岡孝弘

大也、ブンブンと共に届け屋をしている青年。
名前は「いしろう」だが、大也やブンブンからは射士郎の読みを弄った「シャーシロ」のあだ名で呼ばれている。
ただし、そう呼んでいいのは気を許した相手だけであり、未来からそう呼ばれた際には「気安く呼ぶな」と怒っている。
また、バクアゲ6の一件を経て、錠から「シロ先輩」とも呼ばれるようになった。
家族代々スパイをしている凄腕のスパイで、世界中のあらゆる情報に精通している
彼は「情報屋」として、運転ルートのナビゲーションや緊急時の運転代行などサポート的な役回りがメイン。
戦闘中でも敵の細かな部品を見抜き分解も出来る高い技術力がある。

クールで冷静沈着な性格であり、心を許した相手でないと内心では認めていても冷たい態度をとってしまうツンデレ気質の持ち主でもある。そのため、素人の未来に対しては運転技術には一目置きつつも、すぐには仲間として認めないと言ったり、錠に対しては裏の黒い部分を暴こうと躍起になったりした。
一方で、一度認めた相手に対しての思いはかなりヘビーで、大也に対しては過去の大也との出会いが切っ掛けにより、東映公式サイトに「何を隠そう大也が大好き」と思い切り書かれてしまうほどに、信頼を置いている。
だが同時にかつてISAに身を置いていた立場、即ち己のハンドルを預けていた身でもあり、終盤ではそれが完全に裏目に出ることに…

プライベートではサウナや水族館に通っていたりするといった意識高い系っぽい一面も持っている。つぶあん派。


名前の由来は「メーター」と「シャーシ」。


  • 志布戸(シフト) 未来(ミラ)/ブンピンク
演:鈴木美羽/SA:坂梨由芽

今作のヒロイン、そしてある意味真の主人公的存在
他のメンバーが途中加入や離脱などをしたため、なんとレッドを差し置いて最後までOPに居続けるという異例のヒロインとなった。

彼氏持ちでありながら「青里(あおり)組」のボンボン(しかもファザコン)に目をつけられて強引に結婚をさせられそうになっていた波瀾万丈すぎる身の上の女性。
その彼氏である「降野ノリオ」の依頼を受けて、彼女を救い出した大也と出会うこととなる。しかし、流されるままの自分を良しとせず、他人任せな自分を変えるべくブンブンジャーとなった。
その結果彼氏は未来と別れることになってしまったので哀れではある。*3

初めての戦闘もブンドリオとの出会いも前々作のヒロインとは違って柔軟に受け入れ、テンションを爆上げる破天荒な性格であり、周囲を振り回すこともあると同時に、大胆不敵で考えの読みにくい大也や何も言わずに唐突に行動することもある射士郎に挟まれては振り回されている苦労人でもある。
ただ、彼女自身はかなりアグレッシブな性格であり、敵に捕まった際にも「出せオラァ!!」と大暴れしていた。
大胆なドライビングテクニックの持ち主でもあり、ブンブンジャーの「運転屋」となる。
普段は様々な、ブンブンジャーとしての任務が入った時にはすぐ抜け出せる「ブンブン抜け」ができるアルバイトを掛け持ちでこなしつつ、届け屋の仕事を引き受けている。

ちなみに、バクアゲ1では記念すべき初名乗りで本来みんなで揃えて名乗るはずが、彼女のみ1テンポ遅れてしまっているが、これはあえてそうしてある。
アフレコの際に演者の鈴木氏が名乗りのタイミングを誤ってしまったのだが、中澤監督が「アリだなぁ、初変身で初チェンジだもんな」と考えて一歩ズレたものを採用したそうな。
バクアゲ2からはきちんとみんな揃って名乗りを上げている。

名前の由来は「シフトレバー」と「ミラー」。


  • 阿久瀬(アクセ) (ジョウ)/ブンブラック
演:齋藤璃佑(りゅう)/SA:伊藤茂騎

街を守るごく普通の「警察屋」、もとい警察官。階級は巡査。
表裏のない素直で真っ直ぐな性格で、誰に対しても目線を合わせて話す腰が低いタイプ故に、近所の人々からも慕われている。その真っ直ぐさは、裏の顔を暴こうとしたシャーシロが感動して自分の行いに自己嫌悪を覚えるレベルだった。
また、シャーシロが本名であると思っていたなど、少し抜けている所もある*4

当初は、自転車でのパトロール中によくブンブンジャーと苦魔獣との戦いに遭遇しては、苦魔獣の被害に遭う*5一般人だった。
しかしISAの細武調と共にブンブンジャーと接触し、大也の指名でISAとブンブンジャーの連絡係を担うことになる。その後、ヒーローとしての憧れ故にブンブンジャー加入を希望し、最初は大也から拒絶されるものの、「警察官として市民もブンブンジャーも守る」という使命感と心意気を大也に惚れられ、正式にブンブンジャーへ加入を認められた。
加入がシャーシロや未来より遅いからか2人のことを先輩呼びしている一方で、加入前からISAとの連絡係として関わりがあった大也と後から加入した玄蕃にはさん付けしている。

エンディングダンスでフライングしてる。具体的にはサビの振り。
バクアゲ40の回想では灼熱の獅子そっくりの父親も警察官だった事がうかがえる。

元警官で初期メンバーでありながら遅れて加入するブラック、更には「カッコいい……!」と惚れ込むなど、やたらと似てる先輩がいるのが特徴。ちなみにその先輩とは違い、現職の警察官である。

名前の由来は「アクセル」、錠は錠前→鍵で「キー」、あるいは「(手)錠」と思われる。


  • 振騎(ブレキ) 玄蕃(ゲンバ)/ブンオレンジ
演:相馬(さとる)/SA:尾野透雅

大也に協力する謎の「調達屋」
ブンブンジャーの事情は把握しているらしく、自身は積極的に前線に出る事こそしないものの、大也の頼み1つで何でも用意してしまう抜きんでた行動力と人脈の持ち主。
また、大也の金で土地を手に入れながら自身の取り分まで確保するなど、ちゃっかりしたところもある。
あくまでも後方支援役として大也達の成長を見届けることにこだわり、大也からブンブンジャーに勧誘されても断っていたが、ブンブンジャーの急激な成長に付いていけない自分の力不足を痛感したことで、"自分をブンブンジャーに調達する"ことを決意し、ブンブンジャーの一員として前線に立つ。

他のメンバーが見るだけで拒絶した、揚げ物がてんこ盛りのカレーを苦もなく平らげたり、ブンブンことブンドリオ同様「ニマイジタイヤのべろーらー」を気に入ったりしているなど、他メンバーと比べて突飛なところもあったが、3rd Lapにてその理由や素性が明らかに。

詳しくは個別項目を参照。

  • (ホムラ) 先斗(サキト)/ブンバイオレット
演:宮澤(ゆう)/SA:蔦宗正人
突如地球に現れた謎の男。
揉め事、秘め事、汚れの仕事、表も裏も始末をつける「宇宙一の始末屋」を名乗り、「カオス」に転がしたがる危険な男で、報酬を受ければハシリヤンの依頼でも引き受ける。
子供に風船を取ってあげたり、バイト中に滑った未来を助けたり、
玄蕃よりも先に依頼物を届けたりと、文字通り電光石火のスピードの持ち主。
少し前にはとある組織の幹部として活動していたとかそうじゃないとか。そのキャラの最期からブンブンの世界に転生したなんてネタもある。実際、夏映画の舞台挨拶でも半ばネタにされた。

詳しくは個別項目を参照。


  • ブンドリオ・ブンデラス
声:松本梨香/SA:藤田洋平

ブンブンジャーのサポートをする機械生命体型宇宙人
元々はBBGのレーサーだったのだが、とある理由から出場資格を失ってしまう。ヤケになって宇宙をさまよっていたところ、地球に墜落。そこで大也に拾われて意気投合し、ブンブンジャーの装備一式を共に開発した。

詳しくは個別項目を参照。


  • ビュン・ディーゼル
声:花江夏樹/SA:高田将司
先斗の相棒である機械生命体型宇宙人で、「ビュンディー」と呼ばれている。
見た目はブンブンの色替えだが、頭部がヘルメット状になっている。
カオスな状況を求める先斗に振り回されがちだが、彼も彼で見知らぬ地球のカオスな文化に興味津々だったりする。

実はブンブンのチームメイトで、ビッグバングランプリ時代に彼の前を走っていた凄腕のレーサーであった。ブンブンが一度走ったコースを完璧に攻略し二度と走らせないタイプなのに対し、彼はどんな危険なルートでも勝利に向かって突っ走る生粋のレーサー。
本人は気さくな好青年(ロボ?)で、地球に来たのも消息を絶ったブンブンを探すため。ただし、本人に悪気はないもののうっかり地雷を踏んでしまうタイプなのか、その度ブンブン本人は負い目を感じてしまう模様。とはいえ、両者の中は良好でよき親友であり唯一無二のライバルともいえる関係でもある。そのため、時にブンブンを熱く励まし、ブンブンの行方不明の真相を知った時には思わず激昂してしまった事も。

そんな彼の最近の趣味は恋愛小説執筆。毎晩先斗に聞かせているため、彼にとっては頭痛のタネになっている。

名前の由来はブンブン同様に俳優の「ヴィン・ディーゼル」か。クルマ関連だと『ワイルド・スピードシリーズ』ドミニク役の人である。
まあこの作品のワイスピネタは敵の首領の名前の方がわかりやすいけどね!w


大宇宙侵略大走力団ハシリヤン

宇宙のならず者たちで結成された超ワルな集団。
さまざまな惑星を荒らし回って自分たちのナワバリにしている宇宙マフィアであり、次のターゲットである地球で暴れ始めた。
苦魔獣を生み出して人々を恐怖させ、その悲鳴から生まれるエネルギー「ギャーソリン」を集めている。

詳細は個別項目を参照。


■ISA(国際宇宙対策組織)

宇宙人の調査・監視を目的とした組織。
  • 細武(サイブ) 調(シラベ)
演:ハシヤスメ・アツコ

ISAの女性エージェント。
ブンブンジャーとハシリヤンの戦いを危険視し、ブンブンジャーの戦力を徴収し、単なる市民である大也らには解散を求めるが、彼らの戦う姿勢をその目で見たことで、ISAにブンブンジャーの活動を尊重するよう掛け合った。
クールで厳しい印象の女性だがブンブンに惚れ込んでおり、彼に「お姉さん」と呼ばれてときめく表情を見せたり、ブンブンジャーの出動中にブンブンが作ったカレーを4皿平らげるなど、意外にも濃いキャラクターをしている。
劇場版ではニコーラ王女をハシリヤンに引き渡すという上層部の意向に反発してブンブンジャーに惑星トリクルに帰すよう依頼をしたり、バクアゲ39では生身でブンブンワゴンを運転して*6大也に予備のブンブンチェンジャーを届ける無茶をしたりするなどブンブンジャーに協力的な姿勢を続け、ブンブンジャーが「地球の敵」となった終盤でも「自分もブンブンジャーの一員である」と言い切った。
そのクールビューティーさとネタキャラのギャップから、前作の彼女を思い出させる。

名前の由来は文字通り「細部」「調べる」と思われる。あるいは「サイレーキ」もかかっているかもしれない。

ちなみに演者さんは、かつてユニット「BiSH」の一員として脚本家と放送局が同じアニメのエンディングテーマの歌唱・作詞を担当していた事がある。


  • 常槍(トコヤリ) 鋭一郎(エイイチロウ)
演:堀部圭亮

「ISA」の作戦本部長で調の上司。
地球を破壊しようとしていたキャノンボーグの居場所を調に教えたのは彼である。
調にそのことを聞かれたときは「私にしか知らないルート」としか言わなかった。

+ その本性
実は内藤共々ハシリヤンと裏で通じており、キャノンボーグの居場所も彼らから入手していた他、逆に自身が仕入れたブンブンジャー周りの情報を横流ししていた。
周りに多くを語らぬ厳格かつ冷徹な振る舞いの持ち主だが、その実態はハシリヤン利権を手に入れ、それを守ることを第一に考え、その為ならば実質的に地球を売り渡すことや、用済みとなった人物を「始末」することに一切の躊躇いがない冷酷な性格。
一応自分達がハシリヤンに対する抑止力になろうとはしているものの、それも純粋に平和を守るためではなく、一方的に利益を貪られないようにする為の牽制や予防線の意味合いでしかなく、時には非合法な手段に打って出ることも厭わない。
また、ブンブンジャーに加入する以前の射士郎の雇い主でもあり、範道邸に匿われていたブンドリオを誘拐してくるよう彼を遣ったことが切っ掛けで、大也と射士郎が出会うことになった。

最終的に調らの頑張りでハシリヤンとの癒着が暴露されて逮捕。
しかしそもそも彼も諸悪の根源などではなく、ハシリヤンとの交渉を“任された”存在に過ぎなかった。
常槍に交渉を一任した、地球の悲鳴の現状維持を承諾した“余裕があるけど何もしない”権力者達はそのままであり、調に対しては敗北を認めつつも「この一件、私の後ろにどれだけの力が控えているのか、君には想像もつくまい」とその権力者たちの恐ろしさを忠告した。

名前の由来は『特攻野郎Aチーム』と思われる。また、姓は「上層(部)」の捩りか。
余談だが、演じた堀部氏は本作から25年前、他局で当時の相方の代わりにドーバー海峡リレー横断チームに参加していた。


  • 梅栖(ばいす) 舞美(まいみ)
演:桜井玲香
調と同じくISAの調査官。
調の同期でもあり、普段はかしこまった態度の彼女も少し砕けた態度で接すると同時に大きな信頼を寄せている。
舞美自身、自分達組織の使命に忠実な態度を見せている。

+ ネタバレ注意
……というのは表向きの姿であり、実際は既にISAとハシリヤンが癒着していることを知っており、常槍の指示で情報統制等を行っている。
届け屋本部をシャーシロと共に差し押さえた際に調から問い詰められても意に介さず、結果的に袂を分かつ事になる。
バクアゲFINALで常槍と共に逮捕されたが、スピンドーの敗北から数か月後には釈放されており、作戦本部長に就任した調と再会する。
実はシャーシロ同様に二重スパイを務めており、常槍がハシリヤンと繋がっている証拠として密会の様子を密かに撮影し、それの証拠映像を調に送信する事で彼の逮捕に貢献していた。裏切った素振りを見せつつもスパイである事を敵側に知られない程度の意思疎通を仲間たちと交わしていたシャーシロとは違い、舞美はブンブンジャーの敵としての演技に徹したため、その真意を見抜けなかった調も自分が見事に騙されたと評したのだった。

名前の由来は『特捜刑事マイアミ・バイス』と思われる。
演者は某アイドルグループの初代キャプテン。

■その他の登場人物

  • 内藤(ないとう) 雷汰(らいた)
演:長戸勝彦

大企業ライトニングテックの社長。
大也が運び屋を始めたきっかけとなる人物で、ブンドリオによれば中学時代の大也に経済について色々なことを教えてくれたらしく、今でも大也に運び屋としての依頼をする事もある。
大也とはお互いに「代表」「少年」と呼び合っており、いつも明朗快活でハツラツとした態度で接する良き理解者。
尚、「少年」呼びは大也からは少し嫌がられているが、当の内藤にとっては最早愛称のようなものらしく、「私にとっては君は何時までもあの時のままだ」と言っている。
流石に大也がブンブンジャーである事は知らなかったが、自身の頼んだ依頼が切っ掛けでそれを知って以降は、より一層信頼を強めることになった。
一方、部外者である筈にも拘わらずISAに出入りしている等不穏な様子も見受けられる。

名前の由来は恐らく『ナイトライダー』か。
常槍と同様にハシリヤンと同じく車両関係の作品名がモチーフ。

+ ネタバレ注意
表向きこそ大也、ひいてはブンブンジャーの協力者だが、その裏では常槍と共にハシリヤンと内通し、利権の独占を狙っている。
関係性は常槍よりも下のようであり彼には恭しく接しているものの、内心では経費を出してくれる財源程度にしか思っていないようであり、自分達の野望が絡むと一気に利益重視の黒い大人の顔をのぞかせてくる。
現在は「ハシリヤン利権」の確立の為に、自社の技術でブンブンキラーロボの量産に力を入れている。
そして遂に、バクアゲ44では大也の資産をライトニングテック名義で差し押さえるという非道さを見せ、「人は下を見て安心する。悲鳴が人の幸せを作る」と語り、大也から全てを奪った。
あの「少年」呼びは己が思い描く「大人」になりきれていない(と感じる)大也への侮蔑の意図が込められていたのかもしれない。

最終的に調らの頑張りでハシリヤンとの癒着が暴露され、最後まで親族の罪を知らず内藤に救援を願い彼の目の前で戦いを応援する程ブンブンジャー支持を続けていた甥・千二の前で、彼への言い訳や釈明をする暇もなく逮捕。
なおいきなり犯罪者の身内になってしまった千二のその後は、作中では語られなかった…。
大也は彼が最初から悪人ではなかったと考えたのか改めて真意を問いただそうとしたが、「欲が出た」とだけ述べ、自らの罪ゆえにもう会わないとはしたものの自分の考えの変遷・己の過去についてはあえて語らなかった。


  • 青里(あおり)聡光(そうこう)青里(あおり)雲天(うんてん)
演:杉森功明、村岡弘之

バクアゲ1、29に登場。
いわゆる反社会的組織「青里ファミリー」のボンボンと親分。
バクアゲ1で未来を無理やり嫁にしようとしていたが、大也に未来を奪われた挙句ハシリヤンに吹っ飛ばされるなど、ろくな目に合わなかった。
その後、なんとキャノンボーグとの取引により、後に地球をハシリヤンのナワバリとした暁には隊長に据えるという契約により、イグニッションキーを預かっていたという事実が明らかとなる。
名前の由来はそれぞれ「煽り走行」と「煽り運転」。


  • 降野(おりの)ノリオ
演:岡田ゆきのり

バクアゲ1とバクアゲ20に登場。
青里組のボンボンから恋人の未来を取り戻してほしいとブンブンジャーに依頼し、結果的に救出には成功したのだが、彼女がブンブンジャー入りする道を選んだ事で別れる事に。失恋から長期間立ち直れず、更には未来の流されやすい性格に付け込んだブンブンジャーが彼女を奪ったと逆恨みするようになる。
そんな中、定食屋の従業員に変装していたサンシーターに愚痴をこぼした事で彼らと自分の共通の敵がブンブンジャーである事を知る。そしてキャノンボーグからオワングルマーの制御装置のオワンドルを渡される形でハシリヤンと結託。その際にはサンシーターの「テール・トゥ・ノーズ!」の掛け声にノリノリで加わっていた。
一度は未来を取り戻したかに見えたが、キャノンボーグはノリオの身勝手さを利用して彼からギャーソリンを抽出しようとしていたに過ぎず、最終的には先斗との対話を経て自身の傲慢さと過ちに気付き、未来の前に顔を見せる事なく勤務先のニューヨークに帰ったのだった。
名前の由来は恐らく(車に)「降りる」「乗る」。


  • 長田(おさだ)カケル
演:猪 征大

幼少期の先斗のクラスメートにして、唯一の親友。
互いがレーサーカードのコレクションを見せ合った際、松葉シュウのカードが偶然先斗のコレクションに入っていたことがその未練となっていた。
現在は妻子持ちで、父から商工株式会社を引き継いだが、ブンブンジャー始末を依頼した先斗の脅迫のため、ソードグルマーを率いたサンシーターに家族と職員もろとも人質にされてしまう。
間一髪のところでビュンディーとブンブンジャーに救われ、カケルは先斗と再会。シュウのカードもカケルの手元に戻った。


  • 島本和彦
演:島本和彦

バクアゲ27にて本人役として登場。
サイン会を開いていたところをカーペットグルマーに襲われ、簀巻きにされてしまった。
その奪われたギャーソリンはマッドレックス復活に使われる事となってしまう。


  • 野木(のぎ)(あき)
演:森日菜美

未来の中学生時代の親友で、未来の毎週変わるバイト先であるトイザらスでバイトをやっていた。
何をやってもうまくいかず、いつも周囲に頼られる未来を見て女優になる夢を諦め就職しようとする。
が、ブンブンジャーをカッケェなぁーと思い未来に内緒でパクった、もとい手にしたブンブンチェンジャーと苦魔獣に苦しめられる人々の悲鳴を聞き、『脇役』から『主役』=ブンピンクになろうとしたが、変身方法が知らずに失敗。未来に自身の苦しみをぶつけてしまう。
しかし、未来本人も秋の夢にひたむきに走る姿に憧れていたと公言、両者は和解する。
引っ越しの日に回り道だろうと女優になる夢を諦めないと決意、未来も彼女をブンブンスーパーカーに載せ送り届けるのであった。


  • ステア
演:内藤好美

射士郎のスパイ時代の仕事仲間。
ただし、この名前は最後に射士郎とペアを組んだ時のコードネームであり、本名は不明。
イグニッションキーによりカメラグルマーを生み出し、射士郎を拉致してカメラグルマーを彼になりすまさせる。
そしてブンブンジャーの変身システムを無力化しようとするも失敗。
彼女の依頼人である常槍は「失望した」と呟き、後に射士郎たちがステアに取り付けた発信機の元へ辿り着くが、既に彼女の姿は何処にもなくなっていた……
錠の筋トレ仲間と同じ組織に所属していた時期もあるとかないとか。


  • ニコーラ・キードアー
演:伊礼姫奈

劇場BOON!に登場したキャラクター。
惑星トリクルの姫だったが、ハシリヤンによって星を滅ぼされ、逃げ伸びるもデイモンサンダーに狙われている。
当初は臆病で逃げ腰な性格だったが、未来をはじめとしたブンブンジャーとの交流により自信を取り戻し、ハシリヤン打倒のために惑星トリクルへと戻った。
その際に未来からブンブンチェンジャーを渡された事*7や、FINAL LAPのキービジュアルに彼女のペンダントがでかでかと映っており、終盤にも映像という形で再登場。ハシリヤンと戦っているとのこと。
『爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー』にて再登場。
名前の由来は女優の「ニコール・キッドマン」及び車の「キー」と「ドア」。


演:古原靖久

かつて『炎神戦隊ゴーオンジャー』として戦ったマッハ全開なレーサー。
どこかではぐれてしまった相棒のスピードルを探す中で、ブンブンジャーと出会う。
100トンもの鉄下駄にも構わずマッハで突っ走り、ゲタグルマーと戦った。
その後、スピードルとベアールVの息子であるマッハルコンの結婚式があるということで、ブンブンジャーに地球の平和を託して、スピードルと共にヒューマンワールドを後にした。
ブンブンジャーと一緒に名乗りを上げた後にもかかわらず、ブンブンジャーのメンバーを「ブンブンレッドブンブンブルーブンブンピンク」と呼ぶ等、呼び方が適当なのは相変わらずであった。


演:志尊淳

かつて『烈車戦隊トッキュウジャー』として戦いながら、故郷へ帰るための旅をしていた青年。
センログルマーによって地獄の電車ごっこをさせられていたブンブンジャーや明たちの前に現れ、ブンブンジャーと共闘した。
巨大センログルマー戦ではビュンディーの不調で戦えない先斗をトッキュウオーに同乗させて、先斗にトッキュウオーの操縦を任せた。
トッキュウオーの操縦が分からない先斗に横からいろいろ口出ししていたが、先斗が烈車の操縦桿を引っこ抜いて代わりにブンブンコントローラーを取り付けてトッキュウオーの操縦をやりだした際には、流石に唖然としていた。
戦闘後は誰にも声をかけずに去っていき、ブンブンジャーが夢をつかむ姿をイメージして心の中で彼らを激励していた。

トッキュウ1号の参戦は事前に告知されていたが志尊氏による本家キャストでの登場である事は放映まで伏せられれており、ネットニュースにも取り上げられるなど反響を呼んだ。


演:長濱慎

かつてシャドーラインから脱退して『烈車戦隊トッキュウジャー』としてライトたちと共に戦った、レインボーラインの保線作業員。
一人で休憩していたところ、ブンブンジャーを脱退し一人宿敵に挑んで負傷した玄蕃と、それを助けた先斗とビュンディーに遭遇。
玄蕃と先斗のわだかまりを解決するため、何故か2人に相撲をさせた。
その後、突如現れたセンログルマーによって地獄の電車ごっこに巻き込まれてしまうが、ライトのおかげで解放された。
地獄の電車ごっこから解放された後も変身せず、戦闘にも参加はしなかったが、同じオレンジで復讐のために死に場所を求める玄蕃にエールを送り、立ち去っていった。


演:山田裕貴

海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快な海賊の一人。ゴーカイガレオンキーを所持しているため、時系列は『テン・ゴーカイジャー』後と思われる。
射士郎の裏切りに揺れる大也たちの前に現れ、ニコーラから預かったペンダントを渡し、宇宙のどこかで彼女もまた戦っていることを告げた。
今までの流れからレッドが来ると予想していたファンの度肝を抜いた。まあ仮に来たらガラの悪さからニコーラとの間に要らぬ誤解を招いた可能性もあるため、妥当な人選である。
今や超売れっ子となった山田氏の登場はとんでもないサプライズであるが、山田氏としても「スーパー戦隊シリーズには恩があり、いつでも出演しますよ」とのこと。


◎ブンブンジャーの装備/メカ◎

  • ブンブンチェンジャー

ブーン! ブンブーン! ブンブンブーン!!
バクアゲタイヤー! GoGoGo!!

システム音声:松本梨香

今作の変身アイテムその1。
大也/射士郎/未来が使用する。
手に収まるタコメーターのようなアイテムで、下部にタイヤがついている。
変身の際にはアクセルを押し込んでエンジンを入れ、腕を突き出し、その腕を道路に見立てて滑らせる事で変身が行われる。
タイヤさえ回せれば腕を滑らせるシークエンスは変更可能であり、地面や敵、果てはチェンジャー同士でタイヤを回す事もある。
シリーズのファンにはピンと来たかもしれないが、『轟轟戦隊ボウケンジャー』のアクセルラーを用いた変身とよく似たモーションである。
普段はブレスレットとして腕に装着されている。

  • ブンブンブースター

ブォーン! ブォンブォーン! ブォンブォンブォーン!!
バクアゲタイヤー! GoGoGo!!

システム音声:松本梨香

今作の変身アイテムその2。
錠と玄蕃が変身に使用する。
一見、ブンブンチェンジャーと同じ形状のタコメーターのようなアイテムだが、右縁部がのチューブが金色で、真上部にパトライトにも似たランプが施されている。
変身の際にはブンブンチェンジャーと同様、アクセルを押し込んでエンジンを入れた後、下部のスイッチを押す必要がある。
玄蕃は足で押しているほか、ブンブンチェンジャー同様こっちも回によって壁や地面などで押す変則パターンも披露している。
変身後はブンブンチェンジアックスに装着された状態がデフォルトとなる。
ちなみに音声はブンブンチェンジャーよりやや低めなのが特徴的。

  • ブンブンスーツ
ブンブンチェンジャーを用いて身に纏うレーシングスーツ。
概要にも記載した通り、顔面に「バクアゲタイヤ」というタイヤが装着されているのが特徴。
他にも「ブーンブーツ」のくるぶしの部分にもタイヤがあり、高速戦闘を可能にしている他、回転の勢いによって浮遊や攻撃、さらにはクッションのような使い方まですることも可能。
装着者の体にジャストフィットし、身体能力を普通の人間の約22(ブンブン)倍に強化する事が可能となっている。
だが過酷な宇宙でのレースに耐えられるスペックを戦闘用に転用しているだけなので、ショウカキグルマーのカジバーンには耐えきれず限界を迎えかけた。

  • ブンブンハンドル
ブンレッド/ブルー/ピンクの持つ共通武器。
ロッド、ガン、そしてハンドルに変形する武器
その名の通り武器だけでなくハンドル機能も持っており、ブンブンチェンジャーをセットすることでブンブンカーを運転できるようになる。
また工具としても使用可能なようで、ブンブンカーの整備に使っているシーンも。
未来は時折ロッド部分を持ってハンマーみたいに使っているが、よい子は真似しないように。

  • ブンブンチェンジアックス
ブンブラック/オレンジの専用武器。
ロッド、アックス、そしてハンドルに変形する武器。
「チェンジ」の名の通り変身アイテムの一つでもあり、上記の通りブンブンブースターをマウントした状態が変身時のデフォルトとなる。
ブンブンハンドルと同様、ブンブンブースターをセットすることでブンブンカーを運転できるようになる。

  • ブンブンコントローラー

コマンド承認!
ビューン! ビュンビューン! ビュンビュンビューン!!
トリガーを引いてエンター!
バクアゲタイヤー! ビュンビュンビューン!!

システム音声:花江夏樹

ブンバイオレットこと先斗の変身アイテム兼専用武器。
普段はゲームパッドにも似た「ハンドルモード」で使用するが、戦闘時は弓矢型の「ボウガンモード」に変形。
左右に施された十字キーと四色のボタンを組み合わせることで変身・ガトリングモード・スナイパモード・必殺モードが発動する。
変身前でも使用可能。特に、先斗が文字通り電光石火の光速移動を発揮する際に使われる。
ビュンディーがビュンビュンマッハーに巨大化後は「ハンドルモード」で操縦する。ちなみに何故か烈車やトッキュウオーの操縦にも使える。

元々はブンブンがビッグバングランプリに備え、自身がビュンディーの前を走れるほどにスピードアップするために作られた試作品。
上手く扱えずに途中で放棄したらしい(ブンブン曰く「ブンドリオだけにブン投げた」とのこと)が、なぜ先斗が持っているのは現状では不明。


  • ズンズンショウカブラスター

ワン! ワン! ナァァァーイン!!

「ズンズンチェンジ!!」

ブンブンブーン! ズンズンズーン! ワン・ワン・ ナァァァーイン!!

システム音声:遠藤正明

ブンレッドの強化変身アイテム兼専用武器。
大也の幼い頃の夢である消防士の絵を見たブンブンが開発した武器で、消火器とショットガンが合わさったデザイン。
ポンプを三回スライドした後、撃鉄部の安全ピンを引くことでブンレッド119(ワンワンナイン)に強化変身。
トリガーを引くことで水流弾が発射され、ポンプのスライド数で威力が増強。三回スライドした後、強力な超高圧水流弾が発射される「ズンズンオーバードライブ」が必殺技となる。その威力は厚さ99cmのコンクリート障壁を撃ち抜くほど。


  • 119スーツ
ブンレッド119時のブンブンスーツの名称。
耐火性・撥水/撥油性に優れた防火衣型スーツ。
背中のボンベから冷却水をスーツ全身に注入することで装着者のヒートストレスを軽減しつつ、過酷な状況下での人命救助や消火活動が可能
両肩に装備したノズルから高圧水流を放出する「ホースインパクト」は、巨大な炎を瞬時に消火させる。


  • チャンピオンチェンジャー

ブーン!ブーン!ブンブンブーン!!

「チャンピオンチェンジ!フルスロットル!!」

「気分ブンブン!限界超えてブン回せ!!」

ビクトリー!!
夢を届けタイヤ!!

チャンピオンブンブンジャー!!

システム音声:松本梨香

チャンピオンブンブンジャー用の強化変身アイテム。
基本的にブンレッドが持つ一個分しか作られていないが、
ブンブンチェンジャー/ブンブンブースターと同様に上部のスイッチを三回押し起動させた後、同型のチェンジャーが四個分生成し、他のメンバーに手渡される。
さらにブンブンチェンジャー/ブンブンブースターにセットすることで、チャンピオンジャケットが転送。それらが大也ら初期メンバー五人に羽織らせることで、チャンピオンブンブンジャーの変身が完了する。


  • チャンピオンジャケット
チャンピオンブンブンジャー専用の強化ジャケット。
ブンブンお手製の宇宙特殊繊維で縫われており、随所にブンブンカーのアタックモードを模わせる意匠のロゴマークが施されている。
それをタッチし「○○(ブンブンカー名)・カスタマイズ!」のコードで特殊能力が作動。ブンブンカーの能力が武器にエンハンスされる。
必殺技はジャケットの背中部分にメンバーが自身のマークをタッチすることで発動する「バクアゲチャンピオンドライブ」。五人分のエネルギーをブンブンハンドルに込めることで、虹色の必殺攻撃が繰り出される。
着用するのは初期メンバーの五人であるが、バクアゲ41ではブンバイオレットが錠から託されたブンブラック用のジャケットを羽織った。


ブンブンカー

ブンブンが設計し大也が開発した、ブンブンジャーの巨大マシン。

その名の通り見た目は一般的な車に近いが、巨大戦闘用の「アタックモード」に変形する能力を秘めている。

ブンブンジャーロボ

本作の戦隊ロボで、ブンドリオが巨大化しブンブンカーを装備した巨大戦闘形態。


ブンブンカー及びブンブンジャーロボの詳細に関してはこちらを参照。


ビュンビュンマッハーロボ

変形コマンド!


コマンド承認!

ビュンビュンマッハーロボ!

ビュンビュンマッハーロボ、スタンドアップ!

マッハで走りタイヤー!!

飛翔! ビュンビュンマッハーロボ!!

【全高】44.8m
【全幅】46.0m
【胸厚】15.4m
【重量】2300t
【スピード】800km/h
【馬力】1380万馬力

有り体に言えば「巨大ビュンディー」。ビュンディーが巨大化した戦闘形態。
まずはブンバイオレットがコマンド入力し、ビュンビュンマッハーがバクアゲ変形。フロントノーズが機体から分離し、両脚部となり立ち上がる。後部車輪は背部に回り飛行可能なマッハーウイングを構成、ビュンディーのヘルメット部から赤いツインアイが現れることで完成する。
マッハーウイングで縦横無尽に飛び回り、分離したフロントノーズ「バクアゲチャージャー」から発射されるビームによる空中攻撃が得意。

必殺技はブンブンコントローラーのコマンド入力(下・緑ボタン・下)で発動する「ビュンビュンフィニッシュ」。巨大なブンブンコントローラーが召喚され、フロントノーズを支えにしキャノン砲に見立てた後、コマンド入力(赤・赤・赤)で必殺光線が発射される。


ブンブンレオン



ここからがブンブンレオレスキューの本領発揮だ!

変形プログラム、承認……っと!!

チェェェェンジッ!

ブンブンレオン!!


ブンブンレオレスキュゥゥゥゥゥッ!!

これが……ブンブンレオン!

【全高】22.0m
【全幅】15.0m
【胸厚】59.0m
【重量】2000t
【スピード】480km/h
【馬力】1200万馬力

ブンブンが変形プログラムを入力後、ブンレッド119がレバー操作することによりブンブンレオレスキューが変形。
ブンブン消防車がライオンの顔を形作ることで完成する。
ブンブンサファリ、ブンブンマリンと同じ自律型AIを搭載しており、四肢の爪による引っ掻き攻撃や尾からのビームといった百獣の王のごとき荒ぶる野生的戦法が得意。
四肢と尾のジョイント部にアタックモードに変形した他のブンブンカーと合体し、ダッシュしながらも連続攻撃を仕掛ける「バクアゲスクランブル」が必殺技。本編では右前足にオフロード、左前足にクラシック、後ろ両足にパトカー2、尻尾のラダーにドーザーを合体した。

ブンブンフルスロットルエディション


よし……みんな、合体だ!あのバリアを突破する!!


バクアゲフォーメーション!


ブンブンフルスロットルエディション!!

改造隊長キャノンボーグ!
俺たちの怒りは、改造だけにでっカイゾウ~!!


バクアゲ25でお披露目の合体攻撃フォーメーション。
右腕のバクアゲラダーと左手のバクアゲチャージャーを前方に構えたブンブンジャーロボ119をビュンビュンマッハーロボが前方で支える形で発動。
すべてのブンブンカーが両ロボのジョイントと合体し、全エネルギーを結集させて必殺の「バクアゲフルスロットルバズーカ」を放つ。その威力はあらゆる攻撃を跳ね返すキャノンボーグのチェーンバリアを突破し、成層圏のジャッキー・ホイホイをも吹き飛ばすほど。
ターゲットはメンバーそれぞれがコックピット内でズンズンショウカブラスター、ブンブンハンドル、ブンブンチェンジアックス、ビュンビュンコントローラーを構えてロックオンする。
ちなみにちゃんと玩具でも再現可能。


◎玩具展開◎

高額商品が中心だった前年とは逆に、本作ではコストダウンを意識したと思しき商品展開がなされている。
最も分かりやすいのはブンブンチェンジャー/ブンブンブースターに音声ギミックがほぼ集約され、他の玩具はこれの装着が前提となっている点で、自前で音声を備えたブンブンハンドルにも連動ギミックが用意されている。
ドンオニタイジンから取り入れられた巨大ロボのフルアクション仕様も一旦廃止*8され、ブンブンカーとの連動ギミックが前面に押し出された。

食玩においても、例年通りのミニプラや勇動に加えて新ブランド「ファーストキット」が登場。
かねてより指摘する声の多かった「廉価版のはずの食玩が、クオリティに凝りすぎて高額化している」という問題点を意識してか、可動や変形合体といった複雑なギミックが簡略化され、低価格かつ一箱だけで完成する仕様となった。
色分けや造形も値段の割にはかなり優秀で、保護者層のみならずマニアからも好評を集めている。


◎放送済みエピソード◎

話数 サブタイトル 登場した敵 脚本 監督
1st Lap<チーム「爆上戦隊ブンブンジャー」結成 編>
バクアゲ1 届け屋のハンドル ウエディングドレスグルマー 冨岡淳広 中澤祥次郎
バクアゲ2 情報屋は認めない ソウジキグルマー
バクアゲ3 運転屋が止まらない トケイグルマー
バクアゲ4 ヒーローを呼ぶ声 サウナグルマー 渡辺勝也
バクアゲ5 警察屋はくじけない ダーツグルマー 山口宏
バクアゲ6 シロとクロ トイレグルマー 樋口達人 加藤弘之
バクアゲ7 調達屋のブレーキ ブロックベイグルマー 森地夏美
バクアゲ8 暴走と分裂 マッドレックス 冨岡淳広 中澤祥次郎
バクアゲ9 届け屋たちのハンドル
2nd Lap<ヒーローと相棒 編>
バクアゲ10 ウキウキなミッション コイノボリグルマー 山口宏 渡辺淳
バクアゲ11 少年がほしいもの アンテナグルマー 冨岡淳広
バクアゲ12 爆上エンジン ゲタグルマー 古怒田健志 渡辺勝也
バクアゲ13 裏切りの調達 ブンブンキラーロボ 樋口達人
バクアゲ14 クールとワイルド レイゾウコグルマー
ブンブンキラーロボ
森地夏美
バクアゲ15 錠とキー カセキグルマー 山口宏 葉山康一郎
バクアゲ16 ムラサキの始末屋 ソードグルマー 冨岡淳広
バクアゲ17 ブンとビュン ジムグルマー 加藤弘之
バクアゲ18 始末屋は気に食わない ソードグルマー・リベンジ
ブンブンキラーロボ二刀流
バクアゲ19 アマノガワと天の道 ATMグルマー 樋口達人 竹本昇
バクアゲ20 イエスタデイ 椀ス モア オワングルマー 森地夏美
バクアゲ21 炎の届け物 ショウカキグルマー 山口宏 加藤弘之
バクアゲ22 炎の獅子奮迅 テントグルマー
バクアゲ23 炎の逆境野球 グローブグルマー 古怒田健志
バクアゲ24 届けたい歌 アコギグルマー 森地夏美 葉山康一郎
バクアゲ25 六輪の花火 キャノンボーグ 樋口達人
3rd Lap<正体と決意 編>
バクアゲ26 宇宙の秘密 トイレグルマー・リミテッド 冨岡淳広 中澤祥次郎
バクアゲ27 甘くない選択 カーペットグルマ―
バクアゲ28 光を振り切って ネオングルマ― 渡辺勝也
バクアゲ29 スパイとファミリー ゴンググルマ―
バクアゲ30 暴走は俺の物 ブンブンキラーロボポリス 山口宏 竹本昇
バクアゲ31 華麗なる挑戦 トケイグルマー・セカンズ 古怒田健志
バクアゲ32 地獄の電車ごっこ センログルマー 森地夏美 中澤祥次郎
バクアゲ33 調達屋は譲らない イシヤキイモキグルマー
レンガブロックベイグルマー
マッドレックス・フューリー
樋口達人
バクアゲ34 夢を運ぶクルマ エレキギターグルマー
追跡隊長
冨岡淳広 渡辺勝也
バクアゲ35 碧き王者 ディスレース
FINAL Lap<宇宙と地球と君のハンドル 編>
バクアゲ36 夢へと走る道 レイゾウコグルマー・二台目
ソウジキグルマー・二台目
レイゾウコソウジキグルマー
冨岡淳広 渡辺勝也
バクアゲ37 二人のスパイ カメラグルマー 葉山康一郎
バクアゲ38 三下の誓い ウェイウェイ・ヤルカー
アニキのアコギグルマー・ジョン
イトコのエレキグルマー・ボヴィ
ブンブンキラーロボ
樋口達人
バクアゲ39 悲鳴の星 スポンジグルマー 冨岡淳広 中澤祥次郎
バクアゲ40 はかれない男 タイジュウケイグルマー 森地夏美
バクアゲ41 預ける背中 サッカーボールグルマー
スーパー・グレート・ジムグルマー
樋口達人 加藤弘之
バクアゲ42 聖なる夜の届け物(プレゼント) ゴミバコグルマー 北条千夏
バクアゲ43 豪快なハンドル タカラバコグルマー 冨岡淳広 中澤祥次郎
バクアゲ44 届け屋が届かない ワルイド・スピンドー(スリルスタイル)
ブンブンキラーロボ
宮﨑駿
バクアゲ45 地球の敵 ディスレース2000 葉山康一郎
バクアゲ46 未来をこの手に クルマジュウグルマー
エリートヤルカー軍団
ブンブンキラーロボ
バクアゲ47 届け屋はひとりじゃない ブンブンキラーロボ 中澤祥次郎
バクアゲFINAL 君のハンドル ワルイド・スピンドー(キャプテンスタイル)
グランツ・リスク
デコトラーデ
イターシャ
ヤイヤイ・ヤルカー

◎映画◎

  • 爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット
初の劇場映画作品。2024年7月26日公開。
ブンブンハロー」でお馴染みのHIKAKINが本人役でゲスト出演する。
同時上映は『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』。

  • 爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー
Vシネクスト作品。2025年5月1日に期間限定で上映予定。
前作『キングオージャー』とのクロスオーバー作品で、ニコーラも登場する。
脚本は加藤弘之、脚本は冨岡淳広が担当。

◎スピンオフ◎

  • 爆上戦隊ブンブンジャー formation lap 情報屋の秘密(ユア・アイズ・オンリー)
東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信。
鳴田射士郎が主役を務めるスピンオフ漫画作品で、大也との出会いとブンブンジャー結成までの物語を描く。

◎楽曲◎

  • OP: 『爆上戦隊ブンブンジャー』
作詞・作曲 武田将弥
編曲 白戸佑輔
遠藤正明
演奏時間 2分57秒
発売日 2024年4月3日

キラメイジャー以来となる、番組名がそのままタイトルとなった楽曲。
バクアゲ1とバクアゲFINALではエンディングとして使用された。戦隊シリーズの中では珍しく、最終回でもオープニングとして使用されている。
ただし歌詞の中で『boom-boom』とは歌っているが、『爆上戦隊』や『ブンブンジャー』といった固有名詞は使われていないところは最近の路線を感じさせる。
歌っているのは、戦隊シリーズでは『爆竜戦隊アバレンジャー』でお馴染み遠藤正明氏。
マジレンジャー』や『ゼンカイジャー』の挿入歌などを担当し、さらに本作ではズンズンショウカブラスターのシステム音声も担当しているまさに熱い歌手。
ちなみに『星獣戦隊ギンガマン』でオープニングを歌った子m…もとい希砂未竜氏を抜いて戦隊オープニングを歌った歌手としては最高齢とのこと。

また、前作ではオープニング映像から外された恒例の『スーパー戦隊シリーズ』のロゴ表記が復活。本作では画面左上に小さく表示されている。
ストーリーが進むたびにオープニング映像も変化する方式で、バクアゲ6から錠、バクアゲ8から玄蕃のシーンが増加。更にバクアゲ19から先斗とビュンディーが追加された。
そしてバクアゲ28からバクアゲ33は玄蕃の離脱に伴い最初と最後が4人状態に戻った。バクアゲ44からバクアゲ47までシャーシロの離脱に伴い最初と最後にシャーシロが登場しなくなっている。
バクアゲ45からバクアゲ47にかけてブンドリオが登場しなくなっており、その関係でタイトルロゴの表示シーンと先斗とビュンディーの登場シーンも変更されている。また、バクアゲ45では最初と最後に大也も登場しなくなっている。
いずれも最初と最後に登場しない期間の当該メンバーは紹介カットのクレジットがブンブンジャー以外のキャストやスタッフと同じテロップに差し変わる変化もある。

  • ED: 『コツコツ-PON-PON』
作詞・作曲・編曲 園田健太郎
ブンドリオ・ブンデラス(CV: 松本梨香
演奏時間 3分33秒
発売日 2024年4月3日

バクアゲ2からバクアゲ47まで使用*9。キラメイジャー以来となるダンスED。バクアゲ3からはJAFの協力のもと交通安全ルールを紹介する寸劇がサビの前に挿入されるようになった。
バグアゲ41では佐藤詩捕の登場シーンのBGMとして使用された。
この歌のあるワンフレーズや、口癖である「バクアゲット」などからブンドリオと同じ声の旅する彼を連想した視聴者も多数。
バクアゲ19から映像に先斗とビュンディーが追加されたが、元々5人+ブンドリオが移っている場面では丸ワイプで追加されており、「卒業アルバムの写真撮影の日に欠席した子みたい」と視聴者からネタにされていた。まぁ、追加箇所によっては、元の映像では分からなかった振り付けが見れるなどの利点はあるのだが。追加箇所は、回ごとに異なるのだが、3rd Lap辺りからは「一部映像を乗っ取る」「丸パイプが画面の半分を占領する」など、徐々に自己主張が激しくなっている。

ついき・しゅうせいは、くるまにきをつけて!




[47 / 2023] P R E V [48 / 2024] N E X T [49 / 2025]
王様戦隊キングオージャー 爆上戦隊ブンブンジャー ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

この項目が面白かったなら……\バクアゲだー!/

+ タグ編集
  • タグ:
  • スーパー戦隊シリーズ
  • スーパー戦隊
  • スーパーヒーロータイム
  • 特撮
  • 東映
  • 爆上戦隊ブンブンジャー
  • 2020年代戦隊
  • 車戦隊
  • 久慈麗人
  • 中澤祥次郎
  • 冨岡淳広
  • 島本和彦
  • 実家のような安心感
  • 松本梨香
  • 爆上げ
  • バクアゲ
  • タイヤ人間
  • タイヤ仮面
  • 運び屋
  • 口あり戦隊
  • 王道
  • ハシリヤン
  • 大宇宙侵略大走力団ハシリヤン
  • 愛すべきバカ達
  • 敵も味方も変な奴
  • 本名呼び戦隊
  • 豪華声優陣
  • 芝高啓介
  • ダンスED
  • 山口宏
  • 光岡自動車
  • カレーが食べたくなる
  • 樋口達人
  • 森地夏美
  • 炎神戦隊ゴーオンジャー
  • 古怒田健志
  • 花江夏樹
  • 加藤弘之
  • 渡辺勝也
  • 渡辺淳
  • 葉山康一郎
  • 竹本昇
  • カーポートマルゼン
  • 所要時間30分以上の項目
  • 2024年
  • 前作との凄まじい温度差
  • みんな違ってみんないい
  • 爆上野球戦隊
  • コメディ路線
  • 烈車戦隊トッキュウジャー
  • 王道回帰
  • パロディの嵐
  • テレビ朝日
  • 黄色無し
  • ある意味秘密戦隊
  • コツコツ-PON-PON
  • 海賊戦隊ゴーカイジャー
  • 爆上サッカー戦隊
  • 北条千夏
  • 終盤は鬱展開の嵐
  • 冨岡淳広の本気
  • 宮﨑駿
  • 鬱展開←主に中盤と終盤
  • コメント欄ログ化項目
  • 鬱展開←からのバクアゲ
  • 群像劇
  • 届け屋のハンドル
  • 君のハンドル
  • 令和戦隊
  • オーライ!
  • 裏切りと内輪揉めのオンパレード
  • 伏線いっぱい
  • 笑いあり涙あり
  • 稀に鬱展開あり
最終更新:2025年04月20日 09:11

*1 このため、今作のマトモな巨大戦は事実上の敗北で幕を閉じている。一応この回の後にも巨大戦のシーンはあるが、それは敵側の主役をフィーチャーしていたり、殆ど消化試合も同然と言えたりするものだった。

*2 その苦難の道の予告も兼ねてか、終盤用のメインビジュアルは「色鮮やかな王道の決戦様子」版と「色の殆ど失せた絶望的な様子」版の2種類制作されている。

*3 極道相手では無理もないかもしれないが、自力で乗り込まずに届け屋に頼ったことで幻滅したとも考えられる。

*4 彼を「シロ先輩」と呼び始めたのも、姓が「シャー」で名が「シロ」であると思っていたからである。本人に訂正されても変えなかったが。

*5 ウエディングドレスグルマーによってウエディングドレスを着せられたり、ソウジキグルマーに吸い込まれそうになったり、トケイグルマーに自転車を真っ二つにされたり

*6 ブンブンカーはスペックの高さ故ブンブンスーツを着用して運転することが前提となっている。

*7 未来は「またブンブンチェンジャーを作って」とねだっていたが、どうしようかとはぐらかされていたため、その場で返した可能性もある。

*8 とはいえ、プロポーションは劇中スーツにかなり近く、また肩と股関節はよく動くため、歴代1号ロボの中では十分優秀な可動範囲ではある。

*9 バクアゲ44ではED自体がカットされた。