登録日:2025/01/01 Wed 14:29:58
更新日:2025/04/05 Sat 16:04:19
所要時間:約 5 分で読めます
【概要】
CV:戸谷公次(CDシアター ドラゴンクエストⅢ)、
東地宏樹(それ以外)
名前がオルテガなのに声がマッシュとはこれ如何に。
小説版でのフルネームは「モルドム・ディアルティス・オルテガ」というものだが、これが現在も生きている設定かは不明。
見た目(後述)は戦士っぽいが、呪文も難なく使いこなす「勇者」である。
前述の通り主人公の父親。
妻からは誇りに思われながらもいないことを寂しがられる等、良き夫であったのは間違いない。
しかし魔王の影がチラつく世にて「生まれた子に平和な世界を与えたい」ということで、本編開始より数年前、主人公がまだ幼い時期に「勇者」として1人旅立った。
だが彼は結局帰らずに行方不明となり、すでにアリアハンの人達からは死亡した扱いとなっている。
それから数年後、オルテガの子である主人公が16歳となり勇者として旅立つ事となる。
やがて各地を巡る際に、かつての父親の辿った道を知ることとなる。
という風に、ドラクエシリーズにおいては初めての「王ではない父親」かつ「健在ではないと語られる父親」というキャラであり、各地で語られる彼の痕跡から偉大なる、強い父親という側面が強い。
特にSFC版やHD-2D版では彼に関する回想シーンやサブイベントが追加され、よりキャラクターとしての深みが増した。
【来歴】
あくまで「父」として描写することに特化していたためか、実は結婚前のオルテガについては全く描写されていない。
とある別世界の神の力試しと称した盛大なる悪戯に巻き込まれ、友人達に結婚を反対されていたくらいだが、生憎この事件の時は本人不在。
「家庭を大事にするはずがない」「無骨でセンスがない」「危険な奴」などとボロクソに評価されていたが、当然ながら魔物に洗脳されてこう言わされていただけで本心ではない。
子供が生まれた後、勇者として旅立つ前に、アリアハンにて兜を友から貰う。
後に「オルテガのかぶと」と呼ばれるそれを身に着けた彼は、あちこちの国に立ち寄り、時には友と呼べる存在も出来たらしい。
主人公が旅で訪れる国でもオルテガの名前はあちこちで聞かれ、中には「オルテガの子供」だからと言うだけで協力してくれるものもいるほど。
それほど多数の人間に慕われていたのだ。
旅先に置いてもオルテガの「遺産」は主人公の旅の大いなる助けとなるだろう。
だが、彼の強さは規格外過ぎたが故に、いつしか「勇者オルテガ」の名前だけで多数の魔物が押し寄せるようになってしまう。
そんな激戦の最中、大怪我を負った彼はとある村に流れ着く。
ムオルと呼ばれる小さなその村では、彼は
偽名を名乗り、穏やかな村の中で一時の安らぎを得た。
しかし、こんな小さな村にも魔物が多数来襲。
怪我を圧して戦いに赴き、魔物の群れを一瞬で殲滅する。
村人はそんな勇者の姿を見て大いに喜ぶが、その魔物も自分を狙ってのものと知っていたオルテガはただ一言「すまない」と詫びるのであった。
そして数日後、彼は突如姿を消す。修理していた兜だけを村に残して…。
その後、モンスターとの戦いの際に「火山に落ちて」行方不明となったらしいという話が、主人公が魔王を倒すまでに聞ける全ての話である。
…だが、その
魔王バラモスですら、更に強い存在である
ゾーマの前座だった事が判明。
勇者たちは彼を倒すために、隠された地「アレフガルド」に向かうこととなる。
そして勇者とオルテガの再会は突如訪れる。
実はオルテガも偶然、アレフガルドに流れ着いていたのだ。
だがそのときの彼は満身創痍の状態だったらしく、記憶を失っていたらしい。
それでも魔王ゾーマの噂を聞き「勇者」として彼を討伐するために出陣する。
が、ゾーマの配下であるキングヒドラとの壮絶な一騎打ちをするも、力及ばず倒れる。
しかし死の瞬間に彼は全てを思い出す。自分が勇者であったこと、アリアハンに大事な家族がいること。
そして、その家族のために平和な世の中にしたかったことを…。
その事を、眼の前の人間に話し、そして「家族にこう伝えて欲しい、平和な世に出来なかった愚かな父を許してくれ」…と詫びの言葉を述べながら、絶命する。
もはや何も見えず、何も聞こえぬ状態であった彼には、その話しかけている人間こそが、自らが愛した子供だと言うことに気付くことはできなかった…。
そして主人公は父の仇であるキングヒドラに挑み打倒。
父の念願であった「平和」の為に、改めてゾーマに向けて歩みだすのであった…。
SFC版以降はクリア後、
条件を満たすと彼を生き返らせることが出来る。
全てを思い出したのかアリアハンに帰還、主人公の母親と過ごしている。
話しかけると主人公の事を誇りに思うような台詞を言ってくれる一方でずっと話してくる母親にちょっと困ったような反応を示してくる。案外可愛い一面もあったりする。
ただし旅にはついてきてくれない。自らを「老兵」と称し、これからは妻と、失った時間を取り戻す事を優先したようだ。
他、アリアハンのNPCの台詞も変わる…のだが、
オルテガの復活はゲーム的なメリットは皆無。
だけどストーリー的には
彼の復活が本当のエンディングなので、面倒くさがらずに復活させてあげよう。
小説版ではバラモス四天王の1人・サラマンダーを倒すも、彼の部下である長髪黒髪美女の魔法使いチコ(小説オリジナルキャラ。アレルの仲間である魔法使いリザの双子の姉)との戦いで火口に落とされている。
また、過去にカンダタと戦った事があり、彼は勇者アレルからオルテガの死を聞かされて更生している。
下の世界ではゾーマ八魔将のうちアークマージ、大魔神、バルログ、キングヒドラの4体を倒すという実績を残すも、魔の島の対岸で巨大な毒蜘蛛に変身したチコと再戦、致命傷を負う。
そしてアレルと再会し、妻への遺言と王者の剣、勇者の盾、虹のしずくを託して死亡した。
ちなみにチコはゾーマの城でヒドラ系の魔物に変身してアレルらを襲撃し、返り討ちにされて倒された。
CDシアター版では原作とほぼ同様だが、マイラの鍛冶屋サスケに王者の剣と光の鎧の作成を依頼し、鎧の完成前に剣だけを持って魔の島へ旅立っている。
そしてキングヒドラと相打ちになり、賢者ライドのベホマでも助けられず、勇者アレルとほぼ原作通りのやり取りの後、王者の剣を託して死亡する。
この時、リメイク版に先駆けて「何も見えず、何も聞こえぬ」状態になっていた。
ゲームブック版ではゾーマの城でキングヒドラの頭に剣を突き刺して倒した後、勇者たちの前で力尽きて、原作同様に息子には気付かないまま息絶える。
だがここへ来るまでに特定の条件を果たしていると、勇者に「父さん!」と呼ばれて息子だと気付き、エルア(勇者の母)が元気かを確認した後、使用していたガイアの鎧を託して息絶える。
ちなみにガイアの鎧は、ゲームブック版では光の鎧よりも強力な最強の鎧であり、しかもゲームブック版だけの「勇者だけが上の世界に帰る」もう1つのエンディングにたどり着くための必須アイテムの1つである。
【性格】
上述の通り勇者としての強さと責任感に溢れた丈夫であるが、ところどころに不器用で繊細な部分も見え隠れする。
旅に出てからも残してきた家族の事を常に心配しており、その事もあってか「アリアハンから来た」というのはあちこちで語っていたらしい。
性格も真面目であり、助けられたお礼からか村や城の仕事の手伝いをすることもあったという。
また雰囲気は威圧的だが本質的には感情豊かな人格者。
他人…特に子供や老人には優しく、どこに行ってもオルテガが慕われていたという話を聞けるほどである。
が、それらの性格も「勇者」としての思いが全て塗りつぶすらしく、十分に休息が取れたり使命を思い出したりした場合は皆に黙って出ていくという悪癖もある。
誰も巻き込みたくないという気持ちはわかるが、故に彼の本質を理解できる者に恵まれず、常に孤軍奮闘を強いられてしまった。
なまじ1人でも戦えてしまったのも悲劇の原因であろう。
後に生き返っても「老兵は大人しく去るべき」と戦いに参加しなかったのは、そういう自分の不器用な性分も理解していたのかもしれない。
【戦闘能力】
FC版では彼の戦いは闘技場でのモンスター同士の戦いと同じシステムが組まれている為、ステータスが設定されている。
そのステータスだが
非常に高い。バラモス以上のパワーにガメゴンロード以上の守備力を持つ。
フル装備した主人公とほぼ同じステータスだが、彼の見た目的に特別な装備はしておらず(むしろ記憶喪失もあり弱体化している他、後付ながらムオルで装備を手放している)、素の強さでこれである。
また呪文も
バギクロスやラリホー、
ライデインや
ベホマと粒揃い。
それと内部データ上、
冷気に完全耐性を持っている。流石に単騎討伐は無理であってもゾーマ相手にすらいい戦いが出来たであろう。
リメイク版以降はオルテガの戦いはムービーとなっておりステータスは設定されていないが、それでもあちこちでその「強さ」と「強すぎるが故の孤独」を感じられるようになっている。
ちなみにFC版では格闘場のようにNPCでモンスター同士の戦闘という形でキングヒドラと戦っているが、「勝つには勝ったが力を使い果たしたらしい」という没メッセージが存在する。
この没メッセージだけが知られていた頃は「実は低確率でオルテガが勝利することもある」という誤解が広まり、実際に見たというプレイヤーもいたが、
現在では解析と検証の結果オルテガがキングヒドラに勝つ乱数パターンは存在しないことが判明している。
ただしわざわざそんなメッセージを用意するということは、スタッフ的には「もしかしたら勝ってしまうかも」というステータス設定だったのかもしれない。
もしくは勝つパターンも想定していたが、乱数がたまたま存在しなかったか。真相は謎である。
【関連人物】
主人公
プレイヤーが操る勇者であり、オルテガの子。
息子、娘のどちらかは選択によるが、どちらにせよオルテガにとっては目に入れても痛くない子である。
子が生まれたことでより平和への渇望が生まれたとも推測される。
主人公と一緒だった時期は少ないものの、あちこちで聞かれるオルテガの噂でその偉大さを知ったらしく、最期は彼に看取られる事となった。
だが、さすがに我が子が自らと同じく勇者となり旅に出るとは考えていなかったらしく、復活後はその事を聞いて驚くものの「お主なら魔王なんぞイチコロだろう」とその強さを認めてくれる。
…が、「あまり母さんを心配させないように」という言葉にはお前が言うなとプレイヤーも主人公も言いたいところだろう。まぁ、本人も自覚があるからだろうけど……
主人公の母
すなわちオルテガの妻。
夫であるオルテガの事を誇りに想っており、愛してもいる。
オルテガが旅立ったときや死んだと聞いたときはその悲しさや寂しさを押し殺して気丈に振る舞うなど、まさしく「勇者の妻」
彼が帰ってきたときは今までの空白を埋めるかのようにずっと話し続けているようだ。
勿論主人公のことも愛している…が、GBC版まではどこか「オルテガの代わり」と見ているような描写も多かった。
HD-2D版ではその辺りの葛藤が描写されており「勇者の妻、母としての責任と、1人の妻、母親としての想い」の間で揺れ動くような描き方がされている。
主人公の祖父
すなわちオルテガの父。
息子であるオルテガの事を誇りに思っており、それは彼が「死んだ」と知らされても変わらなかった。
…なのだが、SFC版では何故かオルテガからは認知されていないような扱いとなっているちょっと可哀想なおじいさん。
無理矢理解釈するのなら、既に高齢である描写もあり体が殆ど動かない為に頼りにするのは酷と言ったところだろうか。
HD-2D版では義理の娘同様に孫を送り出すことに葛藤していたであろう描写がある。
また記憶を失ったオルテガに「たくましい老人」と評されており、彼も歴戦の戦士だったのかもしれない。
サイモン
サマンオサ出身の勇者。ゲーム中ではオルテガとの関係について言及されていなかったが、各種書籍ではオルテガの友人という設定。
共に旅をする予定もあったらしいが、ボストロールの策略に巻き込まれ命を落とすこととなり叶わなかった。
HD-2D版ではその設定が逆輸入されてオルテガのライバルにして友という設定となり、
一時は共に旅をしていたものの、自分達が魔物に狙われるようになった事から別れて行動する事を選び、その末にボストロールの策略に巻き込まれ命を落とすこととなった。
ホビット(ドワーフ)
オルテガと旅をしていたというホビット。HD-2D版では
ドワーフという名前に改められている。
元々人間嫌いの種族であるが、そんな彼と仲良くなるどころか旅のお供とする辺り、オルテガの人柄が読み取れる。
しかしなんらかの理由で途中で別れ、そして火山に落ちた事を知る事となった。
HD-2D版では終盤にドワーフの鍛治技術を用いてオルテガの兜を鍛え直すイベントが追加されており…。
アリアハン王
オルテガ、そして主人公が住まう国の王。
オルテガの事は誇りに思っているが、だからこそ一人で旅立たせてしまった末の死を悔やんでおり、主人公が旅立つときは「ルイーダの酒場で仲間を連れて行くように」とアドバイスをくれる。
元々は主人公らとの関係は「王と国民」程度だったが、オルテガとも懇意の関係だとわかり、王のキャラクターも立つこととなった。
それはそれとして旅の餞別がショボい事はネタにされているが。
一応、リメイク版ではルイーダの酒場は王が作ったもので、最初にもらえる種も彼が集めているという設定になっている。
彼も語られていない場所では魔王に立ち向かうために苦心しているようだ。
【ネタ】
という風に「あちこちで語られている偉大な父親」「最後には満身創痍になりながらも平和の為に戦い続けた漢」
「だが、最後に子と再会できたことに気付かずに果ててしまう無情さ」を持ったキャラクターなのだが、そんなドラマティックさはともかくネタが非常に多い。
まず彼は一人旅を続けていたのだが、
船や鍵を手に入れなければ通れない場所にも平気でいた。
FC版当時は「ゲームの演出上仕方がない」事と理解しつつも「泳いで行った」「鍵のある扉は力付くでこじ開けた」などとネタにされていたが、泳いだのは
後にマジだったことが判明する。
NPCの台詞に「オルテガには鍵は必要ない」というものがある事から、鍵関係は呪文のアバカム等で突破したのだと思われる。
また、前述の通りムオルでは偽名を名乗っていたのだが、その名前は「
ポカパマズ」という珍妙な名前。
これもFC版等では「ムオルは辺境の村なので『オルテガ』を訳すと『ポカパマズ』になる」という解釈ができたが、HD-2D版ではオルテガ自らが名乗った名前になってしまった。
確かにドラクエの
父親キャラって基本ネーミングセンスおかしいけどさ…。トンヌラとどっちがマシかはドラクエファンの話題のお約束。
また男主人公ならともかく女主人公であってもオルテガと勘違いされるおまけ付きである。
極めつけはFC版の戦闘グラ。
キングヒドラと戦う際は彼の姿を見ることもできるが、なんと
カンダタやエリミネーター等と同じ「全身覆面のマッチョマン」タイプであった。ブーメランパンツがイカす。
歩行グラフィックもモブのあらくれのものである。
本作に人間らしいモンスターグラフィックはそれと
さまようよろい系列しかないため苦肉の策だったと思われるが、主人公の父親にしてはあんまり過ぎる。
このパンツマスクは実際はムービーシーンとなったSFC版でも当初は使用する予定だったのか内部データとして存在している(GBC版は使用しなくなったこともあるのか、スライム(ダミーデータ用)に置き換えられている)。
一応、
泳いで来たということでパンイチなのも妥当という見方、またこの時のオルテガは多種多様のモンスターに命を狙われ、村で休むことすら許されないという状況だったのが判明するため、
正体を隠すために覆面をつけていたと好意的な解釈もある。
またキングヒドラとの戦い方も最初から大型呪文をバシバシ使い
ベホマのMPが確保出来ずに削りきられるプレイヤーもたまにやらかすミスをするというツッコミどころのある戦いだったのも語られる。
…が、この時の彼は記憶を失っており、それでも邪悪を倒すためにもはや本能だけで戦っている描写とも言えなくもない。
とはいえいくらなんでも不本意すぎたためか、海外版では同じFC(NES)ながら青い鎧を着た中年剣士という感じの立派な専用グラフィックが与えられた。
以降は、筋肉質かつ主人公と同じ髪型の戦士という背格好が設定され、エリミネーターが父親ということは一先ずは無くなった。
ただしエリミネーター時代のイメージも多少尊重されたままで、特にHD-2D版がわかりやすいが蛮族っぽい薄着の斧使いなのは変わらない。
キングヒドラとの戦闘も笑いものにするプレイヤーもいたこともあるのかは不明だが、前述通りオルテガの判断ミスにしても仕方ない形に改変されている。
また荒くれグラも黒歴史になったわけではなく、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」の
リッカのとどめの一撃「宿王誕生」では3Dとなったエリミネーターオルテガが描かれている。
とある可能性の世界においては
遥か遠い子孫がエリミネーター系列の姿を取っており、先祖返り呼ばわりされる始末。
ちなみにSFC版以後の「毛皮のようなものを着て四肢丸出し」という格好はFC版時点でも週刊少年ジャンプに掲載されていた
『ファミコン神拳』での本作のストーリー紹介的な漫画で、オルテガの格好として掲載されてたものなので意外に歴史は古い。
そしてSFC版以降は前述の通りオルテガを生き返すことができるようになる。
…なのだが、そちらもプレイヤーによってはエロ本を優先されるというオチがつくのであった。
【余談】
無双の強さを誇ったオルテガであったが、最終的に彼は誰の手を借りないことを選んでしまったせいで果ててしまった。
HD-2D版ではアリアハン王はそのことがずっと気がかりだったらしく、ルイーダの酒場を作り主人公には仲間を連れて行くことを推奨するという流れになっている。
今でこそムオルで手に入るものが「オルテガのかぶと」と形見にふさわしい格式の防具だが、当初は「みずでっぽう」だった。
どうやらオルテガが作ったものらしく、子供には優しく手先が器用だと読み取れる。
そして別タイトルの7では殺人的に強力な武器として登場する。
「オルテガのかぶと」はそのエピソードもさることながら、無料で手に入る兜としては破格の性能だけど変な兜と言われる事で印象深い。
SFCでは単に性能の良い兜(しかも高値で売れる)だったが、GBC版では「ラリホー・マヌーサ・ルカニ系にかかりにくくなる」という耐性が付き、数値はともかく総合的には勇者最強の兜となった(実際はSFCでも耐性があるはずだったがバグで機能していなかった)。
また、道具として使うと特別なメッセージが流れる。
HD-2D版ではやはり耐性が失われたが、これを持って家に帰るとちょっとしたイベントが発生する。
公式的にはこれが後の「ロトのかぶと」ということになっている。
デザイン全然違うじゃないかと言われるが、HD-2D版ではイベントをこなすと「ひかりのかぶと」となり性能が大幅に上昇、更にデザインも「ロトのかぶと」っぽくなるので、うまく設定を落とし込んだ形となった。
オルテガの最期のシーンがかなり改変されており、使命を果たせなかった事より家族を大事にしなかった事の後悔が勝る表現になった。
旅の間も置いてきた妻子の事を忘れられず、挙げ句には「子は恨んでいるだろうな」とまで自らを責めている。
…だが、オルテガのかぶとにブルーメタルを使いひかりのかぶとにしており、最後に自らの名前を告げると少しだけ変わる。
眼の前にいる人間が、勇者として長き旅を続けてきた我が子だと認識するのであった…。
なお生き返らせるとこの時のやり取りの事は忘れてしまう
ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説の主人公・アベルの父親の名前もオルテガである。
こちらはアベルの幼少時に、青き珠の神殿を探すためにエスタークに乗り込んで行方不明になったという設定で、ジキドによって呪いの兜を被せられて操られ、アベルの敵として登場する。
最終的にはアベルが戦闘中に青き珠の力を使いこなせるようになった事で、その力で兜が割られて正気に戻るも、直後のジキドとの戦いで死亡した。
稲妻の剣と勇者の服を手に入れたアベルを追い詰めるほどの剣の達人で、斧も使いこなす。
その後は青き珠の神殿の試練として、マネマネが化けた偽者がアベルの前に現れて惑わせるも、見破られて正体を現し、倒された。
「
少年ヤンガス」ではエリミネーター系列のモンスターに「オルテ
カ」というやつがいる。
能力は弱いがカスタマイズの自由度は高く、頼れる味方となるだろう。
また何故か雌雄がある。♂は「ポカパマズ?そんな名前は知らんな…」と話す辺りある意味で確信犯と言えるだろう。
ドラクエ作品へのリスペクト度が半端ないことで有名な「
蒼天のソウラ」でもオルテガの話題が上がり
「勇者の親父がその辺のごろつきみたいな恰好してるのがちょっとな」「僕が読んだ本では精悍な髭の戦士だったけど」というやりとりがあり、オルテガの見た目は伝承によって異なるという解釈になっている。
公式的にはオルテガの姿は普通の戦士としながらも、エリミネーターオルテガも黒歴史にする気はないようだ。
追記・修正は、エッチな本より先に彼を復活させてからお願いします。
- なかったのかこれ -- 名無しさん (2025-01-01 15:13:23)
- 少年ヤンガスにはばったもんキャラいたよね -- 名無しさん (2025-01-01 15:25:31)
- 4コマ劇場で勇者がムオルでロトと名乗ったらナチュラルにニューブイブイというムオルネームで呼ばれて困惑するネタがあったが、今では偽名設定になってるのか -- 名無しさん (2025-01-01 15:48:45)
- 正直一人じゃバラモスにも勝てないだろ。相当レベル上げた主人公でも苦戦するくらいだし -- 名無しさん (2025-01-01 15:58:58)
- というか、そもそも一人で魔王退治なんてさせるなと思う。志願したのか王様から頼まれたのか忘れちゃったけど、もうちょっと兵士とかつけてあげればよかったのに。子供が旅立つ際にもしょっぱいお金と装備しかくれないし、ゲーム的な都合があるとはいえ王様は基本的に無茶ぶりすぎる。 -- 名無しさん (2025-01-01 18:22:17)
- HD-2D版の最期が主人公達が助けようとしたけど他の魔物に襲われて間に合わなかった、に改変されたのは良かったなあ。リメイク前は親父が戦ってるのに見てるだけで違和感凄かったし… -- 名無しさん (2025-01-01 18:29:01)
- 宿王誕生での姿と扱いよ あれはあれでいいんだけどもw -- 名無しさん (2025-01-01 18:56:33)
- ロト紋だとオルテガの剣を勇者アルスが使用→ジパングで打ち直して鬼神ムラサメにパワーアップさせたという流れだったな ラスボスが再生持ち+使用者のイズナが直接戦闘に不慣れで敵わなかったが -- 名無しさん (2025-01-01 21:26:53)
- 「蒼天のソウラ」で「勇者の親父がその辺のごろつきみたいな恰好してるのがちょっとな」「僕が読んだ本では精悍な髭の戦士だったけど」というやりとりがあった。 -- 名無しさん (2025-01-01 21:56:33)
- とはいえ多分達人でもないイズナが攻防高そうなラスボスの腕を余裕でぶった切るレベルなのでかなりの業物なんだよなムラサメ -- 名無しさん (2025-01-01 22:01:51)
- オルテガのストーリーをある程度掘り下げてくれたのはHD-2D版の評価点かな -- 名無しさん (2025-01-01 22:02:09)
- オルテガなのに声はマッシュなのか…(ガノタ脳) -- 名無しさん (2025-01-02 01:26:19)
- パンツマスクな姿も、アレフガルド到達時に全身やけど状態だった時の傷を隠す為だったとか泳いで島に渡る都合上重装は無理だったとかで説明出来なくもないんだけども…そういう姿で登場する印象深いキャラとして既にカンダタが居たのが悪かったというか -- 名無しさん (2025-01-02 01:32:52)
- 世界樹の近くの祠だったかに、オルテガの従者をしていたというホビットがいるから徹頭徹尾一人旅だったわけじゃないのかな。鍵はこいつがアバカム覚えてたとか -- 名無しさん (2025-01-02 07:18:42)
- 小説版だとイシスの女王様に惚れられている -- 名無しさん (2025-01-02 12:04:11)
- オルテガとサイモンと主人公が揃ったら夢の勇者3人パーティだから相当強そう -- 名無しさん (2025-01-03 10:36:43)
- ほぼ単独行動だからフットワークが軽くて補足し辛い、ムオルよろしく数で押しても返り討ち。バラモス側からすれば理不尽な存在に見えたのかも。 -- 名無しさん (2025-01-03 20:25:49)
- ↑6 関係は無くガイアの剣と対なだけかもしれんがゲームブック版ではガイアの鎧が装備だったぞ -- 名無しさん (2025-01-03 21:47:43)
- って書いてあったわ失礼 -- 名無しさん (2025-01-03 21:48:43)
- リメイク版の回想見る限り、オルテガが1人で戦ってたのは王様達が仲間をつけなかったというよりはオルテガ自身が「他人を巻き込めない。自分1人で何とかしなければ」という強迫観念に突き動かされていたのが一番の問題だった気がする。 -- 名無しさん (2025-01-04 19:01:11)
- 冷気に完全耐性と言っても -- 名無しさん (2025-01-04 19:48:43)
- ↑Ⅲは吹雪は軽減しかできんから実質無効にできるのは1/8でしか使わんマヒャドだけというね。オルテガのステータスがFC準拠として、オルテガ4人でも相当厳しいと思う -- 名無しさん (2025-01-04 19:53:14)
- オルテガは他を巻き込みかねない程に魔物に狙われてたけど、その子供の主人公一行はあまりなかったな。オルテガはそんなに凄まじかったのか -- 名無しさん (2025-01-04 21:22:45)
- 彼を生き返らせたらエンディングの描写が変わるとかして欲しかったんだけどね… -- 名無しさん (2025-01-04 21:40:56)
- いずれ勇者と生き別れになる母親のためにも、オルテガの帰還は全プレイヤーに(エロ本の後でもいいから)達成して欲しい…HD-2D版のED見てそう思った次第 -- 名無しさん (2025-01-11 23:48:56)
- 多分開発段階では自動回復を想定してないから没セリフあるんじゃないかな、自動回復自体が当時のHP最大値に対する苦肉の策の一つだし -- 名無しさん (2025-02-01 18:16:51)
- ↑×22×23 野暮ったいどころか的外れもいいとこ -- 名無しさん (2025-03-15 15:31:12)
最終更新:2025年04月05日 16:04