伝説サイエンス(ラストオリジン)

登録日:2025/01/02 (木曜日) 18:46:37
更新日:2025/04/01 Tue 08:26:36
所要時間:約 20 分で読めます




伝説サイエンスとは、ソーシャルゲーム『ラストオリジン(Last Origin)』に登場する企業。


概要

日本を本拠地とするエンタメ企業で、親会社は映画・アニメ等の製作を手掛ける「伝説動画」。
ラスオリ世界の日本は半ば鎖国体制を取り、バイオロイドの輸入を厳しく禁じるなど他国とは大きく異なる路線を取っていた。
そんな日本におけるバイオロイド産業のトップシェアを握っていたのがこの伝説サイエンスである。

伝説動画は「現実を超えた現実を」をモットーとしており、リアリティを追求して技術や資材を惜しみなく投入した高品質な作品を多く製作していた。
伝説サイエンスが開発・製造していたバイオロイドも、その多くは自社制作のドラマや演劇の演者として作られたものである。
……というだけなら特に問題はないのだが、それで終わらないのが伝説という会社。
とことんまでリアリティにこだわる彼らはただバイオロイドに演技をさせるだけでは飽き足らず、戦闘シーンでは真剣や実弾を使った本気の殺し合いをさせるなど、作品のためならバイオロイドの命を使い捨てにすることすら厭わなかったのである。

バイオロイドを使った枕営業や裏金などのおかげで政府とズッブズブに癒着しており、バイオロイドから人権を取っ払って完全にモノ扱いする「キリシマ法」を可決させたことにより、バイオロイド専門のコロシアム「紅いアリーナ」をはじめ、バイオロイドの犠牲によって成り立つコンテンツを多数生み出してきた。
しかしそれは長く続かず、とあるジャーナリストとその相棒のバイオロイド「トモ」の手によってそれが日本国外にまで明るみとなり、世界から大バッシングを浴びる「キリシマスキャンダル」へと繋がることになる。

倫理観絶無な狂人の集まりではあるが、良くも悪くも「作品に対しての妥協を許さない、職人気質な超一流クリエイター集団」だったこともまた間違いなく、その作品のクオリティはバイオロイドにすら熱狂的なファンを生み出すほど。
三安ブラックリバーPECSの三大バイオロイド企業には規模でこそ大きく劣っていたものの、狂気的なまでのこだわりのもとに培われてきたその技術力は非常に高水準。
量子コンピュータや反重力装置といった、ラスオリ世界の技術水準を鑑みても明らかにオーバーテクノロジーな装備までバイオロイド達に組み込んでいる。

ちなみに同じくエンタメ分野で活躍していたPECSのビスマルクコーポレーションとは不倶戴天の関係。
当初から仲が悪かったわけではなく、ビスマルクとタッグを組んで映画「ドラゴンスレイヤー」を共同制作していた時期もあった。
しかし「Reality more than reality(現実を超えた現実を)」のキャッチコピーで「CGなどを使わずあらゆるものを現実で再現する」伝説と
「Paint over reality(現実を塗り潰せ)」のキャッチコピーで「AR技術などで現実を超えるものを生み出す」ビスマルクは方向性が真逆と言ってよく、最終的に決裂してしまうこととなった。
曰くビスマルク側が火山の噴火・隕石の落下・地震といったシーンでCGを使おうと提案したことに伝説側がマジギレしたとのこと。
こう書くとビスマルクがマトモに見えるが、あっちはあっちで単騎で100年近く鉄虫相手に無双するほど強力なAGSを撮影用に作っていたり、「アイドルとして褒めそやして調子に乗らせた上で、バイオロイドをいじめ殺して遊ぶ施設に送る」ためのバイオロイドを開発したりと、別ベクトルでヤバいことをやっている。


沿革

年代 出来事
2056年 伝説動画が「伝説サイエンス」を設立。バイオロイド産業に乗り出す。
同社の広告会社「伝説クールランドメディア」を通じて宣伝を行い、多くの文化事業を席巻。
2060年 深刻な失業率に対して、ニューオーリンズで大規模抗議デモが発生。
日本でバイオロイドから基本的人権や生命権を剥奪して器物として扱う「キリシマ法」が可決。
バイオロイドに殺し合いをさせる「紅いアリーナ」などの過激な興行が人気を博す。
2061年 アメリカで「エマソン法」が可決。これによりバイオロイドは主人だけでなくすべての人類からの命令を拒否できなくなる。
各国政府もそれに倣い「エマソン法」と同様の法令を可決。
「エマソン法」に関する一連の事件の中でPECSを含むバイオロイドを扱う企業は大きな打撃を受け、政府への不満を増大させる。
2070年 PECS関連企業の一つであるマレーシアの文化人形社が政府の規制に反発し、武装バイオロイドを用いて政府を転覆。
これに倣い各国でバイオロイド関連企業が一斉蜂起を起こし、政府はそれを弾圧。
アンヘル・リオボロスが『5つの神聖なる宣言』と呼ばれる声明を発表し、各国政府との戦争を開始。三安および伝説サイエンスがこれに同調し、第一次連合戦争が勃発
2071年 ブラックリバー・三安産業・PECS・伝説サイエンス・ハイランドの5社が企業連合を結成。
企業連合は政府に対抗し、基本的権利(特に財産権)を守るため最後まで戦うことを宣言する。
2075年 PECSがイギリス、三安産業と伝説サイエンスが日本と韓国を降伏させる。
アメリカ・フランス・ロシアも企業連合と条約を締結(事実上の降伏)。第一次連合戦争は企業側の勝利となる。
企業側の勝利により政治の主導権は政府から企業に移り、世界は企業を中心とした支配が行われるようになる。
2101年 三安企業のバイオロイド「アクア」とその主によってゴビ砂漠で金属生命体「Metal Parasite NW101」が発見される。
三安産業がNW101の研究を開始。
PECSのレモネードおよびブラックリバーの080機関がこの情報を入手。NW101を奪取する作戦を決行し、失敗。
PECSおよびブラックリバーとの抗争が長期化すると考えた三安が自社バイオロイドの武装化を命令。企業連合が内部分裂し、第二次連合戦争が勃発。
伝説は三安産業側につき、PECSおよびブラックリバーとの交戦を開始する。
2111年 ウランウデ研究所で研究されていたNW101が突如動き出し研究所のメインコンピューターを掌握。空に信号を送り、鉄虫が襲来
第二次連合戦争はなし崩し的に終戦。人類は団結して鉄虫に対抗する滅亡戦争を開始する
2114年 鉄虫に加えてさらにヒュプノス病が流行。人類が滅亡する


関連人物

ヨシミツ

伝説サイエンスの総帥。
ヨシミツというのは苗字で、下の名前は不明。

稀代のアーティストにして精神異常者、サイコパスと形容され、伝説が製作する作品の脚本草案はすべてヨシミツが行っている。
つまりはバイオロイドたちが殺し合いをする凄惨な脚本の生みの親であるのだが、ヨシミツはそれに対してバイオロイドたちに殺し合いをさせながらもそれを悲しむ、という矛盾した感情を抱いている。


製造するバイオロイド・AGS

Reality more than reality(現実を超えた現実を)

リアリティを追求しすぎてガチの殺し合いをさせるような連中が作ったバイオロイドが生半可な強さで終わる訳もなく、伝説製のバイオロイドは下手な軍用バイオロイドよりも高い戦闘力を持つ者が少なくない。
同じようにエンターテインメント用バイオロイドを製作しているビスマルクコーポレーションとの共同撮影の現場では実際の戦場よりも過酷と言われることすらあったほど。

さらにはよりリアリティを追求した結果、「バイオロイドを洗脳して演じる役が現実のものだと思い込ませる」という所業まで敢行している。
オルカに合流したバイオロイドの一部はその洗脳が抜けきっておらず、未だ役に囚われたままになっていることも。

上述の通り、伝説におけるバイオロイドやAGSたちは作品製作のための役者というか備品という扱いであり、商品として売り出していた他企業と異なり外部へ販売されることは基本的に無かった。
ただしあくまで基本的に、であり、稀に作品に出演したバイオロイドやAGSが売却され、プレミア価格がつくこともあった。

T-1 ゴブリンによる二度の虐殺によって男性型バイオロイドが製造されなくなった後も、エキストラとして男性型バイオロイドを製造して使用することがあったらしい。ゲームの方針上実装されることは無いだろうが

AGSに関しての技術はそれほど高くなかったらしく、多くのAGSは外注して用意していた。
しかし完全に外部に頼り切りだった訳ではなく、外装や追加オプションなどは伝説が作ることも多かった。

「スーパーヒーローや変身ヒロイン」「悪の大魔王や世界滅亡・支配を目論むヴィラン」を演じる為にその能力を可能な限り再現するという徹底的な高性能化が図られている為、上述のようにその実力は軍用機と同格、下手すればそれ以上の性能を持つ。
例えば同じドラマの主演と悪役担当コンビであるシャーロットとアルマン枢機卿については、それぞれ「最強の女剣士を描く為、世界各国の様々な剣豪の遺伝子情報から精製」「悪の枢機卿が誇る才知の再現、および興行の円滑化の為に未来予測システムや小型量子コンピューターを搭載」というぶっ飛んだ特性を持って製造された。
まさしく「芸は身を助ける」を体現したような存在である。

■シリーズ一覧

○D-エンターテインメント

伝説が製造したバイオロイド・AGSの中で、ここには主役やその味方など、善人役を務める役者たちが所属する。
性格面はヒーローや主人公を演じる都合上正義感が強い者がメイン。製造にあたって各キャラクターの設定を刷り込まれているが、「自分たちは役者である」という自覚も与えられているため、現実と設定の分別はついている。
ただし、全く区別がついていない者や境界がかなり曖昧なものもそこそこいる。この場合、上手いこと説得や誘導をしないととんでもないことをやらかす可能性も…。

●所属するバイオロイド
  • プレスターヨアンナ
「エルサレムの黒き盾」という映画の主演を務めていた女騎士型バイオロイド。モチーフはキリスト教の聖人である君主プレスター・ジョンと女教皇ヨアンナ。
主人公を発見した人類捜索部隊「21スクワッド」の一員でもある。
勇ましく快活な、竹を割ったような性格の頼もしい人物。主人公を「殿」と呼ぶなど時代がかった言い回しを好む。
サービス開始から長らく昇級も追加スキンもなく、初期メンバーのはずがストーリー序盤を過ぎると本編での出番も消滅するという不遇っぷり*1だったが、後に昇級とスキンが実装され、本編での出番も増えてきた。
特にSSランクまで昇級した際の性能は保護機の中でもトップクラスで、一部高難易度ステージの攻略にほぼ必須とまで言われていたほど。
また通常スキンの通常立ち絵ではあまり目立たないが、結構立派な物をお持ちである。

  • シャーロット
舞台演劇のトップスターとして活躍していた銃士型バイオロイド。モチーフは三銃士の1人であるアトス。
かなりの自信家かつロマンチストで、しばしば後先考えずにとんでもないことをしでかすおバカ。
主人公へのアピールが非常に強く、子供の見ているところでも平気で際どい誘惑をかましたりする。陛下ぁ〜ん♡
同じくロマンチストのウェアウルフやセクシー系仲間のアリスと仲がいい。
おバカな面が目立つが様々な剣豪の遺伝子情報から製造されたその剣術の腕前は本物。
古今東西の剣術を完璧にマスターしており、ほぼすべての機体が「剣術」では彼女に勝てず、真正面から敵うのは文字通り最強のバイオロイドたるラビアタぐらいだという。

  • 魔法少女マジカルモモ
子供向けの特撮シリーズ「魔法少女マジカルモモ」の主演バイオロイド。マジカルステッキという名のロケットランチャーと日本刀を使いこなす「サムライ魔法少女」。
ちょっと押しの強いところもあるが、明るく優しく友達想いな正義の味方。
冷静で良識的な一面も持ち合わせており、現実と設定の区別も割としっかりついているため、暴走しがちな白兎のストッパーに回ることも多い。

  • 疾走するアタランテ
主に「赤いアリーナ」の選手として活躍していた狩人型バイオロイド。ギリシャ神話の英雄・アタランテがモチーフ。
自分のことを神話上のアタランテ本人だと強く思い込まされており、設定と現実の区別がついていない。
はいてない。設定上は、とかじゃなく一目見て分かるほど明らかにはいてない。そもそもあんな布切れがデフォルト衣装の時点でなにかがおかしい
その後実装された新スキンでも徹底されているあたりになにか強い力を感じる。本人は真面目なキャラなのに……

  • 魔法少女マジカル白兎
「マジカルモモ」シリーズに出演していた魔法少女型バイオロイドの1人。得物はマジカルステッキという名のチェーンソーを内蔵した鈍器*2「マジカルピンクムーンライト」。
とても正義感が強く真面目な性格だが、非常に思い込みが激しい上に設定と現実の区別がついておらず、そのせいで問題を起こしがちな困った人物。

  • クノイチ・ゼロ
時代劇「大戦乱〜枯れ果てた室町の花〜」の主演を務めていた忍者型バイオロイド。雷を操る忍術の使い手。
やはり設定と現実の区別がやや怪しく、「復讐の旅の途中で主人公のもとに身を寄せている」という認識でいる。
忍者らしく主に忠実で生真面目な性格。しかしオルカに来てからはハンバーガーやカップ麺などのジャンクフードにはまっているらしく、母や姉から心配されている。

  • クノイチ・カエン
「枯れ果てた室町の花」に出演していた忍者型バイオロイド。炎を操る忍術の使い手。
ゼロの忍術の師匠であり生き別れの姉だが、洗脳されて敵になってしまったという設定。そのためオルカへの合流当初はゼロを妹と認識できず困惑していたらしいが、現在では仲良く過ごしている。
設定通り感情表現に乏しくやや寡黙な性格。
ちなみに得物の実際に炎を出せるヒートブレードの作成にはさしもの伝説も苦労したらしい。なお「ブレードの炎は後付けCGでいいのでは?」と至極真っ当な意見を出した社員は解雇された

  • クローバーエース
ピチピチのバトルスーツに身を包み、巨大なハンマーを装備したスーパーヒーロー型バイオロイド。
キャラデザイン担当は日本人絵師のおぶい氏。特撮ファンとしても有名な氏の趣味があちこちに詰め込まれている。
絆と友情を何より大切にする熱血な性格だが、プライベートでは等身大の少女としての一面も見せる。

○D-エンターヴィランズ

D-エンターテインメントが主役なのに対してこちらは悪役。

悪役という肩書に反して所属するバイオロイドたちは意外と温厚だったりギャグキャラだったりする。
悪役を演じる関係上強力な能力や武装を有している者が多いため、性格まで悪役然とされているほうが危ないので当然といえば当然だが。
こういうところは「特撮やドラマでド外道や畜生じみた悪役を演じている人が、現実ではむしろ面白かったり温厚な人が多い」という所のオマージュなのかもしれない。

●所属するバイオロイド
  • アルマン枢機卿
シャーロットの出演していた舞台演劇で悪役と進行役を務めていた司祭型バイオロイド。モチーフは三銃士の主な敵役の1人であるリシュリュー枢機卿*3
演劇の劇中では悪辣な策士として振る舞っていたが、本来は温厚で思慮深い性格の持ち主。舞台上でも何かと予測不可能な行動に出るシャーロットには手を焼かされていたとのこと。今ではシャーロットとお揃い衣装のスキンを仕立てたりもしている。
未来予知にも近い高度な予測演算能力を持っており、オルカでは参謀・副官として主人公を支えている。
加えて、主人公に忠言・諫言できるという結構なレア人材でもある。
肉体年齢の設定は中学生相当だが、精神面は性格と役割もあってかなり成熟している。このため主人公とヤることはヤッた模様。*4
持ち歩いている魔導書も実は超高性能な量子コンピューターで、スキルはこれを用いたシステムのハッキングらしい。

  • ポックル大魔王
「マジカルモモ」シリーズで魔法少女達の最大の宿敵として描かれていた悪役バイオロイド。
冷酷非情な大魔王という役柄ながら、本来はとても気弱で常識的な性格。ただし戦闘中は大魔王として振る舞っている方がしっくりくるという。
本当に他のバイオロイドを洗脳できる能力を持っており、撮影時には演技に入り込むために使っていたとのこと。

  • バニースレイヤー・ニバ
コアな人気を集めていたらしい作品「バニースレイヤー」の主役を務めていたバイオロイド。「あいええ…」「ナンデ?」「イヤーッ!」など妙な言葉遣いをする。
モコモコの着ぐるみのような格好をしていたり、バニーを逆バニーに変えることに固執するなど、元ネタも含めてかなりキワモノ感のあるキャラ。
しかしこういった言動はあくまで劇中の設定に忠実であろうとしているからのようで、時折割と気弱で繊細な素の性格も垣間見える。

  • クノイチ・エンライ
「枯れ果てた室町の花」に出演していた忍者型バイオロイド。将軍お抱えのクノイチであり、カエンとゼロの母親という設定。劇中で娘達と敵対していたのでこっち側となった。
キャラデザイン担当は日本人絵師のねろましん氏。
絵師の作風とか過去作品とか強烈すぎる魔法少女スキンのインパクトからちょっと誤解?されやすいが、その立場からどう接するべきか思い悩みながらも娘達を心から思いやる情深い母親。
ただし体重や年齢について触れるとものすごい顔で静かにキレる

  • サレナ
「マジカルモモ」シリーズの劇場版の敵・ゴルタリオンⅧ世を代役として演じる予定だったバイオロイド。別作品の主演バイオロイドを改造したものらしい。
元々は日本版シナリオ監修担当の宮原ふくじろう氏が二次創作同人において登場させたオリジナルキャラクターだったが、その後シナリオごと公式に拾われたというなかなか類を見ない経緯で実装されたキャラ。

●所属するロボット
  • ゴルタリオン XIII世
「マジカルモモ」シリーズに悪役として出演していたAGS。魔王軍四天王の1人という設定。
「何度倒されても復活する不死身の騎士」として、当然の様に実際に自己修復機能を完備。ゲーム内でも条件を整えれば再現可能で、大魔王のもと半ば無限復活する肉盾護り手と化す。
ステータスは自己修復機能を前提とした極端かつ独特な物で、保護機のくせに攻撃系ステータスが高く防御系ステータスが軒並み低い。HPに至ってはレベルが上がるほど最大HPが減少する。専用装備も最大HPが減って防御が下がる。
例によって設定と現実の区別があまりついておらず、白兎をはじめとする魔法少女達とは何かと問題を起こしがち。

ちなみに聖騎士モデルも存在するが、そちらは下記のコウヘイ教団に技術供与され先方で製造・運用された機体とのこと。


○D-エンターコラボ

コラボ、という名前からも分かる通り、他社とのコラボキャラクターが所属する。
メタ的には、 現実世界の他社とのコラボキャラクター を扱うシリーズ。
作中ではコラボキャラクターの登場作品は伝説で実写化されている設定となっている。

2024年12月時点では彩京のシューティングゲーム「戦国」シリーズとのコラボで実装された2人のみが所属。今後も他社コラボがあればさらに増えていくと思われる。

●所属するバイオロイド
  • こより
  • 火燕

○番外

他社製AGSを改造して伝説の作品に出演させたAGSがいくつか存在する。
ゲーム的にはいずれもスキンとして実装されている。

※カッコ内は元機種。
  • ランパリオン(CT66 ランパート [PECS])
明らかになんか見覚えのあるデザインのスーパーロボット風の機体でランパリオンシリーズの主役機。
元機種の面影がほぼ無いレベルで魔改造されており、何をどうやったらアレがコレになるのかというレベルで別物になっている。
性格も全く違っており市民の安全を願ったり自身の在り方に悩む元機種に比べ「よっしゃあああああ!」とか言う熱血漢。ちなみに全年齢版ではCV檜山色々と大丈夫?*5

  • ダゴン(S5 ギガンテス [ブラックリバー])
ランパリオンシリーズのラスボスとして登場した機種。
設定上は50mだが流石の伝説でもこのサイズは無理だったらしく3.5m級のギガンテスが基になっている。
軍用機らしいカーキ色から青黒を基調としたいかついデザインになっているが巨大な両腕などに面影は感じられるデザイン。
イベントで何度か敵として登場したことがあるため複数機が存在するようだ。

  • 魔法少女の守護獣(AT72 ラインリッター [ブラックリバー])
「魔法少女マジカルモモ」シリーズに登場する獣型四足歩行の機体。本人の弁によると1機しか製造(改造)されなかった。
私と契約で結ばれた名誉ある魔法少女になる考えはありませんか?」が決め台詞。
元機種とは四足ぐらいしか共通点が無く、こちらも原型はほぼ留めていない。
一方で性格面は「魔法少女マジカルモモに登場するラインリッター」という雰囲気で、相変わらずの名誉好き。ただ自身の名誉よりも魔法少女たちのために戦うことを宣言するなど名誉一辺倒というわけでもなくなっている。

  • 生命を司る者(S12 シェード [ブラックリバー])
赤いアリーナで審判役と剣闘士の処分のために運用されていた機体。
ボロ布を纏った死神としか形容できないデザイン、主武装が二本のヒートブレードから大鎌に変更、移動面が歩行+高速移動から浮遊+ワープとこちらも相当な魔改造が施されている。
また原型機が「正式部隊ではない研究チーム所属で暗殺専門機」というそうそう外には出さないであろう機体なのだが、そんな物をどうして入手できたのかも謎。
ゲーム的にはシェード自体が強い戦闘員で周回要員として人気が高く、このスキンを適用するとモーションが短くなって周回速度が速くなったため周回の仕様変更前は見た目以外の部分でも人気があった。
「ピョンテな女の子スキンがいっぱいあるゲームで硬派なロボットのスキンを買う」の言い訳に周回速度向上のためだから!と言い張った司令官も少なくない

○コウヘイ教団

光の愛は誰にでも公平である

キリスト教系のカルト新興宗教「コウヘイ教団」のバイオロイド。
ただし、コウヘイ教団は理神論に基づき「光」という独自の神格を定め信仰していた関係上、公式によると正式なキリスト教系とは認定されなかったという。
運営母体は「コウヘイ産業」という企業で、伝説とはバイオロイドの製造にあたって技術提携を行っていたとのこと。
やはりというべきかその実態は利益目当てのインチキ宗教であり、伝説共々政界にまで癒着・干渉するなど非常に悪質。
不都合な人物や組織に対する暗殺・テロ行為も公然と実行する。
所属するバイオロイド達は教団における教義を完全に信じ込まされ、信者を騙し寄付金や労働力を搾取するために利用されていた。

コウヘイ教団には「不浄の物に身を寄せてはならない」という教義があるのだが、この不浄の物というものには下着類も含まれている。
所属するバイオロイドたちはその教義を忠実に守っており、要は全員デフォルトでノーパン
ちなみにこの教義、普通の信徒たちは別に守らなくてもよかったらしい。じゃあただ単にノーパンにさせたかっただけじゃ……

現在のオルカにおいても彼女たちによる宗教活動は行われているが、当人達が教団の実態を知ったのもあって実情は滅亡前のようなカルト宗教ではなく穏当なものになっており、その上で主人公が「光」と見定められた。
これに伴いかつての教義も絶対のものとは見做されなくなっており、天使たちも主人公を誘うために普通に下着姿になったりしている

●所属するバイオロイド
  • アザゼル
教団のシンボル的な扱いを受けていた天使型バイオロイド。名前の由来であるアザゼルは本来堕天使なのだが、コウヘイの教義では「濡れ衣を着せられた」ということになっているらしい。
天使らしい穏やかな性格の博愛主義者……なのだが主人公と懇意になってからはかなり色ボケ気味。
さらに立場上身の回りの世話をヴェロニカほか信徒たちに任せていたせいで生活能力も皆無、と色々残念なところが目立つ。
主人公のことは当初「人間の男性」と呼んでいたが、ある程度親密になってからは教義に則って「救援者」と呼ぶようになっている。そして私的な場では「伴侶」と呼ぶ。

  • ヴェロニカ
武装シスター型バイオロイド。サラカエルの代行者という立場にあり、主に教団幹部の護衛や敵対者の排除などの任に就いていた。
通常スキンの立ち絵では目をつぶり物静かに佇んでいるが、開眼すると結構な吊り目な上にハイライトのない真っ赤な瞳なのでかなり険しい印象を受ける。
それに合わせたかの如く、立ち絵で持っている長物はアサルトライフルと大鎌のマルチウェポンという殺意の高さを剥き出した代物。
当初は魔女の姿をしているだけのバイオロイドを異端呼ばわりして追い回すなどやや狂信的で苛烈な面が目立っていたが、現在はオルカに慣れたのもあってか割と柔軟で常識的な振る舞いをするようになっている。
私生活ではポンコツそのものの天使たちに日々世話を焼いている苦労人。
ユニット性能としては固定ダメージによる瞬殺編成の中心。自律戦闘時代の申し子と言える。

  • サラカエル
教団の異端審問官を務めていた天使型バイオロイド。名前の由来は死を司る天使サラカエル(サリエル)。
アルマン枢機卿と全く同じ名称かつ効果も類似するスキルを持っているが、これは同様のシステムクラック能力を備えているためらしい。
教団のバイオロイドたちの中でも特に厳格かつ狂信的で、異端と看做した者に対しては決して容赦しない。当初は主人公のことも教義における「救援者」を騙っているのではないかと疑い本気で処断しようとしたほど。
……が、紆余曲折あって主人公を認めてからはアザゼル同様ポンコツ化が著しく、やはり色ボケなところや生活能力皆無なところを露呈してしまっている。

  • ラミエル
教団において「原罪を背負う」役割を担っていた天使型バイオロイド。名前の由来は雷を司る天使ラミエル。
武器として核融合炉を装備しており、常にその炎に身を焼かれ続けるという苦行を負わされている。
その役割もあってかなり自罰的な性格だが、心を許した相手には意外に甘えん坊なところも見せるようになる。
ゲーム内では手数に欠けるものの超高火力火属性全体攻撃(保護無視、減衰無し、持続ダメージ付与)を扱える。
代償として自分も持続ダメージを受け続けてしまうが、中破すると敵への持続ダメージが大幅に強化され、敵に火属性耐性のデバフを付与し被ダメージ減少効果すら無視するようになる。
自らの身を焼きながら敵を焼き滅ぼす、高難易度ステージ攻略の切り札的存在。

  • エンジェル
コウヘイ産業において初めて作られたとされる天使型バイオロイド。精神感応能力を持ち、ある程度他人の感情を読み取ることができる。
心やさしく純粋な性格の僕っ娘。アザゼルをお姉様と呼び慕っており、彼女を含む他の天使バイオロイドからも妹分として大事にされている。



追記・修正はリアリティを限界まで追求してお願いします。

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最終更新:2025年04月01日 08:26

*1 後に別動隊を指揮し後方生産拠点などの整備を行っていたと説明されたが、実時間にして数年通信越しでの出番すら無かった

*2 餅つき用の杵がモチーフ

*3 アルマン・ジャン・デュ・プレシー・ド・リシュリュー

*4 行為の際は、「演算能力を用いて今から自分がされる愛撫を予知実況させる」という高度なんだか変態なんだかわからない羞恥プレイが繰り広げられた。

*5 韓国開発陣が半ば冗談でランパリオンの声の話をしたら日本運営が檜山氏のオファーを取り付けてきたとのこと