PECSコンソシアム(ラストオリジン)

登録日:2024/12/29 (日曜日) 19:38:56
更新日:2025/04/18 Fri 17:21:43
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PECSコンソシアムとは、ソーシャルゲーム『ラストオリジン(Last Origin)』に登場する企業。
名前の読みは「ペックス」。
「PECSコンソーシアム」あるいは「PECS」と略されて呼称されることもある。


概要

アメリカ合衆国に本拠を構える企業。企業名は「Public Emergency Call Service」(直訳すれば「公共緊急通報サービス」)の略。
「オメガ産業」「ムーンリバー・インダストリー」「クローバー産業」「ポセイドン社」「ウラジミール」「カラカス産業」「ビスマルクコーポレーション」の7大企業を中核とし、他にも多数の中小企業を包括する巨大複合企業。

七賢人と呼ばれる7人によって運営されているが、協力し合っている訳ではなくお互いを牽制しているような緊張した関係だった模様。
流石に外部からの攻撃があった際には連携をとっているが。

三安産業」「ブラックリバー」の二つと並んで三大バイオロイド企業とも呼ばれる。
後述するように労働力の大半をバイオロイドに置き換えたことで大量の失業者を生み出していたり、バイオロイド達にも過酷な労働を強いた末に使い潰していたりと、三大企業の中でもかなり悪辣さの目立つ連中。
人類滅亡後にも大きな禍根を残しており、シナリオ本編では七賢人の復活を目論むPECS残党と主人公一派によるバイオロイド同士の戦いが勃発してしまうことになる。


沿革

年代 出来事
2058年 PECSがゴールデン・フォン・サイエンス社を買収。バイオロイド事業に参入する。
PECS製バイオロイドのシェア率拡大と同時に、一般市民の失業率が激増。
2059年 PECSが秘書バイオロイド「レモネード」の開発に成功。一般販売は行われず社内でのみ使用される。
2060年 深刻な失業率に対して、ニューオーリンズで大規模抗議デモが発生。
2061年 アメリカで「エマソン法」が可決。これによりバイオロイドは主人だけでなくすべての人類からの命令を拒否できなくなる。
各国政府もそれに倣い「エマソン法」と同様の法令を可決。
「エマソン法」に関する一連の事件の中でPECSを含むバイオロイドを扱う企業は大きな打撃を受け、政府への不満を増大させる。
2070年 PECS関連企業の一つであるマレーシアの文化人形社が政府の規制に反発し、武装バイオロイドを用いて政府を転覆。
これに倣い各国でバイオロイド関連企業が一斉蜂起を起こし、政府はそれを弾圧。
アンヘル・リオボロスが『5つの神聖なる宣言』と呼ばれる声明を発表し、各国政府との戦争を開始。三安および伝説サイエンスがこれに同調し、第一次連合戦争が勃発
2071年 ブラックリバー・三安産業・PECS・伝説サイエンス・ハイランドの5社が企業連合を結成。
企業連合は政府に対抗し、基本的権利(特に財産権)を守るため最後まで戦うことを宣言する。
2075年 PECSがイギリス、三安産業と伝説サイエンスが日本と韓国を降伏させる。
アメリカ・フランス・ロシアも企業連合と条約を締結(事実上の降伏)。第一次連合戦争は企業側の勝利となる。
企業側の勝利により政治の主導権は政府から企業に移り、世界は企業を中心とした支配が行われるようになる。
2076年 アメリカで反企業・反バイオロイドを掲げる秘密結社「アンクル・オーウェン」が結成される。
PECSがバイオロイド「イングリッシュ・シェパード」「懲罰のサディアス」を投入して結社の首魁であるリーを射殺。
リーの死をきっかけに世界各地でオーウェンの後継を名乗る組織が出現。
2101年 三安企業のバイオロイド「アクア」とその主によってゴビ砂漠で金属生命体「Metal Parasite NW101」が発見される。
三安産業がNW101の研究を開始。
PECSのレモネードおよびブラックリバーの080機関がこの情報を入手。NW101を奪取する作戦を決行し、失敗。
PECSおよびブラックリバーとの抗争が長期化すると考えた三安が自社バイオロイドの武装化を命令。企業連合が内部分裂し、第二次連合戦争が勃発。
2111年 ウランウデ研究所で研究されていたNW101が突如動き出し研究所のメインコンピューターを掌握。空に信号を送り、鉄虫が襲来
第二次連合戦争はなし崩し的に終戦。人類は団結して鉄虫に対抗する滅亡戦争を開始する
2114年 鉄虫に加えてさらにヒュプノス病が流行。人類が滅亡する

関連人物

七賢人

概要でも述べたPECS中枢7大企業の会長達。
後述のシモン・ブランコもこの一人である。

それぞれにレモネードシリーズが一人ずつ与えられており、7賢人の死後、レモネードシリーズは彼らの復活のために動いている。

アンナ・ボルビエフ

ゴールデン・フォン・サイエンス社の創立者。
経営者としても技術者としても優れた技術を持っていたが、流石にPECS相手には太刀打ちできなかった。

レモネード・アルファはアンナ博士の遺伝子をベースに製造されており、その後製造されたレモネードシリーズの6人も同様。
他のPECS製バイオロイド達の多くもアンナ博士の遺伝子が組み込まれている。

レモネードシリーズがどいつもこいつもご立派なものをお持ちなせいで、「この人も相当バインバインなのでは?」という願望疑惑がかけられている。

シモン・ブランコ

PECSの7大企業の一つ「カラカス産業」の会長。
ベネズエラの首都カラカスのスラム街という最底辺の出身だが、そこから身一つでカラカス警察特別攻撃隊隊長という立場まで上り詰めた傑物。

その後色々あってオメガ産業の会長によってカラカス産業の会長へと抜擢され、イングリッシュ・シェパードを側近につけられた。

キャロライン・フォスター

元三安産業のバイオロイド技術者。
三安にいた頃にはブラックリバーの生体電気関連技術を応用してアウローラ、オベロニア・レア、ティタニア・フロストの開発を行っていた。

度重なる戦争で失われていく自然や生き物を保護するため、ウォッチャー・オブ・ネイチャーを立ち上げた。
自然保護のほか、「記憶の箱舟」と呼ばれる記録施設を複数製造し、すべての生物の遺伝子や人間の記録などを保存していた。


製造するバイオロイド・AGS

三安が家庭用、ブラックリバーが軍事用とするならPECSは企業向けの商品が多い。というか他二つの手の届かない分野はだいたい全部PECSがカバーしている。
ブラックリバー程ではないにしろ軍事関連にも手を伸ばしており、警察などの治安維持に関してはPECSの独壇場となっていた。

バイオロイドもAGSも土木工事用からエンターテインメント用まで多岐に渡るが、そのおかげで多くの人間から職を奪ってしまい、結果として失業率9割越えというとんでもない状況を生み出した。
これがデモに繋がり、さらにエマソン法、第一次連合戦争へと繋がっていく。

■シリーズ一覧

○ゴールデン・ワーカーズ

Safe & Robust(安全頑丈)

重工業向けのバイオロイドおよびAGSのシリーズ。

資材集めから商品製造まで幅広く展開しており、所属するバイオロイドも鉱員や木こりからファッションデザイナーまで多様。
AGSも輸送用ドローンと重機械をバランスよく含んでおり、PECSのシリーズの中でも人気を誇っていたらしい。

●所属するバイオロイド
  • オードリー・ドリームウィーバー
アパレルメーカー「ムーンリバーインダストリー」が開発したファッションデザイナー型バイオロイド。名前の由来はおそらく往年の名女優オードリー・ヘップバーン。
優れた衣服のデザインセンスを誇り、美しさ・エレガントさを追求する傾向がある。
ムーンリバーの会長のお気に入りだったこともあって軍用バイオロイドにも負けないほどの戦闘能力を与えられており、第二次連合戦争では指揮官として大戦果を挙げている。
自信家だが人当たりがよく余裕のある性格。横文字を多用する独特の口調で話す。
本作のウリの一つであるピョンテなスキンの多くはこの人がデザインしている。

  • トリアイナ
大型ウォーカーマシン「ソーフィッシュ」に乗り込んで活動する海底探査用バイオロイド。
海底にロマンを求める明朗闊達な冒険家。
オルカにいるのは滅亡前からの生き残りだが、海底探査から帰ってきたら既に人類が絶滅している状態だったため、本人はかなり驚いていた。

  • ダッチガール
主に鉱山などで運用されていた掘削作業用バイオロイド。コストダウンのため小柄な体格に作られている。
過酷な環境で長らくこき使われていたため、かなり悲観的な性格をしている。ある意味PECSの闇の部分を象徴するような存在。
子供のような見た目ではあるが喫煙者であり、手持ちの煙草をウェアウルフに渡していたりもする。未成年が喫煙してもいいのかって?ほらバイオロイドに人権は無いから法律も適応外だって
通常スキンではやつれた姿をしているが、追加スキンでは肉体年齢相応の無邪気な笑顔を見せてくれる。台詞もかなりポジティブに。

  • ランバージェーン
巨大なバズソーを装備した林業用バイオロイド。
見た目の印象通りの豪放磊落なお姉さんだが、下戸だったり虫が苦手だったりと細かいところでギャップを見せてくるタイプ。
名の通りただの木こりを自認しているのだが、オルカではその優秀さや面倒見の良さから功績を重ね続け、准将・工兵旅団長にまで不本意ながら急速に出世した。今や幹部会議にも(半強制的に)出席させられる、作戦行動になくてはならない存在となっている。

  • 解体者アザズ
機械工学のエキスパートであるエンジニア型バイオロイド。
極めて優秀ながら超マイペースで神出鬼没のド変人。説明もなくとんでもない改造をしたり、バラバラにして構造を確かめたがったりするため、AGSからは恐れられている。
所属も専門分野も何もかも違うのだが、何故かエタニティとは変人同士気が合う様子。

  • テイラー・クロスカット
オードリーの姉にあたるファッションデザイナー型バイオロイド。大きな裁ち鋏が武器。名前の由来はおそらく往年の名女優エリザベス・テイラー。
主に大衆向け衣類のデザイン担当で、コストと機能性の両立を目指す傾向がある。
活字派でインスピレーションを得るために官能小説を書くのが趣味。文才もあるようでミューズやタロンフェザーからは好評らしい。

  • オリビア・スターソワー
オードリーの妹にあたるファッションデザイナー型バイオロイド。大きな裁縫針が武器。名前の由来はおそらく往年の名女優オリヴィア・デ・ハヴィランド。
娯楽産業の衣服のデザインを担い、面白さを追求する傾向がある。
映画鑑賞が趣味で、オルカ艦内では他のバイオロイド達とよく映画談義で盛り上がっている。
精神面の幼さゆえか思った事をすぐ口に出してしまう所があるらしく、ドゥームブリンガーの隊長と副官に向かってとんでもない事を悪意なく口走った事があるらしい…
ちなみにテイラー、オードリー、オリビアの三姉妹は体重の表記が独特な物になっている。見栄っ張りというか涙ぐましい努力というか

●所属するロボット
  • トミーウォーカー
クレーン車やブルドーザーなどの機能を搭載した重作業用の大型AGS。
オルカにいる個体は整備要員のバイオロイド・グレムリンにAIモジュールを強化してもらっており、割と人間臭い思考をする。

  • ドローン 08
飛行型輸送用AGS。なお連合戦争時に武装化されている。
その名の通り、現代のローター式ドローンに近いイメージの機体(但し飛行動力は噴射式エンジン)。
オルカにおいては長距離輸送にはドローン、近場の大量配送には下記のエクスプレス76と役割分担している模様。


○シティガード

Civil servant(公僕たれ)

治安維持を目的として開発されたバイオロイド・AGSのシリーズ。

所属する者達は警察や消防といった、いわゆる公安職に勤めている。

滅亡前の世紀末的治安における治安維持活動を行っていた関係上、普通の警察以上の戦力を持っており、対テロ戦闘や鉄虫との戦闘すら可能。
とはいえ流石に本職の軍人達には敵わないため、オルカでは基本的に最前線で戦うよりも制圧した場所の治安維持に努めている。

2024年12月現在では登場していないが、設定では大型のAGSも所属している。

●所属するバイオロイド
  • 慈悲深きリアン
ブラックリバーのスパイ型バイオロイド・トモのある特異個体をベースに開発された刑事型バイオロイド。
頭脳明晰な切れ者ながら明るくフレンドリーな性格の持ち主。
復元・加入に至る際のいきさつから、オルカの個体は主人公に「親友」として接している。

  • 懲罰のサディアス
ブラックリバーの指揮官級バイオロイド・ブラッディパンサーをベースに開発された刑事型バイオロイド。
犯罪者が悶え苦しんで死ぬのが好きと語る名前通りの苛烈なサディストだが、根は割と真面目で職務熱心。
ちなみにオルカにいる個体はシティガード創設黎明期から勤めているベテランである。
あと夜は主人公に負けっぱなしらしい。

  • 蹂躙のソニア
サディアスとバディを組んでいる刑事型バイオロイド。
サディアスに負けず劣らずのサディストだが、普段はあまりそういうところを見せない気さくで飄々とした人物。
なかなかのサボり魔でもあり、相方のサディアスをよく怒らせている。

  • ケルベロス
暴徒鎮圧用スタンロッド「チョップメーカー」と盾を装備した巡査型バイオロイド。「ケルベロス」なので頭くらいの大きさのものを胸に2つ備えている。
人懐っこく無邪気でいつも元気いっぱいな、ある意味では名前通りのっぽい性格。
散歩好きだったりたまに「ワン」と口走ったりと言動も犬のようだが、別に犬の遺伝子は組み込まれていないらしい。
ちなみに運営の感覚ではこれでE~Fカップらしい。感覚麻痺してない?

  • フロストサーペント
フローターユニットを装備した消防士型バイオロイド。
気の強そうな見た目に反して割とおおらかで気さくな性格。
見るからに消防士っぽい風貌ではあるが、よく見ると下半身はパンツ一丁の痴女スタイル。

  • Miss Safety
色黒でがっしりした体格の、廉価な警備員型バイオロイド。ゲーム中に登場するバイオロイドの中では最も安価だったらしい。*1
冷静で礼儀正しい性格だが、そのせいで何かと当たりが強く問題を起こしがちな上司達の緩衝役に回ることの多い苦労人。

  • イングリッシュ・シェパード

●所属するロボット
  • CT66 ランパート
PECS筆頭格のロボットメーカー「オメガ産業」製の二足歩行型警備用AGS。
自称している通りの「優しい紳士のようなロボット」だが、何かにつけてオメガ産業の技術力をアピールしたがるのが玉に瑕。
仕事柄もあり、低ランクのAGSとしては珍しくかなり感情豊かで人間臭い思考の持ち主。その思考がかえって仲間の被害を増やしているのではないか、と思い悩んでしまったことも。
伝説サイエンスの作品に出演していた改造機については「伝説サイエンス(ラストオリジン)」を参照。

  • SD3M ポップヘッド
ランパートと同じくオメガ産業製の警察犬型AGS。
ランパートと同じかそれ以上に感情豊かで、ちょっと生意気な性格をしている。困ったらとりあえずその場にいるやつを全員逮捕しようとする
本人曰く「真の姿」があるらしいが明かされる日が来るか否かは不明。

○パブリックサーバント

"Wise consumer choice"(「お目が高うございます、お客様」)

一般産業向けに開発されたバイオロイドシリーズ。
配達やトレーニングなど、幅広い業態に対しての販売やレンタルを行っており、PECSの収入の中でも少なくない割合を占める。

商品展開の幅が広いためか、2024年12月現在、他企業を含めても最も所属するバイオロイドが多いシリーズとなっている。

●所属するバイオロイド
  • イグニス
無骨なアーマーと巨大な火炎放射器を装備した廃棄物処理用バイオロイド。
見た目は強面でやや寡黙だが、とても心優しく誠実な性格をしている。そのため人望が篤く、所属を問わず多くのバイオロイドから頼られているらしい。
一際ムチムチな体型が目を引くが、これには皮下脂肪によって耐熱性を強化するという合理的な理由があるらしい。

  • エクスプレス76
航空機メーカー「ウラジーミル社」開発の輸送機型バイオロイド。モチーフは恐らく輸送機Il-76……と某大手通販サイト
明るく元気で仕事熱心な、誰とでも仲良くなれるタイプ。逆に言うと誰も特別視していないようにも見えるが、実は照れ屋でそういう気持ちを表に出していないだけらしい。

  • LRL
幼い少女のような姿をした灯台守型のバイオロイド。左眼に強力な照明装置が仕込まれている。
目覚めたばかりの主人公を発見した人類捜索部隊「21スクワッド」の一員でもある。
典型的な厨二病患者で普段は大仰な物言いをするが、本来は年相応に臆病で純粋な性格。漫画「ドラゴンスレイヤー」のヒロイン・サイクロプスプリンセスに憧れている。
実はオルカにいる個体は人類滅亡前からの生き残りで、何が起きているのかもわからないまま100年近くも交代の人員を待って孤独に過ごしていたという重い過去を持っている。

  • コネクターユミ
ネットワークエンジニア型バイオロイド。かなりの幼児体型だが肉体年齢的には立派な成人。
自称「知的なキャリアウーマン」だが、実際のところは宅飲みと惰眠が生きがいのダメな大人。仕事柄極地や僻地でこき使われていたためちょっと卑屈でもある。要するに社畜。
オルカでは主にキルケーやウェアウルフなどの酒飲み連中と仲良くしている様子。
レモネードオメガの秘書をしているユミもこのコネクターユミである。ブラック企業務めの社畜。

  • ティエ・チュァン
武術師範型バイオロイド。名前を漢字で書くと「鉄拳」。
明るく勝気で、ちょっと小狡いところのある性格。榴弾での攻撃を「気」などと言い張ったりする。
ついでに得物のトンファー型榴弾砲はどこかの部隊からパクってきた物らしい。

  • フォーチュン
PECS筆頭7社の一角である「クローバー産業」が開発したメカニック型バイオロイド。
オルカでは艦自体の整備士も務めている。
お茶目で面倒見のいいお姉さんであり、艦内ではバイオロイド・AGSを問わず皆から頼りにされている。
肉体年齢が三十路超えの数少ないバイオロイド。というか年齢が明かされている範囲では彼女しかいない。

  • マイティR
広報用に開発されたボディビルダー型バイオロイド。巨大なバーベルが武器。
ちょっと見栄っ張りだがトレーニングには熱心。
主人公や他のバイオロイドのトレーニングコーチも行っており、そのおかげで主人公はアルキュオネ(体重121kg)をお姫様だっこできるほどの筋力を得ている。
実装当初のゲーム内での性能があまりにもアレだったせいで微妙にネタキャラ扱いされがち。今は上方修正が多数入ってかなり強くなっているが、戦闘中に伝説の超サイヤ人みたいに変身したりもする。
ちなみに、持っているバーベルの重りには1tと書かれているが、これはマイティRが見栄を張ってそう書いているだけで実際は1tよりは軽い模様。

  • レモネードアルファ
PECSの七賢人に仕えるワンオフの秘書型バイオロイド・レモネードシリーズの1機。フォーチュンの製造元であるクローバー産業の社長秘書を務めていた。
上述のアンナ・ボルビエフ博士の記憶を継承しており、その出生の経緯からPECSへの復讐を目的に活動し、密かに主人公に接触してオルカに合流した。
社長秘書らしく理知的で主人にとても忠実な性格。
この性格もあって共に激戦を次々と切り抜けたことで、主人公の人柄もあって彼ならアンナ博士の仇討ちを成し遂げさせてくれると確信を抱き、更に「全バイオロイドの新たな旦那様」となり得る可能性をも見出した。
レモネードシリーズのベースであり、最初期型とあって性能面では他個体に若干劣る。
ちなみにレモネードシリーズは所謂「七つの大罪」をモチーフにした性格付けをされているが、アルファはそのうち「色欲」を担当している。全員そうなのでは?

  • オレンジエード
レモネードアルファの姉妹機。レモネードが秘書特化なのに対し彼女は現場要員として設計されている。
マシンガントークをかますざっくばらんな性格。
ちなみにオルカでは「オレンジエードのラジオ・オルカライブ」略して「 オラオラ 」というラジオ放送を担当する様にもなった。
実はアイシャ同様、同名の運営メンバーのアバターとして生み出されたキャラ。


《エルブンシリーズ》

主に森林保全を目的として開発された、パブリックサーバント所属のエルフ型バイオロイド達の総称。
その他広報活動や牧場の管理などにも駆り出されていたようで、オルカでは「エルブンミルク」なる謎のミルクをよく売り歩いている。
スパルタンブーマー曰く「エルブンミルクはまずい」らしいが、彼はロボットなので味覚を信用できるかは若干怪しい。
ちなみに全員妊娠しなくても母乳が出る体質

  • エルブン・フォレストメーカー
主に植林等を担当するエルフ型バイオロイド。
ものすごいムチムチな体型もそうだがあまりエルフらしくない明るく奔放な性格の持ち主。と同時になかなか腹黒く人を食ったような一面があり、ライン越えなイタズラをしばしば働く問題児。
一応森を愛する心はあり、イグニスやランバージェーンを一方的に目の敵にしている。
彼女の売るエルブンミルクはノンフレーバーのもの。

  • ダークエルブンフォレストレンジャー
自然保護官を担当するダークエルフ型バイオロイド。エルブンの姉妹機。
ハクトウワシ型のバイオロイドをお供に連れているがあまり懐かれていない様子。
若干ツンデレ気質だが、色々好き放題なエルブンに比べるとかなり良識的な性格。
バイオロイドの中でもトップクラスの大爆乳の持ち主。一時期は「ダークエルブンよりデカいバイオロイドは実装しない」という基準が存在していたとか
彼女の売るエルブンミルクはチョコフレーバー。

  • 生命のセレスティア
エルブンシリーズの上位機種として開発されたバイオロイド。ナノボットを操って植物の成長を促進させる能力を持つ。
とてもおっとりしていて母性の強い性格の持ち主。外見は一般的に抱く「エルフ」のイメージに最も近いであろう、浮世離れした姿。
彼女の売るエルブンミルクはバナナフレーバー。

  • 死滅のセクメト
セレスティアの姉妹機にあたるダークエルフ型バイオロイド。エルフとか全然関係ないエジプト神話の女神・セクメトがモチーフ。
ナノボットであらゆる生命を土に還す能力を持つ。
セレスティアに負けず劣らず母性が強く、非常に世話焼きでおせっかいな性格。主人公に対しても真顔で「母」を自称するほど。
一方で母としての熱意が空回りしがちなところがあり、しばしばちょっとズレた行動に出てしまう。
今のところ彼女だけエルブンミルクを売っていない。設定上はカフェオレ担当らしい。

  • 天乳のハトホル
やっぱりエルフとか全然関係ないエジプト神話の女神・ハトホルをモチーフとしたダークエルフ型バイオロイド。日韓合同で行われた第三回キャラクター発案コンテストで入賞した案が元になっており、日本人の案が採用された初のキャラクターでもある。
名前を翻訳すると「天牛のハトホル」になるのだが、日本語では「天牛=カミキリムシ」になってしまうので天乳という名になったとの事。
他の姉妹機達とは違って純粋な戦闘用バイオロイドであり、着用者の母乳血や体液をエネルギー源にして稼働するアーマー「YOROI」を着用している。
「お姉ちゃん」を自称し主人公を「弟くん」扱いする明るいお調子者だが、実は鉄虫に襲撃された研究所に閉じ込められたまま見捨てられてしまったという過去があり、そのトラウマから人に依存しがちな不安定なメンタルを抱えている。
彼女の売るエルブンミルクはイチゴフレーバー。



○アミューズ・アテンダント

その名の通り、アミューズメント施設などのキャストやコンパニオン、スタッフとして働くバイオロイド達。
テーマパークなどのほか、中にはバイオロイド専門のプロレス団体に所属している者も。

このシリーズが登場するまで、キャロルライナはパブリックサーバントに所属していた。

●所属するバイオロイド
  • キャロルライナ
チアリーダー型バイオロイド。愛称は「キャロル」。
何故かインチキ外人のようなカタコトで話す。
あまりチアリーダーらしくないかなり太めの体型をしているが、これはある時手違いでこういう体型になった個体が顧客から思いのほか好評だったため。
公式漫画でオーナーがよからぬ発言をしたせいで卑猥なあだ名で呼ばれるようになってしまったかわいそうな子。

  • キルケー
ハロウィンテーマパークでコンパニオンとして働いていた魔女型バイオロイド。オルカにいる個体は人類滅亡前からの生き残り。
アル中と言ってもいいくらいの大酒飲みであり、一見するとかなり能天気な性格。
なのだが彼女の働いていたテーマパークは旧人類の闇を象徴するような悪意の煮凝りじみた施設であり、酒好きなのも現実逃避のために酒に溺れていたと言うのが正確なところ。
そのため時折かなり陰のある表情を見せる。

  • アクロバティック・サニー
主にサーカス団で活躍していたパフォーマー型バイオロイド。びっくりするくらい役立たずなホログラムのを操る能力を持つ。
周囲から「ポジティブバカ」呼ばわりされるほど陽気で前向きな性格。付き合いが長いスノーフェザーとは親友同士。

  • レナ・ザ・チャンピオン
バイオロイド専門のプロレス団体「BWE」で活躍していたレスラー型バイオロイド。
リング上での熱い戦いと歓声を好む根っからのエンターテイナー。そのため鉄虫との戦いにはやや気乗りしないらしい。*2
また、プライベートでの趣味は裁縫にネットショッピングにアイドルソングの鑑賞、と意外にインドア派。

  • ミューズ
シンガーソングライター型のバイオロイド。
才能は本物だがとても内気で、いつか自分の曲を歌うことを夢見ながらもなかなか表に出られない、という難儀な性格をしている。
ちなみにこれは例によって意図的な設計であり、表舞台に立ちたいという苦悩を抱えさせることでより熱を込めて作曲ができるようになる、というコンセプトがあったとのこと。最悪。
引っ込み思案な一方音楽家としては非常にストイックで自他共に厳しく、彼女にギターの指導を受けた滅亡のメイは度々泣かされてしまったとか。
実はかなりのむっつりスケベで、こっそりエロ小説のデータなどを収集している。

  • 宝蓮(ほうれん)
アミューズメント施設「アクアランド」で働いていた美容師型バイオロイド。キャラデザイン担当は日本人絵師のきろめ氏。
明るく社交的でちょっとおバカな、見た目通りテンプレ的なギャルそのものの性格。コンセプトはストレートに「オタクに優しいギャル」とのこと。
毛深くて太った中年男性がタイプ、というちょっと特殊な趣味がある。好みの相手にはサービスが良くなるらしい。
オルカでは同じくファッション担当のオードリーと一緒にいることが多い。

  • エラトー
「完璧なアイドル」として設計された歌手型バイオロイド。宝蓮同様キャラデザイン担当はきろめ氏。
ファンを愛しファンからの応援と交流を何よりの喜びとするアイドルの鑑。
ミューズのことを尊敬しており、ぜひ一度会ってみたいと思っている。

○オービタルウォッチャー

Beyond Earth!(地球の向こう側へ!)

宇宙開発用のバイオロイド・AGSのシリーズ。
火星をテラ・フォーミングすることで人類の新天地にする計画のために製造・活動していたが、計画が成就する前に人類が滅亡してしまった。
宇宙に上がっていない者達はオルカに合流しているが、一部は未だ火星に留まっている模様。

戦闘を目的として作られた訳ではないが、宇宙という危険な場所での活動を想定されているため、能力は軍事用のバイオロイド・AGSにもひけを取らない。

●所属するバイオロイド
  • ココ・イン・ホワイトシェル
テラフォーミング用バイオロイド。大型作業用ロボット「ホワイトシェル」に乗り込んで活動する。
肉体年齢は7歳とわかっている範囲で最年少。体格も非常に小柄だが、精神年齢は高く他の子供型バイオロイド達とは感性が合わないらしい。

  • スパトイア
重厚なアーマーを装備した宇宙軍所属の戦闘用バイオロイド。鉄虫の大気圏外進出を想定して開発されたらしい。
強気で好戦的な俺っ娘だが、人懐っこく純情な一面も持っている。

  • AC-6 ユサール
ジェットパックを装備した宇宙軍所属の戦闘用バイオロイド。関西弁で話す*3
普段は冷静なオービタルウォッチャーのツッコミ担当だが、戦闘となると非常に血気盛んな一面を見せる。

●所属するロボット
  • CM67 スティンガー
隕石破砕能力と高い機動力を持った宇宙開発用AGS。
大気圏内でもそこそこ運用されていたらしく、鉄虫に寄生されたり敵対勢力に運用されたりしている個体がよく雑魚として出現する。
人と関わらない宇宙空間での活動がメインだからかAGSの中でもひときわ機械的な性格……のはずだった*4のだが、モジュールでも強化されたのかオルカの個体はかなり感情豊か。
声質同様女性的な人格を持ち、体型や体重を気にしていたり気に入らないことがあると盛大にヒステリーを起こすなどかなり面倒臭い繊細なところのある性格をしている。

  • エイダー
火星へのテラフォーミング計画の責任者として開発された女性型AGS。所属はオービタルウォッチャーだが開発にPECSは関わっていない
本体は衛星軌道上のプラットフォームにあり、オルカで戦力として運用できるのは地上活動用端末である「エイダー Type-G」。
対鉄虫レジスタンスのAGS側のリーダーとも言える存在だが、アルバトロスとはやや折り合いが悪いらしい。

○ウォッチャー・オブ・ネイチャー

Nature always wins(自然は常に勝利する)

絶滅危惧種の保護や密猟者への対処など、自然保護を目的としたシリーズ。
厳密に言うとPECSの傘下にあるわけではなく、独立して運営されていた非営利の環境保護団体。バイオロイドの製造のみをPECS傘下のメーカーである「ドールハウス」に委託していたため、シリーズとしてはPECS所属という扱いになっている。

戦争で失われていく自然を守る、という旧人類とは思えないほどマトモな目的で運営されているため、所属する人間も善良な人間が多かったらしい。
所属するバイオロイド達の待遇もよく、大切に扱われていた。

●所属するバイオロイド
  • エンプレス
極地で活動していた動物保護用バイオロイド。ペンギンを模した服を着ており、子ペンギンを2羽連れている。片方は保護した本物のペンギン、もう片方は動物型バイオロイドとの事。
無邪気な性格で、語尾に「なの」をつけてしゃべるなど全体的に子供っぽい印象が強いが、肉体年齢は19歳と意外に高め。
年相応にしっかりしているところもあるのだが、周囲からは甘く見られがち。年上の相手は基本的に「お姉ちゃん」と呼ぶアルヴィス(14歳)にまで呼び捨てにされている。

  • セティ
アルマジロを模した防弾服を着込んだ動物保護用バイオロイド。タイガーと名付けたチンチラを飼っている。
気弱で臆病な性格で、密猟者相手に身がすくんで動けなくなってしまうこともあったらしい。
動物のことは見た目に関係なくなんでも可愛いと思っており、とても大切にしている。

  • 天空のエラ
大気汚染の改善を目的に開発されたバイオロイド。開発予算等の問題でかなりの虚弱体質になってしまったため、組織の人々からは大切に扱われていたらしい。
過去に研究員達と遊んでいたカードゲームやボードゲームが好き。現在はセティやエンプレスなどとよく遊んでいる。

  • クイーンオブメイン
ライオンを模した服を着た動物保護用バイオロイド。強化人間の密猟者に対抗するため、高い身体能力を与えられている。
屈強な見た目通りというか、何事にも強さを求めるタイプ。鍛え上げた体を見せつけるために露出の多い服装を好んでいる。
主人公にもオルカのリーダーとして強くあってほしいと考えており、厳しいトレーニングを積ませようとしている。

  • ムネモシュネ
各種生物の遺伝子と人類の全記録を保管する施設「記憶の箱舟」を管理するために開発されたバイオロイド。冷気を操る能力を持つ。
とても機械的で無感情にも思えるような言動をしていたが、主人公と出会ってからは少しずつ人間味を身につけてきている。


○ビスマルクコーポレーション

Paint over reality(現実を塗り潰せ)

PECSの7大企業の一つ「ビスマルクコーポレーション」に所属するバイオロイド・AGSのシリーズ。
ビスマルク、という名前からドイツを連想するかもしれないが、れっきとしたアメリカの企業である。

元々は土木一本の会社だったが、バーバリアナに俳優をさせてみたところ想定以上の大成功を収めたため、それ以降は「土木建築」と「エンターテインメント」という二つの事業をメインに事業展開を行っていた。
そのため、所属するバイオロイドはエンタメ事業と土木作業の両方を行える武装・能力を与えられている場合が多い。

同じくエンタメ事業を中心にしていた伝説サイエンスとは方向性が異なり、CGやAR技術により現実以上の表現を実現することに志向している。
伝説に比べると良識的なエンタメ企業という印象が強いが、後述するドラキュリナの設計思想など、PECSの一角らしく闇の深い面も抱えている。

●所属するバイオロイド
  • バーバリアナ
解体作業用の巨大な鉄球と工事現場を狙うテロリストに対抗するためのショットガンを装備した土木作業用のバイオロイド。上述の通り女優としても人気を博していた。
血の気が多く豪快な性格だが、意外に気配りのできる一面も持っている。

  • ドラキュリナ
女優やアイドルとして活躍していた吸血鬼型バイオロイド。キャラデザイン担当は日本人絵師の朝凪氏。
とてもプライドが高くわがままな性格。強力な破壊音波を発する能力を持っていたため解体工事の現場などにも駆り出されていたようだが、本人的には気に入らなかった様子。
引退後はハロウィンテーマパークで優雅に暮らすことを夢見ているが……
その実態は「アイドル扱いして図に乗らせた後、テーマパーク内のバイオロイドを虐殺するアトラクションに送り込み、絶望するところを見て楽しむ」という醜悪極まりない設計思想のもと開発されたバイオロイド。
高慢な性格も「その方がいい反応をするから」という理由で意図的に設定されたもので、抵抗できないよう身体能力も人間以下のレベルまで調整されている。

オルカでは何故かアザズとエタニティの変人コンビから気に入られており、振り回されるうちになんやかんやで親友と言っていい間柄になっている。

  • メリー
ビスマルクが推していたARコンテンツの制作用に開発された画家型バイオロイド。マキナとは姉妹機にあたる。
主人公とは初対面でキスされた上に舌まで入れられるなど色々あったが、なんやかんやあって現在では「お兄様」と呼び慕っている。

  • マキナ
メリー共々ARコンテンツ制作用に開発されたバイオロイド。ホログラムドローンを操作して思いのままの「楽園」を作り出す能力を持っている。
オルカのレジスタンス一行と邂逅した際に一悶着あり、今でもその時のことを少し気に病んでいる。

  • サイクロプスプリンセス
ビスマルクと伝説の共同制作作品「ドラゴンスレイヤー」のヒロインを演じた女優バイオロイド。LRLが憧れていた「サイクロプスプリンセス」その人である。
役と現実の区別はついているものの、かっこいいと思って普段から役に入り込んだ振る舞いをしている。
幼い見た目をしているが、割としっかり者で人のいい性格の持ち主。LRLに対しては当初「畏れ多くも余の名を騙るとは」と憤慨していたが、彼女の生い立ちや憧れについて知ってからは妹分としてたいそう可愛がっている。
作品設定上の同一人物であるブラインドプリンセスのことは「聖女の余」と呼んでいるが、彼女の振る舞いがあまりにもアレなせいでしばしば「聖女かどうか悩む余」「聖女失格の余」などと呼んでいる。が、LRL可愛さのあまり暴走して逆に嗜められることもちょくちょくある。

  • ブラインドプリンセス
「ドラゴンスレイヤー」のヒロインを演じた女優バイオロイド。サイクロプスプリンセスとは同一人物の別の姿という設定で、彼女のことは「小さな私」と呼んでいる。
劇中での設定を忠実に再現した結果本当に盲目になってしまっている*5が、それ以外の感覚が鋭いためほとんど不自由なく過ごすことができている。
舞台上では完璧な女優として振る舞う一方、私生活ではだらしない格好で酒をかっくらったり、何かにつけて盲目なのをネタにした笑い事にしづらいジョークを口走ったり、「俳優は顔が命」と宣いながら頭突きを繰り出したり*6と、何かにつけておかしな振る舞いが目立つダメ人間。
そのため常々サイクロプスプリンセスの頭痛のタネになっている。

ゲーム内の性能もなかなかぶっ飛んでおり、「盲目だから攻撃の回避が困難」というあまりにも真っ当な理由で回避率は-100%、パッシブスキルによって自身に適用されている行/列保護効果*7を強制解除する。
さらに自分以外に保護機がいなかったら自身に標的効果を与えるが、サイクロプスプリンセスがいたら彼女に標的効果を押し付けるという保護機にあるまじき性能を持つ。
しかしサイクロプスプリンセスには各種バフも提供し、サイクロプスプリンセスは攻撃支援と指定保護を受けていなければ保護無視効果を獲得し、専用装備を装備していると反撃能力を獲得する。
つまり、タンク役をサイクロプスプリンセスに丸投げしてアタッカー役もやらせてしまうというダメ人間特殊極まりない運用が前提となっている。

●所属するロボット
  • グラシアス
「ドラゴンスレイヤー」に出演していた巨大なドラゴン型AGS。
極めて高い戦闘能力を持ち、単独で100年以上も鉄虫達を退け続けていた。
威厳のある落ち着いた性格ながら、洒落を解する親しみやすい一面も持つ。
主人公のことは「盟友」と呼び、深く信頼している。
メカ少女のような姿になるスキンが実装されている。

  • N2E-888 アラクネー
電子戦に特化した大型の多脚AGS。
ブラックリバーへの依存を脱却するべく開発された軍用AGSだが、製造元がビスマルクということで「真の姿は蜘蛛の女王」という設定が付けられている。
それに則した人型の外装や強化型の感情モジュールも存在しており、そちらの姿では残酷で尊大な悪役のような振る舞いをする。
グラシアスがスキンでメカ少女の姿になるのに対し、アラクネーは機械パーツで武装した少女といった趣になる。

  • ペレグリヌス
「ドラゴンスレイヤー」に出演していた鳥人型AGS。巨鳥のような「ファルコンフォーム」とヒロイックな人型形態「ヒューマンフォーム」の2形態に変形できる。
とても気風のいい熱血漢で、付き合いの長いグラシアスのことを「姐さん」と慕っている。
多くのムチムチ女子に囲まれ慕われ敬われている主人公にとっても貴重な、男性的メンタリティを持ち対等の立場で馬鹿話を笑いあえる悪友的存在。


○ポセイドン

Conquer the sea, conquer the world(海を征する者が世界を征する)

PECSの7大企業の一つ「ポセイドン社」に所属するバイオロイド・AGSのシリーズ。

同社は特に海軍力と造船技術に優れており、事実上半永久的な作戦遂行が可能な自律型巨大戦艦などを多数製造・保持していた。
その艦隊により第二次連合戦争では制海権を掌握し、滅亡戦争においても(海に出てこない)鉄虫に対抗する切り札の一つとして活躍。
しかし同社の海軍は人間の割合が多かったため、人類滅亡後は指揮者を失った大部分の艦が破棄されたという。

企業理念が大艦巨砲主義・火力万能主義なだけあって、バイオロイド・AGSも超火力を有した機体が多いのが特徴。
概ね海上戦闘員が多く、地上兵力は上陸戦を前提に開発されている。

●所属するバイオロイド
  • マーリン
ブラックリバーとの共同開発で製造された戦争用バイオロイド。
本来はレモネードガンマの参謀役となるはずが、何故か支援艦プリドゥエンの頭脳として配属され、前後してグレートブリテン島が大量の鉄虫に占拠されたため、他の生き残りのバイオロイドを利用・或いは共闘しながら艦長として艦と「積み荷」を管理防衛し続けていた。
性格は冷静沈着という言葉とは真逆で、「黙っていると死んでしまう」とまで豪語するレベルで落ち着きがない
ブラインドプリンセスとは紆余曲折の末に親友となっており、よくちょっかいを出したりどつかれたりしている。

●所属するロボット
  • トリトン
上陸作戦用の決戦兵器型AGS。
橋頭堡を築く為の火力支援役で、初動は遅いが時間経過と共に火力が上がり、砲火の雨で敵地を灰燼と化す。


○レモネードシリーズ

PECSの七賢人に仕える秘書型バイオロイド。
最初にレモネードアルファが作られ、他のレモネードは彼女の遺伝子情報を基に各会長の元で1体ずつ製造された。
そしてあらゆる分野に精通した有能秘書として、PECSを大企業に押し上げた。

単独でも高性能なバイオロイドだが、各々が「ケストスヒマス」という浮遊型のスーパーコンピューターを所有し、それとのリンクで真価を発揮する。そのため、これを失ったレモネードは他個体のものを奪おうと画策することになる。
また、抜け駆けで七賢人間のパワーバランスが崩れるのを防ぐため、これ以上増産や複製が原則出来ないように設計段階でロックが掛けられている。

それぞれが所謂「七つの大罪」をモチーフにした性格付けをされており、また仕えた会長からの影響を受けた者もいる模様。そのためか、製造当初は各レモネードの外見に大きな差異は無かったのが、現在は服装も併せ様々に個性的な姿となっている。

人類滅亡後は、基本的には各自が自社勢力の残党を率いて活動している模様。
その影響は今なお大きく、ストーリー上でも主人公達と敵対する大勢力のトップとして立ちはだかる。

なおゲーム中では「レモネードシリーズ」という味方バイオロイド分類は(2024年12月時点では)存在しない


●所属するバイオロイド
  • レモネードアルファ
クローバー産業所属、『色欲』担当。
最初のレモネードであるがゆえに、生みの親であるアンナ博士の影響を色濃く受けている。
詳細は上述。

  • レモネードベータ
カラカス産業所属、『暴食』担当。
他より穏健な性格。というか、他バイオロイド達を含めてもかなり内気な性格をしており、イングリッシュシェパードから「虫一匹殺せない」とすら言われるレベル。
会長であるシモン・ブランコがベータ以上にシェパードの方を気にかけていたせいで、他のレモネードと違い命令の拒否権がベータには与えられていない。そのためシモンの妄執から下された命令に現在でも縛られている。
支配地であるカラカスでの騒乱の後、アルファに次いでオルカへ合流したレモネードとなった。

  • レモネードガンマ
ポセイドン社所属、『憤怒』担当。
好戦的な戦闘狂で、無敵の龍をライバル視している。
主人公のことを「他の人類がいたとしても三本の指に入る」と言うほどに気に入っており、オルカへの誘いにも悪くない反応を示しており、「龍と本気の殺し合いができない」という理由で断っているが、これは誘われた時点で龍がいなかったらオルカへ寝返っていたということでもある。

  • レモネードデルタ
ムーンリバー・インダストリー所属、『嫉妬』担当。
ヨーロッパを支配下に置いている。
『嫉妬』担当ということもあって彼女を自分の女の趣味に合わせてそんな性格にしたであろう、ムーンリバーの会長すら制御出来ないレベルで非常に嫉妬深く、自分の会長に色目を使っていた(と一方的に断定しているだけの)オードリーを同シリーズの姉妹達も含めて百何十年単位でいびり続けている。
椅子代わり、机代わりにする程度なら可愛いもので、瀕死になる程の加虐を行ったり、戦闘用ではないにも拘わらず強制的に前線に駆り出したり、ひどい場合は洗脳・改造を施し、わざとみすぼらしい姿にしたうえで使い捨ての駒として使うことすらある。
また、「バイオロイドは人間の命令無しではバイオロイドを新規製造できない」という大原則を、これまたエゲツナイ方法で限定的ながら回避していた。
そのせいで他のレモネードからも「自分はこいつよりはマシ」と思われている。
そうした暴虐により培われた怨嗟からオルカに敗れ、レモネード最初の脱落者となった。
    • テイラー・リストカット
レモネードデルタの副官を務めるテイラー・クロスカットの一個体。識別用の名前であり、別モデルのバイオロイドというわけではないので性能的な差は無い。*8
デルタの部下として全幅の信頼を受けて任務に当たり、命令とあらば姉妹モデルを殺すことも躊躇しない。
しかし実際は姉妹シリーズを拷問、虐殺するデルタへの復讐のために面従腹背の態度を貫いている。姉妹への扱い、時に自らがそれを手がけることには相応の精神的負荷がかかっており、自罰感情から自傷行為を繰り返している。個別名のリストカットもこれに由来する。
最終的にはオルカ号勢力がデルタを打倒しうると認めオルカ側にデルタ勢力の機密データを譲渡、本人もとある形で復讐を為した。
その後はオルカに合流、後方担当扱いで戦闘要員としては登録されないが、レモネード側の勢力圏にある程度通じている秘書としてシナリオには参加している。

  • レモネードイプシロン
ウラジミール所属、『怠惰』担当。
現在は軌道ステーション上に滞在。

  • レモネードゼータ
ビスマルクコーポレーション所属、『強欲』担当。
軍需工場の建設を担当している。カラカスでの騒乱の黒幕と目されている。

  • レモネードオメガ
オメガ産業所属、『傲慢』担当。
レモネード陣のリーダーであり、最大勢力を誇る。
やはりというかかなり高慢な性格で、部下に対してはパワハラじみた高圧的な態度を取る。加えて目的のためなら手段を選ばないタイプでもある。
そのためデルタほどではないものの人望に欠け、あちこちから恨みを買っている。
主人公にすら「あの性格だ。恨みを持つ部下がいない方がおかしい」と断じられたほど。
デルタに先んじてオルカとの戦争に踏み切るが見るも無惨な大敗北を喫した挙句、ケストヒスマスを置き去りにしたことでそれをオルカに鹵獲されてしまう。
カラカスでは止むを得ず主人公達と行動を共にし、僅かながら心境の変化を見せた。
一方でその傲慢は、旧人類を下等生物と見下すまでになっており、自分こそが全バイオロイドの主君にならんとする野心を秘めている。

○その他

諸事情から現在はPECSのシリーズの枠組みから外れているバイオロイド。

  • ランサーミナ
ラビアタ直属の対鉄虫部隊「ストライカーズ」に所属するバイオロイド。
元々はパブリックサーバント所属のジャングル探検ガイドだったが、戦闘用に改修され、巨大な盾と槍で武装している。
とてもポジティブかつ真面目な努力家で、いつも戦闘訓練に励んでいる。ストライカーズの仲間達のこともよく気にかけており、特に付き合いの長いティアマトとは親友と言ってもいい間柄。
モチーフはおそらくGN-X Ⅲ



追記・修正はそれ専門の会社を買い取ってからお願いします。

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最終更新:2025年04月18日 17:21

*1 バイオロイドの価格は付属の装備品なども込みの値段となっており、Safetyは警棒と拳銃のみという極めて簡素な装備のため。

*2 そのためか、戦闘による好感度の上昇度が最も低い

*3 韓国語版でも釜山弁を話す方言キャラになっている

*4 ロビーではほぼ「破壊」とか「突破」しか言わない

*5 バイオロイドとしての設計段階から失明しており、治すためには生体実験を含む多くの試行錯誤が必要との事。

*6 「女優が撮影中に顔を傷つけてはいけない」という理由で頭部が非常に頑丈に作られており、それを前提とした暴挙である

*7 行保護は自分と横並びになっている味方を、列保護は縦並びになっている味方を保護する能力

*8 少なくとも製造時点では。