テラスタル

登録日:2023/02/28 Tue 19:19:50
更新日:2025/02/23 Sun 18:29:54
所要時間:約 32 分で読めます




テラスタルオーブを 持っていると 戦闘中に ポケモンを テラスタル できるんだ!


ハルトの ニャオハは くさタイプに テラスタルしそう!!




テラスタル(Terastal)とは、『ポケットモンスター』シリーズに存在するシステムである。




■概要


メガシンカZワザダイマックスに次ぐ、『スカーレット・バイオレット』(以下『SV』)の新たなバトルの肝となる要素。
メガ→ギガ*1ときてついに「テラ」へとスケールアップを果たした。

そもそも『SV』では、全てのポケモンに対して通常のタイプとは別に「テラスタイプ」というタイプが与えられており、ステータス画面で確認できる。
普段は特に効力の無い設定だが、1回のバトルにつき1度、1匹にだけ「テラスタルオーブ」を使いポケモンを「テラスタル状態」にすることで、ポケモンのタイプが通常のものから「テラスタイプ」へと変化する

テラスタルしたポケモンは全身が結晶化して光り輝き、さらに頭には「テラスタルジュエル」というそのタイプを連想させる形の宝石を戴く。*2
こおりタイプの雪の結晶や、でんきタイプの電球のようにシンプルにそのタイプの特徴を表しているものをはじめ、ひこうタイプの風船やフェアリータイプのハートマークのように可愛らしいものもあれば、ゴーストタイプだと古参ファンには懐かしの(それともトラウマが蘇る?)ゆうれいがモチーフの結晶が付くし、果てははがねタイプのようにどう見てもで脳天をかち割られている物騒なジュエルまで様々。

メガシンカはもとより、Zワザやダイマックス(キョダイマックス)には特定のポケモン専用の技・形態があったが、テラスタルは今のところ全てのポケモンで等しく共通の効果が発揮される。

発動にあたってのエネルギーの名称は不明。リチャージ式で、使用後はポケモンセンターで回復するか、パルデア地方キタカミの里、ブルーベリー学園内のテラリウムドームに点在するテラレイドバトルのクリスタルに触れることでまた充填され、次の戦闘で使えるようになる。
DLC『ゼロの秘宝』後編『藍の円盤』エンディング後はテラスタルオーブのチャージが不要となり、連続で使用できるようになる。*3
ちなみに序盤でのネモのセリフから、テラスタルの使用・オーブの所持には申請や許可が必要で、専用の講習も実施されているとのこと。またモブトレによればテラスタルオーブは貴重な品らしい。

野生のポケモンやタマゴから孵ったポケモンは、基本的に元々のタイプのテラスタイプしか持たない。複合タイプの場合はどちらかランダムであり、過去作から送ってきたポケモンはタイプ1で固定となる。
しかし、テラレイドバトルの結晶洞窟内に登場するポケモンや、フィールドで時折見かける光り輝くポケモンは本来のタイプとは異なるテラスタイプを持つこともある。
テラスタイプは、チャンプルタウンにある「宝食堂」で各タイプごとに設定された「テラピース」と呼ばれるアイテムを50個と引き換えに変更することができる。
『SV』の育成はだいぶ簡易化したが、このテラピース集めだけは手間がかかるため割と不評。

総合すると、同じポケモンでも全く別の戦い方をさせることができるようになり、戦略の幅が大きく広がったといえる。
今作のジムリーダーなどネームドトレーナーも勿論使用してくるが、その性質上タイプ統一とは全く関係ないポケモンをテラスタルしてタイプを合わせるという荒業を披露してくる者が少なくない。
タイプ一致技を強化するのも、タイプ変更を活かしてチームの弱点を補完するのも、あるいはサブウェポンを強化して攻めの幅を広げたりするのも良い。
きっと色々な意味で輝けるポケモンたちがいるはずだ。

戦闘以外の面でも、タイプごとに違う色のジュエルの輝きを活かして色違いのように見た目変えを楽しんだり、ポケモンごとに似合うジュエルの組み合わせを探したり、
逆にゴツいポケモンに可愛いジュエルが付くテラスタルをさせてギャップを楽しんだりしても良し、と遊びの幅は広い。
とあるジムリーダーのテラスタル発動時のセリフのように、ポケモンの見た目や図鑑設定に絡めたネタを仕込んでみても面白いだろう。

ちなみに、テラスタルしたポケモンが倒されると閃光と共にクリスタル部分が豪快に破裂する
しかも、トレーナーの仕草やアニポケでの描写からして本当にクリスタルが飛び散っている。危ねえ!


■仕様詳細


使用条件

上記した「テラスタルが使用できる状態」であること。
ダイマックスと同様に特別な条件は必要なく、Lv100のリザードンだろうとLv.1のコイキングだろうと平等に発動できる。
テラスタル状態は手持ちに引っ込んでも継続するが、ひんしになると解除される。
また、上述の通り使用できるのは1バトル1回のみである。


タイプ変化

テラスタルしたポケモンのタイプは「テラスタイプ」に変わる。
例として、でんきタイプでテラスタイプはひこうのピカチュウをテラスタルするとひこうタイプになる。
これによりひこうタイプのわざにはタイプ一致補正が適用され、攻撃を受ける際の耐性もひこうタイプのものになるので、元々の弱点のじめんタイプ攻撃を無効化できる。

タイプ固有の特徴や耐性についても変化後のタイプを元にする形となり、元々のタイプの持っていた特徴は無視される。
例えば上述のひこうタイプになったピカチュウは「へびにらみ」や「でんじは」を受けるとまひ状態になる。
ゴーストタイプになったバンギラスは、「すなあらし」のダメージを受けるとともに、この天候のときに特防が1.5倍になる効果も得られなくなるが、「かげふみ」等の効果を受けず交代できるようになる。

なお、テラスタイプは単タイプにしか変化しないため、テラスタルした時点で1/4耐性、4倍弱点ともに基本的に消滅する。
(も考慮すると、「たいねつ」ドータクン+炎耐性テラス、「あついしぼう」タルップル+炎or氷耐性テラス、「きよめのしお」キョジオーン+悪テラスのように1/4耐性を持つものや、「もふもふ」ハカドッグ+炎弱点テラスの様に4倍弱点を持つものも存在する)。

加えてテラスタル状態のポケモンに対しては「みずびたし」などのタイプを変更する効果の技や特性は無効になる。
ひこうテラスタルで「はねやすめ」してもひこうタイプは消えず、「もえつきる」*4や「でんこうそうげき」は対応したタイプにテラスタルしていないと必ず失敗する代わりに、対応したタイプにテラスタルしていると連発できる。
他にもモルペコは「オーラぐるま」のタイプ変化との兼ね合いからか、「はらぺこスイッチ」によるフォルムチェンジが無効になり、テラスタルした時のフォルムが維持される。

ただし、テラスタルする前に受けたタイプ変化は反映されたまま。
例えば、「みずびたし」であらかじめみずタイプに変更した状態でテラスタルした場合、一致補正は(交代するまで)テラスタイプ+みずタイプにかかる。
フォルムチェンジによって姿が変化する場合はタイプ変化技の仕様上その効果が消えるため、フォルムチェンジ時に一致補正が元に戻る。
「タールショット」も似たような影響があり、テラスタル後はほのお弱点付与は効かなくなるが、テラスタル前にほのお弱点付与がされた場合はその効果が残る。
なぜか「もりののろい」のみテラスタル中は効かないどころかテラスタル前に受けた場合もその効果が消えてしまう
前の2者がそれぞれ「タイプ自体を変更する」「ほのお弱点という状態にする」のに対し、こちらは「タイプを追加する」という仕様だったのがいけなかったのだろうか。

正直な話をすると、テラスタルで本当に恐ろしいのはタイプ変化による耐性の変化にある。
本来弱点を突ける相手でも強引に受け止められて返り討ち……と言う状況が第8世代のダイマックスの時以上に頻発する事になる。
特に4倍弱点が半減に変われば被ダメージは実に本来の1/8。ダイマックスが実質被ダメージ1/2と考えると、計算の狂いようが半端ではない。
しかも相手のテラスタイプは切らないとわからないため、相当読みが上手くないと対策が取りづらい。
故に意気揚々と先制攻撃……というわけにもいかず、素早さこそ重要だが絶対ではなくなったのはだいたいこのシステムのせい。ついでに、「マルチスケイル」が(特にカイリューのものは)ぶっ壊れになり氷4倍だから許されていた特性だったと感じるプレイヤー多数。
またせっかく耐性をチェンジしても、半減だろうが倒されてしまっては意味がなく、逆に相手からの不意のタイプ変更を気にせず殴り込める火力を持つポケモンの頼もしさは極めて大きい。
加えて相手からの不意のテラバーストを耐えられるポケモンと耐えられないポケモンでは扱いやすさが天と地ほど違う為、SVの対戦環境ではとにかく種族値が求められるようになっている。




技に関係する変化

上述の通り、テラスタル状態になると、テラスタイプ先のわざに対してタイプ一致補正が適用される他、元々のタイプの一致補正もそのまま適用される。例えば上述のひこうタイプになったピカチュウであれば、でんきタイプとひこうタイプのわざの威力が1.5倍になる。
また、テラスタイプと元々のタイプが一致する場合、そのタイプの技は2倍の補正値が乗る。例えるなら特性「てきおうりょく」状態。
このため「このポケモンのこのわざは今まで耐えられたのに、テラスタルの強化込みだと耐えられない」ということも起こりうる。

ただ、あくまでも先述の通り本体のタイプ自体はテラスタイプのものに塗り替わる。1.5倍補正だけが残っている状態と言える。
その為、タイプ一致補正を2倍にする特性「てきおうりょく」を持つ場合は、テラスタルしたタイプのわざに2倍の補正、元々のタイプの技に対しては1.5倍の補正がかかる形になる。
故に、変化したタイプ次第では元の一致火力が下がる可能性がある。
テラスタイプと元々のタイプが一致していた場合は、そのタイプの技に対しては2.25倍の補正がかかる。
(各々の効果の補正分を単純に足すか掛けるかすると2.5~4倍にもなり得るが、さすがに平時からこれは強すぎると判断された模様)

また、ゲーム内では一切説明が無いが、テラスタイプと一致した威力60以下の技の威力を60に補正するという効果もある。
ただし、先制技・連続技・相手によって威力が変動する技は対象外となる。もし対象だったらネズミざんが最大威力600×タイプ一致補正2倍というおぞましい事態に……。
この補正は特性「テクニシャン」等の補正がかかった後の威力を60に補正する為、残念ながら威力60以下の技が全て威力90になったりはしないが、「ほっぺすりすり」などの超低威力の技でも最低限の攻撃性能を得られるので場合によっては脅威になりうる。

のろい」については、タイプ変更した場合はその対応するタイプの効果できちんと適用される。
例えばミミッキュが素で「のろい」を使用すると「呪い」となり体力を削って呪いをかける効果になり、
ゴースト以外のタイプにテラスタルすると「鈍い」となり素早さを下げて攻撃・防御を上げる効果になる。

先述のタイプ変化の仕様は技にも影響しており、
パーモットの「でんこうそうげき」は使用前にテラスタルした場合は一致補正2倍のまま連発が可能だが
使用後にテラスタルした場合は元のタイプを失っているため一致補正は交代するまで1.5倍になる。


・テラバースト

わざマシン全般が使えないコイキング*5メタモンコスモッグ&コスモウムに加えてテラパゴス以外の全てのポケモンがわざマシンで覚えられる技*6
通常時は威力80命中100で追加効果も無いノーマルタイプの特殊技だが、テラスタル状態のポケモンが使用することでわざのタイプがテラスタイプに変化し、攻撃と特攻を参照して攻撃>特攻なら物理技、攻撃≦特攻なら特殊技になるという効果を持つ。
似た効果を持つ「フォトンゲイザー」や「シェルアームズ」をイメージすると解りやすいだろう。
もちろんタイプ一致補正も適用されるのでテラスタル中は実質威力が120または160になる。

攻撃と特攻は状態異常以外の全てのステータス計算が終わった後の値を参照する。このため両刀寄りのポケモンに「いかく」や「つるぎのまい」などでランク補正がかかった場合、想定とは異なるテラバーストになることもありうる。
また、レジギガスの「スロースタート」は分類判定に効果が乗る仕様であるため、攻撃は半減ではなく元の数値(+ランク補正)が使われ、物理判定になるとその上でダメージが半減してしまう。

通常時はノーマルタイプの技なので「フェアリースキン」などの効果が適用される。
このためこだわりアイテムを持ちながらも一度だけ技のタイプを変更するという戦法を取ることも一応はできる。

欠点は、テラスタルを切らないとノーマルタイプの特殊技でしかないので、普段使いで腐りやすい事。
特に物理型のポケモンとなると、他のポケモンでテラスタルを切ると実質技3つで戦う羽目になってしまう
かの「めざめるパワー」と違い、相性を補完するサブウェポンというよりも切り札に近い。
いつテラスタルを使うのか、そもそも誰にテラバーストを搭載するのかはパーティと相談と言える。

ちなみにテラスタイプごとにちゃんと技エフェクトが設定されている。芸が細かい。


■宝食堂


チャンプルタウンにある食堂で、ポケモンのテラスタイプを変更できる場所。
この街のジムリーダーであるアオキに勝つと利用できるようになり、レイドバトルで入手できるテラピースを材料に特別な料理を作ってくれる。
基本的にはどんなポケモンだろうと変更前が何タイプだろうと、テラピースさえ持って来ればOK。
ただし変更には各タイプ毎のテラピースが50個も必要になる上に、肝心のそれ自体が通常時は★3以上のレイドで1回につき2〜6個程しか入手できないので、気軽に変更はできない。
一応ブルーベリー学園にはテラピースがあちこちに落ちているのである程度はマシになったがそれでも特にどうぐガチャどうぐプリンターを使用しないで集める場合は手間がかかるため、テラスタルタイプ変更は計画的に。
ちなみにテラピースは明らかに結晶のような形状をしているが、食べても問題ない物質のようである。そして何より、そんなものを料理してのける宝食堂の女将は何もんなんじゃ?
例外としてオーガポンテラパゴスはテラスタルの仕様が特別な兼ね合いでテラスタイプを変更できない。この他にもこの2匹はテラスタルに関する固有の仕様が多い。詳細はそれぞれの個別項目を参照のこと。


テラレイドバトル


剣盾』の「マックスレイドバトル」のテラスタル版と言っても良い、他のプレイヤーやNPCと共闘してテラスタルした野生ポケモンと戦うマルチプレイ要素。
更なる詳細は項目を参照のこと。


■各テラスタル活用とジュエルの形状、「テラバースト」のエフェクトなど


ノーマル

耐性としてはゴースト無効くらいだが、弱点もかくとうのみと意外にも受けで優秀なタイプ。
攻撃面では「しんそく」「ばくおんぱ」「からげんき」「ネズミざん」といったわざがタイプ一致(あるいは補正重複)で放てるようになる点が強力。
勿体ないけど「じばく」や「だいばくはつ」も対象なので火力を突き詰める事もできる。『SV』にシルヴァディがいたらどうなっていたことやら。
主にゴーストタイプのポケモンがゴーストタイプミラーを制するため、または上述の技を持つポケモンの火力を高めるために選ぶ例が多い。
元々アタッカーとするには弱点タイプが存在しない上に耐性・無効タイプが鋼、ゴースト等とメジャータイプだった為、マイナー寄りだったノーマルタイプだが、
本作では「元々持つタイプの技をサブウェポンにノーマルのメインウェポン技で暴れる」「タイプ相性を貫通するほど破壊力あるノーマルのメインウェポンを運用する」といった使い方がなされている。
ただ、SVではサブウェポンも最低限しっかりしているポケモンが多いため使い手は割と限られており、どうしてもコイツのイメージが強くなりがち。

ジュエルはダイヤモンドを象ったもの。最もシンプル。
テラバーストのエフェクトは非テラスタル時より太いビーム。

くさ

普段は耐性面での弱点の多さ・攻撃面での半減の多さで何かと悲惨な扱いになりがちだが、テラスタイプとしては意外にも優秀。
でんきじめんを半減できる独特な耐性とみずへ弱点を突ける点が評価されている。
「キノコのほうし」といった粉技や「やどりぎのタネ」を無効にできる点も色々な意味で光る。耐久型なら一考。
一方で元々草タイプが持つ「苦手な相手はトコトン苦手」という性質も据え置きなので、出来れば「元々は草タイプに強いポケモンに対して強いポケモン」に採用し、切りどころに気をつけながら使いたい。
ジュエルはヒマワリなどの花束。
他、攻撃範囲と耐性がほぼマルっと入れ替わる為、元のタイプがいわタイプのポケモンとも相性がいい。
テラバーストのエフェクトは派手になった「ソーラービーム」。

ほのお

はがねタイプに弱点を付けるタイプであり攻撃面では申し分ないが、実は耐性も多い。
特にフェアリーを半減できるのは、サブウェポンにほのおわざを持つことが多いドラゴンタイプにとっては見逃せない点。
やけど状態にならないので物理アタッカーが「おにび」を避ける目的で採用することも。
ジュエルは燭台。シャンデラでこれをやれば頭の炎はそのままに燭台が追加されるので豪華。色違い個体だと更にピッタリ。
テラバーストのエフェクトは派手になった「かえんほうしゃ」。

みず

ご存知受けで優秀なタイプ。???「みずタイプは弱点が少なめだから」
ステータスこそ優秀だが耐性が壊滅的なポケモンのテラスタル先に選ばれる事が多い。はがねタイプとの差別化ポイントはほのおを半減できる点。
攻撃面でも半減できるタイプが少ないため通りが良く、タイプ一致テラスタルで更なる火力補強を狙ってくるポケモンも多い。習得者が大幅に減少したが交代技の「クイックターン」も補強できる。
ジュエルは噴水。
エフェクトは派手にして降ってくるものを水弾にした「りゅうせいぐん」。

でんき

なんと言っても弱点がじめんのみ。このためじめん攻撃を無効化する特性「ふゆう」「どしょく」と組み合わせることで弱点が無くなる。ただ耐性はちょっと薄いため、数値や持ち物が重要。
みずタイプ同様に攻撃面でも半減できるタイプが少ないため通りが良いほか、まひ状態にならないのも優秀。交代技の「ボルトチェンジ」も備えている。
耐性に目が行きがちだが攻撃範囲も地味に半減・無効タイプが多くなくサブウェポンとしてテラバーストを搭載する運用も向く。特にその数少ない半減・無効タイプを元のタイプで刺せる上、元のタイプの耐性面の貧弱さを補えるこおりタイプのアタッカーとの相性は極めて良く、半ばテンプレタイプともなっている。
え、攻撃種族値120から放たれる実質火力600のエレキスキンだいばくはつだって?
ジュエルは電球型。中にポケモンカードゲームの「雷エネルギー」でおなじみのマークが入っている。
テラバーストのエフェクトは激しい電撃と落雷。

こおり

耐性面は悲惨の一言に尽きるが、攻撃面では非常に優秀。
不意のこおりテラバーストを放つことで、かつてのめざめるパワーのようにドラゴンタイプを返り討ちにできる。
反面、テラスタル中は悲惨な耐性を晒しながら戦うことになるため、耐性を活かして戦うポケモンには不向き。
総合ステータスが優秀なポケモンはもちろん、耐性等関係ないほどの低耐久のポケモンにも合うだろうか。
但し今作からこおりタイプの防御が1.5倍になる「ゆき」が新たに天候として登場した為、物理受けなら一考するのもあり。いずれにせよややピンポイントメタな感じは否めないので、使いこなすには細やかな環境への観察眼が必要。
ジュエルは氷の結晶。
ちなみに、アカデミーの美術の授業ではアシスタントを務めるフカマル先輩がこのテラスタルを見せてくれる回があるが、担当教師のハッサクが「近くにいるとヒンヤリ肌寒いですね」と言うので実際に微かながら冷気を放っているようだ。
テラバーストのエフェクトは相手を氷塊に閉じ込めて砕く。

かくとう

こちらも攻撃面で優秀なタイプ。ノーマル・はがねに弱点を付くことができ、更にタイプ一致技に「インファイト」などの高火力わざを抱えるためタイプ一致テラスタルでまともな受けを許さない火力で攻めたてることもできる。
まともなかくとう特殊わざは命中不安の「きあいだま」と覚えるポケモンが少ない「はどうだん」しかないので、特攻メインのポケモンにテラバーストと一緒にセットするのも相性補完としては悪くない。
耐性面は微妙だが、あくタイプを半減できる数少ないタイプなのであくタイプの増えた今作では輝くかもしれない。
特にゴーストタイプはその広い攻撃範囲の僅かな隙をかくとうタイプでまとめて面倒見れる為、元々がゴーストタイプのポケモンを見かけたらこのタイプにテラスタルする事を警戒しておきたい。
ジュエルは握り拳。相手に手の甲を向けるアッパーで殴りつける形であり、昇り龍の如き拳を思い浮かべた人もいるだろうか。
手前(発動者)側からすればポケモンカードの「闘エネルギー」にも見えるだろう。テラレイドバトルのタイプ目印としてはほぼそのまんま。
テラバーストのエフェクトはまるで「全力無双激烈拳」

どく

初代は当時最強のエスパーに、その後も物理型がサブウェポンとして持っているじめん攻撃に弱点を突かれる点が痛かったが、世代が進んで評価されつつあるタイプ。
攻撃面ではフェアリータイプに弱点を付ける点、
耐性面ではかくとうむしフェアリーを半減でき、加えてどく・もうどくを防げるのが評価ポイント。
特にあくタイプのポケモンがどくテラスタルすると弱点が耐性に入れ替わるほか、どくタイプの弱点の一つであるエスパータイプに対しては元々のあくわざで弱点を付けるので非常に相性が良い。
しかしフェアリー以外に抜群を突けるのはどく以外にも弱点を多く抱えるくさタイプだけなので攻めの範囲が狭すぎる。あまり攻撃目当てで採用するようなタイプではない。
優秀な耐性を活かして耐久型のポケモンに採用するか、フェアリータイプメタと割り切るのが良いか。
ジュエルは髑髏マーク。要は危険物のラベルに付くアレである。
テラバーストのエフェクトは毒の間欠泉。

じめん

はがねタイプ定番サブウェポン「じしん」を擁するタイプであり攻撃面で優秀。
「じしん」の火力を上げることを軸にテラスタルするポケモンも多い。
耐性面では一貫性の高いでんきタイプを無効にできる点が光る。「でんじは」も受けないので攻撃面での特性も合わせて物理アタッカーとはよく噛み合う。
ジュエルは言葉で説明しにくいが、恐らく半球状の地球の上半分をデフォルメしたもの。
「テラ」にはラテン語で「地球」という意味もある*7ので、名は体を表しているとも言えるか……?
テラバーストのエフェクトは派手にした「だいちのちから」。

ひこう

前作ではダイジェットを擁し攻撃面で猛威を奮ったが、今作ではじめんタイプを無効にできる耐性面を買っての採用が多い。
「じしん」だけでなく今作では「じわれ」を見かける機会も多いのでそれを無効にできるのは想像以上に優秀。
攻撃面では「ブーストエナジー」と「アクロバット」の相性が注目され、トドロクツキ等にはこちらのシナジーを踏まえての採用が見られる。元々一貫性が高いタイプでもある為、無双エースにも向く。
ジュエルは風船。
テラバーストのエフェクトは通常サイズに収めた「ダイジェット」。
余談だが、ピカチュウでテラスタルするとその姿はまるで懐かしの……
そしてピッピでテラスタルをすれば悪夢の…(重すぎて落下はありません)

エスパー

耐性面ではイマイチなので、採用する場合はタイプ一致テラスタルで攻撃性能を強化する狙いが多い。
サイコフィールドで強化された「ワイドフォース」などのエスパーわざや、能力ランクを上げた状態での「アシストパワー」等であれば半減等でもゴリ押せる火力を得ることも夢ではない。
ただし、悪タイプだけはどうにもならない上、本作は悪タイプで優秀なポケモンも多い。対策は必須。また、どうしても一芸特化になりがちで汎用性が低い事は否定しがたい。*8
ジュエルは瞳。「ポケモンカードゲームの『超エネルギーのマーク』」と言えば何となくイメージしやすいだろう。
テラバーストのエフェクトは紫色の光を収束させ爆発する。

むし

採用する場合は、攻撃面では半減されるタイプがあまりにも多いためエクスレッグのような火力での一点突破を狙っての採用になりがち。
一方、ひこうタイプに近い耐性(かくとう・じめん・くさ半減)を得ながらフィールド効果を頂く時に採用されることも。代表例はテツノイバラヒードラン
ヒードランに関しては一見ネタっぽく感じるが貰い火で炎無効、元の弱点の格闘と地面半減という耐性へ変化する為、意外と優秀だったりする。
とくせい「いろめがね」を持つ前述のエクスレッグであれば半減を無視できるので、タイプ一致テラスタル補正も含めて馬鹿にできない火力が出る。この上で優秀な交代技「とんぼがえり」を擁する点は魅力的。
ジュエルは蜂のような翅と触角。色合いが近いこともあって言われないと一瞬くさタイプにも見えてしまうかも。
テラバーストのエフェクトは派手にした「むしのていこう」。

いわ

相性補完として定番のサブウェポン「ストーンエッジ」、タスキも潰す「ロックブラスト」、ダブルバトルで強力な「いわなだれ」を擁するので攻撃面で優秀。
ノーマルタイプを半減できる点と「すなあらし」下で特防が1.5倍になる点は魅力だが耐性面はくさと同じく弱点5個と悲惨。やはり攻め意識で切る事になるだろう。
バンギラスの場合、これ以外にテラスタルすると「数値以上に硬い」を損ないがちなため、これかステラタイプ以外へのテラスタルは変化球と捉えられがち。
ジュエルはデフォルメしたパルテノン神殿そこはストーンヘンジじゃないんだ?イシヘンジンと被るから?
慣れない人はじめんと間違えがちになるだろう。
テラバーストのエフェクトは大量の岩石を降らせる。

ゴースト

耐性面でノーマル・かくとうを無効にできる点が光る。カイリューなどの「しんそく」で縛られる展開を防げる。
攻撃面では一貫性の高いゴースト技の火力を底上げできる点が光る。
ただし相互に弱点を付く関係と相手がノーマルテラスタルという選択肢を持てる都合対ゴーストタイプは不利になりやすい点に注意。
「かげふみ」等の影響を受けずに交代できるという特性もあるので、うっかり捕まえられた際に離脱するために変化という選択肢も取れる。
「のろい」の効果を「呪い」に変えるというトリッキーな使い方も。「鈍い」とも相性が良く、特性「きよめのしお」も噛み合うキョジオーンなどはこの恩恵を受けやすい。
本作はテラスタイプも含めノーマルタイプのアタッカーがかなり躍進しており、対策しなければ手も足も出せずに倒されがちな為、防御面においては特に重要なテラスタルのひとつと言える。
ジュエルは初代のトラウマメーカー・ゆうれいのような形。なお本家本元とは違って相手を怖がらせる効果は無い。
テラバーストのエフェクトは使用者の周囲に浮かんだ人魂が相手に襲いかかる。

ドラゴン

御三家3タイプでんきタイプを半減できる耐性が優秀。はがねタイプのポケモンとは弱点・等倍だったタイプを耐性にできる点から相性が良い。
攻撃面ではこちらも一貫性の高いドラゴン技の火力を底上げできるが、元々の火力の高い技が多いので他の一貫性の高いタイプより恩恵は大きい。
ただ、弱点を突けるのもドラゴンのみなので専らタイプ一致のメインウェポン強化に使われる。例によってフェアリータイプには無効にされるので注意。
ジュエルはドラゴンの頭と翼。
テラバーストのエフェクトは青くなったほのおテラバースト。

あく

あくゴーストを半減できる耐性が活きる。ゴーストとは耐性が真逆になるのでこちらもゴーストタイプミラーで優秀。
攻撃面ではゴーストと被り気味だが、こちらも一貫性が高く火力底上げに貢献できる。
「いたずらごごろ」持ちからの変化技を受けないという特性もあるので素早さを無視した「ちょうはつ」を受けずにサポートするのにも使えるか。
また、サイクル構築において、特殊受け担当ポケに対する突破の芽となり得る「サイコショック」やクエスパトラの「ルミナコリジョン」を無効にして対抗するべく、
ハピナスドオーなどが採用するというニーズも見られる。
ジュエルは言葉では表現しづらいが、なんか悪そうな顔が映ったパンクな吹き出し。いやイメージしにくいからって……。
テラバーストのエフェクトは赤黒くなったひこうテラバースト。

はがね

11タイプへの耐性を持ち、受けについては他の追随を許さないほどの優秀さを誇る点はテラスタイプであっても変わらない。
特にドラゴンタイプとは3つの弱点を耐性に変えられるので相性が良く、全体的なステータスの高さもありランクバトルでドラゴンタイプを復権させる一因となった。
攻撃面ではフェアリータイプの弱点を突ける点が光るが、半減されやすいケースが多いのはどくタイプと同じ悩み。
先制わざの「バレットパンチ」を擁するのでこちらの強化目的で使われる場合もあるが、やはり攻撃面よりは防御面を意識したテラスタイプになるだろう。
ジュエルは斧…なのだが正面向きのため自分や敵にぶっ刺さってしまいそうな形であり、物騒な造形という点でもピカイチ
またジュエルの留め具の位置はポケモンの種類によって斧の柄の部分だったり刃を受け止める形だったりと様々なので、どんな様子になるか見比べてみるのも一興。
テラバーストのエフェクトは金属の塊を相手に転がしてぶつける。
ちなみにボスゴドラにテラスタルをしたらはがね単タイプになるため「疑似メガボスゴドラ」になれたのだが、ボスゴドラは入国できない…残念。

フェアリー

ドラゴンタイプを無効にする耐性が優秀。上述の通りはがねテラスタルの影響でドラゴンタイプが増えているので対策として使える。
しかし、こちらもはがねテラスタルどくテラスタルで弱点を突かれる点にも注意。
攻撃面では一貫性の高いフェアリーわざの火力を底上げできる。「フェアリースキン」による強化に一致テラスタルによる強化を上乗せすることもできるので両立可能なニンフィアはとんでもない火力を叩き出せる。
特に深く考察しなくても汎用性に優れたタイプではあるため、迷ったらこのタイプにテラスチェンジしてもいいかもしれない。
ジュエルは天使の翼のような意匠の付いたピンク色のハート
テラバーストのエフェクトはピンク色になってハートのエフェクトが追加されたエスパーテラバースト。

ステラ

DLC『ゼロの秘宝』後編「藍の円盤」で登場する新たなテラスタイプ。
このタイプを元から持つポケモンは存在せず、テラスタル使用時のみ発現する。
ステラテラスタイプの仕様も他タイプにはない、テラスタルと密接に絡んだ独自のものが多い。
詳細は個別項目を参照のこと。


■テラスタルの秘密




■他媒体


アニメにおけるテラスタル



リザードン、可能性を超えろ!


出典:ポケットモンスター 14話『とべ!カイデン!!』
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ポケットモンスター(アニメ第8シリーズ)にて初登場。
10話でゲームと同じくコルサウソッキーに対して使用したのが初の使用シーンで、この時はくさテラス「くさわけ」でロイのホゲータを翻弄した。
その後もフリードが自身のリザードンに使用し、あくタイプの「テラバースト」で相手を圧倒する場面があった。*10
ゲーム内設定とは違いテラスタルの使用に場所の制限はないようであり、本来ならテラスタル現象が起こらないはずのガラル地方でもテラスタルを使用するシーンがみられた。*11

リコ・ロイ・ドットの主人公組は「テラスタルデビュー」編にてオレンジアカデミーによる「テラスタル研修」を受けることとなる。
テラスタル研修はジムリーダーとの勝負によるジムテストで、1vs1の基礎テスト・2vs2のシングルバトルで行われる応用テスト共に合格することでテラスタルオーブが正式に授与されるものとなっている。
研修期間中はアカデミーからテラスタルオーブが一時的に支給されるが、テストに合格するまでは研修生がジムテスト以外でテラスタルを使用することが禁止されており、基本的に一発勝負となるジムテストで不合格となった場合は研修は終了、テラスタルオーブも学園に返却する決まりとなっている。
テストは「テラスタルを適切なタイミングで使用し、扱うことができているか」「応用テストの場合はポケモンの交代も適切に行われているか」が評価の基準となっており、合格には必ずしもジムリーダーに勝利する必要はない。*12

紆余曲折ありながらも、リコ・ロイ・ドットの3人はテラスタル研修を無事に修了し、自身のテラスタルオーブを入手するに至った。
特にリコ、ロイは応用テストで一度は不合格を告げられるものの、ロイはライムの「出直してきな」という発言をきっかけにすごいとっくんで自身とホゲータを磨き上げ、特例で認められた再テストでリベンジに成功し、リコはエクスプローラーズの襲来からアカデミーを守るためにテラスタルを使用して、オニキスを退けたその姿勢をグルーシャに再評価され、合格を言い渡された。

また、エクスプローラーズサイドにも使用者がおり、アメジオはハンベルから支給される形でテラスタルオーブを手に入れており、アカデミーに潜伏中だったサンゴとオニキスもこのテラスタル研修を経てオーブを手にしているようである。

その他

漫画『ポケモンカードゲームやろうぜ~っ! スカーレット&バイオレット編』では、舞台である寺須樽(てらすたる)市の由来にもなっている。


■余談


  • 作中戦うことができる主要トレーナーはそれぞれバラバラのテラスタイプを使用しており、ホゲータを選んだ場合を除き作中だけで少なくとも1度は全タイプのテラスタルをしたポケモンと戦うことができる。
    中でもナンジャモは上述のでんきテラスタル+「ふゆう」のコンボで弱点なしのポケモンを使用してくるので序盤の難所として名高い。

  • 上記の通り最初に選んだポケモンがホゲータだった場合、ほのおテラスタルを使ってくる相手が全く登場しない。
    (スター団メロコはテラスタルオーブを持っていない)
    後にDLC『藍の円盤』にてブルベリーグ四天王のアカマツがほのおテラスタルを使ってくるため、ようやく最初のポケモンに関わらず全タイプのテラスタルを見る機会ができた。

  • テラレイドバトル以外にも、道端の野生ポケモンでオレンジ色に光り輝く個体が戦闘開始時にテラスタルを使ってくる。
    テラスタル中は捕獲できないという制約があるため初手クイックボールが無意味、加えてHP減少時に必ずテラスタルが解除されるシーンが必ず入るため一撃では倒せない、という実質的な「がんじょう」要素を持っているのが特徴*13
    攻撃以外のダメージは普通に通るため、もうどく状態にしたり、ほろびのうたを使ったりするとHP減少は途中で止まらずトドメを刺すことになる。ちゃんと普通に攻撃して弱らせろということだろう。
    主要道路から遠くないところにいるポケモンなら周囲の野生ポケモンとレベルはそう離れていないが、脇道の探索を進めて出会うようなものだと近くの野生ポケモンよりもレベルが20も30も上のものもいる。
    オープンワールド制の自由さを活かして育成より探索を進めている場合にも高レベルポケモンと遭遇しうることになるのでかなりの脅威だが、幸いピッピにんぎょうは有効なのでいざとなったら落し物としてもよく拾うこれを使って逃げよう。
    捕獲したりうっかり倒してしまったりした場合も、一定時間経過後に同じ場所でまた出会える。

  • ストーリー中では使用制限があるので「切り札」に近い使い方をすることになるが、学校最強大会・ポケモンリーグ・ぬしポケモンとのバトルのみ例外で、バトル終了後に自動的にテラスタルオーブがチャージされテラスタルできる状態で連戦することに。最強大会はともかく他はどうやって回復しているんだろう
    冒険中にラストエリクサー症候群に罹患したトレーナーは使うタイミングを失って存在を忘れ、ジムリーダーが使用して思い出すことも。

  • スター団幹部たちの切り札であるブロロローム・スターモービルは元のタイプから単タイプに変化しており、姿こそ大きく違うがポジションとしてはテラスタルとほぼ同じになっている。

  • テラスタル発動時には眩い光と髪が靡くほどのエネルギーが放たれるなど相当負担がかかるようで、オーブを構えたトレーナーは姿勢を崩したり顔をゆがめたり目を瞑ったりすることが多い。このあたりがその所持に申請や講習の受講が必要な理由なのだろうか。
    • 運動が苦手と明言されているネモやインドア派のボタンはまだしも、ピクニックが趣味で、加えてとある事情から各地を歩き回り体力はそれなりに蓄えていただろうペパーですら少し怯んでいたあたり、かなりの反動があるようだ。そんな中、彼らと年代が近いにもかかわらずオーブを天高く掲げて仁王立ちし、髪も揺れずこれといった負担も感じていないように見える主人公はどうなっているんだと一部でネタにされたことも。
    • なお、ジムリーダーや四天王、一部の教師はこの反動をものともしていない、もしくは怯んでもすぐ立ち直るなど、まさに「強敵」らしさが表現されている。

  • ストーリーで戦うトレーナーは切り札の特定の一体しかテラスタルしない。このため、強制交代などを利用して切り札のポケモンを先に倒すと、相手はテラスタルを使用してこなくなる。

  • この自由にタイプを変えられるテラスタルの存在のせいか(というか間違いなく)、特性「ふしぎなまもり」で効果抜群の攻撃技やスリップダメージ以外受け付けないヌケニンは『SV』に一切登場しない。対戦バランス崩壊待った無しなので当然だろう。とばっちりを受けたテッカニンも気の毒である。キタカミの里、セミがいそうな風土なのになぁ…
    • ただでさえ素のタイプでも持ち物やこちらの編成次第で詰みかねないのに、タイプまで変えられたら手の付けようがない。でんきテラスで風船でも持たせたら「かたやぶり」のポケモンや状態異常技以外で撃破は不可能になる。
    • おまけに『SV』で天候「あられ」が「ゆき」に変更されてスリップダメージが発生しなくなったのもヌケニンにとって追い風。



追記・修正は???タイプへテラスタルしたトレーナーがお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • パルデア地方
  • ポケモンSV
  • ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
  • テラレイドバトル
  • 終わりなきテラピース集め
  • SV
  • ポケモン
  • ゆうれい
  • タイプ格差
  • テラスタル
  • テラスタイプ
  • テラスタルオーブ
  • テラスタルジュエル
  • ポケモン強化要素
  • 結晶
  • ジュエル
  • キラキラ
  • ポケモンバトル
  • 宝石
  • 終わりなきテラピース集め←藍の円盤で終了
  • 所要時間30分以上の項目
最終更新:2025年02月23日 18:29

*1 キョダイマックスの英語名はGigantamaxで、メガシンカ(Mega Evolution)に引き続き大数の接頭辞を含んでいた。

*2 複数の頭があるポケモンはどれか1つが代表してテラスタルジュエルを戴くが、「2つの頭は仲が悪い」という設定を持つジヘッドのみ胴体から生える。

*3 テラレイドバトルを除けば、1回のバトルで複数回使用可能になるわけではない

*4 SVでは習得者がいないため、実際に使うには「ゆびをふる」で出す必要がある

*5 今までわざマシンとは無縁だった他のポケモンは少なめとはいえ対応技が増やされており、「テラバースト」も習得可能になっている

*6 ドーブルはわざマシンを使えないものの、「スケッチ」経由なら習得可能

*7 ただし発音は似通っているがスペルは違う。「テラスタル」の「テラ」は「tera」だが、「地球」という意味なら「terra」。

*8 事実、元がエスパータイプ以外のエスパーテラスタルは採用率がぶっちぎりで低い。

*9 より正確にはエリアゼロの結晶

*10 このときは相手が遠隔で指示を出していたため、戦況を完璧には把握しきれなかったのもあるかもしれない。

*11 事前にテラスタルオーブにエネルギーをチャージさえしておけば、どこでもポケモンをテラスタルさせることができる可能性もある。

*12 実際、リコとドットは基礎テスト・応用テスト共にジムリーダーに敗北を喫しているが、いずれもジムリーダーの判断により合格を貰っている。

*13 このおかげで捕獲する時はみねうちなどでHPを調整する必要がないとも言える