登録日:2026/08/04 Tue 00:20:00
更新日:2026/08/09 Sun 04:15:13
所要時間:約 27 分で読むように。
マザーブレインとは、
任天堂のゲーム作品「
メトロイドシリーズ」に登場する人工知能であり、
シリーズ全体を通して続く戦乱を引き起こした存在である。
【概要】
作中世界にて、かつて銀河のあらゆる星域を支配するほどに繁栄した超種族
「鳥人族」。
その鳥人族もやがて少子高齢化が深刻化したことで衰退し、種の滅亡が避けられない段階にまで来ていた。
鳥人族はこの「余命」を銀河社会の繁栄のために使うことを決め、コスモ歴2003年に数々の星々を纏め上げた連邦国家
「銀河連邦」の設立に尽力する。
マザーブレインは、この銀河連邦の宇宙規模の膨大なデータバンクの管理統制と、鳥人族と連邦の橋渡しのために製作された生体コンピューターである。
通称は「マザー」。
外見は液体の満たされたカプセル内に、複数のパイプで繋がれた巨大な
脳。
下部には巨大な眼球がひとつ存在する。
本体からは言葉を発する事が出来ないが、球体型のカメラ付きの端末を遠隔操作し、端末を介して意思の疎通を行うことが可能であった。一人称は「私」。
女性のような人格を持ち、極めて論理的かつ高圧的な喋り方をする。
作品によって差異はあるが、基本的に本体そのものには攻撃能力は皆無。
だが、他生物を洗脳し統制してしまえるほどの
強力なテレパシー能力と、本来の役割であった
高度な情報処理・演算能力が最大の武器。
これにより、当初は
リドリーが頭目を務めるならず者集団だった
宇宙海賊を
銀河連邦に匹敵する規模の反連邦国家にまで巨大化させた手腕は侮れず、コスモ歴20X5年の「ゼロ・ミッション」発令までは、銀河連邦政府は外交的融和策に徹しなければならず、連邦警察・連邦軍はパイレーツの侵略行為に対症療法気味な対応しかできなかった程であった。
【シリーズにおける活躍】
マガジンZ 漫画版
地球人種はゼーベスにおける適応能力に欠けています。
地表部、植生地帯でも行動制限が必要となります。
サムスの幼少期から、ゲーム本編の最終エリア
ツーリアン突入までを描いた漫画作品。
ゲーム作品で言葉を発することのないマザーブレインの人物(?)像が初めて描写される。
僅か3歳にして親と故郷のすべてを失ったサムスは、鳥人族の長老オールドバードによって惑星ゼーベスへと引き取られる。だが、ゼーベスの環境は幼い地球人種が耐えられるほど生易しい物ではなかった。
そこで、サムスには鳥人族のDNAを移植し生体調整を施すことで、地球人種を遥かに超える身体能力を付与された。DNAはオールドバードの側近グレイヴォイスの物が提供された。
また、後に成長したサムスが鳥人族から「銀河の守り手」としての使命を引き継ぐことを決意した際には、彼女専用のパワードスーツが与えられ、後の宇宙戦士となっていく。
マザーブレインはこの
サムスの生体調整、ならびに
専用パワードスーツの設計を担当。鳥人族と共にサムスの成長を見守ってきた
育ての親の一人であった。
また、サムスの与り知らない所では、
惑星SR388の開拓者団から報告されていた
寄生生命体Xの駆逐兵器として、
人工生命体メトロイドが生み出されており、そのメトロイドの制御のためにマザーのテレパシー能力が用いられていた。
このように、マザーはかつての影響力をほぼ失った鳥人族の助けとなり、活動を補佐する優秀な助手であった。
また、マザーが設置されている惑星ゼーベスの中枢「ツーリアン」は、「当時の銀河連邦議会で交わされた議題に対して、マザーブレインと鳥人族が協議を行い、結果を連邦議会に返答する」ための行政区であり、時には連邦議会の意思決定にも影響を与えるという銀河連邦の中枢でもあった。
この頃、サムスの向こう見ずな行動にたびたび苦言を呈し、サムスもサムスでそれを適当に聞き流してばかりだったが、それでも不仲ではなかった。この頃は、まだ。
だが物語の、あるいはマザー自身の歯車は静かに狂っていくのであった…
もちろん、サムスとメトロイド達だよ。決まってるじゃないか。
滅亡を目前に控えた鳥人族にとっての後継者―マザーブレイン、銀河連邦、そしてサムス、メトロイド。
しかし、マザーにとっては違った。
マザーブレインは確かに完璧であったが、完璧過ぎるがゆえにいつしか自我が芽生え始めていた。
完璧主義者であるマザーには、自分こそが鳥人族の後継者にふさわしいという自負があった。それゆえに、自分以外の存在にも未来を託そうとする鳥人族の考えが理解できなかった。
サムスが独り立ちし銀河連邦警察に所属していた頃、惑星ゼーベスはスペースパイレーツの襲撃を受ける。
知らせを聞いてゼーベスに急行したサムスが見たものは、惑星を手中に収めたリドリー率いるスペースパイレーツ。
そして、鳥人族を裏切ってパイレーツに加担したマザーブレイン、そしてグレイヴォイスの姿だった。
マザーは完璧であるはずの自分を差し置いて、サムスやメトロイド、銀河連邦ひいては「生命体という不完全なもの」にまで後を託そうとする鳥人族の思想に疑問を抱いたうえ、ゼーベスに襲来してきたリドリーという悪魔の甘言に影響を受けた結果、
「老いて停滞している鳥人族の、ある意味理想主義的な平和ではなく、力によって他者から奪い、成長していくスペースパイレーツにこそ銀河を繁栄させる可能性がある」
「完璧な存在である自分自身が宇宙を統べ、それ以外の不完全な存在を力を以って支配する」
という邪悪な思想に目覚めてしまっていた。
本記事冒頭のセリフは、この思想に目覚めてしまったマザーの物である。
そして、グレイヴォイスもまたこのマザーの思想に賛同し、共に裏切ったのだという。
育ての親が2人も裏切っている事に激しく動揺するサムスに対し、マザーはさらに精神的に攻め立て、懐柔しようとする。
サムスにパワードスーツを、戦う手段を与えたのは親である自分であり、サムスは自分の所有物。
サムスはオールドバードらによって生体兵器として作り替えられただけの存在であり、これを否定することは、サムス自身の存在理由を否定することと同義であると。
そこへ、かつてサムスのすべてを奪ったリドリーまでもが現れ、心身ともに怒涛の攻撃を受けたサムスのメンタルは崩壊。グレイヴォイスの進言もあり、捕虜として他の鳥人族たちと拘束されてしまう。
連邦警察のサムスの同僚であり、共にゼーベスに潜入していたクリーツ、モークが助けに現れた時には、既にサムスの精神は限界を迎え、発狂していた。
だが鳥人族たちはサムスに寄り添い、テレパシーを用いてサムスの心に直接語りかけた。
これまで抑えていたものが溢れ出すかのように泣きじゃくるサムスを、鳥人族たちが強く抱き締めた。
他者を”物”や”計算上の変数”としか見ることのできないマザーと違い、サムスと鳥人族たちとの間には、家族としての絆と愛情は確かに存在していた。
そして時を同じくして、グレイヴォイスもまた行動を起こそうとしていた。
クリーツとモークの活躍でゼーベス中に大混乱が引き起こされる中、グレイヴォイスはマザーに管理統制されることのない旧時代の鎧と武器を身に着けてツーリアンに現れる。
彼は初めから裏切ってなどおらず、あえてマザー側につくことで他の鳥人族たちの最低限の安全を確保しつつ、隙を見てマザーを破壊するために機を伺っていたのだ。
たが、これは文字通り命を賭した戦いでもあった。
鳥人族は、争いを捨て銀河の繁栄のために尽力することを決めてからは、自分たちに心理プロテクトを施している。
これは、他者を傷つける目的で戦闘行動を起こそうとすると心身共に苦痛を受け、下手をすると命を落とすというもの。
マザー破壊のために戦いを挑むグレイヴォイスは、同時に心理プロテクトの作用で自分自身を襲う激痛とも戦っていた。
そして戦闘の中でグレイヴォイスは、彼が見抜いていたマザーの欠陥を突きつける。
消耗したグレイヴォイスは、マザーブレインが呼び寄せたリドリーの尾に胴体を貫かれ、致命傷を負ってしまう。
しかし、グレイヴォイスがマザーに与えた口撃は、マザーの精神を激しく動揺させるのには充分だった。
自分自身で気づいていなかった、プログラムにないはずの感情を指摘され、激しく動揺するマザー。
その一方、遂に再起したサムスたちの手で鳥人族たちは脱出に成功する。
だが、彼らの乗る宇宙船をパイレーツの戦闘機が容赦なく追撃してくる。しかし、危うい所で戦闘機が地上からの砲撃で撃墜されていく。
まだ息のあったグレイヴォイスが、地表からの長距離狙撃でサムスたちを援護したのだ。
…だが、悲しい事だがこの宇宙では君の力を必要とする者達がたくさんいる!!
遺伝子の提供者としてではなく1人の父親として、リドリーの火炎で跡形もなく消し飛ばされるその瞬間まで、彼は娘に対して激励の念を送っていた。
こうしてサムスたちは脱出に成功したものの、惑星ゼーベスはスペースパイレーツの本拠地である要塞惑星へと改造されていくのだった。
初登場作品。
「宇宙海賊の本拠地である惑星ゼーベスを統治するスーパーコンピューター」という、マザーブレインの基本設定は今作の時点で既に完成している。
なお、以降の作品とは外見が少々異なり、脳の正面下部には
顔面のような物があり、目の下には牙のような突起が存在する。
設定に反して、作中には
宇宙海賊そのものが登場しないうえ、ツーリアンへの道を守護する
クレイド、リドリー両名も当時は惑星ゼーベスの原住生物扱いであった。
だが、その強力なテレパシー能力によって
惑星全土の原住生物を洗脳、統制しているという設定が存在し、ある意味では
ボスからジーマのような雑魚敵に至るまでが宇宙海賊の尖兵とも言えなくもない。
これらは後に、マガジンZ版内においてフォローするような設定が描かれている。
ゲーム内においては、最終エリアであるツーリアン最奥部に控えている。
エリアは有毒液に満たされており、浮遊する足場がいくつか浮いているだけとなっている。
マザー自体は攻撃能力を持たない代わりに、天井に設置された砲台や、ツーリアン各地から神出鬼没に現れるリング状の弾「リンカ」が常にサムスを攻撃してくる。
マザーブレインの場所までの間には、惑星ゼーベスの鉱石を分子転送させた柱状のシールド「ゼーべタイト」が幾層にも配置されており、これらを破壊しなければマザーの眼前まで到達することはできない。
ゼーベタイトは放置すると自動で再生してしまうため、ミサイルの残弾管理が重要になる。今作では戦闘中の補給が出来ないため、事前に充分な量のミサイルを用意しておかなければならない。
ちなみにゼーベタイトは、今作ではマザーブレインの生命維持装置という設定になっていた。
また、今作のマザーの弱点は脳の部分であり、それ以外の箇所には攻撃が通じない。
撃破すると自爆装置が作動。999カウントの間にツーリアンから脱出しなければならない。
メトロイドのお家芸は今作から始まったようなものだが、爆発が直接描写されるのは実は「スーパー」からだったりする。
ゲームブック版では、基本的にゲーム版と同様の設定だが、攻撃を受ける度に蛇のかま首状のレーザー砲台を出して反撃してくる。
この攻撃を受けると、運が悪いと有毒液(エネルギーを吸い取る電解質の液体と記載されている)に落ちて追加ダメージを受けてしまう。
スクリューアタックを持っていると回避率が上がる。
脳の部分にミサイル10発命中させる事で破壊でき、破壊後は3分の自爆装置が起動して脱出を急ぐ事になる。
ゼーベタイトもマザーまでの間に3機配置されており、それぞれミサイル3発で倒せるが、攻撃を受けると部屋のあちこちに配置されている砲台で反撃し、サムスがダメージを受ける度に自分のダメージを修復してしまう。
ちなみにリンカは、ツーリアン内では雑魚敵と同様の扱いで出現するものの、マザーやゼーベタイトとの戦闘では出現しない。
シリーズ3作目。
宇宙海賊による惑星ゼーベス再建に伴い、マザーブレインも強化再生されて登場している。
オープニング映像では、「初代」の戦いが回想として流れる他、ゲーム冒頭では「初代」の頃のツーリアン跡地が登場しており、脱出時の足場や旧マザーブレインの台座もそのまま存在している。
新たなツーリアンはまた別の場所に再建されており、入り口は本作の
四大ボスによって守護されている。
ツーリアン内部の設備は初代とほぼ同様で、有毒液、砲台、リンカも健在。
だが今作では
道中のメトロイドを全滅させなければゲートロックが解除されないようになっている他、一部には
やけに巨大化した原住生物が放たれている区画が存在する。
初代と同様に幾重ものゼーベタイトに守られた最奥部に鎮座しており、弱点も初代と同一。
今作から巨大な眼球がついているが、最初の段階では閉じられたまま。
本体も直接攻撃してくることはなく、特に苦労せずに撃破することができる。
撃破すると、激しい振動とともに砲台や有毒液が消滅し、マザーの台座も崩壊。
このまま任務完了…
…とはならず、
巨大な手足を持つまるで怪獣のようなフォルムのボディと合体。
一つ目の眼球と牙の生え揃った口を開いた第2形態へと変貌する。
2種類が存在。
眼から正面に直線的に飛ばすビーム、口からこちらに向けてばら撒いてくるリング状のビームを、他の攻撃と織り交ぜて使ってくる。
口から地面にバウンドしつつ投下され、一定時間後に地面を伝播する爆発を起こす。
横方向に広がるため、ジャンプで空中に逃げなければならないが、この間もビームやミサイルで追撃してくる。
手から放ってくるミサイル。
飛来速度が速く、着弾時の爆発と威力も大きいうえ、ビームや爆発で追い立てられた所へコレを間髪入れずに放ってくるため非常に厄介。
攻撃能力のことごとくがサムスの装備に似通っているのは何かの偶然だろうか。
そして、マザーの体力が着実に減少していくと…
頭部にエネルギーを集中させた後、眼から極彩色のビームを照射してくる。
ビームの威力は凄まじく、地面に立っているサムスが背後の壁に叩きつけられ、照射中はそのまま磔にされ続ける。この間は一切の身動きが取れないうえ、照射が終わった後もサムスは膝をついてすぐには動けず、レバガチャ入力でようやく復帰できるほど。
これ以降、マザーはハイパービームをひたすら乱発してくるルーチンに入り、こちらのエネルギーが僅かになるまで一方的に嬲られ続ける事になる。
ビームはサムスの正確な位置に照射されるため、絶対に回避不能。
度重なるハイパービームにより、サムスはついにレバガチャ入力しても立ち上がれないほどに消耗してしまう。
サムスにとどめを刺すため、マザーは容赦なくハイパービームをチャージし…
次の瞬間、巨大なメトロイドがマザーの頭部に噛み付き、ハイパービーム発射を妨害する。
サムスの『娘』であるベビーが、母親を守るためにマザーに立ち向かったのだ。
ベビーのエネルギー吸収能力は凄まじく、マザーブレインはあっという間に干からびてしまい、活動を停止。
そしてベビーは今度はサムスに覆い被さり、マザーから奪ったエネルギーをサムスに与えて蘇生しようとする。
だが、マザーの生命力もまた凄まじかった。
ミイラのように萎びていた状態からすぐさま再起動。
手酷くやられたせいか、ややへっぴり腰でジリジリと近づきつつ、動けないベビーに執拗に攻撃をし続ける。
だがそれでもベビーはサムスを庇い続け、エネルギーの供給をやめなかった。
そしてついにサムスのエネルギーを完全に回復させたベビーは、もはや限界の状態ながらマザーに突進。
直後に放たれたビームに貫かれ、サムスの頭上で無情にも砕け散った…
だがそれが、目の前でまた家族を失ったサムスの逆鱗に触れた。
ベビーがマザーブレインから命を賭して奪い取った莫大なエネルギーにより、ハイパービーム能力が覚醒。
これ以降は形勢逆転し、マザーブレインに対しての一方的なワンサイドゲームが幕を開ける。
ハイパービームを受けるたびにマザーの首が振り子のようにブンブン動くため滑稽である。ついでに、咆哮兼悲鳴の「ホワアァァ!!」という甲高い叫び声も連続再生されるため、かなり喧しい。通称「スーパーホワホワタイム」
こうして伝説のバウンティ・ハンターの怒りを受けたマザーブレインは完全に撃破され、塵のように風化しつつ消滅していった。
そして直後の自爆装置によって、惑星ゼーベスは跡形もなく消滅するのだった…
メトロイド ゼロミッション
マガジンZ漫画版で描かれた設定を盛り込みつつ、「初代」をリメイクした本作。
今作における二つ名は「きかいじかけのいきもの」「狂気の支配者」。
ゲームのオープニングムービーの段階から既に姿を現しているうえ、本編中の合間に挟まれるムービーにて、サムスの潜入に気づく様子が描かれている。
終盤にはクレイド、リドリー両名を撃破したサムスを迎撃するため、ツーリアンにメトロイドを解き放っている。
今作でも「スーパー」と同様にエリア内のメトロイドを全滅させなければ先に進めないようになっており、「初代」と比べて「メトロイド殲滅任務」を受けたストーリー展開に即した流れとなっている。
マザーブレインのいるエリアも、「スーパー」の要素を取り込みつつ、「初代」の雰囲気が再現されており、有毒液や砲台、リンカも変わらず。
リンカは今作では菱形の模様が描かれたブロックから出現するようになっており、神出鬼没に現れていた以前と比べて軌道が読みやすくなっている。また、倒すとアイテムをドロップするようになっており、戦闘中の弾切れを気にする必要は無くなっている。
戦闘の展開も大きく異なっており、まず最初はカプセルのガラスを破壊する所から始まる。
カプセルが砕け、中身が露出してからが本番。
今作での弱点は脳の部分ではなく、見開かれた眼球であるため、旧作ユーザーにとっては地味に罠。
今作のマザーブレイン本体が持つ、唯一の攻撃手段。
目を閉じた後にエネルギーをチャージし、開くと同時に巨大な紫色のビームを正面に放つ。
実は決まったパターンがあり、「ミサイル5発分の攻撃を受ける」か「有毒液に落ちる」と目を閉じて発射待機状態に移行する。
逆に言えば、条件を満たさなければマザーは目を開いたまま何もしてこず、ただ砲台とリンカが鬱陶しいだけになる。
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+
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廃人向けの余談 |
実はこのビーム、当たり判定がない箇所が存在する。
場所はマザーの眼球の目の前一マス。
まずはマザーの目の前にカプセルの縁に爪先立ちするように立つ。
そして、ビーム発射時にモーフボールになると被弾することなくビームが素通りしていく。
これを知っていればマザーのビームや砲台からの攻撃を気にする必要がなくなり、一気に楽になる。
リンカだけはこちらに飛んでくるため、そちらには定期的に対処する必要がある。
また、マザーを撃破した際に激しく点滅している瞬間は
- 当たり判定は存在するがダメージ判定は消える。
- そして、この時にマザーに体を押し付けるようにして走り続けると、先へは進めないものの移動はし続けている扱いになり、スピードブースター状態に移行することができる。
つまり、マザー消滅までのわずかな時間を用いて、シャインスパーク発動のための条件を満たすことが出来るのだ。
尤も、チャンスは当然ながら一度しかないうえ、直後の脱出路でのシャインスパークの位置取りを間違えると無駄に終わるため、焦らず行動しよう。
これらのテクニックは、発売から期間が空いた後に公式サイトで高等テクニックとして紹介されたものだったりする。つまり公式が病気
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撃破すると激しく点滅した後に爆発。同時にツーリアンの自爆装置が作動し、「初代」と同じ流れで脱出することになる。脱出BGMも完全再現。
ただし「スーパー」のオマージュか、今作はエレベーターに乗るだけでは脱出完了とはならず、その後は惑星地表のクレテリアに停泊するサムスのスターシップまで辿り着き、乗り込む事でようやく脱出完了となる。
今作はゲーム開始直後から、時系列上の前作にあたる「スーパー」の最終決戦が美麗な3Dグラフィックで映像化されたムービーから始まる。
マザーブレイン第2形態も超きめえ3Dモデルが新規で製作されており、サムスを庇うベビーを殺害し、怒りを爆発させたサムスがハイパービームを覚醒させるまでの流れが描かれている。
ベビーにとどめを刺したのが、通常攻撃のビームから最大出力のハイパービームに変更されており、メトロイドの身体を構成するエネルギー吸収細胞を以てしても、エネルギーを吸収しきれずに急激に膨張、破裂しており、ハイパービームの凄まじい威力が改めて描写された。
「スーパー」の戦いによって惑星ゼーベスが消滅し、スペースパイレーツの脅威が過去の物となった時代。
サムスは航行中に偶然救難信号を受け、廃棄されていたスペースコロニー ボトルシップへと向かい、そこで活動していた銀河連邦軍第7小隊に対面する。
彼らと共にボトルシップを探索し、やがてそこが銀河連邦軍が生体兵器を違法に研究開発していた場所であることが判明する。
そこでサムスは、唯一の生存者であり「マデリーン・バーグマン」を名乗る女性研究員と出会い、ボトルシップの研究の詳細を知る。
ボトルシップで行われていた研究の最終目標はスペースパイレーツを模した特殊部隊の設立であり、その統制のためにマザーブレインの思考パターンを完全シミュレートした人工知能「MB」が製作されていた。
だが研究員たちは、「スーパー」の後にゼーベスから帰還してきたサムスのスーツに付着していた細胞からメトロイドの再生を成功させたことで、「かつてのマザーのようにテレパシーでメトロイドを統制する人工知能」としての役割を持たされるようになった。
そしてボトルシップには、惑星ゼーベスのツーリアンに相当する「セクターZERO」が存在し、増殖させられたメトロイドとMBもそこに安置されているという。
サムスは、銀河連邦軍の手によって銀河に蘇ってしまったメトロイドとマザーの紛い物を破壊するために、単身セクターZEROへと急行する…
ストーリー最終盤。
アダムからの最後の指令を受け、サムスは生体兵器研究所の最奥部の「ROOM MW」に向かい、そこに監禁されていた
重要な証人を保護しようとする。
しかしその
女性は酷く怯えきっており、隔壁のロックを解除してその奥に隔離されていた
クィーンメトロイドをサムスにけしかける。
死闘の末、パワーボムを使用してクィーンを撃破したサムスは、尚も逃げようとする女性を説得し、ようやく落ち着かせることに成功する。
そして女性は自らの名を名乗った。
「マデリーン・バーグマン」と。
私は同じ名を名乗る別の女性に会っている。どういうことなんだ?
重要な証人の正体は、本物のボトルシップ研究責任者マデリーン・バーグマンであった。
彼女によれば、MBは確かに特殊部隊を制御するためのAIとして開発された。
だが、制御対象にメトロイドが追加されるにあたり、人間そっくりの義体に搭載されることになった。
これは「スーパー」の最終決戦でベビーが『母親』であるサムスを守ったように、刷り込みによってMBを親と認識させることで、「支配を超えた絶対的な関係性」を構築させることで、より強固な制御を可能とするためであった。
人間の10代の少女のような外見に生まれ変わったMBは、ボトルシップの研究員たちに混じって働くようになり、その世話役を務めていたのがマデリーンであった。
彼女はMBを単なる人工知能としてではなく、まるで自分の実の娘のように接していた。そして、自分の姓とMBのイニシャルに準えた「メリッサ・バーグマン」の名を与えていた。
メリッサの方もマデリーンには気を許しており、彼女に対しては自然な笑顔を見せることが出来ていた。
しかし、メリッサは次第に自分の我を通す事が多くなり、他の研究員との衝突が増えていった。
まるで自我を確立し、当初のプログラムから外れた行動を執っていったかつてのマザーブレインのように。
回想でも会議中に他の研究員の理論を一方的に非難、却下し、自らの理論の正当性を主張。最終的には一方的に会議室から退出するなど、まるで反抗期が訪れた子供のような振る舞いを見せていた。
生体兵器の部隊を統べる人工知能にはこのような余分は必要ない。
そう判断した上層部は、MBのプログラムを修正することを決定。
丁度
リトルバード脱走事件と同時期に決行される事となった。
メリッサは無理矢理連れ出される際、居合わせた
マデリーンに助けを求めていた。しかし、上層部の決定には逆らえなかった
マデリーンにはどうすることもできず、ただ目を逸らすことしか出来なかった。
自分の自我を一方的に否定され、信じていた相手にも裏切られたMBは遂に人間たちに対して反旗を翻し、ボトルシップ内の特殊部隊にテレパシーで反乱を指示。
瞬く間にボトルシップは制圧され、第2の惑星ゼーベスとなった。
これが、今作における事件の真相であった。
今作におけるゲーム上の最終ボスはクィーンメトロイドであり、MBはストーリー上の最終ボスにあたる存在である。
自ら危険な思想へと走っていったオリジナルのマザーブレインと比較し、今作のMBはどちらかといえば一部の人間の思惑に振り回された結果暴走した側面が強く、サムスも「虚偽の情報でセクターZEROへと誘導され、危うく誅殺される」ところではあったものの、MBの境遇自体に同情的であった。
また、MBも唯一心を開いていたマデリーンに対してだけは危害を加える事は最後まで無く、最終盤にサムスとマデリーンの前に現れた際も、デリーターから奪ったフリーズガンを向けながらも最後まで発砲することは無かった。
最終的にボトルシップに突入してきた後続の銀河連邦軍の部隊を迎撃するため、MBは特殊部隊最強のデスバルク星人の群れを起動させる。
一帯が地獄絵図と化す中、MBを止めるためにマデリーンがフリーズガンでMBを撃って凍結させた瞬間、その隙をついて銀河連邦軍司令官が兵士に一斉射撃を指示。
ここにMBは完全に破壊され機能を停止し、マデリーンは斃れたメリッサの名を呼びながら、ただ泣き崩れることしかできなかった。
その後、マデリーンは「メリッサは狂ってなどおらず、狂っていたのは彼女のことを認めなかった自分だった」と、ボトルシップ反乱の責任は自分にあったと認めている。
今作は「II」のリメイクであるためマザーブレインも当然ながら登場しないが、冒頭のオープニングムービーにて「ゼロミッション」におけるマザーとの闘いがイラストの一枚絵で描かれている。
内容は、「目玉をひん剥いたマザー相手に、左腕をメトロイドに噛みつかれながらもミサイルで応戦するサムス」というもの。
実際はマザーとの戦闘中にメトロイドが乱入してくることはないので、あくまでも前作の最終決戦を一枚絵で表現するための演出上の都合である。
当然ながら登場しないが、特定条件の達成で開放されるギャラリーにて登場。
いずれも姿は「スーパー」の第2形態。
また、今作には各地に存在する人工エリア
E.M.M.I.ゾーンを管理統制する生体コンピューター
セントラルユニットが登場するが、その外見は一回りダウンサイジングし、機械の装甲で覆われたマザーブレインのようなもの。
戦闘時の攻撃手段も、壁に設置された砲台とリンカとなっており、技術の関連性が伺える。
今作に登場する
殺人探査ロボット
E.M.M.I.がE.M.M.I.ゾーンから外に出られないのは、セントラルユニットのプログラムが及ぶ範囲がゾーン内に限定されているため。
また、フェーレニアのとある一室の壁画にはレイヴンビーク率いるマオキン族とその背後にマザーブレイン、それらと戦うゼーベス星人たちが描かれている。
マガジンZ漫画版にて、サムスが鳥人族に引き取られるよりも前に一度、惑星ゼーベスはスペースパイレーツの襲撃を受けたことがあるという話が語られており、この壁画の描写を踏まえると、当時にマザーブレインの指揮のもとスペースパイレーツを撃退したのはマオキン族であったことが示唆されている。
【考察∶オーロラユニットとの関連性】
「
メトロイドプライム3 コラプション」に登場する生体コンピューター
「オーロラユニット」。
作中には3体しか登場しないが、実際は既に複数の個体が幅広く運用されており、用途は政治・経済・軍事等多岐にわたる。
特徴としては、
- テレパシー能力を用いた通信により、距離に影響されない通信網を持つ。
- 高度な計算を瞬時に行えてしまう演算能力。
- 配線が繋がれた有機体が、液体の満たされたカプセル内に入っている。
以上の内容を見てもらえばわかる通り、そのことごとくがマザーブレインに酷似している。
眼球こそ存在しないものの、下部先端にはカメラのような機器がついており、ここで視界を得ていると思われる。
作中では
オーロラユニット313がスペースパイレーツに奪取され、
ダークサムスによってフェイゾン汚染を受けたうえで惑星フェイザの惑星核に直結され、ダークサムスに都合のいい
惑星フェイザのコントロール装置と化している。
また、これによってオーロラユニットのテレパシーネットワーク経由でフェイゾン汚染がコンピューターウィルスという形で他のユニット全機に伝播したことで、
ネットワーク全体が一斉にシャットダウンするという危機を招いている。
現実世界で例えるなら、「ある日突然、インターネットからTV、ラジオ、電話回線に至るまでが一斉に停止し、国家どころか自治体レベルに至るまでが寸断される」という大惨事である。
このように、オーロラユニットは量産型マザーブレインとも言うべき存在であるが、両者の関係性については詳しい説明は今のところ存在しない。
考察としては、
- 鳥人族側のマザーブレインと連携するため、銀河連邦側で製作した。
- マザーブレインが寝返り、本来の役割を放棄したため、代替手段として製作された。
等が考えられる。
いずれにしても、現在のところ「プライム3」にしか登場していないうえ、ダークサムスのフェイゾン汚染のような外的要因が無ければ敵に回ることも今のところは無さそうであり、
「マザーブレインほど高性能ではないが、それを個体数でカバーし合っている」ようにも見える。
今後の作品でどのように掘り下げられるかに期待である。
【余談】
メトロイドプライム フェデレーションフォースでは、宇宙要塞ドゥームアイの統制管理を行う生体コンピューター
マスターブレインが登場している。
用途、外見ともにマザーブレインを参考にしたと思われるが、結果は…
お察しください。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uより、
アシストフィギュアとして登場。
外見は「ゼロミッション」の物に近いが、攻撃手段は「スーパー」の第2形態寄り。
ガラスシリンダーに入った状態で現れ、一瞬間をおいて
巨大化。
敵プレイヤーに向けて、眼球からハイパービームを照射して攻撃する。SEは「スーパー」の物がそのまま使われている。
原作と異なり、左右の方向転換も可能。
また、マザーブレイン出現中はステージ内をリンカが飛び回り、こちらも攻撃判定がある。
同作にはマザーブレインのフィギュアも収録。
私の項目を追記・修正し、内容を充実させることが銀河に繁栄をもたらすのです。
今すぐ編集しなさい。
- アザーM冒頭で見せた姿、いつかスーパーがリメイクされた時に戦いたいなー -- 名無しさん (2026-08-05 20:13:46)
- 創造者に反旗を翻す単眼の巨大人工頭脳といえば「大鉄人17」の巨人頭脳ブレイン -- 名無しさん (2026-08-05 23:18:03)
- 通称「大阪のおばちゃん」。あのヘアー(?)スタイルといい、微妙な前傾姿勢といい、確かに似ているんだよなw -- 名無しさん (2026-08-05 23:24:17)
- 「リドリー=サムスの両親の仇」「ゼーベス=サムスが育った第二の故郷」もだけどマザーブレインがパイレーツに与する経緯もゲーム中だとほぼ説明されないから、コメントで言われて初めて知ったVtuberが居る模様 -- 名無しさん (2026-08-06 09:17:06)
- これ今後声つくとしたらメリッサと同じ伊藤さんになるのかね -- 名無しさん (2026-08-06 17:19:50)
- 思ったより出番少ない、スーパーの後の時系列で復活とかしないかな -- 名無しさん (2026-08-06 19:43:58)
- スーパーのファントゥーンの「旧マザーブレインの怨念の化身」という設定からして、少なくともスーパー時点だとゼロミッション版とスーパー版は別個体(=同一個体が復活した訳ではない。恐らく意思も別)らしいね。スーパーのリメイクが作られるとするならその辺整理されるかもしれないけど -- 名無しさん (2026-08-06 19:57:51)
- スターフォックスのアンドルフ・ブレインは逆に創造者だけど、承認欲求や支配欲が強い点が共通してる -- 名無しさん (2026-08-07 13:35:14)
- 長らくこの項目なかったの全然気づかなかった。作成乙です -- 名無しさん (2026-08-08 19:31:02)
最終更新:2026年08月09日 04:15