登録日:2009/06/02(火) 22:24:34
更新日:2025/04/13 Sun 21:47:20
所要時間:約 8 分で読めます
「まんがタイムきららCarat」誌で連載されていた
4コマ漫画。作者はきゆづきさとこ。
単行本は全7巻。連載時のカラーページがそのまま掲載されているため、同レーベルの単行本ではやや高め。
かつて、とらのあなの月刊フリーペーパー「とらだよ。」に番外編『GA材置き場』を連載しており、
こちらは完結後に出版された大型本『GA 芸術科アートデザインワークス コア・カリキュラム』に収録された。
同じ作者の作品『
棺担ぎのクロ』とはまるで作風が違うため、向こうから読んだ人はまず驚く。逆もしかり。
アニメは全12話でOVAも発売中。BD-BOXも発売決定。
また「ひだまり帝国」となっていた「まんがタイムきららCarat」の表紙を
アニメ化によってジャックした。
ちなみGAは『芸術科Aクラス』の略称であり、『がんばれアタシ達』でも『芸術科アートデザイン』でもない。
当然ながら『
ギャラクシーエンジェル』ですらn(ry
あらすじ
芸術科アートデザインクラスのある高校の日常を映し出す。
それは一年生達だったり、美術部の面々だったり…。
キャラクター
一年生
CV:
戸松遥
平凡地味時々天然。本編のたぶん主人公な眼鏡っ娘。
美術部の水渕とは
幼なじみで、たまに一緒に登校している。彼女からは「如ちゃん」と呼ばれている。
大人しくて内気だが何事にも一生懸命で、地味な作業が大得意。美術作品はメルヘンチック。
実は白の絵の具の消費が激しく、ある意味キョージュの対極にいる。
基本的に被害者ポジション。だからって甘くみていると鉛筆を笑顔で投擲してくる危険人物。
正体は地球にも人にも優しさを、イロドルンジャーシアン。
「神様の鉛筆なんです」
CV:
堀江由衣
お姉さん的存在で、性格も姉御肌。
ミキや友兼の暴走やボケに律儀にツッコみ、
後始末もきっちりやるといった非常に面倒見が良い人物。
加えて心配性な為、「ナミコ母さん」と呼ばれることもある。
実は巨乳だが、本人は体型が太いと思って気にしてる。
GAを卒業した姉がいる。キョージュを唯一「雅(マサ)」と呼び、ノダとトモカネのお守り役。
如月に甘い一面もある。
正体は警告とスパイスのイロドルンジャーイエロー。
「“交”通なだけにね」
CV:
徳永愛
おしゃれ姫でおしゃべり大好きムードメーカー。
ファッションに関しては彼女が一番詳しい。
普通科に姉がいる。明るい性格だがやや我儘。
美術の才能があり、特に閃きや柔軟な発想が求められる課題は楽々こなす。
だが本人がかなりムラっ気のある性格なので
宝の持ち腐れ状態。
トラブルメーカー『技の一号』でもあり、色々厄介なイベントを起こす。
そして後始末をみんなで共有。闇の錬金術者の異名をもつ。
トモカネと一緒にいることが多い。正体は愛と乙女のイロドルンジャーマゼンダ。
「鍋やるべー」
CV:
沢城みゆき
何かが一本足りない熱血漢。
よく男子に間違えられるため、ズボンをはけない女の子。
彼女の作風は荒々しく、たまに
オタクっぽい。2年の兄貴がいる。
友兼が素描を読み間違えたので素猫が誕生した。
トラブルメーカー『力の二号』。
制作中の課題破壊率が高い、ただし他人の。そのくせ本人の沸点が低いから最悪だ。
ノダとは仲がよく、買い物にも一緒にいく。
この2人が組んだ時のトラブルは3人目の戦士をまたずに悪を滅ぼせる勢いになる。
正体は破壊と情熱のイロドルンジャーレッド。
「遂に悪のアジトを見つけたぞ」
結局
最終回を迎えても下の名前は明かされなかったが、
後日行われた作者の個展において『兄と名前の読み方が同じ』『男でも女でも使える名前』というヒントが提示された。
そこから様々な考察をしたファンも居たが、該当する名前が多すぎる
(一例だけでもカオル、アキラ、ユウキ、ツカサなど無数にある)ので結局分からずじまいである。
CV:
名塚佳織
寡黙なフシギ優等生。外見は芦川ゆかりに似てる。
美術の知識が高く、この漫画の解説役でもあるからキョージュと呼ばれている。
服の下には旅支度でもしてるのかと思うくらい道具を持っている。
表情の変化が乏しく、無表情に思われがちだが仲間達には変化がわかり、基本的に優しい性格。
また、仲間の行動を真似するお茶目な一面も。
美術に関してはコンクールに入賞する腕を持ち、キサラギはそれが羨ましい。
だがキョージュはキサラギの優しい絵が好き。
黒を好んで使用し消費も激しく、明るい色を好むキサラギとはある意味対極。如月と仲がいい。
実は神社関係で現在大学生の婚約者がいる。(ただし会ったことは無い)
正体はチーム内のブラックホール、イロドルンジャーブラック。
「では、如月殿」
美術部
CV:
神田朱未
美術部部長のGA三年。部長小屋の主。
水渕とは愛人関係。魚住に
ツンデレ。
ノダの行動を過去に実践してきた女でもある。
野崎先輩に部を託され、ヤってしまい部員零の状況を作った。
「大阪弁やない! 中部弁や」
CV:
小清水亜美
GA三年でキサラギの
幼なじみ。
面倒見が良く、あーさん以外には一歩ひいた対応をとる。あーさんには容赦しないドS。
元々学環部部長だったが、なんやかんやで合併。取締役につく。
「でもこれは撤去します」
CV:
小西克幸
FA(普通科特別進学)三年の副部長。
数Ⅲと数Cの教科書を持っているので理系と思われる。
美術部のツッコミ役で、あーさんとはぶちさん同様長いつきあい。
彼女に攻撃された作品数知れず。
あーさんとフラグ立ちそうで立たない。
が、最終巻では……
「部長より上の役職か」
CV:内藤玲
KJ(自動車整備科)二年。
あーさんのやってしまった勧誘で入部。以来あーさんのおもちゃ。友兼兄と仲良し。
宇佐美に憧れている。年上好み。
「部長、これ飲んでいい?」
CV:
沢城みゆき
GA二年のトモカネの兄。
体が弱く、授業を欠席しがちだったのを心配され、美術部を見学しそのまま入部した。
トモカネをあの性格にした張本人でもある。
物腰は柔らかいが腹黒い反面、人のペースに流されやすい。
「誰かに試したくなりますね」
その他生徒
CV:
伊瀬茉莉也
GA一年。キョージュとともにコンクールに入賞したクラスメイト。
穏和な性格で、主に保護者であるナミコさんと絡むことが多い。なんかエロい。
「今日も楽しそうね、劇団ノダミキは」
CV:葉山いくみ
あーさんぶちさんのクラスメイトで演劇部所属。
出番は多く、ツッコミもボケもこなせる。
いつもお菓子をかじっているが太りにくい体質なのでスタイルには影響がない。
さっぱりした喋り方をしており、王子の衣装を着た際はその凛々しさから女子生徒に大人気であった。
「行くぞ!芦原!」
CV:
佐藤聡美
ミッチーと同じくあーさんぶちさんのクラスメイトで演劇部。
部では脚本担当。
常にミッチーと一緒におり、つい釣られてお菓子をかじっている。
そして太りやすい体質…というわけで3年でかなりふっくらとなってしまった。
CV:名塚雅絵
ノダの姉でFA3年。雑誌にも載った事があるくらい美人で保村が惚れて振られた相手。
声優はキョージュ役の名塚佳織の実姉。当然素人。
ラジオCDにてスペシャルゲストとして登場し、自分の演技について謝罪している。
「あー、わたし保健委員だったー(棒)」
元GC(服飾デザインクラス)の「美術部員」(素描用モデルの人形)
訳あって魔境に閉じこめられていた所を美術部員に保護され、なし崩しに入部。
服の下には当時のGC生徒である弥生(如月のそっくりさん)が編んだベストが着せられている。
ナミコさんの姉にして二年前の美術部部長。
頭が良い方の行動派で彼女に引っ張られていた当時の美術部は非常に活気があった。部費も10万円。
美術の才能、行動力共に高い水準であり、
それらが合わさった結果その高い能力でフリーダムに暴れまわるというトラブルメーカー。
ナミコさん曰く「雅の二倍の能力を持った野田」
中等部(初登場時は一年だが再登場時は二年)
絵が好きな子であり、親に隠れて橋下で絵を描いていたところ如月とノダと出会った。
その後
文化祭でひょんなことから高等部の美術部に連れられてきて如月と再会。
如月の描いた青空の絵にかつての如月と同じく感銘を受けたところで本作は幕を閉じる。
本名「マリアンヌ・ファン・ティエネン」。
ゲーム版オリジナルキャラクター。
期間留学生としてGAにやってきた外国人。
4巻には彼女が主役となる話が掲載されている。
教師
CV:
津久井教生
担当はデザイン。GA一年の担任。
ヘビードリンカーのカフェイン中毒者だが、キサラギにカップを割られて飲めない事も。
一年達……というかノダに振り回され易いが、彼女達の成長を見守っている。
「今から5秒でマルスの胸像をスケッチしろ」
CV:
南央美
担当は絵画。GA一年の副担任。
自己紹介で名前を「うさめ」と噛んで以来、
三年から『さめちゃん先生』と呼ばれている。
外間との関係をパパラッチされた。本人も外間に好意を寄せる。
CV:
高山みなみ
性別女。担当は素描。GA3年の担任。
私物化できるから美術部顧問をしている。ヘビースモーカーで授業中でも喫煙。
過去に元彼から「俺とニコチンどっちが大事なんだ」と言われたらしい。
あだ名の「殿」は初授業の時に緊張で無意識のうちに「頭が高い」と言ってしまい、ノリのいい生徒たちがひれ伏した事から誕生した。
CV:西村ちなみ
担当はテキスタイル・ファッション
服飾デザインにうるさく、キサラギの天敵。
全学年のGA生徒に恐れられ、よく雷を落とす。
だが自由な発想の為、音楽を聞こうが雑誌を読もうが課題の期限を守ればOKな教師でもある。
厳しいが、相手の良さを認めて誉める時は誉める。
なお、1972年のGCのエピソードにて
「コシノ先生」と呼ばれる被服の新人教師について触れられている。
オドオドして頼りなさそうだったとのこと。
GB(音楽クラス)の担任。外見から見ると宇佐美とさほど変わらない年齢。
作法の担当でもあり、温厚で優しい性格。生徒にも人気がある。
作品用語
前代未聞の地。通称奥部屋。
現在ここに突入できるのは殿とあーさん、魚住の3人のみ。
美術部員にのみ資格があったのだが、かなり過酷で部員減少の原因との声も。
早苗もいい思い出がないから戻りたくない様子。
この学校のシンボルでもある鶏達。
古い代は第二次世界大戦の経験者であり、最近は壊れた柵から入ってくる猫に数を減らされている。
会話の成立するキョージュとは仲が良く、彼女の頼みはだいたいきいてくれる。
そこ、深く考えたら負けだ。
世界に101匹存在する謎の猫。
第一発見者はキサラギ。茶色のものが一般的だが、ブチ猫もいる。喋るものもいるらしい…。
闇鍋を越えたモノ。
ラムネ、
キムチ、
メロンパン、豆腐、麦チョコ、
野菜、マシュマロ、ポテチ、ドロップ等を煮込んだもの。
悪のりは計画的に。
2019年4月のイベント「棺担ぎとGAと黄金のクロモン像」より参戦。
イベントタイトルの通り、同時に『
棺担ぎのクロ。~懐中旅話~』の
クロも参戦している。
さらに同作者が描いた本作のメインキャラであるアルシーヴも参戦というある意味セルフクロスなイベントであった。
参戦キャラは山口如月、野田ミキ、友兼、野崎奈三子、大道雅のGA1年メンバー5人。
参戦したのは連載終了後であるが、皆1年時である。
ただし「もし皆で部活とかやったら如月ちゃんが部長になるかも」と最終回の展開を示唆するような発言がある。
初登場イベントでの★5実装はキサラギ。
残念なことに参戦イベント後はほとんど出番がなく、クロと共に長いこと新規キャラ・衣装が登場していない。
が、2020年6月のイベントにてキョージュに七夕衣装の季節限定★5が実装。
参戦から1年余りを経てようやく新規衣装及びイベントでの出番を得ることができた。
歓喜したプレイヤーも多く、未だ衰えない人気がうかがえる。
なお当該イベントでキョージュは半ば「呪いのアイテム」と化した衣装の声を聴いて事件解決に貢献したり、
『
ゆるキャン△』のちくわ(恵那の飼い犬)の願いを聞いて短冊に書いたりしていた。ホントなんなんだこの人。
続いてハロウィンイベントで怪盗衣装の★5ノダが実装された。
私怪盗ノダミキ
メインストーリー2部3章ではオーダーされ本人達が召喚された。
またナミコが限定★5で実装されシナリオでも出番が多めだった。
(参戦イベントがなかった分だろうか)
1章同様絆が断ち切られ、如月に関する記憶を他のメンバーは忘れてしまうが、1章と異なり設定自体は大きくは改編されていない。
そもそも原作からして「仲の良い同級生」ぐらいしか背景がないので改編したくてもできなかったのかもしれない。
3章の舞台となる町は如月達(オーダーではなくコールで呼び出した方)クリエメイトが作成した芸術品が飾ってあるが、真実の手によって洗脳された如月が作成した暗い作品(悲しみや孤独等がテーマ)ばかりが並ぶ状態になってしまっていた。
話の流れは真実の手(敵側)やうつつが中心だが、暗い作品や悲しみや怒りに関する考察など芸術に関する話もしっかりある。
残念ながらサービス終了までトモカネだけ★5が実装されなかった。
ちなみに、実は『きららファンタジア』の参戦作品で芳文社以外の雑誌で連載していた時期のある唯一の漫画だったりする。
元々は平和出版の「COMICぎゅっと!」という雑誌で始まった連載だったが、僅か3号で雑誌が事実上の廃刊になってしまい、その後「Carat」に拾われたという経緯があるためである。
ノダ「あんまり追記・編集し過ぎて心奪われるなよ~?」
友兼「オレの腕でキレイな項目にするんだっての」
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- 連載終了って書くと打ち切られたみたいじゃねえか -- 名無しさん (2016-12-05 15:06:06)
- ひだまりとコラボしてほしいと願ってたけど、叶わぬ願いだったな~ -- 名無しさん (2016-12-05 18:20:36)
最終更新:2025年04月13日 21:47