登録日:2020/11/17 Tue 20:00:30
更新日:2025/03/17 Mon 22:03:21
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津久井教生とは、日本の男性声優の一人である。
本名も漢字表記は同じで読み方が「つくい・のりお」
●目次
◆プロフィール
生年月日:1961年3月27日
出身地:東京都新宿区
身長:164cm
血液型:A型
所属:81プロデュース
趣味・特技:ギター
◆概要
テノール系の声が特徴的な声優。主に3枚目的なキャラクターを演じることが多いが、2枚目キャラクターもこなせる。
アニヲタ的には
ニャンちゅうや『
爆竜戦隊アバレンジャー』の
ヤツデンワニの声でお馴染み。
他にも特撮作品、特に
スーパー戦隊シリーズへの出演は多く、94年以降20年以上に渡ってレギュラー怪人からゲスト怪人に至るまで様々な役で出演している。
演じるキャラの内、
ニャンちゅう関連のほとんどの楽曲の作曲を手がけており、出演作品のイベントで司会を務めることもある。
ニャンちゅうと同時期に始まった「ともだちいっぱい」のヒョロリもそれなりに記憶に残る役だったらしく、
ゴロリで知られる中村秀利が亡くなったとき、彼との思い出としてこの番組での共演を挙げている。
他にも『スクライド』の
ストレイト・クーガー役は、「今まで演じた中で最も反響が大きかった役」だという。放送中は自身のホームページのアクセス数が急増し、「津波のようにメールが来た」と語っている。
◆経歴
家庭は本人曰く、「いいとこのボンボン」。9歳のころに祖父に教わった
早口言葉を得意とする。
声優以外の活動としては、調理師免許を獲得したことがある。
自分の店を開いたこともあるが、店によく通う役者仲間が勘定を払ってくれなかったことに腹を立て、僅か3年で畳んだとか。
2019年、難病の
筋萎縮性側索硬化症(ALS)に侵されていることを公表。
行動に支障がでる病であるが幸い声優にとって命と言える声は無事であったため、一部の役を降板しつつも精力的に活動を続けていた。
ALSについての発信も積極的に行っており、治療法がないどころか診断も難しい病であることや、「どんな言葉が辛いor嬉しい」といった当事者としての思いを語っている。
しかし病状は進む一方であり、2022年の11月には30年務めた
ニャンちゅうの役を降板、教え子の
羽多野渉へと譲ることになった。
降板発表から間もない2022年の12月初旬に呼吸困難と意識不明に陥り、かつては拒否するつもりであった気管切開を決断。肉声を失うこととなった。
翌年2月に出た声明にて今や首から下がほとんど動かせない状態であると明かし、周囲の助けを借りつつAI音声を使って今後も発信を続けていくとしている。なお、診断から気管切開に至るまでの時間的猶予が比較的長い方だった事が幸いして、自身の声を残す作業が事前に出来ていた為、このAI音声に使われる声は津久井自身の肉声から構成されたものとなっており、自力での発声が出来なくなった状態ながらも「自らの声で発信」する事が可能となっている。
気管切開と共に胃ろう造設にも踏み切っており、気管切開公表後はこれらを経験した当事者としての発信も増えている。
声担当を降板しつつも、
ニャンちゅうなどはその後もアドバイザーとして番組への参加を続けている。
また、難病を患いながらも長年声優としてのキャリアを積んできたことが評価され、2023年に放送文化賞を受賞した。
◆主な出演作
●アニメ
●ドラマCD
●ゲーム
キース・エヴァンス(サイキックフォース、サイキックフォース2012)
リーガ・プラティカ(ダライアスバースト)アルカノイドvsインベーダー
ミケロ・チャリオット(スーパーロボット対戦F完結編)
●吹き替え
エーサー(
カーズ2)
鄧忠(
三国志)
ドナルド、ダグラス(きかんしゃトーマス)※Eテレ版
テイチー(霊幻道士3 キョンシーの七不思議)
●特撮
●その他
ニャンちゅう(
ニャンちゅうTV放送局)
ヒョロリ(ともだちいっぱい)
パーソナリティ(すまいるエフエム※2018からはクローバーラジオ)
つぅぅいぎじゅうぜぇい、おぬぇがいじむぁぁずニ"ァァァ!
- 関口君の出番が減ったのは中の人の体調関係もあったろうな…。 -- 名無しさん (2021-02-10 20:35:06)
- ニュース記事に乗るたびに訃報かと心配になってしまう -- 名無しさん (2021-03-15 13:16:49)
- そろそろ病気ヤバそう…… -- 名無しさん (2022-05-07 22:49:12)
- すごく好きな声優さん。悲しい -- 名無しさん (2023-03-09 23:54:54)
- たまたまYouTubeで検索したら、松岡由貴の番組にゲスト出演時の切り抜きあった。そこでは腹話術、声が遅れてくるなどを披露されていた。投稿時期から番組は2016年あたりで、巧みに使われていた声が数年で失われる病気の恐ろしさ。 -- 名無しさん (2023-12-26 05:23:56)
最終更新:2025年03月17日 22:03