アットウィキロゴ

津久井教生

登録日:2020/11/17 Tue 20:00:30
更新日:2026/09/26 Sat 08:34:10
所要時間:約 3 分で読める!あとでシャケ食えよ!






津久井(つくい)教生(きょうせい)とは、日本の男性声優の一人である。
本名も漢字表記は同じで読み方が「つくい・のりお」


プロフィール

生年月日:1961年3月27日
出身地:東京都新宿区
身長:164cm
血液型:A型
所属:81プロデュース
趣味・特技:ギター

概要

テノール系の声が特徴的な声優。主に3枚目的なキャラクターを演じることが多いが、2枚目キャラクターもこなせる。
アニヲタ的にはニャンちゅうや『爆竜戦隊アバレンジャー』のヤツデンワニの声でお馴染み。
他にも特撮作品、特にスーパー戦隊シリーズへの出演は多く、94年以降20年以上に渡ってレギュラー怪人からゲスト怪人に至るまで様々な役で出演している。
ゼルモダ(『カーレンジャー』)、ワニ、ケシゴムロイド(『ゴーバスターズ』)のようなアホ度が高い・コメディ色の強いメンバーのイメージが強いが、実はスパルタン(『ゴーゴーファイブ』)やニワンデ(『デカレンジャー』)のようなわかりやすくシリアスな展開になる怪人も担当している。「人外キャラ」に範囲を広げれば『ゴーオンジャー』炎神キャリゲーターも津久井の戦隊持ち役であると、戦隊シリーズに限れば、代表的な持ち役(=ヤツデンワニ)のイメージに反して比較的役柄のタイプを選ばない部類のキャスト。

演じるキャラの内、ニャンちゅう関連のほとんどの楽曲の作曲を手がけており、出演作品のイベントで司会を務めることもある。
ニャンちゅうと同時期に始まった「ともだちいっぱい」のヒョロリもそれなりに記憶に残る役だったらしく、ゴロリで知られる中村秀利が亡くなったとき、彼との思い出としてこの番組での共演を挙げている。

他にも『スクライド』のストレイト・クーガー役は、「今まで演じた中で最も反響が大きかった役」だという。放送中は自身のホームページのアクセス数が急増し、「津波のようにメールが来た」と語っている。

声優専門学校の講師としても活動しており、教え子に羽多野渉、西墻由香などがいる。

経歴

家庭は本人曰く、「いいとこのボンボン」。9歳のころに祖父に教わった早口言葉を得意とする。
特にストレイト・クーガーを演じた際に登場する度に長台詞によるマシンガントークでこの特技は最大限に活かされ、時に「セリフが早すぎて(映像と合わなくて)NGを食らった」という事すらあった程。氏の演技スキルの代名詞として挙げられる他、共演した保志総一朗氏もこの影響で後にガンダムSEEDにて長文早口の演技に影響を与えたとも言われている。

声優以外の活動としては、調理師免許を獲得したことがある。
自分の店を開いたこともあるが、店によく通う役者仲間が勘定を払ってくれなかったことに腹を立て、僅か3年で畳んだとか。
また津久井氏主役の心霊漫画『七次元のエリア』『怨念の増殖』(作画:東堂光子)なんてのもあったり。

2019年、この年の春から歩行に違和感を感じ始めたことから同年秋に検査入院し、10月に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に侵されていることを公表。
行動に支障がでる病であるが幸い声優にとって命と言える声は無事であったため、一部の役を降板しつつも精力的に活動を続けていた。
ALSについての発信も積極的に行っており、治療法がないどころか診断も難しい病*1であることや、「どんな言葉が辛いor嬉しい」といった当事者としての思いを語っている。

しかし病状は進む一方であり、2022年の11月には30年務めたニャンちゅうの役を降板、教え子の羽多野渉へと譲ることになった。
降板発表から間もない2022年の12月初旬に呼吸困難と意識不明に陥り、かつては拒否するつもりであった気管切開を決断。肉声を失うこととなった。
翌年2月に出た声明にて今や首から下がほとんど動かせない状態であると明かし、周囲の助けを借りつつAI音声を使って今後も発信を続けていくとしている。なお、診断から気管切開に至るまでの時間的猶予が比較的長い方だった*2事が幸いして、自身の声を残す作業が事前に出来ていた*3為、このAI音声に使われる声は津久井自身の肉声から構成されたものとなっており、自力での発声が出来なくなった状態ながらも「自らの声で発信」する事が可能となっている。*4
気管切開と共に胃ろう造設にも踏み切っており、気管切開公表後はこれらを経験した当事者としての発信も増えている。

声担当を降板しつつも、ニャンちゅうなどはその後もアドバイザーとして番組への参加を続けている。
また、難病を患いながらも長年声優としてのキャリアを積んできたことが評価され、2023年に放送文化賞を受賞した。

また、ルパンレンジャーvsパトレンジャーで演じたサモーン・シャケキスタンチンがその後のニチアサに留まらないクリスマス商戦に影響を残すキャラとなったため、ALSの進行で喉を切る直前の2022年にもTwitterにて肉声でのメッセージを残している。

主な出演作

アニメ

兵士(『太陽の子エステバン』)※声優デビュー作
グレイボン博士(Bビーダマン爆外伝)
坂口まこと(あずきちゃん)
探偵くんくん、白崎(特別編)(ローゼンメイデン)
ゲイツ・オルトマン(サイキックフォース)
キース・エヴァンス(同上)
三笠凛人(ファンタジスタドール)
弓削透(金田一少年の事件簿)
ストレイト・クーガー(スクライド)※初主演作品
和美トシオ(アリスSOS)
一ノ関和男(ブラック・ジャック(漫画))
雨澤章吾、西谷直也など(名探偵コナン)
のびあがり(ゲゲゲの鬼太郎)
フラッタ(HUNTER×HUNTER)※2011年版
ミケロ・チャリオット(機動武闘伝Gガンダム)
ミルラ・ドライド(機動新世紀ガンダムX )
トーマス(ゴルゴ13)
坊谷、産名八太、伴護保(笑ゥせぇるすまん)
関口しんじ(ちびまる子ちゃん)
エル・マタドーラ(2代目) (ザ☆ドラえもんズ)
しゅんぎくさん・すなのしろB(それいけ!アンパンマン)
湯本長治(たまこまーけっと)

ドラマCD

志村啓吾(コイ茶のお作法シリーズ)
不良学生A(はじめの一歩)
馬腹(上海妖魔鬼怪)
佐助(ひなどりGIRL)
ブキミな青年(トルネコの大冒険 不思議のダンジョン)
イーデア・D・デスグル(Z MAN)

ゲーム

キース・エヴァンス(サイキックフォース、サイキックフォース2012)
リーガ・プラティカ(ダライアスバースト)アルカノイドvsインベーダー
ミケロ・チャリオット(スーパーロボット対戦F完結編)

吹き替え

エーサー(カーズ2)
鄧忠(三国志)
ドナルド、ダグラス(きかんしゃトーマス)※Eテレ版
テイチー(霊幻道士3 キョンシーの七不思議)

特撮

バラカクタス2(超力戦隊オーレンジャー)
副長ゼルモダ(激走戦隊カーレンジャー)
ヂェンゾス(星獣戦隊ギンガマン)
格闘技サイマ獣スパルタン(救急戦隊ゴーゴーファイブ)
携帯電話オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー)
ヤツデンワニ(爆竜戦隊アバレンジャー)
ワンデ星人ニワンデ(特捜戦隊デカレンジャー)
クラストイマジン(仮面ライダー電王)
カナデガミ(轟轟戦隊ボウケンジャー)
幻獣アーヴァンク拳ソジョ(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
キャリゲーター(炎神戦隊ゴーオンジャー)
オルトウロスヘッダーのナモノ・ガタリ<ガタリの方>(天装戦隊ゴセイジャー)
ケシゴムロイド(特命戦隊ゴーバスターズ)
モグラロイド(トッキュウジャーVS鎧武 春休み合体スペシャル)
ゴネーシ(宇宙戦隊キュウレンジャー)
サモーン・シャケキスタンチン(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)

その他

ニャンちゅう(ニャンちゅうTV放送局)
ヒョロリ(ともだちいっぱい)
パーソナリティ(すまいるエフエム※2018からはクローバーラジオ)




つぅぅいぎじゅうぜぇい、おぬぇがいじむぁぁずニ"ァァァ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年09月26日 08:34

*1 津久井氏の場合「なんか転びやすくなった」の違和感から整形外科や神経外科で検査を受けるも原因が掴めず、病院を探し始めて半年後、大病院で総当たりの消去法で絞り込む形でようやく診断が確定したという。

*2 ニャンちゅう役の交代を公表後に自らの声でこの事を報告した2022年11月の動画時点でも、発症以前に比べて声質などの変化がありながらも日常会話に支障が無いレベルで明瞭に発声出来ており、長年培ってきた声帯や口の筋肉への病状の進行が他の部位に比べて緩やかなものだった事が分かる。

*3 前述の通り気管切開はしないとしていたが、厳密には「51対49で気管切開はしない」と僅差で気管切開をしない選択とした事をかねてから明言しており、今後覆る可能性自体は示唆していた事から、万が一自己発声ができなくなる事態が発生した場合を考慮して準備していた模様。

*4 ちなみに、気管切開した患者においても「スピーチカニューレ」と言われる呼気を口から出せる構造のカニューレを使う事で発声が可能となる場合があるが、こちらについては現在使用しているカニューレに慣れる事(これについては津久井本人だけでなく、ケアに携わるチームも含めて)を優先させる為、現状使用する事は考えていないとのこと。