見廻組(銀魂)

登録日:2012/03/30(金) 16:20:58
更新日:2019/11/06 Wed 19:32:19
所要時間:約 10 分で読めます




見廻組とは『銀魂』に登場する組織の一つ。モデルは京都見廻組。
初登場は三百六十五訓、四十二巻。

名門の子息から俊英をよりすぐり組織したエリートのエリートによるエリートのためのエリート警察。
同じ幕府に属する組織とは言え、一介の剣術道場から成り上がった近藤勲を慕う人間により結成された真選組とは真逆の存在。

真選組のファンを自称し格好はそれを模したもの。
こんな時代なのでエコ的な意味も兼ねた、真っ白な隊服の見た目は完璧ベタを塗り忘れた真選組の隊服である。
(そのため、着ている本人も塗り忘れではないと忠告していた)

局長・佐々木異三郎の異母弟であり土方十四郎の小姓・鉄之助を巡り両者は激しく激突する事となる。


【バラガキ篇 経緯】

土方(TOSHI)を送迎中の鉄之助(TETU)と銀時の間でチェケラ戦争が勃発。
二人が友情を育みかけたその時、銀時をベンツでひき飛ばして華麗に登場したのが見廻組である(銀時は午後3時40分公務執行妨害で逮捕)。

豚箱でのおつとめを果たした銀時は、異三郎から暴徒集団・知恵空(チェケラ)党の潜入捜査を依頼され、
一方、心を入れ替えBボーイTETUからC(チェリー)ボーイになった鉄之助は土方から手紙を託される事に。

しかしその道中、知恵空党の裏切り者として、また真選組・見廻組両者に関わりを持つ鉄之助は捕まってしまう。


【局長】

  • 佐々木 異三郎(ささき いさぶろう)

『避けねば死 避けても死』
『弾丸に刃 どちらでも好きな方を選びなさい』

CV.森川智之
銀色のオールバックと右目のモノクルが特徴、常に半目で気だるそう雰囲気を漂わせる。さぶちゃん。
モデルは佐々木只三郎。

名門佐々木家の嫡男で剣をとれば「二天」、筆をとれば「天神」「三天の怪物」と謳われる生粋のエリートで、幕府からの信頼も厚い。
慇懃無礼な性格で自身がその歯車の一つとも理解しており、ファンと口にしながら真選組の事を完全に見下していた。
刀と銃を併用する。

幕府内においては時期将軍にと一橋喜喜を擁立する一橋一派に加担している。
しかし腹の内では、家も幕府も見限っており高杉晋助と繋がりがあるようだが……。
義弟・鉄之助に対しても妾の子と侮蔑し真選組ごと斬り捨てようとした程。


バラガキ篇では土方と互角の戦いを演じるが最後は真選組に花を持たせる形となった。

一国傾城篇では刺客の襲撃を受け一時離脱するが間もなく復帰し、将ちゃんの招集を受け銀時たちに加勢する。

また、極度のメール依存症でメル友を求め土方や銀時とも交流をはかろうとするが当然鬱陶しがられる。
メールの時だけテンションの高いメール弁慶な、かまってちゃんでしょこたん語を使う。
アニメでは森川さんが朗読してくれるお。

P.S ウサギってさびしいと死んじゃうんだよ


【副長】

  • 今井 信女(いまい のぶめ)

『人斬りは一度定めた標的を斬るまでは鞘におさまらない』
『そうでしょう人斬りさん』

CV.平野綾
まるで人形のような無表情、黒髪ロングと赤い目、長い得物を携えた女性隊士。ノブたす。
名前の元ネタは今井信郎。

隊服の上着はきっちり留めているが、下はホットパンツで絶対領域が眩しい(連載時は普通のスラックス姿だったが単行本発売以降変更されている)。
結構な巨乳で単行本の質問コーナーによれば月詠さっちゃんより小さくまた子より大きい。年齢は回想などから神楽以上沖田以下と推定されている。
暗殺部隊から引き抜かれた殺しのエリートで一度スイッチが入ると、その場を殲滅するまで止まらない残虐性と、急所を一撃で仕留める腕前を持つ。
刀の鞘が異様に長く見えるがこれは鞘の両側に長刀と短刀が収められているためである。その姿を「死神」と例えられた。

対峙した沖田にビルごと斬り伏せられるが、ポンデリングに釣られ無事生還を果たす。


バラガキ篇以降しばらくは出ないと思われたが原作がシリアス長編ラッシュになった結果、一国傾城篇にて僅か3ヶ月弱で再登場。
ギャグの場面でも相変わらずの無表情で物騒なボケを飛ばすが、ドーナツが関わると顔芸に走り、目を血走らせたことすらある。
(危険なルールに変更して)缶蹴りに興じたり神楽やそよ姫と協力して衛兵たちを騙したりとノリのよさもみせる。
定定の陰謀により一時囚われるが、解放後は銀時たちとともに定定を追い詰める。
終盤でかつては天導衆傘下の暗殺組織・天照院奈落に所属していたことが判明し、組織内では「骸」と呼ばれていた。銀時や高杉、松陽の過去について知っているような口ぶりだが……。


ちなみに実写版に登場するなら栗山千明を希望しているらしい。
賛否が別れやすい漫画の実写化で銀魂は数少ない大ヒット作になり、実写化では珍しく2作も作られたので3作目があったら登場する…かもしれない。





※以下本編に関わる重大なネタバレにつき注意
【二人の過去】
幼少期に奈落により拾われ暗殺者としての道を生きてきた信女だったが、捕縛された吉田松陽の牢番をしている時に密かに手習いを受けており、松陽の語る「人」の姿に密かな憧れを抱く。松下村塾で学んだわけではないが、彼女も松陽の弟子の一人と言えるだろう。

攘夷戦争終結後、幕府では攘夷浪士の取締を目的に各地のならず者たちを集めさせ浪士組として組織させた。これが真選組の始まりであり、立案者こそが若かりし頃の佐々木だったのだ。当時の佐々木は若さゆえか松平に弄ばれるなどの初々しさもあった。集まった浪士たちの中にはかつての近藤たちの姿もあり、彼らの人物像に対し密かな憧れと対抗心を抱いていた。皮肉にしか聞こえなかったファンというのも紛れもなく彼の本心だったのだ。また当時の彼は新婚の身で身重の妻がおり、多忙な夫が少しでも連絡をとれるようにと妻が携帯を渡したのが彼がメールを始めたきっかけだった。


真選組結成から暫くした頃、当時の幕府にとっての敵対勢力・一橋親子の暗殺計画が浮上。骸ら奈落の子供たちに実行させ、護衛につく真選組に責任を負わせる算段だったが、真選組の存在を惜しんだことと子供たちが手を汚すことに心が揺らいだ佐々木は松平と一計を案じ、暗殺計画を未遂に終わらせることで真選組と子供たちの両方を守った。

しかし、その一部始終を奈落の朧に見抜かれており、制裁として佐々木は帰途にあった妻子を殺害されてしまう。これを境に佐々木は妻子を奪った国と守れなかった自身への復讐を決意し、現場に居合わせた骸を国諸共いずれ自分を斬らせる復讐の道具として傍に置くようになった(ただしこの時の骸は実際には妻子を守ろうとしていたのであり、佐々木も現場の状況からそのことに気づいていた)。


【結末】
茂茂が暗殺された後、真選組や松平を失脚させ警察庁長官についた佐々木だったが、黒縄島で真選組やそれに加担した銀時や桂を始末するべく上陸し復讐の戦端を開く。さらに佐々木の真意を察知した奈落の乱入により黒縄島は混沌と化す。

乱戦の中、かけがえのない存在となった佐々木を斬らなければならない覚悟に涙を流す信女だったが、神楽に諭され自分の心境を自覚する。直後奈落の首領「虚」が参戦し、信女は神楽を庇い重傷を負い、佐々木も砲撃に巻き込まれ重傷を負う。信女は神楽や沖田の助けを得て脱出を図るが、孤立した佐々木は危機に陥る。しかし近藤により助けられ、その口からいつしか信女に情が移りかけがえのない存在になっていたことを彼もまた自覚させられる(信女という名前も本来は生まれてきた自分の娘のために考えた名前だった)。

逃げ切れないと判断した佐々木は近藤に策を授ける。これにより近藤は土方とともに朧を討ち取り活路を開くことに成功する。囮で満身創痍になった佐々木はなおも自分を助けようとする信女や鉄之助に支えられ船に乗り込もうとするが、奈落の敵兵から二人を庇った直後砲撃がタラップに直撃し落下。信女は涙を流しながら必死に手を伸ばすも届かず、佐々木はどこか満ち足りた親のような表情で暗闇に消えていった。


佐々木の死は真選組と見廻組双方から惜しまれ、警察庁長官として哀悼の敬礼を向けられた。またこれにより見廻組は瓦解し隊員の多くは近藤に恩義を感じ真選組に付き従うことになった。信女はその後単身江戸に残り、銀時たちに協力する。これ以降の信女の瞳は、それまでのべた塗からハイライトが加えられるようになった。








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