ベリュドラ

登録日:2010/03/11 Thu 23:08:10
更新日:2025/01/28 Tue 11:26:31
所要時間:約 5 分で読めます






ウオオオオオオオオアアアアアア〜ッ!!!!!俺には絶対に勝てないィッ!!!!!



円谷プロ制作の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するラスボス怪獣。


【プロフィール】


別名:百体怪獣
身長:4000メートル
体重:測定不能
出身地:怪獣墓場
CV:岡部淳也*1
デザイン:木谷太士朗

【概要】

怪獣墓場における最終決戦で、劣勢に立たされたウルトラマンベリアルが怪獣達の魂を集めて作り上げた超巨大な合体怪獣
百体怪獣と書いてるがどうみても百体以上います。『ウルトラゾーン』でもギガキマイラにその事を指摘されていた。
ただし「百」とは数字の100の他、たくさんという意味もあるためあまりツッコむのも野暮と言うものだろう。「百怪獣」じゃなくて「百体怪獣」なんだからそりゃツッコまれる

悪魔のような禍々しい姿をしており、頭部にはローションまみれのベリアルが上半身を覗かせている。
地面から立ちのぼるマグマエネルギーが螺旋を巻いてベリュドラを形作っている感じのため下半身は不明瞭。


体表だけで少なくとも226体以上(後述)というおびただしい数の怪獣が蠢く(もちろん、内部も怪獣が構成している)。
直接攻撃を仕掛けたアストラの足に、ガッツ星人の上半身がしがみついてくるなど、中々の気持ち悪さを見せた。


【能力】

ベリュドラインフェルノ
体表の怪獣達の力で一斉に放つ、広範囲の直線的な必殺光線。
空想科学読本』の検証も考慮すると明らかにオーバーキルである。
なお、ウルトラマンをピンポイント攻撃できる低範囲の稲妻状怪光線タイプもある。



【合体した怪獣】

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE超全集』の完全リストには226体もの怪獣(ベリアル除く)が掲載されている。
●以下『超全集』の完全リストに掲載されている怪獣
作品 怪獣 ベリュドラの部位 備考(ツッコミどころ)
ウルトラQ ゴメス
ウルトラQ ナメゴン 右腕
ウルトラQ ペギラ
ウルトラQ ガメロン
ウルトラQ ゴルゴス
ウルトラQ モングラー
ウルトラQ タランチュラ
ウルトラQ バルンガ
ウルトラQ ガラモン 右腕 第13話の個体
ウルトラQ ガラモン 右の角 第16話の個体
ウルトラQ パゴス
ウルトラQ ケムール人 右腕
ウルトラQ 巨人 当初は悪魔っ子リリーだったが変更された
人間なんだけど…
ウルトラQ ゴーガ 左腕
ウルトラQ トドラ
ウルトラマン ベムラー 左腕 左手小指を構成
ウルトラマン バルタン星人 左の角
ウルトラマン ネロンガ 右腕
ウルトラマン グリーンモンス
ウルトラマン アントラー 右の角
ウルトラマン レッドキング 左の角
ウルトラマン マグラー
ウルトラマン ガボラ 右の角
ウルトラマン ジラース 右腕
ウルトラマン ギャンゴ 右の角
ウルトラマン ドドンゴ 右腕
ウルトラマン ペスター
ウルトラマン ガマクジラ
ウルトラマン ガヴァドンA ただの落書きがなぜ
ウルトラマン ガヴァドンB
ウルトラマン バルタン星人(二代目) 右腕
ウルトラマン ブルトン 左腕
ウルトラマン ザラブ星人 左の角 恩人をパーツ扱い…
ウルトラマン アボラス 右腕
ウルトラマン バニラ
ウルトラマン ケムラー 右の角
ウルトラマン テレスドン 左腕 左手薬指を構成
ウルトラマン ジャミラ 地球人なんだけど…
ウルトラマン グビラ
ウルトラマン ギガス 右腕
ウルトラマン ドラコ
ウルトラマン ダダ
ウルトラマン ゴルドン 左の角
ウルトラマン ウー 子を思う親の気持ちが…
ウルトラマン ケロニア 左の角
ウルトラマン ザンボラー 右の角
ウルトラマン スカイドン 左腕
ウルトラマン シーボーズ 右腕 右手薬指を構成
ウルトラマン ザラガス 左の角
ウルトラマン キーラ
ウルトラマン ゼットン
ウルトラセブン ワイアール星人
ウルトラセブン ピット星人 右腕
ウルトラセブン エレキング 左の角
ウルトラセブン ゴドラ星人
ウルトラセブン ビラ星人
ウルトラセブン ペガッサ星人 右の角
ウルトラセブン キュラソ星人 左腕
ウルトラセブン メトロン星人 右の角
ウルトラセブン チブル星人
ウルトラセブン イカルス星人
ウルトラセブン ナース 左腕 左手人差し指を構成
ウルトラセブン アイロス星人 左腕
ウルトラセブン キングジョー 左腕 付喪神かな?
ウルトラセブン アンノン 左腕
ウルトラセブン ユートム 左腕
ウルトラセブン グモンガ 左腕
ウルトラセブン ベル星人 右腕
ウルトラセブン バド星人
ウルトラセブン ギラドラス 右の角
ウルトラセブン ブラコ星人 右腕
ウルトラセブン ガブラ 左腕
ウルトラセブン ガンダー 左腕
ウルトラセブン ギエロン星獣 右腕
ウルトラセブン ボーグ星人
ウルトラセブン プロテ星人 右腕
ウルトラセブン プラチク星人 左腕
ウルトラセブン リッガー 左腕 左手中指を構成
ウルトラセブン ダンカン 左腕
ウルトラセブン ペテロ 左腕
ウルトラセブン ペガ星人 左腕
ウルトラセブン アロン
ウルトラセブン ガッツ星人
ウルトラセブン ガイロス 右腕
ウルトラセブン フック星人 右腕
ウルトラセブン パンドン 左の角
帰ってきたウルトラマン ザザーン 左腕
帰ってきたウルトラマン タッコング 右腕
帰ってきたウルトラマン サドラ 右の角 『メビウス』版とは別個体
帰ってきたウルトラマン デットン 右の角
帰ってきたウルトラマン キングザウルス三世 左腕 左手親指を構成
帰ってきたウルトラマン ツインテール 右腕 右手親指を構成
帰ってきたウルトラマン グドン 左の角
帰ってきたウルトラマン ゴルバゴス 右腕
帰ってきたウルトラマン ダンガー
帰ってきたウルトラマン ステゴン 右の角
帰ってきたウルトラマン シュガロン 右腕
帰ってきたウルトラマン シーゴラス 右腕 右手中指を構成
帰ってきたウルトラマン エレドータス
帰ってきたウルトラマン ベムスター
帰ってきたウルトラマン サータン 左腕
帰ってきたウルトラマン マグネドン 右腕
帰ってきたウルトラマン ビーコン 右腕
帰ってきたウルトラマン ザニカ
帰ってきたウルトラマン ノコギリン 右腕
帰ってきたウルトラマン グロンケン 右腕
帰ってきたウルトラマン バリケーン 右腕
帰ってきたウルトラマン オクスター
帰ってきたウルトラマン プルーマ 左腕
帰ってきたウルトラマン ムルチ 左腕
帰ってきたウルトラマン レオゴン
帰ってきたウルトラマン プリズ魔 左腕
帰ってきたウルトラマン ブラックキング 左の角
帰ってきたウルトラマン ナックル星人 左の角
帰ってきたウルトラマン バルダック星人 右腕
帰ってきたウルトラマン スノーゴン
帰ってきたウルトラマン ブラック星人
帰ってきたウルトラマン ビルガモ 左腕
帰ってきたウルトラマン コダイゴン 左腕
帰ってきたウルトラマン グロテス星人
帰ってきたウルトラマン グラナダス 左腕
帰ってきたウルトラマン ケンタウルス星人 左腕
帰ってきたウルトラマン フェミゴン
帰ってきたウルトラマン ヤメタランス こいつを混ぜて本当に良かったのか
帰ってきたウルトラマン ササヒラー
帰ってきたウルトラマン キングボックル
『ウルトラマンA』 ベロクロン 右腕
『ウルトラマンA』 カメレキング 右腕
『ウルトラマンA』 バキシム 左の角
『ウルトラマンA』 ガラン
『ウルトラマンA』 アリブンタ 右腕
『ウルトラマンA』 ブロッケン
『ウルトラマンA』 ドラゴリー
『ウルトラマンA』 メトロン星人Jr 左腕
『ウルトラマンA』 ガマス 左の角
『ウルトラマンA』 アンチラ星人
『ウルトラマンA』 ユニタング
『ウルトラマンA』 サボテンダー
『ウルトラマンA』 バラバ 左腕
『ウルトラマンA』 エースキラー
『ウルトラマンA』 キングカッパー
『ウルトラマンA』 ブラックサタン
『ウルトラマンA』 ヒッポリト星人 右腕
『ウルトラマンA』 バクタリ
『ウルトラマンA』 カイテイガガン 右腕
『ウルトラマンA』 サウンドギラー 左腕
『ウルトラマンA』 シシゴラン
『ウルトラマンA』 アイスロン 左腕
『ウルトラマンA』 ガスゲゴン
『ウルトラマンA』 シグナリオン
ウルトラマンタロウ アストロモンス
ウルトラマンタロウ コスモリキッド 左腕
ウルトラマンタロウ ライブキング 左腕
ウルトラマンタロウ キングトータス 右の角
ウルトラマンタロウ ジレンマ 左腕
ウルトラマンタロウ タガール
ウルトラマンタロウ バードン
ウルトラマンタロウ ロードラ
ウルトラマンタロウ ムカデンダー 右腕 右手小指を構成
ウルトラマンタロウ メフィラス星人(二代目)
ウルトラマンタロウ グロン 右腕
ウルトラマンタロウ テンペラー星人
ウルトラマンタロウ カタン星人
ウルトラマンタロウ テロリスト星人
ウルトラマンタロウ モチロン 左腕
ウルトラマンタロウ ベロン
ウルトラマンタロウ サメクジラ
ウルトラマンタロウ バルキー星人
ウルトラマンレオ マグマ星人
ウルトラマンレオ レッドギラス
ウルトラマンレオ ブラックギラス
ウルトラマンレオ ツルク星人 右腕
ウルトラマンレオ ケンドロス 右腕
ウルトラマンレオ ベキラ
ウルトラマンレオ ロン お前レオのペットだろ
ウルトラマンレオ バンゴ
ウルトラマンレオ バイブ星人
ウルトラマンレオ アンタレス
ウルトラマンレオ フリップ星人 右の角
ウルトラマンレオ リットル
ウルトラマンレオ ガメロット 右腕
ウルトラマンレオ オニオン
ウルトラマンレオ ウリンガ よりにもよってゼロと同一人物説のあるコイツを含めるのか……
ウルトラマンレオ アクマニア星人 左腕
ウルトラマンレオ タイショー
ウルトラマンレオ ババルウ星人
ウルトラマンレオ アブソーバ
ウルトラマンレオ ノーバ 右腕
ウルトラマンレオ デモス
ウルトラマンレオ ブリザード
ウルトラマンレオ ブラックテリナ 左腕
ウルトラマンレオ サタンモア
ウルトラマンレオ ブラックエンド
ザ☆ウルトラマン レッドスモーギ 左腕 当初はザザーンのつもりで造形されていたが、既にいたため見た目が似ているコイツということにしたらしい
ウルトラマン80 ギマイラ 右腕 右手人差し指を構成
ウルトラマン80 ラブラス
ウルトラマン80 ガモス
ウルトラマン80 ゲラ
ウルトラマン80 ゾラ
ウルトラマン80 マーゴドン 右腕
ウルトラマングレート デガンジャ
ウルトラマンパワード パワードアボラス
ウルトラマンティガ ゴルザ
ウルトラマンティガ ガクマβ 右腕
ウルトラマンティガ ガゾート 左腕
ウルトラマンティガ レギュラン星人 左腕
ウルトラマンティガ ガギ
ウルトラマンティガ マグニア
ウルトラマンティガ リトマルス 右腕
ウルトラマンティガ オビコ 左腕
ウルトラマンティガ ゴルドラス
ウルトラマンティガ ガタノゾーア 邪神ェ…
ウルトラマンガイア ガンQ
ウルトラマンガイア アネモス
ウルトラマンガイア ミズノエノリュウ 地球の守り神が何故
ウルトラマンガイア ゾンネル
平成ウルトラセブン ネオパンドン
ウルトラマンネオス ザム星人
ウルトラマンネオス キングダイナス 右腕
『ウルトラマンネクサス』 ゴルゴレム
ウルトラマンメビウス サドラ 『帰りマン』版とは別個体
ウルトラマンメビウス ザムシャー 左腕 ほぼ味方側なんですが
ウルトラマンメビウス グローザム 右腕
ウルトラマンメビウス デスレム
没怪獣 ベムラー 右の角 『ウルトラマン』の初期企画『科学特捜隊ベムラー』の主人公
没怪獣 クラプトン 左腕 『ウルトラQ』の没怪獣


これだけでもものすごい数だが、実際はもっと多くの怪獣が確認出来るらしい。
●以下『超全集』の226体に掲載されていないがベリュドラの体表に確認出来るらしい怪獣
作品 怪獣 備考
ウルトラQ ボスタング 真偽不明
ウルトラマン ヒドラ 真偽不明
帰ってきたウルトラマン アーストロン 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
帰ってきたウルトラマン ゴーストロン 真偽不明
帰ってきたウルトラマン モグネズン 真偽不明
帰ってきたウルトラマン ザゴラス 真偽不明
帰ってきたウルトラマン ヤドカリン 真偽不明
『ウルトラマンA』 ルナチクス 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
ウルトラマンタロウ ミニトータス 真偽不明
ウルトラマンタロウ クイントータス 真偽不明
ウルトラマンタロウ デッパラス 真偽不明
ウルトラマンタロウ タイラント 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマン80 ホー 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマン80 サラマンドラ 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマン80 ダロン 真偽不明
ウルトラマン80 ザタンシルバー イベント展示の造形物やソフビで下腹部あたりにいるのを確認
ウルトラマン80 ファイヤードラコ 真偽不明
『ウルトラマンUSA』 ズーン 真偽不明
ウルトラマングレート ゴーデス 真偽不明
ウルトラマンティガ ファイヤーゴルザ 真偽不明
『ウルトラマンネクサス』 ガルベロス 真偽不明
『ウルトラマンネクサス』 フログロス(B) 真偽不明
『ウルトラマンネクサス』 バンピーラ 真偽不明
ウルトラマンメビウス ケルビム 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
ウルトラマンメビウス グロマイト 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマンメビウス ロベルガー二世 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
ウルトラマンメビウス ゾアムルチ 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマンメビウス リフレクト星人 体表の怪獣が蠢くカットでトゲがエレキングと同じ部位にいる
ウルトラマンメビウス アングロス アストラにしがみついたガッツ星人の後ろに確認
ウルトラマンメビウス ジャシュライン 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
ウルトラマンメビウス アリゲラ 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 ガッツ星人 アストラにしがみついた(ベリュドラの後頭部を構成するガッツ星人は『セブン』版)
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 ナックル星人 真偽不明
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 テンペラー星人 真偽不明
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』 キングジョーブラック 真偽不明
大決戦!超ウルトラ8兄弟 キングゲスラ 体表の怪獣が蠢くカットでゼットンやバードンと同じ部位にいる
大決戦!超ウルトラ8兄弟 キングパンドン 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
大決戦!超ウルトラ8兄弟 キングゴルドラス 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
大決戦!超ウルトラ8兄弟 キングシルバゴン 体表の怪獣が蠢くカットで尻尾がエレキングと同じ部位にいる
(映像では確認出来ないがムック本で確認)
大決戦!超ウルトラ8兄弟 スーパーヒッポリト星人 体表の怪獣が蠢くカットでエレキングと同じ部位にいる
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE プレッシャー星人 真偽不明


なお、『超全集』の検討用3Dモデルの作業指示には存在したものの、造形作業時に別の怪獣に差し替えられて完全リスト226体に入らなかった怪獣もいる。
●以下『超全集』の作業指示表にのみ掲載されている怪獣
作品 怪獣 当初のベリュドラの部位 備考
ウルトラQ ラゴン 体(背中) 3Dモデルでは背中の2本の触手の付け根の間。
造形物ではバド星人に差し替わっている。
ウルトラQ 悪魔っ子 体(背中) 巨人に差し替えられたと明かされている
ウルトラQ ピーター 体(右脇腹) 3Dモデルではペスターの下、マグマ星人の上、グリーンモンスの左。
造形物ではその位置に何もおらずベリュドラの筋繊維となっている
ウルトラマン ピグモン 右の角 位置的におそらくガラモン(16話)に差し替えられたと考えられる
ウルトラセブン ペロリンガ星人 体(背中) 3Dモデルではロンの上、ガメロンの下
『ウルトラマンA』 ギロン人 体(左胸) 3Dモデルではフェミゴンの下、アネモスの上。
造形物でもその位置にギロン人らしき造形がなされているが塗装されておらずただのコブのように見える。
ウルトラマンレオ ギロ星獣 体(右胸) 3Dモデルではブロッケンの下、ペスターの上。
造形物ではその位置に何もおらずベリュドラの筋繊維となっている。
指示表では誤って『ウルトラマンタロウ』の怪獣となっている。
ウルトラマン80 ホー 体(左脇腹) 3Dモデルではグビラ*2の下、ダンガーの上。
造形物ではその2体の間に隙間が無い。



●総括

怪獣のチョイスに世界観の壁は一切無視され、手当たり次第かき集めたせいか、
  • 味方怪獣や善良な怪獣(流石にピグモンはいないが)
  • 魂がどうとか関係ないロボット
  • 最強クラスのラスボス
  • 映像には実際には登場しなかった没怪獣
  • 劇中では死ななかった奴(その後寿命か、再生シーゴラスのように別個体が死んだ可能性はあるが)
  • 人間が直接演じた巨人
  • 地球人のジャミラ
  • 事態の大混乱を招きかねないヤメタランス
  • ゼロとの関係で色々囁かれるウリンガ
までもが含まれており、まさにカオス。
一部どう考えてもサイズ合わないだろという連中も混じっているが、当初は『ウルトラQ』の悪魔ッ子リリーまで候補にあったらしいので細かい事は気にしたら負けだろう。
そのせいか、一部の思い入れの強いファンからは首を傾げられているが、あくまで円谷の悪ノr……ファンサービスなのだろう。どうしても納得できない人は、ただのそっくりさんだと脳内補完しよう。
全体像はムック本『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE Visual File』(角川書店)で確認可能。



【その他】

過去の映画に登場した巨大怪獣(Uキラーザウルス・ネオギガキマイラ)と違い、CGではなく実際に造形物が制作されている*3
体表の怪獣のほぼすべてに目が光るギミックを仕込む手の凝りようである。
おそらく全怪獣の中で最も細かいディテールが要求される造形物のため
  1. デザインを3DCGデータで作成する。
  2. 光造形機(3Dプリンタ)でデータから樹脂製のモデルを作成する。
  3. 樹脂モデルを参考に部位別に粘土彫刻を彫る。
  4. 粘土彫刻から型取りする。
  5. 型から着ぐるみとして焼き込む。
という手順を取っているとのこと。
頭部に至ってはアップ用の実寸大も制作された。
ただし巨大な翼は途中の部分までしか造形されておらず、翼全体が映るカットはCGで処理されている模様。
またベリュドラ出現時やレイの干渉を受けた際の体表の怪獣たちが蠢くカットは「スタッフ達が各怪獣の着ぐるみに入り、床に寝転がって動く」という方法で撮影しており、実は怪獣の配置がメインの造形物とは異なっていたりする。


●ちなみにウルトラ怪獣の玩具といえばソフビ人形が定番だが、2009年12月19日に「ウルトラ怪獣シリーズ2009MOVIE 百体怪獣ベリュドラ」が箱入りで発売された。
22cmとビッグサイズな上、定価が3,675円もするがその値段に見合った高クオリティソフビである。
ちなみにソフビだとガンQは凄い目立つ。
造形がしっかりしているため表面の全怪獣を塗装した強者も多数いる。

後にダウンサイジングされた「ウルトラ怪獣DX ベリュドラ」(2017年3月18日発売。定価3,080円)と、
さらに小さくなり定番ソフビサイズとなった「ウルトラ怪獣シリーズ117 ベリュドラ」(2020年2月15日発売。定価770円)が発売された。
どちらも『ウルトラ銀河伝説』当時のものよりはスケールダウンされており特に2本の触手は胴体と一体成形になったものの、ソフビ表面にベリュドラを構成している怪獣がびっしりと細かく書き込まれているのは変わっておらず、そのクオリティは決して低くない。


●ライブステージ『ウルトラヒーローズ THE LIVE アクロバトルクロニクル2015』ではネオ・ベリュドラが登場。
頭と両手しかない巨大バルーンでの登場となった。
さすがにバルーンでは細部再現が難しかったのか、ベリュドラ最大の特徴である「体表に多数の怪獣が蠢いている」ことはないがバルーンがまだら模様になっておりライト照明のおかげでオリジナル版ベリュドラのような様相を呈している。


●後に「ベリアルが他の怪獣達と合体する」というベリュドラを生み出すためのアイデアは、8年後に『ウルトラマンジード』にてベリアル融合獣という形で再び日の目を見ることになる。






※以下ネタバレ





劣勢だったベリアルの挽回とばかりに、ウルトラマンウルトラマンレオアストラウルトラマンダイナウルトラマンメビウスレイEXゴモラZAPクルーウルトラマンゼロの最終決戦メンバーを追い込んだが、レイがギガバトルナイザーを通じて怪獣の魂に語りかけたことで、強制的に合体させられていた怪獣達の魂が反抗。
最後はベリュドラの構成が崩れかけたところを、ウルトラマンの八つ裂き光輪、レオとアストラのウルトラダブルフラッシャー、ダイナのソルジェント光線(チャージ版)、メビウスのメビュームダイナマイト、EXゴモラのEX超振動波、ZAPのペダニウムランチャー、そしてゼロのプラズマスパークスラッシュの一斉攻撃を受けて完全に崩壊した。



当のベリアルはその後……。



追記・修正は、ベリュドラを構成している怪獣の元ネタを一目で全部把握できた方がお願いします。

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最終更新:2025年01月28日 11:26

*1 唸り声のみ。『ウルトラ銀河伝説』のプロデュース・脚本・ビジュアルスーパーバイザーも担当

*2 このグビラは造形物ではカヴァドンAに差し替わっている

*3 着ぐるみとギニョールを合わせたような構造で、頭とボディ、両腕の計4人で動かしているとのこと。