リパラオネ教フィシャ派(理:lipalaone'd tersefixa)とは、リパラオネ教の教派の一つ。
概要
リパラオネ教の主流を成す一派であり、
ユエスレオネ連邦加盟国及び
PMCFのフラッドシャー連合公国とヴェフィス共和国、その他ユエスレオネ連邦の影響圏下にあった国々のリパラオネ教の大半はフィシャ派を信仰している。
その名の通り、教祖である
レシェール・フィシャ(フィシャ・レシェール、またはタルフ・レチ、ターフ・レチ)の正統で純粋な後継者であることを自認する派閥である。
なお、フィシャ派の総本山たるフォン・フィアンシャは
フィーナ・フォン・フィアンシャであり、フィシャ・フォン・フィアンシャではない。
教義
唯一神信仰
リパラオネ教に共通することではあるが、フィシャ派はその信仰においては唯一神であるアレフィスの信仰唯一性を重視している。このため、他の派閥とは異なり説教などにおいて神族を重視したりすることが無いほか、神族がよく登場するファシャグノタールや
スキュリオーティエ叙事詩などの教典をそれほど重視しない。
代わりに、アレフィスが直接下したとされる八戒と
アンポールネムの記述を守ることを重要視している。
「死」の重視とその基本的教理
フィシャ派の特徴は他の派閥よりも直接的に「死」を重視することにある。つまるところ、死への恐怖や親しい人の死に面するという運命に際して、それを理解することによって自らの身の振り方――人生を考えていくことを本分としている。他の派閥が現世や来世における救済を重点的に説くのに対して、フィシャ派は現状に追加されるプラスの利益よりも既に与えられたマイナスである破滅的な結果や恐怖を取り除いていくことで現状をプラスにしていくという思考を持っているとされる。故にフィシャ派は積極的な布教などはせず、信者に何かを強制したりすることは滅多に無い。
これはターフ・ヴィール・マヴィヤなどの比較宗教学者の観点からリパラオネ系民族の信仰において特徴的なものであるとされている。
禁酒・禁煙の戒律
フィシャ派はリパラオネ教の中でも最も強く禁酒・禁煙の戒律を信じているとされている。
最終更新:2024年06月10日 00:06