クローメ(理:klorme)とは、中世ファイクレオネに由来する学院である。日本語では「詩学院」などとも訳される。


概要

 クローメではスキュリオーティエ叙事詩に範をとった韻律詩が主に教えられ、王侯貴族に頌歌などを歌う詩人の育成を担った。王侯貴族がクローメのパトロンとなるのは文化の守護者として名誉なことであり、また十分な富の象徴ともなった。中世において大きな存在感を示す組織であり、リパラオネ文学に与えた影響は計り知れないものがある。
 18世紀における市民革命以降は没落し、一部のナショナリズム的文学意識に対応する大家クローメが生き残ったほかは殆どが書店や大学、私立学校組織などになっている。ユエスレオネ内戦期ではイェスカがスキュリオーティエ叙事詩を称揚していたことから、政府派がクローメの学生や教師を拘束、尋問するなどの事件が起こった。革命以降、クローメは伝統的な詩学院として少数が残るのみとなっている。

所属する人々

  1. ジェパーヴァルガンテス……ヴァルガンテ集団の長、クワイテン、デルネン、フランとで三つ存在する。
  2. ジェパーヴァルガンテスズィンス……ヴァルガンテの長
  3. ジェパーラユム……団体長
  4. ジェパークローメ……詩学院長
  5. クローマ……教職詩人
  6. レーンクローマヴェー……詩学院卒
  7. ネフクローマ……非教職詩人
  8. クローマインス……門下生
  9. ヴォータグ……写字生
最終更新:2022年05月29日 18:45