スキュリオーティエ家/ファーラン・ド・スキュリオーティエ・エトワロー - 総合創作サークル「悠里」

ファーラン・ド・スキュリオーティエ・エトワロー・ファーリハイト

淮語: Faéran de Skyliautie-Aitoilaut faéliheité
理語: skurlavenija skurlavenija farvija fon skurfar

リナエスト紛争時、騎士憲兵隊近衛部隊を鼓舞するファーラン（先頭）

生年月日	1964年2月19日
出生地	クワイエ共和国・リエナード州
民族	ヴェフィス系ヴェフィス人
最終学歴	ヴィンスユンク陸軍士官研究院
所属組織・政党	自由進歩革新戦線→ヴェフィス共和国騎士憲兵隊・ヴェフィス帯刀騎士団
貴族家	スキュリオーティエ・エトワロー家
階級	・自由進歩革新戦線大佐・ヴェフィス共和国騎士憲兵隊長（大将）／ヴェフィス帯刀騎士団長・ファリアガード条約に基づくシェルト・アンギルの支配者たるシャン及びヴェフィス共和国の君主たる大公位に仕えるヴェフィサイト主家長
勲章
渾名

「手に持ちし銃(つつ)は我が親愛なる兄御前レイヴァー殿に、この身は我が高貴なる君主ジア陛下のために捧ぐ！」
――ヴェフィス帯刀騎士団長就任演説、ファーラン・ド・スキュリオーティエ・エトワロー・ファーリハイト

ファーラン・ド・スキュリオーティエ・エトワロー・ファーリハイト（淮：Faéran de Skyliautie-Aitoilaut faéliheité、理：skurlavenija skurlavenija farvija fon skurfar）とは、ヴェフィス共和国の軍人、政治家。ヴェフィサイト主家たるスキュリオーティエ・エトワロー家の家長。ヴェフィス共和国騎士憲兵隊隊長（大将）、ヴェフィス帯刀騎士団団長（ヴェフィサイト主家長）。

略歴
人物
ギャラリー

略歴

　1964年2月19日、クワイエ共和国のリエナード州にて、スキュリオーティエ・エトワロー家の当主ミーシア（Miéchia）のもとに長女として生まれる。
　スキュリオーティエ・エトワロー家は公国時代に貴族家となったスキュリオーティエ本家の元につくヴェフィサイト主としてのスキュリオーティエ分家であり、その関係性は神聖契約を通して近代まで続いていた。
　このため、ファーランは古典的な軍事教育と共に、新たな近代的軍事技術に触れていった。父親のベーリア（bailia）は、家柄の背景から社交界を通して、クワイエ軍事産業のトップであり、そのこともあってファーランは若い頃から最新の軍事技術を次々と目の当たりにした。
　2000年（36歳）、大災厄が発生すると現在のPMCFの父島に避難した。当初からファーランは、リパラオネ連邦共和国ナジャールト地域の知事であったターフ・クリェーギヤらユナ系リパラオネ人を中心とするヴェフィス暫定政府に不満を持っており、早期からスクーラヴェニヤ・アプラータフィス率いる自由進歩革新戦線に加入。類まれなる戦争計画と先見性は周りから評価され、地位は大佐にまで登った。
　2002年（38歳）、スクーラヴェニヤによって全ての戦闘計画を実行に移すように命じられると、ファーランは放送局や政府官邸などを次々と占拠し、政府のユナ系リパラオネ人の逮捕・自宅軟禁及び解任までの監視を指揮し、その全ての計画は抜け目なく、完全に実行された。
　クーデター成功後、自由進歩革新戦線は統一国民戦線という政党として生まれ変わるが、ファーランは統一国民戦線には参加せず、自らの処遇を待った。結果としては、大公たるスキュリオーティエ本家のヴェフィサイト主を現代化したヴェフィス共和国騎士憲兵隊・ヴェフィス帯刀騎士団の地位であり、ファーランはこれを認め、隊長かつ団長の道を歩むことになった。

人物

レイヴァー・ド・スキュリオーティエとの親交が深く、就任時も彼について言及している。レイヴァーは、本家から送られた兄貴分であり、ファーランは身分的に慕っていたが、後に語るところではレイヴァーの優しい性格に触れたファーランは、他のスキュリオーティエ・エトワロー家関係者と同じように、本家からの蔑みから彼を擁護したという。
忠義に厚く、君主であるジアが失言をするたびに「陛下に仇成す者は騎士団員でも斬り捨てる」と発言している。しかし、本人は政治的には中道的であり、ジアの右傾化した言動には辟易している面も見られる。
ヴェフィス語の成句 "fierés welles no faicets"「銃で斬り捨てる」は「堅苦しい言葉遣いのせいで何がなんだか分からなくなっている」という意味を表すが、これは2046年9月12日のジアの失言に対して、ファーランが述べた「再三言っているが、度を過ぎた批判はチャフィオフェスを超えるもので、銃で斬り捨てるに値する」に由来する。ヴェフィス人でさえ「銃で斬り捨てる」は割と意味不明な発言であり、ネットで拡散され、俗な表現として人口に膾炙している。